今日は、昨年11月のスマトラバイク旅出発前夜に、プロローグだけ書いてそのまま放置していた「クアラスランゴールの新鮮魚市場」の続きのリポートです。

しかし、あれから2か月以上も経つので記憶も曖昧で、写真を眺めてみてもリアルなストーリィはおいそれとは浮かんで来ません。でも、まさかプロローグだけで知らんぷりなんて私の信念に反することはできないし、ハテどうしたものかと少々気に病んでました。

そんな今週月曜日(1月16日)の朝、いつもは寝室のカーテンをしっかり閉じて真っ暗にして寝るのが好きな私ですが、その朝は閉じたはずのカーテンの隙間がかなり開いてたらしく、そこから射し込む眩しい朝の光で目が覚めました。時計を見るともう8時。空は真っ青に澄み久しぶりに気持ちの良い朝です。

この時、突然ひらめきました。そうだ、今日これからクアラスランゴールに行って来よう。刺身用冷凍柵のストックも底をついてるし、マレーの方がブログに書いてたクアラスランゴールの「安い漁師市場」なるところもこの目で見てみたいし、ちょうどいい。(こんな時は毎日が日曜日のわが身の気楽さを感じます)

いつもどおりに決心は早いのです。そそくさと着替えてからまだ寝ているmy better halfに断りを入れ、愛用のクーラーボックスを担いでただちに玄関を出ましたが、いつもエレベーターの中で会う方に、釣りですか?とまたまた聞かれました。いつも釣りではなく市場に行くのだと答えているのですが、彼もちっとも学習しないで同じことを何度も何度も聞いてくる。私よりずっと若そうなのに気の毒なことだと思ってますけどね。(笑)

モントキアラからクアラスランゴールまで距離にして約70km、時間は今日は日曜日だから1時間もかからないでしょう。とすれば、今から出かけても昼までには戻って来れる。即決心&即実行です。

↓今日の目的地は2つです。

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KL方向からFederal Route 5(連邦道=国道5号線)を走って行くと、ホタル観賞で有名なスランゴール川に架かる橋を渡ってすぐに大きく左にカーブしますが、今日の探索地域はその国道5号線の左側地域、Kampung Pasir PenambangとKampung Pasir Panjangです。

今回はクアラスランゴールでベストの生鮮市場、Pasar Basah Pasir Penambangとちょっと穴場的な漁師市場、Pasar Nelayan Sungai Yuを中心に私の評価や購入した地魚の食味などをリポートしてみたいと思います。

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結論から言いますが、やはりお勧めの第一はPasar Basah Pasir Penambangです。この市場の名前の由来について、私はプロローグで砂金堀労働者のための市場だったのではないか、などと書いてしまいましたが、なんのことはない、Pasir Penambangと言う地名だったのですね。(お詫びして訂正します)

国道5号線の信号を左折するとすぐに、ちょっとした町の商店街に入りますが、市場は↓この目印、PASAR AWAM PASIR PENAMBANG(PASIR PENAMBANG公設市場)ですぐに分かります。

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↓ここがPasar Basah Pasir Penambang (=Pasir Penambang Wet Market)です。営業時間は朝8時から夜7時までで、午後2時ごろが最も入荷が多い時間帯なのだそうです。

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市場内は狭くもなくだだっ広くもなく、丁度良い広さだと思います。KLの新旧卸売市場に慣れた目には、なんだこんなもんかと思いがちですが、よく見ると内容が濃い、そして新鮮かつ安価です。

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魚の種類も豊富、決してKL卸売市場に負けてはいません。いや、それよりも多いかも知れませんね。

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値段もとてもリーズナブル。このメラがRM26とはKL卸売市場より安いかなと思います。

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↓これ、私の大好きなイカンニョクニョク(マルヒラアジ)ですね。脂が適度にのった新鮮なニョクニョクは刺身にすると唸るほどに旨いのですが、こちら(マレーシア)の方たちは、カレーやスープで煮込んだりするだけでもったいないですね。マルヒラアジ本来の旨みは刺身でないと出せないと思うのですけど。。

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とにかく市場の中は活気があって面白い。こんな場所が好きな私は何時間いても飽きないのです。

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見てくださしぃ、↓このイカの新鮮そうなこと。左がヤリで右がアオリですね。

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そうだ、↓この真ん中の体高の高い魚、名前聞いたけど中国語がちっとも聞き取れず、店主にメモに書いてって頼んだのに忙しすぎで相手にしてもらえず、未だにわからずじまいです。多分パワル(マナガツオ)の近種だとは思うのですが、どなたか、この魚の名前や食味などご存じの方がおられたら是非教えて下さい。

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うーん、全般的に種類も豊富で安いと思います。ここがKLからもっと近かったら毎週でも通いたいところですが、片道70kmではそうもいかずとても残念です。

