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ラオス寝台バスの旅 聞きしに勝る狭さかな(DAY1)

当日は、朝4時にGrabではなくUberをコール(※)、今回旅のバディ、スイスオヤジのピーター(以下P氏と呼称)を途中でピックアップしてKLIA2に向かいました。※なぜGrabではなくてUberなのかと言うと、実は直前まで知らなかったのですが、立ち寄り場所(ピックアップ/ドロップオフポイント)を追加した場合の運賃が、なぜかGrabよりUberの方がずっと安いのです。

ただしこれは要注意ですけど、Uberの場合は、アプリの場所追加の方法が明快ではなくて、私など何回か試しているうちにうっかりオーダーが出てしまい、キャンセルするのに次回支払い+5リンギの罰金課されてしまいましたからね。。

そして現地時間の8時過ぎにラオスの首都ビエンチャン空港↓に到着です。

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マレーシアとラオスの時差はタイやベトナムなどと同じく-1時間。飛行時間は2時間40分ほどかな。。朝飯に好物のナシレマなどパクついてたらあっと言う間だったです。

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ビエンチャン空港到着出口です。こじんまりとして質素で静かで首都の空の玄関としてはちと寂しい気がしますが、それも今のうちだけでしょうかね。

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↓空港からタクシーでシティセンターにやって来た我々オヤジ連の今日の予定は、夜出発の寝台バスに乗り約650k南にあるパクセに移動することの他、寺院などの市内見物と休憩のみ。

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流石はP氏、事前にアクセスが超便利で居心地良さげなゲストハウスをDAYブッキング済み。そこに荷物を置き、隣のバイクショップでホンダスクーピを2台レンタル、休憩もそこそこに市内見物、兼私のバイク乗り練習に出かけたと言うわけです。

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やって来たのは、とある仏教寺院。ラオスはもちろん、タイやカンボジアなどと同じく名高い仏教国で国中何処にも寺院がある。私としては、何処にもある仏教寺院を巡る旅など興味もないのだが、P氏には今回寺院を巡るミッションがあるのだと言う。

P氏のミッションなるものは何かと言うと、どうも知己の学者さんの二番煎じらしいのだが、ギボン(Gibbon)を探す、と言うのだ。な、なに?ギボンってなんだ?

すると、待ってましたとばかりにP氏に御託を並べられた。P氏の御託によると、小形類人猿(lesser apes)とも呼ばれ、オランウータンとともにアジアの類人猿(Asian apes)を構成するのだそうだ。

え?な、なに?類人猿(Ape)?

P氏、手元の資料の中から1枚の写真を取り出し、そう、これがギボンだよ。

なんだ手長ザルじゃないか。これ、日本じゃ手長ザルって言わないか?

そう、そうとも言う。でも学術的にはギボン、.類人猿なんだ、とP氏。。

はっきり言って、この種の生き物には私はさっぱり興味がない。テナガザルだろうが、ギボンだろうがどうでも良いではないか、と思ってしまう。で、なに?今から寺院を巡ってこれを探すって?ま、いいよ、オイラも何もすることないから付き合ってもいいけどね。

と、オヤジ二人でギボン探索の寺院巡りを始めたのだったが、最初に訪れた寺院では案の定、何処を探してもギボンの絵など見つからず空振り。P氏曰く、寺院の壁画や彫り物などのギボンは稀に見るほどの希少なものだそうだ。

そんなの見つからないに決まってるよ、と半ばせせら笑いをしながら巡っていたら、どこかの寺院で一人のモンク(僧侶)から思いがけない有力情報をゲット。あそこに行けば見つかるかも、、、って。

で、やって来たのがこの寺院。

そして、↓ここが寺院内部の大広間。靴を脱いで中に入り、何気に壁の上部の襖絵のような絵を見ていたら、え、あれ、ギボンじゃないの?

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アハハ、まさか、そんなに簡単には見つからないよ。多分違うと思うよ、とP氏、バッグから例の写真を取り出し比べていたが、いや、これギボンだ、ギボンだと素っ頓狂な声出してる。

↓ライオンくんの上の木の枝にぶら下がってるのがギボン、だそうです。

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そ、そう?良かったじゃん、、と私。内心、なんだ簡単に探せたじゃないか、と思いながらも、いやぁ、オレたち超ラッキーだったねぇ、と言うとP氏、ホントだよ、超ラッキーだった、と大喜び。

んじゃ、これで寺院巡りのミッションは終わりだね、と私が言うと、そ、そうだね。じゃパトゥーサイ(凱旋門)に行こうか、とマップスミー(Maps.me)を見ながら↓ここにやって来た。

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なんだかパリの凱旋門のようだね。そう言えばここラオスは長きにわたりフランスの植民地だったところ。戦没者慰霊塔がパリの凱旋門を模して造られたとしてもなんらの不思議はないのだ。

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しかしこのラオスの凱旋門、60年も前に工事が始まったと言うのに未だ完成していないのだそう。どうりで、内部はコンクリ打ちっぱなしだったりなんと雑な造りなのかと思ってた。

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入場料3000kip(約40円)を払って、石段を上るとそこには土産物屋が何階にも店を広げていて、いやなんだかなぁと感じましたね。

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土産物屋の上層階には美しい螺旋階段があって、7階バルコニーを経て最上階の展望層に達するのですが、、、

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途中の壁には↓これこの通り、落書きもたくさんあって、首都唯一のアトラクションだと言うのになんと残念なことだと感じるのはこのひねくれだけかな?

