早いものでこの国に来てまもなく4ヶ月になりますが、
腰を落ち着けて暮らしていると、実に様々なことが見えて来ます。

この国のことやこの国で暮らす人々のこと、もちろん良いことばかりでは
ありません。寧ろ、落胆したり怒ったりすることの方が多い気がします。

先ずは、人気のショッピングモールや立派なレストランでのトイレのこと。

個室のドアを開けるまでの綺麗さは日本とさほど変わらないのに、
ドアを開けた途端、いつも、がっかりしたり、唖然としたり、怒ったり、
不思議に思ったり、それはそれは期待をまったく裏切りません。

なぜトイレ清掃の作業員さんがあんなにいつもたむろっているのか?
にもかかわらず、なぜ便座がいつもびしょびしょに濡れているのか?
便座になぜフレッシュな靴跡がついているのか????

あんなに狭くてグラグラしていて不安定な便座の上に、靴のままで
大の男が乗ってしゃがむなんてとても考えられませんよ、まったく。。

それに靴跡をよく観察してみると、方向がどうもバラバラ、一体全体
どうやって体勢を保っているのか不思議でなりません。

でもこんなことにも、もう随分慣れました。

最近では個室の床が水浸しでも便座がびしょびしょでも、驚きはしません。

ただ、備付けのペーパーがないトイレ(たとえ有料トイレでも)も多いので、
外出時はいつも携行しているたっぷりのティッシュで入念に事前準備を
行わないと、とてもとても直ぐには腰を下ろせないのは困りものです。

特に慌てているときは腹が立つほど大変です。

私なんか外出時は大体いつもバックパックを背中に担いでいるのですが、
ポケットが多すぎて、どこにティッシュを入れてあったのか探すのにも
苦労します。まして個室内に荷物を掛けたり置いたりする場所がない場合、
それはそれは腹立たしい思いをしているのです。

でも、時々、個室のフラッシュバルブが故障してもいないのに、堂々と、
前の方の遺物がこれみよがしに残っていたりして、さっきすれ違い様に
出て行った紳士の顔を思い出しても絶対にこの謎は解けませんが、
こんな時は怒りと言うより哀れみさえ感じてしまいます。

と、ここまで男性トイレのことを書きました。

えっ?女性トイレはそうではないのだろうって?
なんのなんの、決して負けてはいないそうですよ。
もっともこれは、My Better Halfの弁ですが、いつも、情けない顔をして
出てきます。なんであんなに汚すんだろう、なんであんなにティッシュを
床に巻き散らかして平気なんだろう、トイレの順番だって、平気で割込むし
まったくマレーの女はどうなってんのか!!っていつもこぼしています。

こんなトイレ事情だけで一冊の本が書けてしまいそうです。
でも、この国はまだ良いほうかも知れません。
街中にもトイレがある、我慢しなくても良い、これだけで近代国家です。
そうでない国がこの地球上にはまだたくさんあると、誰かが言ってました。

そう言えば、同じコンドに住んでおられるIWさんご夫妻が、先日一時帰国
されたのですが、日本に帰ってみて、日本のトイレの綺麗さに改めて感動
したと仰ってました。

私もそう思います。日本のトイレは超一流を通り越して、雲の上ですよ。
なんでもそうですが、日本の素晴らしさは半端じゃないですね。

さて、次はこの国のタクシーのことについてです。

実は、ネット上に無料配信されているこちらの新聞を良く読んでいます。

201303292000.jpg

この国の無料ネット新聞の代表格はTheSun e-paperです。
このTheSun e-paperですが、これが実に良くできているのです。

私は以前から産経新聞をネット購読していますが、こちらは無料ではありません。
月々確か315円を払ってます。モバイル版は無料ですが老眼には辛いのです。

なお産経新聞以外の日本の有料ネット新聞は高いので、読む気にはなりません。

ところがこちらのe-paper、実に良くできていると思います。

日本の産経新聞に比べて、操作性も遜色ないどころか、サクサクと軽快で
実に快適です。文字の大きさも十分で読んでいてもストレスを感じません。

こんなのが無料だなんて、ここは確実に日本の方が負けてますね。

ちなみにこのThe Sunの新聞はタブロイド版も無料なのです。

だから誰でも毎朝40ページもの新聞を簡単に手にすることができる。
なので、これを読むのではなくナシレマ(ココナツミルクで炊いたごはん)
の包み紙として使う人も多くいるそうで、私が話したローカルの方は、
このことを盛んに嘆いていました。

