みなさん、こんにちは。

今日も魚関連の話題ですが、実は私、大きな勘違いをしておりました。前回の魚シリーズで「バトゥケイブ近くのPasar Borong Selayang Baru(New Selayang Wholesale Market)と言うKL最大の卸売市場に行った」とリポートしました。

ところが、私が行った卸売市場はKL最大の卸売市場ではないと言うのです。これ、自分で撮った市場の写真とネット上の写真を比べていて気がついたのですが、どうも私が行ったのは古い方の市場で、もっと新しくて大きな市場が近くにあるらしいのです。

良く良く調べてみると、私が行ったのは、Pasar Borong Selayang Baruと言う名の市場なのですが、実は私の勘違いはこの名前からきていました。

このPasar Borong Selayang Baruの"Baru"と言うのはマレー語で"新"という意味なのですが、私はこれを「新スラヤン卸売市場」と理解していました。ところが、正しくは「新卸売市場」ではなくて、「Selayang Baru」と言う地名を冠した卸売市場、つまりスラヤンバル卸売市場だと言うのです。

なんと言うことでしょう。グーグルマップを改めて仔細に見てみると、確かにこの市場は「Selayang Old Wholesale Market」となっていて、しかも「This is the old market, new market is located future south-east about half-mile and is officially renamed KL Wholesale market. Many restaurant entrpreneur and retailer(esp. from Rawang to KL and PJ) get fresh food source here.(これは古いほうのマーケット。新しいマーケットは約0.5マイル南東に位置しており正式名はクアラルンプール卸売市場。特にラワン、KL、ペタリンジャヤから多くの飲食店や小売業者が新鮮食材を求めてここにやってくる)とあります。

オー、ノー!するてぇとなにか?俺が今まで行ってたあのでかい市場の他に、もっとどでかい新しい市場が近くにあるってワケか?とすれば、いや驚いた、これは嬉しい勘違いだぜ。

夜にこのことを知ってから、気になって気になってとても寝ていられません。明け方まで悶々としていたのですが、疲れて少し眠ったらしく、気が付けば5時です。慌てて家を飛び出し、クアラルンプール卸売市場に車を走らせました。

と言うことで、以下は、正式名称:クアラルンプール卸売市場(Pasar Borong Kuala Lumpur)の初探索リポートです。興味のある方はじっくりとご覧あれ。

場所は、今まで通っていた古いほうのスラヤンバル卸売市場の手前約1km、ジャランクチンの左側です。「Pasar Borong」との標識があります。(そうですよね。この標識ってなんなのかなぁって不思議に思ってたんですよ)

卸売市場の北側に大きなゲートがあります。

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駐車料金表です。自家用のビジター車は1時間ごとに3リンギと表に書いてありますが、私の場合、1時間50分ほどで4.6リンギでした。出口は市場建物の反対側、つまり南側にあります。料金は出口精算方式です。(結構高いですね。業者と一般を区別していて、一般客は割高になっています)

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↓これが卸売市場の正面入り口です。でも市場建物(約300mほどの長大な建物)出入口は、建物側面に壁がなく、いたるところから出入りできるようになっているので、こっちの正面から出入りする人は少ないのでしょう。閑散としてました。

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中に入ってみると、一番手前は青果売り場のようです。

マレーシア国旗の上にある大きな看板に眼が止まりました。読むと「JAGALAH KEBERSIHAN PASAR INI(この市場は清潔第一)」、「DILARANG MEMBUANG SAMPAR(ごみ散らかし禁止)」そして「DENDA RM2,000(罰金2000リンギ)」と書いてあります。(だからなのかは分かりませんが、他所の市場に比べあんまり汚くないような気がします。でも決して綺麗と言うことではありません)

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スイカがケースごと山のように積まれていました。スイカの蔓(つる)をチェックしてみたのですが、流石にまだ青々として新鮮そうでした。

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スイカのほかにも、馴染みのフルーツ、見たこともないようなトロピカルフルーツなどが箱ごとか、箱から出して山積みされてました。でも、どうなんでしょう、1個とか2個とかの少量でも売ってくれるんでしょうか。(聞いてみれば良かったのですが、すみません、私の本命は魚売り場なので先を急ぎました)

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新鮮野菜も、もちろん大量にあるようですが、今日は魚の方に一目散です。

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しばらく歩いてきました。ようやくこの辺から魚売り場のようです。ではじっくりと見て廻りましょう。

