いや、今朝のマレーシア・キニの記事には驚きました。

何に驚いたかって言うと、今年9月に殺害されたケビン・モライス次席検事(Deputy Public Prosecuter Kevin Morais)の弟、チャールズ氏が、昨日、弁護人の付き添いの元、KL市内で宣誓供述書(※)の記者発表を行ったと言うのです。(※宣誓供述書Statutory declarationとは、あることについて立会人の面前でそのことが事実であることを供述し宣誓した文書)

このことがいかにビッグなニュースかについては、今年9月に発生した、ケビン・モライス次席検事殺害事件を知る必要がありますので、事件の概要を先ず簡単に紹介したいと思います。



ケビン・モライス次席検事(55)殺害事件とは、検察庁に勤務する次席検事が、今年9月4日、KLの自宅から車で勤務先に出勤途中に行方不明となり、家族から捜索願が出されていたが、9月6日、氏の焼け焦げた空車がぺラク州のパームプランテーションで発見、9月15日、捜査中の警察がマレーシア陸軍の軍医を含む男7人を逮捕、その翌日9月16日、ドラム缶にコンクリート詰めにされてKL近郊スバンジャヤの沼に沈められていた氏の遺体が発見された猟奇殺人事件のことです。

↓出勤途中に行方不明となり他殺体で発見されたビン・モライス次席検事

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↓ぺラク州のパーム椰子畑において、黒こげで発見された次席検事の車

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↓ドラム缶にコンクリート詰めにされた遺体は、捜索中の次席検事と判明

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そして警察・検察庁では、これを軍医の逆恨みによる殺人事件と断定、現在、殺人及び殺人教唆罪で起訴・審理中であるが、殺されたケビンモライス氏の前職務が、MACC(マレーシア汚職防止委員会)の1MDB絡みのスキャンダル調査/捜査担当者であったことから、事件発生当初から政界スキャンダルと関係があるのではないかとの噂が燻っていた。

しかしながら警察・検察などの捜査/調査関係機関は、この事件と1MDB疑惑は一切関連性がないとこれをきっぱりと否定、噂の解消に躍起になっていたが、政府機関による公式発表を信じない人たちの間では、依然として黒幕は他に居るとする疑惑が巷間に流布されていた。



以上が事件の概要です。

さて、それでは今朝のマレーシア・キニの関連記事を、全訳付きで紹介したいと思います。記事は3本構成で全部合わせると少々長文なのですが、興味のある方は是非最後まで読んで下さい。なお、訳文はこれまでどおり意訳ですが、なるべく原文に近い形で意訳していますので、日本語として少々理解し難い部分もあるかとは思いますがご了承願います。

なお、今日からこのシリーズを「マレーシア政界疑獄シリーズ」と題してグループ分けしていますので、本ブログの過去記事を参照する場合は、左側の目次(下段)からお進みください。



Kevin gave me info on probe on powerful individuals: brother
ケビンは大物の捜査情報を私に与えた、と弟が発表
Published 25 Nov 2015, 5:59 pm

↓11月25日、KL市内でSD(宣誓供述書)の記者発表を行ったチャールズ氏(故ケビン氏の弟)

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The brother of Anthony Kevin Morais has claimed to be in possession of a pen drive sent to him by the deputy public prosecutor just before he was murdered.
アンソニー・ケビン・モラリスの弟は、彼(ケビン)は殺される直前、私にペンドライブ(USBメモリ)を送り届けてくれた、と主張した。

“It is in safe custody in the US with someone who has instructions to release it publicly should anything untoward happen to me for swearing this statutory declaration,” said Charles Suresh Morais.
それ(ペンドライブ)は今、米国のある人物の保護下にあるが、私(弟)が、今日のこの宣誓供述書を(皆さんの前で)発表することによって、今後私の身に何かあった場合は、それ(ペンドライブ)を公表することになっている、と(弟の)チャールズ・スレシュ・モラリス氏が述べた。

“The contents of this pen drive clearly and unequivocally reveal the investigation Kevin had been tasked with just before his untimely death, which implicates certain personalities who currently walk the corridors of power in Malaysia,” he added in a statutory declaration today.
このペンドライブの中身は、はっきりと疑う余地なく、ケビンが早すぎる死の直前に課されていた調査の内容を明らかにするものだ。そしてそれは、このマレーシアの政治権力の中枢を歩む特定人物に関連するものだ、と彼(チャールズ)は宣誓供述書の記者発表につけ加えた。

Charles said in his statutory declaration that Kevin told him in August that he would send Charles something via courier for safekeeping.
チャールズは宣誓供述書の中で、今年8月、ケビンは安全のために宅配便を使って何かを自分に送ると言った、と述べた。

He told reporters at a press conference in Kuala Lumpur that the pen drive arrived at his home in Atlanta in late October.
彼(チャールズ)は、そのペンドライブは10月下旬にアトランタの自宅(※)に届いた、とKLの記者会見で記者たちに話した。(※弟氏は米国アトランタの在住)

Kevin was murdered sometime between Sept 4 - the date he was abducted - and Sept 16, the date when his remains were found in a cement-filled drum.
ケビンは、9月4日に誘拐されてから、ドラム缶コンクリート詰めの遺体が発見された9月16日の間に殺害されたのだ。

When asked, Charles declined to divulge the contents on the pen drive.
チャールズは(記者に)問われても、ペンドライブの内容は明らかにはしなかった。

Charles said he was convinced that Kevin knew something was going to happen to him.
ケビンは自身の身に何かが起こりそうだと知っていた、とチャールズは確信したと述べた。

"I could sense this from the conversations I had with him over the phone shortly before he was abducted.
私(チャールズ)は、ケビンが誘拐される前、電話で彼と交わした会話からこのことを察した。

"This perhaps explains why he felt it necessary to travel to London on Aug 3, 2015 and while there, to see solicitors who drew up a will for him dated Aug 13, 2015 in which he specifically bequeathed his apartment to a dear friend of his.
これは多分、彼(ケビン)が何故、今年8月3日にロンドンに旅する必要があると感じていたか、そしてそこで彼の遺言書を作成した事務弁護士と会い、彼の親愛なる友人に彼のアパートメントを遺贈するとした遺言書に2015年8月13日付けの日付を認めたのかを説明するものだ。

"Why do this when it had always been his intention to retire to London and live in that apartment?" he said.
彼は、定年後はロンドンに行ってそのアパートメントで暮らすのだといつも言っていたのに、その彼がなぜこのようなことをしたと思うか、と記者に尋ねた。

Charles disputed police's explanation that Kevin was murdered because he was prosecuting a government pathologist for corruption.
チャールズは、彼(ケビン)が政府の軍医(病理医)を汚職容疑で起訴したので(それを逆恨みした犯人によって)殺されたのだ、と言う警察の説明に反駁していた。

"This accused (doctor) is intelligent enough to realise that getting rid of the DPP prosecuting his case will not emasculate the charge he is facing for the simple reason there are many other DPPs who would take over that prosecution.
この被告人(軍医)は、自分の事件を担当している次席検事を排除(殺す)しても、彼(ケビン)に代わる他の次席検事が多く居て直ぐに引き継がれてしまうのでそんなこと(殺すこと)は効果がないと気がつくのに十分聡明だ。

"Kevin was killed for other reasons and I believe these other motives were due to the fact that he knew too much about the criminal acts of those high up in the echelons of power in Malaysia and he needed to be silenced because of that," he said.
ケビンは他の理由で殺されたのだ。そしてその殺害の動機はマレーシアの高度の権力階層にいる人物たちの犯罪を多く知りすぎたこと、そしてそのために彼の口は封じられる必要があったのだ、と述べた。

He also told reporters that had made a statutory declaration because he was being bombarded by questions from reporters about the status of Kevin's body which had been retrieved by their younger brother Richard Dilaan Morais two days ago.
彼(チャールズ)はまた、記者たちから、彼の弟のリチャード・ディララン・モライスによって二日前に(病院の遺体安置室から)持ち出されたケビンの遺体のことについての質問攻めにあったため、その件も宣誓供述書に書いてある、と述べた

This was despite the police, the Kuala Lumpur Hospital holding Kevin's body and the Attorney-General's Chambers all being given notice that he (Richard) intended to seek a second postmortem on Kevin's remains, he said.
これは、警察、ケビンの遺体を保管していたクアラルンプール国立病院、そして検察庁、すべてが彼(リチャード)がケビンの第2次検死を要求していたことを知っていたにも拘わらずだ、と彼(チャールズ)は述べた。

He said he was not comfortable with holding an impromptu press conference and therefore opted to lay out the facts surrounding Kevin's murder in his 18-page statutory declaration with the assistance of his lawyer, Americk Sidhu.
彼(チャールズ)は、準備なしに記者会見を行うことに対して不安があった、したがって弁護士(アメリック・シドゥ)の助けを借りて18ページの宣誓誓約書の中でケビンの殺人事件を取り巻く事実を列挙することを選んだのだ。

Did a '360'
ぐるりとひとまわり

Another reason to make the declaration, he told the press conference, was because he was 'puzzled' by the Attorney-General's Chambers' moves.
宣誓するもうひとつの理由は、検察庁の動きに困惑したからだ、と記者会見で述べた。

He said its officials had initially told him to go ahead and arrange the second postmortem but instead then told him in a subsequent meeting to seek a court order.
検察庁の役人は、最初は(ケビンの)第2次検死のことを、いいだろう、調整する、と言ってくれていたのに、次の会議では裁判所の命令が必要だなどと彼に要求した。

“They did a '360' on me. We quickly went to get the court order. When we had it approved, the body had been taken out,” he said.
彼ら(検察庁の役人)はぐるりとひとまわりしたのだ(回りくどいことをしたのだ)。われわれは直ちに裁判所命令を取りに行ったが、そのときすでに遺体は持ち出されてしまっていた。

Charles also questioned his brother Richard's motives for retrieving the body.
チャールズはまた、ケビンの遺体を持ち出す弟のリチャードの動きを問いただした。

He claimed that Kevin and been estranged from his two youngest brothers Richard and David Ramesh Morais, and had not spoken to them since 2004 until his death.
彼(チャールズ)は、ケビンは彼の他の二人の弟たち(リチャード及びデイビッド・ラメッシュ・モライス)とは疎遠になっていて、2004年から死ぬまで彼らと話したことはなかった、と述べた。

He said that Richard may have been instigated by 'high-ranking officials' to retrieve Kevin's body, but added that he does not know who may be behind it.
リチャードは政府高官によってケビンの遺体を運び出すように仕向けられたのかも知れない、しかし彼はその(高官の)背後に誰がいるのかは知らないだろう、と付け加えた。

With the body out of the morgue, it would be moot to track it down for a second postmortem, he said, adding that he does not know the whereabouts of Kevin's remains.
遺体が遺体安置場から外に持ち出されてしまったので、第2次検死のためそれを探し出すことには議論の余地がある(どうすればよいのか議論する必要がある)、と彼は言いそしてケビンの遺体が今どこにあるかは分かっていないと述べた。

He said he wanted a second postmortem done because the first postmortem merely stated in a single line that Kevin's cause of death was 'probable asphyxiation'.
彼(チャールズ)は、最初の検死結果が、ケビンの死因は窒息死の可能性だというただ一本の電話だけだったので、第2次検死を望んでいるのだと述べた。

“I am a layman but I am pretty sure that would be thrown out of court if that was produced as evidence,” he said.
私は(法廷闘争に関しては)素人だ。しかしそれ(第2次検死結果)が証拠を産むとしたら、それが法廷外に投げ出される(裁判の証拠としては却下される)だろうことはかなり確かなことだ。(訳者注:裁判をひっくり返すほど重要な証拠になるはずだ、と弟氏は言外に述べている)