閑話休題、この国のタクシーのことです。

20130328002.jpg

今に始まったことではないのでしょうが、外国からの観光客にも、
こちらの人達にも極めて不評です。
TheSunを含むこちらの新聞にはこのタクシーに関する記事が良く載っています。

これはつい最近のことなのですが、TheSunや他のオンラインペーパーを
拾い読みしていたら次のような記事を目にしました。

3月11日(月)の夜8時頃、ここモントキアラからもほど近い、ダマンサラと
言う地区にある人気のショッピングモール(カーブ)から、タクシーで、
3kmほどの距離にある自宅に帰ろうとした米国人女性(24才、英語教師)が、
脅され拉致監禁され、不幸にもGang Rapeされて、金品を奪われるという
事件が起きました。

こちらの新聞には、こんな類の記事でも詳しく具体的に書かれていて、
被害者の立場を考えると、いかがなものかと首を傾げたくもなりますが、
私も興味本位で、記事を隅から隅まで読み通してしまいました。

それによると、女性が通りで手をあげて拾ったタクシーには、
最初からドライバーの男性以外に、助手席にもう一人の男性が乗って
いたということです。(こちらでは普通に目にする光景です。)

行き先を告げて走り出した後、しばらくしてガソリンが切れたから、
別の車で自宅に送り届けるから乗り換えて欲しいと言われ、まもなく
到着した車に乗り込んだところ、刃物で脅され拉致監禁されたのだそうです。

その後不幸にもなにものかにGang Rapeされ、挙句の果てに金品を奪われて
翌朝放置されたとありましたが、記事は必要以上に詳細かつ具体的でした。

その後まもなく犯人は逮捕され、事件は解決に向かうのですが、
驚いたと言うか、意外だったのは、警察当局の対応に関する記事でした。

ドライバー以外の男が助手席に乗っているような怪しいタクシーには、
絶対に乗ってはいけない、自分の身は自分で守れ、みたいな警察関係者の
コメントが記事にありました。

おいおい、どうすればこの類の犯罪を未然に防げるか、と言う警察側の
対応策が先ではないのかい、とつい突っ込みたくなりましたね。

なにこれ?と思って、いろいろと調べてみたところ、いやはやぞろぞろ
出てきましたよ、悪評高いこの国のタクシーに関する様々な記事が。。。

今日は紙面の関係で詳しくは書きませんが、許認可に関する業界と当局の
癒着や公共交通インフラに関する政策面の問題など、随分根の深い問題も
多くあるようです。

初めて知りましたが、この国のタクシーは随分供給過剰なのですね。
この国全体では約8万台のタクシーが走っているのだそうですが、
そのほとんどは、ここKLなどの首都圏に集中しているのだそうです。

20130328003.jpg

人口とタクシー車両数との比率で言うと1000人に対してタクシー4.8台、
この数字は世界ワースト1だそうです。ちなみに日本は1.9台とのことです。

要するに人口に比してタクシーの数が多すぎるのですが、
そう言われれば流しのタクシーも半端じゃなく多い気がします。

客の立場から見ると、なら簡単にタクシーを掴まえられて便利で良い、と
考えがちですが、ところがこれが喜んでも居られないのですね。

ボロい、汚い、危ない、愛想悪いなど、不評をあげればきりがないのです。

20130328000.jpg

ではなぜこうなるのかと言うと、これがまた事情が複雑なのですよ。

日本や他の国のタクシー制度と違って、この国のタクシーは、いわば
金儲け(投資)の道具になるのだそうです。

つまり投資目的でタクシー車両を購入したお金持ち(タクシー保有者)が、
それを買いたくても買えない経済的困窮者にリースするのです。

だから、この国を走っているタクシーの約半数近くが、このような
リースのタクシーなのです。そして、これらのタクシードライバーは
高いリース料の他、毎日のガソリン代や故障した際の車両整備費など、
タクシー車両の維持管理費も自腹で支払わなければならない。

