いや、驚きました。昨日(26日)の朝方、UMNO支部長連の勇気ある行動の件をブログにアップしたばかりなのに、なんとお昼過ぎには、とんでもない驚愕のニュースが出ていたのです。

検察長官(司法長官)のアパンディ・アリ氏が、昨年12月17日にMACCから調査報告書を受けた以降、数多の注目を集めながら、なぜかだんまりを決め込んでいたのですが、昨日、突然沈黙を破り、"ナジブ首相は不起訴"、との爆弾記者発表(ナジブ擁護派にとっては期待どおりの記者発表?)を行ったと言うのです。

まあ、今後の野党や国内反体制メディア並びに世界のメディアの反応振りが見ものですが、とりあえず本ブログとしては速報のつもりで昨日のマレーシア・キニの第一報を紹介したいと思います。



AG: No charges against PM, SRC and RM2.6b cases closed

:検察長官:首相は不問、SRC及び26億リンギの事件は結着

Published Today 11:21 am Updated Today 3:50 pm 204 comments

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No charges will be brought against Prime Minister Najib Abdul Razak based on the investigations carried out by the Malaysian Anti-Corruption Commission (MACC).
マレーシア汚職追放委員会(MACC)によって行われた調査に基づき、ナジブ首相に対する告発は行わない。

Attorney-general Mohamed Apandi Ali said he has studied the investigation papers and was satisfied that there are no grounds for action.
検察長官モハメド・アパンディ・アリ氏は、調査資料を精査し対処(告発)の根拠がないことに満足した、と語った。

"Based on the facts and evidence as a whole, I, as the public prosecutor, am satisfied that no criminal offence has been committed by the prime minister in relation to the three investigation papers.
全体の事実と証拠に基づき、私は検察官として、3部冊の調査資料に関し、首相による犯罪行為はなかったことに満足している。

"I will return the relevant investigation papers to MACC today, with the instruction to close the three investigation papers," he told a press conference in Putrajaya this morning.
私は今日MACCに3部冊の調査資料をクローズするよう指示し関連調査資料を返却する、と午前のプトラジャヤにおける記者会見で彼は発表した。

Apandi was referring to the investigations concerning the RM2.6 billion political donation and RM42 million from SRC International transferred into Najib's personal bank accounts.
アパンディ氏は、ナジブ首相の個人預金口座に送金された26億リンギの政治献金とSRCインターナショナルからの4200万リンギに関わる調査に言及した。

SRC is the former subsidiary of the prime minister's debt-laden brainchild 1MDB.
SRCは、首相が産みの親である債務だらけの1MDBの旧子会社だ、

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The transfers were first disclosed by the Wall Street Journal and whistleblower website Sarawak Report last July 3 based on leaked documents from Malaysian investigators.
送金は、マレーシアの調査機関からの漏洩文書に基づき、昨年7月3日にウォールストリート・ジャーナルと告発ウェブサイトのサラワク・レポートによって最初に明らかとなった。

Twenty-five days later, Apandi's predecessor Abdul Gani Patail was removed on health grounds, sparking off speculation it could be related to the investigations.
25日後に、アパンディ氏の前任者アブドゥル・ガーニ・パタイル氏が(訳者註:本人が知らぬ間に突然)健康上の理由で解任されたことが、調査に関係があるのではとの憶測を呼んだ。

Following this, Najib dropped his deputy Muhyiddin Yassin and another minister Shafie Apdal from the cabinet.
その後、ナジブ首相は、ムフディン・ヤシン副首相ともう一人の大臣シャフィー・アプダル氏を内閣から更迭した。

The police also embarked on a hunt for those who leaked the investigation documents, prompting MACC to hold special prayers to seek divine protection.
警察はまた、調査情報をリークした犯人探しに着手したが、このことはMACCに神の保護を求める特別な祈りを促した。

Najib's detractors, such as former premier Dr Mahathir Mohamad, were not convinced that the RM2.6 billion, transferred in two batches ahead of the last general election in 2013, was a donation from a Middle Eastern source.
ナジブ首相の中傷者たち、例えば元首相のマハティール・モハマド博士、は26億リンギ(先の2013年の総選挙の前に二つの区分で送金された)が中東からの寄付だなどとは信じなかった。

Meanwhile, Apandi revealed today Najib had returned RM2.03 billion to the Saudi royal family, two months after the May general election.
一方、アパンディ氏は、ナジブ首相が、(2013年)5月の総選挙の2か月後に、サウジアラビアの皇族に20億3千万リンギを返納したことを今日明らかにした。

The prime minister, on the other hand, denied abusing public funds for personal gain and claimed that there is a conspiracy to topple him.
一方、首相は私利のために公的資金を乱用したことなどないと否認し、首相を追い落とそうと言う陰謀があるのだと主張した。




'Najib returned US$620m to Saudi royal family'
ナジブ首相、6億2千万米ドル(20億3千万リンギ)をサウジの皇族に返納

Published 26 Jan 2016, 11:32 am Updated 26 Jan 2016, 8:08 pm 228 comments

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Prime Minister Najib Abdul Razak had returned US$620 million from the US$681 million (RM2.6 billion) that was channelled into his personal bank accounts as political donation, said attorney-general Mohamed Apandi Ali.
ナジブ・アブドゥル・ラザク首相は、政治献金として彼の個人の預金口座に入金された6億8100万米ドル(26億1千万リンギ)のうち6億2000万米ドルを返納した、と検察長官アパンディ・アリ氏は述べた。

He disclosed that US$620 million was returned to the Saudi royal family in August 2013, two months after the last general election, because the sum was not utilised. This suggests that about US$61 million was presumably spent.
彼(検察長官)は、使用しなかった資金、6億2000万米ドルが、先の総選挙の2か月後、2013年8月にサウジアラビアの皇族に返納されたことを明らかにしたが、このことは、約6100万米ドルが使用されたということを示唆するものだ。

Apandi said he was satisfied based on evidence from witnesses and supporting documents submitted by the Malaysian Anti-Corruption Commission (MACC) that the original sum transferred between March 22 and April 10, 2013 was a "personal donation from the Saudi royal family given to him (Najib) without any consideration".
アパンディ氏は、証人からもたらされた証拠に満足したと語った。そして2013年3月22日から4月10日の間に送金された資金は、サウジアラビアの皇族からナジブ首相に対し一切の見返りなしで個人的に寄付されたものだと述べた。

"MACC in their investigation, personally met and recorded statements from witnesses including the donor which confirmed the donation was given to PM personally," he added.
彼らの調査の中で、MACCは寄付者本人を含む証人たちと個々に面接し証言を記録したが、寄付はナジブ首相に個人的に与えられたものであることを寄付者に確認している。

"I am satisfied there is no evidence to show there was a form of gratification given corruptly.
私は、不正な贈与のあったことを示す証拠がないことに満足している。

"Evidence obtained from the investigation does not show the donation was given as an inducement or reward for doing or forbearing to do anything in relation to his capacity as prime minister," he told a press conference in Putrajaya.
調査から得られた証拠は、寄付がナジブ氏の首相としての立場に関連し、なんらかの見返り行為を求めていることを示してはいない、と彼はプトラジャヤの記者会見で述べた。

Apandi said since no criminal offence was committed, there is no necessity for Malaysia to make a request for mutual legal assistance to any foreign states for the purpose of completing the investigation.
アパンディ氏は、犯罪行為はなにもなかったので、マレーシアは外国に調査のための相互法的支援を要請する必要はないと言った。

Last July, the Wall Street Journal and whistleblower website Sarawak Report exposed the transfers based on leaked documents from Malaysian investigators.
昨年7月、ウォールストリート・ジャーナルと告発ウェブサイト・サラワク・レポートは、マレーシアの調査者からの漏洩文書に基づき(資金の)移動を暴露した。

Najib later denied he had abused public funds for personal gain, and described the sum as a political donation from a Middle Eastern source.
ナジブ首相は後に、私利のために公的資金を乱用したことはないと否認し、金は中東の資金源からの政治献金だと説明した。

He also claimed that there is a plot to topple him using fraudulent allegations.
彼はまた、詐欺的な主張により政権を打倒しようとする陰謀があるのだと主張した。

His detractors such as former prime minister Dr Mahathir Mohamad had dismissed the donation claim.
元首相のマハティール・モハマド博士のような中傷者は、(ナジブ氏の)献金だとの主張を一蹴していた。



いかがでしたでしょうか。この他にも関連記事がいくつかあるのですが、これらの記事を整理してみると、

①26億リンギの寄付については、寄付はサウジの王族からだ、寄付の交換条件はなにもない、単にナジブ首相への個人的なプレゼントだった、寄付金の9割以上は使わなかったので返納した、したがってなんの問題もない。

②2014、2015年の4200万リンギのSRCインターナショナルからの入金については、首相はなにも知らなかったし入金の指示も承認もしていないので、罪に問われるようなことはなにもない。

③私(アパンディ検察長官)はこの調査結果に満足している。これで調査は完了だ。

と、言うものですが・・・・・・・

これ、とてもとても満足できるような代物ではないですよね。手前味噌で満足して国民(私は国民ではありませんが、ま、準国民と言うことで)を舐めるなよ、とでも言いたくなるほどの記者発表であきれたと言うか、開いた口がもう塞がりません。

