今日は久々に魚を食らうシリーズです。

実はこの前、日本から見えたお客様(My Better Halfの友人2人)を案内してプトラジャヤの某和食レストラン(2014.7.5記事にて紹介済み)に行ったのですが、これがとんでもなくNo Good、期待を大きく裏切るものでした。お客様には、マレーシアでも美味しい刺身を食べさせる店があると大見得を切っていただけに、言い訳するのも大変なほどでした。

前回初めて訪れた時には唸るほど刺身の美味い店だと思ったのに、今回出された刺身を見て唖然。素人目にも明らかな、見るも無残なチョ不味のピンクの冷凍マグロ。しかも白い筋目に平行に切ってあって、まるで前回とは勝手が違う。念のため、数切れ口にしてみましたが、硬い筋が糸状に残り噛み切れないほどでした。

シェフや仕入れ係が変わったのかどうかは知らないが、これは余りにも酷すぎる、そう思いました。やっぱりここはマレーシア、一度や二度行っただけであそこは美味いなんて、絶対信用してはいけない、まして他人には絶対薦めちゃいけないと痛感した次第です。

美味い刺身は、とてもローカルピープルには任せられない。もともとローカルピープルには生魚を食らう習慣がないのだから、刺身の美味い食らい方なんて判る筈もない、いや判らせようとする方が無理なのだろう、そう思います。

でも元来ひねくれものの私です。誰もが無理と思うもの、困難なもの、厄介なものであればあるほど私のチャレンジ精神は高まります。結果、私のマレーシアで美味い刺身を食らう情熱と言うか執念は益々高まってしまったようです。

そんな中、ローカルの知り合いから、最近ある情報を入手しました。インド洋やアンダマン海、南シナ海などの豊富な漁場から、マグロを含む様々な新鮮魚がここKLにも入っていて、プロの仲買人でなくても購入ができると言うのです。

えっ?どこで?と、思わず身を乗り出してしまいましたが、「バトゥケイブに行け」と判じ物のように言われ、????と頚を傾げてしまいました。良く良く聞いてみると、バトゥケイブの近くにある卸売り市場なのだそうです。

なんだ、卸売市場か、ごく普通じゃないかと思いましたが、考えてみれば、今までなぜそのことに気が付かなかったんだろうと不思議な思いもしました。これだけ大都会のKLに、いくらこの国の流通インフラが未成熟とはいえ卸売り市場がないわけはない。新鮮魚を探すのなら先ずは最初に卸売市場だろうとなぜ考えなかったのか、近年、老人性脳細胞減少症が益々進行しているのではなかろうかと少々不安にもなりました。

まぁそれは冗談ですが、早速、バトゥケイブ近くの卸売市場をネットで検索してみたところ、それはどうやら、Pasar Borong Selayang Baru(New Selayang Wholesale Market)と言うKL最大の卸売り市場のようです。

調べてみると、この卸売り市場では、マレーシア全土から集荷された鮮魚や青果などの生鮮品が毎日夜半過ぎから続々と入荷し、合わせて500軒ほどの卸売り店が、朝の3時から5時ぐらいまでは主にプロの仲買人や小売業者を対象に、その後9時までは一般購買者を相手に店を開くのだとのこと。

で、早速行って来ましたので今日はそのことをリポートしてみたいと思います。

モントキアラの我が家を4時半に出て現地到着は5時少し前、距離にして13km足らずなので、いつも行くケポンの日曜魚市とさほども変わらない近さです。

もちろん、外はまだ真っ暗。市場に近づくと、周囲は業者さんのトラックなどでごった返していて、駐車場所を探すのにちょっと手間取りましたが、慣れればもっとすんなりと入れるかなと思いました。

どこが入り口なのかよく分からないので、とりあえず周囲を歩いてみます。

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飛行機の格納庫のような建物ですが、四周には壁がなく、どこからでも中に入れるような、どこが入り口なのか出口なのか判然としません。

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周囲を歩いていると、大勢のプロの仲買人さんや小売業者さんらしき人たちがキャリーを引いて出入りしてました。

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それにしても巨大な市場です。私は、昔からこんなところが大好きなので、興奮の余り思わず身震いするほどでした。
おっ、PASAR HARIAN SELAYANGとの大きな看板がありました。マレー語ですが、スラヤンデイリーマーケットの意味です。下に、DEWAN BANDARAYA KUALA LUMPURと書いてありますが、これはKL市役所(DBKL)のこと、多分、市役所の管理であると言うことなのでしょうね。

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野菜や果物のブロックを通り過ぎて行くと、どうやらこの辺りが鮮魚ブロックのようです。

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それではここから中に入ってみましょう。

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おおーっ凄い。。見渡す限りの魚市場です。

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売り手と買い手の掛け合い、人々の喧騒、生魚の匂いなどなど、これって、ここにこうして立って眺めているだけで興奮してしまいます。もちろん床と言うか土間の小路はどこもかも黒く濡れています。これこそ文字通りのウェットマーケットなのですが、ところどころの黒い水溜まりは水なのか魚血なのか定かではありません。

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見て廻りながら、オレって、いつの頃からこんな趣味を持つようになったんだろうなどと自問自答したりするうち、あっと言う間に時間が過ぎていきます。周りを見ると、人波もどうやら落ち着いてきたようです。家庭の主婦らしき女性もちらほら見えて、どうやら客層がプロのバイヤーから一般の人たちに代わってきたように思えます。

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おっと私もそんなにのんびりしてはおれません。とりあえず、今日は一本メジマグロをゲットしたいと考えてましたので、アジやキスなどの小魚には目もくれず、ひたすら黒光りのする魚体を眼で追っていました。

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すると、おっこれは?と思う魚に出くわしました。よく見ると、カツオのようです。しかし縦じまがない。コレは以前に本で読んだヒラソーダではないか。(私は、北の魚は得意なのですが、カツオなどの南の魚には実は疎いのです)

ヒラソーダって、トロカツオのことではなかったか、日本では食べたことはなかったが確かマグロよりも美味いと本で読んだことがある。(注:このときはまだこのカツオがスマガツオだと言うことに気が付かず、てっきりヒラソーダとばかり思ってました)

もう私の眼はまだ食したことのない、このカツオに完全に釘づけです。すっかりメジマグロのことを忘れてしまいました。

店のオヤジさんに話しかけてみました。最初は英語で、Hello Uncle! How long ago were these fishes landed on the port? (ねぇオヤジさん、この魚たちいつ港に上がったの?)、でも、こっちをチラッとみただけで完全無視です。

うーん、英語が通じないのかと思い、次に、Hello Uncle! Belapa lama lepas ikan ini telah mendarat di pelabuhan? とマレー語で問いかけてみると、途端に相好を崩し、なんだあんたマレー語ができるんなら最初からそう言えよって。忙しそうな手を止めて、Malam Semalam(夕べだよ)と答えてくれました。さらに、どこの港、何時に?と畳み掛けてみましたが、知らないとの返事、まぁ、これは無理かと私も直ぐ諦めましたけど。。。

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周囲を歩きまわり、型の良いものを探しました。そして、ついにゲットしました。(注:この写真を後で見てオドロキました。調べたところお腹の斑点はヤイトの印、この箱のカツオはほとんどがヒラソーダよりも美味いと珍重されているスマガツオと知りました.)

