前回記事の最後に、次は自家用車の引越しについて書きますと、
予告したのですが、まだ、発注した現地輸入代行業者さんとの
書類のやりとりをしている段階ですので、引越しの実動の開始は
恐らく来月(11月)半ば以降になるのだろうと思います。

なので、今日は自家用車の引越しではなく、海外移住や長期滞在
についての、今現在の私の思いや気付きなどを少し書いてみたいと
思います。

そもそも、海外移住や長期滞在と言っても人それぞれ事情は異なる
のだろうし、その目的や期間なども千差万別であろうと思います。

以前もこのブログで少し触れたかも知れませんが、私の場合の
マレーシア移住や長期滞在の目的は、単に定年後の年金生活を
マレーシアでのんびりゆっくりと過ごすということではありません。

本ブログのタイトルをチャレンジ日記と冠してある訳は、私の貴重な
残り少ない人生を、ただ座して過ごしたくない、常に眼前に克服すべき
目標を掲げ、それに向かって日々挑戦を続けたい、そして努力して
ひとつひとつの目標をクリアする度に、ささやかでもいい、達成感や
満足感を味わいたいと思うからです。

もちろん、達成できずに挫折感を味わうこともあるでしょう。
それでもいい、波乱万丈でも構わない、などと大見得を切るつもりは
ありませんが、少々の波風は生きている証じゃないですか。

と言うことで、私の場合は、先にどなたかが仰っていたような、
長期の海外旅行などではないのだと考えています。

具体的なプランニングはまだなので、夢の段階を脱してないのですが、
ゆくゆくは日本とマレーシアの人材交流や文化交流などに僅かでも
役立てるような非営利の活動をしたいのです。

人生最後のステージで、しかも若い頃からの憧れでもあったアジアの
熱気の中で、この夢がほんの一部でもいい、実現できたらこんな素敵な
ことはない、そう思います。

そのためには、先ず、コミュニケーションバリアを克服しないといけない、
英語やマレー語を自在に使えなければならない、と同時に異文化を食らう、
食に限らずあらゆる異文化に慣れ親しみそして”食らう”のです。

最初に数年かけてこれをやる、もちろん現地の人的コネクションも積極的に
つくる、そして異文化に溶け込み、夢実現の基盤を構築する。

と、まあ、こんな風に考えて行くと、夢実現には恐らく10年規模の年月が
必要になるであろうし、場合によってはさらに多くの年月が必要になるかも
知れない。

それでも良いのです。必要とあらば、残りの人生の全てをかけてもいいと
考えています。もちろんそのためには健康であるという前提条件付きですが。

ところで今回の引越準備で、ちょっと考えた、と言うか頭を悩ませたことが
あるのですが、それはマレーシア通関の件です。

引越し先のルームレイアウトや備え付けの家具・電化製品などは、
事前にすべてチェックしてきてあるので、重複するかも知れないなどの
心配はないのですが、マレーシア移送物品のリストを作成してみて
はて、これ全部持ち込みできるのだろうかと悩みました。

当然のこと、日本からの持ち出しは輸出となり、マレーシアへの持ち込みは
輸入扱いとなります。となるとそれぞれの国の通関の問題や関税のことが
気になります。

そこで早速、信頼できる関連サイトでいろいろ調べてみました。
ところが、輸出入の禁止品目などは明確に記載してあるのですが、
分からないのは、輸出入の規制(制限)品目なのです。

例えば、Royal Malaysian Customs Departmentの公式サイトにおける
輸入規制品目リストには50volt以上で使用する電気製品が載っていますが、
この項の冒頭には関係当局の許可があれば良いとも記されています。

そうです、問題はこの電気製品のことなのです。
持ち込んでも良いのか悪いのか、いろんな方のブログや関係フォーラムを
読んでも良く分からない。

ある人はまったくダメと言っているし、またある人は一個だけなら良いと
書いている。

一体何が正しいのか、それともマレーシア税関と言うのは、鼻薬次第で
どうにかなる世界なのか???

やっぱりここは、餅は餅屋に尋ねるべきと考え、発注済みの大手N社さんに
お願いしたところ、マレーシア通関情報なる冊子が届いた。

その中に、「引越荷物としてお取り扱いできない品目」という項があり、
電化製品についての記載があった。

要約すると、本来、電化製品の持ち込みは禁止されているのだが、
弊社と現地税関との関係が良好なため
1家族あたり1品目1個を目安に持ち込みが可能、と書いてある。

ははーん、N社さんもやっぱり鼻薬を効かせているのだなと理解したが、
なにこれ?1品目1個? と言うことは1点しか持ち込めないと言うことか?

これは大変、今までいろいろ考えて、大中小計20点ほどの電化製品を
持ち込む予定で、実は必要な電圧コンバーターも発注済みなのに。。。

誰かのブログに、1個だけと書いてあったことは本当だったんだ?

・・・・・ん、待てよ、これ、1品目1個と言うのは、全部で1点ではなく、
1品目につき1個と言う意味じゃないのか、であれば意味がまったく違うし、
ひょっとしてそうかも知れない、そっか、きっとそういうことだろうと、
理解し直してみた。

早速、N社さんにTel確認したところ、果たしてそのとおりですとのお返事。
なんだなんだ、日本語は難しいよ、でもこれって誤解し易くないですかぁ。

その証拠に、1点のみしか持ち込んじゃいけないって、ブログに書いてる人
も何人かいたからね。。

まあ、ホンのささいなことかも知れないけど、何かのご参考になればと思い、
海外引越しの気付きとして綴っておきますね。

さて、先週末、国内残置家財を富山の親戚宅に置かせてもらうことになり、
これも見積りとって、こっちは大手N社さんではなく、準大手のS社さんに
頼んだのですが、トラックとともに往復してきました。

荷物の数や量が海外分より少なかったせいか、各社の見積り金額に大差が
なかったので、ならばと考え、下見担当者が明るく元気なS社に決めたのです。

そして自宅からの荷物の梱包・搬出や現地での開梱・搬入のため、何人かの
若者たちがやってきましたが、皆さん元気はつらつ、手際も良いし、とても
感じの良い青年たちでした。

社内教育の賜物なのかも知れませんが、こういうお客様本位というか、常に
お客を気遣う言動など、日本版のサービス精神こそ大切なのだと思いますね。

これも日本文化の一種なのかも知れませんが、こんな気持ちの良い文化なら
是非マレーシアにも広めてみたいですね。

それではまた。。。
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現在、はっきり言って猫の手も借りたいほどの引越し準備中である。
今回の引越しは今までの国内の引越しと違い、引越しに伴う処置事項は
半端な数じゃない。

