今回の現地での主なミッションは二つあって、ひとつはMM2Hのビザ取得、
もうひとつは、12月からの住まいとなるコンドミニアムを探すことです。

MM2Hのビザ取得のための本承認手続きについては、情報が比較的容易に、
入手でき、事前準備も十分できたので、さほどの心配はありませんでした。
そして、ほぼ予定どおりにミッションをコンプリートできたと思います。

しかし、もうひとつのミッションの方は、大いなる不安がありました。

実は、私の今までの人生の中で、見知らぬ土地での新たな住まいに関し、
これほど心したことはないのです。

ほとんどの場合、赴任先にてほぼ自動的に準備されていましたし、
最後は実家に戻ったものですから、見知らぬ土地で住まいを探したり、
現地の不動産屋さんと交渉したり、丁々発止のやりとりをした経験が
まったくないのです。

いや、まったくないと書いてから、そう言えばと思い出しました。
埼玉で購入し、現在は長男夫婦が住んでいるマンションがある訳だから
まったくないと言ったら嘘になりますが、よく知った土地でしたし、
そういう意味では右も左もわかった上でのことでしたので、今回とは
状況が異なります。

しかも、今回は場面が海外です。
右も左もまったく分からず、もちろん言葉の問題だってあります。

日常的な言葉の不安はそれほどないのですが、経験外の専門用語での
やりとりで、果たして抜けなく十分にできるのかと不安です。

と言うことで、現地の不動産関係の用語や法規的なことなどを俄かに勉強したり、
ネット上のいろいろな情報を参照しながら、自分なりに準備はしたつもりですが、
それでもまだまだ不安は拭えません。

でも、これもチャレンジ、難儀であればあるほど成し得た時の満足感は大きい筈、
そう考えて、独力でのコンド探しにチャレンジしました。

先ず、Malaysia's No.1 Property Web Siteとの触れ込みのiProperty.comなどで、
マレーシア、特にKL地区での物件の相場みたいなものをざっと把握し、さらに、
現地の日本人の方々のブログなどを参考にした上で、iPropertyのMy Property に
Wanted(希望物件の掲示)を出しました。

このiPropertyなどの不動産関連サイトには、賃貸コンド物件も山ほど掲載されて
いるのですが、写真がまったく載ってなかったり、載ってても外観のみとか、
室内の一部の写真だけだったりして、Descriptionを読んでもProperty Detailsを
読んでも物件イメージがいまいちピンときません。

まして、住所を見てもその地域が果たしてどのようなところなのかなどは、
まったくイメージが沸かない訳で、このiPropertyで、この物件希望などと、
手を挙げることは難しいと判断したのです。

そこで、判る範囲でこちらの希望を述べ、条件に見合う物件を求むと、
iPropertyの掲示板にWANTEDを出したのです。

マレーシアの賃貸コンド(日本ではマンション)は、日本と大きく違い、
建物の中のユニット(一軒一軒をユニットと言います)ごとにオーナーがいて、
そのユニットを不動産会社に所属する各エージェントが仲介するのです。

中には、同一のユニットを複数のエージェントが仲介しているケースも
あるそうで、複数のエージェントに下見を世話してもらう時には、稀に
同一のユニットを重複して下見してしまうなどのケースもあるそうです。

これらのことから、日本とは違い、特定の大手不動産屋さんにすべてお任せ、
と言うわけにはいかないようで、それぞれのエージェントさんに仲介を
お願いせざるを得ないのです。

でも、ここで気になるのが、エージェントさんの信頼度というか信用度です。
いろいろな方のクチコミによると決して良心的なエージェントばかりでは
ないとのことです。
しかし、そんなことは判る筈もありません。とにかく会ってこの目で確かめる
以外に手はないのです。