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これです、これが今回ゲットしたヒラソーダガツオ、ではなくスマガツオです。見て下さい、お腹のところにあるヤイト、薄くなって消えかけてはいますが紛れもなくスマです。

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しかし、↑このスマ、2.8Kgもありました。体高も高く惚れ惚れするほど美しい魚体です。ほら、比べてみてくださいよ、↓こっちは、先日あるところで購入したメジマグロ、1.1kgです。私のこのマナイタの幅が40cmですのでその大きさが判るかと思います。

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しかし、↓これ美しいですね。

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このまま飾っておきたいぐらいに惚れ惚れするスマガツオです。

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また、今回は、このスマガツオの他、これも美味そうなヤリイカを2本買ってみました。

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これです。いかにも新鮮で美味そうで、2ハイとも刺身で食べようか、それとも1パイは焼きにしようかなどとニタニタ考えてました。

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今回試しに購入してみたスマガツオ(最初はヒラソーダとばかり思っていましたが、嬉しい間違いでした)とヤリイカ、どちらも日本では滅多にスーパーには出回らない高級魚です。ところがここマレーシアでは、スマがアジより安い。メジマグロだってめちゃくちゃ安い。これ、私にとっては嬉しい悲鳴です。(恐らく、安い理由はこのようなサバ科の血合いの多い魚は、こちらの人にはあまり好まれないからだと思います。しかし近い将来、生食の美味さを憶えたマレーシアの人達が増えてきたら、価格が高騰するのかも知れません)

とにかく今日は試し、家に帰って早速スマを捌き、血合いを取り除いて、その場で一切れ食べてみました。
ん、・・・・・・・・・・・・・・こ、これは美味い。カツオ特有の臭みがないどころか、このなんと言うか、表面がつるんとして、中は適度に脂がのったもちもち感、そして口の中で蕩ける甘み、なんとも言いようのない美味さです。これは今までマレーシアの高級和食レストランやお寿司やさんで食べた刺身や、自分で捌いて食べたどの魚よりも遥かに美味い。

先日食したメジマグロなんて問題になりません。まさに絶句です。嬉しくなって思わず柵を適当に取り、自分用なのでいい加減に刺身に切りながら、待てよ、オレ一人ではとても食べきれないほどあるな、でもかといって多分足が速い魚なので保存は無理だろうし、さて、と考えて、ふと思い出したのが、ヒゲのinuさん。早速、刺身は要らんかねぇと電話すると、なぜか電話口で焦り始めたinuさん・・・・・・ど、どうしたの?

inuさん曰く、「ま、前から頼もうと思っていたけど、た、大変だからと遠慮してたんだよ。さ、刺身、いっ、いっぱい欲しい。」
私:「いっ、いっぱいってどのくらい?」、inuさん:「ウチのコンドのプールサイドで今夜バーベキューパーティやることになっていて、全部で20人ぐらいなんだけど、だめかなぁ?」って。。。。

えっえっえっ?このスマガツオ、今日はお試しに1本買ってみただけなんだけど、、、、と私もしどろもどろ。

でも、inuさんの次の一言が殺し文句でした。「良かったら、それ持ってきて一緒にやらない?」って。。あぁ、オレってなんでこうも卑しいんだろ、宴会と聞くともうダメ、この宴会男に、一緒に飲らないかだなんて、そんな、殺生な・・・・・

かくして、自分用のお試しスマガツオ、急遽、宴会用のお造りと相成った次第です。

でも、自分用のお試しだからと、かなりいい加減に刺身切っちゃっているんですけど・・・・、まっいいか、大根とパセリで隠せばなんとかなるかと、これもいい加減に考えて俄かに間に合わせたのが↓コレです。

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上の寿司桶の右側に少しヤリイカを添えてみましたが、このヤリイカも絶品。でも、こうしてみても刺身の切り方のなんと雑なこと、とても他人に見せられる代物ではないのですが、その美味さに免じて今日は許してつかーさい。

総勢20人超の宴会と聞き、とにかく全部持って行こうと、この他に2パック、持参しましたが、嬉しいことに皆さん旨い旨いと言ってあっと言う間に食べていただきました。

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いつも思うのですが、作る側の人間としては旨い、美味しいと言って食べてもらうほど嬉しいことはない。世の板前稼業の人たちはこんな幸せな毎日を過ごしていたのか、あぁ、私は道を間違えたのかも知れない、なんてのたもうものなら、私を知る先輩諸氏にどつきまわされ、挙句の果ては東京湾に沈められる、かも知れないので、決して思っても口に出しませんが、いや、この日は早朝から目一杯に充実した1日でした。

今後しばらく、私は、このPasar Borong Selayang Baru通いを続けることになるのでしょうが、また素敵な魚をゲットし食味を試してみたらこのブログでリポートしたいと思います。

ではまた。。


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しばらく続いたklia2の追っかけシリーズもこの5月で無事に終了しましたので、以前も書いたと思うのですが、次なるターゲットはMAS(マレーシア航空)と定め、毎日、その動向を私なりにウォッチしています。

もちろん私のその視点は決してNegativeなものではなく、航空史上最大かつ最悪の不幸に遭遇したMASの再起を心から願うものです。

MH370の件も、MH17の件も未だ解決に至るどころか目下現在進行形で、国際的な捜索・捜査活動が行われています。(注:MH370の捜索活動は9月末にも、インド洋のこれまでよりも南方域で再開されると、豪政府が発表しています)