もちろんこれは誰にでも当てはまることではないと思うが、私の場合は
いろんな事情が絡んで人一倍大変なのだろうと思う。

処置事項をざっとリストアップしてみると、

・住まいの引越し
・車の引越し
・もう一台の車の処分(売却、譲渡)
・国内残置家財の長期保管
・不要家財の処分(売却、譲渡、廃棄)
・土地家屋の処分(売却)
・家屋売却のための内外装等の修繕・補修
・土地家屋の管理・保全(売却までの間)
・お墓の移転と檀家離檀、仏壇の引越し
・銀行口座と預金の整理・移動
・年金、確定申告、住民登録他の諸手続き

などなど、気が遠くなるほどなのだ。

そして、これらを抜けなくそして効率的に期日までに仕上げるとなると、
綿密周到な作業工程表と臨機応変の工程管理が不可欠である。

工程表の作成や工程管理などは私の過去の職務経験上得意とするところ
ではあるものの、ほとんどすべてが初めてのことであり、なおかつ難儀な
ことばかりときているため、なかなか当方の思うとおりにことは進まず、
修正だらけの工程表や時間に追われる工程管理は大いなるストレスである。

また、これらの仔細をブログに綴ってみても、他の方の参考になるかは
まったく分からないが、自分自身の記録を残すと言う意味もあるので、
それぞれの顛末や思うところを書き綴ってみたいと思う。

先ずは、住まいの引越しのことである。

移転先のコンドミニアムのルームレイアウトや既設の家具・家電品等の
配置は、契約の際にしっかりと書き写してきているため、引越しで持参
すべきもの、すべきでないもの、不要なものなどは直ぐ明らかになった。

そこで、第一に海外引越し品目リストを作成し、第二に残った品目の
うち国内に残置するもの、売却・譲渡または廃棄するものを区分けして
リストアップした。

そして、海外引越し品目リストが概成した時点で、海外引越し見積もり
一括依頼サイトにて見積もりの一括依頼となる。

ネット検索すると一括見積もりサイトは結構ヒットするが、どのサイト
に依頼すれば良いのかまったく分からないため、適当に選んで依頼した。

すると一括依頼送信の数分後には早くもそのうちの一社(S社)から、
下見日時の調整連絡(電話)が入り、その素早い対応には大変驚いた。

一括見積もりって、10社ぐらいに依頼するのかなと思っていたが、
後で確認するとたった3社だけだったので、なんだこれだけかと思い
それを補完する意味もあって大手のN社やその他の2社には個別に
依頼をかけた。

10月8日に一括依頼し、その翌日と翌々日に個別依頼して、すべての
見積りが出揃ったのが一昨日(10月19日)だから、この間ほぼ10日あまり。

もちろん下見に来たところ、メールと電話のみで見積もってもらったところ、
様々であるがその結果は下表のとおりとなった。

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参考までに当方が提示した条件は次のとおり。

・ドアツードア
・船便
・家具・家電品・割れ物の業者梱包及び開梱と配置
・現地作業員の日本語対応はどちらでも構わない 

上記の比較表でも明らかなように、大手N社さんの見積もりが一番低い。
なんとも意外な結果であった。

今回の見積もり依頼にあたって、事前に相場なるものを知りたいと思い、
いろいろ探してはみたが、なかなか具体的な数字がヒットしない。

やはり個々のケースでまったく異なるので数字を出しても意味がない
のかなと思ったが、それでもやっぱり知りたくてしつこく検索してみた。

すると、ところどころに数字が見えてきたものの、ほとんどがダンボール箱
のみの小規模のケースが多く、あんまり参考にはならないと感じた。

しかしいろいろと関連ブログを読み漁るうち、企業の駐在さんなど引越費用
会社丸抱えの方を除き、やはり個人の方は大手引越し業者さんは安心・安全
だけど費用がちょっと・・・ね、と言う方が多く、私もそうなのであろうと
思っていた。

なのでこの結果には正直驚いた。

一体これはどういうことなのか、どうも海外引越の費用は良く分からない。

いろいろ調べて見ると、実際の費用計算は船積み前の容積計量結果に基づく
らしいが、見積もり段階では飽くまで下見担当者の容積見積もりが基礎となる。

今回、実際に下見に見えた2社さんの容積見積もりは、それぞれ14㎥と17㎥と
随分異なる結果であった。同じように私が作成したリストに基づいて一個一個
指し示しながら下見をしてもらったのになぜ?と思う。

3㎥も違えば結構金額も大きく異なってくる。
と言うことは、荷物の容積見積もりというのは各担当者の裁量なので、多めに
見る人やきっちり見る人がいたりするから、あんまり信じてはいけないのかも
知れない。

いずれにせよ、各社の見積もりを横に並べて比較するには同じ土俵での数字が
欲しいので、これはと思うところには、こちらからお願いして下見結果の一番
大きな容積、私の場合は17㎥であったが、それで再計算して出していただいた。

上記の表は、そんなやりとりの結果のデータである。
当然ながら、安全・安心の大手N社さんに発注することにして、現在ことを
すすめている。

国内の輸送距離など、個々のケースで異なるだろうし、この結果が誰にでも
当てはまるとはまったく思わないがなんらかの参考になればと考え、あえて
見積り結果のデータをアップした。この趣旨をご理解いただきたいと思う。

ところで、余談ではあるが今日、今年初めて白鳥の飛来を見た。

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実は、あんまり知られていないことかも知れないが、当地酒田はシベリアから
渡来し越冬する白鳥の数では日本一なのだそうです。

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近年は若干減少したものの、それでも最盛期には一万羽を超える白鳥の群れが
最上川の河畔に羽を休め、毎朝一斉に採餌のために庄内一円に飛び立つさま
は圧巻です。

また、冬まだ雪の積もる前の田圃にて、群れごとに日がな一日落穂を食んでいる
様はここ庄内地方の初冬の風物詩です。

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もう白鳥がやって来た。早いものですね。ついこの前、最後の白鳥がシベリアに
向け飛びたって行ったと思ったのに・・・・。

時の進みのなんと速いこと、そして誰もが無意識のうちに時は無情に過ぎてゆく。

残り少ない貴重な時間、絶対無駄に過ごしてはいけない。
最近、ともすると思いどおりに進まずイライラしている自分に気づく。
そして、家族に八つ当たりしたりしてなんと情けないことか。

いやこうじゃいけない。自ら選び進んで来た道、どんな困難があろうとも、
もっと冷静に、かつ誰にも優しい気遣いを忘れることなく明日からを過ごす、
改めてこう誓った。

最後に、忙中閑あり、昨日の酒田どんしゃんまつりです。

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ではまた。。。次は自家用車の引越しについてを綴ります。
引越しについて考えた。長い人生、誰でも一度や二度の引越しは経験するのだろう。
ご多分に洩れず私も過去何度も引越しを経験した。若い時にはたいして苦にもならず、
寧ろ楽しいことでもあった。だが年をとるに連れ、所帯道具の数も増えるとだんだん
苦になってきて、それは決して楽しいことではなくなった。