こんなことを考えていると益々不安が募ります。

やはりここは、日本人エージェントか、もしくは日本語のできるエージェントを
頼るべきかと迷いました。

ネット上にはそんな代理店さんがいっぱい載ってます。

現地事情に精通した日本語のできる方に頼めばことは簡単に済むでしょう。
安心・確実なのでしょう。でも、それでは私の意図するチャレンジになりません。

悩んだあげく、そうだ、最後の押さえとして、お願いしておこう。
先ず、iProperty経由のエージェントとやりとりし、うまく行きそうもなかったら、
最後の切り札のエージェントさんにお願いしようと、ずるいようだけど、
そう考えたのです。

そこで、ロングステイ財団のメルマガに載っていた、MM2H代理店のJ社さんに
メールしてみました。J社さんはそのHPで「不動産アシストお任せ下さい」と
謳っているのです。

J社のKL本社にメールしたのですが、返信には、MM2H個人申請の方は原則として
引き受けしないのだが料金をいただければ対応すると、記載されていました。
さらに、当社は不動産エージェントではないので、信頼に足るエージェントを紹介
するのみだが、それで良ければ具体的な希望条件を言って下さい、とのことです。

えっ?なんだ不動産仲介は直接しないのか?
それに言い方というか文面がちょっと個人申請者には冷たい感じがしましたが、
営利目的の業者さんとしてはそれも当然のことなのだろうと思い、
さらに単なる紹介料としては随分高い気がしましたが、ここはRM300を支払い、
J社の言う信頼できるエージェントさんを紹介してもらうことにしました。

と言うことで、出国前にJ社の担当の方(男性)と何度かメールでやりとりをして、
私がKLに到着後、改めて日時調整をしてJ社のオフィスに伺うことにしたのです。

一方、iProperty経由のエージェントさんですが、出国までに3名の方からメール
をもらいました。それぞれ私が提示した希望条件に見合う物件探しに協力したい
との申し出です。

さて、どうしようかと思案しました。

会ってもいない外国の方を評価することなどできるわけもないし、メール添付の
コンドのデータを見てもイメージが沸かないし、効率的にコンド探しをするには、
どのような段取りでやれば良いのだろうと考えた訳です。

KLでの日程は、予備日も十分にとってはあるものの、当初の優先順位としては、
MM2Hビザ取得が第一です。その合間を縫って、コンド探しをする、そして、ビザ
の取得が完了したら、本格的にコンド探しをして、最後に決める、そう考えて
いました。

iProperty経由のエージェントさんのうち、出国前に十数回もメールをやり取りし、
こちらの希望条件の詳細を理解し、下見予定のコンドの写真などを何枚も送って
くれて、熱心さが際立つWさんと言うエージェントさんと最初にコンタクトする
ことにしました。

もちろんWさんには、私は複数のエージェントにお世話をお願いしているので、
もしあなたの仲介で条件に見合う物件が見いだせなかったら、他のエージェントの
仲介物件に決める場合もあるが、それでも良いかとの当方の問いに対し、
快くOKと言ってもらってました。

そして、KL到着です。
到着してまもなくレンタル携帯にWさんからのコールが入りました。
落ち着いたら、下見の日程を決めたいから電話下さいというものです。

これから、先ずはMM2Hビザ取得のための手続きに入るので、
日程の都合が付き次第こちらから電話しますと応えました。

メールでは何度もやりとりしましたが、声を聞くのは初めてです。
若い女性の声ですが、電話口の向こうでとても緊張しているらしい
様子が感じられます。

第一印象はグッドです。

そして翌日、9月20日から半日ずつ下見ツアーの日程を準備できる
と電話し、初日は20日の朝、ピックアップしてもらうことになりました。

さて、初対面です。朝9時にホテルロビーでとの約束なので、
5分前に下りましたが、Wさんはなんと30分前に到着して待って
いたとのことです。拝見したところ、私の長女と同年代ぐらいでしょうか、
とても良い感じですが、一番は控えめなところだと思います。