そんな中、当事者たるMASに対する世間の風当たりはどのようなものかは推して知るべしです。しかし、客離れが加速している中で、航空会社の命脈とも言える運航乗員の削減を含め、あの手この手の施策により必死に生き残りを賭けて闘うMASの姿がMediaでも垣間見え、私は概して好感を抱いています。

ところが、先日、いつものようにMASのキーワードでインターネット検索をしていたら、突然、今回ブログのタイトルの記事に遭遇したのです。

それは衝撃的な見出しと内容の記事でした。私は、食い入るように記事の全文を読み終えましたが、とりあえずその全文を掲載写真付きでそのまま紹介します。(これまでどおり、和訳は筆者、訳文は必要に応じ意訳しています)



Malaysia Airline Flight Forced Into Emergency Landing After Flying Over Icelandic Volcano
(マレーシア航空機、アイスランドの火山上空を飛行し、緊急着陸を強いられる)

Worldnewsdailyreport, September 15th, 2014

Reykjavik: A flight of the now infamous Malaysia Airlines was forced to land in Iceland, after their plane’s navigation systems were damaged by the heat and debris erupting from the volcano over which it was flying.
レイキャビク(訳者註アイスランド共和国の首都)発: 現在悪名高いマレーシア航空機は、(アイスランドの)火山上空を飛行中に航空機の航法システムが火山から噴出している熱と火山砕によってダメージを受け、アイスランドに着陸することを強いられました。

The company’s flight MH131 going from Paris to New York reportedly went through a zone of “heavy turbulence” with “very low visibility” for a few minutes, before many of the navigation equipment simply stopped working, forcing the pilots to land the plane manually.
伝えられるところでは、パリからニューヨークに向け飛行中のMAS131便は、機上航法機器の多くが動作を停止する前の数分間、低視程と激しい乱気流域を通過しており、パイロットは手動操縦により着陸しなければなりませんでした。

The pilots were directed to fly the Boeing 777 almost directly over the active Bardarbunga volcano, despite many warnings from the International Civil Aviation Organization.
国際民間航空機関から発出されている多くの警告にもかかわらず、パイロットは、ボーイング777を、Bardarbunga活火山のほぼ直上を飛行させるように(会社から)指示されました。

The extreme heat and the large quantity of sediments projected in the sky by the volcanic eruption have made the flight path extremely dangerous, as the damage to the plane shows.
航空機のダメージが示すとおり、火山噴火によって上空に吹き上げられた高高熱と大量の火山砕は飛行経路を極めて危険なものにしていました。

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Trying desperately to cut its prices to bring back lost customers, the Malaysian company has decided to ignore all warnings and fly over the active volcano.
失った顧客を戻すためにその航空運賃を下げようと必死な思いで、MASはすべての警告を無視し、活火山上空を飛ぶことを決めました。(注:上の写真の説明文)

“There was lots of smoke and flying embers, it looked like hell!” says, Mohamed Teuku, one of the survivors. “The plane was shaking and trembling, I thought it was going fall apart! I thought the company had learned their lesson and that they would stop putting people’s life in danger, but it looks like I was wrong… That’s it, I’m never flying with them again!”
「大量の煙と燃え残る火山砕の中、それは地獄のようでした!」と、 生存者の一人であるMohamed Teuku氏は言いました。 「飛行機は揺さぶられ震えていました。私は飛行機が粉々になって墜落するのだと思いました! 私はMAS社は教訓を学び、(今後は)人々(乗客)の命を危険にさらすことはしないと思っていました、しかし、私が間違っていたようです … そうです、私は決して二度と彼らと共には飛行しません!」

The company’s regional senior vice president PK Lee, explained that the company had “thoroughly evaluated the risks” before choosing that flight path and that the passengers’ lives were “never really at risk“.
MAS社の地域上席副社長 PK Lee氏は、同社はその飛行経路を選定する前に「完全なリスク評価を行った」、そして、乗客の命は「決して真に危険な状態ではなかった」と説明しました。

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The Boeing 777-200ER airplane was carrying 171 passengers and 11 crew members when it was forced to proceed to an emergency landing.
緊急着陸を強いられた時、ボーイング777-200ERには、171人の乗客と11人の乗員が搭乗していました。(注:上の写真の説明文)

Malaysia Airlines has been implicated in a series of incidents recently that has led many travellers away from the company. Flight MH370 from Kuala Lumpur to Beijing, completely vanished on 8 March 2014. There has been no confirmation of any flight debris, and no crash site has been found. Flight MH17 crashed on 17 July 2014, presumably shot down over eastern Ukraine by a surface-to-air missile thought to have been fired by pro-Russian rebels, killing all 283 passengers and 15 crew on board.
MASは、多くの旅行者が(MASを)離れる原因となった一連の事件に最近関係しました。 クアラルンプールから北京へのMH370は、2014年3月8日に完全に消失しました。 (まだ)一片の破片の確認もできていないし事故現場も見つかっていません。MH17は2014年7月17日に墜落しました。そして、おそらく、プロ・ロシア反乱軍によって発射されたと考えられる地対空ミサイルで東部ウクライナ上空で撃墜されました。そして、搭乗していた全283人の乗客と15人の乗員が殺害されました。

Combined with an already poor financial situation, some aviation and economic experts believed these tragic events could spell the end for Malaysia Airlines.
一部の航空や経済の専門家たちは、(MASが)すでに困窮的な財政状況にあったことに加え、これらの悲劇的な出来事はMASの終焉を告げるものだと信じていました。

An ill-conceived promotional campaign asking passengers to nominate what they wanted to do before they died, did not help, following a series of people posting pictures of near empty planes on social media.
人々がほぼ空席の機内写真をSNSに投稿するシリーズの後、乗客に対し死ぬ前に何がしたいのかを問いかける(ようなMAS社の)とんでもない発想の販促キャンペーン(※)は功を奏しませんでした。(※MAS社がオーストラリアとニュージーランドで行ったMy Ultimate Bucket listキャンペーンのこと)

But the airline is fighting back, promising “best value airfares for UK and European dream holidays”, a policy that had brought a few passengers back. This new incident could however destroy much of their efforts.
しかしMASは、「英国とヨーロッパの人々の夢の休日のためのベストバリューの航空運賃」を約束して、(たった)数人の乗客を連れ戻したに過ぎないこの施策にて応戦しています。 しかし、今回のこの新しい事件は、彼らの努力の多くを打ち壊すことになるでしょう。



