拍子抜けするほどの静かな朝

昨日の第14回マレーシア総選挙の結果は、皆さん既にご承知のことと思いますが、大方の予想に反し、野党連合(PAKATAN HARAPAN)の勝利に終わりました。

マハティール

実は、このことで私の首も当分繋がり、大いに安堵しています。

どういうことかと言うと、私はこれまで、もし今回の選挙結果が私の期待(野党勝利)を裏切る結果となった場合は、すぐさまこの国に見切りをつけて本帰国することを決心していて、周囲にもそのことを宣言していたのです。

なぜそんなことを?と他人は私に興味深く尋ねるのですが、私のこの国に対する情熱や思い入れは、きっと誰にも負けていない。このブログにもしばしば書いていますが、この国に埋もれ溶け混んでしまいたい、マレー語をマスターしたいと思うのもそのせいだし、私のすべての行動の:原点は実はそこにあるのです。

私は、他の大方の日本人の方とは違って、この国に定年後の余暇を楽しみに来ているのではない。残された人生でまだ何ができるかを試したい、雨垂れ、石をも穿つ、と言う故事のごとく、例えかこんな老人であっても、こつこつと努力して、この国の人たちと共に何ごとかを成してみたいのです。

なので人一倍この国とこの国の人たちに対する思い入れが強いのだろうと思っています。

それだけに、この国の人たちが、私の期待にそぐわない、つまり、私が極端に忌み嫌う汚職や、不正義や法に背くことも厭わない、変革を求めようとしない、だらしのない、意気地のない、命を賭して闘わない国民だと知ったら、それだけで、私のこの国とこの国の人たちに対する興味は一気に失せる。ならば、私はもうこの国に居続けようとは思わない。冗談ではなく本気でそう考えてました。

今回のマレーシア総選挙は、メディアや調査会社や選挙アナリストと言われる専門家たちによる選挙前の事前予想も、中間予想も、選挙前日の直前予想も一貫して与党有利。ポピュラーボート(得票数)は前回同様に与党を上回るかも知れないが、政権奪取までには至らない、そんな見方が圧倒的でした。

それはそうなのでしょう。ナジブ側がこれでもかと繰り出す、ダーティな戦術、選挙区割りの変更改悪、アンチフェイク法の制定、マハティール氏の創設した政党への解散命令、野党連合統一旗の使用禁止、挙句の果ては、マハティール元首相のポスター写真掲載禁止などに加えて、恥も外聞もない大っぴらな現金配りや日常生活用品・家電製品、はたまたバイクに至るまでの物資バラマキ大作戦などなど、、、これでは、野党は善戦は可能だろうが政権奪取には至らない、こう予測したとしても当然だろうと思います。

しかし、私はそう見ていませんでした。回を追うごとに急速に膨れ上がる野党連合主催のチェラマー(集会)参加者数、参加者たちの地響きのような呻きや歓声などを耳にし目の当たりにして、これは明らかに前回とは何かが違う。ムルデカセンターなどの世論調査会社が実施する電話調査結果には決して表れない、サイレントマジョリティの存在が選挙を決める、そう読んでました。

しかしそうは言っても、選挙は水物。どこまでも不誠実で傲慢なナジブ首相と取り巻きの大臣たち。挙げればキリがないほどの毎度毎度の言いたい放題。これなど、実態が読めていないのか、あるいは見て見ぬふりをするエレファントインザルーム状態だったのかは知らないが、彼らのあの大層な自信には正直言って私もかなりの不安を感じていました。

いずれにしても、結果オーライで本当に良かったです。

これでマレーシアも救われる。リンギットだって、今朝ほどは若干安くなってましたが、早晩元に戻り、マハティール新政権が予定通りに始動すれば、リンギットの回復は意外に早いだろうと私はみています。

そうそう、マハティール氏が勝ったので、今日と明日は公休日なんですね。今回の選挙に関し、書きたいことは山ほどもあるのですが、病み上がりと言うこともあり、今日はここまで。またすぐに続きを書きます。

それにしても今朝は意外に静かな朝です。先ほどローカルのテレビ各局をチェックしてみたのですが、選挙特番を組んでいる局は皆無。各局とも、まさかナジブ政権が負けるとは思ってもいなかったのでしょうね。

TV1とTV2のRTM系はいつも通りの番組、民放最大のTV3に至ってはテレビショッピング、TV7はカートーン、8TVとTV9はドラマ、、などなど。。これ、日本なら、当選議員や落選議員、各党本部の喜びの声などなど大騒ぎですよね。まったく驚きです。

今日はこれから、マハティール氏が王宮を訪れ、国王に謁見して行われる首相就任の宣誓式がありますし、目が離せません。ところで、NAJIB MANA ? BETUL KE BATALKAN SIDANG MEDIA DI PWTC @11.00? TAK PERCAYA YA?

ではまた。。


追記(2018.5.10 18:58)

何かが変です。今、ネットテレビで、マハティール新首相の宣誓式の中継映像を見ているのですが、本来計画では朝9時半予定が、どういうことか、最初に、本日はなしの情報、その後夕方5時からと変更になり、マハティール氏は夫人同伴、野党連合の党首夫妻同伴の上、4時40分には王宮に到着し、謁見の間にてもう2時間以上も待っているのにまだ始まらないのです。

それどころか、王宮からの中継映像もブラックアウトになり、なんの情報もなし。ネットのコメント欄には様々の憶測情報が流れ始めています。単なる技術的な問題とか、あるいは手続き上の問題ならば良いのですが、それにしても余りにも待たせ過ぎですよね。

気になるのは、午前11時過ぎに行われた、ナジブ氏の記者会見です。内容を概括すれば、選挙結果には従うとしながら、議会制民主主義においては、単独過半数を獲得した政党でなければ、政権を担当することはできない。その場合は、マレーシア憲法の規定により、国王にその決定が委ねられるのだ、と述べたことです。

このことが、法律上正しいのかどうかは分かりませんが、ひょっとしてこのナジブ発言が影響しているのだろうか。不思議は深まるばかりです。

ふざけた話です(2018.5.10 19:21)

今、新首相の宣誓式の開始時間が午後9時半に延期になったとの情報が入りました。まったくふざけた話です。これでは国民が選んだ新首相に失礼ではありませんか?ネット上にはそんな怒りの声が溢れています。

ようやく宣誓式が始まりました(2018.5.10 21:40)



なぜここまで遅れたのかは分かりませんが、先ほどようやく始まったようです。TV2にて中継映像が流れています。読者コメントによると、選挙結果が王宮に届いたのが午後3時頃とか?もし、本当だとすれば、随分のんびりした仕事じゃないですか。これ、まだ脚を引っ張りたいEC(選管)の仕業ですかね?


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