ランタ島の夜が明けました。

ここタイは、マレーシアとの時差が1時間、つまり日本とは
2時間の時差があります。マレーシアの朝はいつも暗いけど、
ここは普通に明るい朝です。

これ、やっぱりマレーシア時間が変なのですよね。
どう考えても、ここタイとは経度がほとんど同じ訳だし、
時差があるほうが変だと思うのですがね。

それにしても夕べは大変でした。
寝る前に良く目を凝らして、何匹かのモスキートを退治した
つもりだったのですが、どこに隠れていたのか、なんとまだ
残党がいたらしく、朝方までしつこくつきまとわれました。

持参したバイトリリーフの軟膏でなんとか凌ぎましたが、
やっぱり、星の数の少ないホテルの場合、携帯蚊取り線香は
必須アイテムですね。

それに、夜昼関係なく頻繁に停電はするし(停電と言っても直ぐ
復旧するのでさほど深刻ではないのですが)、電話はないし・・・

でも、グレードも、料金も高いホテルでこうなら腹も立ちますが、
今回は、決してそうではないので腹も立ちません。

昔読んだ沢木耕太郎の深夜特急に出てくるような安宿に比べれば、
遥かに立派です。熱いシャワーも、清潔なシーツもgoodでしたし、
それに、質素だけど内容も美味しさも十分な朝食にも満足しました。

夜中、一人でテレビを観ていたら、その台の陰になにか気配を
感じ、目を凝らすと、おっと、geckoくん(ヤモリくん)の登場です。

一瞬、小型のgeckoくんと目があってしまいました。
geckoくんのあの目って意外にキュートなんですよね。

私はこんな生き物は特に好きでも嫌いでもないのですが、
my better halfの場合は、極端な虫嫌いと言うか、テントウムシを
見てもギャーギャー騒ぐほうなので、こりゃまずい、こんな夜中に
ホテル変わるって、騒がれたら手がつけられんと思い、シッシッ、
って追い払いました。

geckoくん、テレビの後ろに隠れてからも、まだこっちをじっと
見てましたが、そのうち尻尾ふりふりしながら見えなくなりました。

でも、そんな私の気持ちがgeckoくんにも伝わったのか、
それから最後まで隠れたまま出てくることはありませんでした。
(もちろん、この件、my better halfには今も黙ったままです。)

これが今回宿泊したオーシャンビューバンガローです。

名前だけはゴージャスなのですが、実はこんな感じです。
でも、確かにオーシャンビューはばっちりだし、偽りはありません。

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早起きして砂浜を散歩していたら、猟師さん(?)に出会いました。
見ると、吊り下げた網の袋に魚が結構入っています。

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これです。一見、さよりに似た青みの魚です。
聞いたところ、左手の刺し網のような網で獲ったのだそうです。
この浜で、1時間ぐらいで獲ったんだと自慢してました。
思わず、刺身にすると美味そうと思ってしまいました。

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陽も高くなり、波がすっかり引いた遠浅の砂浜に出てみました。
遥か向こうに結構な人影が見えますが、なにか海水浴のようです。

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近づいてみるとやはりそうでした。ローカルの方達のようです。
ファミリーで海水浴と言うか、楽しそうに遊んでいました。

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でも皆さん、着衣のままなのですね。
ムスリムの方はヒジャブですしね。

そうそう、着衣のままの海水浴で思い出しましたけど、
我が家のあるコンドのプールで、一度アラブ系のご婦人が、
眼以外の全身を覆い隠す、ニカブと言う真っ黒の着衣のまま
プールに入っているのを目撃しましたけど、、、、、

いくら宗教上のこととは言え、大変だなぁと思いました。

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私はもちろん水着で海に入ってみました。
下は平らな砂地、波はなし、水はそこそこ透明、でもかなりの
沖合いに出ないと腰以上の深さにはならないほどの遠浅でした。

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水から上がると、もうすっかり乾いていて、硬く締まった砂浜を
バイクやバイクの横にリヤカーの荷台を溶接したような乗り物が
家族を乗せて走ってました。

