本年1月19日付のブログで、ピーター・ホー・ビヨンドと言うKLの人気手芸店へのアクセスなどを紹介しましたが、先立って、店舗が既に元の場所(チャイナタウン近く)にはなく新しい場所に引っ越ししたらしいと親しい友人から聞かされました。

早速1月19日付のブログには、引っ越し先が分かり次第、情報をアップデートしますと追記しましたが、インターネット情報と言うのはこれこのとおり、その情報の管理者(情報の転送者を含む)がアップデートしない限りは、古い情報でも誤った情報でも、いつまでもそのまま放置されているわけで、このことは私が以前から危惧していることのひとつです。

玉石混淆(ぎょくせきこんこう)とはまさにこのインターネット情報のことを言い得ていると思うのですが、このインターネット情報を活用するには、星の数ほどある同類の情報の中から、どの情報が正しいのか、的確なのかを探し出し見極める力が必要です。

中でもその情報がいつの時点の情報なのかを知ることは基本中の基本です。が、しかし、それがなかなか分からない、すぐに判断できない場合も少なくなく、まさにこれがインターネットの情報リテラシー(情報活用力)の難解さであり、リスクであると私は思っています。

例えば、今回のピーター・ホー手芸店の新店舗情報を知ろうとして、"Peter hoe KL"というキーワードでgoogle検索してみると、:検索結果として現れた英語や日本語ページの1ページから4ページまでがすべて古い店舗の情報でした。つまり先頭から約40件ほどが古い情報のままだったのです。情報の管理者サイドに立てば、ことほど左様に情報の不断のアップデートなど容易なことではないのです。

もちろんこの古い情報の中には私のブログ情報も含まれているので、偉そうなことは決して言えないのですが、これらの古い情報を古いとは気づかずに使用する利用者もいるわけで、インターネット情報の信頼性がいつまでも新聞や雑誌などの活字版情報に劣ると言われている所以だと思っています。

他方、これらの情報を活用する側からみれば、その利便性はこの上ないものなのですが、そのためには、インターネット情報は玉石も新旧も混淆であるとの前提に立ち、先ず新旧の情報を篩にかけるのが良いでしょう。私はブラウジングにグーグルクロームを使っていますので、私の場合は、検索オプションから最終更新の期間を絞り込む方法をとっています。

もちろん場合によっては古い情報が必要な場合もあるわけですが、その場合も更新時期を指定して絞り込む方法は大変有効です。

さて、情報リテラシーに関して言いたいことはまたまだあるのですが、この先は次回に譲るとして今日は肝心の新ピーター・ホー手芸店の情報をアップデートしたいと思います。

以前の場所は、チャイナタウンの近く、セントラルマーケットからも近い位置にありましたが、このたび、先月(8月)、シェラトン・インペリアル・クアラルンプールホテルのすぐ傍に引っ越ししたのだそうです。

↓ここはジャラン・スルタン・イズマイルです。左に見えているクイルショッピングモールの対面にあるシェラトン・インペリアル・クアラルンプールホテルのすぐ西側道路(この写真では右手前)の向かいがピーター・ホー手芸店のさんの新店舗です。

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ジャラン・スルタン・イズマイルはマジュ交差点方向から車で来ると、シェラトンホテルの前で右折はできないので、その先でUターンして戻ってくる必要がありますが、これはUターンして戻ってきてからホテルの西側道路(Jalan Doraisamy)に左折したあとで、後ろを振り返ってジャラン・スルタン・イズマイル見ているところです。モノレールの高架の向こう側がクイルモール、手前右側がシェラトンホテルです。

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↓再びまわれ右をして前を見ています。ここがシェラトンホテルの西側道路向かいのThe Rawです。2階建ての細長いしゃれた建物です。

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↓ピーター・・ホーさんはここの2階です。入り口ドアに貼り紙があります。

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↓ドアの貼り紙をアップして見ています。どうやら新ピーター・ホーさんは手芸店にカフェが併設されているようです。

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↓入り口ドアを入ったところです。ピーター・ホーカフェのメニュー看板を通り過ぎて奥の階段を上ります。

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↓階段途中から2階を見上げています。左側が手芸店の店舗、そして右側がカフェのようです。

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peter hoe at the rawです。小洒落たセンスの良さを感じます。

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↓手芸店の店舗入り口(赤いドア)です。

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↓以下、新店舗内の写真をアップします。店内には既に何組かのお客さんがおられました。日本人の方以外にも欧米系の方や地元の方たちもおられるようでした。

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以上がクラフトショップ内。次はピーター・ホーカフェです。

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↓peter hoe cafe at the raw

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↓カフェからクラフトショップへの抜け道(?)ですね。こちらのドアからショップとカフェを行き来できるようです。

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以上、ピーター・ホークラフトショップおよびカフェ情報のアップデートでした。ここでお断りしておきますが、実は私自身はこのような手芸店になんらの興味があるわけではありません。手芸小間物とか布地だとかボタンだとかいろいろ聞かされても、見せられても何が良いのやらさっぱり分からないのです。すべてはMy better halfの興味です。

手芸は日本に暮らしているときからのMy better halfの唯一の趣味でしたが、こちらに移住後はそれがますます昂じて、もうほとんど生き甲斐状態となっているようです。布絵本やパッチワークそれに手芸小間物などの過去の手芸作品を眺めたり、これから創る手芸作品を考えたり、デザインしたり、そして、一心不乱に手芸制作に没頭しているときのMy better halfが傍で見ていても一番幸せそうです。

