マレーシア初となるMRT(Mass Rapid Transit=大量高速輸送鉄道)が昨年12月16日に一部区間開通しました。

このことは、日本経済新聞を含む内外のメディアで報じられ、かつ日本語、英語、マレー語などの多くのブロガーがこぞって記事にしていましたので、このことをまだご存じないマレーシア在住日本人の方はおられないと思います。

私ももちろん知ってはいましたが、ナジブ首相が、12月16日から1か月間の無料体験乗車をアナウンスしたことについて、主流のメディアが、これはナジブ首相から国民への嬉しいクリスマスプレゼントだ、などと持ち上げていることに嫌気がさして、わざと知らんぷりをしてたのです。

ところが元来、この種の乗り物が大好きな私です。MRTの高架下の道路を車で通るたびに、颯爽と走り去る新型のMRTを下から見上げてはちょっと悔しい思いをしてました。

そして、私の周囲でも無料体験乗車してきたことを自慢気に話す人たちが次第に増えてきて、もう今日で無料体験乗車が終わると言う1月16日、私もついに我慢が出きなくなって、遅ればせながら乗って来ました。

良く良く考えてみれば、ナジブ首相のこれ幸いとばかりの国民への人気とりの口上が気に入らなくての嫌気だったのですが、それならいっそ有料乗車にこだわれば良かったのに、それすらできなかった自分の貧乏人根性が情けないです。

ま、言い訳はともかくとして、思ったとおりの素敵なMRTでした。

今日は、そのMRTの乗車体験を読者の皆さんにも共有していただきたくて、MRTの前面展望動画を含みアップしましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。

でもその前に、今度のMRTの全体像を日本経済新聞の記事を引用して紹介します。



日本経済新聞 2016.12.20.該当記事全文

■マレーシア 同国初の都市鉄道「MRT」の一部区間が開通した。道路の渋滞緩和と総延長51キロメートルの路線の沿線開発が期待されている。5年間かけて建設され、費用は210億リンギ(約5520億円)。当初の予想より20億リンギ抑えることができた。

ナジブ首相は開通式典で「MRTによりマレーシアは近代的で効率的な公共交通網を持つ先進国となる」と述べた。

MRTはクアラルンプール北西のスンガイブローから南東のカジャンを結ぶ。クアラルンプール中心部の9.5キロメートルの区間は地下を通る。同区間は建設大手MMCコーポレーションやガムダを含む国内企業連合が建設を担当した。

車両は独シーメンスが供給し、信号はカナダのボンバルディアが担当した。日本勢では明電舎が電力システムを提供し、三菱重工が線路に参加した。

無人運転の4両編成の列車は定員1200人。3分半に1本運行され平均時速は70キロメートル。1日40万人の利用が見込まれている。

15日に開通したのは第1期区間で、全31駅のうち12駅。全区間の開通は来年7月の予定だ。

「これまで公共交通は優先されていなかった」とナジブ首相は述べ、マハティール元首相が国産車プロトンに傾注しすぎたとの考えを示した。プロトンは1985年に登場したが、ほぼ同じ時期にシンガポールはMRT事業を開始していた。

マレーシアは2番目となるMRT路線の建設を始め、3番目の路線に関する実現可能性を調査している。これとは別にクアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道計画なども発表している。

政府は国民1人当たりの収入を2015年の1万570ドルから2020年に1万5690ドルへ引き上げることをめざす経済改革計画を実行中で、MRT事業はその一部だ。(クアラルンプール=CK・タン)



記事中、MRTのPhase1の工費が当初見積もりより20億リンギも安くできたとか、マハティール元首相よりも自分のほうが先見の明があるかのナジブ首相のアナウンスメントは、金の使い方やその出所については数多の疑惑に埋もれている首相の発言なので、もはや多くの国民は信じてはいないのだろうと思いますが、案の定、経費の積算もれがあったための不正確な数値だったとか、国会などでは厳しく追及されているようです。また、今回の無料乗車が国民に対するクリスマスプレゼントだとか、気前のよい首相の大盤振る舞いだとか言う、この国の主流メディアの首相よいしょの文言は、逼迫する現下の国家経済状態においては大いに違和感ある文言だとは思いませんか?


さて、それはさて置き、わが町モントキアラからのMRTの最寄り駅はと言うと、バンサショッピングセンター近くのSemantanか、そのひと駅、西側のPBD(Pusat Bandar Damansara)なのですが、いずれも近くはありません。

どうしたものかと思案するうち、Feeder Busなるものがあることを知りました。Feederとは中継ぎとか連絡と言う意味があるので、これはMRT駅への連絡路線バスと言うことなのでしょう。

そのFeeder Busの路線が隣町のデサ・スリハタマスを通っているのだそうです。それにしてもなぜモントキアラは通っていないのかと突っ込みたくもなりますが、MRT の路線にしてもバス路線にしても、モントキアラはどうも蚊帳の外に置かれている気がしないでもありません。

幸いなことにわがコンドは、ゲートのすぐ前が190番(旧U7)の路線バスのバス停なので、車なしでも容易にモントキアラを脱出できるのですが、他のコンド、特にメインストリートとなるJalan Kiara沿いのコンドに住んでいる方にとってはまさに陸の孤島なのかも知れません。

で、今回のFeederバスですが、デサ・スリハタマスのどこにバス停があるかが問題です。

My Rapaidのウェブサイトで検索した結果、デサ・スリハタマスを通るFeeder BusはT818でわがコンドから一番近いバス停は↓ここのようです。

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バス停には↑のような看板が設置されているので容易に分かります。このバス停は名前をPlaza Cristelvilleと言い、名前からはまったくわからないのですが、デサスリで唯一のガソリンスタンドの近く、雑多なショップロットの前で、タクシー待合スタンドのところです。なんのことはない、最近仲間たちとよく行く韓国レストランDaoreの真ん前でした。