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バンガロー前に戻ってくると、おとなりさんがデッキチェアーで
気持ち良さそうにくつろいでいます。

失礼、んじゃ私もここら辺でとお邪魔虫。。

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ドイツ語が聞こえてましたのでドイツの方かと思いますけど、、

見ると(別に眺めていたわけではありません)このカップル、
とっても仲がいいようです。

でも、仲が良すぎて、隣に私がいるのもお構いなしに、
次第に、かなり熱烈な行為に及びそうな気配です。

こ、こら、おまえたち、人前で、犬や猫じゃあるまいし、
ちっとは常識をわきまえろ! この馬鹿ものどもが!と、
怒鳴りたいところをじっと我慢して、静かに遠ざかりました。

思えば遠い昔のこと、地下鉄有楽町線の朝の混雑車内で、
正視に堪えない行為に夢中のアホカップルがいて、周囲は皆眉を
ひそめていましたが、それを見かねたひとりの団塊おっさんが、
「ったく、お前たちは、犬畜生じゃあるまいし」と怒り爆発させて
まくし立てていたことを、今思い出しましたが、いつの時代にも、
そしてどこの世界にもいるのですね、こういうバカップル。

さて、閑話休題です。

身体に付いた潮と砂をシャワーで洗い流し、今度はプールで
ひと泳ぎです。いやぁ、こんな時間っていいですねぇ。

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泳ぎに疲れたら、デッキチェアーに寝そべって本を読んだり、
うたた寝したり、、、あっそうそう、ここwifi繋がるんですよ。
だから、持参のipod touchでメールチェックしたり・・・

いやぁ、いいですね、このプールほとんど独り占めだし・・・

ん、いつのまにか、だんだん汐が満ちて来ましたね。

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これ、いかにも南国の花らしい真っ赤な花です。
名前はわかりませんが、ビーチによく似合ってます。

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ほらね、素敵でしょう、絵になっていると思いませんか?

追記(2013/6/30):この花の名前が分かりました。
トウダイグサ科のバーバドスナッツと言う花です。

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こっちはオレンジ色のハイビスカス、これもいいですね。。

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なんて、考えているうちにすっかり汐が満ちてしまい、
白い砂浜がほとんど見えなくなってしまいました。

お昼も過ぎておなかも空いてきたので、どこかで腹ごしらえでも
しようかと、ビーチの向こうの赤い旗の立っている小屋風のところ、
きっとレストランだろうと考えて歩いてやってきたのですが、
残念ながら、それはクローズ中のボート小屋で、レストランでは
ありませんでした。

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しょうがないので、着替えて、昨日のトクトク少年をコールしました。
すると5分もしないうちに、少年がやってきました。
ローシーズンだから、きっと他に客がいないのでしょうね。

出発前に、ダウンタウンのレストランまで、いくらで行くかと、
値段交渉すると、昨日と同じでいいよだと。。

えっ、いくら?

200バーツ? おいおい、なにを抜かすかこの少年。。

こっちはレセプションテスクに聞いて知ってるんだぞ。。
大体50バーツだそうじゃないか。あんまり吹っかけるなよと言うと、
んじゃ150バーツ。だって、今、客少ないし、、、

えっ? それは逆だろう、客が少ない時は安くしなかったら、
他に客を取られてしまうだろう、そう言いかけてハタと気がついた。

そうか、この少年と私の思考手順は、当然ながら真逆なのだ。
それが当たり前。家族や自分の生活のために必要なことなのだ。

なんて考えたりして、結局150バーツ払う言い訳考えている。

私って、どうしてこうも脇が甘いんでしょうかね。
そしていつもこんな展開になってしまう、、ダメですよねー。。

でも、だったら150でいいから、いいレストランに案内してくれと
少年に頼み、やってきたのがこのシーフードレストランです。

中に入ると、海上に突き出たボートハウス風でなかなかの風情でした。

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客は、案の定、誰も居ません。お店の人は何人か居るようですが、
なぜか、誰一人、こちらに眼を向ける人がいません。