今まで一番の引越しは、やはり埼玉からここ山形にUターンして来た時だったろうと
思う。なにが大変だったかと言うと、引越し荷物の数が多くてその整理や梱包などが
大変だったのと、これから始まるであろう未知の生活に対する不安、と言っても、
私にとってはUターンなので、決して未知の世界ではないのだが、それでもやはり、
老父との新たな暮らしや、いちから出直しとなる新たな仕事への不安は半端でなく、
それらはかなりの精神的苦痛であった。

さて今回のことである。今回は海外引越しである。しかもいろいろな事情により、
止むを得ずこの自宅を処分(売却)しての引越しとなる。
それはそれは大変なんてものじゃない。前回引越しの何倍、いや何十倍もの大変さ
を感じている。父母から受け継いだ家財も合わせ、その数や種類は膨大であり、
それらの仕分けや処分はとてもとても一朝一夕にできるものではない。

まして今回は海外引越となると費用もかさみ、引越し業者の選定も難しい。
それだけではない、国内に残置する家財の保管やお墓の移転、その他もろもろの
諸手続きなどなど、数え上げればきりがなく、それを抜けなく期日までにすべて
こなさなければと考えると、苦痛以外のなにものでもない。

まだ先のことと考えていたマレーシア引越しDデーもあと一月半あまりとなり、
いよいよ尻に火がついた。若い時には楽しいことでもあった引越しが、今や苦痛と
なり、それでもなんとしてでもやり遂げなければならない逼迫した状況なのだ。

しかしいつも思う。この逼迫した状況は他人に与えられたものではなく、自らが
選んだ道なのだ。ならばもう少し余裕を持って処していきたい、だが頭も身体も
立派なシニアとなり、なかなか思うようにすすまない。イラつくこともある.

そんな時、過去もそうであったように鳥海山が癒してくれる。

鳥海山が傍にある。毎日気ばかりあせって遅々として捗らない、こんなときには、
そうだ、鳥海山だ、そう思ったら居ても立ってもいられない。

このところ不安定であった天候もようやく回復した。
よし行こうと朝5時に決心し、超軽装備にて山に遊んできた。
今日は、私にとって恐らく最後の鳥海山(ではないかも知れないが、そう考えると
山がとても愛おしくなる。)の山旅レポートである。

ルートは、今まで一番慣れ親しんだ滝の小屋ルート。
ここは、鳥海高原ラインのスタート地点である大台野牧場横。
日の出まもなくのため真横から朝日が射している。
冬も春も夏も秋も、この大台野牧場から私の山旅は始まる。

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鳥海高原ラインの終点駐車場、つまり登山口の真下にあたる地点からみる鳥海山。
ここは、草もみじがきれいなところ。朝日に映えてヌマガヤなどの草が光る。

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登山口の案内板だ。最後だと思い、初めて撮った。

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まもなく、滝の小屋にでる。ここは、山スキーでもしばしばお世話になった。

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これは冬場の滝の小屋であるが、あたり一面ガリガリに凍りついた氷の世界。
吹雪でなにも見えなくなるが、視界が開けた一瞬をついてのショット。
なにもかも雪の下のこの辺り、唯一すっくと建つこの小屋のなんと頼もしいこと。
幾度助けられたことか、今となればすべてが愛しく懐かしい。

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滝の小屋を後にして八丁坂を登る。
今年の鳥海山の紅葉は、例年よりもかなり遅いのではないかと思う。

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八丁坂の登り。この八丁坂、雪の消える7月には花が咲き乱れ、
その美しさは見事なものだ。

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今年の紅葉は遅い。紅葉の遅い早いはなんで決まるのだろうか。
もちろん日照時間や昼夜の気温差などの気象要素がそれを左右するのだろう。
余談であるが、近くの月山の方が紅葉の身頃はいつも早い。
鳥海山よりも南に位置しているのにと不思議に思う。どんなメカニズムなのか、
余裕があれば調べてみたいものだ。

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そして、ほとんど汗もかかず(夏場は結構汗だくになる。)、河原宿に到着した。
ここから見える鳥海山名物の心字雪(万年雪)はまもなく消え入りそうに小さく
見える。下の写真と比べて欲しい。

でも、ここからはちっぽけに見えるが、実際はまだかなりのボリュームである筈だ。
この時期にあれぐらいと言うことは、今年は消えずに残る。そう思った。
鳥海山の万年雪、子供でも知っているフレーズであるが、近年は地球温暖化の影響
なのかその存在が危うくなってきているそうだ。

今までもなんどか完全消滅している。あと何年、いや何十年か経つと、鳥海山の
万年雪はなくなる。そうなるとどうなるのだろう。地元には万年雪や氷河と銘打つ
産品が山ほどあるのにと、ふと思ってみたりもした。いや閑話休題。

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これは、先のブログにアップした夏場の河原宿だ。
上部雪渓からの冷たいせせらぎが流れ、雄大な鳥海山とその大雪渓や小雪渓などが
目を楽しませてくれる。ここに居るだけで癒される。

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せせらぎもほとんど乾き、夏場の濃い緑もほとんど茶や黄色に
変化し、鳥海山の秋を感じさせる。夏場咲き誇っていた数々の高山植物も
ほとんどが枯れ落ち、今や草もみじの一部を成している。

そんな中、エゾオヤマリンドウだけがまだ頑張っていた。
滝の小屋の上部でも見たが、恐らくこの花が最後なのだろうと思う。

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河原宿からさてどちらに行こうか迷った。
まっすぐ外輪山に向かうのか、いやここから左に折れて、月山森・千畳ヶ原方向に
向かうべきかである。

しばし考えて、今日は左に折れることにした。
ここまでの鳥海山の紅葉は思ったほどではないが、千畳ヶ原の草紅葉はどうだろうか、
それを確かめに行くことにした。

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途中、延々と続く整備された木道と目に鮮やかな草紅葉である。
前後に人影は見えず、実にいい。肌にあたるそよ風も心地よく、
まさに癒しの山旅である。

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途中、月山森分岐でどうしようか考えたが、月山森には帰りに登ることにして
このまま幸次郎沢へと直進した。千畳ヶ原が見えてきた。

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だんだん笙ヶ岳や御浜方向が近くなってきた。
一面、色づいているものの、まだ本物ではないと思う。
このまま進む。

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幸次郎沢に下りる途中のショットだが、陽の光の射し具合によって
山肌は刻々と変化する。いつも思うことだが、紅葉の見え具合いなどは、
その絶妙なタイミングに左右されるのだと思う。
特に陽のあたり具合はとても重要で、その入射角などによっても見え方は
大きく異なるのだと思う。

