ホーチミン気晴らし小旅行その2です。

ここベトナム・ホーチミンは初めての土地で、西も東も皆目分からない状態なので、1日はガイド付きのツアーに参加して街の主要な観光スポットを案内してもらおうかと、ホテルのツアーデスクでワンデイシティツアーなるものに申し込みました。

翌朝8時半にホテルピックアップに現れたガイドさんは、小柄なベトナム人男性の方で、一見、南ベトナム解放民族戦線の兵士のようにとても芯が強そう(融通が効かなさそう)な方です。対する今日のツアー参加者は、全部で9人、英国人4人、ドイツ人1人、タイ系ドイツ人1人、中華系マレーシア人1人、そして日本人は私とMy better halfの2人、つまり日英独馬の寄せ集め連合軍です。

ガイドのロンさん、小柄なワリには大股で肩を揺すりながら偉そうに歩きます。また、狭い車内に響き渡る大声で、You knowとOKを尻上がりに連発するので、なんか説教されているような感じです。酷く訛りの強い英語で聞き取れないところもありますが、ここは我慢、聞こえないところは想像で補うことにして、さあ、シティツアーに出発です。

今日の参加者、私たちを除きみな大型・重量タイプ、お陰で酷く窮屈な思いをしました。それに加えて、ロンさんのYou knowとOKが耳につき、一行はまるで解放戦線の兵士に連行される連合軍の敗残兵のようなものでした。

最初にやってきたのは、戦争証跡記念館(War Remnant Museum)です。もちろん、戦争と言うのはベトナム戦争のことです。

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これ↓、解放戦線の兵士を取り囲んで連合軍が偉そうに尋問してる風に見えますけど、実際はたった1人の解放戦線兵士に叱られて小さく頷くことしかできない、図体だけでかいひ弱な連合軍なのです。

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記念館をひととおり見て廻った後、ロンさんに案内されてローカルマーケット(Bin Tay Market)にやってきました。

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市場探索は私の好きなジャンルなので、大変楽しみにしていたのですが、このマーケット、どうも卸売りが主の市場のようで、同じものが大量に陳列、というより無造作に積み上げられていたり、なにより商品の壁に囲まれてただでさえ狭い通路に店員さんたちが座り込んで飲み食いしたりしているので自由に歩けない。もっともっと見て廻りたかったのに残念。

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ロンさんにそのことを話すと、別の場所にベンタインマーケットと言うもっと綺麗なマーケットがあって、普通の観光客はそっちに行くのだとのこと、なんだそれなら最初からそっちに案内しろよなと、大体オレらは普通の観光客じゃないんかい、と思ったけど解放戦線の兵士にまた叱られるとイヤなのでダンマリしてましたけどね。

さて、次なるところはReunification Palace、かつての南ベトナム(ベトナム共和国)の大統領官邸です。日本語では統一会堂と言うそうですけど、ひねくり回して考えた訳語ですよね。

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これ↓、サイゴン陥落のときの有名な写真です。緑の芝生がとてもきれいな大統領官邸に北の戦車部隊が南ベトナム解放戦線の旗を掲げて突入してきた1975年4月のことです。これ、恐らく官邸警護の南の政府軍部隊を武装解除した直後の写真ではないでしょうか。

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しかしこれ今から40年も前のことなんですけど、私はこのサイゴン陥落のニュース映像を職場のテレビで見ながら、あの米軍が本当に負けたんだと、とても驚いたことを今でも憶えています。

昼食の後、やって来たのはThe Notre Dam Cathedral(サイゴン大教会)です。またの名を聖マリア大聖堂と言うそうです。
ところで、このツアーに付いているランチですが、思ったよりGoodでした。安いツアーなのでほとんど期待はしていなかったのですが、ところが、ベトナム料理から西洋料理までの幅広メニューで味もVery Good、私は隣のドイツ人とサイゴンビールで仲良く乾杯しました。

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大聖堂前の広場、実はこの前の広場からサイゴン川に向かう通りが、かの有名なドンコイ通りです。広場はその人気のドンコイ通りの出発点でもあり、大勢の観光客で賑わっていました。

大聖堂前の広場の一角にはこんなフランスコロニアルスタイルの素敵な建物もありました。これはThe General Post Office、日本語名はサイゴン中央郵便局だそうです。