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貝だってこのとおり、これはハマグリのようですが、RM10/kgは安いと思います。ちなみにこれより小さいアサリはRM6/kgでした。

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貝を買うときの注意を一つ。↑こんなにうず高く山に積まれているのですが、これ全部が今日獲れた貝ではありませんよね。いや、そうではなく全部が今日獲れた貝なら良いのですが、ひょっとしたらそうではないかも知れませんね。魚もそうですけど、一番不安なのはその日に売れ残った魚介はどうするんだろうということです。KL卸売市場でもそんなことを心配して店員に尋ねたことがありました。売れ残ったら全部小売店に卸すって堂々言ってましたけど、果たして本当にそうでしょうか。

KL卸売市場でさえも、中には明らかに鮮度を欠いた魚介が混じっていることもあるし、どうも全部が全部そうではないのではないかと私は疑っています。クアラスランゴールの市場の、この店の貝はオーダーすると店員が自分に近い手前の山から掘ってくれるのですが、感じとして客側に向いている山のほうが鮮度がより良いような気がします。なので貝をオーダーするときは、この部分をくれと指示することが必要だろうと思います。

でも、私の今までの経験では、貝はKLのどの市場よりもここの貝がベストのような気がします。ハマグリもアサリもヒュービューと水鉄砲を吹いてるような新鮮な獲りたての貝が売られているので安心です。

ここで売られている魚介はすべて水揚げ後6時間内とオフィシャルのウェブサイトに書かれていますが、ほんとにそうかは別にして鮮度はとても良いと思います。また、一日のうちの何時に行けば良いかですが、ウェブサイトには午後2時頃とあります。しかし、潮の満ち干によって漁船の帰港時間が変化すると思うので、可能なら当日の当地の満潮時刻を調べ、その数時間後に行ってみるのがベストではないかとも思っています。

以上、クアラスランゴールでイチオシの生鮮魚介市場、Pasar Basah Pasir Penambangの紹介でした。



次にこれはいわばおまけなのですが、海鮮乾物屋さんです。Pasar Basah Pasir Penambangを出て、右(南)方向に約1kmほど進んだ道路の突き当りにシーフードレストランが何軒かありますが、その突き当りから左に折れたところからいくつもの海鮮乾物屋さんが並んでいます。↓これはその中の一軒です。

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↓ホタテの干し貝です。RM43/100gが安いのか高いのかは分かりませんが思わず手を出して食べたくなるようなホタテ貝でした。

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↓これはおなじみスルメイカです。RM8/100gと言うことで、200g買ってみましたが、結構量があって酒のつまみに重宝しています。

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お、これは干しカキ貝ですね。RM14/100gは高いのかも安いのかこれもよく分かりませんね。

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以上、Kampung Pasir Penambangのフィッシィングビレッジにある海鮮乾物屋さんでしたが、ま、乾物は鮮度が命ではありませんからね。私はざっと見ただけで、KLにもどこにもある乾物屋さんとたいして変わらないなと思ってしまいました。



さて、お次はイチオシのシーフードレストランです。と言っても、私がこの地域のシーフードレストランを全部食べ比べた訳ではなく、ローカルの方に聞いて行ってみたところ、お店の雰囲気も、店員さんのサービスも、そして味も価格も悪くはなかった思えるレストランです。
Pasar Basah Pasir Penambangの近くの小路を川(海)方向に少し入ったところにあるシーフードレストラン・クアラスンガイ(港口海鮮)です。ガーミンGPS入力用の座標値はN03.34909、E101.25117です。

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中に入ってみると結構広くてゆったり感があります。

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一部のテーブル席は、川面にぐんとせり出してしてとても良い感じです。

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テーブル席からはスランゴール川をひっきりなしに行き来するフィッシィングボートがよく見えます。

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私自身はシーフードレストランって、今まで、これはと思う店に出会ったことがなかったのですが、この店は値段も味も雰囲気もまあ、お勧めできるレベルのレストランかなと思いますので、もし機会があればお試しください。



次に、シーフードレストラン・クアラスンガイを出て、今度は左(北方向)に進みます。村の中の細い道を700mほど行くと、ここにもいくつかの海鮮レストランと小さな魚屋さんが並んでいます。

そのうちのひとつ、CHUAN HOCK FISERY(金福魚行)を覗いてみました。

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これはウマヅラハギとハタ科の高級魚スジアラのようですね。

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このように氷を詰めたトロ箱を並べて新鮮地魚が売られています。確かに、公設市場の店舗の台上にずらりと並べて売られている魚よりは保存状態は良さそうなのですが、その代わりに値段も高めです。

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この程度の大きさのシャカップがキロ27とは高すぎです。

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このハタも鮮度は良さそうですが、問題は価格ですね。

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イカも高い。

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↓こんな小型のジェナハックがキロ34なんて、これも高すぎですよね。

