昨日久しぶりに鳥海山の新山に登ってきました。

鳥海ブルーラインの除雪が終わり、
山形の吹浦と秋田の象潟を結ぶ山岳絶景ラインが
予定どおり4月27日に開通したのです。
例年、ゴールデンウィークにあわせ開通するので
バックカントリー好きは、皆この日を待っている。

今年は、1月、2月、3月と5回ほど登ったけど
このブルーラインの開通までは、除雪の関係で
車でいける最高標高点が酒田市八幡の大台野牧場なので
標高500mから歩かなきゃいけない。
思うほど体力のない団塊人間にとってはかなり厳しいのだ。

だから、いつも意気込みとは裏腹に
滝の小屋とかせいぜい河原宿小屋あたりで挫折する。

今年は、2月に月光川ダムの奥にある三の俣スキー場
からも登ってみたけど、あそこは標高300m程度だから
ますますきつい。
天気も良くて、例年は邪魔なブッシュも大雪のお陰で
さほど気にならずに頑張って歩いていたのだが・・・
膝近くまでのラッセルには到底体力がもたず、
目標の月山森どころか標高800m程度の鈴木小屋で
体力エネルギーの打ち止め。
帰りは深雪にスキーをとられほとんど雪ダルマだったけど、
それでも手つかずの雪山で一人楽しかったのだ。

話を元に戻します。
ブルーラインが開通したと言っても、まだしばらくは
朝8時から夕方5時までなので、朝早くから登ろうと
思うと、前日の車中泊が必須なのです。

と言うことで、私も28日の夕方、ゲートが閉まる前に
鉾立の駐車場に進出、先着の10数台とともに車中泊を
決め込んだ。

翌朝、5時起床し6時登山開始のつもりが、
やや準備に手間取って、30分遅れで出発。

空を見るとすっきり快晴・・・でもないか。
花ぐもり模様だけど、予報はばっちりだし心配無用。

でも、この鉾立コースって、山スキーヤーにはあんまり
人気がない。なぜなら、しばらく夏道をスキー担いで
歩かなきゃいけないし、もちろん下りも同じだから、
その辺知ってる人たちは、ほとんど大平登山口近くの
登り口から直にシール登高でスタートしようと考える。

だから、そこの駐車場ってゆうか、駐車スペースは
いつも満車。朝いちでゲート通過しても前日からの
泊組?ですでに残席僅か。だから、ゲートオープンは
よおいドンの競走なのです。

かく言う私自身、毎年GWは大平から登っているのだけど
今年はなぜか、鉾立にしようと考えた。
なぜ?ひょっとしたらマレーシアMM2Hのせいかも知れない。
山スキーはこれが最後かなって?

いやいや、まだチャンスはあるでしょ、祓川からなら
5月いっぱいOKじゃないか、
でも、もしかしたらって感じているのかも。

鉾立駐車場からスキーを背負い、ちょっと上の展望台から夏道を
しばらく歩く。岩や石道と雪道が交互に現れ、注意しながら歩く。

登り始め30分ぐらいいつも感じることだけど、
こんなにきついのに、山登りなんかなんでしてるんだろうって。
でもしばらくすると身体がなれてくるせいかそんな気もなくなり、
誰もいない静寂の世界に浸る。それが楽しい。
ようやく夏道から外れ、シール登高開始。



前には誰も見えない、後ろを見ると遥か下方に2、3人。
でも右手の大平方向からは結構多い、全部で10人以上は見える。



8時30分、予定どおりに御浜小屋到着。
この辺で大平コースと合流なので、結構な人数が小休止してる。
鳥海湖を覗いてみるとまだ雪がたっぷりあって、
やっぱり今年は雪が多いなと思う。







風もなく温かで心地よい気分だけど、ゆっくり休んでもいられない。
何組か先に出た。その先を見渡すと、
扇子森上部にどうやら雪が切れているところがあるらしい。
スキーを背負う姿が見える。
なので、左側から稲倉岳をやや下方に見ながら迂回気味にトラバース。



陽もうっすらとさしてきたけど、視界はあまり良くない。
日本海も秋田方向も霞んで見える。

先を急ごう。扇子森の鞍部から七五三掛に至るコースに
何組かの山スキーヤーが見える。今日はみんなペアだね、
単独は俺ぐらいかな、なんていろいろ考えたり、自問自答したり
しながらひたすら進む。

9時40分、七五三掛、標高1780m地点。
ここから千蛇谷コースと外輪コースに分岐となる。
先行者のうち、何組かが外輪の方向に進んでいる。
千蛇谷への渡りがやや気になるが、ここは迷わず千蛇谷へ。



皆ここでスキーを担ぎ、一列になって慎重に渡る。
夏場も思うけど、ここは油断できないよね。左下方をみると絶壁?
だもんね。よろけて滑落でもしたら大怪我間違いなしだから、
そうなったらヘリ救助とかになるだろうし、迷惑かけるし、
家族にも怒られるだろうし、なんていろいろ考えながら
ようやく渡り終えてホット一息。

ここからは千蛇谷の緩い勾配を
ゆっくりとシールで進む。
いつものどんがめスローペースだから、
若い人たちから追い抜かれることも多いけど、
まあこの年だから無理しないでおこう、
こっちは飽くまで健康登山なんだからね、
などと自分に都合いいようにつぶやきながら
ゆっくり時間をかけてすすむ。
単独行は、だから気が楽なのさ。