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この郵便局、観光名所ながら、現在も通常の郵便・通信業務を行っている現役の郵便局だそうです。でもフロア中央にはこんな土産物の売店もありました。

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今日のツアーはこの郵便局で終わりです。確かに時計を見ると4時なので、朝からもう7時間も経っているのですね。でも、このツアーって、え、なにか見所があったかな?と思うほどに、たいしたことがないと言うか、あまり価値がよく分からないと言うか、そんなツアーのような気がしました。

でも、値段も値段(1人2400円ほど)だし、ましな昼食も付いていたし、良しとしないといけませんね。

そんなことを思いながら、郵便局内のベンチに座っていたら、ツアー参加者連合軍の一人が私を見つけてやってきました。彼、ロンドンから来たといってましたから英国人だと思いますが、外見はどうみてもアラブ人です。しかし、言葉は綺麗なブリティッシュイングリッシュで聴き易い。

これは良いのですが、この彼、War Museumの時からそうだったのですが、ずっとアメリカの悪口言っているのです。ベトナム戦争も、イラクもアフガンもそしてリビアもそうだ。現に今もシリアを空爆して市民を皆殺しにしている、なんてことを延々と熱っぽく話すのです。

話半分に聞いていると、あんたはこのことをどう思うかなんて質問もしてくるし、これにはちょっと閉口しましたね。

しかし、今日のツアーで感じたことですが、ツアーは英語ガイドツアーなので当然英語圏の参加者が多い。この英語圏という概念、今では本当に全地球的なんだと改めて思います。英国でもドイツでもフランスでもオランダでも中東でもアラブでも東南アジアでもみーんな英語をほとんど自由に話します。(もちろんそうではない人たちもいますけど)

英語は世界の共通語なんだとつくづく思います。肌の色や顔かたちが異なろうが、言葉が通じれば一体感は直ぐ生まれます。こんなツアーでは、英語を話すと言うだけで直ぐ仲良くなれる。

こういうツアーに参加して、英語が聞けない話せないで他の人たちの輪に入れなかったら面白くもなんともありません。だから日本人は日本語ガイドツアーに参加する、これも確かに良いとは思います。

ですが、ある程度英語が理解できるようになったら、どんどん英語ガイドツアーに参加して、英語圏の人たちの輪に積極的に入るようにしたらどうでしょう。

外国人から見る日本人の印象は、目を合わせない、堂々としていない、はっきりものを言わない、英語を話さない、と良く言われます。現代日本人はそうではないと言うことを積極的に発信していきませんか。このひねくれジィジも団塊世代の代表として、もちろん英語特訓を続けながらですけど、積極的に英語圏の人たちの輪に入って行こうと思います。

おっと、ちょっと脇道に逸れてしまいましたが、閑話休題です。

さて、翌日つまり、ホーチミン3日目のことです。

今日は朝から街歩きです。昨日のツアーで大体の方角とかも掴めたし、マップさえあればどこへでも歩いて行ける、そんな気がします。先ずは、昨日、最後に行った大聖堂前の広場を目指します。

おっ、あれはナニ?頭になにやら渦高く積んだものを載せて歩いている人がいます。良く見ると、大きなトレーの上にパンが積み上げられているようです。形が大分へこんできているところを見るとどこかに下ろしたのか、売ったのか、でも、重心位置が微妙に変化するだろうにたいしたもんだなー、なんて感心してしまいました。

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街を歩いていて、感心するものと言えばやはりバイクがらみです。以下の写真は私自身の撮影によるものではありません。インターネットにアップされているものを拝借したものですが、街歩きをしていると良くこんな「感心」に出会いました。

先ずは、バイクの5人乗りです。4人乗りは普通に見かけるのですが、この5人乗りはなかなか発見が難しいです。私は滞在間1度だけ見ました。それにしても、見るからに怖いですね。滑って転倒したらと考えるとぞっとします。

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それから、路上で良く見かけるこんな行商さんですが、あの重い天秤担いで長い距離を歩くのは大変だろうなと思ってました。

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そしたら、ある時、バイクがすっと寄って来て、その後に天秤担いだままの売り子さんを乗せて颯爽と走り去りました。なるほど、これが日常の光景なのかと感心しましたね。