彼女を半ば強制的にこちらに連れて来てまもなく4年になります。ここマレーシアでの生活には大分慣れてきたとは言え、まだまだ多くのストレスを感じているような毎日の様子を不憫に思い、かつ痛切に責任も感じている私です。なのでMy better halfが手芸を語るときや、手芸作品を眺めたり、買ったりしているときの楽しそうな、幸せそうな表情や仕草に私はどれほど安堵することか。。

例え夫婦といえども異なるライフスタイルがあって当然と私は思っています。異なるライフスタイルをお互いリスペクトし合い共に仲良く、健康に暮らすのが老後の夫婦のあり方ではないかとも思っています。だから私はMy better halfの手芸を最大限にリスペクトし、そのために私にできることはなんでもやろうと心に誓っているのです。

そんなことを考えながら、ピーター・ホーを後にしましたが、↓目の前の路地(シェラトンインペリアルホテルの裏の路地)の向こうにツインタワーが見えているじゃありませんか。周囲ともマッチしてなかなか洒落た景観だと思いませんか。。

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車を駐車したJalan Doraisamyの奥の方に向かって歩いていたら、左側に面白そうな↓インディアンレストラン見っけ。。

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どうやらThe Basement club KLというインディアンクラブ(ナイトクラブ)のようです。良く観察してみると、まだ明るいのにもう開店しているような・・・・・おほっ、タイガービール10リンギだと、こりゃイイ。最近はボリウッドの映画や音楽にもにわかに興味が出てきた私ですので、やっぱりピーター・ホーよりこっちがいいか、、、と内心思いましたね。

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あれ、↓ここにもあるぞ。えっと、ここはMain Room KLと言うナイトクラブだって。そっか、この辺りは、マスジッド・ジャメ駅にも近いしそごうデパートにも近いし、ブリックフィールズと並ぶKLの2大インド人街なんだね、、、、と今さら気づくおバカな私なのでした。よし、次はこの辺りをじっくり歩いてみて、旨いタンドリーチキン屋でも探してみようと、密かに思っています。

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ではまた、ごきげんよう。。



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クアラルンプールから車で約2時間、マレー半島縦貫高速道路 (NSE)を約150キロほど南下するとそこは世界遺産登録の町・マラッカです。

マラッカは、太平洋とインド洋を結ぶ海上交通の要衝・マラッカ海峡に面した天然の良港で、昔から(と言っても1390年頃からですから日本で言えば室町時代頃からですね)東西交易の中継地として栄えた古都でマレーシア発祥の地とも言われています。

爾来、ポルトガル、オランダ、イギリスと、入れ替わり立ち代りの植民地支配を受け、また一時期、旧日本軍の軍政下にも置かれたマラッカには、各時代の面影を彷彿とさせる多くの歴史的な建造物などが今に遺り、2008年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。

東南アジア、特にこのマレー半島の歴史や伝統文化に目が無い私は、もちろんもう幾度となくこの地を訪れ、そらでガイドも出来るほどになったのですが、今まではすべて日帰り旅行で、夜に訪れたことはありませんでした。

ところが今回、日本からはるばる訪ねてきてくれた妹夫婦に同行し、初めて夜の古都を訪れてみて、昼間とは趣の異なる新たなマラッカにも魅せられてしまった私です。しかし、今回は限られた時間なのでホンの一部だけ。なので、いつかまたじっくり時間をかけて巡ってみたいと思っています。

何枚か写真を撮ってきましたので順にアップしてみます。

↓これは昨晩から本ブログのトップに据えている写真です。セイント・ポールの丘からマラッカ海峡方向を見ています。

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↓同じ写真ですがカメラをやや左に振っています。

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↓後ろを振り返ると、右手首のないフランシスコ・ザビエルの像の足元で、なにやら地元のアーティストと称する男性が自作の絵を売っていて、妹たちが熱心に作品選びをしています。しかし、まぁ、一枚僅か10数リンギの代物なのでどうでも良いとは思うのですが、明らかなコピー作品で原価1リンギ(30円以下)もしていないだろうにと、私はまるで他人のように冷ややかな目で眺めてました。

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↓夜のオランダ広場です。昼間は観光客でごった返す超有名なアトラクションポイントですが、流石に夜は人影もまばらです。

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↓マラッカ名物のトライショーのお兄さん(おじさんかも)たちが電飾をオンにしながら客待ちをしています。バッテリー上がりが心配だろうに、大変だね、お疲れ様、と声掛けたくなった優しいひねくれ団塊なのでした。

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↓次に、夜のリバークルーズと洒落てみました。昼間は何度も乗っている私ですが夜は初めてです。乗船券売り場で一人21.8リンギ(6%GST込み)と言われ、えっなんで?と思いましたが、今日は日曜日だから高いんですって。で、でも、おかしいよなぁ、今までは一度もそんなこと言われたことなかったし、いつも15リンギぐらいじゃなかったかなぁ。。あ、そう、なら、シニア割引はないの?とやや払いたくない意思表示をしてみましたが、これはあえなく却下。(マレーシア人の場合はシニア割引もあるらしい)

こんな時、なんで外国人だけ高いんだよ、なんで外国人だけシニア割引がないんだよ、っていつも思います。だって、このリバークルーズもマレーシア人は平日たったの10リンギ(税別)、でも外国人は15リンギ(税別)ですよ。

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あのKLタワーだってそうだ。最近またまた値上げしたらしく、なんと外国人は52リンギ(税込み)になっていた。(ちなみにマレーシア人は32リンギ)実はそのKLタワーに、今日の午前中、妹夫婦を案内したのだが、みんな60歳を超えているのでシニア割引を申し出たところ、外国人はダメだとの冷たい返事。え、だってこの前来た時は日本人ならOKだって全員(8人)シニア割引してくれたじゃないか。。