また、寄付はサウジアラビアの先代の王、昨年既に亡くなっているアブドラー王の下で行われたとするドナーに関する一部未確認情報もあるようですが、これとて、サウジアラビア外務省は一切のコメントを拒否しているそうですし、サウジの王族に対する情報通の間では、そんな話は聞いたことがないと言う話もあるようなので、真偽はまったく不明です。

私の目には、昨日のアパンディ氏の記者発表は、昨年ナジブ首相に、検察長官として取り立ててもらった「アパンディ・アリの恩返し」と写ったのですが、今後の展開はいかがでしょうか。

もう今朝この時点(朝7時)で、世界の主要メディアは猜疑心満載のニュース報道を開始した様子です。政界史上世界最大の汚職とも言われ始めたこの件については、とてもとてもナジブ首相とその擁護派が望むような安易な幕切れにはならない、大甘過ぎると感じています。

映画の世界を地で行くようなマレーシアの政界疑獄、これでますます謎が深まってきましたね。


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久しぶりにマレーシア政界疑獄を書きます。

昨年12月中旬以降、これと言った変化のあるニュースがなかったせいで、割と平穏無事なクアラルンプールでした。と言うより、私などは前からの約束事だから、昨年末までには、全ての関係筋の調査も終わり1MDBの件も26億リンギの件も詳細が公になるだろうと思っていましたが、またもや空手形に終わったことに、怒りを通り越して言いようのない脱力感を感じています。

しかしこの国の国民は、よくもまぁ辛抱強いのだと思います。これも多勢に無勢の民族構成のなせる業なのかも知れませんが、こうなるとただひたすら内部からの反乱を待つ以外に手はないのかとも感じてしまいます。

そんな中、1月23日、オンラインニュースポータルのマレーシア・インサイダーに、ちょっと興味ある記事が掲載されましたので、今日はこの記事と、同じマレーシアン・インサイダーの同日付記事:野党議員の声明文、それとマレーシア・キニのこれも1月23日付け記事のYOURSAY(読者コメント)を紹介したいと思います。



先ずは、マレーシアン・インサイダーの1月23日付け記事です。

Rebel Umno leaders set up panel to boost bid to oust Najib
Umnoの反乱支部長連、ナジブ追放促進のための委員会を設立

Published: 23 January 2016 6:59 AM 

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Coalition of Umno Branch Chiefs Malaysia chief Kamarul Azman Habibur Rahman says the movement does not want outsiders to take advantage of its work to remove the party president. – The Malaysian Insider file pic, January 23, 2016.
マレーシアUmno支部長連盟のカマルル・アズマン・ハビブル・ラーマン支部長は、(umnoの)党総裁を交代させようと言う我々の運動を部外者に利用されたくはないと語った。写真:マレーシアン・インサイダー 23 Jan 2016

Taking the fight against Umno president Datuk Seri Najib Razak to the next level, the Coalition of Umno Branch Chiefs Malaysia (GKCM) has set up a committee and even appointed state representatives.
ダトー・セリ・ナジブ・ラザクUmno総裁(註:ナジブ首相のこと)との次のレベルの闘いのため、マレーシアUmno支部長連盟(GKCM)は、委員会を設立し各州の代表者さえ任命した。

This transformation from an ad hoc movement to a more structured organisation was to prevent outsiders from sabotaging its mission, GKCM chief Kamarul Azman Habibur Rahman told The Malaysian Insider.
臨時的な特別運動からより体系化された組織運動へのこの変化は、部外者にその運動を阻害されないためのものだ、とマレーシアUmno支部長連盟(GKCM)のカマルル・アズマン・ハビブル・ラーマン支部長はマレーシア・インサイダーに語った。

“GKCM decided to set up a central committee to administer GKCM and ensure it is stronger and more organised.
GKCMは(ナジブ総裁追放運動を)より強力に、より組織化するため、そしてGKCM自身を管理するための中央委員会を設立することを決断した。

“We don’t want any outsiders taking advantage of GKCM’s progress.”
我々は、いかなる部外者もGKCM運動を利用することを望んでいない。

He said the group was still committed to pressuring Najib to step down and they were advising other Umno members on the importance of fighting with sincerity rather than for money.
彼(カマルル・アズマン・ハビブル・ラーマン支部長)は、グループは依然としてナジブ氏に辞任するように圧力をかけることに腐心している。そして、他のUmno党員に対し、金銭のためよりもむしろ誠心誠意に闘うことの重要性についてアドバイスしているのだと述べた。

“I’m really proud that the GKCM committee and all members are fighting in the name of truth, and are not afraid to speak out.
私(カマルル・アズマン・ハビブル・ラーマン支部長)は、GKCMの委員会と委員会のすべてのメンバーが真実の名のもとに闘っており、(党の意見と異なる)意見を述べることを恐れてはいないことを本当に誇りに思う。

“Our struggle is not about money, contracts or positions. We want to educate Malaysians to reject the twisted practices flourishing in Umno of late.”
我々の闘いは、金銭や約束ごと、または地位のためではない。我々は最近Umno内で主流となっている不正直な行動を拒否するためにマレーシア人(註:マレー系マレーシア人)を教育したいのだ。

Setting up the GKCM committee involved establishing several positions in the group, from chairman to state committee members, he said.
GKCM委員会を設立することは、委員長から各州の委員に至るグループ内のいくつかのポストを設置することだ、と彼は言った。

Kamarul Azman, a Telok Kemang leader who was punished by Umno’s disciplinary board along with eight others last year, was appointed chairman of the central committee, while Datuk Mohd Zin, also from Telok Kemang, was made deputy chairman.
昨年、他の8名と共にUMNOの懲罰委員会によって罰せられたテロ・クマン支部長のカマル・アズマン氏が中央委員会の委員長に任命され、委員長代理には同じテロ・クマン支部出身のダトー・モフ・ジン氏が任命された。

Three vice-chairmen, two secretaries, a treasurer, information chief and several state committee members were also appointed to GKCM’s central committee.
(この他)3名の副委員長、2名の秘書、会計係、情報主任及び数名の州委員会委員がGKCMの中央委員会のメンバーとして任命された。

Rushdan Mohamed, one of the vice-chairmen, said the committee would decide on any programmes or activities to prevent sabotage. Rushdan.
ラシュダン・モハメド氏(副委員長の1人)は、委員会(の組織運動)を妨げさせないためにはいかなるプログラムまたは活動をも決断すると述べた。

He said GKCM has so far travelled to Johor and Penang and the reception from the party members has been positive.
彼は、GKCMはこれまでジョホールバル州とペナン州に出向いたが、(現地の)党員からの反応はポジティブであったと語った。

“The reception has been good, many Umno grassroots are with us in GKCM.
(党員からの)反応は良好であった、多くのUmnoの草の根党員たちはGKCM内の我々とともにある。

“In fact, the initiative to form this committee came from our meetings and discussions with the Umno members we met each time we went to meet with branch leaders.”
実際、この委員会を設置すると言うイニシアティブは、各支部長に会いに行くたびに、我々が会ったUmno党員とのミーティングと討議から生まれたものだ。

He said the group was funded by donations from various Umno grassroots who supported its cause, and denied being sponsored by an individual in the party who wished to see Najib toppled.
彼は、(我々の)グループは、(我々の)運動を支持する様々なUmno草の根党員からの寄付によって資金援助されており、ナジブ打倒を望む党の個々人がスポンサーではない、と否定した。

“We are not sponsored by anyone, our funds come from donations and contributions from grassroots who are with us on this cause.”
我々は誰からも後援されてはいない。我々の資金はこの運動に関して我々と共にある草の根党員からの寄付や寄贈によるものだ。

The group is now mulling whether to register with the Registrar of Societies. GKCM was first set up in November last year to pressure Najib to step down over his alleged financial scandals and the controversial decisions he made, including removing Umno deputy president Tan Sri Muhyiddin Yassin and vice-president Datuk Seri Shafie Apdal from the Cabinet.
グループは、現在、(内務省)社会登録局に組織として登録すべきかどうかを検討している。GKCMは昨年11月、ナジブ総裁の財政スキャンダル疑惑及び議論の的となっている(ナジブ氏の)決定事項、並びにUmno総裁代理のタン・スリ・ムフディン・ヤシン氏とダトー・スリ・シャフィー・アプダル副総裁を内閣から追放したことに鑑み、ナジブ総裁に辞任の圧力をかけることを目的に最初に設立された。




次は、同じマレーシアン・インサイダーの同日付の記事ですが、野党の民主行動党(DAP)の議員が前日に逮捕・起訴された前クアラルンプールの警察幹部の件を引き合いにして、ナジブ首相の件もこの件と類似の件であるのになぜ逮捕・起訴されないのだとの疑問を記者発表した、と言う興味のある記事です。

Why spare Najib over RM2.6 billion when ex-CID chief prosecuted, asks DAP
前CIDチーフを起訴して、なぜ26億リンギのナジブを助けるのか、とDAPが質問