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幸次郎沢上部の道標。

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そしてこれが幸次郎沢上部から見た千畳ヶ原。
千畳ヶ原名物、金色に輝く一面の草紅葉、まだまだ本物ではないような、
あとちょっとかなと思う。

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千畳ヶ原の右手斜面をズームインしてみたが、結構彩り鮮やかになっている。

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でも結局、幸次郎沢は、前日の雨で少し水が出ていたのと岩場が濡れていたので
下まで降りることを諦めて戻ってきた。
これは、月山森(1650m)から見る鳥海山。なお、初冠雪は昨日だったらしいが、
昨年より10日も遅いのだそうだ。

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鳥海山の冠雪と紅葉、そして秋晴れの日曜日、これで人出がないわけがない。
河原宿小屋の前まで戻ってくると、どこぞの高校生軍団などもいたりして、
押すな押すなの大賑わいだ。そして、まだまだ続々登ってくる。
いや、これじゃ癒しどころではなくなってきた。

時計をみると11時、今朝は自宅出発5時半だったから、半日コースの軽登山、
帰って引越し準備が待ってるし、もういいか、そう考えて山を下りることにした。

これが最後の鳥海山、なんて考えると涙が出そうになるほど寂しい。
でも、健康でいればいつかまた帰って来れる。
きっと、また来るから、そう呟いて鳥海山に別れを告げた。

この稿終わり。次はマレーシア引越し準備アラカルトの予定です。
今回はコンドミニアムの賃貸契約の顛末を綴ります。

これまでも書いたとおり、複数のエージェントさんにお世話いただき、
いろいろな物件を見させてもらいましたが、結局は最初の印象がとても良く、
真面目そうで控えめな感じのWさんの紹介物件に決めました。

でも、もちろんエージェントさんの印象だけで決めたわけではありません。
その物件が当方の希望条件に適うものであるのみならず、オーナーの姿が
見え、その人柄などを知りえたことも大きな要因だと思います。

と言うのは、今回の下見ツアーでは、各コンドのエントランスなどで必ず
どなたかが待ち受けていて、その方がユニットのドアの鍵を開け、室内を
案内してくれるのですが、最初はオーナーさんかなと思ってました。

ところが何件か見て廻るうち、その方はオーナーさんではなく、その物件の
担当エージェントさんであることに気付いたのです。

どうやら、その方々はWさんや▲▲さんたちのお仲間エージェントさんの
ようなのです。きっと仲間うちで物件を融通しあうのではないでしょうか。
そんな印象でしたが、かなり親しくなったWさんに、このあたりの仕組みを
聞いてみようと思っていたのに、忘れて聞かずに帰ってきてしまいました。

ところがコンドの下見ツアーを続けるうち、とある物件ではオーナーさんが
待っていてくれたのです。お陰で他のユニットよりも格段に丁寧かつ詳細な
説明を伺うことができました。

いくらその物件の担当エージェントさんとは言え、当方のいろいろな質問に
適確に答えることができるかと言うと決してそうではないと思います。

まあ、大雑把な下見ツアーではその程度で十分で、オーナーさんによる、
より詳しい説明はその次の段階でと言われれば、それはそうかも知れません。

でも、その物件だけは、当初からオーナーさんが立ち会ってくれて、詳しい
説明を伺えたのです。

結局、今回の下見ツアーでのオーナーさんの立会いはその物件のみでした。
しかも、そのオーナーさん、人柄も良さそうでとても好印象でした。

さらに、後で分かったことですが、なんと日本語も少しできるのです。

聞くところによると、20年も現地日本企業に勤めておられるとのこと。
なれば数多くの日本人との付き合いもあるのだろうし、日本人の気持ちや
考え方などに少しは理解があるのかと・・・、いやこれは私の勇み足かも
知れませんが、とにかくオーナーとテナントの関係を考えれば、かなりの
安心感があります。

J社でも聞きました。レンタルのコンドミニアムは契約したら終わり、
ではないのだ。寧ろその後が重要なのだ。だからいろんなトラブルにも
後々まで対応してくれるエージェントでなければならないのだ、と。

これは全く同感です。でも、コミュニケーションさえうまく取れれば、
大丈夫ですよね。日本人の多くの場合、このコミュニケーションの問題、
コミュニケーションバリアがあってうまく行かないのだと思います。

でも私の場合は、このコミュニケーションのバリアやギャップを自ら克服
することもチャレンジなのだから、ここを回避する訳には行かないのです。

とは言え、私にとっても、このこと(今回のオーナーのこと)は大きな
プラス要因ですよね。

でもこれって、最初から勝負がついていたとは思いませんか。

結局、見させてもらった20件程度の物件の中から、最後に残った数軒を
横に並べて、仔細に比較した結果、やっぱりこのオーナーやWさん、
それにオーナーの友達でもある担当エージェントのDさん、この方も
とても誠実そうな方で、これらのことが最後の決め手になりました。

と、言うことでこの物件に決めました。

そして、早速、そのことをWさんにメール(深夜だったので)で伝えたところ、
翌朝電話があり、思ったとおりものすごく喜んでくれました。

多分、電話口の向こうでうれしくて小踊りしてたって感じかなぁ、いやいや、
そんなに大げさなことではないのかも知れないけど、何日か一緒に見て廻り、
ランチなども一緒に取るうち、気心も知れてきたし、団塊世代の私としては
まるで娘のようなWさん、いや娘よりはずっと静かで控えめな(こう書くと
きっと長女に後で罵られるだろうけど、これも私の素直なフィーリングと
言うことでご容赦を。)Wさんのひたむきさに応えてあげたいと思う気持ち
もあったのかも知れないと思います。

こんな風に書くと、今回のコンドミニアム探しはWさんありきだったのだろう
と誤解されるかも知れないけど、決してそうではありません。

ただ、これは当然の帰結だと思います。

私は、過去の人生の中で営業職というものを経験したことはないけれど、
セールスというものは、つまりこういうことなのかなと思ってしまいます。

こんなこともありました。

ある日の朝、Wさんは夫君と共にホテルピックアップに現れたのです。

なにも聞かされていなかったので、ちょっと驚いたのですが、その日一日、
夫君運転の日本車に同乗して下見ツアーにでかけ、ついでに夫君から界隈を
案内してもらいました。