日本のタクシードライバーのように、会社に雇われ固定給や歩合給を
貰うと言った安定的職業ドライバーの方が、この国では少ないのです。

加えて、この国のタクシー料金は政策的な思惑により、驚くほど安い。
なのでマジ薄利なのです。夜昼なく稼いでもいくらにもならない。

自分がタクシー車を稼動できない場合(自分が休んでいる時など)は、
第三者に平気でまた貸ししたりするのです。
稼働率を上げリース料稼ぎ出すためには止むを得ないことなのです。

したがって、ぼろい、汚い、怖い、無愛想、と4拍子も揃った俄仕立ての
タクシーやタクシードライバーに遭遇する確立は意外に高いのです。

警察や行政側もこの辺りの事情を良く分かっているのであまり厳しくは
取り締まらない様子です。

なお、お断りしておきますが、この辺りの事情はすべて過去の新聞記事に
私の推測を合体させたものです。したがって、もし事実とは異なるところ
にお気づきの方はご遠慮なくご指摘下さい。

20130328004.jpg

こんなことも記事に載ってました。以前、この国の偉い方(大臣級)が、
この国のタクシーサービスをを評して、この国の汚いトイレよりまだ悪い、
と公然と罵ったのだそうです。

それぐらい、この国のタクシーサービスの劣悪さ加減は皆さん自覚して、
改善努力をそのたびに約束したりするのですがなぜか一向に改善しない。

なにか抜本的な策が必要なんでしょうね、と感じていたところ、先日、
ナジブ・ラザク首相が、近づく選挙目当てなのかも知れませんが、かなり
抜本的なタクシーサービス改善策をぶち上げましたね。

これはその目玉となるマレーシア国産のPROTON EXORA MPVですが、なんと
NGV(天然ガス自動車)仕様が条件です。装備もクレジットカードリーダー
の他、GPS利用の走行追跡監視装置も義務化だそうです。

20130328005.jpg

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きちんと資格があり、礼儀正しくて、客を騙さない職業ドライバーによる
こんな夢のようなタクシーがKLを走る時代が本当に来るのでしょうか。

もし、そうなればこの国のタクシーサービスは飛躍的に向上し、観光客も
安心ですね。

早くそんな時代が来ればいいと心から願っています。

でも、この車の見た目、私の愛車のウィッシュとちょっと似ているところが
イヤです。タクシーと間違われたくないですし。。。

今日は、ちょっと真面目に、この国のまだまだ至らない部分にスポットを
当ててみました。

ではまた。。
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2013.03.23 KLIA2(その1)
今回は、今日のKL日本人会の某部活動のお茶会でも話題になっていた、
KLIA2、つまりクアラルンプール国際空港の格安航空会社専用の新ターミナル
について少々細かくリポートしてみたいと思います。

今では誰もが知っているLCC(格安航空会社)ですが、ここKLはそのLCCの
トップを走るエアアジアのお膝元です。

エアアジアは、昨年その統括拠点をKLからインドネシアのジャカルタに
移転しましたが、もちろん今でもここKLIAをハブとして全世界にLCC網を
ネットワークしています。

KLIAでは、エアアジアを主とする格安航空会社専用のLCCTとして、
以前の貨物ターミナルを改装し、2006年から使用してきましたが、
このたび空港の南西側に建設中のKLIA2がいよいよ完成のはこびとなり、
今年2013年6月28日から供用開始するとの新聞報道などがありました。

したがって、6月28日をもって、現在使用中のLCCTは閉鎖され、
すべてのLCC航空機の発着は新設されたKLIA2からになるのです。

当然ながら、KLIAエクスプレスを含む各種の交通アクセス網も、
この供用開始に間に合うよう急ピッチで整備がすすんでいます。

これは現行KLIAの全体図です。

20130322000.jpg
KLIA詳細マップへのリンク

上記リンク先のマップにて詳細を確認できますが、現在のKLIAは
ターミナル北東側に位置するRUNWAY32R/14L(RWY1)と南西側に位置する
RUNWAY32L/14R(RWY2)の平行する2本の4000M級滑走路を有しています。

ちなみに130Mの高さの空港管制塔はターミナルの北側、PANPACIFIC HOTELの
隣にあります。いつかのブログでも書きましたが、現LCCTエプロンの北側に
見える管制塔らしき建物は、AirSideControlTower、つまりエプロンを含む
グラウンド面のコントロールタワーなのだと思います。

