私は、今では毎日のように車を運転してクアラルンプールの街を
走っているのですが、まだ当地の複雑怪奇な道路網や道路交通事情に
精通するには至っていないと言うのが正直なところです。
(専らガーミンナビに頼っていると言うことです。)

しかし、鉄道やバス利用が極めて不便なここモントキアラでは、
車の運転は生活に不可欠ですし、周辺の道路網や道路交通事情などは、
いの一番に憶えなくてはならないことですので、悠長に構えても
いられないのです。(いつまでもカーナビには頼れません。)

と言うことで、今日は当地の高速道路や道路交通事情について
知り得たことを、私自身のためにも整理してみたいと思います。

こちらで車の運転を始めた頃は、実に様々な疑問を感じたものです。

・書店に行っても道路地図が見当たらない?
・どこまでが高速道路で、どこからが一般道なのか?
・高速道路の料金所で支払う料金はどこからどこまでの料金なのか?
・なぜ同じような高架のハイウェーでも無料と有料があるのか?
・立体交差や分岐や合流がなぜこんなにも複雑なのか?
・高速道路を通らず一般道(下道)だけで目的地になぜ行けないのか?
・スマートタグ(≒ETC)をかざしてもゲートが開かない時もある?
・高速道路をなぜこんなに多くのバイクが走っているのか?
・そのバイクはなぜジャンパーを後ろ前に着て走っているのか?
・車線変更はもちろん、右折でもウィンカーを点けないのは普通?
・あり得ない割り込みや幅寄せをする車がなぜ多い?
・直進レーンからの右折や右折待機は普通のこと?
・なぜこんなにも渋滞するのか、対策は講じていないのか?
・こんなハチャメチャなラウンドアバウトでは接触事故は当たり前?
・以下略

とまぁ、こんな具合ですが、もちろん今ではそのほとんどについて、
知っている方に教わったり、インターネットや資料で勉強したりして、
私なりに、ある程度は理解したつもりでいます。

なので以下にこれらの疑問について逐条的に整理してみます。

先ず、この国、マレーシアの高速道路ですが、調べてみると、
わが国もこの国のインフラ整備にはこれまで随分関与してきたのですね。

その結果かどうかは知りませんが、今では東南アジアでNO.1、
アジアでは日本、中国に次ぐNO.3のポジションなのだそうです。

料金システムなども日本などとほぼ同じなんだそうです。

で、調べてみて初めて知ったのですが、こちらの高速道路って、
ほとんど民間資本で建設しているのだそうですね。

こういうの、BOT(Build-Operate-Transfer)システムと言うのだそうです。

だから高速道路ごとに運営会社が違っていたりする訳ですね。

これは、その代表格であるPLUS MALAYSIA BERHADと言う会社が運営する
マレーシア半島縦断の高速道路概要図です。

201305072000.jpg
⇒ E1(NorthSouth Expressways)拡大図

もちろん個々の民間会社が公共の高速道路を運営する訳ですから、
利用料金体系や収受システムなどがバラバラにならないよう政府が厳しく
統制しているわけです。

ところで、私の最初の疑問ですが、道路地図の件です。

当初、この国の主要な道路網と周辺の詳しい道路情報を知りたいと思い、
適当な道路地図を求めていろいろな書店を巡りました。

しかし、これはと思うものがなかなか見当たらず、結局今に至っても満足な
道路地図は入手できていません。

でも、これ良く良く調べてみると、この国には今まで地図文化と言うものが
定着していなかったらしく、需要もほとんどなかったと言うことなのですね。

そう言えば道路地図に限らず、書店の地図コーナーのなんと貧弱なこと。
日本ではあり得ないことのひとつだと思います。

しかし、私はその後、Google地図など精度の高いオンラインマップや、
ガーミン製カーナビのお陰で、紙の地図の必要性をさほど感じなくなった
こともあって、今では道路地図を探すことを止めました。

ただ、誰かが、使い勝手の良い無料の地図があると言ってましたので、
だったら私も欲しいなとは思いますけど、どうしてもないといけないものでは
ないような気がしています。


さて次は、高速道路と一般道の区別、そして高速道路料金の件です。

・どこまでが高速道路で、どこからが一般道なのか?
・高速道路の料金所で支払う料金はどこからどこまでの料金なのか?
・なぜ同じような高架のハイウェーでも無料と有料があるのか?