この前のことは知らないが、ダメなものはダメ、規則だからね、とノタマウおにいちゃん、うっ、うううう。。いやね、たかが10リンギぐらいどうでも良いんだけどね、シニア割引してくれなかったり、してくれたり、たまに間違えた振りして運転免許証出してみたら、マレーシア人扱いになってめっちゃ安い入場料で入れたり、入れなかったり。。

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あのサー、あんたたちサー、その場その場で言うことが違うんだよね。ウェブサイトに書いてあることと、カウンターで言うことが違うんだよね。そんでサー、こっちがしつこく食い下がるとたまに面倒くさがって、んじゃ、いいよって言ってくれるじゃん。。こういうことって、結局、、、い、いい加減だってことなんだよ。

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超レイジーなくせにいい加減ってんじゃ浮かばれないぞ。思い出しついでに言わしてもらうけど、この前、ワンウタマのイオン・ジャスコに行った時、家庭用品売り場の最奥のちょっと見えないところにある売り物の二段ベッドの下段で、店員の誰かが隠れて寝てたよね。靴が見えたからなんだろうと思って覗いたら、店員がこそこそ逃げてったよ。胸のネームタグ見て通報してやろうかと思ったけど面倒だから止めといたんだけどね。

まったくレイジーな奴らめ、寝るんならせめて靴ぐらい脱げよ。。大体サー、この国の店員って、みんな、いっつもスマホいじって遊んでるよね。そいで客が近づいても止めやしない。客の方がおそるおそる声掛けすると、なんだよっ!って感じで睨まれる。そいで、何を聞いても、知らない、分からない、挙句の果てには、在庫ない、だよ。。

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おっと、写真とはぜんぜん関係ないことバッカ書いてないで、写真のことも説明しなきゃね。。

↓これ、マラッカ川のナイトクルーズだけど、川面が真っ黒で例のリザード(オオトカゲ)もなんにも見えないのはグッド。でもアレ?大分ドブの臭いがするなぁ。。今までの中で一番臭いなぁ。最近川の清掃とかあんまりしてないのかなぁ。。

普段から口煩い私の妹など、こんな汚なくて臭い黒い水の飛沫がかかったら絶対悪い病気に罹るからと言って一生懸命旦那の陰に隠れてたけど、世界遺産の町のリバークルーズが、これじゃあいけないな、、と私も思いましたです、ハイ。

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でも、そんなことを除けば、と言うか、気にしなければリバーサイドのライトアップは幻想的だしなかなかのもの。まぁ、涼風とまでは行かぬものの、異国の地・マラッカの生温かい夜風を肌に受けながらそれなりに楽しんだ風でした。

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↓リバールーズを終えた一行はジェッティ(舟着場)で客待ちをしていたトライショーにチャレンジです。

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かくして、ジョンカーストリート周辺の夜の散策に出発と相成りましたが、ド派手なイルミネーションと大音響のミュージックで道行く人々を驚かしながら突き進むトライショーのエンジンはもちろん人間の脚なので、ちょっとした坂道でも大変です(乗客の私たちには関係ありませんけど・・)。

ジョンカーストリートの手前のマラッカ川の橋を渡るところの坂道では、立ち上がってペダルを懸命に漕いでいたトライショーのお兄さん(おじさんかな?)、とうとう力尽きたか知らんが、漕ぐのを止め自転車を下りて歩いてよっこらしょと押し始めた。おっとこれは、最近体重増に悩んでいる私に対する嫌味かそれとも当て付けか。(´・Д・)」

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今日は週末日曜日、ジョンカーストリートは夜市(パサー・マラム)のため車もトライショーも通行不可です。なので仕方なく周囲を巡るルートを案内してもらったが、夜なので、例えば有名仏教寺院などはオールクローズ。でも私を除く一行はそんな場所にはほとんど興味なさそうだし、かく言う私は既に何度も観て知っているのでまったく問題なし。

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既にあまり人影のない暗い古都の路地をひととおり巡った後、さあ着いた。ここがなんちゃら1673だよ、なんてことを言うトライショーのおじさんに一応礼を述べて別れを告げたのだが、私にはここがリバークルーズ中に電話で予約を入れた希望のレストランではないことが直ぐに分かりました。

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だから、私たちは夜市の人混みを掻き分けて1ブロックほど歩き、初めてだけどなぜか懐かしい(グーグルマップのストリートビューをじっくり見てしっかりインプットしてました)”BISTRO YEAR 1673”と言う人気レストランに到着し、評判のヒストリカルなコートヤードで生バンド付きのディナーを楽しんだ、と言う次第でした。

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これ↓は、一夜明けた朝のことです。この海峡モスクは私のブログにこれまで何度かアップしていますので、ご記憶の方もおられるかと思いますが、KLのブルーモスク同様私の一押しモスクです。

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本当は、昨夜の夕景を撮りたかったのですが、リバークルーズなどの関係で叶いませんでした。マラッカ海峡に沈む夕陽を背にした海峡モスクを撮りたいと願っていますので、近い将来の再チャレンジを心に誓っています。

以上、今日はHistorical City of Malacca by Nightのリポートでした。

ではまた。。




どこの国にも貧富の差はある。先進国だろうが発展途上国だろうが、貧しい者もいれば富める者もいる。それはそうなのだが、ここマレーシアのクアラルンプールには富める者たちがやけに目立つ。

高級車の新型ベンツやBMWを乗り回し、高級バンガロゥ(マレーシアでは戸建て住宅をこう呼ぶ)に住み、子弟はほとんどが欧米の大学に留学しているそうな。。いや、これはなにも中華系やインド系の羽振りの良い実業家諸氏のことではない。

私は最近良く、当地のいろいろな若者たちと話す機会が多いのだが、どちらかと言うと質素な感じのマレー系の若者たちの憧れの職業はなんと公務員だとのこと。訳を尋ねると、前述の答えが返ってくる。

しかし、公務員の給料などたかが知れているはず(おっと失礼、でも私も以前は公務員でしたから、この辺の実情は痛いほど分かってます)、それよりは実業界じゃないの?って振ると、「いや給料は高くなくてもいろんなベネフィットがあるし・・・・」だと?