いかがでしたか?いやはや、なんとも衝撃的なニュースですよね。普通ならあり得ない話です。

私は直ぐに読者コメント欄にも目を通しましたが、案の定、「MASにはもう決して乗らない、まだ分からないなんてとんでもない会社だ、人の命をなんと考えているのか、所詮アジアの航空会社だ、もう信用しない」など、ほとんどがNegativeなコメントです。

確かにこれが事実なら、許せないと言うか、それこそとんでもないMASと言うことになり終わりを意味するものかも知れません。

なので、これって本当に本当なのか?と、他のメディアも探してみましたが、ん?なぜか見当たりません。マレーシア国内メディアにも、BBCなどの国際メディアにもどこにも見当たらないのです。

これひょっとっして、FAKE NEWS(ウソニュース)かも知れないと思い、発信源である「Worldnewsdailyreport」をwikiでチェックしたみたところ、なんとぞくぞく出てきましたね、フェイクニュースサイトが計19サイトあまり。

ここです、ウソニュースのサイトが分かるところ。→A Guide to Fake News Websites

しかし、ワールドニュースデイリーリポートなんてもっともらしい名前のサイトだし、タブロイド版のような紙面構成もそれなりだし、記事の内容も最初は特に違和感を感じるものではなかったしで、この私もすっかり騙されました。

よく読めば、確かにこのウェブサイトのDisclaimer(断り書き)のページには、「このニュースはほとんどフィクションであり登場人物などの固有名詞も実在しないものである」と記述されています。

しかし、誰がそんなところを先に読みますか?

調べたところ、MASは現在米国に直行便を飛ばしていないしパリからニューヨークの便なんてある訳ない、さらにMAS131便はKLからオークランド(ニュージーランド)の便のコードナンバだし、KLからパリに飛行しているのはB777ではなくA380だと言うことも分かり、易々と引っかかった私がバカでした。

しかし、これってたちの悪い冗談だと思いませんか。MAS社もこのあとこのフェイクニュースの打ち消しや公的機関にこれをブロックするように依頼するなど躍起になっているようですが、どこぞの国の慰安婦問題や南京大虐殺の大嘘と同じように、一度世間に流布された情報は、たとえそれが事実ではなくても独り歩きしているうちに、いつの間にかまことしやかになってしまうのです。

世界に数あるフェイクサイトの中には、政治・経済や社会問題などを風刺し、結果として世の中に役立つ情報として認められているものもあるようですが、ワールドニュースデイリーリポートを冠し、いかにも事実であるかのようなフィクションを世間に流布するサイトはとんでもない、これはもう情報操作の犯罪ではないですか。

どうやら、このサイトの著者はテルアビブに本拠を置く米国系ユダヤ人のようですが、当事者や関係者の気持ちを逆撫でするかのごとくのフェイクニュースは、誰のため、なんのためのものなのかと不思議でならず、怒りさえ覚えます。



さらに、これもMAS機に関する最近のフェイクニュースの代表例ですが、先月(8月)、あるオーストラリアのニュースポータル(www.news.com.au)がロンドン~KL間のMAS機の搭乗率のことに触れ、ほぼ空席状態の写真を掲載して、中にはこのようにほぼ空席のまま運航しているフライトもあり、とんでもないことだと報じていました。

これに対し、MAS社は記者会見を開き、そんな事実はない。掲載された写真はまだ全員搭乗前に撮影されたものだ。ロンドン~KL間の平均搭乗率は90%を維持していると反論しました。

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(注:この掲載写真のなかの人物が、掲載したニュースポータルに対し、「ほぼ空席のまま飛行したという記事は事実ではない。私たち家族は幼児連れのために優先搭乗させてもらったもので、この後直ぐに満席状態になったのだ。」と指摘しています。)

しかしながら、掲載された写真はSNSにてツィートされ瞬く間に大量に流布されてしまいました。これとて、世間の事実誤認を解くのに膨大な時間と労力が必要です。

しかしつくづく思いますね。現代は科学の時代、インターネットを経由して、世界中のありとあらゆる情報が即時簡単に入手でき、伝達できるほか、誰もが自ら簡単に発信することができる時代です。

政府組織でも企業でもメディアでも個人でも、意図的か意図的でないかは知らず、簡単にフェイクニュースを流布することができる時代なのです。簡単に情報操作されてしまう、こんな時代に生きる私たちは、これに対抗できる知恵と技を持たなければならないと大いなる危機感を感じています。

次回のMASシリーズではMH370の捜索再開について書く予定です。

ではまた。。
前々回のブログでムルデカパレードのことを書きましたが、今日も、この国マレーシアの独立(成立)記念日に関することを綴ります。

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先日の8月31日の記念日(Hari Merdeka)はマラヤ連邦(Federation of Malaya)の独立記念日、そして今日、9月16日はマレーシア連邦(Malaysia Federation:現在のマレーシア国)が成立した記念日です。

少々ややこしいのですが、そうです、マレーシアには国の発足にかかわる記念日が年に2回もあるのです。

なぜか、簡単に説明するとこうです。

1957年8月31日、それまでの英領からマラヤ連邦が独立したことは先のブログにも書きましたが、このマラヤ連邦には、実は半島マレーシア、つまり西マレーシアのみで、今で言う東マレーシア(ボルネオ島マレーシア)は含まれていませんでした。

そして1963年9月16日、このマラヤ連邦独立の6年後、紆余曲折を経た末に、シンガポール自治国、英保護国北ボルネオ(現サバ)、英領サラワクがマラヤ連邦に統合し、現在のマレーシア(連邦)が成立したのです。(注:シンガポールはこの2年後にマレーシア連邦から独立しています)

なので、西マレーシア(半島マレーシア)の人々にとっての独立記念日は1957年8月31日で良いのですが、東マレーシア(現サバ州、サラワク州)の人々にとって、国の成立記念日は1963年9月16日と言うことになるのです。