決してキャリアウーマン然としたテキパキ的な人には見えません。
どちらかと言うと、静かで控えめで、なにより真面目な感じの方です。

KL郊外のお住まいらしく、その日は朝7時半に家を出たのだそうです。
そのために、まだ真っ暗な5時にアラームをセットしたとも言ってました。
フリーカメラマンの夫君に、日本の方のお相手をするなら、時間に厳しく
しないといけないと助言されたとのこと。なんとも微笑ましいじゃ
ありませんか。

このWさん、Very Goodです。

もちろんTrustworthyかどうかはまだ見極めないといけないが、私も長年、
人を見てきた人間です。小一時間も話をすれば大体その人となりが判る
つもりです。そういう意味では、大当たり(Wさんに失礼かも)だと
思います。こりゃ、ツキがあるのかも知れないなどと内心思いました。

そして、Wさん運転の車に同乗して下見ツアーの出発です。
下見の物件は、やはりいろいろな要素、例えばその所在の地域、コンド建物の
築年数、付帯施設、セキュリティ及び周辺環境、また、ユニットの大きさ、
間取り、付帯設備などなど、それはいろいろです。

以下、今回の下見ツアー(Wさんの紹介物件だけではありません)で巡った
各コンドミニアム内外の写真をランダムにアップしてみます。

もちろん、写真は下見した物件の全部ではなくほんの一部です。
この中には最終的に契約した物件の写真や周辺の街並みも一部入っていますが、
ご参考までにご覧下さい。

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このようなプールはどのコンドにも付帯しています。

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シーリングファンはいいですね。

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キッチンユニットは、日本のものに比べてシンクが小さい気がします。

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ほとんどのコンドにはミニマートなどがあります。
これは、コンドのすぐ隣にある24H営業のセブンイレブンです。

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現在まだ開発進行中の区画にある新築物件です。
付帯施設も素晴らしくきれいです。

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オープンバスです。
いくら高層階でもちょっと抵抗感がありますね。

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エレベーターホールですが、どこも結構広くていい感じです。

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バルコニーからのviewですが、見えているのはミッドバレーのビル群です。

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メインベッドルームです。

下見した物件のほとんどは3ベッドルームに3バスルームです。
そのうちのメインバスルームにはバスタブをとの条件を提示していました。

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これは、最終的にここに住もうと決めた街、モントキアラです。

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これもモントキアラです。

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各コンドのゲートには24時間のセキュリティガードが詰めています。

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各コンドの共用施設などの清掃管理など、とても行き届いているようです。
ちなみに、日本でいうところのマンション管理費は、こちらでは大家さんが
全額負担するというのが多いそうです。

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リビングもまちまちですが、日本の普通のマンションに比べれば広いのでは
ないでしょうか。もちろんこれは私の知る限りではということです。
ご参考までに、今回最終的に決めたユニットの広さは約1300平方フィート、
つまり約120平方メートルです。
毎月の賃貸料などを考慮に入れれば、日本では信じられないほどです。

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付帯のジムです。

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バスもいろいろです。
サブのバスルームには、バスタブはありません。
シャワーだけですが、その給湯器は電気式の壁面取付タイプがほとんどでした。
メインバスルーム用には天井に電気温水器が隠れていました。

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これも、モントキアラです。
今回の下見ツアーでは、タマンデサ、ダマンサラ、ミッドバレー、TTDIなど
いろいろ巡ってみました。ちょっと見では判断できないのかも知れませんが、
独断と偏見で見てみると、やっぱり街のきれいさ、セキュリティなどが際立って
いるような気がします。外国人が多く住む街で日本人も多いのだそうです。

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と言うことで、今回はちょっと長い記事になりましたが、
KLのコンドミニアム下見ツアーのリポートでした。

次は、本稿では時間がなくて書けなかったので、
J社のKL本社を訪問した際に感じたことや、
その紹介エージェントさんによる下見ツアーことなど、
どちらかと言うと、あまり愉快でなかったことも含み、
差し障りのない範囲で書いてみたいと思います。

ではまた。。
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