なんだそれってコラプション(汚職、賄賂、袖の下)のことか?はぁ、一部ではそうも言いますね、、、、、、こ、これだよ、これ、これがこの国の悪の根源なんだよ、ったくぅ。。

一方、中華系やインド系の若者たちは総じて中流意識。わがニッポンでも以前、一億総中流と言う言葉が流行っていて、60~70年代あたりの高度経済成長期には、国民のほとんどみんなが自分は中の中だって思って満足してましたよね。

この国も今、高度経済成長期?いや最近ちょっと翳ってるかな?まぁでも、中華系やインド系の若者たちは、そんな中にあってほとんどがみな中流意識。毎日エアコンの効いたオフィスで過ごし、ランチタイムは優雅に小洒落たレストラン、アフターファイブは気の合う仲間とスターバックスでコーヒータイム。そんなに贅沢できるわけじゃないけどこんな生活に満足してるし現状を変えてもらいたくないのです。

ご承知のようにこの国は言わずと知れた多人種国家。ナジブ首相が躍起になる1MALAYSIA(サトゥマレイシア)など、言うは易しだが行ないは難しの見本のようなもの。表面上はそうでなくても各人種間の軋轢は相当な筈だし、人種によって価値観や考え方が違うなどは当たり前でギャップを埋めるなど並大抵のことじゃない。

価値観や考え方が違うのはまだしも、性格も違うし能力も違う。一般的にはマレー系より中華系やインド系が優秀と言われている。だから徐々に人種別の経済格差などが顕著となったため、強制的にそのギャップを埋め戻そうとするブミプトラポリシィなどが出てきて今に至る。

しかしそのブミプトラポリシィの弊害も大きいようで、レイジィ(怠惰)な人種は益々レィジィとなっているような。。でもマレー系、いやマレー系の中にも優秀な人たちはたくさんいて、私はその人たちを大勢知っているが、問題は、kampungに住む昔ながらの人たちだ。

そんな人たちは今のブミプトラにいつまでも甘えていたい。だから現政権でなければいけないと説かれるとそうだと思ってしまう。

だから、比較的安い給料で働く大多数のマレー系の若者たちは、ママッレストラン(インディアンムスリムレストラン)で5リンギ(約150円)程度の夕飯を手掴みで頬張りながら、向かいの高級レストランに高級車で乗りつける高級公務員風マレー系リッチマンが羨ましくてしょうがない。善悪の問題よりも、自分もああ成りたいと願うのだ。

これ、私が感じている、昨今のマレーシア若者事情ですが、ほら、大分見えてきたでしょう?

何が?って、この国の仕組みがですよ。いや、現下のメガスキャンダルが、これだけ世界中で騒がれながら、なぜいつまで経っても解決しないのかを探っていくと必ず突き当たる問題。要するに、アラブの春のような改革のエネルギーがなかなか沸き起こらない多人種国家マレーシアの構造的な仕組みのことですよ。

しかしそうは言っても悪いものは悪い。犯罪は犯罪だ。犯罪人は厳しく罰せられなければならない、なんて彼らの前で息巻くと、このオッサンなに言ってんの?のような顔されるので最近は少し大人しくしているのだが・・

ん?なに?そう、WSJがまた小出しした?今度は何?え、ロスマーのこと?ほぉー、ロスマーの宝石爆買いのことか?だろう、だろう、WSJにしてみりゃ、これだけいろいろサジェストとかサポートしてやってんのに、いつまでたってもマレー人たちが立ち上がらないから、痺れを切らして、WSJがジャブ出してきたんだろうよ。

しかしWSJってどこまで証拠握ってるんですかね。あれから、もう1年3ヶ月にもなろうとするのにまだ手の内全部晒してないようだよね。それにしても、ディフェンダーは意気地がないな。これだけWSJとか米国司法省とかに叩かれても叩かれても、反撃の訴訟ひとつ提起するでなく、ただ嵐が過ぎ去るのをじっと耐えているだけのよう。

ただその腹いせかなんか知らん、国内の締め付けが益々厳しくなっているのは、これはもう不幸と言うしかないですね。

さ、それでは今回のWSJのジャブ早速読んでみましょうね。



THE WALL STREET JUOURNAL

By TOM WRIGHT
Updated Sept. 12, 2016 12:00 a.m. ET

1MDB Scandal Around Malaysian Prime Minister Najib Puts Spotlight on Wife
ナジブ、マレーシア首相絡みの1MDBスキャンダル、今度は首相夫人にスポットライト

Documents show $6 million in credit-card spending by Rosmah Mansor
ロスマー・マンソー夫人、600万米ドル(約6億3000万円)のクレジットカード購入が明らかに