彼女(もう名前を明かしちゃいますけど)Winnyに負けず劣らず控えめで
静かな好青年ですが、その彼が熱心に案内や説明をしてくれるのです。

彼女たちのHomeでどんな会話があってのことなのか、知る由もないのですが、
なにか夫婦ぐるみの「ひたむきさ」みたいなものをひしひしと感じます。

車中などで、ときどきスマホの中の二人の6ヶ月になるベビイの写真を何枚も
見せてくれたり、私と同世代のご両親のお話をしてくれたりもして、
アットホームで自然に微笑ましくなるようなそんな二人なのです。
これもとても好印象でした。もう勝負ありですよね。

さて、閑話休題です。

いよいよ契約についてです。

最終的にはTenancy Agreementを取り交わすのですが、
順序としては、先ずAgreement to Rentです。

これです。これがAgreement to Rentです。

20121003001.jpg

これは、Winnyの説明では、いわゆるオファーレターなのだそうです。
借主つまりテナントである私からの条件提示書になります。
私がサインしオーナーに提示します。そしてオーナーがそれにサインして
有効になります。まぁ、仮契約書とでも解すれば良いのかも知れません。

そして、今回提示の賃貸条件に記された金額、今回は12月からの入居ですので
12月分のAdvance Rental(前家賃)1ヶ月分、Security Deposit(敷金)2ヶ月分、
Utility Deposit(水道光熱費保証金)0.5ヶ月分、それに契約書の印紙代などに
RM532を小切手または現金でと言うことだったので、現金で支払いました。

ところで、12月の入居となると、それまでまだ2ヶ月ほどあるのですよね。
オーナーにとってみれば、その2ヶ月分の家賃はどうするのですかね。
実は、今回J社とやりとりした際、ここが問題になったのです。入居まで
2ヶ月も間があるとオーナーは嫌がると言うのです。だから、実際の入居は
12月でも契約上はせめて11月からにしてくれないかと言うのです。

つまり。11月分からの家賃を支払えと言う訳です。
まぁ、オーナーにとってみればさもありなんとも思えるので、止むを得ないか
と考えていたのですが、同じことをWinnyに相談したら、担当エージェントと
オーナーにかけ合ってくれて、なんと12月分からで構わないとなったのです。

いやぁ、今回はいろいろと考えさせられましたね。
でも、J社を非難している訳じゃないですよ、別に。

さて最後に、コンドミニアムの本契約と言うかTENANCY AGREEMENTです。
これがその契約書の表紙です。
オーナーの名前ととテナントである私の名前が記されています。

20121003000.jpg

このTENANCY AGREEMENTは計9枚綴りで、最初の5枚にTerms and Conditions、
つまり賃貸条件がこと細かに記されています。

これはこの契約書の本文にあたる部分で、具体的な名称、数値、金額などは
記されておらず、それらはすべてSchedule(細目表)から引用してきます。

各Schedule(細目表)と突合せしながら、一行一行を読み合わせしました。
そして、オーナーと私が合意・同意して一枚一枚にイニシャルを記して
行きます。

20121003002.jpg

本文最後の6枚目に、オーナーと私、それに担当エージェントが、サインして
契約書の完成です。

20121003003.jpg

これは、The First Schedule(第一細目表)です。

20121003004.jpg

契約年月日、オーナーとテナントの住所氏名、物件の所在(住所)、契約期間、
契約開始・終了年月日、月家賃額と支払い方法、支払い期限、敷金等の金額が
それぞれ明記されています。

20121003005.jpg

そして最後に、The Second Scheduleです。
2枚にわたる室内の付帯設備(家具・機器等)のリストです。
ひとつひとつ、現物を確認しながら、要不要を判断し記録していきます。

ここまで、約2時間、Winnyと担当エージェントのD氏立会いの下、
オーナーと私が最終的にサインして、握手を交わし終了です。

日本を発つ前、コンド探しとその後の契約のことを、真剣に悩んで
いましたが、結局、案ずるより産むが易しだったのかと思います。

慣れないことばかりなので、試行錯誤しながらも学習を繰り返し、
確かにきつかったと言うのが本音ですが、ここまでやってみて
やっぱりできないことはない、改めてそう思いました。

ひとつ前進です。

以上、現地マレーシアでの本承認取得とコンドミニアム探しの
チャレンジは終了です。

現在は、自宅に戻って引越しの準備を開始しています。
マレーシアの強力クーラーにやられたのか、不甲斐ないことに風邪を
引いたらしく、まだちょっと本来の調子ではないのですが、
身はひとつなので、寝込んだら最後と思い、鞭打ちながら、
がむしゃらに動いています。

そして今、鳥海山の紅葉真っ盛りです。
今週末にも山に入りたいのですが、なんか天気の具合も良くないようで、
あるいは無理かもしれません。

もし行けたら、きれいな鳥海山の紅葉をアップしたいと思います。

ではまた。。
今回は、コンドミニアム探しの続編です。

前回、iproperty経由のエージェントWさんのお話をしましたが、
そのWさん案内の初日の下見ツアーは、なかなか中身の濃いものでした。

その中の新築物件は、新築だけあって外観も室内外も、そして付帯の施設も
とても素晴らしいものでした。

しかし、残念ながら、ちょっと手狭です。
もっと大きい(広い)物件であれば、かなり気持ちが動いたと思います。

でも後で考えれば、この地域(Ara Damansara)はまだ開発未完の地域なので、
他の地域(Mont Kiaraなど)と比較すれば街としての機能や生活圏としての
完成度は見劣りします。

なので、これで良かったのかも知れません。

初日のツアーでは、その後、Mont Kiaraに移動し、何軒かのユニットを
下見しました。これらのユニットもなかなかのもので、結局は、その中の
1ユニットに最終決心するのですが、その時はまだ、この先もっと良い物件が
でるかも知れないと言う期待もあり、検討します、とだけ返事しておきました。

そして、その翌日(9/21)です。
MM2Hのビザ取得手続きを1日お休みとし、J社からの紹介エージェントによる
下見ツアーに出かけました。

でも、その下見ツアーの顛末を説明する前に、J社とのやりとりを綴りたいと
思います。

実は、現地到着翌々日に地理不案内の中、J社を訪ねました。
その日の朝、たまたまレンタル携帯のバッテリーが意外に早く消耗してしまい、
電話が使えなかったため、担当の方宛てに、本日午後一で伺います、とメールで
連絡をし、その日の午前中に予定していた本承認手続きに出かけたのです。

そして、その日の午後一、連絡どおりにJ社のオフィスを訪ねました。
Google Mapで場所を確認し、最寄り駅からはタクシーを使うまでもないと
考え、歩いて行ったのですが、途中、ちょっとした坂道があり、大汗を
かいてしまいました。

J社のオフィスはすぐ分かりました。

オフィスのドアを開け、「こんにちは」、と声をかけましたが、目の前のデスクの
方々は、自分の仕事に没頭しておられるのか、誰も振り向いてもくれません。

(注:以下、すべて日本語での会話です。)