Published: 23 January 2016 8:42 AM

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Prime Minister Datuk Seri Najib Razak (centre) failed to declare a RM2.6 billion donation as required under the Anti-Money Laundering and Anti-Terrorism Financing Act 2001, says an opposition lawmaker. – The Malaysian Insider file pic, January 23, 2016.
ダトー・セリ・ナジブ・ラザク氏(中央)は、反資金洗浄法及び反テロリズム金融法2001が求める26億リンギの献金に関する説明を怠っている、と野党議員は言う。

Following the corruption charge of a senior police officer yesterday, a DAP lawmaker has asked why Prime Minister Datuk Seri Najib Razak did not face a similar probe over the RM2.6 billion donation channelled into his personal accounts.
前日の警察幹部の贈収賄容疑を例にとり、野党民主行動党の議員は、ナジブ首相の個人口座に振り向けられた26億リンギの寄付の件で(これと類似のケースなのに)、なぜナジブ首相は同様の調査(逮捕・起訴)に直面しないのかと疑問を呈した。

Segambut MP Lim Lip Eng said Najib should also be investigated under the Anti-Money Laundering and Anti-Terrorism Financing Act 2001, the same act used to investigate former Kuala Lumpur Criminal Investigation Department (CID) chief Datuk Ku Chin Wah, who was charged in the Sessions Court yesterday with failure to declare a commission amounting to RM961,500 two years ago.
セガムブット(選出)のリム・リップ・エング議員は、ナジブ首相もまた反資金洗浄法及び反テロリズム金融法2001 (今回の前クアラルンプール犯罪捜査部ダトー・クー・チン・ワー部長の件の捜査に適用された法律であり、彼は2年前の96万1500リンギにのぼる手数料を報告しなかったとして昨日地方裁判所に起訴された) に基づき捜査を受けなければならない、と述べた。

Ku was charged under Section 49 (3) with the alleged offence committed in 2014.
クー氏は、2014年に罪を犯したとして(同法の)Section 49 (3)違反容疑で起訴された。

Under the act, the Malaysian Anti-Corruption Commission (MACC) or the public prosecutor should serve a notice to the suspect to declare commissions received.
同法の下、マレーシア汚職追放委員会(MACC)または検察官は、受領した手数料を報告すべき容疑者に対し通告を発出しなければならない。

“This raises whether Najib declared the RM2.6 billion donation from a foreign source to MACC before the 2013 general election or if the public prosecutor had at the time sent a notice for the sum to be declared.
これは、ナジブ首相が2013年の総選挙の前にMACCに対し外国の寄付者から26億リンギの寄付を受けたことを報告したかどうか、または検察官が当時、報告すべき金額についての通告を(ナジブ首相に)送付したかどうかと言うことだ。

“If he did do so, how come he is still being investigated by MACC?
もし、彼(ナジブ首相)がそのことを(法に従い)履行していたならば、なぜ未だにMACCの調査を受けているのか?

“Didn’t the authorities say this was a simple open and shut case?” Lim said in a statement today.
当局はこれ(クー氏の起訴の件)は単純明快な事件だと言ったではないか?と、リム議員は声明の中で述べた。

Lim said Attorney-General Tan Sri Mohamed Apandi Ali should press charges against Najib if the latter failed to make the declaration as required under the Anti-Money Laundering and Anti-Terrorism Financing Act 2001.
もしナジブ首相が反資金洗浄法及び反テロリズム金融法2001で求められる報告を怠っていたならば、タン・スリ・モハメド・アパンディ・アリ検察長官はナジブ首相を告発すべきではないか、とリム議員は語った。

He said, at the same time, the investigation into Najib’s brainchild, 1Malaysia Development Berhad, should be continued.
同時に、彼(リム議員)は、ナジブ首相が創設したワンマレーシア開発会社(1MDB)に対する調査は続けられなければならないと述べた。

To uphold justice, Lim also suggested the Bukit Aman police headquarters re-examine criminal cases managed by Ku while he was Kuala Lumpur CID chief, especially high-profile cases which may have escaped prosecution.
正義を守るために、リム議員はまた、ブキットアマンの警察本部は、クー氏がクアラルンプール犯罪捜査部長時代に関わった犯罪、とりわけ起訴を逃れたかも知れない明白な事件を再捜査すべきだろうと提言した。




本日の最後は、マレーシア・キニのYOURSAYです。この記事は、マレーシア・キニが、同誌に投稿された数ある読者コメントを精査して掲載していると言うものですが、中には真偽不明のことがらや読者個人の感情的なことがらが述べられていたり、時にはマレーシア・キニの意図的な羅列を感じることもあります。なので、飽くまで参考情報や参考意見として私は読んでいます。

みなさんも、そんな程度に読んでいただきたいと思います。

So Najib has no idea who gave him RM42m?
それでナジブ首相は誰が4200万リンギをくれたか知らないわけ?

Published 23 Jan 2016, 7:37 am Updated 23 Jan 2016, 7:54 am

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YOURSAY Again the questions are: where did the money come from, and what did you use it for?’
再度言うが、問題は資金が何処から出たか、そして何に使ったのかだ。

Lawyer: Najib did not admit RM42m in account was from SRC
弁護士(ナジブ首相の):ナジブ首相は口座に入金された4200万リンギはSRC(当時の1MDBの小会社)からとは認めなかった

John Malott: Let's take a careful look at what PM Najib Razak’s lawyer Hafarizam Harun said.
John Malott:ナジブ首相のハファリザム・ハルン弁護士が言ったことを注意深く見てみよう。

He says that Najib admitted that RM42 million was deposited in his personal bank account. That is a quite an admission - that the prime minister of Malaysia took RM42 million from someone.
彼は、ナジブ首相は4200万リンギが自身の個人口座に預金されたことを認めたと述べた。このことは、ナジブ首相が4200万リンギを誰かにもらったと言うことだ。

He adds that Najib never said that it came from SRC. Yes, Najib did not say it came from SRC, but he also did not deny former MCA chief Ling Liong Sik's charge.
彼は、ナジブ首相はそれがSRCから来たとは決して言っていないと言った。確かにそうだ。ナジブ首相はそれがSRCから来たものだとは言っていない。しかし、彼(首相)は前MCA党首のリン・リオン・シク氏の告訴(註:2016.10末の自身の誹謗中傷への提訴に対するリン氏側の反訴のこと)を否定しなかった。

The SRC connection therefore is a very logical conclusion for everyone to draw, since the amount of money and the timing of the deposit (December 2014 to February 2015) were the same as what was reported by The Wall Street Journal.
預金金額と入金日付(2014年12月から2015年2月)が、ウォールストリート・ジャーナルによってリポートされたものと同一だったため、(首相と)SRCとのコネクションは誰もが描く非常に論理的な結論なのだ。

So now that Najib has admitted that he got RM42 million, the questions for the PM are: where did the money come from, and what did you use it for?
それで、ナジブ首相が4200万リンギを得たと認めた今、首相に対する質問はこうだ、その金はどこから来て、あなたはそれを何に使ったのか?

Do you deny that it came from SRC, and do you deny, given the timing of the deposit and the recent reports of shopping sprees with SRC credit cards, that you used it for personal or family matters?
あなたはそれがSRCからであることを否定するのか、そして、入金日付を知らされたあなたは、SRCのクレジットカードを使い、あなた個人や家族のために爆買いをしたとの最近のリポートもあるが、それも否定するのか?

After all, there were no elections in Malaysia at that time.
当時、マレーシアで選挙は行われていなかったのだ。(註:選挙資金にしたとは言わせないと言う意味か)

Odin Tajué:John Malott is absolutely right. When we read statements made by lawyers, we need to study the phrases and the language used very carefully and not merely skim them.
Odin Tajué: ジョン・マロットは全く正しい。 (ナジブ首相の)弁護士声明を読む時、我々は使われているフレーズや文言を、単にうわべだけではなく、非常に慎重に読む必要がある。

By ‘language', I don't mean a systematic means of communicating by the use of sounds or conventional symbols but the application of phrases and the nuances the phrases carry. And this is not to suggest that lawyers are sneaky, although a few of them may be so.
言葉によってとは、音や従来のシンボルを使用して行うシステム的な通信のことではなく、フレーズの適用とフレーズが持つニュアンスを意味している。これはしかし、弁護士が卑劣だと言うことではない、もっとも彼らのうちの何人かはそうであるかも知れないが。

The fact that Najib has not denied that the money has come from SRC implies that it has. Furthermore, the statement made, "However, the plaintiff (Najib) at all material times has no knowledge that it was channelled through two intermediaries as alleged by the defendants", further implies that the source was SRC, except that Najib has claimed to have no knowledge of the money having been channelled to his personal bank account through the two subsidiary companies.
ナジブ首相が、(口座の)金がSRCから来たことを否定していないと言う事実(註:弁護士声明は、「ナジブ首相は金がSRCから来たとは言っていない」と述べているが、「SRCから来たことを否定している」とは述べていないことは、それがそうしたこと(SRCから来たことを否定していないこと)を意味している。さらに、弁護士声明は、 「しかし、被告(註:前MCA党首のリン・リオン・シク氏のことか?)が主張するように、関係する全期間において原告(ナジブ首相)にはそれが2人の仲介者を通して振り向けられたと言う知識があるというわけではない」と述べ、さらに、「ナジブ首相が2つの子会社を通して彼の個人の預金口座に入金されていたいた資金についての知識がない」と主張したこと以外は、資金源がSRCであったことを意味するものだ。