On Sept 28, six men were charged with Kevin's murder while two others including the army pathologist were charged with abetment.
9月28日、6人がケビンの殺人罪で起訴され、軍の病理医を含む他の2人が殺人教唆罪で起訴された。



'Kevin worked on PM and wife's case, initials on charge sheet'
ケビンは首相と(首相)夫人の事件を担当していたのだ。告発状にイニシャルがある。
Published 25 Nov 2015, 6:58 pm

The alleged draft charge sheet against Prime Minister Najib Abdul Razak released by whistleblower site Sarawak Report had carried the initials of the late deputy public prosecutor Anthony Kevin Morais, claimed his brother.
ホイッスルブローアーサイト・サラワク・レポートによって露にされたナジブ・アブドル・ラザク首相に対する告発状草案と言われている書類には、死亡した次席検事アンソニー・ケビン・モラリスのイニシャルが書かれている、と彼の弟は主張した。

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In a statutory declaration (SD) today, Charles Suresh Morais said when he saw the charge sheet that appeared on the website on July 30, he recognised his brother's initials.
今日、宣誓供述書(SD)の中で、チャールズ・スレシュ・モライス氏は、彼が7月30日にウェブサイトに掲載された告発状草案を目にした時、彼は彼の兄弟のイニシャルを認めたと述べている。

“After having looked at the (two-page) draft charge sheet once again, I noticed that one of them was amended and initialled.
2枚綴りの告発状草案を再度見たとき、それらのひとつは(語句が)訂正されイニシャルが添え書きされていることに気付いた。

“After studying that particular charge sheet in detail, I noticed that the initial next to the amendment made was that of my brother, Kevin. I am familiar with his signature and his initials,” he said in the SD.
告発状を仔細に点検すると、訂正された語句の傍に認められたイニシャルは私の兄のイニシャルだと気が付いた。

Charles, who was accompanied by lawyer Americk Sidhu, revealed the SD in a press conference in Kuala Lumpur.
弁護士のアメリック・シドゥに付き添われたチャールズは、KLにおける記者会見で宣誓供述書を明らかにした。

Attorney-general Mohd Apandi Ali had previously dismissed the alleged draft charge sheet as false.
検察長官のモゥド・アパンディ・アリ(※)は、これまで告発状草案と言われている書類は偽者だと一蹴している。
(※7月末の前検察長官の突然の解任劇の後、後継としてナジブ首相に任命された現長官)

When contacted today on the statutory declaration, he replied: "I am overseas. Thank you."
この(チャールズの)宣誓供述書について(電話で)問われた際、彼(アパンディ検察長官)は、今現在私は海外に居る。ありがとう、と答えた。(訳者注:何も答えなかった、と言うこと)

Charles said in his statutory declaration that he always kept in touch with Kevin, including making two or three phone calls a month and constant e-mail correspondence.
チャールズは自身の宣誓供述書の中で、彼(チャールズ)はケビンといつも月に2、3回は電話をし、常にemailでやり取りをしていたと述べている。

He also claimed that two to three months ago before Kevin's murder in September, he said the deputy public prosecutor told him that he had been working on a case involving Najib and his wife Rosmah Mansor.
彼(チャールズ)はまた、2、3ヶ月前、つまりケビンが9月に殺される前、ケビンがチャールズに、ナジブ首相とロスマー・マンソー夫人の事件を担当しているのだ、と述べたと言う。

In the SD, the younger brother also claimed that Kevin, who was seconded to the Malaysian Anti-Corruption Commission (MACC), had described the pair in an unfavourable light.
チャールズの宣誓供述書では、(1MDBを捜査していた)MACCのナンバー2の地位にいたケビンは、弟(チャールズ)に、あのペア(ナジブ首相夫妻のこと)は誤解されていると語ったと弟(チャールズ)は述べている。(訳者注:この意味は恐らく、人々は首相夫妻に対してポジティブに誤解しているのだ、との意味であろうと思われる)

“He told me his phone might be tapped and to be careful what I said. That is why half our conversations were usually in Malayalam,” he said.
彼(ケビン)は、電話は盗聴されているかも知れない、だから私(チャールズ)に発言には注意するように言った。なので、私たちの会話の半分はマラヤーラム語(南インドで話されている言語)だったとチャールズは述べた。

The MACC has been investigating the RM2.6 billion political donation and RM42 million from SRC International which were deposited into the prime minister’s personal accounts.
MACCは、26億リンギの政治献金とSRCインターナショナル(1MDBの元の子会社)からナジブ首相の個人口座に入金された4200万リンギについて捜査/調査を受けている。

In the SD, Charles said he later approached Rewcastle-Brown about the charge sheet and it was revealed the document was sent from an e-mail called "jibby@anonymousspeech.com".
宣誓供述書の中で、チャールズは後にルーカッスル・ブラウン(サラワクリポートの創設者)に告発状の件でアプローチしたが、告発状はjibby@anonymousspeech.comと言うメールアドレスから(ルーカッスル・ブラウンに)送られたものであることが明らかになったと述べている。

Charles said he was convinced that the e-mail came from Kevin.
チャールズは、そのemailはケビンからだと確信したと述べた。

He said the name "jibby" refers to the babysitter who had cared for both Kevin and Charles.
彼(チャールズ)は、(メールアドレスのユーザーIDとして使われている)"jibby"は、(二人が幼いころ)二人を世話したベビーシッターの名前だと言った。

"Kevin was working directly under the attorney-general at that time and would have been privy to the type of information as appeared in the draft charge sheets.”
ケビンは、当時、検察長官の直轄で勤務していたため、告発状の内容にも関与していたのだろう、(と弟は述べた)。




Brother: There was conspiracy to rid of Kevin's body
ケビンの遺体を持ち出す陰謀だった
Published 25 Nov 2015, 10:16 pm

There was a conspiracy to rid of the body of murdered deputy public prosecutor Anthony Kevin Morais, claims brother Charles Suresh Morais.
殺害された次席検事のアンソニー・ケビン・モラリスの遺体を(安置場から)持ち出す陰謀があった。

In a statutory declaration (SD), Charles implicated an officer of the Attorney-General's Chambers (AG Chambers).
宣誓供述書の中で、チャールズは、検察庁の役人を(この陰謀と)関連付けている。

He highlighted a text message which he claimed was sent by the officer to another of his brothers, David Ramesh Morais, around Nov 15.
彼(チャールズ)は、その役人からもう一人の弟、デイビッド・ラメシュ・モラリス宛てに11月15日頃に発信されたテキストメッセージ(SMS)に注目した。

The message: "Dearest darling Bro David. Just received message from Bro Richard. He wants to remove Kev's (Kevin) remains and give a decent burial if time permits tomorrow. He asked me to find out from you if you would join him in getting the remains of Kev fr (from) the mortuary. Thank you".
メッセージは、「親愛なる兄弟デイビッドへ、今しがた兄弟リチャードからメッセージを受け取ったが、彼は、明日時間が許すなら、ケビンの遺体を(病院の安置所から)持ち出し、きちんと埋葬してあげたい。彼(リチャード)は私(役人)に対し、貴方(デイビッド)がこれに加わるかを聞いて欲しいとのことだった。ありがとう。」と言うものだった。

Richard is in reference to Richard Dilaan Morais. Both David and Richard are younger brothers of Charles while Kevin is the eldest of the four.
リチャードとは、リチャード・ディラアン・モライスのことで、デイビッドとリチャードは共にチャールズの弟。また、ケビンはこの4人兄弟の長男。

Charles said the message meant that there was an attempt to rid of Kevin's remains even though he had made it clear that he wanted a second post-mortem and had communicated with the AG Chambers which said it was not opposed to such a move.
チャールズは、このメッセージは、彼が第2次検死を望んでいると(他の弟たちにも)はっきり述べ、検察庁にも相談した上で、別に反対もされなかったにも関わらず、ケビンの遺体を持ち出す企みがあったことを意味している、と述べた。

"The contents of the above SMS appear to indicate that there was a conspiracy to dispose of Kevin's remains without my knowledge as no mention of my name has been made in that message.
上記SMSには、私に知られることなく、私の名前を用いずに、ケビンの遺体を持ち出して(第2次検死を妨害しようと言う)陰謀が現れている。

"This is despite the numerous letters, meetings and requests made to all concerned parties that I was intent on having a second post-mortem done.
これは、私がすべての関係者等に対し、第2次検死を望むとして送付した数多くの手紙や会議そして要求に反している。

"This was common knowledge at the AG Chambers and an understanding between us had been reached, with the filing of an application to the court as agreed.
このこと(第2次検死を行うこと)は、検察庁における共通認識であり、裁判所の承認をを得て(第2次検死を)行うことで我々が到達した理解であった。

"It is therefore very surprising that an officer of that same department appears to be trying to circumvent this understanding by clandestine means," he said.
だから、同一の役所の役人が、我々の共通理解を秘密裡に巧みに回避しているように思われ、大変驚いている、と彼(チャールズ)は述べた。

Richard had claimed Kevin's body at 11.30am on Nov 23 from the Kuala Lumpur Hospital mortuary.
リチャードは、11月23日11:30にクアラルンプール国立病院の遺体安置所からケビンの遺体を持ち出す申請を行った。

Charles questioned Richard's sudden interest in Kevin as the two had not been on good terms since 2004.
チャールズは、ケビンとリチャードの二人が2004年から疎遠になっていたので、リチャードのケビンに対する突然の興味を彼に問い質した。

Charles added that he was the only brother Kevin was close to.
チャールズは、ケビンが親しくしていた唯一の兄弟は自分だったと付け加えた。

"I was therefore surprised that Richard was apparently behaving as if he was very close to Kevin and was portraying a very unusual concern to expedite the funeral and cremation of Kevin's remains," he said.
私は、だから、リチャードがケビンととても近い関係なので、葬儀を急がせることやケビンの遺体を火葬することに執着することはごく普通のことのように振舞っていたのには驚いた、とリチャードは語った。

In the SD, Charles also said he had the impression that hospital authorities was pressuring for Kevin's remains to be removed.
宣誓供述書の中で、チャールズは病院当局がケビンの遺体を外に持ち出すことに圧力をかけていたような印象を持ったと述べている。

"I am very surprised that the authorities at Kuala Lumpur Hospital and the police appear to have been complicit in allowing Kevin's body to be removed from the mortuary by Richard when they were both fully aware that I wanted a second post-mortem to be conducted.
クアラルンプール国立病院当局や警察当局は、私(チャールズ)が第2次検死を望んでいることを十分知っているのにリチャードがケビンの遺体を持ち出すことを許すことで陰謀に加担しているように思えて、私は大変驚いている。

"I believe this clearly demonstrates mala fide on their respective parts in their efforts to prevent this second post-mortem taking place," he said.
私は、彼らがそれぞれの持ち場において、第2次検死を妨害する役割を果たしており、これは明らかに悪意を表していると彼は述べた。





以上、今朝方、マレーシア・キニに掲載されていた驚きの記事を紹介してみました。記事には上記の他に、「ならばペンドライブを見せてみろ」などと言うIGP長官(警察長官)に対する関連のインタビュー記事も載っていたのですが、長くなりすぎるので省略しました。

しかしながら時期も時期です。次なる展開はどうなるか、来週12月3日には国会におけるナジブ首相の疑惑釈明答弁が予定されていますし、緊張感が否が応にも高まりますね。

それではまた。。



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これ↑は、先週金曜日(11月20日)、KL市内の主要道路上の道路情報電光表示板(ITIS※)に突如表れた、米国オバマ大統領歓迎の文字なのですが、私はこれを見て、ナニコレ?と思いました。(※ITISの説明はこちら→KLの道路情報電光表示板の不思議について)

米国オバマ大統領歓迎とは、翌11月21日から22日の間、ここKLで開催される東アジアサミットに参加する同大統領を歓迎すると言う意味なのですが、私が感じたことは、先ず、普段、頑としてマレー語表記にこだわっている筈のITISなのに、こんな時だけは英語なんだ?と言うことが第1のナニコレ

そしてその次に、あれ?でもこの英語、なんかおかしくね?ちょ、ちょっっと、これってあきらかな文法誤りだよね、が第2のナニコレ

これ、オバマ大統領を歓迎するって言いたいのであれば、その場合の"WELCOME"は他動詞なのだから、名詞の前に前置詞の"TO"は要らないな。そ、それに、その次の冠詞の"THE"もこんな場合は要らないんだよ、なんて、憎たらしい文法小僧みたいなことを咄嗟に呟いてしまいました。

さらに・・・あれ?これってオバマ大統領だけ?我がニッポンの安倍総理はないの?その他の国々の首脳たちは?