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ははーん、向こうの古いほうの卸売市場と同じで、この人たち、いろんな国から来てる人たちですね。聞くところによると、ミャンマーとか、インドネシアとか、ベトナムとか、タイとか、マレーシア人の他にも結構いるらしいです。特にミャンマーからのレヒュジー(難民)の方が多いとか。。。

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でも、私にはどの顔がマレーなのかミャンマーなのかは識別できません。とにかく、笑ってごまかすと言うか、笑いは世界の共通言語、ただそれだけでいいのです。

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こっちから笑いかけて、相手が笑って返してくれれば、それでもう気心は通じます。さらに、写真撮ってもいいかとマレー語で「Boleh ambil gambar?」と笑いながら問いかけ、相手が「Boleh(いいよ)」と笑って返してくれれば100点満点です。

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それにしてもみんな陽気な若者たちです。「Dari mana?(どっから来たの?)」の質問にはすかさず「Dari kampung Jepun(日本の田舎からだよ)」と答えると、みな爆笑間違いナシです。

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みな屈託のないヤングメンです。しかし、朝っぱらからこんなに笑えるとは、こりゃ健康にいいワイナ。

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おっ、こっちはそんなにお若くなさそうな。でも、左のヤングマンがジョーダンにノリノリで、右のお方もとても明るく笑ってくれました。そして「Datang lagi(また来てね)」と言われちゃいました。

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「Apa nama ketam ini?(このカニなんて言うかに?)」って笑いながら聞いたら、「こいつかい?こいつは"食って儲からん"だ」と。え、なに?「食って儲からん?クテモカラン、Ketam Karang」か、なるほどねぇ。。

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写真撮っていいか?って笑ったら、おぉ、いいカニだって。(これはウソです)そして、ほら裏を見ろ、真っ白カニだぞって、カニを裏返しながら笑いフザけてたおっちゃんでした。

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お、こっちは箱買いの交渉ですかな?なんと、クパライカン(魚頭)も混じってます。

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なるほどバイヤーとセラーはああやって交渉するんですかいのぉ?

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朝の3時、いや実際は2時半ごろからオープンしていると言うこの卸売市場、もう6時過ぎだというのにまだプロのバイヤーの姿があるようです。この辺、道の向こうのスラヤンバル卸売り市場とは若干違うような気がします。

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しかし、名前(ウエットマーケット)に違わず、どこもかしこもびしょびしょに濡れてます。これが本物のウエットマーケットだなやと変なところに感心したりしてね。

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この市場、歩くたびに靴底に魚の内臓や汚れがたっぷりくっついてくるようで、向こうの市場でもそうだったけど、帰ったらしっかり洗わないと履けないよこの靴って感じだったし、この後、靴底の汚れが愛車のフロアマットに移ったらしく、まだ車の中から腐った魚の臭いが取れずに悩んでいます。

やっぱり長靴がいいかも知れないって思いましたけど、プロのバイヤーでもあるまいし、そこまではなぁってちょっと真顔で悩んでいます。

さて、市場には、眩暈がするほどいろいろな魚が出てるようです。これからこの市場の魚たち、季節の移ろいなんて、この南国にはないのかも知れないけど、来るたびにどんな魚と対面できるのかが本当に楽しみです。

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↑上の真ん中、アジ科の中型魚ですね。シマアジのようだけどミナミギンガメアジとか言うやつですかね。一度食味を試したいですね。
↓これはお馴染みのキスとクロアジモドキ、でも活きが良さそうで、このキスなら天ぷらでも刺身でも良さそう。

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これ(魚)どこから入ってくるの?って聞いたら、みな、タイだとかベトナムだとかボルネオだとか言ってました。もちろん国内各地からもあるのでしょうが、見慣れた魚が半分、初めて見る魚が半分ずつぐらいの割合でした。

↓これ、この前向こうの市場で買ったヤリイカです。

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↓こいつは、背中の縞々をみるとタイガープローンだと思いますけど、いや新鮮で旨そうですねえ。

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ん?この↓斑模様はハリマオグルッパかな?あはは、これ私がつけた名前なので誰も分からなくて当たり前です。マレー語名は"Kerapu Harimau"、英名は"Brown-marbled grouper"、和名は「マダラハタ」、だと思います。

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ところで、マレーシアの国獣(国指定の動物)はトラ(マレートラ)だってこと知っていますか?マレーの虎って言うと、あのマレーの虎ハリマオ伝説のこと?いや、かつてのマレー・シンガポール作戦を指揮した山下奉文陸軍大将だろうって?あははは、そう言う、あ・な・た、は私とおんなじ、若くない。。