And furthermore, the possibility of the same amount having originated from a source other than SRC is so very remote as to be completely absent.
そしてさらに、SRC以外の資金源から同一金額が入金された可能性はあり得ないのだ。

Najib is obviously in a quandary here. He cannot claim that the money has come from some imagined Arab, for that reason simply holds no water, nor can he claim that it was meant for corporate social responsibility (CSR) purposes for the simple reason that funds paid out for CSR programmes are utilised legitimately.
ナジブ首相は明らかに途方にくれている。彼は資金が想像上のアラブ人から来たものだと主張することはできない、なぜなら単に筋道が立たないし、企業の社会的責任(CSR)目的のために入金されたものだと主張することもできない、なぜなら企業が社会責任プログラムのために外部に支払う資金は、合法的に利用されると言う単純な理由のためだ。

Aries46: If I am not mistaken, that the moneis originated from SRC subsidiaries Gandingan Mentari and Ihsan Perdana was reported by WSJ and Sarawak Report.
Aries46: 私の間違いでなければ、資金源はSRCの子会社だったGandingan MentariとIhsan PerdanaであったとWSJとサラワク・レポートによって報告された。

This was also the subject of the draft charge sheet allegedly prepared by the late deputy public prosecutor Kevin Morais but denied by attorney-general Mohamed Apandi Ali.
これは、伝えられるところでは故ケビン・モライス次席検事(註:昨年9月に暗殺された)によって用意された逮捕状草案の主題であったが、検察長官のモハメド・アパンディ・アリ氏によって否認された。

The Malaysian Anti-Corruption Commission (MACC) must shed light on this having investigated this caper. Regardless of proof of its source, Najib did admit that RM42 million was deposited into his personal account in AmBank.
マレーシア汚職追放委員会(MACC)は、この犯罪を調査して、これに光を当てなければならない。 その資金源の証明如何に関わらず、ナジブ首相は4200万リンギがAmBankの彼の個人の口座に入金されたことを認めたのだ。

If it did not come from SRC then from where? Arab donor/s again?
もしそれがSRCからではないならば、どこから来たものか? またアラブの献金者からか?

Anonymous_1404717623: How can the PM admit money going into his personal private account but refuse to explain where it came from, regardless of whether it was legal or illegal?
Anonymous_1404717623: それが合法か違法か否かを問わず、いかにして、ナジブ首相は彼の個人口座に入金された資金を認めることできて、それがどこから入金されたものかの説明を拒否することができるのか?

Remember, he is holding a public office, he should give us the details and not hide behind the shield of MACC investigation.
思い出せ、彼は行政組織を独占しているのだ。彼は我々に詳細を与えなければならない。MACC調査を盾にして後に隠れていてはいけない。

FellowMalaysian: The line of defence by Najib's lawyers has taken a definitive turn lately based on their arguments in the RM2.6 billion ‘donation’ as well this RM42 million 'deposit' cases alone.
FellowMalaysian: この4200万リンギ預金事件単独と同じように、ナジブ弁護団の防御ラインは最近、26億リンギの献金事件においても彼らの議論に基づく決定的なターンをした。

We are led to believe that a bank account holder, just any sane person's will do, is entitled to receive or be deposited into his accounts immeasurable amount of monies to the tune of millions - and in this case billions - of ringgit into his kitty and there is absolutely nothing wrong with that.
我々は(弁護団によって)、銀行預金口座保持者(註:この場合ナジブ首相を指していると思われる)が、いかなる真っ当な人間もそうするであろうことだが、自身の預金口座に何百万もの計り知れないリンギットの大金を、この場合なんと数十億もの大金だが、自身の積立金に受け取るか入金される権利を有しており、なにも悪いことではないことと信じるよう誘導されている。

What more a person of the stature of the prime minister of a country who is surely entitled to far more 'accesses and liberal movements' than anyone else in the country?
この国の誰よりも確実に多くのアクセス権と自由に行動する権利のある首相の才覚は他に何かあるだろうか?

If the regulatory and enforcement agencies and institutions have not found any incriminatory evidence, which they have not or have not wished to disclose, the fact remains that Najib should not be held accountable to disclosing the name of his donors or depositors.
法規制機関と法執行機関や組織が、(ナジブ首相を)有罪にできる証拠を発見しなかったならば、彼らはそれを公にはしないか、したくないと考えているのだが、ナジブ首相に資金の提供者または預金者の名前を明らかにする責任があるとすべきではないと言う事実が残るのだ。

LKY: I think Najib now regret suing as he got into a bigger mess than he ever expected even before the case appeared in court.
LKY: 私は、事件が裁判沙汰になる前に予想したより大きな混乱になったので、ナジブ首相は提訴したことを後悔していると思う。

How is he to sit on the witness stand if you admit the money went into your bank account, and as a top public servant, asking the people who entrusted you to run the country to proof it.
彼(註:ナジブ首相のこと)はいかにして証言台に立つのだろうか、もしあなた(彼)が、資金があなた(彼)自身の銀行口座に入金されたことを認めるならば、この国の最高位の公僕(註:首相)として、あなたを信頼してこの国の運営を任せた国民に対し、いかににしてそれを証明するというのだろうか。

As a civil servant you are in deep trouble if you cannot proof why such a large sum of money got into your account.
そのような高額な資金があなたの口座に入った理由を証明することができないならば、公務員としてのあなたは困窮することになる。

Vijay47: Najib said that he "has no knowledge that it (RM42 million) was channelled through two intermediaries as alleged".
Vijay47: ナジブ首相は、4200万リンギは、伝えられるところ、二人の仲介者を通じて振り向けられたとの知識は持っていないと言った。

Note, the word used is "has", not "had" - meaning that Najib still has no clue who put the money into his account.
"had"ではなく"has"と言う語が使われていることに注目して下さい。これは、ナジブ首相は、誰が自身の銀行口座にその資金を入金したかの手がかりはまだ持っていないと言うことだ。

What can he do if kind Arabs or others insist on transferring millions into his account? Which according to MACC is not corruption. But any way you slice it, Najib's had it.
親切なアラブ人または誰かが自身の口座に入金したのだと言って譲らないのであれば、彼は(この後)何ができるのだろうか?それは(献金)は、MACCによれば汚職ではないと言うことなのにだ。とにかくどう考えてもナジブ首相はそれ(註:困窮のことか)を既に持っているのだ。

Rick Teo: Najib, just tell Malaysians who was the donor of the RM42 million if it didn't come from SRC. Was it another Arab who donated it?
Rick Teo:ナジブ首相、それ(金)がSRCから来たものでないなら、単に4200万リンギの寄付者は誰かをマレーシア人に言って下さい。 それは、もう一人のアラブ人でしたか?

Why beat around the bush if it is a genuine donation? Najib has been elusive from day one. Till now he can’t even say who donated the money.
それが本物の寄付であるならば、なぜ遠回しに言うのか? ナジブ首相は最初から逃げを打っている。これまでの間、彼は誰が金を寄付したかを言うことさえできていない。

We were told not to believe in the Nigerian scam where lots of money could be deposited in our bank account if we reply to their email.
我々は、ナイジェリア人の電子メールに返信をする際、たくさんのお金が我々の銀行口座に預金されると言うようなナイジェリアの詐欺事件は信じないように言われたものだ。

Well, it looks like one man did response to the Nigerians. And he is laughing all the way to the bank because he was rewarded with RM2.6 billion.
さて、今1人の男がナイジェリア人への反応をしそうだ。そして、26億リンギももらったので彼は銀行に行くまでずっと笑っている。



以上、今日はマレーシアオンラインニュースポータルの記事3件を紹介しました。

ただ最後のYOURSAYについては、マレーシア・キニの編集部も言っていることですが、一般読者からの投稿記事であり、内容の信憑性や論理性さらには文章の文法事項などにおいても疑問の付くものも見受けられるようですのでそこは斟酌して読んでいただきたいと思っています。

いずれにしても、アラブの大富豪からの献金だとする26億リンギの話は、辻褄が合わないどころか荒唐無稽過ぎて、こんなことを言ってしまったご本人が、矢のような説明責任要求に答えられなくて、途方にくれているのではなかろうかと私も思いますし、4200万リンギの入金元が未だに不明のままと言うことも、子供にも説明できない話です。

もしこれらの巨額資金が、本当に不法に得られて不当に使用されたものであるなら、金額が巨大すぎて、かつての日本のロッキード疑獄事件などが可愛く思えるほどなのですが、これが噂どおりの真実ならば、汚職もここまでくれば見事と言う他ないほどの巨悪ですよね。

それにしても与党第一党のUMNO、今もなおナジブ擁護派が多数を占める中で、ことがことだけに反乱支部長連の悲壮な決意を感じざるを得ませんが、これってなんか日本の幕末維新における倒幕派を彷彿させると思いませんか。