と、思ってみてたら、しばらくしてこんな↓文字が現れました。

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なんとASEAN LEADERSは十把ひと絡げで歓迎ですって。だけど、なぜか知らん・・・・我が安倍総理やその他のASEAN以外の国々の首脳たちはこの十把ひと絡げにも入っておらず、どうも歓迎されてはいないようだ、と言うのが第3のナニコレです。

しかしこれって誰の仕業?今をときめく時のナジブ将軍様はこのことをご存知なのだろうか?こんなに派手にデカデカと出しちゃって、ASEANサミットや東アジアサミットの関係者だけでなく、渋滞でのろのろ運転中の数多くのドライバーが目にする(した)筈だし、これを見て違和感やストレスを感じた人は、私を含めて少なくないと思うんですけど。

特に英文の文法誤りなど、DBKL(KL市役所)のITIS担当者の単純ミスで済まされることではないと思ってしまうのは、私がひねくれてる証拠ですか?

でも・・・あちこちにあるKLのITISって、本来目的(交通情報提供)にはほとんど役に立ってないと酷評されているのに、これにデカデカ書いたら目立つことは間違いないので、ある意味、意外に役立つ政府広報(プロパガンダ?)マシンになり得るのかも知れませんね。

家に帰ってからニュースチェックして、議長国マレーシアのナジブ首相のオープニングスピーチ全文を読みました。だけどやっぱり、例の南シナ海問題では、"すべての関係国は緊張をエスカレートさせるような行動を自制し平和的な手段で解決を"、なんて米国の"航行の自由作戦"を暗に非難し、明らかに中国様にたっぷり気遣いしたかのような玉虫色のスピーチでした。

あれ?これじゃあ、米国様が提示している踏み絵には全然応えてないけど、この国は果たしてこれでいいのでしょうか・・・・・。

あ、そっか、だからITISでオバマ大統領だけをデカデカと一人名指しで歓迎し、マレーシアは米国様に一番気遣いしてますって、あからさまなゴマすりの態度を見せたわけですか?

とすれば、これは政府とDBKLの協同作戦ですか。だとしたら余計に恥ずかしいですね、全世界にこの国の幼稚さと言うか恥ををさらけ出したようなものですからね・・・・・。

そしてその翌日、つまり11月21日、サミット本番の日の朝です。私はいつものようにYMCAのあるブリックフィールズに車を走らせていたのですが、あれ?ITISの文言が昨日とちょっと違ってる。

自分の目の錯覚かな?と思って通り過ぎるいくつかのITISに目を凝らしましたが、やはり昨日の文言とは異なっています。

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これ↑です。おお、文法誤りが一晩で訂正されているじゃないですか。"WELCOME TO"の使い方もこれならば違和感がないし、不要な"THE"も消えてますね。

いや、こりゃ素早い。第2のナニコレはこれで解決しましたね。しかしこれ、担当者が自ら気が付いたのでしょうか、それとも誰かが指摘した?

うーん、これは謎ですね・・・・

そして、そして、その次の日曜日、つまり昨日11月22日です。いつものとおり何気にニュースチェックをしたところ、ニュー・ストレイツ・タイムズに私が感じたことそのまんまバッチリの記事が掲載されているではありませんか。

思わず身を乗り出して、フムフムなるほどと記事を読みましたが、やっぱりこのことに気が付いた人は私だけではなかったんだと、妙な安堵感を感じてしまいました。

以下、ニュー・ストレイツ・タイムズの昨日の記事を紹介したいと思います。



DBKL's 'bad' English in welcoming Obama draws criticism from netizens
オバマ(大統領)歓迎のDBKLの間違い英語がネット市民の非難を浴びる

22 NOVEMBER 2015 @ 12:07 AM
NEW STRAITS TIMES ONLINE

KUALA LUMPUR: A snapshot of an electronic billboard welcoming US President Barack Obama has shot to fame for all the wrong reasons. The billboard which stated "Welcome to the President of USA Barack Obama" has been slammed by Malaysian netizens for its poor use of English.
バラク・オバマ米大統領を歓迎する電子掲示板(ITIS)の電光表示が酷評されている。 "Welcome to the President of USA Barack Obama"と書かれた掲示板は、その貧弱な(間違い)英語をマレーシアのネット市民からさんざんこき下ろされている。

The posting, which surfaced on Friday in time for Obama’s arrival in the city for the 27th Asean Summit and related summits drew widespread ridicule. “Heard they used Google translate…” quipped a Facebook user , while another mocked “ Asean English bro...” on the same thread. One Facebook user took a dig, posting “English is so much fun…when idiots is in charge”.
第27回ASEAN及び関係国首脳会議に参加するオバマ大統領のKL到着に間に合わせようと金曜日(11月20日)に(ITIS上に)現れた電光掲示が広範囲の嘲笑を呼んでいる。"グーグル翻訳を使ったって聞いてるよ"とフェイスブックユーザーがからかうと、他のユーザーが、同一のスレッドで"アセアンの英語BRO・・・(意味不明)"と嘲る。またユーザーの一人は、"英語って面白いね、バカが(ITISの)担当者ではね"と投稿した。

However, the user was swiftly corrected by another netizen who pointed out that ‘idiots’ was plural, which must be followed by ‘are’.
しかし、(そう投稿した)そのユーザーは、"idiots"って複数だぜ、だったら"are"が次に来ないといけないね、と他のネット市民によって指摘され、素早く誤りを修正されてました。(笑)

Mayor Datuk Mhd Amin Nordin Abd Aziz confirmed the picture of the board used to display traffic was not a doctored image. “We have changed it. It was to welcome Asean leaders. Hopefully it doesn’t switch back,” said Amin. He said he had tasked City Hall executive director Datuk Tan Keng Chok with checking if the board was still flashing the same message.
Datuk Mhd Amin Nordin Abd Aziz市長(KL市長)は、その交通情報用の(問題の)電光掲示は吟味されたものではなかった、(だから)われわれは(すぐに)変更した。それはASEANリーダーを歓迎するためのものだ、スイッチバック(変に誤解)しないでもらいたいと述べ、市のDatuk Tan Keng Chok助役に対し、ITISがまだ問題の電光掲示を表示していないかチェックするように命じたと述べた。

Meanwhile, retired English teacher Elsie Ong said authorities charged with the licensing of signages and boards should make sure that embarrassing mistakes such as these did not reoccur. “The sentence is wrong, it can never be ‘welcome to’ unless it’s an invitation, a greeting is always welcome. ‘Malaysia welcomes US President Barack Obama’ would be more appropriate, “she said, adding that ‘the’ in the greeting was also wrongly used. “They should definitely be stricter on the use of the language and do their homework,” she said.
一方、元英語教師のElsie Ongは、「ITISの責任者はこんなきまりの悪い間違いが二度と起こらないようににしないといけない。(あの)文章は間違いだ。"WELCOME TO"は"招待"の場合に使うものだし、"挨拶"の場合は常に"WELCOME"を使う」と述べ、(この場合は)「‘Malaysia welcomes US President Barack Obama’がより良い適切な表現でしょう。挨拶文に"THE"を使うことは間違い。彼らは言葉の使用にはもっと厳しくならないといけないし、宿題とすべきですね」と彼女は述べた。

“But no one in City Hall sees the point. In fact English has gone to the dogs and it’s not only in Malaysia,” she added. Ong said there was no point in being a grammar snob about the whole thing. “A mistake is a mistake you improve on it and there is no need to be ashamed.” “People are sometimes just pretentious as they are not welcome to change even though they don’t know proper English usage.”
「しかし、市役所の誰もこのことを分かっていない。実際、(マレーシアの)英語は地に落ちている(無茶苦茶になっている)が、これはマレーシアのことだけではありません」と彼女は付け加え、「文法小僧になる必要はないが、間違いは間違いなのだから改善すれば良い。なにも恥じることはない。人々は、例え彼らが正しい英語を知らないことが原因だとしても、"変更は歓迎しない"などと時々もったいぶるものだ。(それはいけないことだ)」と述べた。



以上、昨日(11月22日)のニュー・ストレイツ・タイムズの記事を紹介しましたが、内容的にはほぼ私の第2のナニコレと同じでしたね。しかし世界にはおんなじところに目が行く同士が居るもんですね。変な意味で大いに感心しました。

さて、しかしながら、私が感じた第1と第3のナニコレは、まだなにも記事にもなっていませんが、誰も気が付いていない、と言うか、こんなことを感じてしまう私がやっぱりひねくれ者だということなんですかね。

ま、それならそれで良しとしましょうか。

じゃ、今日はこれで。。



昨日(11月17日)、KL日本人会のロビーに置かれていた日本語フリーペーパーの南国新聞を手に取ってみたら、その一面トップに、マレーシア警察によるマハティール元首相の事情聴取に関する記事が大きく載っていました。

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え? これ↑って随分時宜を失したのんびりニュースだなぁと思いましたけど、考えてみればこのフリーペーパーは週刊紙で、発行は毎週木曜だそうですから、編集のタイミングによっては、こうなることも仕方がないことなのでしょうね。(ちなみに私は11月6日当日夜にこのニュースをチェックしています)

そう言えば、この前のヘイズのことでもそうでした。あの忌まわしいヘイズがすっかり去って、KLにも久しぶりの青空が戻ってきたと皆が喜んで既に数日が経つと言うのに、その後目にしたこの新聞には、ヘイズは来年まで続く見通しなどと言うピンズレの記事が載っていましたからね。

ともあれ例のスキャンダルの件ですが、最近のニュースメディアをチェックしていると、今までかなり厳しくナジブ首相や首相擁護派を攻め立てていたアンチガバメントのオンラインメディアが軒並み大人しくなったと言うか、静かになったような気がします。

一番の旗振り役だったマレーシア・キニにしても、先日の突然の警察による家宅捜索を受けて以降、その論調が柔らかくなったように思えますし、それにしても、なりふり構わぬ時の権力者の力というものは凄まじいものですね。

こうなるとこの難解な謎解きの頼みの綱は、ウォールストリートジャーナルのような外国メディアや国民的人気を誇るマハティール元首相ですね。

しかし、南国新聞の記事にもありましたように、11月6日、そのマハティール元首相が、現ナジブ首相に対する名誉毀損の嫌疑により警察の事情聴取を受けたと言うのですから穏やかではありません。

マハティール氏は、ご存知のようにマレーシアの第4代首相で、歴代最長となる6期22年を勤め、この国に今の繁栄をもたらしたいわばこの国の英雄です。御年90歳ながら今なお矍鑠(かくしゃく)としていて、この国の政財界に隠然とした影響力をお持ちです。

そのマハティール氏が1MDBに由来する現ナジブ首相の諸疑惑を追及するグループの急先鋒なのですから、ナジブ氏とその周囲の方たちにとってこれほど目障りな存在はないのでしょう。できることなら、今すぐにでも強権を持ってその口を封じたい、そう考えて当然と思います。