その第2滑走路の南西側の広大な土地にKLIA2が建設中です。

建設工事は5月に完成するのだそうですが、供用開始まで慣熟訓練などを行い、
安全には万全を期すそうです。

なお、ナジブ・ラザク首相の指示によるこの供用開始日の6月28日は、
現在のKLIAターミナルの1998年のオープン期日と同じなのだそうですが、
首相もげんを担いだのでしょうかね。

ところでこのKLIA2、知れば知るほど、どこかの国では想像すらできない
ほど贅沢な土地の使い方です。もっとも周りは広大なパーム椰子の畑(?)
なので騒音とか反対運動とかまったく気にしなくても良いのですね。

まったく羨ましい限りです。

手前に赤茶けて見えているのが建設工事中のKLIA2です。
この写真は昨年11月時点のものだそうですが、現在は既に80%の進捗とのことです。

201303222001.jpg

なお、この写真にも一番手前に見えていますが、第3平行滑走路の工事も
すすんでいます。空港マスタープランによれば、将来的には4本の主滑走路と
1本の補助滑走路を有する東南アジア最大規模のハブ空港となるのだそうです。

またこれは個人的な興味からですが、航空管制についてもちょっと突っ込んで
調べてみました。

この写真にも見えてますがKLIA2地区にも新管制塔ができつつあります。
高さこそ現タワーには劣るものの、確かに第3滑走路を含むこの新設地域では
ベストな立地です。

201303222000.jpg

となると、現管制塔との運用区分はどうするのか、まさか同一空港で複数の
タワー運用をするのではないか、理論的には考えられなくもありませんが、
そのへん大いに興味があり、可能ならば突っ込んで調べてみたいマターです。

これはKLIA2の完成予想図です。

ターミナルとサテライトの間はスカイブリッジで繋ぐのだそうです。

201303222002.jpg

これがそのスカイブリッジですが、下を航空機が通れるということは、
高さが30Mぐらいはないといけないと思うので、となると眺めは素晴らしい
のではないかと期待しています。

201303224001

いずれにしても、供用開始が6月28日ならば、私もいずれこのターミナルを
利用するのでしょうが、その際は一杯写真を撮ってきてアップしたいと思います。

今日は、6月28日に供用開始となるKLIA2についてリポートしました。

ではまた。

いつものことですが、今日のブログのタイトルは何にしようかと、
毎回悩みます。

これまでMM2Hビザの個人申請を主体に書いてきたつもりですが、
既に申請や取得についての記載はとっくに終了し、当地への移住と
移住後の生活基盤構築、そしてその次のステップへとブログ内容も
進化(?)しているつもりです。

日本にいていろいろ準備しているうちは、MM2Hのこととそれ以外
のことを区分けして書くことは容易でしたので、問題はなかった
のですが、こちらに来てからは、はて、MM2Hビザで滞在している
わけですから、全ての事柄がMM2Hの範疇なのです。

なので、もうブログのタイトルにMM2Hを冠して、それ以外のものと
区分けする意味がない、と言うか区分けできなくなっているのです。

はて、今後どうしようかと悩んでいて、まだ決めかねています。
いずれそのうち、これまでの分を含め、タイトルを整理し直さない
といけないかなとも考えています。

ま、それはそれとして、今日は先日綴ったローカルの語学教室での
日本語教師(教師と言うにはまことに心苦しいので、今後は教師では
なくコーチと言うことにします。)のお話と、その教室のあるモール、
PERTAMA MALL(パタマモール)と言いますが、これが実にローカル色
豊かで、味わい深いと言うか、今後ハマリそうな予感がしますので、
その訳などを紹介したいと思います。

毎週土曜日の10時からの授業なので、朝9時過ぎには自宅を出て
車で教室のあるパタマモールに向かいます。

土曜、日曜の朝は道路が空いていて、とても気持ちが良いです。
でも、時々こうして現れる電光掲示板やすべての標識はマレー語です。
常に不変の道路標識などはデジカメ撮影しておいて、帰宅後に辞書を
引いて理解するのですが、不規則かつ頻繁に更新されるこのような
電光掲示板はなかなか難解です。

ちなみに、今日のこの意味は「慎重な運転どうもありがとう」です。
これなぜかと言うと、こちらのドライバーさん、とても慎重とはほど
遠い運転です。日本でこんな運転したら、みんなにどつかれます。(笑)