再度、「こんにちは。○○さんはおられますか」と声をかけました。
すると、「○○はお休みをいただいておりますが、なにか?」、とデスクから
日本人の女性の方が立ち上がりました。

「△△と申しますが、○○さんに、今日こちらに伺いますとメールしていた
のですが」と言うと、「○○は午前中ならこちらにいたのですが、午後は
お休みなんですよ」、とのことです。

「えーっ、だって、、」とまごまごしていると、「ああーっ、△△さんね、
だったら聞いてますよ、エージェントの▲▲を紹介するんですよね。」

「・・・・・・・・」
ちょ、ちょっと待ってよ。今さ、大汗かいてようやくここに着いたんだよ。
どうぞ(応接セットに)おかけ下さいとか、冷たいものでもどうぞ、とか、
お客様対応はないのかいと心で文句言いながらですけど、、
「あのぉ、ここ(応接セットに)座ってもいいですか?」とおずおずと尋ね、
「あ、どうぞ」とのお許しを得て、ホッと一息。

で、なに「○○さんいないんですかぁ、そうなんですかぁ」と当方。。
なんか、梯子外されちゃった感じだなぁ、、
いろいろ話聞きたかったんだけど、、だめなのかなぁ。。

で、件の女性、「エージェントの▲▲には言ってますので、あとは▲▲と
やりとりして下さい」って、なんか、はいこれで終わりって感じ。

当方、「お金は・・・・」ともじもじ。。
「あ、300リンギね、領収証要りますか?」って。。

これさぁ、なんか冷たくないかい? 忙しいのかも知れないけどね。
こういうのって敏感に感じるタイプなんだよなぁ。

当方:
「分かりました、あとは▲▲さんとやりとりすれば良いのですね。」

女性(A):
「そう、彼女日本語できるから心配ないから。」

当方:
「分かりました。あっそうだ、別のエージェントさんにもお願いして
いるので、場合によっては▲▲さんではなく、別のエージェントさんの
紹介物件に決める場合もあるかも知れないんで、それは大丈夫ですよね?」

奥のデスクの別の日本人女性(B):
「えっ?別のエージェント?そりゃ、▲▲怒るわ。」

当方:
(ちょっとムッとして)「だって、私の立場からすれば、いろいろな物件を
見たいし、下手に妥協したくないので、別のエージェントさんにもお願いして
いるのだけど、なんか問題があるのですかね?」

AorB:
「妥協したくないなんて、妥協しなかったら決まらないですよ。
散々下見して、他に持っていかれたら誰だって怒るわ。
で、どちらのエージェントさん?」

当方:
「そりゃ程度の問題でしょう。
別のエージェントって、iproperty経由のですけど。」

AorB:
「あー、ipropertyね、いつかもそんなお客さんいたね、でも結局うちに
泣きついてきたワ。契約した後、エージェントに逃げられたって。
うちで紹介する▲▲は長年の付き合いだし、信頼できるエージェント
だから安心だけどね。
▲▲で決められないんなら、あんまり長くひっぱらないでね。。」

当方:
「まぁ、分かりました。早めに判断しますから。
だったら▲▲さんにはとりあえず、一日だけ下見させていただいて、
決められなければ、その日のうちに▲▲さんにそこで打ち切りのtel
しますから。。」

BothAandB:
「・・・・・・・・・・」

結局、J社では冷たいものの一杯も出ずに、その代わりに上から目線で
目一杯冷たい対応をされ、お陰ですっかり汗も引いて帰ってきました。

その後、同一建物内のカフェで冷たいもの飲みながら休んでいたところ、
件の女性たちがやってきました。
どうやら休憩のようです。
すぐ傍に陣取った彼女たちでしたが、こちらとは一切目を合わせること
なくひたすら自分たちの会話に熱中していました。

ホテルに帰る道すがら、ふと考えこんでしまいました。
今日のこれって、なんだったんだろうって。

これが日本だったら考えられないですよね。
お客様が、ドアを開けて入って来られたら、先ず、気づいた者が
一斉に、いらっしゃいませー、ですよね。
次に、ご用件を伺いますが、、ですよね。

マレーシアの空港に着いて以来、感じていることですけど、
カフェでもレストランでもショップでもスーパーのレジでも
日本とは大違いですよね。ほとんど笑顔もないし、Thank youの
一言だってあんまり聞かないですよね。

下手したら、上から目線で、何が欲しいの?、早くしろ、みたいに
ぶっきらぼうに感じることがよくあるんですけど、これも大いなる
違和感ですよね。

一方、日本では、お客様は神様なんてワードがあるほど徹底して
いますよね。ここが大違いなんです。でも、これが異文化なんです。
日本人の感覚や価値観がどこの世界でも通用すると考えるのは
大間違いなんです。

でも、決してこの国の人間に問題があるわけではないのです。
商習慣や文化が違うだけなので、その辺りを割り引いて考えれば
腹も立たないし、立ててはいけないのです。

余談ですが、日本人が他国の人に比べて、確実に優れていることの
一つに、他人に対する思い遣りや気遣いがあると思うのです。

誰だって気遣いや思いやりを受けて、悪い気はしないですよね。
これはどこの国の人たちでも同じであろうと思うのです。
ところが、なかなかそれが難しい、生活水準とか教育とか環境とか
いろんな要素が作用して、まだそんなところまで余裕がないって
感じなのでしょうか。

いつか、日本以外の国においても、日本と同様の気遣いや思い遣りの
できる人々やそれを求める人々が街に溢れ、みんなが心地よく平和に
過ごせたらいいなぁと思ってます。

閑話休題。

でも、いくら日本以外の国に長く暮らしていようと、郷に入れば
郷に従えの例えがあろうとも、このような日本人としての心、
気遣いとか思い遣りとかは失いたくないし、お客様は神様的な
日本の素晴らしい商習慣も是非忘れないようにしたいですよね。

私のMM2Hチャレンジの目的のひとつに、異文化に溶け込むと言うのが
あるんですけど、こういうのは溶け込んじゃいけないんだと思います.