ところがマハティール氏には数多くの支援者がいる、組織がある、そして今なお根強い国民的人気がある。なので氏を拘束でもしようものなら氏の支援組織や国民の反発は計り知れず、時の権力者と言えども安易に強権を発動できる相手ではありません。

今、多くの国民は氏の言動と、時の権力者との丁々発止のやりとりを固唾を呑んで見守っているのです。

そんな中での事情聴取と言うかたちでの時の権力者の実力行使です。この国の英雄を本気で告訴(公訴)しようとするものなのか、あるいは権力者による一連のブラフなのかは分かりませんが、今後一体どのような展開を見せるのかに注目が集まっています。

と言うことで、今日は、そんなマハティール元首相の言動を知る上で欠かせない氏のブログポストの最新版を覗いてみたいと思います。

ブログはCheDet.comと言う支援組織が運営している氏のオフィシャルブログですが、英語とマレー語で書かれた舌鋒鋭いその記事は、最近では1MDB一色に染まっていて、平均すると月に3、4稿ずつアップしておられるようですが、氏の御年齢を考えると誠に恐れ入ってしまいます。

なお、CheDetとはマハティール氏が首相現役時代から使用しているペンネームだそうです。



Blog post by Dr.Mahatir Mohamed
13 Nov 2015 | 1MDB

THE POLICE INTERVIEW
警察の事情聴取

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There were a large number of reporters waiting to interview me about the questioning by the police that the IGP and the Minister of Home Affairs had promised.
多くの記者たちが、IGP(警察長官)と内務大臣によって然諾された(私に対する)警察の事情聴取を取材しようと待機していた。

I was not sure how to handle the reporters. I know the police is a professional institution. It works for the elected Government. Still I was not quite sure why the police i.e. the Government wanted to question me. Had I committed a crime or is it that they wanted some information from me for the prosecution of others.
私はどのように記者たちを取り扱うべきかを良く分かっていなかった。私は、警察がプロフェッショナルな組織だと言うことは承知している。彼らは選挙で選ばれた政府のために働くのだ。 しかし、私は、警察すなわち政府が何故、私を事情聴取するのかをまだまったく分かっていなかった。 私が犯罪を犯したとでも言うのだろうか、または他の者の起訴のために私からなんらかの情報を引き出そうとしているのだろうか。

I had been interviewed by the police and the AG’s chambers before. They wanted to make me a Government witness. I listened to them and concluded that there was no case for the accused person to answer. So I refused to be a prosecution witness.
私は、警察と司法長官室のメンバーによって事情聴取された。彼らは私に政府の証言者になって欲しいのだと言ったが、私はそれを聞いて、答えるべき嫌疑はなにもないと結論付け、それを拒否した。

This time it is not about making me a witness. They wanted answers to questions. My lawyers advised me not to answer most of those questions. So I did not.
そうすると今度は、彼らは、私に証言者になれと言うのではない、質問に対する答えが欲しいのだと言ったが、私の弁護人たちが、ほとんどの質問には答えないように私に助言したので、私は彼らの質問には答えなかった。

Thinking it over afterwards I concluded that they were trying to make what I did or said in public before were some kind of wrong-doings, to even be some kind of criminal act. Although they did not say I would be charged, but there was just a hint that I might be charged.
結局良く考えてみると、彼らは、私のこれまでの公衆の面前での言動が、なんらかの不正行為や犯罪行為であるとしたかったのだと分かった。彼らは私が起訴(公訴)されるかについてはなにも言わなかったが、しかし私が起訴(公訴)されるかも知れないとのヒントはあった。

I re-examined the questions posed by the police and I cannot see how what I did or said can be against any law.
私は警察による(この)事情聴取を反芻(はんすう)してみたが、私の(これまでの)言動がいかなる法に抵触するのかが分からない。

I did attend a rally that had not been permitted by police. There were more than 50,000 people at that rally. If I did something wrong then 50,000 people at that rally also did something wrong.
私は確かに、警察が許可しなかった集会に参加した。 50,000人以上がその集会に参加していたが、 私のそのこと(デモに参加したこと)がなんらかの不正行為だと言うのなら、集会に参加した50,000人も不正行為を為したと言うことになる。

To be just, the law must apply to everyone equally. To single me out for the offense of attending the illegal rally would be unjust. It would be a kind of victimisation. Unless the Government wishes to be unjust, it cannot take action against me alone.
(法の)正当性を保つため、法律は誰にも平等に適用されなければならない。 違法な集会に参加したと言う罪ならば私独りを摘発するのは不当だ。それは一種の迫害と言うものだ。政府が不当を意図しない限り、私独りを相手取っての行動(訴訟)などできようもない。

Another question was about asking Najib to step down. I have urged people to overthrow Najib. I had asked the Tunku and Abdullah Badawi to step down.
事情聴取のもうひとつは、ナジブ首相に辞任を要求していることだ。私は人々にナジブ首相の打倒を訴えてきた。私はかつてTunku(初代首相)とAbdullah Badawi(第5代首相)の辞任をも要求したことがある。

I did not advocate violence. In a democracy the overthrow of a Prime Minister or a Government is a common thing. Recently the PM of Australia was overthrown by his own party. The PM of Romania resigned because a night-club caught fire and some people died. Najib himself overthrew Abdullah who was an elected PM.
私は、暴力は唱えていなかった。民主主義においては、首相や政府の打倒は普通のことだ。最近、オーストラリアの首相は、彼自身の党によって退陣させられた。ルーマニアの首相は、ナイトクラブが出火し一部の人が亡くなったことを理由に辞任した。ナジブ自身は、選挙で選ばれたAbdullah首相を打倒した。

Overthrowing a democratically elected Prime Minister through street demonstration is also normal.
ストリートデモンストレーションを通して、選挙で選ばれた首相を民主主義的に打倒することも普通のことだ。

So what is wrong with my attending a demonstration to demand that Najib be overthrown as PM. Even supporting a vote of no confidence in his leadership is not wrong except in a dictatorship.
それで、私がナジブ首相の打倒を要求するデモに参加したことの何が問題なのか。彼のリーダーシップに対する不信任投票を支持することでさえ、独裁を除いては間違ったことではない。

What would be considered wrong would be resorting to violence, to a civil war or revolution. But Najib is trying to make out that asking him to resign is undemocratic1 and against the law. The questions by the police seem to imply this.
(政権打倒のために)内戦または革命などの暴力に訴える(訴えて政権を打倒すること)ことは間違いだと判断されるだろう。 しかしナジブ氏は、彼に辞任を要求することが非民主的で違法であるかのように仕立てようとしている。警察による(私に対する)事情聴取はこのことを意味しているようだ。

I often refer to the loss of money by 1MDB and the 2.6 billion Ringgit in Najib’s private account. I openly declared I don’t believe Najib’s 2.6 billion Ringgit is a donation from an Arab. I believe it is from 1MDB. Najib has not proven it is not 1MDB money. When you take something that does not belong to you, it is a kind of stealing.
私は、しばしば1MDBの資金の損失とナジブ首相の個人口座に入った26億リンギのことに言及している。私は、ナジブ氏の26億リンギがアラブの献金によるものだとは信じないと公言した。私はそれは1MDBから入ったものだと信じている。ナジブ首相はそれが1MDBの資金ではないと未だに証明していない。何人たりとも自分のものではないなにかを手にしたら、それは泥棒と言われて当然なのだ。

When I was PM I was accused of corruption, of cronyism, of being autocratic etc. I took no action to make any accusation against me a crime. I believe it is normal for such allegations to be made. If the people really believe these things about me they could throw me out. But despite attempts to end my premiership, the people gave me strong support during five elections. They did not seem to want to be rid of me. Even when challenged by Tengku Razaleigh, I had more support than him. I revived UMNO and it won support and the next election.
私が首相の時は、横領だとか、えこ贔屓(ひいき)だとか、独裁だとかの理由で訴えられた。しかし私は、私に対する如何なる訴えもそれを犯罪に仕立てたりはしなかった。私は、そのような訴えは普通のことであると信じている。もし人々が、私に関するそれら(横領など)が真実と信じているならば彼らは私を追い落とすことができるのだ。しかし私の首相在任を終わらせようとする試みにもかかわらず、人々は5回に渡る選挙で私に強い支持を与えてくれた。人々は私が追い落とされることを望んではいなかったのだ。Tengku Razaleigh氏(氏の強力なライバル政治家)の挑戦を受けた時でさえ、私は彼よりも多くの支持を得た。私はUMNO(与党第1党)を立て直し次期選挙では勝利した。

If I were defeated I would have accepted it. That is the democratic way.
(その時)もし私が負けていたならば、私はそれを受け入れただろう。それが民主的な方法なのだから。

By saying that Najib had stolen Government money, it can only be defamation if he could prove he did not. So far he has not been able to convincingly prove that the 2.6 billion in his private account did not come from 1MDB and therefore not from the Government. He has stopped investigations on the 2.6 billion in his account. That practically proves that he feared the investigations might prove the allegations against him have substance. Appointing other people to replace the original officers is interference in the work of the investigators. The replacements do not create credibility.
ナジブ氏が政府の金を盗んだ、と言うことは、彼がそんなこと(盗んだこと)はしていないと証明できるのならば、それは中傷と言えるだろう。これまで彼は、氏の個人口座の26億リンギは1MDBから入った金ではない、つまり政府の金ではないことを(人々が)納得できるかたちで証明できていない。彼は、彼の口座の26億リンギに関する捜査を中止させたが、そのことは実質的に、彼がその捜査が彼の疑惑の実態を明らかにするかも知れないことを怖れていることの証左だ。元の担当者を別人に置き換えたことは、捜査者の業務に対する妨害だ。担当者の交代は(捜査結果の)信憑性をもたらさない(結果が信用できない)。

Defamation is only defamation if you say something that is false about a person. Prove that what I said is false then sue me for defamation. That is the way to go.
あなたが人のことを非難する時、それが誤りであるならば、中傷は中傷でしかない。私が言ったことが間違っていると言うならそれを証明して欲しい、そして名誉毀損で私を告訴すればよい。それがあるべき方法なのだ。

It seems to me and I may be wrong of course, that the kind of questions posed was to stop me from going on to do or say all those things I did. If I stop then Najib would be free from exposure of the wrong things that he has done or will do. People might then forget.
それは私にしてみれば、もちろん私が間違っているかもしれないが、私に対する(今回の)事情聴取は私の言動を止めさせる目的のものであったのだろうと思う。もし私が(私の言動を)止めたら、ナジブ首相は自分がこれまでやってきた、またはこれからやろうとする不正を曝露されずに自由になるだろう。(そして)人々はいつかそのことを忘れてしまうかもしれない。

The courts may decide that I had committed a crime for what I did or said. But until I am found guilty by the courts, I will continue to believe and say that I had done nothing wrong, nothing undemocratic.
法廷は、私の言動が犯罪であると決定するかもしれない。しかし、法廷によって有罪と判決されるまでは、私は間違ったことや非民主的なことはなにもしていないと信じ、そのことを言い続けるつもりだ。

So I will continue to ask Najib to resign, to disbelieve his explanation about how he got the 2.6 billion Ringgit, to criticise the loans taken by 1MDB and the losses incurred by it.
だから私は、彼が得た26億リンギに関する彼の説明を信じはしないし、1MDBによるローンが(1MDBと言う政府系投資会社の巨額)損失の元であると非難し、ナジブ首相の辞任を要求し続けるつもりだ。

This is my right as a citizen. To deny me of these rights would really be undemocratic.
これは、私の市民としての権利だ。これらの私の権利を否定することはまったく非民主的なことだ。