当時の倒幕派は、国(幕府)に逆らうことで悪党と呼ばれたそうですが、結果は後の維新の英雄です。私利私欲にとらわれず正義のために決起するなんて、この反乱支部長連も格好良すぎて、ついつい応援したくなるのは私のようなひねくれ団塊だけなのでしょうか。

と言うことで、マレーシア政界疑獄シリーズ続編を綴ってみましたが、時間と興味のある方は、是非とも拙ブログの同シリーズをお目通しあれ。。

それではまた。。

今日は柄にもなく、東西の老若女子に人気の真珠アクセサリーのショップとハンディクラフトのショップを紹介してみたいと思います。

私は決してお店や美味しいもの紹介なんて言うキャラではないし、本ブログではそんな日常的な事柄を記事の対象にはしていないつもりなのですが、今回は、我ながら気味の悪いことに、そんな乙女チックな気分なので悪しからずご了解を。

実は今月末に私の古い友人たちが遥々日本から訪ねて来ます。で、中には奥様帯同の友人もいるため、何処に案内すれば良いのかを思案していて、フト思い出しました。以前、My Better Halfの友人に請われて案内したことのある人気の真珠アクセサリーショップのことです。

女性と言う生きもの(失礼!)はいくつになってもあんなモンが好きなのですね。特に"一見高そうでいて実は安い"、なんて代物に出くわしたときの表情と言うか、顔つきは尋常ではないですよね。(これも失礼!)

"男はいくつになっても奥方を立てるが良い"、これは既に他界した大先輩の教えですが、今回の奥様帯同の私の友人だって、ひょっとしたら嫌がる奥方を無理やり連れてくるのかも知れないし、もしそうならば、せめて初めて訪れた異国の地で、その奥様方にそんな嬉しい思いをさせてあげたい、そうすることによって私の古い友人たちの男としての顔も立つだろうし・・・・・なんてしょうもないことを考えていたら思い出したんですよ。

そうだ、淡水パールだ、ボルネオパールだと。。

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ところでみなさんはこの淡水パールのことをご存知ですか?そんなのとっくに知ってるよっていう方はスルーして下さいね。

私も最近知ったのですが、パールにはいくつもの種類があって、日本の伊勢湾で採れるような真珠は海水パール。

そして淡水パールとは、イケチョウ貝やカラス貝といった、淡水生の貝の中に出来る真珠のこと。現在流通している淡水パールのほとんどは養殖によって生産されていて、養殖の際に母貝内に核を挿入しないことから、真珠が真円には育たずライス型やドロップ型といったさまざまな形状の真珠となる。その色も、オレンジや紫など多岐にわたる。淡水パールのうち、粒が小さく安価なものはビーズとして使用されるが、近年では核を挿入して10mmを超える大玉も産出されるようになったとのこと。(Wikipedia)

まぁ、こんな屁理屈はどうでも良いのですが、この淡水パール、ボルネオのサバ州のものが特に品質が良いと評判なのだそうです。品質が良いと言うのは何処のものと比較してそう言うのか私にはわかりませんが、まぁ信じるものは救われるみたいなものですかね。(笑)

でもね、この淡水パール、モノによっては一見高そうでいて実は安い、なんて代物なのですよ、ハイ。

コレどこで売っているかというと、KLではホテルとかショッピングモールとかエアポートの貴金属店やアクセサリーショップなのですが、とっても気さくに入れるお店がここセントラルマーケットにあるんです。

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セントラルマーケットのGフロアーの中ほど右手、RUMAH MELAYU通りにある"BORNEO PEARLS"がそのお店なのですが、いつか誰かにこのことを教えてあげたら、後で"セントラルマーケットで探したけど見つけられなかった"なんて言われたことがありますので、今日はその場所を図解してみますね。(図中の赤丸がお店です)

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原図(pdf)はこちら

お店は↓このように右と左に分かれているのですが・・・

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右側の↓こちらが海水パールのお店で・・・

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左側の↓こちらが淡水パールのお店です。

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どちらが海水パールか淡水パールかは価格を見れば一目瞭然ですが、私たち無粋な男衆には値札を見ない限り分かりません。(そんな無知で無粋な男にはこんなお店を紹介する資格なんてないのかも知れませんが)

だって、海水パールのほうはいずれも3桁から4桁リンギット、片や淡水パールは2桁からせいぜい3桁リンギットですもんね。

さらに店員さんによっては、ディスカウント交渉に応じてくれる・・・かも知れない。でも飽くまでこれは店員さん次第だと思うので、もし店員さんが二人居たらどちらか愛想の良いほうに声をかけてみるのが良いと思われます。(自己責任でどうぞ。。)

昨日、友人のUD氏夫妻のお姉さんが日本から遊びに来ておられるので、皆で一緒にこのBORNEO PEARLSにも立ち寄ってみたのですが、あいにくこの時は渋顔の店員さん一人しかおらず、値下げ交渉には一切応じてもらえませんでした。

太っ腹のお姉さん(注:別にお腹が太いわけではありません。サルサダンスが上手でとても溌剌として素敵な方です)は、仕方がないので、3個まとめて買えばぐんと安くなると言うそのネックレスを1個だけ、あまり安くない値段で買ってしまったのですが、その後、私がお店の写真を撮りに戻ってみると、気さくで値下げ交渉にも応じてくれそうな愛想の良い女性がにこにこ顔で座っていました。

あれ、さっきの無愛想で気難しそうなマレーの若い店員さんは何処?と思いましたが、もうちょっと待っていれば良かったのかも知れませんね。残念!(笑)




さて次は人気ハンディクラフト店の紹介です。

(注:すみません。以下に紹介しているお店は、いつの間にかシェラトンインペリアルホテル近くに引越ししていました。現地確認のうえ近日中に詳細をリポートします。2016.9.18追記)


(注:2016.9.25 新ピーターホー手芸店に行ってきました。アップデートの記事は新ピーター・ホー(クラフトショップ)と情報リテラシーをご覧ください。2016.9.29追記)

このお店はセントラルマーケットの直ぐ近くで、今までにも多くの方の英語や日本語のブログで紹介されている人気店です。私はネットを何気に見て廻っているうちにこのお店のことを知り、手芸店大好き人間のMy Better Halfを連れて行ってあげようと思い調べてみると、その場所が非常に分かり辛い。

さらに最近、開業25年にもなるオリジナルの店舗(ピーター・ホー・エボルーション)が閉鎖されたようで、グーグルマップによると、現在店舗のビヨンドが旧店舗のエボルーションと記載され、しかもご丁寧に"閉鎖"の文字まで入っています。

ちょっとコンフューズしてしまいますね。ということで先ずはその場所からご紹介します。

このお店↓、ピーターホービヨンドはセントラルマーケットから歩いてほんの数分の位置なんです。

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セントラルマーケット前のジャラン・トゥン・サンバンサンを横切り、ジャラン・ハン・レキルを少し歩いていくと、右手にPOPULAR(ポピュラー書店)の看板に直ぐ気がつくはずです。目当ての手芸店はこのビルの2ND Floorなのですが、その入り口は、その先の角を右に回ったところにあります。

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入り口は角を右に回ったビルの一番奥なのですが、看板も何も出てないのでまったく目立ちません。そうそう、この位置は中華街のGuan Di Templeの対面なんです。(手芸店の入り口はこの↓写真建物の左側に見えています)

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入り口のセキュリティガードさんに念押しすると奥にあるリフト(エレベータ)を指差してくれます。2Fなのですが日本で言う3階ですので、私たちのようなご年配はエレベータを利用したほうが楽ですよ。(要らぬお世話かも知れませんがね)

そしていよいよお店探訪です。お店の玄関はとてもつつましいのですが、中に入るとこれこの通りです。さ、それではこれから先はなにも余計なことは言いませんし書きません(実は私はこういうものが苦手で説明もなにもできないのです)のでじっくりと店内写真をご覧あれ。

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そして↓この方がPeter Hoe氏だそうです。(注:これから先は写真を含み、2015年6月7日付けのMalay Mail Onlineの記事から引用させていただきました)

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ピーター・ホー手芸店は、このPeter氏が1990年にピーター・ホー1号店(エボルーション)をセントラルマーケットの前の通りを挟んだ対面に開店し、その後2002年に、アートデコスタイルのリー・ラバー・ビル2Fに現在の2号店(ビヨンド)を開店したのだそうです。

しかし最近どういう理由かは知らず、エボルーションの方はクローズされています。氏の全体のコンセプトはドリームカムトルーだそうで、なるほどねぇーと、店内を見渡してみてそう感じました。

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↓なんと店内にはカフェもあるんですよ。先日は我々もそうでしたが、手芸品などに興味のない男衆はスマホでもいじりながらここで待つのが良いかと思います。しかし唯一残念なことに、ここFreeWiFiないんですよね。

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どうかPeterさん、このブログにお目を通されたならば(んなことないか)、是非是非待合の男衆のためにWiFiを設備してくだされ。。