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これ↓なにか分かりますか?バイクの後に大きな鏡の板を抱えて乗っているんです。私は、鏡は見ませんでしたけど、ベニヤ板のようなものを抱えて乗っているのには何度も出くわしました。

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向かい風の抵抗が当然あるだろうし、ずっと抱えているのはとても大変なことと思い、変に感心しましたね。

そして極めつけはコレ↓です。すごい、バイクの上に寝てる。これ、落ちないかなぁなんて心配してしまいましたけど、器用なものですねぇ。人間って慣れればバイクの上でもどこでも寝れるんだと、コレにはいたく感心してしまいました。

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そうこうしているうちに、ドンコイ通りのスタート地点である大聖堂前の広場に到着しました。

とりあえず、広場の角にある洒落たカフェで休憩です。

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さあ、冷たい飲み物も飲んで汗も引っ込んだので、ドンコイ通りの街歩き開始です。

VINCOM CENTERの前を通り、

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で、先ず目に付いたのがコレ、サイゴンオペラハウスの建物です。

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しかしこの界隈は、ベトナムらしくなく(失礼)とても綺麗なところですね。
フランス統治時代の建築物が今でも素敵に保存され、しかも現役で使われているというのが凄いですよね。右↓は、ホテルコンチネンタルサイゴンの建物です。その左側、ドンコイ通りの対面にある白亜の建物の名前は分かりませんがこれも素晴らしいですね。

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サイゴンオペラハウス前の広場から、ホーチミンシティ一番の高層ビル、ビテクスコ・フィナンシャルビルを望みます。これも、"らしくない"都会的な風景ですね。

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さあ、いよい雑貨屋さん通りにやってきました。ここは東京で言えば原宿通りのようなところと聞きましたが、そのとおり、他の街の通りとは随分雰囲気の違う洒落たストリートです。雑貨やさんにブティックにカフェやレストラン、いずれも小綺麗です。

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おっ、早速、KITO shop(有名雑貨屋さん)を発見しました。

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これ、観光雑誌に載ってたZakka-FasionのTanPoPoですね。

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そして、これも有名なCoCoです。えっ、オーダーメイド?そっか、このあたりの雑貨屋さんって、洋服の仕立てもやるんですね。

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でも、これ見て下さいよ、日本語ですよ。さらに、店内の売り子さん、ほとんど日本語ができるんですよ。これには驚きました。聞けば近くのemem1号店も2号店も、このCoCoもみんなおんなじ日本人オーナーの経営なんだそうです。どおりで、店内は日本からの若い女性で溢れかえっています。

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ベトナムはまだ労働力が安い、最近、チャイナプラスワンと言う言葉を良く聞きます。経済が急速に発展し労働力もそれほど安くはない中国、しかも無茶苦茶な政治リスなども多い、もう日本企業も身に染みて分かってきたようですね。中国に軸足はまだ残したまま、周辺諸国にも足を伸ばすチャイナ・プラスワン、中国以外の生産拠点としてここベトナムが脚光を浴びているそうです。

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My Better Halfが買った洋服の仕立て直しを注文したemem2号店の若い売り子さん、私たちが日本人と知り一生懸命たどたどしい日本語で話しかけてきます。

ワタシ、ニッポンダイスキ、ニッポンイキタイケド、オカネナイ。ニッポンタベモノ、ゼンブオイシイ。オスシダイスキ、キュウリョウモラッタラ、ヒトツキニイッカイダケ、オスシタベル。チュゴク、キライ。ヤサイモタベナイ。エッ?ナゼ?ダッテタベルト、イチネン、ニネン、サンネンゴ、ビョウキニナルヨ。コレホントダカラ。

特に最後のくだりは、思わず吹き出してしまいました。

ベトナムでは労働賃金がまだまだ低い、したがって、洋服の仕立て代も日本よりもずっと安い、なおかつ、ベトナム人の手の器用さは日本人に決して負けていない。これはもう日本の若い女性がベトナムに押し寄せるのは必然ですね。

さて、ここはドンコイ通りの突き当たりのサイゴン川です。この川を実際に見る前には、サイゴン川のディナークルーズもオプションに入っていたのですが、実際に見てみて即却下してしまいました。