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結局ここの魚屋さんは、保存もしっかりしているし確かに鮮度も良さそうです。これで価格がPasar Basah Pasir Penambang並みなら間違いなく買いなのですが・・・・・・。。ま、でもいつも覗いていれば価格に見合う良いものが見つかるかも知れませんね。



最後は、1月16日(月曜日)に探索してきた漁師市場の紹介です。
市場の名前はPasar Nelayan Sungai Yu、日本語ではSungai Yu漁師市場と訳せます。私はこの市場を、マレーの方のブログを読んでいて偶然に知ったのですが、もっと詳しく知りたくて手を変え品を変えて検索しまくってもさっぱりヒットしてこない。名前と場所はヒットするのですが、営業日時や電話番号や店舗の状況など知りたい情報がどこにもないのです。

ま、それだけマイナーな市場ということなのだろうと思いますが、漁師市場と言う名前に惹かれ、ひょっとしたら穴場かも知れないと期待は膨らみました。もちろん場所だけはピンポイントで特定できたので、当日はまっすぐにそこに行ってみました。

朝9時ちょっと過ぎ現地到着(座標値N03.36334、E101.23974)。あれ?でもまだ誰もいません。今朝の満潮は8時ごろのはずだけど、ここの市場って、漁師市場って名前だから漁師が直接魚を売ってる市場かと期待してたのだけど、考えてみりゃ、そうとも限らない訳だよね。

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一軒だけシャッター開けて開店準備中の店があったから、ほかの店は何時に開くのかって尋ねたら、11時までには出揃うって返事。なんだそれじゃまだ随分早い、ということで、前述のクアラスランゴール公設市場のPasar Basah Pasir Penambangに行ってうろうろしながら1時間超の時間潰しして、そしてちょっと早めに戻ってみたところ・・・・ 今度はこれ↓この通り。

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車を市場の前に停めて、と・・・

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中では八百屋一軒、海鮮乾物屋1軒、魚屋3軒が営業開始してました。ということはこの市場の開店は10時半と考えたほうがよさそうですね。

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出店中の魚屋全3店を詳しく見ましたが、はっきり言って期待したほどのことはありませんでした。確かに値段は安いような気がしますが、なんせ魚の数と種類が少なすぎる。これじゃあ選びようがない。

それでも、前回クアラスランゴールに来た時に、リッチなマレーの方から一切れもらって、後で刺身で食べた美味しさが忘れられなかったこの↓クラウ。キロ30と全然高くなかったし、鮮度も良さげたったので思い切って買ってみました。

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↓これは自宅に持ち帰り、捌く前の前のクラウ(スナンギン)です。

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↓クラウを3枚に下して、皮を引き刺身用柵に取ったところです。

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しかしこれはなかなか歩留まりの良い魚ですね。↑写真の刺身柵は半身だけで、あと半身取れましたよ。

↓早速食味してみましたが、間違いなく美味い。なるほど庄助さんの言う通りカジキマグロに近い味ではないでしょうか。

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この日は、このスナンギン、小型のものを焼き魚用にと3匹買ってみました。↓エラとハラを抜いてふり塩で下拵えしたスナンギン(クラウ)です。

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魚焼き機で焼いたスナンギンです。純白の身は淡泊で柔らかくとても上品です。見た目に反し小骨もなく食べやすく、アジなどよりははるかに身肉が多く、いい魚です。(和食のマナー違反とされる頭右で置いた理由は特にありません。焼くときの向きを間違えただけです)

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また当日はこの漁師市場の中の一店舗で珍しくマゴチを見ました。以前ケポンの日曜市で買ったことがありますが、それ以来です。多分市場や魚屋さんには滅多に出回らないのだろうと思うので、即買いです。↓これ、自宅のキッチンで捌く前のマゴチです。

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うーん、やはりマゴチは薄造りがいい。適度に歯ごたえがあって甘みもある。酒の魚にはうってつけですね。

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そして最後に得意のテキトー刺身3点盛りです。手前は正月以来冷凍柵にとっておいたスズキ、その向こうがクラウ、そして奥と左がマゴチです。

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しかしなんですね。常夏の国マレーシアで、こんなに美味い刺身を存分に味わえるなんて、移住前には考えてもみなかったことですけど、為せば成るです。もちろん私は一人だけでこそこそ楽しもうなんてこれっぼっちも思っていません。南国地魚を刺身で喰らうことに興味や関心をお持ちの方、いくらでも情報提供など致しますので、遠慮なくお声掛けください。

以上、今日はクアラスランゴールの新鮮魚市場紹介でした。なお、お断りしておきますが、それぞれの市場の評価や魚の食味は私個人の主観によるものです。見方によっては評価や食味が異なることも当然あり得ることとご承知おきください。

ではまた。。




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