以上今日は柄にもないリポートでお茶を濁しましたでござる。

ではまた。。


久々の気晴らし小旅行、今回はマレーシア東海岸の最北に位置するクランタン州の州都コタバル市です。

このコタバル市のことやクランタン州のことについて、実は私はマレーシア移住以来、いろいろな人たちからいろいろな場面で話を聞かされるものだから、機会があったら是非一度行ってみたいと思っていたのですが、昨年暮れにエクスペディアを何気に眺めていたところ、コタバルフリーチケットと言う文字が目に止まり、ホテルも良さげでとってもリーズナブル。良し、行こうと即決心し、このたびの新年コタバルツアーとなったと言う訳なんです。

前回ブログにも少し書きましたが、英語のニューキャッスル(新城)を意味するコタバルのこと、マレー系民族がほとんどで純朴なクランタンの人たち(Kelantanese)のこと、そしてその昔、大東亜戦争開戦時の日本陸軍の上陸地だったことなどに、私は以前から興味がありました。

しかし今回は、私独りだけのリサーチツアーではありません。親しい友人夫妻とのホリデー&リラックス目的のツアーですので、私の興味本位で全員を振り回すことのないように気を遣わなければと思っていたのですが、果たしてどうだったか、いつものことですが反省すべき点もあったような気がします。(笑)

調べてみたところKLからKB(コタバル)までは陸路だと約450km程度、夜行列車も長距離バスの運行もあるらしいし、もちろん車でも十分行ける距離なのですが、今回は当初からエアアジアと決まってましたので、これらのオプションは考える必要もありませんでした。

でももし再びKBを訪れる機会があれば、その際はKLを夜に発って翌朝KBに到着するKTMの夜行列車か、またはスバン空港から離陸できるファイアーフライの利用を検討してみたいと思います。

エアアジアのA320型機はklia2を離陸上昇し、水平飛行に入ったと思うまもなくもう降下開始です。機はどんどん高度を下げ着陸態勢に入ったようです。眼下には熱帯地方特有の赤い(茶色い)河が流れています。

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klia2を離陸してから40分ほどでKB空港(Sultan Ismail Petra Airport)に無事着陸です。こじんまりとした管制塔が見えています。

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着後、預け荷物もなく身軽な一行は、空港内タクシーチケットカウンターで、市内ホテルまでのタクシーチケットを30リンギで購入し、タクシーでホテルへ向かいました。30分ほどで滞在ホテルに到着です。

おぉ、思ったとおりなかなか良さげなホテルですなぁ。。

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↓これはホテルの部屋から東側、つまり海岸線方向の眺めなのですが、高い建物もほとんどなく、視界が180度に開けていて見晴らしがいい。あぁ、これが東海岸クランタン州のコタバルだ、、、と感慨深いものがありました。

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翌日、相談の結果、レンタカーを借りることにした一行は、先ずタイ国境に近いセリトジョ海岸に向かいました。↓パンタイ(海岸)セリトジョです。

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↑こうして見るとゴミひとつ落ちていない大変綺麗な砂浜のようですが、実はこの画面の左側松林の方向には夥しい漂着ゴミの山があるのです。年中夏のマレーシアと言えど、ここ東海岸の今はモンスーンシーズン真っ只中で、いわゆるオフシーズンです。モンスーンシーズンが開ける2月頃からは観光客も多くなるそうですが、それまでにはここいらの漂着ゴミの山は消えて無くなるのでしょうか。

今日はオフシーズンのウィークデー、しかもまだ時間が大分早いせいか辺りは閑散としています。それでもそこだけゴミのない松林の一角には既にジュースや揚げ菓子などを売る屋台もありましたので、これから人が出てくると言うことなのでしょうね。

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一行、マレー語会話の練習を兼ねて屋台のファミリィに話しかけてみました。そうしたら、この屋台一家のご亭主は70歳、こちらが聞いてもいないのに結婚は2回目でこのオナゴは二人目の女房だという。噂どおり、クランタン衆(Kelantanese)は陽気で人懐っこいようです。

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その嫁さん、と言うより62歳の婆さん、おっと失礼、私より若い女主人、私たち一行を興味ありげにじろじろと眺めていたのですが、私たちが少々マレー語を話すと分かると途端に相好を崩し、私たちのためにテーブルを広げたり椅子を並べたり、さぁここに座りなされ、これケロポックだよ、美味しいよ、ココナツジュースはどうかい?サトウキビジュースもあるよ、などと多弁に盛んに薦めてきます。

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薦められた揚げたてのケロポックを頬張りながら、私が、実は私は若くないんだよ、日本に孫が二人もいるんだよって言うと、なんとこの女主人子供が6人で孫が12人だと言う。子供は4人大学出してそのうちの二人が医者で一人が技師、んで、ここにいるのが一番出来の悪い息子なんだよって、アッハッハーと大笑い。

いやはや、なるほどクランタン衆は明るい、かつフレンドリィなんだねぇと一行は心底感心したのでありました。

このフレンドリィな屋台ファミリィに別れを告げ、次なるポイントに向かう途中、なにやら道路っ端に海産物らしき売店を発見。良く見ると小振りの牡蠣などの貝類や魚の干物が無造作に山積みされて売られてました。でもあの貝類は生のようだけどこんな日向に出して大丈夫なのだろうかと、ちょっっと衛生状態など要らぬ心配をしてしまった、こんなことにはちとウルサイ私なのです。

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海産物の売店を過ぎると左手の湾の向こうになにやらの養殖イカダらしきものが見えています。なるほど、先ほどの売店の貝類はあそこから来たんだな、と一同納得です。

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次に私の今回の最大興味の場所、旧日本陸軍の上陸地だというサバ海岸に向かいます。途中、たくさんの立派な仏教寺院があって、涅槃像(Sleeping Buddha)、立像(Standing Buddha)そしてこの↓ような、鎌倉の大仏のような坐像(Sitting Buddha)がありました。

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しかし何故ムスリム教国のマレーシアにこんなに多くの仏教寺院があるのか初めは不思議に感じましたが、直ぐに気付きました。そうです、ここはタイの国境に極めて近い土地です。その昔、国境のない時代、いや今もかも知れませんが、人も文化もなにもかもが交じり合っていたのですね。涅槃仏なとがあって当然、なにも不思議なことではないのです。

さあ、次は一度KBの市街地を抜け、コタバル市街地南東に位置するサバ海岸(Pantai Sabak)です。こんな場合、タクシーと違ってレンタカーは便利ですね。でもね、今回のレンタカー、ちょっと???なんですよ。

どういうことかと言うと、ホテルのフロントにお願いした際、マイビィかサガのどちらが良いかなんて聞くものだから、てっきりレンタカー業者さんに発注しているのだと思っていたのですが、しばらくしてホテルのエントランスに現れたマイビィはどこからどう見ても個人所有の自家用車。だって車のダッシュボードにサングラスなどの個人所有の小物類がおいてあるし、借用のための書類手続きや免許確認、車の状態確認や自動車保険の説明などは一切ないのです。

車を持ってきてくれたらしい何処ぞの男の人にキーを渡されて、あの車だよって、その一言のみ。ホントにただそれだけなんです。え、これレンタカーなの?なんかちょっと変だけど、ホテルのフロントを通じている訳だし、フロントの彼女、24hで140リンギって言ってたし、オレたちも車が使えればそれで別に文句はないし・・・と、一行は首を傾げながらも納得したのでした。

さぁ、着きました。ここが旧日本軍が上陸したと言うサバ海岸です。でも、これナニ?この護岸提みたいな奴。良く見てみると北のほうから南のほうまでずっと続いています。この石積みの護岸提に登ってみましたがこれじゃあ当時の名残など期待する方が無理と言うものです。

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護岸提の内側には直ぐ傍まで家屋などが建ち並んでいるんですけど、提の上から比べてみると、内側の地面はどうも海面と同じぐらいかやや低いんじゃないかなんて感じたのですが、これ私の目の錯覚でしょうか。ひょっとしてこの辺り海抜ゼロメートル地帯なのかも知れませんね。護岸提はそのための防潮堤なのでしょうか。。地元の方に聞いたら洪水予防だよって言っていましたがね。

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護岸提の内側には日本で言うところの海の家みたいな、こんなカフェもあって、ちょうどお昼時でもあったし我々もここでランチすることにしましたが、そのランチはお世辞にも美味しいと言えたものではありませんでした。これはハズレ、残念!

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その場に居合わせたローカルの方たちや店の人にちょっと話かけてみましたが、この辺りが旧日本軍の上陸地だったことなど誰も詳しいことは知らなさそうでしたし、興味もまったくなさそうでした。そりゃそうですよね、今から遥か75年も前のことですから、ここの人たち、まだ誰も生まれてもいない昔のことですからね。これもハズレ、残念!