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KLでもボルネオでも中国でも、以前訪れたタイのバンコクでも、どこも同じようなものですが、とても美しい川とは言えません。大小のゴミやいろんなものが浮遊しているしニオイもあります。でも、しょうがないですね。経済発展中の国の河川の管理はまだ万全ではなく、とても環境保護にまでは至らないのが実態です。

こうなるとわが故郷のやまがたが懐かしい。鳥海山の麓に湧く清らかに澄んだ水、緑の庄内平野を流れる美しい川、こちらの人たちにも是非見せてあげたいわが故郷の永久不滅の財産ですね。

ドンコイどおりは、男性の私にとっても大変に楽しいところでした。ベトナムって、社会主義国なのに、中国の改革解放政策と同じ、ドイ・モイ政策が当たりましたね。

でも、かの中国とは異なりベトナムにはいろんな自由があるようです。そこが大変気に入りましたね、このベトナム。また訪れたい国のひとつになりました。

ここは、今日(3日目)の街歩きの最後となるベンタイン市場です。

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昨日のツアーで訪れたビンテイ市場に比べて確かに綺麗で見ごたえのある市場です。
通路は広くて歩き易いし、売り子の人たちの愛想もいいし、品揃えも豊富だし、それになぜか、マレーシアの市場よりも品物の品質も良く、清潔そうに見えます。

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私は、いつものように鮮魚系をじっくりみたかったのですが、残念なことに魚屋さんのほとんどは既に閉店してました。止むを得ず、酒の肴となるスルメやホタテの貝柱などの乾物系を探して歩き、ついにスルメを見つけて買いました。

そのスルメを今かじりながらブログを書いているのですが、見た目もよし、味もよし、酒のつまみに最高。えっ、スルメのニオイのするオヤジって女性に嫌われるってことぐらい、分かってますよ、でも止められナイのです。(私は自分の部屋でスルメをかじり、出るときはキシリトールガムを噛んで口臭を消します。それぐらいの気遣いって家族でも必要だってこと、最近分かってきたんです。でも、ちょっとは身体に染み付いているかも知れない、ヤナ、団塊オヤジでいいんです。)

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乾物屋のオバサン、こともあろうに私を見て、この前も来たね、顔覚えているよと言いました。(でもコレ何語で言われたのか全然覚えていません、ベトナム語は私には分からないし、とすると英語だったのかどうか・・・)

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とにかく、このベンタイン市場、大勢の観光客が出入りしていて確かに観光市場てきな雰囲気なのですが、綺麗だから私は好きです。時間があればもっともっと見ていたかったのですが、この後ホテルの屋上プールでひと泳ぎしたいいと思い、後ろ髪を引かれながらホテルに帰りました。

明けて4日目の最終日ですが、午後の出発便、しかもホテルのチェックアウトタイムが12時だったので、朝からまたドンコイ通りにでかけました。私は通りのカフェなどでゆったりとした時間を過ごしていましたが、My Better Halfはお店の売り子さんたちが片言の日本語を話すこともあって、せっせと買い物にいそしみ大満足だったようです。

ベトナムって、いいな、そう結論づけてKLに戻ってきました。

これで、ベトナム・ホーチミンの気晴らし小旅行編を終ります。思うがまま、感ずるがままの書きなぐりでちょっと長文になってしまいましたが、最後までお付き合いいただいた方、大変お疲れ様でした。

ではまた。。


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定年後のマレーシア移住のメリットの一つは、ここを拠点にして気軽に海外旅行を楽しめることだろうと仰る方がいますが、確かに私もそう思います。

特に、東南アジア各国へは国内旅行のような感覚で簡単に楽しめるところが、私としては大変気に入っているのです。

もちろん私の周囲には、東南アジアに限らず、南アジア、豪州・ニュージーランド、中近東や欧州方面への旅行を楽しんでおられる方たちもたくさんいます。

それを可能にさせる大きな理由としては、各旅行先が日本から出かけるよりも遥かに近いと言うことに加え、アジア最大の格安航空会社のエアアジアが、ここKL(klia2)を拠点にマレーシア国内外88都市に直行便を就航させているということがあると思います。