今では、どちらの記念日も国の祝日に指定されていますが、9月16日の祝日指定は2010年とつい最近のことなのだそうです。

今日のマレーシアデーも、国のあちらこちらでいろいろなイベントがある模様ですが、特にサバ州やサラワク州では大々的なセレモニーが行われるのだと聞きました。

しかし、この国のスローガンのSatu Malaysia(ひとつのマレーシア)、街のいたるところで見るバナーですが、これ最近つくづく凄いことだと感じています。

多種多様な民族が共存共栄するなんて、口で言うほど簡単なことじゃないことは現下の世界情勢が示すとおりです。

世界の各地で現に起きている紛争のほとんどが民族間の対立です。中東でもアフリカでもアジアでも、世界のあらゆるところで民族紛争が絶えません。

ウクライナの問題も、そしてUKのキャメロン首相の喫緊の課題に浮上したスコットランドの独立問題も押しなべて民族対立に端を発しています。

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多民族の共存は、異なる民族間の異なる言語、宗教、政治、経済、歴史や生活様式、食習慣などありとあらゆる対立要素を全て克服して初めて成し得ることです。

為政者にとってこれほど厄介で困難なことはないだろうと思います。

その点、この国マレーシアは見事なほどに異民族間対立をコントロールしているかに思えます。

マレー系も中華系もインド系も、そしてその他あまたの少数民族も、サトゥ・マレーシア(Satu Malaysia)を合言葉に見事に共存共栄しています。これはいかにも素晴らしい調和だとは思いませんか。そう言う意味で、この国は世界のお手本になれる国、いやなるべき国のひとつだと思います。

こんなことをいろいろ学習していくうち、今まで見えていなかったことが少しずつ見えてくるような気がしています。我が祖国日本に比べるとこの国の歴史はまだまだ浅い。でもそれだけに、例えが悪いかも知れませんが祖国日本はほぼ完成され落ち着いた老壮年、この国は未成熟ながら躍動感溢れる青年のようです。

そしてその若く元気な青年国のマレーシアは、多種多様な民族の調和を維持するため努力も決して怠りません。

これも最近見えてきたことなのですが、チャイニーズニューイヤーにしてもハリラヤにしてもムルデカにしてもディーパバリにしても、国や民族の祝祭日が近づくと、テレビや新聞などのメディアで盛んにスピリチュアルな映像や記事を繰り返し配信しています。

これらのテレビ映像、まだ私には英語以外のネイティブランゲージの理解は甚だ困難ですが、中には英語のサブタイトルがついているものもあり、いつも大変興味深く観ています。

そんなテレビ映像のほとんどは有名企業による自社PRを兼ねた、所謂コマーシャル番組なのですが、良く見ていると内容が実に面白いと言うか、凝っているのです。

最近のちょっと面白い映像(ユーチューブ動画)を紹介してみます。

先ず最初は、石油会社ペトロナスによるムルデカとマレーシアデーの今年スピリチュアルムービーのうちのひとつです。



昔日を回顧するムービー制作を手がけるスタッフや出演者へのインタビュー映像なのですが、彼らの話し言葉、分かりますか?そうです、これ典型的なマレーシアンイングリッシュです。初めての方には英語に聞こえないかも知れません。でも、良く聞くと英語です。

この英語のことをマングリッシュと呼ぶ人もいるようですが、私はこれはSatu Malasian Englishだと思います。

それぞれ異なる言語の民族で構成されるマレーシア人、その共通の言語がこのマレーシアンイングリッシュなのです。マレー語や中国語、そしてインドのタミール語などのアクセント、時には単語の変化形も入り混じった新種の英語、私はそう理解しています。

そして、次↓これ、電話会社のMaxisのPRムービーですが、笑っちゃいますよ。



マッチャ(Matcha)って、この国でももちろんあの抹茶の意味でもあるんですけど、人への呼びかけで使われる時は、Brother in law(義理の兄弟)になるんですね。これマレー語じゃありません。タミール語です。

その他、Brother、Auntie、Uncle、Pakcik、Anneh、poh-pohなどなど。英語もマレー語もタミール語も中国語もごちゃ混ぜになった新種の言葉、これがマレーシアンイングリッシュです。

なので初めての方、分からなくて当然です。英語のようで英語でない。悩む必要などありません。新種の英語だと思って下さい。

しかし、↑上のムービーでもありましたが、例え他人であっても、人を呼ぶ時は親しみを込めて家族のように呼ぶ。多民族共存の極意はここにあったのかと、目から鱗ですね。ところでこのムービーの中で、マレーのお店のおばさん、青年ティム君にSayangと言ってウィンクしたんですけど気が付きましたか。これ「ダーリン」と言う意味です。

最後、これもMaxisのムービーですが、今年の家族愛を語るスピリチュアルムービーの代表作だと思います。



ほのぼのとした暖かさや優しさが伝わってきて、繰り返し見たくなります。

考えてもみましたが、日本でこの種のテレビコマーシャルってあんまりないような気がします。奇をてらうものや人目を引くものなどはうざいほどに溢れているのに、こういう素朴に家族愛だとか人間愛を伝えてくれるものもあっていいような気がするのは私だけでしょうか。

いい意味でのメディアの活用、私は今の日本にこそ必要なことだと思いますが。。。。

ではまた。
先日も書いたばかりなのですが、この国で見かけるいろいろな不思議なこと、最初は唖然として驚くやら腹が立つやらしていたのですが、最近では大分慣れてきて、さほど驚くこともなくなりました。

しかし、日本から観光で来られたり、移住して間もない方たちにとっては、やはり新鮮な驚きなのでしょうから、今日は、まだあるこの国の不思議について書いてみたいと思います。



先ずはローカルスーパーなどで良く見かける光景から・・・

こちらのスーパーマーケットの野菜や果物の売り場って、大体が計り売りなんですよ。日本のように小分けしてパックしてあるのはいわば一部の高級マーケット。ローカルピープル用の大型スーパーなどでは、ほとんどの商品が渦高く積まれていて、客はその中から買いたい分をピックアップして計量コーナーで計ってもらい、プライスタグを貼ってもらう。

最初はこの仕組みになかなか慣れなくて計量を忘れてしまい、レジに到達してから店員にそれを指摘される。後に並んでいる長い行列のお客さんたちに申し訳ないと思いながら慌てて計量コーナーに良く走ったものです。

実は、スーパーでの不思議はこの計り売りシステムだからこそのことなのですが、野菜売り場、特にタマネギやニンニク売り場などの床が不思議なことにいつも異常に汚い。いつも床にタマネギやニンニクの皮が散乱していているのです。

↓某スーパーのニンニク売り場

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でもある時その訳が分かりました。ローカルのお客さんが、渦高く積まれた中からタマネギやニンニクを手に取って、一生懸命皮を剥き、剥いた皮をその場に捨てているのです。