寧ろ、自発的に啓蒙し次第に周りを感化する、そうしてこそ真の友好
だと思うんです。

J社を訪れて感じたことは、まさにこのことに尽きるのです。

もっとも、私の方も、日本人の会社だから、もっと優しく丁寧に
対応してもらえるものと思っていたのが間違いだったのですね。

ここは日本ではないのですね。学習しました。今後はこんな期待は
持たないようにします。

で、J社紹介の▲▲さんですけど、
電話ではなんかきつそうなおばさんだなあと感じていたのですが、
これが見ると聞くとでは大違いです。

ご主人が日本人だそうで、家では日本語で会話しているのだそうです。
中国人っぽい口調なので、電話ではいい気持ちではなかったのですが、
会ってみたら意外に若くて、てきぱきとした女性でした。

下見ツアーでは、一日でよく廻れたと思うぐらいあちこちの地区に
つれて行ってもらいました。

案内されたコンドはほとんどが全部素敵でした。
でも、そのほとんどが予算オーバーなんです。なんででしょうね。
J社の担当にはこちらの予算はきっちり伝えておいたのですがね。
そして、こっちは300リンギもの紹介料払っているのにね。

もっと当方の予算に適うところをと▲▲さんにお願いしてみたのですが、
その予算では難しいから、なんとか工面したほうが良いですよと、
言われました。この時点で、rule outです。

▲▲さんはとてもいい人だと思います。とっても熱心で信用力のある
方だとも思います。

でも、予算の面で折り合いがつかない以上、だめでしょうね。。。
と考えていたら、そうか、妥協しないと見つからないと、件の女性が
強い口調で言っていたのは、こういうことだったのかなと、そんな
邪推をしてしまいました。

結局は、iproperty経由のWさんの紹介物件がマジにベストマッチなので、
そちらに決めましたが、いろいろ比べてみると、▲▲さんの紹介物件と
さほどの差異はありません。

なんかさあ、日本人専門に相手していると結局日本人プライスになって
しまうんじゃないかと、そんな邪推までしてしまいました。

以上、記憶のままに綴りましたが、あるいは私の偏見による誤解や
勘違いがあってのことなら、登場人物に対して大変失礼です。
そんな可能性はないとは思いますが、これは、私の主観による単なる
気づきです。決して特定個人を非難したいがために綴ったものでは
ありません。
ひねくれ団塊世代として、何人もこうありたいとか、こう願いたいの
類ですので、どうかご容赦いただきたいと思います。

以上、この稿終わり。次回は、コンドのテナンシー契約です。
今回の現地での主なミッションは二つあって、ひとつはMM2Hのビザ取得、
もうひとつは、12月からの住まいとなるコンドミニアムを探すことです。

MM2Hのビザ取得のための本承認手続きについては、情報が比較的容易に、
入手でき、事前準備も十分できたので、さほどの心配はありませんでした。
そして、ほぼ予定どおりにミッションをコンプリートできたと思います。

しかし、もうひとつのミッションの方は、大いなる不安がありました。

実は、私の今までの人生の中で、見知らぬ土地での新たな住まいに関し、
これほど心したことはないのです。

ほとんどの場合、赴任先にてほぼ自動的に準備されていましたし、
最後は実家に戻ったものですから、見知らぬ土地で住まいを探したり、
現地の不動産屋さんと交渉したり、丁々発止のやりとりをした経験が
まったくないのです。

いや、まったくないと書いてから、そう言えばと思い出しました。
埼玉で購入し、現在は長男夫婦が住んでいるマンションがある訳だから
まったくないと言ったら嘘になりますが、よく知った土地でしたし、
そういう意味では右も左もわかった上でのことでしたので、今回とは
状況が異なります。

しかも、今回は場面が海外です。
右も左もまったく分からず、もちろん言葉の問題だってあります。

日常的な言葉の不安はそれほどないのですが、経験外の専門用語での
やりとりで、果たして抜けなく十分にできるのかと不安です。

と言うことで、現地の不動産関係の用語や法規的なことなどを俄かに勉強したり、
ネット上のいろいろな情報を参照しながら、自分なりに準備はしたつもりですが、
それでもまだまだ不安は拭えません。

でも、これもチャレンジ、難儀であればあるほど成し得た時の満足感は大きい筈、
そう考えて、独力でのコンド探しにチャレンジしました。

先ず、Malaysia's No.1 Property Web Siteとの触れ込みのiProperty.comなどで、
マレーシア、特にKL地区での物件の相場みたいなものをざっと把握し、さらに、
現地の日本人の方々のブログなどを参考にした上で、iPropertyのMy Property に
Wanted(希望物件の掲示)を出しました。

このiPropertyなどの不動産関連サイトには、賃貸コンド物件も山ほど掲載されて
いるのですが、写真がまったく載ってなかったり、載ってても外観のみとか、
室内の一部の写真だけだったりして、Descriptionを読んでもProperty Detailsを
読んでも物件イメージがいまいちピンときません。

まして、住所を見てもその地域が果たしてどのようなところなのかなどは、
まったくイメージが沸かない訳で、このiPropertyで、この物件希望などと、
手を挙げることは難しいと判断したのです。

そこで、判る範囲でこちらの希望を述べ、条件に見合う物件を求むと、
iPropertyの掲示板にWANTEDを出したのです。

マレーシアの賃貸コンド(日本ではマンション)は、日本と大きく違い、
建物の中のユニット(一軒一軒をユニットと言います)ごとにオーナーがいて、
そのユニットを不動産会社に所属する各エージェントが仲介するのです。

中には、同一のユニットを複数のエージェントが仲介しているケースも
あるそうで、複数のエージェントに下見を世話してもらう時には、稀に
同一のユニットを重複して下見してしまうなどのケースもあるそうです。

これらのことから、日本とは違い、特定の大手不動産屋さんにすべてお任せ、
と言うわけにはいかないようで、それぞれのエージェントさんに仲介を
お願いせざるを得ないのです。

でも、ここで気になるのが、エージェントさんの信頼度というか信用度です。
いろいろな方のクチコミによると決して良心的なエージェントばかりでは
ないとのことです。
しかし、そんなことは判る筈もありません。とにかく会ってこの目で確かめる
以外に手はないのです。

こんなことを考えていると益々不安が募ります。

やはりここは、日本人エージェントか、もしくは日本語のできるエージェントを
頼るべきかと迷いました。

ネット上にはそんな代理店さんがいっぱい載ってます。

現地事情に精通した日本語のできる方に頼めばことは簡単に済むでしょう。
安心・確実なのでしょう。でも、それでは私の意図するチャレンジになりません。

悩んだあげく、そうだ、最後の押さえとして、お願いしておこう。
先ず、iProperty経由のエージェントとやりとりし、うまく行きそうもなかったら、
最後の切り札のエージェントさんにお願いしようと、ずるいようだけど、
そう考えたのです。

そこで、ロングステイ財団のメルマガに載っていた、MM2H代理店のJ社さんに
メールしてみました。J社さんはそのHPで「不動産アシストお任せ下さい」と
謳っているのです。

J社のKL本社にメールしたのですが、返信には、MM2H個人申請の方は原則として
引き受けしないのだが料金をいただければ対応すると、記載されていました。
さらに、当社は不動産エージェントではないので、信頼に足るエージェントを紹介
するのみだが、それで良ければ具体的な希望条件を言って下さい、とのことです。