もちろんMM2H在住者にもいろいろ幅があるので決め付けることはできませんが、一部のリッチな方々を除き、私たちのように、時間はたっぷりあるので旅行はしたいがあまりお金を無駄遣いしたくない・・・と言う方も大勢おられるだろうと思います。

しかし、ここにいると本当にあり難いことに、エアアジアから格安チケットの販売情報(プロモーション)がメールで届き、ホテルと込み込みでブッキングすると航空券代は無料なんてこともしばしばあるのです。

でも、こんな格安プロモーションのほとんどは販売期間と旅行期間が限定されているので、仕事現役の方たちには難しいのでしょうが、毎日が日曜日という私たちにはこんな格安チケットをいくらでもブッキングできる強みがあるのです。現役の方たちには申し訳ないけれども、これを利用しない手はありませんよね。

と言うことで、先週8月14日から、エアアジアの格安プロモーションを利用し、フリーチケット+ホテル込み込みブッキングで、ベトナムに国内旅行感覚で小旅行をしてきましたのでそれをリポートしてみたいと思います。



もちろん、エアアジアですから発着空港はklia2です。今年の5月オープン以来、私としてはこれが3度目のklia2の利用なのですが、訪れる度、利用する度に、ショップやレストランなどが益々充実されていることに気付き大変嬉しい気がします。

しかし、一方でエプロンのあちこちに大きな水溜りがあったり、ターミナル施設の至るところの壁や床などに大きな染みや汚れ、さらには亀裂や剥離なども垣間見えたりしているのは、完成検査後まだ数ヶ月しか経っていないというのにこれはとんでもないことですね。

こんなことは日本では決してありえないと憤慨したくなりますが、こんな時、ここは日本ではなくマレーシアなのだと改めて思い直すことにしています。

さて、クアラルンプールからベトナム・ホーチミンシティまでは南シナ海をひとっ飛び、今年3月に行方不明となったMAS370便と同じルートです。

距離にすると1000kmちょっと、この前のボルネオ島コタキナバルよりもずっと近いのです。でも、それでも立派な海外旅行、通貨も違えば言語も交通ルールも違います。

私、いや私たち団塊世代の若かりし頃は、海外旅行なんて夢のまた夢でした。しかし、高度経済成長期を経て少しずつ豊かになり、おそるおそる海外旅行などに出てはDreams com trueを実感したものでした。

やがて時が移り、今では誰もが気軽に海外旅行を楽しめる、そんな嬉しい時代にはなりましたが、我々団塊世代組みにとって海外旅行はまだまだ夢の延長線なのです。そんな海外旅行に、行こうとしたら毎月でも行ける、これってとっても幸せなことだと思いませんか。

エアアジアのエアバスA320は、1時間40分程度でベトナム・タンソンニャット国際空港に到着しました。

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タンソンニャット国際空港の管制塔です。昨年完成したばかりのほやほやだそうです。

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ここの空港の国際線ターミナルは我が国のODA(政府開発援助)で建設されたものだそうで、到着出口にその石碑がありました。

タンソンニャット空港石碑

日本ODAと言えば、ここホーチミンでは、ベトナム初の地下鉄建設工事も日本の清水建設と前田建設のJV(ジョイントベンチャー)が受注したそうで、つい最近工事が始まったということです。こんなことを聞かされると日本人としてやっぱり嬉しくなりますよね。

このベトナム、今では数少ない社会主義国なのですが、中国などと同じく市場経済システムを取り入れている国で、特に近年経済成長が著しいのだと聞きました。

私は今回始めてこのベトナムの地を訪れてみたのですが、以前、テレビやネットでオートバイで埋め尽くされた街の映像を見て驚いたことがあって、一度この目で見てみたい、そう思っていました。

そして、期待に違わず早速その洗礼を受けました。

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夥しい数のモーターバイクです。一日中、バイクの流れが途切れることはありません。約740万人のホーチミン市の人口に比較し、バイクの登録台数が約500万台(2013年)とはオドロキです。

私はマレーシアに来てまもなく、道路を傍若無人に走り回るバイク軍団に驚いたものでしたが、ここベトナムのバイクの数はその比ではありません。動画↓に撮ってみましたのでご覧下さい。