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今日も15分ほどで到着しました。駐車場は、パタマの地下は高いので、
パタマの手前にあるマジュタワーの地下駐車場(1日5リンギフラットです)
に車を停め、表通りに出てきたところです。

まだ9時30分ぐらいですので、暑さも感じません。気持ち良いくらいです。

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マジュタワー正面入り口の前を通過します。

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少し陽が射してきましたが、暑さはまったく感じません。
通りを歩く人も少なく、街はまだ眠りから覚めたばかりのようですね。

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向こうに「そごう」デパートが見えてきました。
そうです、パタマは「そごう」と「マジュ」の間に位置しているのです。

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パタマの下にやって来ました。

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パタマの下の、オープンカフェです。
皆さんまだ朝食タイムのようですね。

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9時40分のドアオープンを待って、パタマの中に入ります。
リフト(エレベータ)で2階(実際は3階、この国はなんでも英国式です)に
あがり、教室の前に来ました。

ここです。ね、言ったとおりでしょう? 学校なんて呼べるシロモノでは
ありません。でもレッキとした(認可を受けた?)学校との説明でした。

9時45分、本日の割り当て教室は2番教室、マレー語でBILIK DUA(Room2)
と受付横のホワイトボードに書かれているのを確認し、事務の男の方に
声かけしてから、2番教室(小さな部屋ですがエアコンばっちりですし、
清潔感もそれなりです。机や椅子、もちろんホワイトボードや筆記具も
準備されています。)に入ります。

やはり、生徒さん、ANIさんと仰る方ですが、もう着席していて準備OKの
状態です。ホント真面目な方ですよね。

で、今日も前回の復習からスタートしましたが、この方、教えたことは
きっちりと憶えていてくれています。きっと熱心にホームワークしている
のだと思います。

今日は濁音と半濁音をコーチしました。
日本語コーチの難しさは、準備段階から痛切に感じます。
1時間半のコーチのために、まだ慣れないせいかその何倍もの時間と労力
を費やしています。

でも、世の中便利なもので、インターネット上にありとあらゆる教材が
そろっていて、中には教授法まで懇切丁寧にそのノウハウを教えてくれる
ところもあって、大変ありがたいことだと感じています。

きちんと教授法などを習得していない者、いわゆる資格を持たない者が
難しい日本語を教えることは無謀だと仰る方も中にはおられるようですが、
私は、それは個々のケースでそれぞれ異なるのではないかと思います。

自分の責任範囲を弁えて、対手にそのことの理解を求めつつ、すすめる
のであれば、絶対にできないとか、引き受けてはいけないと言うものでは
ないと考えます。

結局のところ、このような場合、知識経験以上に大切なことは教える者の
資質や人格ではないのでしょうか、決して、素人が・・などと目くじらを
立てる筋合いのものではないと感じているのです。

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ともあれ、3回目の日本語コーチも、準備したLESSON PLANどおりに行い、
無事に終了しました。ANIさんに私のコーチの感想を求めてみましたが、
なんと「とても分かり易くて良い」と褒めてもらいました。

人間いくつになっても褒められると悪い気はしないものですね。
そうか、がんばって、もっと上手に教えよう、そしてもっと褒められよう
と思うところが私って単純バカなのですよね。(笑)

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一時間半、しゃべりっぱなしでちょっと口が疲れましたが、
教室を出てから、この前のつづきのパタマモールの探検です。

探検すればするほど、このパタマモール、実に味わい深いモールです。

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私は、ひょんなことからこのパタマモールに通うことになった訳ですが、
実は、このモール、まるで宝探しの迷路のようなのです。

小さな小さなスペシャリティショップが、ビル内にぎっしりと詰まっていて、
それはそれは、見事なぐらい好奇心や探検心をくすぐるのです。

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聞くところによると、このパタマモール、KLで一番旧いモールなのだそうです。
つまりKL最初のモールなのです。なるほど、それで解せました。PERTAMAって
マレー語で「第一」と言う意味です。「第一モール」と言う名前なのですね。

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そしてこのパタマモール、ほとんどローカルのお客様のみなのだそうです。
外国人、特に旅行客にはほとんど知られていない、隠れ家的モールなのだと
ショップの方が言っておられました。

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バドミントンショップ、バックパックショップなどなど、スポーツ専門店や、
ITショップ、衣料品店など、いずれも驚くほどの品揃えですし、一押しは
やはりその価格ではないでしょうか。