テーブルに座ってしばらく待っても、誰もやって来ないので、
レジの奥の従業員らしき人に、メニューブック持って来てよって、
声掛すると、明らかに、メンドくさいんだよなぁって感じの態度。。

なっ、なんだ、、ここって、まるでやる気なさそうな店じゃないか。

どこがベストレストランなんだか、と思ったけど、また外に出て
暑い中をウロウロするのも嫌だったし、なによりおなかが空いて
いたので、ここで我慢することにしました。

なにはともあれ、冷えたビールです。

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外を見ると、タイのロングテールボートが舫ってあったり、
観光船らしき船もありました。

きっとハイシーズンは賑やかなんだろうなと思いました。

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料理はそれなりにリーズナブルで美味しいものでしたが、
いかんせん、従業員の態度が悪いし、それにトイレも汚い。

ローシーズンだけのことかも知れませんがこれではいけません。

またまた迎えに来てくれた少年のトクトクに乗りながら、
この界隈はきっとどこも同じなのだろうと考え、本日の夕食は
ホテルでいただくことにしました。

3日目は来た道を平穏無事に戻りましたが、特記することも
ありませんので、今回の気晴らし旅行記はここまでとします。

でも、振り返れば、いろいろと反省すべき点はありましたね。

特にハイシーズンとローシーズンって、意外に重要な要素だと
しっかり学習しました。

ではまた。。
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6月20日から2泊3日でタイのランタ島に行ってきました。
実は、こちらに来てから始めての小旅行です。

KLはやはり大都会なので、都会に住まう便利さがある反面、
時々はこの人混みが息苦しく感じられて、自然や静けさを
とても恋しく思うことがあるのです。

と、言うことで、余り遠くなく、観光地ずれしていなくて、
自然が豊かなところ、と言う条件でGoogle検索したところ、
このランタ島がヒットしたという訳です。

でも、タイのランタ島と言っても大部分の方が、え?どこ?
と思われるでしょうから位置関係の概略を説明しておきます。

タイのランタ島はタイとマレーシアの国境から北に約300km
ほどのところにある島で、観光地で有名なプーケット島とは
アンダマン海を挟んで東西対岸の位置関係にあります。

最寄空港はクラビ空港、ランタ島はそこから70kmほど南下した
ところですが、途中フェリーを2度乗り継ぐ必要があります。

エアアジア利用ですので出発空港はもちろんLCCTです。

でも、LCCTからの国際線出発は今回が始めてではないので、
搭乗手続きなどの不安は一切なかったのですが、今回は、
なぜか分からないことが多くて、うろうろしてしまいました。

良く考えて見れば、過去にはここから日本にしか出国した
ことがなかったので、気がつかなかったのですが、近距離の
クロスボーダーフライトって結構粗雑に扱われているのだと、
言うことに気がつきました。

極めつけは、搭乗待合室から搭乗に至る不案内です。
これ、サービスゼロです、要注意です。

普通、搭乗便ごとに搭乗ゲートがあり、その近くに待合室が
あって、搭乗客は迷うことなく搭乗できる仕組みなのですが、
この国際近距離線の場合はそうではないのです。

複数の搭乗便の搭乗客が同一の待合室を利用していて、
搭乗開始の合図で一斉に外に出て、ボーディングブリッジ
ならぬ、安普請のボーディングコリドーみたいなところを
ぞろぞろ歩いて行くのですが、この出口がまったく分からない。

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待合室での案内放送もなかったし、行き先案内板もなにもない。
自分が、どの出口から出て、どの飛行機に乗れば良いのかが
まったく分からないのです。

見れば、右や左に何箇所もの出口があり、その先に航空機が
駐機しているのですが、F61とかF52とかの標示があるのみで、
肝心の行き先がどこにも書いてない。

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人の波に乗って歩いて行くと、係りらしき人がいて、搭乗券
をチェックしているので最終的には誤搭乗などあり得ないのかも
しれないが、これじゃぁ不親切すぎやしませんか?