まさに凄まじいの一言です。このバイクの大軍団、いや大洪水を見ていると、マレーシアのあのバイク小軍団が可愛く思えてくるほどです。

それにしてもこのバイク、良く見てみるとホンダやヤマハやスズキなどの日本製がほとんどです。そのことを現地の人に尋ねたら、日本製バイクの信頼度は中国・韓国製などとは比べものにならないぐらいに抜群だそうで、価格は高いがみんな一生懸命働いて日本製を買いたがるということでした。

さらに、バイクに限らず日本製・産品はなんでも安心・安全の代名詞。どこぞの国が、名前や形を日本製・産品に似せて作って売るが直ぐバレル、こんなこと、この国の多くの若者たちは既にみんな知っている、なんてことを聞かされると、ああ、なんと健全、この国の未来はきっと安心、ベトナムがんばれと応援したくなりました。

ベトナム最大の経済都市、ホーチミンシティ(旧サイゴン)は想像通りの街でした。確かに東南アジアの他の主要都市に比べると高層ビルはまだまだ多くはないけれど、街に溢れる活気や熱気は負けてない、それどころかこれぞ真のアジアかというぐらいのエネルギーを感じます。

この国の急激な経済成長は、やがてあのバイクの大洪水を車の大洪水に変える。当然そのためのハードもソフトも整備や改革が必要となる。この国にはやるべきことが山ほどある。あぁ、若かったら絶対こんな国で生きてみたかった・・などと悔しがるひねくれ団塊なのでした。



それにしても、どこに行っても途切れのないバイクの大洪水には圧倒されます。でも、ただただ圧倒されていては、道路も横断できません。信号なんてあってもないに等しい、こんなことにはマレーシアでも十分慣れてきた、そう言いながら道路を渡る、うっそ、止まらない、歩行者をよけてくれない、まさにバイクの大洪水に溺れそうになりながら這う這うの体でようやく渡り切る。ふうー、こりゃ疲れます。

さて、今回のホテルは、最近ではトップクラス、と言っても4スターホテルなのですが、エアチケットがフリーだからその分奮発しようと口コミを読み漁って評判のホテルを選び、さらにはシニアスィートをブッキングしたのですが、これもバッチリ大正解でした。

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しかし笑っちゃいますよね。このホテル、正面看板のホテル名の横に星(スター)が4つ並んでいるんですよ。もちろん4スターホテルってことでしょうが、じゃ、1スターホテルなんてどうするんだろ、星1コを堂々表示するのかい、と疑っていました。

でも、翌朝、通りを歩いてみてちょっっと驚きました。滞在先ホテルと同じ通りには、3つ星も、2つ星も、そして1つ星ホテルもあるんですが、それぞれちゃんと正直に(?)星の数を堂々と表示していました。こりゃ疑って相済みませんでした。

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シニアスィートルームは広々綺麗でジャグジー付、朝食ブッフェは5スター並みで文句なし、BBQレストラン併設の屋上プールもあって夜の眺めも最高なんて、それにしてもこのホテル、久々の大ヒットです。

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これ↑はホテルの屋上プールから眺めたホーチミンシティの夜景です。ギラギラしてなくて、どこか素朴な田舎都市のようですが、そこがまたいいのです。

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かくしてベトナム初上陸の日も暮れて、独り静かに泳いでみたり、プールサイドのデッキチェアに寝そべって、ベトナムの夜空を見上げてみたり、BBQレストランのドイツソーセージを頬張りながら、タイガードラフトピアをぐび飲みしたりと、いやぁこれはたまらん贅沢なベトナム・ホーチミンの夜ですなー。。

今回旅行では、ホーチミン観光定番のトンネルとかメコンデルタ巡りはパス。ゆっくりのんびりのホテルステイとMy Better Halfのための雑貨やさん巡りなどの街歩きが主です。でも、右も左もなんにも分からないのも辛いので、明日はとりあえず1日シティツアーに参加してみようと、ホテルのツアーデスクに申し込みました。(参加費2人で950,000ドン=4300円、昼食付きでこの価格は、やっぱり込み込みのパッケージツアーよりもかなり安いのではと思いました。詳細はその2で。)

次回はそのシティツアーと雑貨屋さん巡りなどを綴ります。

その2につづく。