途中、暑くなったり寒くなったり、
その度にアウターを脱いだり着たりしながら歩く。
進行方向右側にそそりたつ外輪の壁も、だんだん高さを感じなく
なってきて、11時15分、頂上小屋のある台の直下に到着。
でも、今回は、このまま谷を進み右から左に廻り込む形で
新山を目指す。雪がたっぷりあるのが嬉しい。
急な斜め勾配に、スキーアイゼンも効かず、ここは慎重に
時間をかけて登る。



そしてようやく、12時ちょうどぐらい、標高2230m点に到達。
厳密に言うと頂上2236m地点は、眼の前の岩山だけど、
ここで十分。対岸の七高山もほぼ目の高さに見えるし、
何組かの人影も見える。あっちは、祓川から登って来たんだよね。



急に風がでてきて体感温度も下がってきたため、岩陰で着込み、
そして昼食タイム。これがいわゆる至福の時なんだよ。
疲れたーって思うより、やったーっていう達成感。
毎回、このために登るんだろうと思う。
周囲にはなんでそんなきついことするのって
いつも聞かれるけど、これなんだよ。
でもこれって、登らない人にはわからないだろうな。



頂上周辺には、数えてみると10組程度、皆思い思いのポーズで
休んでる。至福のサミットランチ?を終え、滑り始めるグループも。

帰りの千蛇谷の大滑降を考えると、滑る前からわくわくどきどき
するけど、七五三掛への渡り廊下もあるし、扇子森の登り返しも
あるのだから、調子乗りすぎて転んで怪我でもしないように、
ここは気を引き締めながら、
よしって気合を入れて、下山というか、1時ちょうどに滑降開始。



思ったとおり、千蛇谷の滑降は素晴らしい。雪質もすこぶるいい、
ところどとろに薄いクラストもあるが、快適にスキーが走る。

もったいなくて、途中何回かにわけて滑りおりてきたけど、
それでもあっと言う間に千蛇谷最下部のゴール?地点に到着。

振り返れば頂上直下から続く千蛇谷のロングスロープと
外輪の壁がとても愛おしい。いやぁ、良かったとつくづく思う。

その後、七五三掛への渡り廊下も
扇子森の登り返しもなんとか無事に通過して、
そして、最後の夏道も慎重に歩き終え、
本日の山スキーはこれで終了。
時計を見ると、3時30分でした。

以上、鳥海山春スキーの項、終わり。
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4月に入ってから、MM2Hの個人申請に着手。

個人申請って難しいのかなあって思って、
ネットで検索してみるといろいろヒットはするが、
いまいち、ピッタリがない。

ここは、やっぱりひとつひとつ確認しながら
やるしきゃないなって思う。

まず、申請の条件と申請手続きの確認からかなあ。
マレーシア国政府のofficial web siteを読んでみて
気になるのが申請条件の欄。

http://www.mm2h.gov.my/

英文には、50才以上の年金受給者は、
35万リンギの預貯金証明及び
1万リンギの年金証明が必要と明記されているのに、
日本語の方には、訳者註が記載されていて、
年金が不足していても、35万リンギあれば、
申請は受理されるのだと書いてある。

これって本当かなあって思って、ちょっと不安だけど、
ネットにはそれらしい情報も若干は見えるし、
そうだよね、1万リンギということは、およそ27万円だから
それが必須条件としたら、年金が目減りしている昨今では
われわれ団塊世代でもなかなか厳しいと思う。

まずはそうなのだと判断することにして、
申請書類の準備を始めることにします。


2012.04.24 プロローグ
この3月末で、永かった勤め人生活にピリオドを打ち、
毎日が日曜日という夢のような生活がスタートしました。

朝、目が覚めて、そうか今日も仕事に行かなくてもいいんだって思うと、
なんだか力が抜けてふにゃふにゃした気分になります。

でも、これって、現役時代ずうっと恋焦がれていたことなんです。

現役時代は休みの日でもいつだって仕事のことが頭から離れず、
あれもしなくちゃ、これも忘れないようにって、毎日毎日思ってました。

でも、それが自分という人間の毎日の目標でもあり、
大げさに言えば生き甲斐でもあった訳だけど、それがなんにもなくなって、
どうにかなっちゃうんじゃないかとちょっと不安です。

だから、ずっと以前からアフターリタイアメントはどうしよう、
毎日、朝起きてから今日はなにしようかって考えるのかな、
そんなことじゃすぐボケちゃうよな、なんて真剣に悩んでたのです。

とにかく時間の制約など一切なくなる訳だから、
現役時代にできなかったこと、例えば、大好きな山スキーなど、
今週末に行こうと思っても天候が良くないとか、
今日は朝から鳥海山が白銀に輝いてるよ、こんな日に行ければいいなあなんて、
出勤途上いつも悔しい思いをしてたし、海外旅行だって、1週間も休むと
仕事のことが気になってしょうがなかったし、
だから、現役時代になかなかできなかったこと、これからのびのびできますよね。

これってすごいこと、やったぁの人生なんですね。

でも、いっぱいあると思っている時間だって、もちろん限りがある訳だから、
無駄なことには絶対使いたくないと思います。

やりたいこと全部やって、あぁ満足な人生だったって最期に思いたいのです。

明日から、果たしてそんな満足な人生の実現なるかについてを
徒然なるままに綴ってみたいと思います。