私なんか2回も、この飛行機は違うよって追い返されました。

当然、ワタシもワタシですから、んじゃ、どの出口に行けば
いいんだよ?って、強く言っても聞こえないフリしてるだけ。

ムッとしつつも、まだ先にある出口に向けた人の波に乗る、
この繰り返しで、ようやく3度目、ピンポーン、当たりです!!

ここが良く分かったね、って態度のお姐さんのチェックを貰いました。

おいおい、これじゃぁいけないよ。いくら、儲からない路線
だからと言ってもこりゃ酷すぎる、正直そう思いましたね。

そう言う意味合いからも、早く新LCCT(KLIA2)が出来上がり、
専用の搭乗ゲートからボーディングブリッジを通って搭乗する、
うろうろしなくてもいい様なこんな格安航空になって欲しいと
思います。

閑話休題です。

搭乗したエアバスA320は、離陸上昇後、水平飛行に入ったかなと
思うまもなく降下開始、トイレに行く暇もなくあっと言う間に、
クラビ国際空港に到着です。

クラビ空港の到着スポットに入ったところです。
国際空港なのですが、発着便数も少ないようで閑散としています。

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でもターミナルなどの施設は新設らしく、とても綺麗でした。

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空港からホテルのあるランタ島までの送迎(往復)を事前予約
していましたので、ドライバーさんのお迎えはばっちりで、
豪華ミニバスのトヨタコミューターでレッツゴーです。

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途中砂利道もあると言うネット情報は真っ赤なウソでした。

交通量もほとんどなく、綺麗で平らな(凸凹がない)舗装道路を、
車は快適にすっ飛ばして行きます。

約1時間半後、最初のフェリーに乗りました。

これはフェリーに偶然同乗したバイクのアイスクリーム屋さんです。
1個2スクープ、10バーツ(1バーツ約3円)でほんのり甘い大豆アイス
を買って食べました。とても美味しかったです。

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そしたら、赤シャツの前にいたジーンズのおっさんが、さかんに
話しかけてきて、どこから来たのかだとか、何しにきたのかだとか、
日本人はあんまり見ないだとか、日本に行きたいが金がないだとか、
うるさいほど陽気に付き纏われました。

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でも、私はこんな陽気なおっさんが実は大好きなのです。(笑)
おっさん同士、話がのりのりに弾んで楽しくなりました。

そして、これは次のフェリー、て言うか最後の渡し船です。
対岸に見えているのが目的地のランタ島です。

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車やバイクや人間を満載したフェリーは、停まっているのか、
動いているのか分からないほど、のんびりと微速前進し、ようやく
対岸の船着場に到着しました。

そして、これがランタ島唯一最大のダウンタウン、サラダンの町です。

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聞くところによると、今は雨季で、観光地としてはローシーズンです。
どうりで観光客も見えないし、ストリートの活気のないこと、、、、

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こりゃぁ静かでいいやと思う反面、ちょっぴり不安も過ぎりました。


と言うことで、ここまで約3時間、ようやく目的地ホテル到着です。

クラビ空港から送ってもらったkrabiShuttle.comのイケメンお兄さんに、
2400バーツ+100バーツ(気持ち)を払い、明後日また迎えに来てもらう
ことを確認してサヨナラしました。

えっ? 2500バーツは高いのではないかですって?
うーん、マレーシアのタクシー代に比べれば、確かにそう思いますが、
約70km、途中2回のフェリー代込みで、3時間、ま、止むを得ない料金と
判断しました。

で、ホテルですが、大体これは想像どおりでした。

バンガロースタイルのリゾートホテルで、直ぐ目の前がビーチ。

ロケーションは抜群です。施設そのものは決して新しくなく、
立派とは言えないのですが、レセプションデスクの女性の対応も良く、
第一印象としてはGoodです。

ホテルのプールからアンダマン海を望みます。
風があって波が少し高いようでしたが、まずまずの景色です。

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プールの縁辺から左方向を望みます。
ご覧のように、プールからビーチの波打ち際までほんの数メートルです。

