みなさん、こんにちは。

本記事をアップする予定の3月29日、実は私は旅行中で自宅にはおりません。インターネットも携帯電話も繋がらないであろうボルネオ島の真正ジャングルの中を一日中彷徨い歩いているだろうと思います。(このブログは予約投稿しています)

そうです、またあの国境なきひねくれオヤジ軍団の冒険旅行です。軍団と言ってもたった3人だけなのですが、いずれ劣らぬひねくれ者で、どこからどう見ても見紛うことなきオヤジ、いやジジィのくせに、なぜか気だけは少年のように若いのです。

今回は、ボルネオ島中央奥地の少数民族を訪ねて歩く7泊8日ジャングル踏破の旅です。サラワク州のミリから小型飛行機で高原の村バリオに入り、そこからインドネシアとの国境の村まで真正ジャングルを歩く計画です。ちょっと大袈裟ですが、無事に生還することができれば、スマトラ島バイク旅に続くシリーズ第2弾の旅ブログを綴る予定です。



さて本題ですが、今日はスズキ、コシナガマグロ、スマ及びサワラ×2の5種を紹介します。

トップバッターはこれ↓です。

イカン・シャカップ(Ikan Siakap)
日本名:なし(英名:Barramundi、マレー名:Sikap putih/Sikap hitamシャカップ・プティ/シャカップ・ヒタム)

実はこの魚、日本のヒラスズキと体形が似ているので私は便宜上スズキと呼んでいる。いや私だけでなく、当地の日系スーパーの魚屋さんなどでもローカルスズキなどの名で売られているが、正確に言えばスズキではない。どちらかと言うと、日本名アカメの近種だと思うのだが、スズキの方が万人に親しみやすいので私もそう呼んでいる。

スズキ01

↑は、一年を通じてどこの市場でも魚屋さんでも豊富に見かけるシャカップ・プティ(プティはマレー語で白)。体色が明るい銀灰色で尾鰭が黒、頭部に比して体高が高く側偏しているのが特徴。魚体長は35-80cm超。この種は目が小さく光を当てると赤く光る。鮮度の識別は鮮紅色に近い鰓の色と体表のぬめりと輝き。価格はキロ12-18リンギ程度で安定している。ただ3キロ超の大型は25リンギを超えることもある。日本のスズキは河口や汽水域に棲むことが多いが、このシャカップは海流が洗う外洋に面した荒磯から沖合に多い。なので日本のスズキのような泥臭さは一切なく、刺身でも焼きでも美味。特に刺身は身質はやや固いが見た目も美しく味もいい。マレーシアで毎晩旨い刺身を喰らいながら一杯やるにはこれが一番。なぜならいつでもどこでも豊富に売られ、刺身クオリティを探すことも比較的容易でなにより安いのが良い。再度言うがこれは一押し。

↓は魚市場でたまに見かけるシャカップ・ヒタム(マレー語で黒)。

スズキ02

画面左隣のシャカップ・プティと比べれはその違いが容易に分かる。価格も食味もプティにほぼ同じ。





イカン・トンコル・ヒタム(Ikan Tongkol hitam)
日本名:コシナガマグロ(英名:Longtail tuna、マレー名:Tongkol hitamトンコル・ヒタム)

私はこれ以外のマグロにこちらの市場や魚屋さんでお目にかかったことがない。最初はメジマグロ(クロマグロの幼魚)かと思ったが、改めて同定してみてコシナガマグロと分かった。昨年訪れたスマトラ島西海岸のパダンの路上市場では、メジマグロの少し大きいものが売られていたので、マレーシアでも水揚げはあるのだろうと思うが、不思議なことに市場などには出ていない。

tuna_R.jpg


コシナガ02

イカン・トンコルは中国語で血の魚を意味しているそうな。なるほど血合いの多い魚には違いないが、異様に安い価格で売られていて不思議でならない。Web魚図鑑によれば魚体長は1mほどにまでなるそうだが、売られているものは25cm程度の小型のものから40-50cmの中型が多い。価格はキロ9-15リンギで安値安定している。体は紡錘形で、胸鰭はそんなに長くはない。体側下部に散在する白色斑が小さく密に分布すること、もしくはその白斑が連続して横帯のように見えることが最大の特徴。