最初は何をしているのだろうと思ってましたが、気がつきました。皮を剥いて綺麗かつ軽くなったタマネギやニンニクを計量コーナーに持ち込むのです。(そのまま計るよりも少し安くなりますよね)

なるほど、良く言えば生活の知恵か、だけどこれって浅ましくないか、と思いましたね。

つい最近のこと、ネギ売り場を通ったところ、中華系のお婆さんが二人、おしゃべりしながら一心不乱にネギの根っこを千切っています。お陰で足元には夥しいネギのヒゲのような根が散乱しているのです。

ある日は、バナナ売り場です。やはり中華系の、今度は年配の紳士なのですが、バナナの房の根元にある軸やヘタを真剣な顔つきで手で切り離し、足元に捨てていました。

ぶどう売り場では、これも中華系の方のように見えましたが、なんと、ぶどうの実を、それも綺麗な実だけを選んで、房から1個1個外してはビニール袋に詰めていました。オドロキましたけどこんなことが許されるのでしょうか。

こんなこと日本のスーパーでやったら、もちろん店員さんに注意されるだろうし、周りの人たちも許さないですよね。

でも、この国ではこれが日常茶飯事、店員さんは注意もしないのです。

これって余りにも自己中、他人のことなどどうでも良い、自分さえ良ければの典型じゃないですか。

不思議と言うより、腹が立つ、情けない、浅ましい光景だとは思うのですが、彼らの世界ではこれが普通、日本の常識なんて屁の突っ張りにもならないことを思い知らされています。



スーパーでの不思議はまだあります。

中華新年にはどこのスーパーでも、贈答用とか自家用のマンダリンオレンジを箱売りしています。箱ごと積まれているのですが、良くみるとたくさんの箱に補修用の幅広ビニールテープが貼ってあります。

MANDARIN ORANGE

明らかに一度箱を開けた形跡があるのです。

確かに、客の立場としては、どんな味なのか、買う前に味見をしたいですよね。

そのために、日本では各種類ごとに試食専用の箱があり、客はそれをちょっとだけ味見できますよね。

でも、こちらのスーパーにはそれがないのです。なので、客は積まれている箱を開ける、無理やり開けて中からオレンジを何個も取り出しては、子供にも婆さんにもそれを1個ずつ分け与え、堂々と食べる、いや試食する。

それにしても、綺麗な化粧箱をむりやりこじ開け、中の商品を無断で食べまくるなんて、日本で考えられますか。

一歩間違えば御用じゃないですか。

いやオドロキましたね。

もちろん店員はそれを見てみぬフリをする、客が帰った後で、床に捨てられたみかんの皮を掃除し、破られた箱に不足分を補充して幅広ビニールテープで補修する。その繰り返しなのです。

いやいや、なんということでしょう。日本の常識、ここでも撃破されました。



まだありますよ。今度はわが街モントキアラの高級スーパーでのことです。このスーパー、ほとんどの客が外人です。外人客専用と言って言いぐらい、いろんな国の人達が買い物をしています。

ある日、ショッピングカート(この国では英国風にトローリーと呼んでます)に乗っかった小さな子供が、カートを押しながら商品をピックアップしているママに、バナナ、コレ、今食べたいと駄々をこねました。

すると欧米系らしきこの白人ママ、カートの中のバナナを取り出し、1本は皮を剥いて子供に食べさせ、そしてもう1本はなんと自分で食べちゃいました。

これって日本では絶対見ない光景ですよね。レジする前のお菓子やフルーツを食べちゃうなんて、日本では絶対非常識。でも、外国では許されるんですね、これが。



さて、次は私がこの国に来てからずっと不思議に思い悩んでいたこと、つい最近になってその謎が解けたのですが、そのことを紹介したいと思います。

それは謎の口笛です。バスの中でも電車の中でも人混みにいると必ず聞こえてくる謎の口笛。

いつも独特の同じメロディで、時には遠慮がちに、時には誇らしげに誰かが口笛を吹くのです。

余りにも頻繁に聞こえるので、この国の人たちはこのメロディがよっぽど好きなのか、なにかの合図なのかとずっと不思議に思ってました。

大体は若い男性が吹いているかに見えるのですが、ある時、口笛の方向を見ると、どうも女性、それも妙齢のご婦人です。妙齢のご婦人が人混みで口笛を吹くなんてと、流石に驚きました。

正直言って、この口笛の謎はますます深まるばかりだったのです。

でも口笛って、私も昔は結構上手に吹いてたような気がするんですが、中学生ぐらいの時に先生か誰かに「こら口笛吹くな!」って怒られてからこのかた、吹いたことがないように思います。

昔を思い出し、いざ試してみてもなかなか音になりません。これ、どうしてなんですかねえ。

年を取ると口蓋の形状が変わってくるとかあるんでしょうか、何度練習しても上手くいかないんですけど・・・・
いや、こんなことはどうでもよいのですが、でも、この謎、ついに解けました。

どう言うことかというと、これ誰かが口笛を吹いているのではなく、携帯電話の着信音だったのです。

なんと、それもSamusungの携帯電話、Galaxyの「Whistle」と言うリングトーンでした。



でも、この着信音、日本以外では普通に聞こえてくる音なんだそうです。日本ではSamsungの携帯使ってる人なんてあまりいないでしょうからさもありなんですね。

しかし、謎が解けてホッとしました。些細なことなのですが、今までずうっと気になってしょうがなかったのですよ。



まだ行きますよ。今度はエスカレータとエレベータの話です。

先ず、エスカレータ。いつかも書いた気がしますが、この国、いやこのKLの街だけかも知れませんが、よくショッピングモールやビルのエスカレータの中には、停まっていて使用できないものが結構ありますよね。

メンテナンス中って表示がある場合もありますけど、なんの表示もなくてただ動かないものも多いのです。

↓いつも停まっていて、動いているのを見たことがない某ショッピングモールのエスカレータ

STOPPING ESCALATER

例えメンテナンスだって、こんな日中、営業時間中にやるなよって思いませんか。故障とかなら仕方がないとは思いますが、どうもそうではないような・・・・

エスカレータを昇り降りするのって、普通の階段より段差が大きくて大変なんですね、これが。上り下りどちらも停まっている場合もあるし、片方だけの場合もある。片方だけの場合は、私の感じでは上りが多いような・・・・

この前なんか、地下駐車場からエスカレータで上がってきたら、ある階でストップ、上りエスカレータ内に立ち入れないようになっていて、それから上の階に上がれない。

止むを得ず、近くにエレベータとか階段がないか探したが見当たらず、舌打ちしながらまたもとの場所に戻り、遠くのエレベータを利用しましたが、なんて不親切なんだろうと不思議に思いましたね。

理由があってストップしているのなら、せめてその理由と回り道のルートぐらい書けよ、って怒りたくもなりますよ。

これって、なんで?