さて、サバ海岸を後にした一行は、KB市内の博物館めぐりと市場に行ってみることにしました。先ず最初はイスタナ・ジャハー(旧王宮)です。

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もちろん私は、事前にKBの名所旧跡、Must see placeやMust visit placeなどをチェックしてみたのですが、いずこも今いちパッとしません。ゲストコメントがいずれも低評価なのです。まあ、要するにこのKBにはほとんど見るべきものが無いということなのでしょうかね。

イスタナ・ジャハーのバルコニーから外の広場を眺めたところです。こうやっているとまるで民に手を振る王になった気分ですね。

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空港の近くにもありましたが、あれが王家の門なのでしょうか、ずいぶん立派なモンです。(これ掛け言葉=オヤジギャグです)(笑)

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↓イスタナ・ジャハーの内部です。でもこじんまりとした王宮ですね。見るべきところも大して無いのにこれで入場料4リンギとはちと高いような・・・

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次に、直ぐ近くにあるクランタン・ハンドクラフト・ビレッジなるところに寄ってみることにしましたが、残念ながら既に閉館時間を過ぎていてビレッジの外の売店を眺めてお茶を濁しただけでした。

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↓クラフト・ビレッジの売店です。一同、ふぅーん、こんなもんかぁと、まさにお茶を濁しただけでした。

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この後、KB最大のマーケット(Pasar Besar Siti Khadijah)に行ってみたのですが、写真で見るとは大違い。もっともこの時間はほとんどの店がクローズしていて見るべきものはなにもなかったのです。私としたことが、市場は午前中に行かねばと言う鉄則をなぜかすっかり忘れてました。

それでも一部の店はまだオープンしていて、そこで売られている野菜や鶏肉などを見て廻ったわけですが、それがいけなかった。周りには汚い生ゴミが散乱してるわ、大小のラットが走り回っているわ、挙句のはてに真っ黒なハエが、野菜にも鶏肉にもびっしり張り付いていて、近づくとわっと飛び回る。いやはやあれにはぎょっとしましたね。

もう店のほとんどがクローズしていて、あそこで売られていたのは残り物だったのかも知れませんが、食品を売る店がコレではいけません。

こんなんじゃしょうがないね、見ないほうが良かったねと、一同相談した結果、市街からちょっと離れたところにあると言うナイトバザーまで行ってみることにしてレンタカーのマイビィを駆ったのですが、現地到着して尋ねたところ、ここは夜8時にならないとオープンしないのだと言う、オイオイ、今回はどうも何かがずれているのか上手く行かないなぁと一同ショボン。これって私の情報確認不足のせいですね。

思案の結果、KB市街まで一度戻り、食事をしてから出直すことにしましたが、でもこんな時でも、やっぱり無料ナビアプリのWazeは凄い。何処にでも何度でも文句ひとつ言わずにきちっと案内してくれる。実に頼もしい味方です。

でも今回のツアーで、私はひとつだけKBに不満がありました。それは酒屋がなかなか見つからないこと。ショッピングモールに行っても、セブンイレブンに行っても、なんとホテルのレストランにも酒が無い。

いくらムスリムが9割の土地柄とは言え、飲酒が一般法で禁止されてる国じゃないんだから、観光客用に酒ぐらい売ってよ、と晩酌を欠かせない私は大いに不満でしたが、いやいや敬虔なムスリムの方たちに言わせれば、たった3・4日ぐらい酒を飲まなくたっていいじゃないか、そんなこと言ってたらサウジやブルネイなんか行けないぞ、だと。。

冗談じゃない、私は、サウジやブルネイなどには死んでも行きません。日本酒やウィスキーやビールやワインが飲めないなんて、夕食時の楽しみが半減どころかなんにも無くなります。いくら美味しい食事でもアルコールのほろ酔い気分が付いてなければただの腹の足しです。おぉ、神様、仏様、こんな呑平な私をどうぞ許してつかぁさい。

でもKBの夜は長い。意地でも探すぞと意気込んでいたところ、なんと初日の夜にタクシーの運ちゃんが連れて行ってくれました。ゴールデン・シティ・レストランと言う名のバーです。バーなんですけど、ここはウェスタナーやチャイニーズの客がいっぱいいて雰囲気も料理もベリィグッド。そして帰りがけに頼んでみたらビールボトルのテイクアウトもOKでした。

と言うわけで、寝酒用のビールは確保できたのですが、やっぱり近くのスーパーやコンビニで買い足しが出来ないとなると私のような人間にはいささか不安です。

ホテルは部屋も快適だったし朝食の種類も質もグッド、コストパフォーマンスの高さは多分これまでのベストスリーに入るぐらいでしょう。そんな中、唯一アルコールを売る店がなかなか探せないこと・・・・、あっそれと、流しのタクシーがなくて街中で気軽にタクシーをキャッチできないこと。街中でタクシーに乗るには、市内に何箇所かあるタクシースタンドまで歩かなければならないのですが、炎天下のウォーキングは激大変。。まぁそんなところが今回KBツアーの不満といえば不満だったかも知れませんね。

えっと、話が横道に逸れてしまいましたけど、どこまで話しましたかね。

あぁそうそう、街で食事して、またナイトバザーに戻ったのですが、あそこのナイトバザー、だだっ広いだけ広くても中身が極めて薄い。だって売ってるものがどこの店も似たような衣類や履物の類ばっかりだし、私の目当ての海産物がぜんぜんない。日中に行ったPasar Besar Siti Khadijahもそうだったけど、ベトナム・ホーチミンのベンタイン市場ようなところを想像してたのにがっかりでした。



さて、KB3日目です。この日は前日(2日目)に時間が無くて行けなかった残りの博物館などをタクシーと徒歩で巡ることにしました。先ず初めは戦争博物館です。

こんなところに興味があるのは私だけだったのでしょうが、残りのみなさんも嫌がらずに付き合ってくれました。

おほっ、これ↓は英印軍のコタバル海岸陣地防御要図ではないですか。前日に訪れたあのサバ海岸の辺りなのでしょうが、こうやって見ると、日本軍の東海岸への上陸を予期して防御線が二重、三重に周到に準備されていたのですね。

と言うのは、マレー半島東岸は断崖地形が続き、上陸作戦が可能な海浜はここコタバルとタイ王国領内のみだったので、英印軍も上陸適地のコタバルには1個旅団を配置しトーチカ陣地を構築していたのです。

しかし1941年12月8日、英印軍の意標を突いた日本軍の敵前強襲上陸に抵抗できず、あっという間に突破されてしまったのですね。

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結局のところ、コタバルの英印軍防衛隊はたった4日で撤退を余儀なくされ、上陸した日本陸軍はこの銀輪↓を巧みに使用してマレー半島進撃作戦が開始されたわけです。

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その後日本軍は、英印軍と戦闘を交えながら55日間で1,100キロを快進撃して、1942年1月31日に半島南端のジョホール・バル市に突入、2月8日にはジョホール海峡を渡河しシンガポール島へ上陸、15日に英印軍が降伏してマレー半島進撃作戦は終了したのです。

これ↓は日本統治の一部を示す当時の資料の展示ですが、コタバルの各小学校とも朝礼時には君が代を歌っていたと記されていてちょっと考えさせられました。

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しかし既に75年の前のことで、当時を知る人にはやはり巡り会えませんでした。旧日本軍の非道な残虐行為などがクローズアップされている昨今、私はどうしても真実をこの目とこの耳で確かめたいと願っているのですが、今回もそれは叶いませんでした。しかしながら言えることは、今回訪れた戦争博物館の展示物や資料を見る限り、そんな非道な残虐行為を肯定するなにものもありませんでした。

かくして3泊4日のコタバルの旅も終わりました。期待したほどの成果は得られなかったかなと言うのが正直なところですが、単独のリサーチツアーではないわけですから、まぁこんなもんでしょうね。でもまたいつか、機会があったらじっくりと見て、聞いてみたい土地ではあるなと感じた次第です。

市内中心部の独立記念広場にある時計台(クロックタワー)です。

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最後に帰りのエアアジア機からコンデジ撮影した空撮画像を少々ご覧あれ。

↓コタバル空港離陸直後の東海岸線

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そしてこれは、どこか分かりますか?そうです。クアラルンプールの市街地です。エアアジア機はKL市街を左眼下に見ながらKLIA方向に徐々に降下しています。

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上↑の画像を良くみると、わが街モントキアラが見えているのですが分かりますでしょうか。写真の右端、翼の下に、新王宮とモントキアラのコンドミニアム群がくっきりと写っています。元の写真で拡大してみるとなんとわがコンドも識別できました。

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そして↑KLIAです。エアアジア機は飛行場を左に見ながら大きく左旋回をして最終進入経路に入ろうとしています。

以上、今回もついだらだらと書いてしまいましたが、ここまでお付き合いいただいた方、大変お疲れ様でした。これに懲りずに本ブログを今後もご愛顧いただきますようお願いいたします。

それではまた。。



皆さんには無関係かも知れませんが、もうあと10日ほど経つと私の誕生日です。果たして幾度目の誕生日なのか考えたくもないのですが、時は容赦なく厳しくかつ儚いのです。(笑)

まだ仕事現役のころ、50歳の誕生日を迎えた日の朝、当時毎日の通勤に利用していた地下鉄有楽町線の日比谷駅でのことです。その日がちょうど通勤定期券の更新日だったため、駅の定期券購入カウンターで更新手続きをしたのですが、申請書の年齢欄に50歳と記入することに強い抵抗感を覚え、ちょっと後ろめたい気持ちを覚えながらも49歳と記載したことを思い出します。

当時はまだ定期券の更新は手書きの申請でしたので、そんな誤魔化しも可能だったわけですが、それをいいことにそれからずっとしばらく私の年齢は49歳で止まったままでした。