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↑T818のバスは10から15分間隔で、MRTのPBD駅とデサスリを周回運行しているようです。もちろん時刻表はありませんが、わがコンド前の路線バスよりも頻繁な運行のようで、待つのもさほどの苦ではありません。

ただ、このバス停まで歩いてくるとなるとやっぱり汗をかきます。運行経路図から察するにもっと近くの場所で手をあげれはきっと乗り降りできるはずなので帰りに確認してみたいと思います。(帰りにバスドライバーに確認したら、経路上でならどこでも乗り降り可能だとのことなので、わがコンドからもっとずっと近くで乗り降りできそうです)

バスは、今日(1月16日)までは無料、明日(1月17日)からは1リンギだそうです。運行時間も早朝から深夜までと十分ですし、これは使えるかなと言う気がしましたね。

デサスリを出発するとこの新型バスは、サイエンス・ネガラを左に見て、ブキット・キアラを通りPBDのバスターミナルに到着します。その前にSemantanの近くも通るのですが、MRTに乗るにはこのPBDが絶対有利です。なぜなら、PBDのこのバスターミナルはMRTの駅に隣接していて、雨でも濡れないように屋根付き連絡通路とエスカレーターで行き来できるからです。

↓ここがPBDバスターミナルです。後ろがMRTのPBD駅です。

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↓これが新型バスです。

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↓このターミナルからはT818のほかに、PBDとKL SENTRALを結ぶT819が発着しているようです。と言うことは、7月のPhase2を待たずともKL Sentralまではバスの乗り継ぎで行けると言うことですね。

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バスを降りたら屋根付き連絡通路から↓このロングエスカレーターに乗ります。

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そして↓屋内連絡通路を抜けると・・・

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そこは高架のPBD駅です。そして↓は自動改札を入ったところですが、見てくださいこの広々としたスペース。。

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↓ここはプラットホームです。

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もちろんホームドア(自動転落防止柵)も完備されていてなかなかのものです。

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↓これがMRTの新型車両です。中国製造との情報もあったのですが、日経新聞によるとドイツ製だそうです。

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↓これは路線の車内情報ボードですが、グレーで彩色された部分が未開通で、この7月に開通するのだそうです。市内中心部を突き抜けてKajangまで一本で行けるということです。

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↓車内の様子です。

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↓MRTは他の交通路線よりもいちだん高い高架を走るため、見晴らしはとても良いです。

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↓このように普段は森に遮られてあまり目にすることのない墓地なども良く見えて、へぇーこんなところにお墓があったんだと思ってしまいます。

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それにしても、このMRTはコンピュータによる完全自動制御なので、運転席もないし運転手もだれもいないんですよ。おかげで前方の見晴らしが、架線や架線柱もないのでとても良いのですが、線路上の障害物などはどうやって識別するのだろうかとちょっと不安な気もします。

見て下さい、前も後ろもこれこの通り。大きなウィンドウがあるのみで運転手さんはいません。

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そんな視界の良い最前席に陣取って、撮り鉄よろしく前面展望を撮ってみました。最初の1本は、Kwasa Sentralから終点のSungai Bulohまで、各駅での停車間を切り取って、約6分半。次の1本はSungai Bulohからの帰り、Kota Damansaraから降車駅のPBDまでを、これも各駅の停車間を切り取って約12分半ほどありますが、もしよろしければご覧ください。このほど新設されたクアラルンプールのMRTの乗り心地や見晴らしを、この前面展望動画で体感していただければ嬉しいです。なお、HDにて撮影していますので、ネット環境が許すなら、ぜひ大画面ディスプレイにてご覧いただけれぱと思います。

↓Kwasa Sentralから終点のSungai Bulohまでの前面展望動画(6分34秒)



↓Kota Damansaraから降車駅のPBDまでの前面展望動画(12分42秒)



いかがでしたでしょうか。なにかのご参考になれば幸いです。

ではまた。。



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今日は、昨年11月のスマトラバイク旅出発前夜に、プロローグだけ書いてそのまま放置していた「クアラスランゴールの新鮮魚市場」の続きのリポートです。

しかし、あれから2か月以上も経つので記憶も曖昧で、写真を眺めてみてもリアルなストーリィはおいそれとは浮かんで来ません。でも、まさかプロローグだけで知らんぷりなんて私の信念に反することはできないし、ハテどうしたものかと少々気に病んでました。

そんな今週月曜日(1月16日)の朝、いつもは寝室のカーテンをしっかり閉じて真っ暗にして寝るのが好きな私ですが、その朝は閉じたはずのカーテンの隙間がかなり開いてたらしく、そこから射し込む眩しい朝の光で目が覚めました。時計を見るともう8時。空は真っ青に澄み久しぶりに気持ちの良い朝です。

この時、突然ひらめきました。そうだ、今日これからクアラスランゴールに行って来よう。刺身用冷凍柵のストックも底をついてるし、マレーの方がブログに書いてたクアラスランゴールの「安い漁師市場」なるところもこの目で見てみたいし、ちょうどいい。(こんな時は毎日が日曜日のわが身の気楽さを感じます)

いつもどおりに決心は早いのです。そそくさと着替えてからまだ寝ているmy better halfに断りを入れ、愛用のクーラーボックスを担いでただちに玄関を出ましたが、いつもエレベーターの中で会う方に、釣りですか?とまたまた聞かれました。いつも釣りではなく市場に行くのだと答えているのですが、彼もちっとも学習しないで同じことを何度も何度も聞いてくる。私よりずっと若そうなのに気の毒なことだと思ってますけどね。(笑)

モントキアラからクアラスランゴールまで距離にして約70km、時間は今日は日曜日だから1時間もかからないでしょう。とすれば、今から出かけても昼までには戻って来れる。即決心&即実行です。