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Caricatures of Malaysian Prime Minister Najib Razak and his wife, Rosmah Mansor, in handcuffs during an anticorruption rally in Kuala Lumpur on Aug. 27.
8月27日、クアラルンプールで行われた反汚職集会でのナジブ・ラザク、マレーシア首相及びロスマー・マンソー同夫人の手錠姿の戯画像

A major financial scandal swirling around the Malaysian prime minister is drawing fresh attention to his glamorous wife, Rosmah Mansor, who newly revealed documents show has racked up at least $6 million in credit card charges in recent years—despite having no known source of income beyond her husband’s salary.
マレーシアのナジブ首相絡みの一大金融スキャンダルは、グラマラスなロスマー・マンソー首相夫人に新たな注目が集まっている。今回明らかになった文書によると、同夫人には夫のサラリー以外の収入がないはずなのに、同夫人へのここ数年のクレジットカード請求額は少なくとも600万米ドル(約6億3000万円)に達している。

At an anticorruption rally last month in Kuala Lumpur, hundreds of students, young professionals and other demonstrators took to the streets behind a cardboard caricature of a meticulously coiffed woman carrying a Hermès handbag, demanding an investigation into Ms. Rosmah’s finances.
クアラルンプールにおいて先月開催された反汚職集会では、数百名の学生や専門職社会人などのデモ参加者たちが街頭に繰り出し、入念なコイフ髪の女性(※)がエルメスのハンドバッグを提げた姿のダンボール製の戯画像を掲げながら、ロスマー夫人の金銭関係を捜査せよと要求した。(※訳者註:豊富な頭髪で耳や顎まで覆い包まれた女性のこと、つまりロスマー夫人)

“She said she saved that money since she was small. That is impossible,” said Anis Syafiqah Mohd. Yusuf, a 24-year-old student from the University of Malaya who helped organize the protest.
抗議集会の企画立案を援助したマラヤ大学の24歳の学生、Anis Syafiqah Mohd. Yusufさんは、「ロスマー夫人は小さい頃から貯金していたと言ったが、そんなことは不可能だ」と言った。

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Najib Razak and Rosmah Mansor outside the prime minister's office after he was sworn in as prime minister in 2009.
2009年、ナジブ氏が首相就任の宣誓を行った後のナジブラザク氏とロスマー・マンソー氏(首相府前にて)

Ms. Rosmah’s jewel-bedecked public appearances have long made her a polarizing figure in this relatively poor, Southeast Asian country. She is the only child of schoolteachers, hasn’t had a regular paying job in years and her husband, Prime Minister Najib Razak, is a longtime bureaucrat with an annual salary of $100,000.
ロスマー氏の宝飾品で飾り立てた姿は、長い間、比較的貧しいこの東南アジアの国(註:マレーシアのこと)の中ではひときわ異彩を放ってきた。学校教員の両親の一人娘であったロスマー氏は、これまで定職を得たことがなく、彼女の夫のナジブ・ラザク首相は長い間年収10万米ドル(約1050万円)の官僚であった。

Ms. Rosmah, 64 years old, says she has a habit of saving. “I have bought some jewelry and dresses with my own money. What is wrong with that?” she wrote in her 2013 autobiography.
ロスマー氏(64歳)は貯金が趣味だと言う。「私は自分の金で何点かの宝石やドレスを購入した。その何が悪いのか」と、彼女は2013年に自伝の中で書いた。

But allegations that Mr. Najib received hundreds of millions of dollars siphoned between 2009 and 2015 from 1Malaysia Development Bhd., a state investment fund he set up, are bringing renewed scrutiny of her.
しかし、ナジブ氏が設立した政府系投資ファンドの1MDBから、2009年から2015年に渡り数億米ドルもの公金を不正使用したとされる疑惑が、彼女(の金銭使用)に対する改まった精査の必要性をもたらしている。

Extensive bank-transfer records reviewed by the Journal showed that large sums from 1MDB wound up in the prime minister’s personal accounts via intermediaries.
WSJが確認した広範な銀行間の送金記録は、1MDBの膨大な資金が仲介者を通じて首相の個人口座に送金されていたことを示している。

The records were also cited in a civil lawsuit filed by the U.S. Justice Department in July seeking the seizure of more than $1 billion of assets from people connected to Mr. Najib. The lawsuit doesn’t name Mr. Najib, but a person with direct knowledge of the investigation said the “Malaysian Official 1” in the complaint is Mr. Najib.
この記録は、この7月に米国司法省が提起した、ナジブ首相と関係のある複数の人物から計10億米ドル(約1050億円)余りの資産の差し押さえを求める民事訴訟においても例証されている。訴訟においては、ナジブ氏を直接名指しこそしていないが、当該捜査に詳しい関係者は、訴状の中の「MO1(マレーシア政府高官1)」とはナジブ首相のことだと述べた。

Mr. Najib has denied wrongdoing. His attorney general, without releasing documentation, described the money as a legal political donation from Saudi Arabia, most of which he said was returned. The Saudis have offered only vague statements.
ナジブ首相は不正行為を否定し続けている。マレーシアの法務長官は、なんの書類開示もなく、資金はサウジアラビアからの合法的な政治献金だ、しかもそのほとんどは返金されていると述べた。これについてサウジ側は不明瞭な声明を発表しただけだ。

The Wall Street Journal reported this year, citing banking documents, that at least $1 million in purchases made by Ms. Rosmah at jewelry and fashion stores in Europe and the U.S. in 2014 were paid for by Mr. Najib using credit cards that drew on 1MDB funds. The couple declined to comment at the time.
WSJは今年、銀行記録に言及し、ロスマー氏の2014年のヨーロッパや米国の宝石店やファッション店における少なくとも100万米ドル(約1億500万円)の購入は、ナジブ首相のクレジットカードで支払われており、その出所は1MDBの資金であったと報道した。当時、夫妻はコメントを拒否した。