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今度は目を右に転じてみます。
向こうに見える森がコークワン岬(Koh Kwang Cape)です。

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ホテルのプールとプールサイドです。

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さて、今日はもう直ぐ暗くなる時間なので、一休みしてから、
ダウンタウンに夕食に出かけることにしました。

実はお目当てのレストランがあったのです。

ランタ島のレストランのうち、トリップアドバイザーで評価が高く、
人気のレストランをリストアップし、コメントを丹念に読んで、
目星をつけておいたのです。

ところがレセプションデスクにその場所を聞いたところ、
誰も(2人)知らないと言うのです。そんな馬鹿なと思いましたが、
とにかくタクシーを呼んでもらいました。

もちろん、ここからダウンタウンまでタクシー代はいかほどかと
尋ねることも忘れませんでした。(ぼったくり予防のため)

5分ほどで、タクシーがやって来たのですが、見てびっくりです。

なんとトラックなのです。と言っても、荷台に座席のあるあの有名な
ソンテオではなく、本物のトラック、と言うか、いわゆる運転席の
後ろにもう一列座席のあるダブルキャブタイプの小型トラックなのです。

で、運ちゃん、汚い無精ひげに薄汚れた服装の貧相なおっさんです。
そのおっさんに、レストランの住所を書いたメモを渡し、ここ知ってるか
と尋ねるとニタつきながら頷きかえすので、んじゃ行ってもらおうかと
頼みました。

運ちゃんの後ろ座席は、二人がやっと座れるほどの窮屈さです。

しかも、座席の上には汚れ物とかゴミが散乱してて、おいおいこれ
ホントにタクシーなのかよと、思わずしかめっ面をしてしまいました。

でも、直ぐそこだろうからと、我慢していると、僅か2km弱の距離の
筈なのになかなか到着しない。

運ちゃんに、まだ着かないのかと言うと、レストランが見当たらないから、
もっと探す(これタイ語と英語ちゃんぽん&ジェスチャー会話)と言う。

おいおい、おまえ知ってるって言うから乗ってやったのに、なんだよと
思ったけど、じっと我慢我慢。。

しばらく走り回って、ようやく着いたレストランは、オフシーズンのため
なんと、営業休止中、、、とほほ、なんてことだ。

で、件の貧相運ちゃん、汚い顔に貧相笑いを浮かべながら、あちこち
走り廻ったから150バーツ払ってくれと言う。なんだよ、こいつ、まっすぐ
ここに来れなくて、あちこち探しまわったのはお前が知らなかったせい
だろうよ、ったく、、と思ったけど、こんな貧相なおっさん相手に大人気
ないかとも思い、言うとおりに150バーツ払ってやった。

するとこのおっさん、いいレストラン紹介するからそこへ行こうだと。

400バーツで行ってやるぞ、みたいなこと言い出したので、こいつ、
調子に乗ってバカかよと内心思いつつ、相手にせず。

そこにちょうど通りかかった少年バイタク(タイ名物のトクトク)を止め、
用意してあった第2の目星レストランの名前と住所を書いたメモを見せた。

すると、知ってる、そのレストランは、ちょっと遠くて約8km先にあると言う。

いくらで行くかと聞くと、200バーツだと言う。おいおいホントはもっと安く
走るんじゃないか、あんまり吹っかけるなよと一瞬思ったが、最初のおっさん
の貧相さと胡散臭さを見た後だけに、少年は純情かつ正直そうに見えたのです。

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トクトクはサラダンの町を遠く離れ、島のメインロードをひたすら
走ります。うーん、ローシーズンだけあって、人影もまばら、静けさを
求めてやってきた身にはピッタシの感なのですが、もうちょっと賑やかな
方が安心かなぁ、、、なんて思ったりしてね。