もちろん、六本木界隈の飲み屋さんで、いくつなの?と聞かれた際には、その定期券を常に最大限に有効活用したものです。(笑)

そんな昔日がとても懐かしいのですが、今では、あなたいくつ?50歳?え、まだガキじゃん、、え、60歳?まだ若いねぇ、、なんてことを、他人に向かって堂々と言えるこの老獪さ、我ながら天晴れと言うか、よくぞここまで生きてきたものです。

さて、そんなくだらないことはさて置き、明日からマレー半島東海岸のコタバル(Kota Bharu)に行って来ます。特にコレといった目的はないのですが、正月にもなったことだし、このままじっと家にいるのも癪だねぇと思っていたら、いつものエクスペティアで超格安のHotel & Flightを発見。もろんエアアジアですが往復のエアチケットはFree(無料)、Hotelも4.5スターで朝食付きでメチャ安です。こんなにお得なHotel & Flightはめったにないと判断し即Bookingしましたが、それが明日からのコタバル3泊4日と言う訳なんです。

コタバルってご存知ですか?コタ・キナバルではありませんぞ。

2015.7.9付けの本ブログ、感動のラマダンショートフィルム2のファーストフィルムに登場するあのコタバルのことです。コタバルって、フィルムのストーリィにも出てくるのですが、英語で言うとニューキャッスルの意味なんですね。

ストーリィは英国のニューキャッスルとマレーシアのニューキャッスル(コタバル)を取り違えたと言うお話なのですが、なぜか私は鮮明にその台詞を憶えています。

今回偶然にもそのコタバルに行くことになり、改めて何度かそのショートフィルムを見直してみましたが、なぜか次第に愛着が湧いてきそうな土地なんですね。

それと、コタバルと言えばもうひとつ、そうです、旧日本軍が大東亜戦争に突入した1941年12月8日、海軍のハワイ真珠湾攻撃と時をほぼ同じくして陸軍のマレー作戦が発動され、マレー半島北端にその第一陣が奇襲上陸したのですが、それがこのコタバルなのです。

↓コタバルの海岸

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その件は、2015.5.5付けの本ブログ、カンポンバルガイデッドツアーの意外な効用にも少々書きました。

果たしてその名残りが今のコタバルには残っているかどうか大変興味のあるところです。調べたところ、戦争博物館なるものがあるそうなので、もちろんそこはしっかり見て来たいとは思いますが、もし巡りあえるならば当時のことを知る人に是非お話を伺ってみたいものです。でもあれから既に75年も経っているのでこれは恐らく無理なことかも知れませんね。

さて、今日は、正月恒例の箱根大学駅伝競走2日目の中継放送をテレビで見ながら、PC上の今日の産経ニュースに何気に目を通していたところ、「侵略戦争」は連合国の宣伝、日本は植民地アジアを解放した…元NYタイムズ・ストークス氏に学ぶと言う記事が目に止まりました。

これは、昨年12月中旬から産経ニュースで配信している【回顧・現代を問う】シリーズの第7回目の記事なのですが、読んでみたところ、数ある「侵略戦争か自衛・解放戦争か」の論争の中でも極めて分かり易くかつ説得力のある記事なのではないかと感じ入りましたので、私と価値観を共有しておられる本ブログの読者のために、ここで全文を紹介したいと思います。



産経ニュース
2016.1.3 11:00

「侵略戦争」は連合国の宣伝、日本は植民地アジアを解放した…元NYタイムズ・ストークス氏に学ぶ(岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜)

あの戦争は、ほとんどの日本の歴史教科書が記述しているように「アジアを侵略した悪の戦争」だったのか、いやそうではなく「祖国防衛・アジア解放戦争」だったのか。それは日本の明治・大正・昭和の歴史をいかに評価するかのキーポイントである。

植民地を日本のために失なった白人の怨念

ヘンリー・ストークス著『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』(共著)と『英国人が見た、連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書・780円)。この2冊は全国民の必読書である。

ストークス氏は1938年(昭和13年)英国生まれ、オックスフォード大学出身で、フィナンシャル・タイムズ、タイムズ、ニューヨーク・タイムズの各社で東京支局長を歴任。50年間にわたり日本に滞在している外国特派員の最古参記者である。

欧米の日本特派員記者は総じて日本に批判的であり、日本文化・歴史の理解度は浅薄である。戦前の日本を「悪・侵略国家」と決め付けた「東京裁判」は正しいと言う。東京裁判を批判すると、「歴史修正主義」と非難する。したがって、南京大虐殺は当然あったとし、従軍慰安婦問題でも日本を貶める記事を書く。

何しろ日本は大東亜戦争でインド、ビルマ(現ミャンマー)、インドネシア・フィリピン、ベトナムなど東南アジアなどから英国・オランダ・米・仏などを追い出した。

彼ら白人は数百年間「栄耀(えいよう)栄華」の源泉であった「宝石」のごとき植民地を日本のために失なったのである。その怨念(おんねん)は簡単には消えない。「猿」が人間を支配するという「猿の惑星」という映画の「猿」は日本人である(作者は日本軍が英国兵捕虜を虐待したとする映画「戦場にかける橋」と同じ)。それほどに有色人種で唯一、白人に刃向かった日本人への恨みは深いのである。

南京大虐殺も中国の宣伝

そんな中で、英国人のストークス元支局長は「欧米・中国・韓国はもとより日本の学者までが『日本は侵略した』と言うが、それは連合国の宣伝だ。

南京大虐殺も中華民国の宣伝で『作り事』であったことが確定している。確かに日本が欧米諸国が支配していたアジア植民地に軍事侵攻したのは事実。

しかし、それ以前に侵略して植民地にしたのは欧米諸国だ。日本は欧米の植民地を占領し、アジア諸民族を独立へ導いた。西洋人は世界史を見直すべきだ。日本はアジアを独立に導いた『希望の光』。侵略したのではなく『解放』し、独立に導いたのです」と書く。

また、「私は市ケ谷の防衛省内の東京裁判の法廷を訪れた。そこで行われた裁判は邪悪なもので犯罪行為だった。戦勝国が一方的に敗戦国を裁くことは許されない。戦勝国が敗戦国を裁いて一方の将兵のみを戦争犯罪人として処刑するのは復讐(ふくしゅう)であり、犯罪である。…東京裁判は数年に及んだ。その全てが不法だった」とする。

「独立は身を殺して仁をなした日本のおかげ」

昭和30年、後のタイ王国の首相、ククリット・プラモード氏は「日本のおかげで、アジアの諸国はすべて独立した。日本というお母さんは、難産して母体をそこなったが(日本の敗戦のこと)、生まれた子はすくすくと育っている。今日東南アジアの諸国民が、米英と対等に話ができるのは、一体誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである。この重大な思想を示してくれたお母さんが、一身を賭して重大決意をされた昭和16年12月8日(開戦の日)、われわれはこの日を忘れてはならない」と述べている。

まもなく、予定されている安倍首相の戦後70年談話。戦勝国の宣伝に「洗脳」され日本を侵略国家とした「村山談話」、同じく慰安婦を強制連行したとする「河野談話」との決別を期待したいものである。(この記事は、平成27年7月16日付岡山県版に掲載されたものです)

森靖喜(もり・やすき) 昭和16年、岡山市生まれ。明治大学大学院卒業後、43年から金山学園(現・岡山学芸館高校)の教諭、岡山市教育委員長などを歴任。現在は岡山県私学協会長、学校法人・森教育学園理事長、岡山学芸館高校・清秀中学校学園長、教育再生をすすめる全国連絡協議会世話人。専門は政治学。



以上、産経ニュース本日の記事の全文を紹介しましたが、産経ニュースのこの【回顧・現代を問う】シリーズは、毎回森靖喜氏の著によるものです。この森氏の過去記事や今回のシリーズ記事に対する、左翼言論人・学者さんたちの評価はもちろん芳しくないようですが、私など、ごく普通の日本人(と本人は思っています)からみれば、仰っていることは論理明快、至極真っ当なことだと思うし、共感できることも多いと感じています。

また先の大戦については、侵略戦争だったのか自衛・解放戦争だったのかの論争が未だに後を絶たず、私は、このままで後顧に深刻な憂いを残すと案じている一人です。

もちろん私自身は、これまでの学習などにより、先の大戦が単に略奪のための侵略戦争だったとは決して思っていませんし、たびたび取り上げられる従軍慰安婦問題や南京大虐殺などは事実ではなく、かの国のプロパガンダであると確信しています。

しかしながら私は、自分の子や孫を含む若い世代に、一方的な史観を押し付けるのではなく、両論を示した上で自身で判断させるべきと考えています。そういう意味で、この森氏による産経ニュースの記事と記事内で紹介されているヘンリー・ストークス氏の書は有用ではないか、そんなことを感じた今朝のひとときでした。

以上、今日は2016年の冒頭記事としてはやや手抜き感ありかも知れませんが、明日からのコタバル行きを念頭に、ひねくれ団塊世代の平均的日本男爺(男児ではない)としての気付きをちょこっと書いてみました。

それではまた。。