えっ?なんだ不動産仲介は直接しないのか?
それに言い方というか文面がちょっと個人申請者には冷たい感じがしましたが、
営利目的の業者さんとしてはそれも当然のことなのだろうと思い、
さらに単なる紹介料としては随分高い気がしましたが、ここはRM300を支払い、
J社の言う信頼できるエージェントさんを紹介してもらうことにしました。

と言うことで、出国前にJ社の担当の方(男性)と何度かメールでやりとりをして、
私がKLに到着後、改めて日時調整をしてJ社のオフィスに伺うことにしたのです。

一方、iProperty経由のエージェントさんですが、出国までに3名の方からメール
をもらいました。それぞれ私が提示した希望条件に見合う物件探しに協力したい
との申し出です。

さて、どうしようかと思案しました。

会ってもいない外国の方を評価することなどできるわけもないし、メール添付の
コンドのデータを見てもイメージが沸かないし、効率的にコンド探しをするには、
どのような段取りでやれば良いのだろうと考えた訳です。

KLでの日程は、予備日も十分にとってはあるものの、当初の優先順位としては、
MM2Hビザ取得が第一です。その合間を縫って、コンド探しをする、そして、ビザ
の取得が完了したら、本格的にコンド探しをして、最後に決める、そう考えて
いました。

iProperty経由のエージェントさんのうち、出国前に十数回もメールをやり取りし、
こちらの希望条件の詳細を理解し、下見予定のコンドの写真などを何枚も送って
くれて、熱心さが際立つWさんと言うエージェントさんと最初にコンタクトする
ことにしました。

もちろんWさんには、私は複数のエージェントにお世話をお願いしているので、
もしあなたの仲介で条件に見合う物件が見いだせなかったら、他のエージェントの
仲介物件に決める場合もあるが、それでも良いかとの当方の問いに対し、
快くOKと言ってもらってました。

そして、KL到着です。
到着してまもなくレンタル携帯にWさんからのコールが入りました。
落ち着いたら、下見の日程を決めたいから電話下さいというものです。

これから、先ずはMM2Hビザ取得のための手続きに入るので、
日程の都合が付き次第こちらから電話しますと応えました。

メールでは何度もやりとりしましたが、声を聞くのは初めてです。
若い女性の声ですが、電話口の向こうでとても緊張しているらしい
様子が感じられます。

第一印象はグッドです。

そして翌日、9月20日から半日ずつ下見ツアーの日程を準備できる
と電話し、初日は20日の朝、ピックアップしてもらうことになりました。

さて、初対面です。朝9時にホテルロビーでとの約束なので、
5分前に下りましたが、Wさんはなんと30分前に到着して待って
いたとのことです。拝見したところ、私の長女と同年代ぐらいでしょうか、
とても良い感じですが、一番は控えめなところだと思います。

決してキャリアウーマン然としたテキパキ的な人には見えません。
どちらかと言うと、静かで控えめで、なにより真面目な感じの方です。

KL郊外のお住まいらしく、その日は朝7時半に家を出たのだそうです。
そのために、まだ真っ暗な5時にアラームをセットしたとも言ってました。
フリーカメラマンの夫君に、日本の方のお相手をするなら、時間に厳しく
しないといけないと助言されたとのこと。なんとも微笑ましいじゃ
ありませんか。

このWさん、Very Goodです。

もちろんTrustworthyかどうかはまだ見極めないといけないが、私も長年、
人を見てきた人間です。小一時間も話をすれば大体その人となりが判る
つもりです。そういう意味では、大当たり(Wさんに失礼かも)だと
思います。こりゃ、ツキがあるのかも知れないなどと内心思いました。

そして、Wさん運転の車に同乗して下見ツアーの出発です。
下見の物件は、やはりいろいろな要素、例えばその所在の地域、コンド建物の
築年数、付帯施設、セキュリティ及び周辺環境、また、ユニットの大きさ、
間取り、付帯設備などなど、それはいろいろです。

以下、今回の下見ツアー(Wさんの紹介物件だけではありません)で巡った
各コンドミニアム内外の写真をランダムにアップしてみます。

もちろん、写真は下見した物件の全部ではなくほんの一部です。
この中には最終的に契約した物件の写真や周辺の街並みも一部入っていますが、
ご参考までにご覧下さい。

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このようなプールはどのコンドにも付帯しています。

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シーリングファンはいいですね。

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キッチンユニットは、日本のものに比べてシンクが小さい気がします。

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ほとんどのコンドにはミニマートなどがあります。
これは、コンドのすぐ隣にある24H営業のセブンイレブンです。

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現在まだ開発進行中の区画にある新築物件です。
付帯施設も素晴らしくきれいです。

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オープンバスです。
いくら高層階でもちょっと抵抗感がありますね。

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エレベーターホールですが、どこも結構広くていい感じです。

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バルコニーからのviewですが、見えているのはミッドバレーのビル群です。

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メインベッドルームです。

下見した物件のほとんどは3ベッドルームに3バスルームです。
そのうちのメインバスルームにはバスタブをとの条件を提示していました。

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これは、最終的にここに住もうと決めた街、モントキアラです。

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これもモントキアラです。

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各コンドのゲートには24時間のセキュリティガードが詰めています。

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各コンドの共用施設などの清掃管理など、とても行き届いているようです。
ちなみに、日本でいうところのマンション管理費は、こちらでは大家さんが
全額負担するというのが多いそうです。

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リビングもまちまちですが、日本の普通のマンションに比べれば広いのでは
ないでしょうか。もちろんこれは私の知る限りではということです。
ご参考までに、今回最終的に決めたユニットの広さは約1300平方フィート、
つまり約120平方メートルです。
毎月の賃貸料などを考慮に入れれば、日本では信じられないほどです。

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付帯のジムです。

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バスもいろいろです。
サブのバスルームには、バスタブはありません。
シャワーだけですが、その給湯器は電気式の壁面取付タイプがほとんどでした。
メインバスルーム用には天井に電気温水器が隠れていました。

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これも、モントキアラです。
今回の下見ツアーでは、タマンデサ、ダマンサラ、ミッドバレー、TTDIなど
いろいろ巡ってみました。ちょっと見では判断できないのかも知れませんが、
独断と偏見で見てみると、やっぱり街のきれいさ、セキュリティなどが際立って
いるような気がします。外国人が多く住む街で日本人も多いのだそうです。

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と言うことで、今回はちょっと長い記事になりましたが、
KLのコンドミニアム下見ツアーのリポートでした。

次は、本稿では時間がなくて書けなかったので、
J社のKL本社を訪問した際に感じたことや、
その紹介エージェントさんによる下見ツアーことなど、
どちらかと言うと、あまり愉快でなかったことも含み、
差し障りのない範囲で書いてみたいと思います。

ではまた。。