いかがでしたか、これが真に齢90歳の氏の文筆とすれば、その理路整然とした簡潔な文章は、日頃老人性脳細胞減少症などと言って自分の怠慢や勉強不足を正当化している私などは青二才過ぎて穴があったら入りたいぐらいです。

このブログの中で氏が述懐しておられるとおり、氏の長きに渡る首相時代は、その強権的な政治手法がいろいろ取り沙汰されたようで、今でもそのことを強く非難する人々もおられます。しかし氏が述べているとおり、氏の反対勢力を犯罪者として扱かったことはなかった。そこが現ナジブ首相との根本ポリシーの違いのような気がします。

ブログの中の氏の文筆はまさに誰にも分かる正論です。果たしてナジブ首相はこのことに如何に反論できるのでしょうか。

報道によれば、ナジブ首相は今国会の最終日となる12月3日に答弁に立つそうです。山と積み上げられた関連疑惑に対する首相答弁が今から楽しみですが、万が一にもこの答弁がドタキャンされてしまったり、閣僚によるなんちゃって答弁にすりかえられるようならナジブ政権の行く末は早晩見えてきそうです。

国民がみな固唾を呑んで見守っているのです。(日本のような国会中継のテレビ放送があれば良いのですが、残念ながらそんな環境にはなく、われわれはただメディアによる報道を待つしかありませんがね)

それではまた。。


最近益々謎ときが難解になってきたこの国のポリティカルスキャンダルはさて置き、今日は先日(11月7日)のクアラルンプールYMCA老人会主催の日帰りバスツアーをリポートしてみたいと思います。

しかし、ふと思ったのですが、YMCAってYoung Men's Christian Association、つまりキリスト教の青年会のことですよね。と言うことは、この会は青年会の中の老人会、老人なのに青年会。これってなんか変じゃないですか?いやいや、今老人でも昔は青年だったわけだから、ずっと入会している人はいいのかな・・・でも、老人になってから入った人はどうなんだろう?・・・・なんてくだらないことを考えるだけ時間の無駄ですか?それもそうですね、ハイ。

さて、これ↓は今日からブログのトップに据えた写真ですが、今回ツアーの目的地セキンチャンの稲作平野です。しかし、これだけ見ると私の田舎の庄内平野となんら変わりませんね。

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私は以前のブログでもセキンチャンのこのライスフィールドのことを書きましたけど、風景がよく似ているのです。ほら比べてみて下さい。

これ↓はわが故郷、庄内平野です。この写真では稲穂が黄金色に染まっているところがちょっと違いますが、これは多分収穫前の9月頃なのでしょう。遠くに鳥海山がかすかに見えています。

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ね、ほとんど違和感がないでしょう?もっとも稲作の風景なんてどこでも同じなのかも知れませんが、こうやって広々としたセキンチャンの田んぼを眺めていると、故郷がとても懐かしくて思えて、こんな私でも少々感傷的になってしまいます。

そう言うことで、私のお気に入りのナイスプレイスのひとつのセキンチャンなのですが、結構距離は遠い(約100km)し、さらに特産のパールライス(日本種米)がなぜか生産中止になり、米工場の直売所でも売ってないと、日本人コミュニティで散々聞かされていたものだから、もう隋分長いこと訪れていませんでした。

なので、このパールライスの生産中止が果たして本当かどうか、自分の目で確かめたいと思っていたこともあって、恐れを知らない老人会のチャイニーズババ軍団にやや二の足を踏みながらも、私にとってはこれで2回目となるYMCA老人会の日帰りバスツアーに参加したのです。

でも今回のツアーは、実は、事前に私のマレー語クラスの仲間に声掛けしてみたところ、嬉しいことに同年輩のIW氏が手を挙げてくれましたのでチャイニーズババ軍団に対抗するニッポンジジも私独りではありません。

これで前回のように、大勢のチャイニーズババ軍団に独り囲まれてたじたじすることはあるまいと、内心ほくそ笑みながらツアーに参加したのですが、パスに乗り込んで見渡してみると、なんと前回のジジババはほとんど参加していなくて完全に拍子抜けしてしまいました。(笑)

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そして老人だけかと思っていたら、なんのなんの若い女性も子供もいるではないですか。なんのこっちゃ、今日は前回と違ってごく普通のツアーになりそうだワイと、やや安堵もしたものの、少々期待外れも感じたひねくれ団塊なのでした。

しかしこのYMCA、もともとキリスト教信者さんのための会であるのに、私のような、仏教なんだか神道なんだか自分でも良くわからず、はたまた最近ではイスラム教にも少々興味を持っているようないい加減な人間をも受け入れてくれて、私としてはちょっと申し訳ないような気もしているんです。

普段頻繁にこのYMCAに出入りしていても、キリスト教なんてちっとも気にかけたこともないのに、今回のバスツアーでは、バスが発車して間もなく、車内でキリスト教のお祈りがありました。かなり年配のご婦人なんですけど、(バスの)席からすっくと立ち上がり、流暢な英語でお祈りを諳んじて皆さんをリードされてました。と言うことは、やっぱり皆さんカトリック信者さんなんですかねー。

でも私は筋金入りの無宗教、いや形だけの仏教徒兼神道なんですけど(こんなこと言ったら、私の昔の仲間の大和尚に叱られそうですが)、皆さんカトリック信者さんなんですか?なんて余計なことはもちろん一言も尋ねずに黙ってました。

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↑ツアーバスの車内の様子です。前回は眩暈がしそうなくらいド派手な内装だったのに今回はさほどでもありません。それに、ツアー会社の添乗ガイドさんもいません。前回は、男性のガイドさんがひっきりなしに中国語と英語で車窓から見える土地土地の説明など、うるさいほどしてくれたのに、そんなことも一切ありませんでした。まぁでも、静かな分だけ良しとしましょうね。

朝の8時半にYMCA前を出発、KL市内を抜けてN-S高速道路(E-1)を北上しスンガイブローから一般道に分岐・・・・・

ん?どうしてこのまま高速道路(E-25)を行かないのかな?高速料金、ケチってるのかなー?多分30kmぐらいだろうと思うけど、E-25で行ったら直ぐクアラ・スランゴールなのになー・・・

それにしてもこの運ちゃん、運転が随分荒っぽいなー。お、おい、ロードバンプ通過するときはしっかり減速してくれよ・・・・・お、お、おい!今、天井に頭ぶっつけそうだったぞ・・・・・お、お、お、おい!今度は前につんのめりそうだったぜ。あのさー、おれたち最後尾の座席だからさ、上下の振幅がとてつもなく大きいんだよ。それぐらい、分かってんだろう?

縦揺れに横揺れに斜め揺れ、ありとあらゆる揺れが次から次と襲ってきます。な、なんなんだよ、このバスは!いやこの席は!ったく、こりゃシートベルトしてないと殺されるワ、と私たちニッポンジジ二人、青くなりながら座席のシートベルトを慌てて手で探るもベルトがない、いや短いベルトがあるが引っ張っても絶対出て来ない。な、なんなんだよ、このバスは。

結局我々ニッポンジジ二人とも、シートベルトもできずに恐怖の数十分を過ごす羽目になったのですが、この間、バス横転の恐怖数回、天井頭ぶっつけ恐怖数回、前方つんのめり恐怖数回、二人とも前の座席にしがみつき、両足踏ん張りながらただただキリストさまと神様と仏様に無事をお祈りしてました。

でもこの恐怖、多分私たちの最後尾の座席でしか味わえなかったのだろうと思います。だって、前の席の人達は平気な顔してましたから・・

ま、でもバスに乗って、遊園地のロールコースターのスリルを味わえたのだと思えば腹も立たないのかも知れませんね。

それにしても、あのインド人の運ちゃん、最後まで乗客のことはほとんど見向きもせず、最後尾の我々には一切気遣いすることもなく、ある時は狭い一車線道で大型トラックと競走してみたり、信じられないほど乱暴なドライビングでした。いや、本当に怖い思いをしました。

ま、そんなことも束の間、ほどなくセキンチャンのグリーンの水田が目に飛び込んできました。

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おー、久しぶりのパディフィールドだなー。もう稲穂が垂れて来てるなー。この分だとまもなく辺り一面が黄金色に染まるんだろーなー。

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今日はヘイズもなく空がすっきり見えてます。マレーシア気象局の予報通り、ヘイズは見事に去りました。まだインドネシアの森林火災は消えていない模様ですが、南シナ海からの北東季節風が吹き始めたためにマレー半島周辺の風向きが大きく変わり、よってスマトラのスモッグがマレー半島にやってくることは今後しばらくなさそうです。

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今回ツアーの最大の目的地のセキンチャンライスファクトリー↓に到着しました。

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ライスファクトリーは、前回(2013年)に来た時よりも規模が大きくなっているような気がします。

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ファクトリーは、台湾から米作の技術や機械を輸入しているのだそうですが、マレーシア国内ではこのセキンチャンがもっとも機械化が進んでいると言うことです。

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さて、私の今日のツアーの参加目的でもあるので、早速うわさのパールライスをチェックしてみました。

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なんだなんだ、店頭にたくさん売られているじゃないですか。さっき見学者コースの2階から工場内を覗いて見たら、パールライスのパッキング作業も見えたし、真空パックのパールライスが山積みされてるところも見えたので、このパールライスが生産中止になったなんて情報はどうやら正しくはないようですね。

で、でも、よぉーく見てみると、価格が値上がりしています。以前は2kgでRM13だったのが、今はRM16です。いつ値上がりしたのかを店員さんに確認したところ、今年(2015年)の4月だそうです。

パールライスの生産中止の件は直売所の店員さんに聞いても返事が返って来なかった(多分店員さんは何も知らない)し、確証は取れていないのですが、いろいろな情報を総合するとどうも生産中止(停止)にはなっていないようです。(2014年産も2015年産も出ていますから生産は継続されていると言うことですよね)

確かに一時(今年の6月頃)この直売店からもこのパールライスは消えたそうですが、しかしそれは単に2014年産パールライスを売り尽くしてしまったためであって、新米(2015年6月産)が出てからまた店頭に並び始めた、売られ始めた、と言うことではないのでしょうか。とにかくこれでひと安心です。

今店頭にあるのはすべて2015年産パールライスです。

一方、こちら↓の香り米(フレグラントライス)は2kgでRM18です。(値上がり前はRM16でした)

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私は今までこの香り米を食べたことがなかったので、今回は1パックだけ買って帰り、早速試食してみたのですが、うーん、私は、この香り米、決して美味しいとは思いません。まあ、でもこれは人それぞれなのでこれを芳しい、いい匂いと思う人も居るのでしょうね。



次にライスファクトリーを後にして、例のマンゴーファームに立ち寄り、そしてバガン(Bagan)のフィッシィングビレッジにやってきました。

↓セキンチャンのバガン漁港です。お世辞にもきれいな港とは言えませんが、潮がほぼ満ちているらしくジェッティ(船着場)の水位も十分です。(前回ここに立ち寄った時は、干潮で汚い川底が丸見えでした)

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この漁港は河口と小さな運河から出来ていて、木杭の上に木板が渡してあるだけの簡素なジェッティが所狭しと並んでいます。夜半にかけて潮が引き、次の満潮は明日の早朝と言うことです。だから漁船の出漁は毎日の早朝なのです。

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今のこの時間(午後5時ごろ)は、今朝早朝に出漁した大小の漁船がそれぞれのジェッティに戻り、水揚げ作業に余念がありません。この狭い港はそんな漁船でぎっしりです。

ここ↓はそんなジェッティのひとつです。内側(道路側)から水揚げ作業場を通してジェッティを見ていますが、向こうに船が着いているのがお分かりですか?