↓今日の目的地は2つです。

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KL方向からFederal Route 5(連邦道=国道5号線)を走って行くと、ホタル観賞で有名なスランゴール川に架かる橋を渡ってすぐに大きく左にカーブしますが、今日の探索地域はその国道5号線の左側地域、Kampung Pasir PenambangとKampung Pasir Panjangです。

今回はクアラスランゴールでベストの生鮮市場、Pasar Basah Pasir Penambangとちょっと穴場的な漁師市場、Pasar Nelayan Sungai Yuを中心に私の評価や購入した地魚の食味などをリポートしてみたいと思います。

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結論から言いますが、やはりお勧めの第一はPasar Basah Pasir Penambangです。この市場の名前の由来について、私はプロローグで砂金堀労働者のための市場だったのではないか、などと書いてしまいましたが、なんのことはない、Pasir Penambangと言う地名だったのですね。(お詫びして訂正します)

国道5号線の信号を左折するとすぐに、ちょっとした町の商店街に入りますが、市場は↓この目印、PASAR AWAM PASIR PENAMBANG(PASIR PENAMBANG公設市場)ですぐに分かります。

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↓ここがPasar Basah Pasir Penambang (=Pasir Penambang Wet Market)です。営業時間は朝8時から夜7時までで、午後2時ごろが最も入荷が多い時間帯なのだそうです。

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市場内は狭くもなくだだっ広くもなく、丁度良い広さだと思います。KLの新旧卸売市場に慣れた目には、なんだこんなもんかと思いがちですが、よく見ると内容が濃い、そして新鮮かつ安価です。

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魚の種類も豊富、決してKL卸売市場に負けてはいません。いや、それよりも多いかも知れませんね。

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値段もとてもリーズナブル。このメラがRM26とはKL卸売市場より安いかなと思います。

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↓これ、私の大好きなイカンニョクニョク(マルヒラアジ)ですね。脂が適度にのった新鮮なニョクニョクは刺身にすると唸るほどに旨いのですが、こちら(マレーシア)の方たちは、カレーやスープで煮込んだりするだけでもったいないですね。マルヒラアジ本来の旨みは刺身でないと出せないと思うのですけど。。

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とにかく市場の中は活気があって面白い。こんな場所が好きな私は何時間いても飽きないのです。

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見てくださしぃ、↓このイカの新鮮そうなこと。左がヤリで右がアオリですね。

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そうだ、↓この真ん中の体高の高い魚、名前聞いたけど中国語がちっとも聞き取れず、店主にメモに書いてって頼んだのに忙しすぎで相手にしてもらえず、未だにわからずじまいです。多分パワル(マナガツオ)の近種だとは思うのですが、どなたか、この魚の名前や食味などご存じの方がおられたら是非教えて下さい。

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うーん、全般的に種類も豊富で安いと思います。ここがKLからもっと近かったら毎週でも通いたいところですが、片道70kmではそうもいかずとても残念です。

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貝だってこのとおり、これはハマグリのようですが、RM10/kgは安いと思います。ちなみにこれより小さいアサリはRM6/kgでした。

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貝を買うときの注意を一つ。↑こんなにうず高く山に積まれているのですが、これ全部が今日獲れた貝ではありませんよね。いや、そうではなく全部が今日獲れた貝なら良いのですが、ひょっとしたらそうではないかも知れませんね。魚もそうですけど、一番不安なのはその日に売れ残った魚介はどうするんだろうということです。KL卸売市場でもそんなことを心配して店員に尋ねたことがありました。売れ残ったら全部小売店に卸すって堂々言ってましたけど、果たして本当にそうでしょうか。

KL卸売市場でさえも、中には明らかに鮮度を欠いた魚介が混じっていることもあるし、どうも全部が全部そうではないのではないかと私は疑っています。クアラスランゴールの市場の、この店の貝はオーダーすると店員が自分に近い手前の山から掘ってくれるのですが、感じとして客側に向いている山のほうが鮮度がより良いような気がします。なので貝をオーダーするときは、この部分をくれと指示することが必要だろうと思います。

でも、私の今までの経験では、貝はKLのどの市場よりもここの貝がベストのような気がします。ハマグリもアサリもヒュービューと水鉄砲を吹いてるような新鮮な獲りたての貝が売られているので安心です。

ここで売られている魚介はすべて水揚げ後6時間内とオフィシャルのウェブサイトに書かれていますが、ほんとにそうかは別にして鮮度はとても良いと思います。また、一日のうちの何時に行けば良いかですが、ウェブサイトには午後2時頃とあります。しかし、潮の満ち干によって漁船の帰港時間が変化すると思うので、可能なら当日の当地の満潮時刻を調べ、その数時間後に行ってみるのがベストではないかとも思っています。

以上、クアラスランゴールでイチオシの生鮮魚介市場、Pasar Basah Pasir Penambangの紹介でした。



次にこれはいわばおまけなのですが、海鮮乾物屋さんです。Pasar Basah Pasir Penambangを出て、右(南)方向に約1kmほど進んだ道路の突き当りにシーフードレストランが何軒かありますが、その突き当りから左に折れたところからいくつもの海鮮乾物屋さんが並んでいます。↓これはその中の一軒です。

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↓ホタテの干し貝です。RM43/100gが安いのか高いのかは分かりませんが思わず手を出して食べたくなるようなホタテ貝でした。

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↓これはおなじみスルメイカです。RM8/100gと言うことで、200g買ってみましたが、結構量があって酒のつまみに重宝しています。

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お、これは干しカキ貝ですね。RM14/100gは高いのかも安いのかこれもよく分かりませんね。