他所のメガモールなどよりはるかに低価格、いわゆる完全にローカル価格の
ような気がします。

そしてここにはあらゆるものがある。もちろん迷路のようなパタマですので、
どこにどのショップがあるかなど、私はまだ皆目理解できていません。

で、今日も探検と称してうろうろしていたら、おっと、いつか本で読んだ、
BLIND MASSAGEに出くわしました。

確かこの類のお店はKLセントラルの近くと聞いていましたが、パタマにも
あったのですね。

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このBLIND MASSAGE、本物のプロのマッサージのようです。
噂によると、BLIND MASSAGEと称して怪しげなところもKLセントラル近くに
あるそうですが、ここは資格証明書なども掲示してあって本物のようです。

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マレー語で書かれているサービスメニュー表をなんとか読解したところ、
背骨矯正と古式マッサージが1時間45リンギ、頭、首、肩、背中部分の
治療マッサージが30分30リンギ、リラックス全身マッサージだと1時間
40リンギとのことです。

この値段は決して高くありませんね。
ちらっと中を覗くと随分繁盛している様子です。

ならば最近首と肩と背中の凝りと痛みがひどいので、試してみようと、
SILA URUT(マッサージお願いします。)とマレー語で声かけながら中へ
入ってみました。

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受付後、症状などを詳しく聞き取りされた後、マッサージは向かいで
行いますからと、通りを挟んだ向い側にあるきれいな部屋に移動し、
いかにも経験豊からしいBLINDの方にマッサージをしてもらいました。

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いやぁ、実に気持ちの良い一時間でした。
まことにツボを押さえた指圧・マッサージで、あれほど凝っていた首肩が
ウソのように楽になりました。

ここはいい、また来ようと思いました。
1時間のマッサージを終えた後、これはサービスだからとヘッドマッサージも
やってもらいました。20分ほどでしたが、これもいい気持ちでした。

最後に気になる料金ですが、50リンギでした。BLINDのメディカルマッサージ
で日本円換算約1500円は決して高くはないと思います。

ローカル御用達のこのパタマだからこその料金ではないでしょうか。
なるほど、パタマをあちこちうろうろしても、他所のモールではどこでも
見かける欧米人や日本人をほとんど見かけません。

今日もあちこちのショップで日本人かと問われ、どうしてここを知ったのかと
何度も問われましたが、それぐらい、ここはローカルの方専用のモールらしい
のです。

途端に、ならば先ずここを全部知り尽くしてしまえ、と私の中のひねくれ者が
声高に叫んでいます。来週もまた忙しくなりそうです。


今回の街歩き雑感は、柄にもなく、スーパーの生鮮食品売り場からのリポートです。

当地にじっくり腰を据えて生活を始めてみると、日本から5000km以上も遠く離れた
異国のはずなのに、街の至るところにジャパンが見えてきて、却って違和感を覚えて
しまう時があります。

例えば、スーパーのジャスコや伊勢丹デパートなどに限らず、KL市内の主だった
ショッピングモールには、日本で慣れ親しんだ名前のお店が数多くありますし、
そうではないローカルショップなどでもジャパンブランドの食品や製品が、
時には日本語表記そのままのパッケージで店頭に並んでいるのを見かけることも
少なくありません。

ジャパンブランドの産品は、特に品質の良さで他を圧倒しているので、この国に
限らず世界中で人気が高いのは当然のことと思いますが、最近、これらの産品が
必ずしもメイドインジャパンではなく、寧ろメイドバイジャパン(現地生産品を
称してこう言うのだそうです)の産品が圧倒的に多いのだということを知りました。

例えばパッケージにJapanese Cucumber(きゅうり)と表記してあっても、当地で
生産されたCucumberであることが多く、やっぱりメイドインジャパンの本物とは
ちょっと一味違うかなぁと感じてしまいます。

それでもジャパンブランドは、他の産品と比べると、おいしいし見た目もきれいで
その差は歴然です。日本人はもちろんのこと、日本人でなくてもこの素晴らしさは
やはり誰にも分かるのです。