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おー、ここ↓では水揚げ(アンローディング)の後の魚の選別(カテゴライズ)及び計量(ウェイ)作業中ですね。それにしても小魚ばっかりです。うーん、こりゃ私が期待していたほどではないですね。

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ん?この↓色と大きさからすると、これはインディアンプローン(タイショウエビ)でしょうか?

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良く見てみると確かに鮮度が良さそうなインディアンプローン↓です。そうか、ここの船はこれがメインなんだな、そう思いました。これ買えますか?と値段を聞いたところ、1kg25リンギで売ってくれるそうです。もちろん25リンギなら文句なしに買いです。(市場でもこれぐらいのものは大体キロ35~40リンギぐらいはするかと思います)すかさず周りにいたチャイニーズババたちとシェアすることにして計5kg(一人1kgずつ)買いました。

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↑このインディアンプローン、作業員の方が、空いていた発泡スチロールの箱にぎっしりと氷詰めにしてくれたので、家に着いてからも鮮度保持ばっちりでした。こういうものに目がない私は、早速小ぶりを数匹刺身で試食してみましたが、身肉が締まっていて甘みも最高。チョー美味しい。うーん、こんなエビ久しぶりです。。今日の成果はこれですね。(これまで、市場のエビの鮮度確認ができずに生食を避けてましたので、マレーシア初です)

次にやってきたのが、バガン(Bagan)のフィッシシングインダストリーのメインと言う水産加工場↓です。

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加工場と言っても数あるジェッティのひとつの粗末な小屋です。中を覗いてみると、一見して周辺国からの出稼ぎガールと分かる若い子たちが脇目も振らずに働いていました。

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それを覗きながらあーだこーだ言ってるチャイニーズババたちです。右側の体格の良いインディアンガイ↓は、見かけによらず気立てが良くてなにかと私たちニッポンジジを世話してくれようとしたりして、とってもいい青年でした。

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裸のボテ腹おっさんが機械を動かしながら作っているのはフィッシュボールです。そう言えば思い出しましたが、以前聞いた話に、漁港の水産加工所でフィッシュボール作ってるのを見てからフィッシュボールが大嫌いになった。見なきゃ良かった。なんて話がありましたが、以前は恐ろしいほど酷い環境の作業場だったんでしょうね。でも今日のここは大分きれいですよ。十分許せる範囲だと思います。

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できたフィッシュボールはこうやってたらいに浮かべて、なんのためか知らないけどジェッティに並べて置くのですね。それを見て周った私は、足元の床板が濡れて滑り、慎重に歩かないと滑って転んで・・・

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こんな汚い運河にすってんころりんと落ちてしまったら、強烈な汚泥や細菌だらけになって二度と浮かんで来れそうにもないので、ビクビクものでした。だって、床板が腐っているものもあってちょっと強く踏むと抜け落ちそうでスリルだったんですよ。(笑)

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これ↓は見ての通りの魚の開きを干しているところです。世界中どこでも、人の食べるものにさほど変わりはありませんね。これ、なんの魚か判別できなかったのですが、炙って食べたら酒のつまみに良さそう、いや涎が出てきました。

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セキンチャンツアーの最後は、レダン(Redang)ビーチです。マレーシアのレダンビーチと言うと誰もが東海岸にあるレダン島のきれいなビーチを思い浮かべると思うのですが、これ、甚だしい誤解です。ここセキンチャンのレダンビーチはそんなイメージとは程遠いこんなところ↓です。

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でも、こうやって写真に撮ると、一見きれいなビーチリゾートに見えますが、実際は決してきれいではありません。私はいつかもここを訪れたのですが、ちょうど干潮時(お昼ごろ)だったせいもあって、潮が遠くまで引いていて、ゴミだらけで真黒な海底が剥き出しになってました。

でも、今日は潮が完全に満ちているだけまだマシです。夕陽を背にしてこうやって撮ると、実際には真っ黒な海面もそうは見えないしすっかり騙されてしまいそうです。

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同行のIW氏が波打ち際まで行って、ここは「泳ぐどころか、絶対足を入れたくない海だな」って言ってましたけどこれは本当ですね。

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そして、例の気立ての良いインディアンガイが傍によってきたので話をしましたが、この辺りのマレー人(彼はマレーシア人)にとって、ビーチって泳いだりサンベイジング(日光浴)するところじゃないんだよ、ひたすら食うところなんだよ、あいつら、いっつも食ってるんだから、って教えてくれました。

体格のとても良い彼はそう言いながら、手に持った袋のプローンクラッカー(マレーシア版エビセン)をムシャムシャ頬張り、私にも食え食えとしつこくすすめてくるのでした。

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浜辺には出店が所狭しと並び、大勢の客たちがココナツジュースを飲んだり食事をしたりしています。おっと、これ↓は地元のお客じゃありません。わがツアー仲間のチャイニーズババたちです。

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私は実はこのココナツジュース、今まで美味しいと思ったことがありません。なので屋台で買って飲むなんてこともありません。したがって、この時もチャイニーズババたちの仲間入りはせず、うしろで眺めたり写真撮ったりしていたのですが、そしたらチャイニーズババの一人が、何を勘違いしたのか、一コ買ってあげたから、ほらここに座りなさいよ、って自分の隣に席を作ってくれたのです。

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おいおい余計なお世話すんなよなー、って思いましたが、そんなことはおくびにも出さずに、まあ、ご親切にありがとう、と作り笑いして頬が引き攣りながらもそのババの隣に座り、美味しくもないココナツウォーターをストローで吸い、隣のババに、なにやってんの?こうするのよ、って教えて貰いながら中の白い身肉をスプーンで削って無理やり食べました。

美味しいでしょ?って何度も聞かれて、不味いとは答えられないでしょ。でも何が美味しいのこれって。。

美味しい、不味いと言えば、今日のシーフードランチ、なんだかなー、あんまり美味しくなかったなー。。レストランに入る前に、バスの窓から、偶然にも店の横のたらいの溜め水で皿洗っているの見ちゃったしなー、オレなんかあんまり食欲出ないしなー。

それに、エビもカニも殻を手で剥くのが大変で、手がびちゃびちゃぬるぬるになって気持ち悪いしで、食った気しなかったなー。。でも周りにそんなこと言えないでしょ?同行のIW氏もきっとそう思ったかも知れない、と考えたら今回のツアー、無理やり誘って悪かったかなーってちょっぴり反省しました。IWさん、ごめん。。

でも、私にとっての今回ツアーの収穫は、セキンチャンパールライスがたくさん売られていたことを確認できたこと、その真空パックを何個か購入できたこと、パガンの漁港で水揚げされたばかりの刺身でも食べられる新鮮なタイショウエビをゲットできたこと、そしてそれを小分けして冷凍保存したので今後しばらくウッシッシーかなーって思っていること・・ですかねー。

それではまた。。

... 続きを読む
今日は前回予告のとおり、ウォールストリートジャーナル(WSJ)の記事の紹介です。WSJはマレーシア国内紙などとは桁が違う世界の主要マスメディアです。当然ながら世界中に多くの読者がおられるだろうことから、掲載記事の影響は測り知れないものと思われます。

そのWSJの特集記事にマレーシアの1MDBに関わるスキャンダルが掲載されました。

マイナーな弱小オンラインメディアや厳しい検閲に晒されるこの国の主要メディアとは異なり、ニュートラルな立場で歯に衣着せぬWSJの記事をじっくりと紹介したいと思います。



Malaysian Prime Minister Najib Razak Faces No-Confidence Motion
不信任動議に直面するマレーシア、ナジブ・ラザク首相

First formal challenge in parliament to leader’s rule amid 1MDB scandal seen as unlikely to succeed
1MDBスキャンダルの最中の首相不信任動議、成功見込みのないマレーシア議会における初の挑戦

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Malaysia Prime Minister Najib Razak leaves parliament on Monday, before the opposition moved for a vote of no confidence against him. (野党の不信任動議前に議会を退出するナジブ・ラザク・マレーシア首相)

THE WALL STREET JOURNAL
Oct. 22, 2015

Malaysia’s opposition filed a no-confidence motion against Prime Minister Najib Razak, citing allegations of corruption at a state investment fund and the prime minister’s response to the investigation into possible wrongdoing.
マレーシアの野党はナジブ・ラザク首相に対する不信任動議を提出し、政府投資ファンドの汚職疑惑とその犯罪捜査に対する首相の対応を非難した。

The motion has little chance of being approved by Malaysia’s parliament, where the ruling party’s coalition holds a majority. But the filing of the motion on Thursday by Wan Azizah Wan Ismail,leader of Malaysia’s opposition coalition, marks the first formal challenge in parliament to Mr. Najib’s rule amid the scandal at 1Malaysia Development Bhd., or 1MDB.
不信任動議は、例え投票が行われたとしても与党連合が多数を占めるマレーシア議会で可決される可能性はほとんどない。 しかし、マレーシア野党連合リーダーのワン・アジザ・ワン・イスマイル(Wan Azizah Wan Ismail)氏による木曜日(本日)の動議提出は、1MDBまたは1MDBスキャンダルの最中のナジブ首相の統治信任に対するマレーシア議会初のチャレンジである。

Special Coverage: Malaysia Controversy
特別記事: マレーシア疑惑(論争)

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Mr. Najib set up 1MDB in 2009 to spur economic growth. Investigators in five countries are probing the fund amid accusations that billions of dollars are missing and that money was misused for political purposes ahead of a tight election in 2013.
ナジブ首相は、マレーシアの経済成長をスパートさせるため、2009年に1MDBを設立した。今、5カ国の調査/捜査機関が、消えた数十億ドルと、その資金が2013年に行われた(与党にとって)厳しい選挙戦の前に、政治目的のために不正使用されたのではないかと言う告発に基づき調査/捜査を行っている。

Ms. Wan Azizah said the no-confidence motion was aimed at Mr. Najib personally and not the government. “One man is the cause of the crisis of confidence in the integrity of our country’s sovereignty, independence and dignity,” she said in a news release.
ワン・アジザ女史(野党連合リーダー)は、不信任動議はナジブ首相個人を対象にしたものであって、政府全体に対するものではない。1人の人間(ナジブ首相のこと)が、我々の国の主権、独立と尊厳の健全性に関する信頼の危機の原因なのだと、彼女は記者発表で述べた。

She blamed Mr. Najib for interfering in investigations into 1MDB, including removing from office an attorney general as well as a deputy prime minister who questioned the government’s handling of the affair. Ms. Wan Azizah’s husband is former opposition leaderAnwar Ibrahim, who is in prison following a sodomy conviction that he says was politically motivated.
彼女は、1MDBの調査/捜査を妨害したとナジブ首相を非難した。それには(当時、1MDBの調査/捜査の指揮にあたっていた前の)検察長官とそれらに関する政府の対応を批判していた(前)副首相(ムフディン氏)を更迭したことが含まれる。ワン・アジザ女史の夫は、前野党連合リーダーのアンワル・イブラハム氏で、氏は現在、氏が政治陰謀だと主張しているソドミー(男性同性愛行為)の有罪判決を受けて獄中にある。(※)

※(訳者註)アンワル・イブラハム氏については、国連の関連作業部会が、マレーシア司法当局のアンワル氏に対する有罪決定と投獄は国際法に違反しており、直ちに釈放すべきとの声明を発表した、とBBCを含む国内外メディアが本日(11月2日)一斉に報じました。