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以上、Kampung Pasir Penambangのフィッシィングビレッジにある海鮮乾物屋さんでしたが、ま、乾物は鮮度が命ではありませんからね。私はざっと見ただけで、KLにもどこにもある乾物屋さんとたいして変わらないなと思ってしまいました。



さて、お次はイチオシのシーフードレストランです。と言っても、私がこの地域のシーフードレストランを全部食べ比べた訳ではなく、ローカルの方に聞いて行ってみたところ、お店の雰囲気も、店員さんのサービスも、そして味も価格も悪くはなかった思えるレストランです。
Pasar Basah Pasir Penambangの近くの小路を川(海)方向に少し入ったところにあるシーフードレストラン・クアラスンガイ(港口海鮮)です。ガーミンGPS入力用の座標値はN03.34909、E101.25117です。

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中に入ってみると結構広くてゆったり感があります。

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一部のテーブル席は、川面にぐんとせり出してしてとても良い感じです。

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テーブル席からはスランゴール川をひっきりなしに行き来するフィッシィングボートがよく見えます。

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私自身はシーフードレストランって、今まで、これはと思う店に出会ったことがなかったのですが、この店は値段も味も雰囲気もまあ、お勧めできるレベルのレストランかなと思いますので、もし機会があればお試しください。



次に、シーフードレストラン・クアラスンガイを出て、今度は左(北方向)に進みます。村の中の細い道を700mほど行くと、ここにもいくつかの海鮮レストランと小さな魚屋さんが並んでいます。

そのうちのひとつ、CHUAN HOCK FISERY(金福魚行)を覗いてみました。

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これはウマヅラハギとハタ科の高級魚スジアラのようですね。

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このように氷を詰めたトロ箱を並べて新鮮地魚が売られています。確かに、公設市場の店舗の台上にずらりと並べて売られている魚よりは保存状態は良さそうなのですが、その代わりに値段も高めです。

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この程度の大きさのシャカップがキロ27とは高すぎです。

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このハタも鮮度は良さそうですが、問題は価格ですね。

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イカも高い。

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↓こんな小型のジェナハックがキロ34なんて、これも高すぎですよね。

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結局ここの魚屋さんは、保存もしっかりしているし確かに鮮度も良さそうです。これで価格がPasar Basah Pasir Penambang並みなら間違いなく買いなのですが・・・・・・。。ま、でもいつも覗いていれば価格に見合う良いものが見つかるかも知れませんね。



最後は、1月16日(月曜日)に探索してきた漁師市場の紹介です。
市場の名前はPasar Nelayan Sungai Yu、日本語ではSungai Yu漁師市場と訳せます。私はこの市場を、マレーの方のブログを読んでいて偶然に知ったのですが、もっと詳しく知りたくて手を変え品を変えて検索しまくってもさっぱりヒットしてこない。名前と場所はヒットするのですが、営業日時や電話番号や店舗の状況など知りたい情報がどこにもないのです。

ま、それだけマイナーな市場ということなのだろうと思いますが、漁師市場と言う名前に惹かれ、ひょっとしたら穴場かも知れないと期待は膨らみました。もちろん場所だけはピンポイントで特定できたので、当日はまっすぐにそこに行ってみました。

朝9時ちょっと過ぎ現地到着(座標値N03.36334、E101.23974)。あれ?でもまだ誰もいません。今朝の満潮は8時ごろのはずだけど、ここの市場って、漁師市場って名前だから漁師が直接魚を売ってる市場かと期待してたのだけど、考えてみりゃ、そうとも限らない訳だよね。

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一軒だけシャッター開けて開店準備中の店があったから、ほかの店は何時に開くのかって尋ねたら、11時までには出揃うって返事。なんだそれじゃまだ随分早い、ということで、前述のクアラスランゴール公設市場のPasar Basah Pasir Penambangに行ってうろうろしながら1時間超の時間潰しして、そしてちょっと早めに戻ってみたところ・・・・ 今度はこれ↓この通り。

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車を市場の前に停めて、と・・・

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中では八百屋一軒、海鮮乾物屋1軒、魚屋3軒が営業開始してました。ということはこの市場の開店は10時半と考えたほうがよさそうですね。

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出店中の魚屋全3店を詳しく見ましたが、はっきり言って期待したほどのことはありませんでした。確かに値段は安いような気がしますが、なんせ魚の数と種類が少なすぎる。これじゃあ選びようがない。

それでも、前回クアラスランゴールに来た時に、リッチなマレーの方から一切れもらって、後で刺身で食べた美味しさが忘れられなかったこの↓クラウ。キロ30と全然高くなかったし、鮮度も良さげたったので思い切って買ってみました。

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↓これは自宅に持ち帰り、捌く前の前のクラウ(スナンギン)です。

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↓クラウを3枚に下して、皮を引き刺身用柵に取ったところです。

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しかしこれはなかなか歩留まりの良い魚ですね。↑写真の刺身柵は半身だけで、あと半身取れましたよ。

↓早速食味してみましたが、間違いなく美味い。なるほど庄助さんの言う通りカジキマグロに近い味ではないでしょうか。

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この日は、このスナンギン、小型のものを焼き魚用にと3匹買ってみました。↓エラとハラを抜いてふり塩で下拵えしたスナンギン(クラウ)です。

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魚焼き機で焼いたスナンギンです。純白の身は淡泊で柔らかくとても上品です。見た目に反し小骨もなく食べやすく、アジなどよりははるかに身肉が多く、いい魚です。(和食のマナー違反とされる頭右で置いた理由は特にありません。焼くときの向きを間違えただけです)

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また当日はこの漁師市場の中の一店舗で珍しくマゴチを見ました。以前ケポンの日曜市で買ったことがありますが、それ以来です。多分市場や魚屋さんには滅多に出回らないのだろうと思うので、即買いです。↓これ、自宅のキッチンで捌く前のマゴチです。