こちらで車を運転し始めた頃は、どこまでが高速道路で、どこからが
一般道なのだろうといつも疑問に思っていました。

走行中、道路標識などに注意していれば区別できたのかも知れませんが、
始めの頃はとてもとてもそんな余裕はありませんでした。

高速道路は全て高架かと思うとそうでもないし、一般道の中にも高架があるし、
ジャンクションやインターチェンジもあるしでなかなか区別は難しいのです。

このGoogleマップを見ていただきたいのですが、マレーシアの各高速道路には
全てEナンバーがついていて有料です。

それ以外のナンバーがついている道路は無料の連邦道や州道などです。

201305081000.jpg
⇒ KL周辺地区Google Map

でもこの無料の連邦道や州道などには、元は有料の高速道路であったり、
高架だったり、立体交差のジャンクションがあったりする、いわゆる
ハイウェーと呼ばれている道路もありますので、区別は難しいのです。

高速道路とハイウェイの唯一の違いは料金所があるかないかなのですが、
周辺の高速道路は全てオープントールシステム(都度料金収受システム)で、
料金所はたいてい区間の中間点ぐらいにあるため、余計に分かり難いのです。

ここまで整理してみると、あえて区別する必要もないことに気付きます。

要するに私の走行中の興味は、この道路は有料か無料かに尽きるのですが、
今ではそれもあまり考えないことにしています。

目の前に料金所が現れたら、ここは高速道路なのだからと素直に料金を払う。

そしてたまたま料金所を通過する前に高速道路から一般道に出た場合は、
料金所を通過しなかったから料金は支払わない、ただそれだけのことです。

なので、この料金所で支払う料金は、一体どこからどこまでの分なのか、
などと悩まないことにしたのです。
(厳密に言えばその高速道路の始点から終点までとなるのですが)

そうは言っても、高速道路区間の始点と終点以外の地点からでも出入り
できる当地の高速道路は、例え目的地が直ぐ近場であったとしても、
ルート上に料金所があれば支払わないといけないし、逆に、目的地が
はるか遠くで高速道路を何度も利用するルートであったとしても、
途中で料金所を通過しない場合はまったくの無料なわけで、この辺りを
うまく考えて賢く生きようとする人がいても不思議ではありません。


さて次の疑問ですが、

・立体交差や分岐と合流がなぜこんなにも複雑なのか、です。

これは今でもいつも感じています。

これを見て下さい。これはモントキアラから西に7kmほどの
ところにあるE11とE23のジャンクションです。
いや、ここは一般道との連絡もあるのでインターチェンジとも言えます。

201305081001.jpg

どうしてこんなにも複雑なのでしょうか、もっとシンプルにデザイン
できなかったものかと思います。

ここはあの優秀なガーミンナビもガイドを間違えるほどの複雑さで、
お陰で始めの頃は何度も行きつ戻りつしながら無駄に走りました。

その後、こんなところがKL周辺地区には一杯あることが分かって、
もう今ではそんなもんだと諦めてしまっています。

とにかく分岐を間違えないようにしないと、、前の記事にも書きましたが、
なかなか戻って来れないのです。誰かが言ってましたけど、ひとつ分岐を
間違えたために20KM以上も余計に走ってしまったと。。


そして、次の疑問は

・高速道路を通らず一般道(下道)だけで目的地になぜ行けないのか?

と言うことですが、これは、私が住んでいるモントキアラに限った
ことなのかも知れません。

先ずこれを見ていただきたいのですが、これは私の住まいのある
モントキアラ周辺の道路地図です。

緑色が山、ジャングル、ゴルフ場、茶色が高速道路、黄色が一般道です。

201305082000.jpg

モントキアラは中央のやや右上の部分、青の太線で囲んだ地区なのですが、
おわかりでしょうか、西側は山というかジャングルになっていて、高速道路
以外の道路はありません。

なので、特に私好みのウタマショッピングモールなどのダマンサラエリアに
進出するためにはどうしても高速道路に乗らないといけないのです。

いつか、下道がないはずがないとタカを括って行ってみたはいいけど、
ことごとくデッドエンドでやっぱりダメでした。

西側ではなくて、今度はKL中心部の東方向や、日本人会のある南東方向は
どうかと調べてみましたが、東方向へは北に大きく迂回する形でOK、
南東方向へはあちこちでデッドエンドに遭遇し、結局ダメ、と言う結果でした。

あっそうか、だからモントキアラからKL中心部への路線バスは北に大きく
迂回するルートなんだと今、ここで初めて気がつきました。


次に、これは最近の気付きです。

・スマートタグ(≒ETC)をかざしてもゲートが開かない時もある?