Malaysian investigators have traced deposits of almost $700 million into the prime minister’s alleged personal accounts via agencies, banks and companies linked to 1MDB, The Wall Street Journal reported in July. The original source of the funds was unclear, and the government investigation didn’t detail what happened to the money that allegedly went into Mr. Najib’s accounts.
マレーシアの調査/捜査機関が、ナジブ首相の個人口座と思われる口座に、1MDBに関係する機関、銀行や会社を通じて、約7億ドルが預金されたことを追跡した、とウォールストリート・ジャーナルは7月に報じた。 資金の出所は不明で、政府の調査/捜査機関はナジブ首相の口座に入金された疑いのある資金についてなにも詳述していない。

Malaysia’s anticorruption agency has said the money was a donation from the Middle East but hasn’t named the donor. Mr. Najib has denied wrongdoing or taking any money for personal gain. 1MDB has said its investments were all proper, its finances are in good shape and it would cooperate with any investigations.
マレーシアの汚職防止委員会(MACC)は資金は中東からの寄付金だ、と発表したがその(寄付者の)名前は明らかにしていない。 ナジブ首相は、一切の不正はしていない、私益のためにいかなる(公的)資金も使用していないと否定した。 1MDBはまた、すべての投資は妥当であり(1MDBの)財政は健全だ。そして、いかなる調査/操作にも協力すると述べた。

The prime minister, at a meeting in Kuala Lumpur on Sunday, said he welcomed local and global investigations into 1MDB. The probes in Malaysia are being conducted by the central bank, an anticorruption body, the country’s auditor general and a parliamentary committee. Authorities in the U.S., Abu Dhabi, Singapore and Switzerland also are probing money flows related to 1MDB.
首相は、日曜日(10月18日)のクアラルンプールでの会議で、1MDBに対する国内外の調査/捜査を歓迎する、と述べた。マレーシア国内における調査は、マレーシア中央銀行、マレーシア汚職防止委員会、国の会計監査庁と議会の調査委員会によって行われている。 (国外においては)米国、アブダビ、シンガポールとスイスの当局も、1MDBに関連する資金の流れを精査している。

“In terms of claims of wrongdoing, there are a number of investigations, some in Malaysia, which I myself ordered, and others by international authorities, which I welcome,” Mr. Najib said, according to local media. The “strictest action” would be taken against anyone found to have done wrong, he added.
ローカルメディアによれば、ナジブ首相は「不正行為の申し立てに対してはいくつかの調査があるが、私自信が命じた国内の調査と外国当局による調査があり、私はこれを歓迎する」と述べ、「不正行為を為したことが判明した場合は、いかなる人物であっても厳しく対処する」と付け加えたと言う。

Attempts to reach Mr. Najib’s office Thursday weren't successful.
(しかし)木曜日(10月22日)のナジブ首相の事務所に対する取材は成功しなかった(取材できなかった→直接のコメントは得られなかった)

It is unclear whether the opposition’s motion will come up for debate in the current parliamentary session, which opened on Monday and ends in December. Some opposition figures said privately it was unlikely the motion would receive the simple majority needed to unseat Mr. Najib in the 222-member parliament. The opposition coalition has only 88 seats.
野党による不信任動議が、月曜日(10月20日)に開会し12月に閉会する今国会期間中に議論されるかどうかは不明である。ある野党関係者は、(不信任)動議がナジブ首相を退陣させるに必要な222席の過半数を獲得することはないだろう。なぜなら、野党連合は(222席のうちの)88席しか保有していないのだから、と述べた。、

Mr. Najib continues to appear secure at the helm of the United Malays National Organization, which has ruled the nation since independence from Britain in 1957, said Ibrahim Suffian, a program director at the Merdeka Center, a Kuala Lumpur-based think tank.
ナジブ氏は、1957年に英国から独立して以来の政権与党であるUMNO(統一マレー国民組織)の掌握については安心しているようだ、とクアラルンプールを拠点とするシンクタンク、ムルデカセンターのプログラム編成者である Ibrahim Suffian氏は言う。

“He is not under immediate threat within his own party,” Mr. Ibrahim said. “There isn’t any kind of doubt as to where the power lies at this moment in time.”
「彼は自分の党内では差し迫った脅威にさらされてはいない。今現在の権力があるところにはいかなる疑いも存在しない」とIbrahim Suffian氏は述べた。

Still, Mr. Najib’s government is facing increased pressure. Tens of thousands of Malaysians protested against the prime minister in August. The nation’s sultans, who are ceremonial heads of Malaysia’s states, this month urged a swift and transparent investigation into the 1MDB fund.
しかし依然として、ナジブ政権は高まる圧力に直面している。8月には何万ものマレーシア人が首相に抗議した。国及び各州の儀礼上の統治者であるスルタン(王)たちは、今月(10月)、1MDBに対する迅速かつ透明な調査/捜査を(政府に)せきたてた。

The 1MDB scandal has led to open sniping between different arms of the Malaysian government.
1MDBスキャンダルは、マレーシア政府内の各機関の権力間抗争を誘発した。

Malaysia’s central bank said this month it had recommended the attorney general open criminal proceedings against 1MDB for breaking foreign exchange rules in seeking to invest $1.83 billion overseas.
マレーシア中央銀行は、1MDBが18.3億ドルの海外投資を行った際に外国為替法(規則)に違反したとして、今月(10月)検察庁長官に対して刑事訴訟手続きをとるよう勧告した、と述べた。

In response, Malaysia’s new attorney general, Mohamed Apandi Ali,whom Mr. Najib brought in after replacing predecessor Abdul Gani Patail in July, said there had not been any breach of the rules and declined to pursue criminal charges. The central bank then vowed to seek administrative fines in the matter.
(ところが)マレーシアの新検察庁長官のモハメド・アパンディ・アリ( Mohamed Apandi Ali)氏(※)は、(中央銀行総裁の勧告に対し)「(1MDBには)法規則違反など何もない。刑事告訴の必要はない」と(マレーシア中央銀行の勧告を)断った。その後中央銀行は、この件に関する行政罰を求めるとしている。

※この7月にアブドル・ガーニ・パタイル(Abdul Gani Patail)長官の後任としてナジブ首相が任命した。ナジブ擁護派と言われている。




いかがでしたか、うーん、まだ分かりにくいでしょうかね。

それでは、同じウォールストリートジャーナルの翌日の記事です。引き続き全文を紹介します。

Malaysia’s 1MDB Scandal: Political Intrigue, Billions Missing and International Scrutiny
マレーシアの1MDBスキャンダル: 政治陰謀、数10億ドルの消失及び国際機関による精査

Investment fund is under investigation in five countries
投資ファンド(1MDB)は5カ国で調査中

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Malaysian Prime Minister Najib Razak in Milan earlier in October.

THE WALL STREET JOURNAL
Oct. 23, 2015

HONG KONG—A scandal involving a government investment fund in Malaysia is drawing world-wide attention and has led to calls at home for the ouster of the country’s prime minister. It is also affecting U.S. diplomacy in a strategically important part of Asia. The fund, 1Malaysia Development Bhd., or 1MDB, is under investigation in five countries.
香港発:マレーシアの政府投資会社のスキャンダルは、世界的な注目の的となり国内では首相退陣要求を引き起こしている。マレーシアは、アジア戦略上の重要な一部であるため米国の外交にも影響を及ぼしている。マレーシア政府投資会社(1マレーシア開発会社または1MDBと言う)の問題は現在、5カ国で調査が行われている。

It is a story of political intrigue, backroom politics and billions of dollars in missing money. At the center of it all is Prime MinisterNajib Razak, who founded 1MDB. A Malaysian government probe found that nearly $700 million moved through banks, agencies and companies linked to 1MDB before being deposited into Mr. Najib’s alleged private bank accounts ahead of a close election. The source of the money is unclear, though in August, Malaysia’s anticorruption body said the funds were a donation from the Middle East. The donor wasn’t specified.
それは、政治陰謀、密室政治と数十億ドルの消失についての物語である。この物語の中心(人物)は、1MDBの創設者であるナジブ・ラザク首相だ。マレーシア政府の調査では、前回選挙(2013年総選挙)の前に、約7億ドルの資金が、1MDBと関係のある銀行、機関や会社を通じて動き、ナジブ首相の個人口座と疑いのある口座に預金されたことが判明している。資金の出所は不明であったが、この8月、マレーシア汚職追放委員会(MACC)はその資金は中東からの献金だと発表した。献金者は特定されていない。

Here’s a primer on Malaysia, 1MDB and the scandal that has drawn the interest of investigators from around the world.
世界中の調査機関が注目するマレーシア、1MDB及びそのスキャンダルに関する手引きはこれだ。

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The 1MDB logo on a billboard in Kuala Lumpur.

The Scandal
スキャンダル

Mr. Najib set up 1MDB in 2009 and almost immediately, the fund caused controversy. It was supposed to borrow money so it could attract investment and stimulate Malaysia’s economy. Instead, it amassed $11 billion in debt, invested in overseas energy ventures, bought power plants and laid plans for big real-estate projects that didn’t get off the ground.
ナジブ氏は2009年に1MDBを設立したが、ほとんど直ぐに投資会社は論争の元となった。投資会社は(内外からの)投資を呼び込み、資金を集めてマレーシア経済を刺激する予定だった。ところがそうではなくて、(あっという間に)110億ドルもの借金を作り、それを海外エネルギーベンチャー企業に投資したり、発電所を買ってみたり、なかなか軌道に乗らなかった巨大不動産プロジェクトを計画したりした。

The fund faces accusations about billions of dollars in missing money and that it was indirectly used to boost the ruling party’s campaign during a tight election in the spring of 2013. Mr. Najib’s office didn’t respond to specific questions about the fund’s activities and a senior official from the ruling party didn’t reply to a request for comment. 1MDB didn’t respond to a request for comment.
投資会社(1MDB)は、数十億ドルの資金消失とその資金が2013年春の厳しい総選挙のキャンペーン促進資金に間接的に使用されたのではないかと言う申し立てに直面している。ナジブ氏の事務所は投資会社の活動に関する(当方の)特定の質問には答えず、与党幹部はコメントの要請にも応じなかった。1MDBもコメント要請には応じなかった。

Special Coverage: Malaysia Controversy
特別記事: マレーシア疑惑(論争)

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Wall Street bank Goldman Sachs Group Inc. reaped hundreds of millions in fees for its work with 1MDB, according to fund documents and people familiar with the matter, leading critics to say the fund overpaid for the bank’s services.
ウォールストリートバンク・ゴールドマン・サックス・グループ社は、投資会社(1MDB)の資料とこの件を良く知る人物によると、銀行取引手数料の過払いを批評家に指摘させ、(結果として)1MDBとの業務に関し何億ドルもの手数料を得た、と言う。

The Gulf emirate of Abu Dhabi has been deeply involved with 1MDB. It guaranteed 1MDB-issued bonds in 2012 and more recently, it helped to shore up the fund’s finances. Abu Dhabi officials recently said they haven’t received roughly $2.4 billion in payments that 1MDB said it sent to them. 1MDB didn’t respond to requests for comment.
湾岸(中東)のアブ・ダビ首長国は、1MDBと深い関わりを持っていた。2012年には1MDB発行による債券を保証し、最近では1MDBの財政をてこ入れしていた。アブ・ダビ首長国の高官は最近になって、1MDBが送金すると言った凡そ24億ドルの支払いをまだ受け取っていない、と述べた。1MDBはコメントの要請には応じなかった。

No one has been charged by investigators looking into the scandal. Mr. Najib has denied wrongdoing or taking money for personal gain. He says the accusations are an attempt by political opponents to unseat him. The original source of the funds that allegedly went into Mr. Najib’s accounts was unclear, and the government investigation didn’t detail what happened to the money.
(これまで)誰ひとり、スキャンダルを調べている調査/捜査機関によって責めを負わされてはいない。(誰も逮捕者が出ていない)ナジブ氏は(自身の)不正行為や資金の私的使用を否定している。彼は、(疑惑の)申し立ては、彼を退陣させようとする政治的反対派による企みだと言い、ナジブ氏の口座に入金されたとの疑惑のある資金の出所は不明のままだ。そして、政府の調査機関は(1MDBやナジブ氏の口座に入金された)資金に何が起きたのかの詳細を明らかにしていない。

1MDB has said its investments were all proper, its finances are in good shape and it would cooperate with any investigations. Goldman has said its fees were higher than usual to compensate for the risks it took to execute the deal quickly and sell three bonds totaling $6.5 billion.
1MDBは、その投資のすべてが妥当だった、1MDBの財政状況は良好であり、いかなる調査/捜査にも協力する、と述べた。ゴールドマン(サックス)は、確かに(1MDBとの)取引手数料は通常よりも高額だったが、それは取引を素早く実行して総額65億ドルにも上る3つの債権を売却するリスクに対する補償料だった、と述べた。

Now, 1MDB is trying to dig itself out of debt by selling off assets.
現在1MDBは、資産を売却することによって、負債から立ち直ろうとしている。

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The Petronas Twin Towers in Kuala Lumpur.