これ、メンテナンス?節電?それとも意地悪?なんてことはないでしょうが、日本では滅多にないことですよね。

次に、エレベータ(リフト)ですが、これも不思議ですよ。まぁこれはエレベータの問題ではないのかも知れませんが、階数表示が良く分からない。

Pはパーキング、Gはグラウンド、大体これが普通ですよね。だからP1、P2、P3、P3Aは普通に分かる。パーキングの1、2、3、4のこと。ちなみに3Aは、4が忌み嫌われるので4の代わり。なので13Aは14のこと、以下同じ。

LGはLower Ground、地下1階、Gはグラウンド、英国式だからこれが地上階、日本で言うとここが1階。UGってUpper Ground、2階のこと、でもたまには1Mと呼ばれることもある。1M即ちMezzanine、中2階のこと。

コレぐらいまでなら、なんとか分かる。でも地下パーキングはいつもP1じゃない、ビルによってはB1、B2、B3となる。それでもなんとか分かるから我慢する。

でも、まったく分からないのも結構ある。大体のショッピングモールって、レジテンスブロック(住宅棟)が上にあったり隣にあったりするから、停めた駐車ベイの位置によっては、レジデント用のエレベータに乗ってしまうこともある。

そんな場合は、エレべータの階数表示が全く分からない。挙句の果てが目的地に到達できなくて30分もうろうろしてしまうなんてことも冗談じゃなく、本当にあるのです。

ブキ・ビンタンのスターヒルギャラリーでは、エレベータの階数表示に、Muse, Relish, Pamper, Explore, Adorn, Feast, Indulgeなんて書いてある。反対側をみると普通の階数表示もあってなんてこともないのですが、初めての時は、混雑していたため片側の階数表示ボタンしか見えず、つい悩んでしまったこともありました。

スターヒルギャラリーリフト

エレベータのこんな階数表示のこと。そんなに悩むことも必要ないことかも知れませんが、なぜもっと親切に、誰にも分かり易く表示しないのだろうと不思議に思っています。



いやいや、まだまだもっとあるような気がしますが、誰かに、おまえはいっつも文句ばっかり言ってる、なんてお説教されそうな気もしますんで、今日は、コレぐらいにしときます。

でも、これ決して文句じゃないです。そもそも好きで来ているんですから文句なんて言えないです。少々腹が立つ時もありますが、冒頭書いたように大分慣れました。

まぁ、これが異文化の異文化たる所以だろうと思い、決して退屈することのない毎日に逆に感謝です。

ではまた。。


先週日曜日、8月31日は57回目のマレーシア独立記念日でした。もっと正確に言うと、マレーシア国の前身であるマラヤ連邦が英領から独立した記念の日、でした。

なお、今月16日のマレーシアデーは、1957年のマラヤ連邦独立から6年後の1963年9月16日、シンガポール(※)、北ボルネオ及びサラワクがマラヤ連邦と統合してマレーシア国が成立した記念の日です。(※シンガポールはその2年後の1965年にマレーシアから独立しました)

私は若いころからこの種のイベントとかお祭り騒ぎが大好きで、労を厭わずあちらこちらに出かけていたものです。

この日は朝5時起床(もっとも私は毎日コレぐらいの時間にはとっくに起きてますのでいつもとちっとも変わらないのですが)し、6時に家を出て、先ず髭のinuさんをピックアップ(inuさんもこういうの大好きなんですって)し、自他共に認めるニッポン団塊オヤジの二人連れ、共に元気にムルデカ広場に向かいました。

会場から程近いマジュタワーの地下パーキングに車を停め、ここからムルデカ広場まで歩いていくことにしました。

6時20分、日本ならとっくに明るい時間ですがここマレーシアはまだ真っ暗です。歩いて行くと、そごうデパートの前の通りに、随分派手なイルミネーションの大看板が輝いていました。

↓SELAMAT HARI KEMERDEKAAN KE-57、とは、祝 第57回独立記念日、の意味です。

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歩いて行くうちに白々と夜が明けてきました。時計を見るとまだ時刻は6時35分です。朝のうちは空気も幾分爽やかでいい気持ちです。歩いていてもちっとも苦になりません。

会場に近づくに連れ、通りを会場に向かう人波も多くなり、会場から聞こえてくる大音響の音楽に否が応にも気持ちが昂ぶります。

6時40分、ムルデカ広場に到着しました。なんと、既にすごい人混み。そしてまだまだ続々と押し寄せてきます。

Sultan Abdul Samad Buildingの前にローヤル席、首相席、閣僚席そして招待外国要人席などが、テント仕立てで設えてあり、まだ7時前だと言うのに既に着席している要人もいるようです。

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要人のテント席の両側に一般用の椅子席がならんでいますが、ここは既にほぼ満席状態、しかし連れのinuさん、素早く二人分の席を確保してくれました。シティギャラリー近くの一番端っこの席ですが座れただけ上等です。

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通りの反対側をみると、正面のテント席前にはなにやらチアガールのような一群と純白の衣装が眩しいダンサーたちが、続々とやってくる政府要人や外国要人の車列を、踊りながら出迎えています。

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しかし、派手ですねえ。会場全体が鮮やかな赤や黄色で覆われ華麗に輝いています。どちらかと言うとモノトーン系の落ち着いた色が好みかも知れない我がニッポンとはこのあたりが決定的に異なるような気がします。

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ムルデカ広場の向こう側には、特設の大スタンド、その上には横長で巨大なディスプレイ、そしてディスプレイ上にはマレーシア国旗がゆらゆらとはためいています。

特設大スタンドには、何百・何千もの同じ衣装の人たち(後でこれは地元の中高生と知りました)が整然と並び、音楽に合わせていろんな文字を描いたり、小旗を振ったり、スタンド全体が見事な絵になっています。

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私たちの席からは良く見えなかったのですが、大スタンドの手前のムルデカ広場にはやはり特設の巨大ステージがあって、ここではいろんな衣装の人達が踊ったりマスゲームをしていました。