↓これがスマートタグ本体(携帯ETCみたいな無線発信機)です。

201305084000.jpg

↓これは、スマートタグに挿し込むタッチンゴーカードです。
(プリペイド方式で高速料金のほか、駐車料金や鉄道などにも使えます)

201305085000.jpg

で、ここ(↓)がTOLL PLAZA(高速道路の料金所)です。

右から、スマートタグレーン(=この国のETC、カードを挿し込んだスマートタグ
を前方にかざすだけで料金収受が瞬時に完了しゲートがオープンとなる。)、
タッチンゴーレーン(タッチンゴーカードを料金所のパネルにタッチすることで
支払い完了となりゲートが開く。)、そして一番左が現金支払いレーンです。

201305083001.jpg

どこの料金所でもこのスマートタグレーンが一番空いているのですが、
スマートタグをかざしてもたまにゲートが開かない、作動しないなんて
ことが、たまにですけどあるのです。

えっなぜ?と一瞬焦ってしまいます。特に何台もの車が、後ろに続いている
場合は、悲惨です。私が止むを得ず後退し始めると、後続車も一斉に
後退しなくてはなりません。朝の通勤時間帯では本当に冷や汗がでます。

これ、スマートタグの9Vバッテリーが消耗してることが原因、つまりこちらに
原因があることが多いのですが、たまにはそうではなく、受け側に原因がある
場合もあるそうです。

日本のETCではこんなこと絶対ないのにと思うとちょっとイラつくことも
ありますが、念には念を入れてバッテリーは早めの交換、それともちろん
タッチンゴーカードのリロードも早めに余裕を持ってしましょうね。

ちなみに私は今回、4ヶ月半でゲートが開かなくなり、電池交換をしました。
思ったよりも電池消耗が激しいので注意が必要と感じました。

バッテリー残量が少なくなってきて、開かないのではと言う不安がある場合、
タッチンゴーレーンに並んだほうがBetterだと思います。


さて次は、バイクのことや人々の運転マナーなどについてなのですが、
これ以上の長文になると皆さんに厭きられそうなので、ここは次回に廻します。

今日は高速道路に特化した話題のみと言うことにしたいと思いますが、
最後に、私もそうですが、この国で車を運転されている多くの日本の方たちの
興味の対象になりそうなこと、つまりSPRINTハイウェイやDUKEハイウェイなど
普段お世話になることの多いハイウェイの内外リンクや各地区との関係位置が
良く分かるポンチ絵などを紹介してみたいと思います。


これはスプリントハイウェイ(E23)の概要図です。
sprinthighwayroutemap.jpg
⇒ E23(SPRINTハイウェイ)拡大図その1
⇒ E23(SPRINTハイウェイ)拡大図その2

このポンチ絵は、モントキアラから外に出るときには、必ずお世話になる
SPRINTハイウェイ(E23)と他の高速道路や一般道のリンクと主要な地区との
関係位置が大変良く分かるお勧めの一枚です。


次に、これはKL北側のDUKWハイウェイ(E33)の概要図です。
201305073000.jpg
⇒ E33(DUKEハイウェイ)拡大図

この絵は、KL中心部の慢性的な渋滞を避けるため、モントキアラからSPLINT(E23)
を経てDUKE(E33)に乗り、KLの北側から中心部にアプローチする際に、それぞれの
リンクと関係位置が良く分かる、これもお勧めの一枚です。


さらに次は、SPRINTから南西方向にリンクするLDPハイウェイ(E11)のポンチ絵です。
ldproutemap.jpg
⇒ E11(LDPハイウェイ)拡大図

LDPとはLebuhraya Damansara-Puchongの略語で、ダマンサラとプチョンを結ぶ
高速道路なのですが、SPRINTから西、そして南にリンクし、シャーアラムや
プトラジャヤ、KLIA方向へのリンクとそれぞれの関係位置が分かる一枚です。


そして今日の最後は、KL中心部から南のプトラジャヤ方向に向かうE20です。

201305074000.jpg

⇒ E20(MAJUハイウェイ)拡大図 (PCでないと開けないかも知れません)
   注:メニューのEXPRESSWAY INFO→ EXPRESSWAY LOCATION

この絵は、左が北、右が南ですのでご注意下さい。

MAJUハイウェイと呼ばれるE20とMRR(Kuala Lumpur Middle Ring Road)との
リンクの関係位置などが分かる一枚です。


以上、今日はKL周辺地域の高速道路などについて知りえた情報を整理しながら
アップしてみましたが、まだまだ整理し足らないようで、ちょっとわかり難い
駄作になってしまったことを平にご容赦下さい。

なお、今日アップできなかったことがらについては、次回と言うことにします。

ではまた。。

追記(2015.1.29)
:スプリントハイウェイ(E23)及びLDPハイウェイ(E11)のポンチ絵のリンクが無効になっているとのご指摘を受け修正いたしました。ご指摘いただいた方、大変ありがとうございました。



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