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うーん、やはりマゴチは薄造りがいい。適度に歯ごたえがあって甘みもある。酒の魚にはうってつけですね。

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そして最後に得意のテキトー刺身3点盛りです。手前は正月以来冷凍柵にとっておいたスズキ、その向こうがクラウ、そして奥と左がマゴチです。

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しかしなんですね。常夏の国マレーシアで、こんなに美味い刺身を存分に味わえるなんて、移住前には考えてもみなかったことですけど、為せば成るです。もちろん私は一人だけでこそこそ楽しもうなんてこれっぼっちも思っていません。南国地魚を刺身で喰らうことに興味や関心をお持ちの方、いくらでも情報提供など致しますので、遠慮なくお声掛けください。

以上、今日はクアラスランゴールの新鮮魚市場紹介でした。なお、お断りしておきますが、それぞれの市場の評価や魚の食味は私個人の主観によるものです。見方によっては評価や食味が異なることも当然あり得ることとご承知おきください。

ではまた。。




今日は、前回までの旅シリーズとは趣をがらりと変えて、KL生活、いやマレーシア生活には欠かせない車関連の気付きリポートです。

実は最近(先月12月中旬)のことですが、毎年恒例の自動車保険を更新しました。そして今年もこれまでどおり、道路税の更新(支払い)も保険会社(東京海上)さんで同時に行い、車のフロントウィンドウに貼る道路税スティッカーもいただいたのですが、その際、ひとつだけこれまでとは異なることがありました。

それは、マレーシア道路交通局(JPJ)発行の(自動車)登録証(RC:Registration Card)のことです。これまでは、道路税の支払いの際には、この登録証を提出してその裏面に道路税の有効期間を裏書きしてもらっていたのですが、今回はそれがない、と言うか、RCの提出を求められなかったのです。

自動車保険会社の担当者に尋ねたところ、今年(2016年)6月からJPJのシステムが段階的に変更になり、これまでの登録証(RC)に変えて、新たに車両所有証明書(VOC:Vehicle Owenership Certificate)なるものが発行されるのだとか。そして、今現在(2016年12月)はその第2段階の期間にあたるので、これまでのように登録証(RC)への裏書はしなくても良いのだ、と言う説明でした。

しかし私はこんな説明だけではもちろん腑に落ちません。なので、遅ればせながらJPJや関連サイトをチェックしたところ、以下のことを知りました。



①(マレーシア)道路交通局(JPJ)は2016年6月1日、自動車の所有・登録証明書を登録証(RC)から車両所有証明書(VOC)方式に移行した。

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↑左がこれまでの登録証(RC)、右が新たに発行される車両所有証明書(VOC)です。

②移行は段階的に進め、2020年までにはすべてVOC方式とする。移行に伴いJPJはオンラインプラットフォームを最大限活用し国民の利便を図る。

③VOCはRC同様、所有者、車両の詳細情報を記載した書類だが、道路税更新、所有権移転の際には不要である。、またデータのすべてはJPJのデータベースに保管・管理するため、所有者とJPJとのやり取りを書類に印字したものでは残さない。

④移行の段階区分
・第1段階(2016.6.1~) 新規登録車両の所有者及び所有権移転で新たに所有権を得た所有者にVOCを交付する。

・第2段階(2016.9.1~) 道路税を更新した車両所有者及び車両登録情報を変更・訂正した所有者にVOCを交付する。

・第3段階(2017.1.1~) JPJのオフィスに自主的に出向き、RCを持参して、VOCの交付を申請した車両所有者にVOCを交付する。



以上のことにより、自動車の売買や相続などに伴う所有権移転(名義変更)の手続きや、塗色などの車両登録情報の変更・訂正が、JPJに出向くことなくオンラインでできるようになる、のだそうで政府管掌行政のオール電子化、省力化の一環なのだそうです。

もっとも今回のシステム変更の最大目的は、いつまでも絶えることのないクローン車両などの不法車両売買の犯罪を根絶することにあるようで、それはそれでもっともなことだと思います。

しかし思うに、この情報はあまり我々在住一般日本人の間には出回っていなかった、いやマレーシア人の間にも広まっていなかったような気がします。もちろん一部メディアの記事には取り上げられていたのですが、さほど大きな話題にはなっていなかったように思えます。恥ずかしながら、日ごろ良くメディアをチェックしてるはずの私も見逃していた、と言うか、私自身の12月の道路税の更新までまったく気が付きませんでした。

なのでその反省の意味を込めて、昨日のVOC取得に至る経緯とその手順や気付きをリポートしたいと思います。



まず第1に、私の12月の道路税更新時に保険会社からのVOC交付はありませんでした。第2段階区分の説明文には道路税を更新した車両所有者にVOCを交付するとあるのになぜ?と思い、あらためて保険会社に問い合わせたところ、VOCの交付は保険会社ではできない、もし希望なら最寄りのJPJに出向いて交付を受けるべきだが、急ぐ必要はない、なぜならVOCの交付を受けるまではRCが有効なのだから、とのこと。

ならば、もし万一ポリスブロック(警察検問)に遭遇した場合に、道路税の有効期間の裏書きのないRCで問題はないのかと問うと、すべてのデータがオンラインで保管・管理されているから心配はない。もし心配ならJPJのサイトで実際にオンライン確認してみれば良い、という返答でした。

そうか、そう言うことか、するとRCからVOCへの切り替えは2020年までにやれば良いということなのか、じゃあ急ぐ必要はまったくないな、と合点したのですが、JPJのサイトに行ってみて少々気が変わりました。

JPJとはマレー語でJabatan Pengangkutan Jalanの略で、英語で言えばRoad Transport Department、つまり道路交通局なのですが、運転免許や自動車登録などの広範な道路交通業務を所管し、マレーシア在住日本人の間でもJPJで十分に通じるほど親しみのあるお役所です。