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でも展望層からの眺望は抜群。首都だと言うに高層ビルなど何処にも見えず、まだまだ開発途上、即ち今後どんどん発展するってことなのでしょうね。

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そんな凱旋門をバックにひねくれオヤジ二人のツーショット。

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次に訪れたのはゴールデンブッダ。これは↓スリーピングゴールデンブッダ。

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ゴールデンテンプルの中庭↓です。

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眩いばかりの↓ゴールデンテンプル。

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さて市内見物も終わり、今夜の夜行寝台バスのチケット(バウチャー)も早々とゲットした後、ゲストハウスでのうたた寝も予定どおりにこなした我々オヤジ二人組は、いよいよバスターミナルへと向かうのですが、、、、

ちょ、ちょっと待って下さいね。ここで、少し今夜の夜行寝台バスについて説明しときます。

夜行寝台バスって、ご存知ですか?日本ではそんな寝台バスなんて見かけないですよね。でもつい最近になって東京-大阪間にドリームスリーパーバスと言う、豪華夜行バスが運行開始したそうですが、もちろんそんなバスとはまるで次元が違うんですよ。

海外では良くあるナイトスリーパーバス。これって普通、通路に縦に2列か3列のシングルベッドが2階建てで並ぶタイプだと思うんですよ。しかし、今夜のスリーパーバスはワンベッドに大の大人が二人が並んで寝るタイプなのだそう。

え?ベッドに大の大人が並んで寝るの?それって幅狭のシングルベッドじゃないよね?と心配になってネットをググってみたところ、いや参った。これ図星じゃん。利用した人たちのレビューを読むと、世界一気まずくて居心地の悪いナイトスリーパーバスだそうじゃないか。。

なのでバスチケットを買う時、もっとゆったりと寝ていける席はないのか係の人に尋ねてみた。すると彼曰く、心配要りませんよ、今ならまだ余裕でゆったりシートが取れますよ、だと。確かにそう言ってゆったりシート(シングルベッド×2)の番号が書かれたバウチャーを手渡してくれた。

WOW、いやぁ、まったくオレたちってどこまでついてるのかな?とにかくこれで重大不安のひとつが解消したな。。あははは。。

てんで、迎えのミニバスに乗ろうとして、、、え?これミニバス?これ、トラックじゃん。。まぁまぁ、そんなこと言わざるべし。ちゃんと座席もあるし立派なもんよ。。

時は、寝台バスの出発時間の8時半にまだ2時間もある余裕の6時半。ここからバスターミナルまで10kmもないほどに近いのだから、向こうに着いてからゆっくりとビール付きディナーにしようぜと、オヤジ二人で完全にタカ括ってたよ。

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その後このトラックバスが走り始め、町のあちこちを行ったり来たりしながら各所で客を拾い、最初は余裕の客席がいつの間にか満席となり、そして客席どころかトラックの床も座る余地がないほどぎゅうぎゅう詰めの満杯となって、屋根上の荷物もこれ以上はとても無理となった7時半ごろ、驚くことにまたもや一人の客が乗り込んで来た。なんと彼はトラック内には乗れずに、後部に設えられた鉄格子のステップラダー上に掴まり立ち乗りしていたが、足踏み外したり、ラダーが突然外れたりしたらどうなることかと私は気が気ではなかったのだ。

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6時半に我がゲストハウス前を出発したトラックバスは、約10km、どうみても5-6分で着ける筈のところをガタゴトとなぜか1時間40分も走り廻り、最後にようやくバスターミナルと思しきところに到着した。

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凄いね、ここ。大型バスがうじゃうじゃいる。なんと名前がKING OF BUSだって。ちょっと待ってよ、俺たちが持ってるこれ、バウチャーだよね。チケットじゃないよね。んじゃ、どこかでチケットに変えなきゃってんで、慌ててバス会社の窓口に行って、係の女の子にバウチャーを差し出したところ、え?乗客がまだいたの?って顔して、手元のシートアサイメント用紙を捲りながら、チケット2枚にシート番号を新たに書きなぐり、8時30分出発だから急いでねと言う仕草をしながら(我々にはラオ後はさっぱり通じない)、ホイと手渡してくれた。

え、これバウチャーに書かれたゆったりシートの番号と全然違うじゃん。期待とは異なる思いがけない展開に落胆しつつも出発時間が迫って焦るは焦るは、、、、

それに腹も減ったし、トイレも行っておきたいし、、、

↓これがオレたちが乗るバスだ。おお、見た目きれいじゃんと最初は思ったが、内部を覗くとなんだこれ?って言うくらいにきつそうな感じ。

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ビール付きディナーなんてとんでもないよ。もう5分しかないよ。とにかく売店でなにか食いものと水買って来て次にトイレだ。バスのドア付近に居た乗務員と思しき若者に、車内にトイレはあるか?と聞いてみたが、案の定さっぱり言葉が通じない。近くの客がそんなものないないと教えてくれて慌ててトイレに走ったがいや間一髪だった。