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Rosmah Mansor in Kuala Lumpur in August during Malaysia’s Independence Day celebrations.
8月31日のマレーシア独立記念日におけるロスマー・マンソー氏

New documents seen by the Journal show those expenses are part of at least $6 million in spending by Ms. Rosmah between 2008 and 2015 on clothing, shoes and jewelry from London’s Harrods department store, Saks Fifth Avenue of New York and elsewhere.
WSJによる新たな書類は、上記の金額(100万米ドル)は少なくとも600万米ドル(約6億3000万円)に及ぶ金額の一部だったことを示している。ロスマー氏は2008年から2015年にかけて、衣服や靴、宝石類をロンドンの高級百貨店ハロッズや、ニューヨークのサックス・フィフス・アベニュー、その他から購入していたのだ。

Ms. Rosmah hasn’t commented on that spending. Attempts to reach her and Mr. Najib for this article were unsuccessful.
ロスマー氏はこれらの購入に関してコメントはしていない。本記事に関する彼女やナジブ氏への取材申し込みは不成功に終わっている。

The prime minister’s office last year said the first family’s spending was commensurate with Mr. Najib’s inheritance from his father, a former prime minister. His four brothers later denied their father had left a big estate, without giving details. Mr. Najib issued another statement describing his father as frugal and a man of integrity, without addressing the inheritance.
首相府は昨年、ナジブ一家の支出は元首相である父親からの遺産相続分に由来していると述べた。しかし、ナジブ氏の4人の兄弟は後に、父親に莫大な遺産があったことを否定した。ただし、詳細は明らかにしていない。ナジブ氏はまた新たな声明の中で、父親は質素で誠実な人柄だったと述べたが、遺産については言及しなかった。

When the 1MDB scandal broke in July 2015, Ms. Rosmah advised her husband to tough it out, according to a person who knows the family. “My advice [to Mr. Najib] is to be very, very patient as this is a test from Allah,” she said at an April event, according to local media reports.
(ナジブ)ファミリィを詳しく知る人物によれば、2015年7月に1MDBスキャンダルが明るみに出た際、ロスマー夫人は夫に対し堪え抜くよう助言したと言う。ローカルメディアのリポートでは、今年4月のイベントで「私の(夫に対する)助言は、これはアラーの神から課された試練なのだから、耐えて耐えて耐え抜きなさい」と言うことだったと彼女は言った、のだそうだ。

The person also said Ms. Rosmah introduced her husband to Jho Low, the Malaysian financier who U.S. officials, in their lawsuit, charge was at the center of the alleged 1MDB scandal.
その人物はまた、ナジブ氏にジョー・ロー氏を紹介したのはロスマー氏だった、と語った。ジョー・ロー氏は、米国司法省の役人たちが、訴訟の中で、1MDBスキャンダルの中心に据えているマレーシアの金融家である。

Ms. Rosmah has longstanding ties to Mr. Low; A decade ago, Mr. Low helped Ms. Rosmah and her son set up a British Virgin Islands company, according to Malaysian investigation documents seen by the Journal.
ロスマー夫人はジョー・ロー氏とは長年の付き合いで、ジョー・ロー氏は10年ほど前にロスマー氏とその息子がブリティッシュバージンアイランド会社を設立する際に手を貸したのだ、とWSJの訴状の中のマレーシア捜査報告書は述べている。

Attempts to reach Mr. Low for comment were unsuccessful.
ジョー・ロー氏からコメントを得ようと接触を試みたが成功しなかった。(コメントは得られていない)

Ms. Rosmah is “becoming more prominent” as more details of the 1MDB case come out, said James Chin, a Malaysian academic at the University of Tasmania.
ロスマー夫人の名前は、1MDBの詳細が明らかになるにつれ益々著名になる、とタスマニア大学のマレーシア研究者のジェームズ・チン氏は語った。

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Malaysia's Prime Minister Najib Razak and wife Rosmah Mansor arriving for the opening ceremony of the Association of Southeast Asian Nations Summit in Vientiane, Laos, on Tuesday.
9月6日、ラオス・ビエンチャンでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の開会式に到着したナジブ・ラザク、マレーシア首相及びロスマー・マンソー夫人

Ms. Rosmah met Mr. Najib, who was chief minister of Pahang state, in the 1980s. She was working for a property company, but stopped soon after they were married.
ロスマー氏は、ナジブ氏とは1980年代、ナジブ氏がパハン州の首席大臣であった時に出会った。当時彼女は不動産会社に勤めていたが結婚後まもなく辞めている。

After Mr. Najib became prime minister in 2009, she drew criticism for her ostentatious style. Photos appeared online of her with a dozen different Hermès Birkin bags, which can cost tens of thousands of dollars.
ナジブ氏が2009年に首相就任後は、これ見よがしな派手な彼女の姿が批判を呼んできた。インターネット上には、1個何万ドルもするような、いくつもの異なる種類のエルメス・バーキンのハンドバッグを手にするロスマー夫人の写真が多く掲載されている。