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で、ついに着きました。ここが第2の目星レストラン、Kwang's Cookeryです。
トクトク少年に200バーツ渡すと、少年、えっ?300って言ったでしょ、だと。

おいおい、そりゃないだろうよ、おまえさっき200って言ったじゃないか、
って言い返すと、いや、一人なら200だけど、二人だから300だなどと、
訳の分からないことを言う。

なに言うか、この嘘つき少年!と大人気なく興奮してちょっと大声出したら、
少年あっさり引き下がって、じゃそれでいいよ、だと。。。

ったく、ここはどいつもこいつもよってたかって、、と思ったが、
こんな少年にも家族がいて、少年の稼ぎを待っているのだろう、などと、
いつもの優しいおっさん気質が出てしまい、んじゃ帰りも迎えに来てくれよ、
と優しく声掛けしてしまいました。

さて、このレストランですが、とにかく営業休止してなくてホッとしました。

もう辺りはすっかり真っ暗です。店の前でトクトクを降り、店内を眺めて
いると、直ぐ目の前でビールを飲んでたハゲ頭のおっさん、大げさに両手を
広げて、Welcome to good restaurant, Please come in!!などと陽気に
英語で話しかけて来た。

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見ると、このおっさん、頭はまるで映画のユル・ブリンナーだよ、なんて
言っても今時の若い世代にゃ分かるまいがね。。

うんうん、悪くないぞ、このアジアンテイストの店に、この客か。。

で、奥のほうにはまだ数組の白人客がいるぞ、、、そこで私、すかさず
このユル・ブリンナー氏に、ここネット見て来たんですよ、評価良かったし、
って言うと、それトリップアドバイザーだろうと、返してきた。

良く知ってんじゃん、で、すかさず、ここホントにいいですか?って
聞いてみた。すると、そりゃいいに決まってるよ、なんせオレのワイフ
の店だから。。ほら、あそこに居るだろ、あれがオレのワイフだ、で、
こっちが娘、、と言って店内で立ち廻っているこれぞタイ女と言う感じの
娘っこを指さす。

なんだなんだどうなってんだ、おいおい、て、ことはあんたはこの店の
オーナーかって聞くと、いやオーナーじゃない、オーナーはワイフだ、
とバツが悪そうに口ごもって、ビールグラスを口に運ぶ仕草を見て、
感の良い私は、一瞬のうちに、このタイ母娘と一見白人系のこのおっさん
との複雑な関係をいろいろと想像してしまいましたね。

まぁ、そんなことはどうでも良いことなのですが、とにかくテーブルに
着いて、料理を注文しました。

最初は評判のタイフライドライス。
これです。刳りぬいたパイナップルに盛り付けてあって、見た目もGood。

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おおーっ味もいい。いや、これが100バーツはリーズナブルですよ。
やっぱりトリップアドバイザーはウソつかないね、などと思いながら、
他にもシーフード料理やスプリングロールなど注文して、腹一杯食べて
そして飲みました。

一品一品の料理を評することは止しますが、とにかく美味しい、それに
店内の雰囲気もいい、でも、トイレは行かなかったので分かりません。

そしてここ、評判どおり、白人系の観光客が多いみたいですね。

わたし達も食事しながら、隣のテーブルの白人客といろいろ話したりして、
ランタ島の楽しい夜は次第に更けて行きました。

これ、食事の最後に、例のオーナー母さんが、特別サービスだからねって、
出してくれた、ライプマンゴーです。冷たくてとても美味しかったです。

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そして、会計してもらって、えっ、びっくり、なんと450バーツですって。。

だってビール大瓶2本とmy better halfのソフトドリンクと料理が3品で、
たったの450バーツ?? こんなところもあるんですね。

帰りは、街灯のない真っ暗な道を、時間通りに迎えにきた少年トクトクに
激しく揺られながら、少々スリルを感じつつも無事にホテルに戻りました。

で、別れ際、この少年、明日はもっと安くするから、必要なら呼んでくれ、
ってタバコの空き箱に下手な字で電話番号書いてくれました。

(つづく)