予定どおり、先日の月曜日(8月14日)、マレー人に本物のお鮨を喰わせてみました、いや、喰わせた、なんて言うのはおこがましいですね。訂正:マレー人に本物のお鮨を食べてみてもらいました、です。

事前のお話から、彼女たちの半数以上が【生魚嫌い→刺身&鮨嫌い→食べたくない→食べたことがない】ことが分かっていましたので、ここは一番、鮮度抜群で間違っても臭いなど微塵もしない、さらに癖がなくてマレー女子たちにも好まれそうなネタ(生魚)に絞り込んで用意しましたよ。

と言うことで、8月11日、飛び切りの新鮮地魚をゲットするため、いつものクアラ・スランゴールに車を走らせたのですが、その日は比較的時間もゆったりしてましたので、今まで話には聞いてはいたものの実際にはまだ行ったことがなかった場所、Bagan Pasirまで足を延ばしてみました。

結論から言うと、そこでは確かに漁船の水揚げを待ってその場での買い付けが可能なので、それができれば魚の鮮度ば文句なしなのですが、それぞれの所属の漁船の帰りがいつになるのか、また水揚げの種類がなんなのか、を客の我々が事前に知ることは容易なことではありません。

なので、ほとんどの客(KL方面からの客)は、そこ(魚卸店)に保冷ストックしてある魚を選んで買う羽目になるのですが、果たしてそれがいつ水揚げされた魚なのかが良く判らない。私が、そんな魚卸店(水産会社)のいくつかの保冷箱の魚の鮮度をチェックしたところ少々鮮度落ちしたものも混じっていたので、ここがベストと安易に他人には勧められないかなと思いましたね。

しかし客の到着と漁船の水揚げのタイミングが合えば、魚船からの直接買い付けと言う、理想的な買い方ができるわけで、私の新鮮地魚探しの有力オプションがまたひとつ増えたことに間違いはなさそうです。そして、魚卸店の方と懇意になって事前の電話問い合わせに応じてもらえればタイミングを計ることも可能になるかと考え、電話番号の交換をちゃっかりとしてきましたけどね・・・・



ここで、興味ある方たちのために、このBagan Pasirへの行き方などを紹介します。

出発点は、これまでも何度か書いているPasar Nelayan Sungai Yui(漁師市場)です。R-5を左に折れて漁師市場に至る道はJalan Araと言うのですが、Bagan PasirはこのJalan Araをさらに9Kmほど直進します。

↓漁師市場を過ぎて右にカーブすると、その先はおよそ9Kmの直線道路です。パーム椰子の林の中をひたすら真っすぐに走ります。

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それにしても碁盤の目のように良く整備された道路です。行き交う車も稀なのでとても楽なドライブです。

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やがて中華系の学校を過ぎるとまもなくT字路に突き当たりますが、そこはもうBagan Pasirの集落です。そのT字路を右に折れます。

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右に折れて150mほどのところに左に入る細い道があります。目印は↓この看板です。

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そこを左に入って直ぐ左側にシーフードレストランがありますが、それを過ぎた行き止まりの広場が目的地です。

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その行き止まりの空き地に車を止めて歩きます。

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それぞれの魚卸店(水産会社)には目立つ看板も掲げられていないので、どの建物がそれなのかいちいち覗いてみる必要がありますが、細い路地を歩いてみるとその先にはいくつものお店があるようです。

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店と言うか水産工場と言うべきかは分かりませんが、それらしき方に尋ねたところ、小売りもやってるよ、ということでしたので、お店と呼んでも良いのでしょうね。

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おっとこちらには何人かのお客さんが入っているようです。もっとも今日は平日なので、KL方面からの客はまばら。これがウィークエンドになるとかなりの客でどの店も賑わうのだと、お店の方のお話でした。

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お店の裏はどこもこのように専用のジェッティ(船着き場)に繋がっています。訪れた時はまだ引き潮の時間帯だったのでジェッティの川底が見えていましたが、どこにも夥しいゴミが散乱していてお世辞にも綺麗とは言えません。↓この写真は店の専用ジェッティから店を振り返ったところです。

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ジェッティの先を見るとこうです。ここはスンガイテンギ(Sungai Tengi=Tengi River)の河口部でその向こうには外海ならぬマラッカ海峡が見えています。

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働いていた若者に話を聞こうと話しかけましたが、一人はマレー語がからきしダメで、もちろん英語も×。もう一人は英語はだめだがマレー語がなんとかOKとのこと。いろいろと詳しい話をしたかったのだが即諦めました。

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そうこうしているうちに潮の高さも少し上がり、どこかの漁船が漁から帰って来たようです。慌てて船を追いかけ、その船が着いたジェッティに駆けつけました。

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既に船上では水揚げの準備をしている様子です。だがこの時点でジェッティの高さと船の高さはまだ3mほどもありましたので、どうやって魚を下すのか興味深々眺めていましたが、おぉ、なるほど大小さまざまな滑車はこんな時のためにあるのですね。