そうです、マレー虎(マレータイガー)ってマレーシアの国獣なんですよ。で、タイガーのこと、マレー語でハリマオ(Harimau)って言うのです。思い出しましたか、"快傑ハリマオ"って漫画のこと。私も小学生か中学生の頃に夢中で読んだ微かな記憶があります。

それにしても、私が今飲んでるビールは喉越しが良くて美味いタイガービール。これ、実はシンガポールのビール会社とオランダのハイネケン社の合弁会社が世界各地で生産してるんですって。

どうでも良いことだけど、タイガーって名前付けるからには、こっちにも一言断わって欲しいよね、なんて、すっかりマレー人になった気分でもの言ってる私です。(今、ホントにタイガービール飲みながらこれ書いてるんです)

↓こいつは、イカンメラ(鯛)。でも目が真っ黒だからメラ・マタ・ヒタムか、それとも、目が前に寄ってるからピンジャロか、なんて独り考えることが楽しいのです。(こんなこと言うと、またオタク系の人間だなんて言われそうで嫌なので止しますが、私は決してオタク系の人間ではありません。私を知ってる人たちに聞いてみて下さい)

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↓これはまた,綺麗に並べましたね。端の大きい魚がなにかは聞きそびれましたが、これどうやらバイヤーによる箱買いが決まった後のようですね。

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↓アオリ(イカ)の小型版です。つい、買おうかと手をだしそうになりましたが、イヤ、今日は見学だけ、と自分に言い聞かせました。

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市場の一番遠く(南遠端)から元来た方向を見渡すとこうです。どれほど巨大な市場かがお分かりでしょう。いや、私の趣味の魚市場探索、ますます楽しみになりました。

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いかがでしたか?いやぁ私は実に面白かったです。ふうーっと一息ついて市場の外に出てみると、もうすっかり空が明るくなっていました。建物の裏手に周ると、全国各地から荷を運んできたであろうトラックがズラリ連なっていました。

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以上、クアラルンプール卸売市場初探索のリポートでした。



でも今日は、これで終わりではありません。

クアラルンプール卸売市場の初探索の前日に、実は古い卸売市場に行っていたのです。(このときはまだこっちが本物と思ってました)

何しに行ったのかと言うと、市場のクローズ状況を見たかったのです。なので朝7時にでかけました。
明るいところで見るPsar Borong Selayang Baru(スラヤンバル卸売市場)の外観です。こっちはこっちでやっぱり巨大です。

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で、建物の前にはこんな場外市場みたいなものもあるんです。この他、たくさんの路上販売店も所狭しと並んでいて、それは朝の暗いうちからとても賑やかなのです。

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中にはやっぱり、ほらこんな風にして魚を手に持って愛嬌振りまくオニイサンもいましたし、、、

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写真撮ってもいい?って聞いたら恥ずかしそうに照れるオネエサンもいたりして、、やっぱりこっちはこっちで甲乙つけがたいと言うか、困ったと言うか、いやまったく贅沢な悩みです。

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左はシャカップ(スズキ)、右はチュパッ(シマアジorギンガメアジ)のようです。

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で、こいつはみな1kg以上の大きさのアオリイカ。これひとつかって来たんですけど、鮮度抜群言うことなしでした。

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朝7時半、市場の中をうろうろしていると、そこかしこの売り場で、売れ残り魚のビニール袋詰め作業が始まりました。ははーん、どうやら、売れ残りのダンピング販売かなと思って聞いてみると、みな、行き先が決まっているのだそうです。

卸売市場だから、その日に仕入れた魚はその日に売り切るときっぱりと言ってましたが、それを聞いて安心しました。どこの市場もそのこと(売れ残りの処分)が一番の問題で、日本では、売れ残りを安く小売店などの常連客に卸すと聞きましたが、やっぱりこの国でも同じなのですね。

でもマレーシアのことだから、売れ残りも翌日また売り場に並ぶんじゃないか、そんなことを少しは疑っていて、だからこんな時間に来てみたわけですけど、そうではないことが確認できてよかったです。疑り深くて申し訳ありませんでした。

でも帰り道、8時30分をとっくに過ぎてましたので、ジャランクチンのKL方面行きはこのとおり。大渋滞に巻き込まれてしまい、行きはスイスイ20分、帰りはノロノロと1時間半もかかってしまいました。

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以上、今日は、新発見のKL卸売市場の初探索リポートと、でも未だに甲乙つけがたいスラヤンバル卸売市場のショートリポートをダブルでお届けいたしました。

それではまた。。



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