そんなJPJのウェブサイトの使い勝手が甚だ悪い、と言うか、まだまだ仕上げが不十分、不完全なのです。よくこんな状態で公衆に堂々晒せるなぁとある意味感心してしまいますが、これがマレーシア流のお役所仕事だと十分に理解していますので、今では特に腹も立ちません。

JPJのウェブサイトのポータル(入り口)は2つあって、一つはJPJマレー語サイト、そしてもうひとつはJPJ英語サイトです。JPJ Malaysiaで検索するとどちらかのポータルサイトにヒットします。

マレー語サイトに飛んだ場合は、もちろんオールマレー語ですが、ページ上には言語選択のドロップダウンリストがあってマレー語を解せない場合は、そのドロップダウンリストで英語を選択すれば、英語のポータルサイトに移動できます。残念ながら日本語選択は今現在(2017.1.10現在)まったく機能していません。

しかし英語のポータルサイトに移動しても、ページのほとんどは依然としてマレー語で書かれているので戸惑う方も多いかと思いますが、そんな場合は↓ここに注目して下さい。(ページトップの下段左部分)

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↑ここにはオンラインで確認・実行できることがそれぞれタブごとに区分されています。

タブは、左からKenderaan Saya(自動車登録関係)、Lesen Memandu Saya(運転免許関係)、Kesalahan dan Penalti Saya(違反・罰金・ブラックリスト関係)です。(なぜ英語ページなのにマレー語表記なのだと思うでしょうが気にしないで下さい。これがマレーシア流の役所仕事ですから)

先ず自動車登録関係のタブですが、すでに4つのページリンクが見えています。

左から、道路税の有効期限確認ページ、道路税の更新実行ページ、自動車情報パックの申請ページ(名義変更申請?)、自動車の廃車申請ページと記されています。なお、この下段にはオンラインでできることのリストへのリンクがあって、そのリストからも該当ページに移動できる仕組みなのですが、道路税の有効期限確認ページ以外のリンクはすべてmySIKAPのページに飛びます。

mySIKAPとはJPJの主取引システム(Main Transaction System)のことですが、このmySIKAPを利用するには事前のID登録が必要で、そのためにはJPJに出向かなければならないのです。(以前mySIKAPの利用にトライしたことがあるのですが、JPJに出向くことが面倒で途中で挫折した経験があります)

そうか、やっぱりmySIKAPを使うことになるのですね。

ならば今回のVOCへのシステム変更でJPJが大々的に謳っている、オンラインプラットフォームを最大限に活用して国民の利便を図るなどは、mySIKAPの利用手続きが面倒なことや、頻繁にクラッシュするとの噂のあるmySIKAPでは、果たしてそう簡単にできるのかと思ってしまいますがどうなんでしょう。

となると、このページで唯一簡単にできそうなのは、一番左にある道路税の有効期限確認ページだけですが、とりあえずこれにトライしてみましょう。

一番左にある道路税の有効期限確認ページへのリンク下欄のmulaをクリックすることで、道路税の有効期限確認ページに移動できます。(なぜかこれからこの先のページはすべて英語表記です)

↓これが道路税の有効期限確認ページです。

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↑ID. Categoryはドロップダウンリスト最下段のNON MALAYSIA(LLN)を選択します。

↓すると、ID No.とVehicle Registration No.の入力ページが現れますので、それぞれの欄にパスポートナンバーと車の登録番号(プレートナンバー)及び表示されているセキュリティコードを入力します。

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↓するとこのような確認結果が表示されます。ここには氏名、パスポートナンバー、プレートナンバー、道路税更新年月日、道路税有効期限及び自動車保険有効期限が表示されています。

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うんなるほど、道路税と自動車保険の有効期間はこのサイトで簡単に確認できることは分かった。しかし・・・・・これだけですか??

うーん、なんだかなぁぁ。。こんな使い勝手の悪いウェブサイトでこれから、道路税の更新や名義変更などがホントにオンラインでできるのだろうか甚だ疑問ですが、きっと今後次第に改善するのでしょうから、とりあえず今はこれで良しとしましょう。



さて、次に手元にある登録証(RC)の車両所有証明書(VOC)への変更ですが、別に急ぐ必要もないとのことですが、これも実際に検証してみたくなって、一昨日、実際にJPJに行ってきました。

ついては、どこのJPJに行けば良いかです。私の直近のJPJ行きは運転免許証再発行の際のWangsa MajuのJPJですが、Wangsa Majuは混み具合が半端じゃないし遠いので、まずは最寄りのPudu SentralのUTCに行ってみることにしました。(UTCってご存知ですか? Urban Transformation Centreの略で、政府行政機関の統合出張所とでも訳すべきでしょうか、つまりいろいろなお役所の出張所が同一のビル内に所在して行政事務サービスを簡便に提供するところで、KL市内の数か所にあります)

しかし懸念した通り、UTC Pudu SentralのJPJではあえなく拒否され、やっぱりWangsa MajuのJPJに行く羽目になってしまいました。事前に確かめていけば良かったのですが、VOCの交付事務はUTCでは取り扱わないのだそうです。

でもWangsa MajuのJPJでは、時間が遅かった(午後3時ごろ)せいかさほど待たされることもなく、係官の指示に従いVOCの発行申請書を書き、持参したRCとパスポートのコピーを添えて提出したところ、その場で簡単に発行してもらえました。

↓これが私が一昨日(1月8日)JPJで交付を受けたVOCです。

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以上、今日はこの国のJPJがこれまでの(車両)登録証(RC)に代えて、新たに交付することになった車両所有証明書(VOC)に関することがらの整理とそれに関する私の気付きを書いてみましたが、なにかのご参考にでもなれば幸いです。