だから、少々高くても買う。最近とみに経済的に豊かになりつつあるこの国の、
特に若い人達の間でジャパンブランドの人気が右肩上がりと言うのも頷けます。

しかし、今日はそんなジャパンブランド、もっともこれはメイドインジャパンの
本物なのですが、その生鮮品に付いてる値札を見て驚いたと言うリポートです。

自宅のあるモントキアラから、道路混雑がなければ10分程度で行けるワンウタマ
ショッピングモールのイオンジャスコからのリポートです。

昨日3月7日、イオンジャスコの夕方の生鮮食品売り場です。

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買い物ついでに生鮮食品売り場をぶらぶら歩いていたら「JAPAN FRESH PRODUCE
日本生鮮品フェアー」と言うのに出くわしました。

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ジャスコですから、日本の産品が売られているのは当然なのですが、
日本から直輸入の生鮮品と言うのはやはり多くはないのだと思います。

で、何気なくその中にあるダイコンの値札を見て、えっ?と驚きました。

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なんと1本45リンギ、30円/RM換算だと1350円です。なんと言うことでしょう。
ダイコン1本千円以上もするなんて。とても買えたものではありません。

しかも、見た目も手に取ってみた感じも、こちらに移住する前に良く通っていた
山形県酒田市の産直で売られている大きくてみずみずしいダイコンとは比べ物に
ならないほど貧相です。

これぐらいのものだと酒田の産直ではきっと3~40円程度で買えるでしょう。

おいおい、これはないんじゃないかと思いつつ、次に隣のニンジンに目を移すと、
これも2本で4~500円とバカ高い。

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以下、ネギ、りんご、みかん、イチゴ、ぜーんぶ高い。とにかく見て下さい。

ネギです。2本で15リンギもしてます。

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これは世界一と言う名のりんごです。でもこれは日本でも結構している筈なので、
30リンギ弱は約2倍程度の値段でしょうか。

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そして、これは私の大好物の信濃ゴールド、ホントは秋田ゴールドの方がもっと
好きなのですが、これは2個で27.9リンギ、でも買えません。

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みかんは1パック6個入りで約30リンギ、あまおうのイチゴは約44リンギです。
いや高いですよね。もちろん輸送コストなどを含むのでしょうが、これだけ高いと
買う気も失せてしまいます。

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値段が高いからかと思いますが、この一角はまったく人影なし。
いくら日本産品の人気が高くてもこれではなーと思いました。

で、その後ローカルのダイコンをチェックしてみましたが、
見た目同じようなダイコンが無造作にうず高く積まれていました。

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値段は100gあたり0.32リンギ、つまり9.6円、
と言うことは1本100円もしないのでしょう。

味の問題などは確かにありますが、
でも、これじゃ勝負にならないと思います。

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この他、ニンジンやネギやかぼちゃなどの野菜、そしてりんごや
梨やみかんやイチゴなどの果物も比べてみましたがみな同じでした。

当地産のかぼちゃです。1/2カットで2.81リンギ、と言うことは85円。

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こちらは中国産のふじりんごです。
見た目はさほど変わりませんが、味はもちろん日本の勝ちです。

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でも、値段は1個1.39リンギ、つまり42円です。
実際に買って食べてみましたが、そこそこです。
もちろんふるさと山形のおいしいりんごには到底及びませんが、
値段を考えれば買いです。
(安全・安心はどうか? これは分かりません。)

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こちらは同じく中国産の梨です。

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値段はもちろん日本産よりも断然安いです。
でも味は、あんまりです。

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最後にローカルのスイカです。
100g0.15リンギだから中玉で200円程度でしょうか。
もちろん見た目も中身も山形の尾花沢スイカには到底及びませんが、
でも、そこそこおいしく食べられます。
乾いた喉を潤すには十分すぎるほどです。

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以上、こちら駐在のヤングママよろしく、スーパーの生鮮食品売り場を実況して
みましたが、ジャパンブランド(わざわざジャパンプロデュースとの宣伝でした)
の生鮮品のなんと高いこと。驚きました。

いや、いくら高くても、おいしくて、安全・安心な日本の野菜や果物をと言う、
リッチな人達がいれば話は別でしょうが、普通一般のローカルの方たちにとっては
高嶺の花以外のなにものでもないと思います。

今後、近い将来、日本産の、おいしくて、見た目がきれいで、安全・安心な野菜や
果物がもっと安く店頭に並び誰もが気軽に買える時が来ますよう、関係者のご尽力を
切に望むものです。