The Country
国(マレーシア)

Malaysia is located just north of the equator and sits adjacent to the Strait of Malacca, the main shipping channel between the Indian and Pacific oceans. The former British colony has a population of 30 million, which is divided among an ethnic Malay majority and significant Chinese and Indian minorities.
マレーシアは赤道から僅かに北側に位置しており、インド洋と太平洋の主要な海上輸送路であるマラッカ海峡に隣接している。 旧英国の植民地は3000万の人口を有し、(国民は)多数を占めるマレー系人種と重要な中国系とインド系の少数派人種からなる。

Malaysia has been dominated by a single party since independence, though it lost the popular vote in the last national election in 2013. The party, however, managed to cobble together a majority in parliament.
マレーシアは独立以来1党(UMNO)によって支配されてきたが、2013年の前回国政選挙においては得票数を大きく減じたものの、党はなんとか議会で大多数(を占める連立政権)を急いで作ることができた。(訳者註:小党を多数集めて与党連合(BN)を構成しなんとか連立政権を維持し今に至っている)

The country is a major producer of natural resources and it exports oil, natural gas, palm oil and rubber. Malaysia is also a major exporter of electronics, with global companies such as Intel Corp. and Texas Instruments Inc.manufacturing in the country. Economic growth has averaged nearly 6% a year for the past five years.
マレーシアは天然資源の主要な生産国であり、そしてそれは油、天然ガス、パーム油とゴムを輸出している。マレーシアはまた、エレクトロニクス(製品)の主要な輸出国でもあり、グローバル企業としてはIntel Corp(インテルマレーシア)やTexas Instruments Inc(テキサスインスツルメンツマレーシア)などがある。経済成長は過去5年間ほぼ6%を平均している。

But a recent world-wide fall in commodity prices and rise in debt levels in the country have hit the economy. Malaysia’s currency, the ringgit, has fallen more than 20% this year, making it the worst performer in Asia. The uncertainty around the 1MDB scandal has contributed to the decline, which has put additional pressure on Mr. Najib.
しかし、最近の世界的な物価の下落と国の債務レベルの上昇が経済を圧迫し、マレーシアの通貨(リンギット)は、今年20%以上下落して、アジアでは最悪のパフォーマーとなった。 1MDBスキャンダルに絡む(政治の)不確実性が(経済や通貨の)下落に影響を及ぼし、そして、それはナジブ氏へのさらなる圧力となっている。

Malaysia is now stuck in what economists call the “middle income trap.” Its wages are higher than in neighboring countries like Vietnam, making it hard to attract investment in lower-end electronics. It has failed to grow higher-end industries and service businesses. Gross domestic product per capita, a typical measure of wealth, stands at $10,000.
マレーシアは、経済学者が「ミドル・インカム・トラップ(中所得国の罠)」と呼ぶ経済状態から抜け出せずにいる。賃金がベトナムなどの近隣国よりも高いため、ローワーエンド(より低価格・低性能)の電子製品(の生産拠点)に対する投資の呼び込みが難しくなっている。(訳者註:インテルマレーシアもベトナムに一部の生産拠点を移すと先日発表しました)マレーシアは、ハイアーエンド(より高価格・高性能)な産業やサービス産業(への転換)に失敗し、一人当たりのGDP(豊かさの度合いを示すバロメータ)は1万ドルに止まっている。

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Malaysian Prime Minister Najib Razak on Aug. 30 in Kuala Lumpur.

The Prime Minister
首相

Mr. Najib, 62, became prime minister in 2009 and started 1MDB to fuel new industries like information technology, renewable energy and high-value services. It was also designed to wind down a system where ethnic Malays got preferential treatment over Chinese and Indians. The name 1Malaysia was meant to bring the country’s ethnic groups together by creating jobs and raising living standards.
ナジブ氏(62)は、2009年に首相の座に就き、情報テクノロジー、再生可能エネルギーと高価値サービスのような新産業を活気づけるために、1MDBを設立した。 それは、マレー系民族を中国系やインド系より優遇する(社会)システムを段階的に縮小するようにも設計されていた。その名前、1つのMalaysia投資会社は、仕事を創出し、生活水準を上げることによって国の民族集団をまとめるはずであった。

Mr. Najib’s family played an outsize role in the days after Malaysia gained independence in 1957. His father became Malaysia’s second prime minister and an uncle was its third. When his father died in 1976, Mr. Najib took his seat in parliament.
マレーシアが1957年に独立を得たあと、ナジブ氏の家族は当時最大の役割を演じた。彼の父はマレーシア第2代首相となり、そして、叔父は第3代の首相だった。彼の父が1976年に他界した後、ナジブ氏はマレーシア議会の議員となった。

By the time Mr. Najib came to power, minority communities of Chinese and Indians, complaining of discrimination, had started to gravitate to the opposition. Critics say the ethnic-preferences system—which was established to help ethnic Malays catch up with ethnic Chinese and Indians in areas such as wealth and education—had become a font of corruption. The ruling party’s coalition had scored its worst-ever showing at elections in 2008.
ナジブ氏が権力を握る頃には、中国系とインド系の少数派コミュニティは、(人種間)差別について不満を言い、野党に引きつけられて行った。批評家は、マレー系民族優遇施策はマレー系が中華系とインド系に追いつくことを容易にするための富と教育の場における(社会)システムであるが、それが汚職を生む温床になってきた、と言う。

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U.S. President Barack Obama and Mr. Najib in Kuala Lumpur in April 2014.

Why Does This Matter?
なぜこれが大切なことか?

Malaysia plays an important role in Asia as a moderate Muslim country with strong economic, diplomatic and cultural ties to the broader region and the Middle East. When U.S. President Barack Obama made a pitch early in his administration to “pivot” the U.S. toward Asia, he focused on Malaysia as a counterbalance to China’s rise in the region.
マレーシアは、アジアの中で、強い経済力を持つ穏健なイスラム国として、より幅広い地域と中東地域との外交的かつ文化的な関係を保ちながら、重要な役割を果たしている。バラク・オバマ米大統領が、アジアにおける中国の台頭に対抗するために米国(の立ち位置)をアジアにシフトさせた時、彼はマレーシアに焦点を当てた。

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Mr. Obama played golf with Mr. Najib in Hawaii in December.

At the same time, Mr. Najib talked of building a more inclusive country and made efforts to reach out to the West. Mr. Obama responded and in 2014, he became the first U.S. president since the 1960s to visit Malaysia. Last Christmas, the two leaders played golf in Hawaii. Mr. Obama will visit Malaysia again in November during a meeting of Southeast Asian nations.
同時に、ナジブ氏はさらなる包括的(※)な国家建設について話し、西側(国家)に追いつくための努力をしてきた、と述べた。オバマ氏はそれに応え、2014年には米大統領として1960年代以来初めてマレーシアを訪問したこと、昨年のクリスマスにはハワイで二人がゴルフをしたことなどを話した。オバマ氏はこの11月、東南アジア諸国会議の間に、再びマレーシアを訪問する予定である。

※包括的国家(inclusive country)とは:国家の繁栄及び成熟度を判定する様々な要素、例えば、GDP growth、Percent of GDP spent on social program、Civil rights、Civil society participation、Enrollment in secondary schools、Political rights、Percent living on more than $4 per day、Personal empowerment、Government responsiveness、Percent access to formal job、Access to adequate housingなどを考慮し総合的に上位と判定される国家のこと。

One risk is that the 1MDB scandal destabilizes the Malaysian government, leading to a revival of the ethnic strife that plagued the country in its early years. Another is if the government fails to deal with the economic challenges facing the country, including low commodity prices, high debt levels and slowing economic growth.
1つのリスクは、1MDBのスキャンダルがマレーシア政府を不安定にするということだ。そしてそのことがマレーシア独立初期のころに国を悩ませた民族争いを再燃させるかも知れないことだ。もう一つは、政府が国が直面している物価の下落、高い債務レベルそして経済成長の減速などの経済的なチャレンジに(上手く)対処することができるかどうかと言うことだ。




以上、米国の経済紙、ウォールストリートジャーナルによる2日連続の「マレーシアの疑惑(論争)」の全文を紹介しました。

なお、記事の冒頭に出てきたナジブ首相に対する不信任動議ですが、目下のところ議長預かりとなっている模様です。今日(11月3日)は、BERSIH2.0の代表が議長(代理)に面会し、全国の選挙区から集めた31,000通に及ぶ不信任投票を促す選挙民の請願はがきとオンライン請願書を提出したそうです。

でも、議長采配によって例え投票が行われたとしても、今のままでは数の力で否決されるのは見えています。それでも野党やBERSIH2.0がこだわるのはどうやら、BNやUMNOからの多数の造反者を期待してのことのようです。

文中でも書きましたが、獄中にあって身の潔白を一貫して主張しているアン・ワル元副首相(野党連合のリーダー)ですが、国連の作業部会で審査したところ、ソドミー(男性同性愛行為)による有罪判決と投獄は国際法に違反するとの結論が出されたのだそうです。

アン・ワル氏のソドミーが嘘か真かは別にして、国連機関もたまにはまともなことをやるじゃないですか。しかしこれによってマレーシア当局が氏を直ちに釈放することは恐らくないのでしょうが、このマレーシアの1MDBがらみの疑惑の数々、何が本当で何が嘘なのか、いろいろな要素が益々複雑に絡んできて、謎解きも容易ではなくなりました。

今日は、国内の各メディアが、先日のマレーシアクロニクルに対する政府のサイトブロックが影響しているのかどうか、急に随分大人しくなったこともあり、ならば国外メディアの代表選手としてWSJをピックアップしてみましたがいかがでしたでしょうか。

日本でもかつてはロッキード事件やリクルート事件などと言う戦後政治史に残る疑獄事件がありました。現代の日本はそんな時代に比べれば余程クリーンな社会なのでしょうが、ここマレーシアにおいてはまだまだのようです。さらに人種間差別をもたらすプミプトラの存在が背景に根深く絡んでいて、なかなか一朝一夕の解決は望むべくもありません。

しかしながら今この国で何が起きつつあるのかに興味を持つことは必要なことだと思っています。第2の祖国と思う国のあり様に思いを致し、日々眼を凝らしていたいものです。

ではまた。。

追記:WSJ関連記事のリンク(お断り:下記はWSJの過去関連記事へのダイレクトリンクですが残念ながら有料購読会員でないと全文の閲覧は無理なようです)

Malaysia’s Najib Razak Played Key Role at Troubled 1MDB Investment Fund

U.S. Examines Goldman Sachs Role in 1MDB Transactions

Investigators Believe Money Flowed to Malaysian Leader Najib’s Accounts Amid 1MDB Probe