ではまた。。


皆さん、新年明けましておめでとうございます。

年が明けたと思ったら、あっと言う間に今日はもう1月4日。早いもので今年でもう5回目のマレーシアのお正月です、と既に何度口にしたことか。そんな時、あとどれぐらいマレーシアにいるのかと問われたりもするのですが、正直なところまだはっきりとは決めていません。言えることは、人生の最終章は日本でなければならないと言うことと、健康次第の4文字です。

昨年は、東京に住む私の弟に胃の早期癌がみつかり、私もいよいよかと少々真剣に考えていました。ところが幸いなことに、この度の胃の内視鏡検査もOKでしたし、血液検査の結果も概ね想定内でした。私は、昔から医者の言うことに逆らって生きてきたし、身体に良いことなどほとんどしていないのに、なんてことはない、まだしばらくは大丈夫なようです。

と言うことで、今年もこれまで同様いろいろなチャレンジに励みたいと思っていますので、どうぞ本ブログの変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。



さて、今日はいよいよ団塊シニアのスマトラ島横断バイク旅の最終章です。しかしこのバイク旅シリーズは誰かの口車に乗せられて、沢木耕太郎ばりの紀行文を真似たつもりが、結局は三文文士の三文紀行文に終わりそうです。

でもそれでもいいのです。最近気が付いたことなのですが、見たまま、聞いたまま、感じたままを、思うがままに書くことの楽しさと、旅を憶(おも)いながら文字を起こすことの楽しさは、まさにメンデルスゾーンの名言「旅を思い出すことは、人生を2度楽しむこと」そのものなのですね。

だから書いている私も楽しいし、読んで下さる方たちが、少しでもその楽しさを共有していただけるならそれで十分なのです。

11月23日、旅の第7日目。今日は、高原の町ブキティンギに別れを告げ、いよいよ今回の旅の最終目的地であるパダンに向かいます。

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移動は、やはりミニバス、と言うかミニバンの乗り合いタクシーでした。私は今回の旅の中・長距離移動は、大型バスをイメージしていたのだが、実際はそうではなかった。テレビなどで良く見かける、見知らぬ国の見知らぬ土地での旅ドラマ。バスの車内の人間ドラマみたいなものも仄かに期待していたのたが、残念、今回旅は、全部こんな↓乗り合いの小さなバンタクシーだった。

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バンは一路南に下り、シンガラン山とメラビ山の間を抜けて、徐々に標高を下げて行く。途中パダンパンジャンの町を通り抜け、深い山間のくねくね道をさらに南下するうち、ウトウトしながらフト気が付いた。え、こんなところに鉄道橋がある?

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私は、様々な旅の乗り物に興味があるのだが、鉄道はその中でも特別だ。鉄道、特に昔懐かしい古い鉄道が好きで、いつか見知らぬ国でそんな古い鉄道の旅をしてみたいと、昔から夢見ている。

こんなところに鉄道がある。そう考えただけでワクワクしてきた。するとまもなく谷あいの道路傍に、大勢の人だかりと大きな滝が車窓に見えた。ピーターからここはこの辺りの有名な観光地、アナイ渓谷(Anai Valley)だと聞かされたが、私の興味は滝よりもこの鉄道だ。

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まだ現役の鉄道だろうか、それとも廃線なのだろうか。。そんなことを話していたら、物知りシーシーが教えてくれた。この鉄道は昔オランダ統治時代にオランダが建設したものだが、今は一部を除き使われていない、のだそう。

↓これは後程ネットで探した、まさにアナイ渓谷を走る現役当時のロコモティブの写真だが、さらに調べるうち、現在この鉄道の復興計画が進行中だと知って嬉しくなった。いい、実にいい。

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まもなくパダンに着いた。パダン (インドネシア語: Kota Padang) は、インドネシア西スマトラ州の州都で、人口約100万を擁する西スマトラ最大の都市だ。我々の今回の旅はここが終着地。今夜はここに一泊して明日は、町の北方に近年新設されたパダン空港(ミナンカパウ国際空港)からクアラルンプール国際空港(klia2)まで空路帰投するのみだ。

そしてここ↓が我々の今夜の宿、バックパッカー専用宿のYani Homestayだ。

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ところでこのHomestayと言うワードだが、ブキティンギの宿もHomestayと言う名前だった。どうもこのワードは私のイメージするホームステイとは異なるようだが、インドネシアのホームステイはいわゆる日本や世界のどこにもある:ゲストハウス(※)と同義らしい。(※ゲストハウスとはアメニティサービスなどを省いた素泊まりの宿で、いわゆるバックパッカーと言われる旅行者たちが利用する安価な宿のこと)

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宿の前には、いかにもバックパッカー然とした若者たちがたむろっていたが、彼らのほとんどは実に明るく気さくな若者たちだ。初対面の誰にでも声を掛けてくる。

かく言う我々トリオ隊の面々も負けてはいない。ピーターもシーシーも、もちろん私もだが、どこの誰に対しても気後れしない性格だし、中でもシーシーの特技はひと際冴えている。あっと言う間に親しくなって、いろんな話に花が咲く。

うーん、これだな、これだよな。これが私が若い時から恋い焦がれていたインターナショナルなバックパッカーの旅の世界なんだな、ひそかにそう思った。

Yani Homestayの中に入ると、外見よりはかなり立派な施設のようだ。

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1階部分は宿のオーナーファミリィと従業員の部屋、そして2階にゲストルームがある。↓ここは共用のリビングルームだ。

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そしてその半分が共用のキッチンとバスルームになっている。

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ただし、割り当てられた4人用のゲストルームは相当に窮屈だった。細長く狭い部屋に上下2段の木製バンクベッドが縦列に2台ある。

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バンクベッドの下段に大型の二人、上段に中型の私と荷物と言う割り振りとしたが、大型の二人は脚を延ばすと流石に狭そうだったし、上段の私は垂直の梯子の上り下りがきつかったのと、上で寝返り打つと木製のベッドがギシギシ軋んで気遣いもした。