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バスの後部にもう一つある小さくて狭い出入り口ドアから乗り込むのだが、いきなり梯子で面喰う。荷物背負ったまんま梯子をよじ登り、、

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どうにかこうにか、バス最後部の一段高くて極端に狭い、指定のベッドに身を横たえてみたが、いや狭いのなんのって。こりゃ普通のシングルベッドよりもずっと狭い。こんな狭いベッドに男二人が並んで寝るって、、果たして耐えられるかどうかだよ。。それに身を横たえるとバスの天井までの隙間が数十センチしかない。身を起こせないどころか頭も持ち上げられない。

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荷物の置き場もなくて、止むを得ずベッドの足元に置いたら脚を十分に伸ばせず、いや大変なきつさだった。大体どう見てもこれ、シングル用だろ?二人用じゃないぜ。いや、でも枕もブランケットも2つセットされてるし、、、いやはや聞きしに勝る狭さだよこれは。

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定刻の8時半にバスは動いた。当然出発したものと思っていたらゆっくりと動いてはいるが、それからしばらくの間バスターミナルから外へ出ようとしない。何やってんだろうと思ったら、なんと大型バスが順番並んで給油だよ。おいおい、給油なんて客乗せる前に終わっとけよ!

まったくどうなってんだかと腹立てながら、狭いベッドで身動きひとつできないまま、手と口だけ動かして売店で買ったサンドイッチを頬張った。うっ、ま、不味い。なんと言う不味さなんだ、これ。余りの不味さに水で流し込もうと思ったが、頭を動かせない仰向けの姿勢では水を飲むのも難しい。挙句、口も鼻も眼も、顔中水でビシャビシャにして泣きたくなった。ほんと情けない、なんてバスだこれは。。

それでもオヤジ二人、耐えて耐えて耐え抜いた。もちろんこんな姿勢で眠れるわけもないと思っていたが、それも束の間、いつしかまどろんで気がついたら、もう2時過ぎ。バスはどこかに停車した。もちろん車内アナウンスもなんにもなくて、誰かが何か叫んでる。すると、みんなぞろぞろと出ていくのでこれはトイレ休憩だろうと思って我々二人も外に出たが、そこはどうやら途中のバス停らしくここで下車する人達がいたのだ。

慌てて暗闇の路肩で二人並んで立ちシ〇ンして、またバスに乗り込んだのだが、おおっ、なんとラッキー。。ベッドが空いてる。さっきの人たち、最後部の広々スペースを陣取っていた一団が下車したお陰で、どこでも好きなところに寝れる。

で、P氏、それまで二人で縮こまって寝ていたベッドをゆうゆうの一人使い、私はと言えば、その一段下にあるベッドを一人使い。。これで朝までゆっくり寝れると踏んだ我々、ようやく安心の夜行寝台バスの旅と相成った次第。。

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翌朝6時半ごろ、↓パクセのバスターミナルに到着。

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見るとトゥクトゥクやバイクタクシーなどが客待ちしてる。あぁ、やっと着いたよ今回旅の拠点のパクセ。それにしても昨晩はシチュエーションが目まぐるしく変化するバス旅だったけど、終わってみればこれも良し。良い経験だったと思う以外にないよね。

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以上ラオスバイク旅その1でした。

てはまた。。



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コメント

...mg

数年ぶり,2度目のご挨拶です。こんにちわ。バイク旅,バス旅楽しそうですね。私も,どちらも好きなので,楽しませていただきます。ところで,3枚目の写真(地図の下)を拝見して「オッ」となりました。これ,京都の市バスではありませんか?!故郷を離れてもうン十年になりますが,この色,このパターン・・・どう見ても京都市バスです。何かお気づきになりませんでしたでしょうか。昔,廃線後の京都市電が広島や熊本などで走っているの見かけとても懐かしく思ったことがありますが,まさか,ラオスで市バスが空港シャトルに使われているとは・・いやはや驚きました。

t-ikesan

Re: タイトルなし
...mgさん、コメントありがとうございます。

言われるまでまったく気が付きませんでしたが、
改めて元画を拡大してみたところ、ばっちり写ってました「京都市交通局」の文字が。。
凄いですね、これ。私も嬉しくなりました。

↓元画の拡大画像へのリンクです.是非ご覧ください。
https://photos.app.goo.gl/oTz8uP5HW1ZhtrEA3

...mg

t-ikesan様 拡大写真,ありがとうございます。マレーシアを含め,日本からの中古商用車が日本の会社ロゴを付けたまま走っているのを時に見かけますが,京都市交通局のロゴを付けた市バスを国外の街角で見るとは思いませんでした。しかも現役ですね。機会があれば,自分もぜひ乗ってみたいと思います。

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t-ikesan

・雪国山形から南国マレーシアへ
・異文化生活辛くもあり楽しくもあり
・孫恋しさにしつこくSkypeお願い中
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