鮮度の見分けは他の魚種同様だが市場では鰓の鮮紅色にはめったにお目にかかれない。なぜなのだろうと考え尋ねたところ、ほとんどが冷凍もので入荷するらしい。ただ下処理されないままの冷凍らしく解凍して売り場に並ぶころには鮮度が既に落ちている。刺身クオリティのコシナガマグロに出会うには、冷凍ものではなく生を探す必要があり市場によってはなかなか難しいが、鮮度が良ければ刺身は美味でメジマグロに決して負けてはいない。赤みは強くなくピンクに近い。身質は少し軟らかいが、うま味もあり、脂の甘さもあって美味。また腹の部分の皮は薄いので炙ってたたき風にしてもうまい。





イカン・トンコル・プティ(Ikan Tongkol putih)
日本名:スマ(英名:Mackerel tuna、マレー名:Tongkol putihトンコル・プティ)

トンコル・ヒタム同様、価格が信じられないほど安い。しかもトンコル・ヒタムよりこちらのトンコル・プティの方がまだ安い。日本でスマと言えば高級魚。タタキはもちろん刺身も飛び切り美味い。

スマ01

スマ02

魚体長1m前後になるそうだが、市場などで売られているものはコシナガマグロ同様、小型から中型が多い。大型のモノにはまだ出会ったことがない。背の部分に斜めの縞模様があり、胸鰭下に灸を思わせる黒い斑紋があるのが最大の特徴で容易に識別できる。ただ私は、以前一度このスマの刺身クォリティに出会ってから、執念を持って長い間刺身クオリティのスマを探し続けてきたが、これもコシナガマグロ同様、市場を選ばないとなかな難しいことに最近になって気が付いた。鮮度が良ければ、血合いは大きいが刺身もタタキも極上で病みつき間違いなし。





イカン・テンギリ・ブンガ(Ikan Tenggiri Bunga)
日本名:サワラ(英名:Spotted spanish mackerel、マレー名:Tenggiri Bunga/Papanテンギリ・ブンガ/パパン)

日本名をサワラとしたが厳密に言うと学術的分類も学名も少々異なっている。しかし外形もなにもかもまったく同じで、違いは特にないように見える。後述のヨコシマサワラと共に、当地の市場や魚屋さんの常連魚。大きいものは1メートルを超える。細長く、剣状。全体が銀色で、側面中央部に黒灰色の丸い斑紋が不規則に並び識別は容易。

テンギリブンガ01

テンギリブンガ02

サワラはサバ科の魚で足が早い。なのでKL内外の市場でも魚屋さんでも刺身クォリティを探すとなるとなかなか難しい、いや無理かも知れない。ただ漁港近くの産直市場などであれば鰓が赤く魚体も固い新鮮魚に出会える可能性がある。刺身クォリティの識別は、身がしっかりして固いもの、目が澄んで体色(銀色)が光り、もちろん鰓の赤いものを探すが良い。魚体を押して柔らかいものは刺身は無理。価格はキロ25-30リンギ程度。大型で鮮度の良いものは高い。刺身は中型から大型ものが良い。脂が乗ってねっとりと甘い。上品かつくせのない味わいで大変美味。もちろん切り身にして幽庵焼きなどなんでも美味い。





イカン・テンギリ・バタン(Ikan Tenggiri Batang)
日本名:ヨコシマサワラ(英名:Narrow-barred spanish mackerel、マレー名:Tenggiri Batangテンギリ・バタン)

魚体長は2mを超すこともある大型種でテンギリ・ブンガよりも大きいものが多い。体側中央部の暗色横帯(注:縦ではない。魚は頭部を上にして縦横を表す)があることで容易にブンガと区別できる。ブンガもバタンも小型のものは30cm程度から出ているが平均40-60cm。たまに1mを超えるものも売られている。

テンギリパタン01

↓上2本がテンギリ・ブンガ、下の1本がテンギリ・バタン。

テンギリ01

↓テンギリ・バタンの鰓チェック。これは刺身クォリティ、身も締まっていて申し分なし。

テンギリ04

刺身クオリティの識別方法もも食味もブンガにほぼ同じでクセがないが、ブンガと比較するとやや水分が多く、旨みに欠ける気がする。しかし切り身にするとブンガと見分けが付かない。もちろん焼きも煮も秀逸。漁港近くの産直市場でなら刺身クォリティに出会えるかも知れない。




以上、今日はスズキ、コシナガマグロ、スマガツオ及びサワラ2種の紹介でした。まだまだ紹介したい魚はたくさんあるのですが、国境なきひねくれオヤジ軍団の冒険の旅から無事生還し、その旅ブログを書き終えてからまた再開したいと思います。

ではまた。。




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