確かに一晩寝るだけなのだからこれで十分なのだが・・・・・・そう考えると、ブキティンギのあの貧民用3ベッドルームでさえ贅沢に思えたぐらいだった。(笑)

しかしこのYani Ho,estay、宿の前にはレンタルバイク屋もあってなかなか便利。我々団塊シニア隊、早速レンタルバイクを駆って、とりあえず遅いランチと町見物に出かけることにした。

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↓これは、宿の直ぐ前の通り。この写真は山側を向いた写真だが、反対方向はすぐ海だ。

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パダンはインド洋に面した海岸の町だ。また町の南側にはテルク・バユール港 (Teluk Bayur) と言うスマトラ島西海岸最大の港もある。宿のスタッフに、パダンでは何が美味いのかと聞いたら、即座に、魚だ、焼き魚を食べてみろ、と言う答えが返ってきた。

なので早速、焼き魚が美味いと言う食堂に行ってみた。

その店には氷と魚がぎっしり詰まった大型のバケットがいくつかあって、好きな魚をチョイスしろと言う。魚のことなら任せてくれ、などと二人に大ボラ吹いてたし、シーシーがほらイケサンの出番だぜって言うものだから、こ、この魚が旨いんだよ、なんて適当なこといってチョイスしたのがコレ↓

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ホントは、見たこともない知らない魚だったのだが、店員に名前を聞いても案の定知らなかったし、美味いかと聞いたら不味いなんて言うわけないし、ま、大丈夫だろ、と思ってた。

そしたら焼きあがって出てきたのがコレ↓

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おいおい、ここまでしたら、素材の味もへったくれもないではないか、などとは決して文句言うなかれ。甘辛の濃厚な焼きダレが素材の味を見事に消し去ってくれてはいるが、これはこれで美味と思えば見事に美味なのだ。でも、これじゃあ、どんな魚をチョイスしようが同じだろう、とは私の独り言。大型の二人には、どうだ美味いだろう、やっぱりオレのチョイスが良かったな、なんて自慢したら、うんそうだ、やっぱりイケサンのチョイスが良かったな、だと・・・・、へっ、ちょろいもんだぜ。。

次にやってきたここは、インド洋に沈む夕陽が綺麗で有名なパダンビーチ↓だが、あいにく今日は天気が悪い。

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雲がどんどん下がって来て、今にも雨が降りそうになってきた。

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だが、この先は数百の屋台が並ぶので知られているビーチ。うろうろと探し回ったら、こんなマグロ屋台に遭遇して驚いた。

このシリーズのプロローグにも載せたので重複のポストは避けたいが、いや旨そうなマグロだった。私はこれをインドマグロの幼魚かなと思ったが、お師匠さんの庄助さんから、クロマグロの幼魚じゃないかとご指摘いただいた。さらに、連れのお二人に嫌われても買って帰って食すべきだったともご教示いただいた。

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今思えばそうだ。やっぱりあの時、とりあえずその場で頭と腹を処理してもらい、持って帰れば良かったのだ。宿のキッチンのナイフでもなんとか捌けたと思うし、前のコンビニから必要な調味料を調達して、宿のバックパッカー集めてマグロの刺身とカルパッチョパーティをやれば良かったのだ。

庄助さん、次は絶対やりまっせ。でもそんな機会が二度あるかは分かりませんがね。。

そして明けて今日は最終日、Day8、11月24日です。

少々小雨が降ってるものの、マーケットに行こうと宿の前でポーズをとる三人・・・え、四人組?一人増えてるし、バイクは2台だ。

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これはどういうことかと言うと、今朝、宿のリビングルームでオーストラリアの単独女性バックパッカーといろいろ話すうち、すっかり意気投合したSil-Silが街のマーケットへのバイクツアーをサジェストし、彼女が喜んでアクセプトしたためだ。

バイクが2台なのは、昨夜のうちに1台返却したためだが、これはまぁちょっとした経済的な問題からだ。

だから、ピーターの後ろに私、そしてシーシーの後ろに彼女(お名前忘れてしまいました)と言う二人乗りバイクツアーとなったわけなのだ。

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マーケットで仲良くポーズをとるオヤジ二人とオーストラリアの美人娘。しかしこの娘もかなりの長身なので、私としては間に入るのが癪だった。だからカメラマンに徹したホンモノのひねくれ団塊なのだ。

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小雨が降ってはいたけれど、無事に探し物のなんちゃら名物アボガドもゲットでき、喜ぶ彼女とちょい悪オヤジたちのニヤケ顔。

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しかし、げに恐ろしきはうら若き女性を掌で転がす我がSil-Silちょい悪オヤジ、では決してありませんぞ。げに恐ろしきは、うら若き女性の無防備で安易な言動ですよ。もしこの娘が我が娘だったら、あるいは我が愛しの孫娘だったらと思うとぞっとしましたね。

まぁ、しかし我々がかなりのシニアだったからきっと安心して気を許したのでしょう。もちろん、我が団塊シニアのトリオ隊の面々にはそんな邪険な考えのあろう筈もなく、楽しく無事にきちんと宿まで連れて帰ったことは当然のことですけどね。

最後に、この最終日のバイク乗りを、私がピーターの後席から撮った動画をポストしておきます。



以上で、全7回に分けてリポートしました、団塊シニアのスマトラ島横断バイク旅シリーズを終わりますが、最後までお付き合いいただいた方々、本当にありがとうございました。

冒頭申し上げたように旅を憶いながら文字を起こすことは、旅を、そして人生を2度楽しむことだと知りました。今年も拙いブログではありますが、徒然なるまま、気の向くままに感じたことや言いたいことを綴ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた。。




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