私たちの席のちょうど前あたりがパレードの出発点のようです。

左方向を見渡すと、パレード参加の人達や車列がずうーっと向こうまで並んで待機しているのが見えています。

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見上げると飛行船です。無人のラジコン飛行船のようですが、57の数字とマレーシアの国旗が目立っています。

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いよいよ会場正面特別テント席前では、国軍の最高司令官たる国王陛下に対する特別儀仗が始まりました。続いてロイヤルマレー連隊(陸軍近衛連隊)の巡閲(閲兵)、国王への忠誠を誓う「Daulat Tuank(Long Live the King: 国王万歳)」の唱和、さらに陸軍近衛軍楽隊の伴奏によるNegaraku(マレーシア国歌)の斉唱と国旗掲揚、国民の誓い(※)の唱和(National Pledge Reading)、そして陸軍砲兵隊による計14発の礼砲が轟きます。(※Rukunegara:National Principles)

しかし残念ながら、その様子は私たちの席からはまったく見えません。なので、近くの大型ディスプレイに映し出される中継映像を観ながら、周囲の観客とともに立ったり座ったり、マレーシア国旗の手旗を懸命に振ったり、国歌を斉唱する真似をしたり(知っていれば堂々と歌いたいと思うのですがまだ知らないのです)、国家斉唱の後、Rukunegaraを大声で唱和する周りの観客に紛れてどぎまぎしたりして、いや我々ニッポンおやじ連もマレー人の大観衆の中で結構忙しい思いをしたのです。

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さあ、一連のセレモニーも無事に終了すると いよいよ軍楽隊と国旗を先頭に独立記念パレードの開始です。

↓これは、スターオンラインからお借りした画像です。我々はこの写真の上部、一般席の右端寄りで観てましたので会場の全体が見えずとても残念だったのですが、なるほどこんな具合になっていたのですね。

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私たちの正面からパレードを見るとこうです。椅子席なのですが、前列の人達が立ち上がるとどうしても良く見えず、三脚に取り付けたカメラを高く持ち上げての撮影でもこんなものです。

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↓これ、多分消防署の人達です。ユニフォームが多彩で感心しますが、中には迷彩服まであるんですね。でも消防活動になぜ迷彩服が必要なのかは良く分かりませんけど。

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このライトグリーンの迷彩服軍団は?小銃を持っているのでミリタリーだとは思いますが、予備役なのか現役なのか、陸軍なのか海軍なのか空軍なのか良く分かりません。パレード参加部隊やグループのリストでも配ってくれれば良いのにと思いました。

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↓このベレー帽部隊はポリス?いや小銃持ってるからミリタリーか?

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これは明らかに軍の部隊と分かります。それにしてもいやいや凄いカモフラージュですね。

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↓これもスターオンラインからお借りした画像ですが、なるほどこんな状態で群衆の中を行進していたのですね。

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ん?↓これは何?まるで一人乗りの装甲車みたいですけど。マレーシア陸軍は、小規模ながらASEAN諸国の中でもトップクラスの近代装備を備えているのだそうですが、でも、この超小型装甲車、ちょっと変わってますね、初めて見ました。。

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↓これ、装甲戦闘車(Armored combat vehicle)ですね。

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うーん、これはナニ?良く分かりません。

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おーっ、これは、テロ対策車のようですけど警察の装備でしょうか。しかし、観客に銃口を向けて構えてるって、いくらデモとは言えちょっと違和感がありますね。

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↓これは自走浮橋でしょうか?

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↓我が国自衛隊も装備している野戦砲のようにも見えますが。。

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装甲兵員輸送車ですね、これ。

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やっぱり最後は戦車ですね。後で知ったのですが、↓これはPT-91M Pendekarと言うポーランド製のタンクだそうです。

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次はヘリコプターです。最初は空軍所属のフランス製、ユーロコプターEC725大型輸送ヘリ。

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次は、陸軍所属のイタリア製、オーガスタA109多用途ヘリ。

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そして固定翼航空機群、と言ってもたったの3機だけです(例年はもっと大規模なのだそうですが、今年は例のMAS機の連続悲劇の犠牲者や遺族に配慮し、規模を大分縮小したのだそうです)が、C-130輸送機2機とスペイン製のCASA CN-235輸送機1機の編隊飛行です。

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最後に、我が国自衛隊のF-15のようなジェット戦闘機の登場です。これも後で知ったことですが、この戦闘機、ロシア製のスホーイSu-30MKMだそうです。なんと、ロシア製の最新鋭機ですよ。

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しかしマレーシア空軍はこの他、米国製のF/A-18も持ってるんですよね。これって、マレーシアの全方位外交のなせる技と言うか、西側だけでなく東側からもいろんなところから兵器を購入しているんですね。

西側や東側の一方の陣営に兵站を依存することは国の政治姿勢を拘束してしまう、と言うのがその理由だそうですが、これって凄いことだと思います。でも整備や運用上の問題はないのでしょうかね。

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そして約2時間のパレードも無事に終わりました。

帰りがけ、道路の向こう側のムルデカ広場に特設されたステージに立ち寄ってみました。ステージ上には今まで人文字を書いたりマスゲームをしていた一団が解散した直後のようでごった返していました。

でもムルデカ広場最奥の特設スタンドの方はまだまだ演技が続いていました。

翌日の新聞には、当日の観客数は40万との報道もありましたが、私の見る限りそんなに多くはないと思います。せいぜい10万人程度かなと思いますが、それにしてもあのそんなにも広くはムルデカ広場周辺ですから、凄い人出だったことは間違いないです。

興奮冷めやらぬマレーの大群衆とともに家路につきましたが、それにしても初めて見たマレーシア独立記念パレード、確かにマレーシアの誇りと情熱のようなものを肌で感じることができました。

最後に、当日撮影した動画2本をアップします。

撮影場所が場所だけに、満足な動画が撮れなかったのは残念でしたが、会場の熱気や華やかさ十分感じていただけるかと思います。是非2本ともご覧下さい。

Merdeka Parade Malaysia 2014 (part1)


Merdeka Parade Malaysia 2014 (part2)


MALAYSIA Di Sini Lahirnua Sebuat Cinta(マレーシア ディシニ セブアット チンタ=マレーシア、ここは愛が生まれるところ) 多種多様な民族、多種多様な言語、多種多様な文化が見事な調和をなし愛が育つマレーシア、歌の文句じゃないけれど、日本にいては決して感じることができないような感動の一場面でした。

ではまた。。