The U.S. lawsuit, which charges more than $3 billion was diverted from the fund, detailed how Ms. Rosmah’s son from an earlier marriage—a onetime banker named Riza Aziz—allegedly received tens of millions of dollars from 1MDB, which U.S. officials say he used to buy property in London, Los Angeles and New York and to finance a Hollywood film company.
政府系ファンド(1MDB)からの30億米ドル(約3150億円)もの膨大な資金流用を告発した米国訴訟(の訴状)は、ロスマー氏の前夫との間の息子で、一時は銀行家でもあったリザ・アジズ氏が、1MDBから何千万ドルもの資金を受領し、ロンドンやニューヨークでの不動産購入及びハリウッドの映画会社の資金として流用したとの米国の役人たちの主張を明らかにしている。

The studio, Red Granite Pictures, has said that to its knowledge, none of its funding “was in any way illegitimate” and that Mr. Aziz “did nothing wrong.”
レッド・グラニット・ピクチャーズと言う映画製作会社は、知る限りにおいて資金のどこにも違法性のものはなく、アジズ氏はなんらの不正はしていない、と述べている。

Zulkiflee Anwar Ulhaque, a cartoonist who has taken potshots at Ms. Rosmah, depicting her with huge rings and massive hair, was charged last year with sedition for questioning the impartiality of Malaysia’s judicial system. He denies the charges. A trial is set to begin this month.
ロスマー夫人の写真を撮り、大きな指輪や夥しい髪をことさらに誇張したりする漫画家のザルクフりー氏は、昨年、マレーシアの司法制度の公平性を批判した罪で起訴された。彼は罪状を否認しているが、裁判は今月開始される。

He held a display of works, including more caricatures of Ms. Rosmah, in a field outside Kuala Lumpur this month. The opening was attended by opposition politicians and human-rights workers.
彼は今月、クアラルンプール郊外の野外で、ロスマー夫人の風刺画を含む作品展示を行った。作品展示会の開会には野党政治家や人権活動家たちの姿があった。



以上、9月12日付けのWSJの記事の紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。

もちろん、この記事を受けてマレーシア国内では、擁護派も反対派もかまびすしい論戦、と言うより罵りあいのような状態になっています。

しかしそれにしても、ここまでおおっぴらにされてなおもダンマリを決め込むご夫妻の辛抱強さは敬服に値すると思いませんか?

普通の人なら、そしてこれが冤罪だと言うならば、先ずは法的に対抗しますよね。WSJにこれだけ書かれて今もなお法的な対抗手段を打ち出せないでいるナジブ弁護団とはなんなんでしょうね。

ではまた。。


 

 
しかし驚いたと言うか、正直言って心底がっかりしましたね。何のことかと言うと、ナジブ首相の先日の演説内容です。演説とは8月31日のマレーシア独立記念日の前日に、クアラルンプールのPWTC(プトラ世界貿易センター)で行われた独立記念中央集会での全国向けの首相演説のことです。

私はこれを、翌日の独立記念日当日の夜に、主流オンラインメディアのサン・ディリーで読んで知ったのですが、余りにも身勝手、自己中の最たるもののような気がして、本当に気が滅入りました。

その後、当日早朝(6時半ごろ)から人混みの中大変な思いで撮影した独立記念式典・パレードの動画の編集作業をしながら、動画に登場する首相や同夫人それに副首相以下ナジブ内閣の主要閣僚たちの意気軒昂とした姿を目にして、このような人たちがいて、しかもそれをなぜか堅固に支える大勢の人たちがいる限り、この国の真の民主主義は今なお道半ばにある、とつくづく感じた次第です。

なぜ、疑惑の中心に居て世界中から非難・嘲笑されている筈の人物が、このようなことを堂々と言えるのか、まったく持って不思議でなりません。そして、メディアも国民の多くもなぜこれに激しく反発しないのか。理解に苦しむ事柄のなんと多いことかと思いますが、先ずもって、どのような演説内容であったのかを是非多くのみなさんに知ってもらいたいのです。



Najib: Be wary of 'new form of colonialism'
ナジブ首相: 『新たな形の植民地主義』に用心せよ

The Sundaily
Posted on 30 August 2016 - 10:06pm
Last updated on 31 August 2016 - 12:33pm

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KUALA LUMPUR: Prime Minister Datuk Seri Najib Abdul Razak has called for Malaysians to be wary of a "new form of colonialism", which could destroy the unity and harmony the country had established since gaining independence 59 years ago.
クウラルンプール:ナジブ首相は、マレーシアが59年前に独立を勝ち得てから確立した統一と調和を破壊する「新たな形の植民地主義」に用心せよと国民に訴えた。

Addressing the nation in his National Day 2016 speech, Najib said such threats were not necessarily from foreign perpetrators, but involving the "dirty hands" of those from within the country.
2016年マレーシア独立記念日における全国向け演説で、首相は、そのような脅威は必ずしも国外の悪意ある勢力だけではなく国内の一部の卑劣な勢力が関係しているのだと述べた。

He mentioned several attempts made by certain quarters who wanted to topple the government through undemocratic means; including by initiating referendums, declarations and streets demonstrations.
首相は、非民主的な手段で政権転覆を図ろうとする特定勢力の様々な試みについて言及し、それは”国民投票”を画策したり”市民の宣言”運動や”街頭デモ”を主導している、と述べた。

Therefore, Najib urged the people to stay united and going all-out to fight those who wanted to destroy the establishment of Malaysia.
したがって、首相は、国民が一致して、これらのマレーシアの独立を破壊しようとする勢力と全力で戦わなければいけないのだ、と訴えた。


"In our efforts to foster solidarity and unity, we do not want any moments of disunity happening, which could destroy whatever that we have built," he said.
「(国民の)団結と統一を育んできた我々は、これまでに築いたものを破壊するいかなる企ても望まない」

"Are we willing to allow our nation to be disintegrated in an instant due to the actions of some traitors?
「我が国が一部の反逆者たちの手によって一瞬のうちに分裂するなんて許せるのか?」

"At this moment, we are not only facing foreign enemies, but a new form of colonialism, which seeps and poisons the mind of the rakyat, involving the dirty hands of those from inside the country," he said while addressing more than 1,000 participants in Dewan Merdeka at Putra World Trade Centre here.
ナジブ首相は、「まさに今、我々は外国の敵性勢力だけではなく、国内における汚れた一部の勢力が、(外国勢力に呼応して)国民の心に忍び寄り毒を成すと言う、新たな形の植民地主義と対峙しているのだ」と、プトラ世界貿易センターのムルデカホールで、1000人以上の式典参列者への演説で呼び掛けた。

Also present in the ceremony were Deputy Prime Minister Datuk Seri Ahmad Zahid Hamidi and cabinet ministers.
なお、式典にはザヒド副首相他、ナジブ内閣の各閣僚が出席した。

Najib, who remained high-spirited throughout the speech, called for Malaysians to defend the country's sovereignty and independence, which was fought by Umno along with other component parties decades ago.
ナジブ首相は演説間、終始威勢良く、我々は、数十年前にUMNOが他の政党と共に戦い抜いたマレーシアの主権と独立を守らなければならない、と訴えた。

He added that Barisan Nasional, through its efficient and systematic governance, had managed to lead Malaysia to success.
彼は、Barisan Nasional(与党連合)がその効率的で組織的な統治によって、このマレーシアを成功に導いてきたのだ、と付け加えた。

Najib said the country's streak of success in the global stage has dismissed the accusations made by certain groups that Malaysia is a "failed state".
グローバルステージにおけるマレーシアの輝かしい成功は、マレーシアを破綻国家だとする一部勢力によって打ち消されている。

"We do not arrive at this juncture of six decades of independence to fail. We aspire to see Malaysia to move forward as a country recognised in the global arena.
我々は、破綻国家と成るためにこの独立約60年の節目に到達したわけではない。 我々は、グローバルなアリーナで認められる国家として前進するマレーシアを見極めたいのだ。

"If we want to see Malaysia remain independent, sovereign and peaceful ... moments of unity have to be sown," he said.
もし我々が、マレーシアの独立と主権と平和を維持したいのであれば、(異人種間の)統一こそが不可欠だ。

Najib also pledged that the government would not sideline any party or ethnic groups from the country's development.
ナジブ首相はまた、「政府は、いかなる政党(団体)もいかなる人種も、国家発展の蚊帳の外に置くことはない」と誓った。

"In the end, in our eyes and mind, each one of us and each ethnic groups and descendants are 1Malaysia," he said.
「最終的に、見た目も心も、我々の一人一人や各人種集団やそしてその子孫たちもワンマレーシア(ひとつに統一されたマレーシア)なのだ」と彼は言った。



新たな形の植民地主義だなんて、言うに事欠いて、姑息にも程があると思いませんか。そういえば、この”新植民地主義”などと言うワードは、少し前からザヒド副首相や他の閣僚たちの言葉の中にも散見されるようになってきましたが、これってUMNOの新戦術用語なのでしょうかね。

ところで、この新植民地主義(Neocolonialism)を改めて調べてみたところ、「第2次世界大戦後、植民地支配体制は世界的な崩壊過程を迎えたが、依然として植民地支配の実質を維持するためにとられたさまざまな方法。旧来の植民地主義と区別する意味で新植民地主義と呼ばれ、1960年頃から新興諸国の急進的指導者たちによって激しく非難されるようになった。(ブリタニカ国際大百科事典)」とありました。

ふーん、そうですか。でも今回の米国司法省による訴訟提起もスイスやシンガポール当局における1MDB関連捜査も、植民地支配の実質を維持するためのものでも何でもなくて、単なる巨悪に対する国際的な犯罪捜査じゃないですか?それを「新たな形の植民地主義の脅威」だなんて、まさに言うに事欠いて、姑息にも程があるというものです。

こんなの赤子にも解る詭弁ですよ、いや”こんなの妄想ですよ”。(※)しかし、こんな屁理屈がナジブ擁護のための対抗戦術のキーワードだとしたら実に情けない。(※どこかの国の某有名ジャーナリストの有名な言葉です。)(笑)

さらには国内の卑劣な一部勢力が、”非民主的な手段”で政権転覆を図ろうとしている、ですって?

一体全体、国民投票を画策したり、市民の宣言の署名集めをしたり、平和的な街頭デモを行うことが、”非民主的”だなんて、真の民主国家では絶対ありえないですよね。そんなことより巨悪の犯罪者がそのまま政権の座に居座り続けることこそ”非民主的”だと、私のように民主主義国を祖国に持つ普通の人はそう思うのではないでしょうか。

いやはやとにかく恐れ入りました。

でも、、、、こんなホントのことを書いてると、いつかどこからかお呼びが来るのかも知れませんが、そんなことだけは御免蒙りたいものですね。



では今日の最後に、8月31日に、KLのムルデカ広場で行われた第59回マレーシア独立記念日の動画を貼ります。かなりの長編(約50分)ですので、途中を端折ってご覧下さい。もちろん最初から最後まで全部見ていただければ、あの雰囲気、今の日本では感じることが難しいかも知れない、愛国的高揚さを感じてもらうことができるのかも知れません。



↑この動画はHD画質(720P)でアップロードしています。インターネット環境が許す限りディスプレイを高画質(720P)に設定してご覧戴くとより良い臨場感が味わえるかと思います。


ではまた。。