そして次から次に滑車を使って水揚げされる魚の籠を見ていましたが、残念ながらどれもこれも小さな魚ばっかり。中には海老やカニなども混じっていたけど、私がゲットしたい魚ではありません。

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近くに居た、店のスタッフだと言う若者たちに話を聞いたところ(今度はマレー語OK&英語ちょっとだけOK)、漁船によって出漁の時間帯も漁をする海域も異なるのだそうです。近くのマラッカ海峡から遠くはインド洋まで。そして半日で帰る船(日戻り漁)もあれば、数日も海に留まる船(沖合漁)もあるのだとか。。

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なるほど、だから船ごとに獲ってくる魚種も型も違う訳か。。すると今帰ってきた船はマラッカ海峡の日戻り漁なのかい?と尋ねたら、おっさん物分かりが早いな、と褒められたりして、いやぁ、それほどでもぉ、なんて照れたりしてね。(笑)

さらに彼らに、私が常々疑問に感じている、潮の満ち干と出港時間/帰港時間の関係を訪ねたところ、さすがに船が底につくほどの干潮帯には出入りはできないが、そこそこ潮が満ちていれば出港も帰港もできる。なので、夜に出漁して明け方に戻るという漁の基本原則は大きくは崩れないとのこと。ただ、中には朝暗いうちに出て午後に戻るという日戻り漁もあるので一概には言えないそうだ。

するとPasar Awam Pasir Penambangなどで、魚が早朝に到着するという店と、午後2時から3時頃に到着するという店があってちょっと困惑していたのだが、なるほどね、船や漁師によって異なるってことだ。必ずしも潮の高さじゃないってことか。。なるほどね。

ところで、ここに魚を買いに来る客は、水揚げ直後の新鮮魚を買いたい訳だが、比較的型の良い魚を獲ってくる船は、朝暗いうちに帰港するって言ってたよね。だとすると、この↓保冷箱に入っている魚は、水揚げから何時間ぐらい経過しているのかな?と聞いたら、なんと今朝は船が入ってないとの返。え?とするとこれはみんな昨日の水揚げかい?と畳み込んだら、ちょっと返事に窮してた。

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どおりでなぁ。。箱の中を見てみると、中には必ずしも鮮度十分でない魚も混じってるよ。

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その日はしばらくBagan Pasirの魚卸店と言うか水産会社を見て廻り、大体どこでも同様の感触を得、これはこれで成果があったのだが、私としては、誰よりも鮮度の良い魚をゲットしたい。したがって、船の水揚げを狙ってピンポイントでここに来たいのだ。しかし、問題は事前にそんな情報をどうやって取れば良いかだ。そこで、件の若者たちに相談したところ、なんと、朝電話くれれば水揚げがあったかどうかぐらいは教えてやるよ、なんて嬉しいことを言ってもらって、年甲斐もなくヘイコラヘイコラしながら電話番号交換してきたと言うわけです。



さぁ、その日はそう言うことで、Bagan Pasirでは魚は買わず、いつものPasar Awam Pasir Penambangのいつもの店で、いつものお兄ちゃんを揶揄いながらタイガープローン(車海老)、スズキ、イカンメラ、そしてバワル・マスの新鮮魚をゲット。

そして、それぞれをその日のうちに三枚に下ろし、冷蔵庫に寝かせて、いよいよ当日8月14日(月曜日)の朝を迎えたのです。

先ず寿司飯を作ります。やや硬く炊いた日本米(宮城ササニシキ)に、ハラル認証はないがアルコール添加のない寿司酢を加えて混ぜ合わせます。

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そして最初のネタは、前の晩に下拵えしておいたタイガープローン↓、大きくて身がぷりぷりしてていかにも美味しそうです。

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↓大ぶりのタイガープローン(Udang Harimau)10貫パック。

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次に見た目も淡いピンクで美しくかつ美味い、イカン・メラ↓を握ります。イカン・メラは言わずと知れた鯛系の魚。真鯛にも負けず劣らずの上品な味です。

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↓見た目が美しく上品なイカン・メラ(Merah)12貫パック。

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そしてお次はバワル・マス。これはバワル・エマスとも言うが日本名のコバンアジの近種で身質は硬くもなく柔らかくもないが適度に噛み応えがあり、たっぷり乗った脂が見事に美味いのです。

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↓脂が美味いバワル・マス(Bawal Mas)12貫パック

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そして最後は↓あっさり系スズキ(Siakap)12貫パックです。こいつの身質はイカン・メラやバワル・マスとは異なるあっさり系で誰もが好むと私は思っています。

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以上〆て計46貫を握り、それぞれをランチパックに入れてさぁ日マ食文化戦闘準備態勢の完了です。

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しかしですよ、このマレーシアで、朝早起きして懸命に鮨を握るこの私ですが、ふと我に返る時、オレはこのマレーシアに来て何をしてるのかと自問自答することもあるのです。この鮨は一体何なのだ、誰のための鮨なのだ。日マの食文化交流に貢献したいなんてカッコつけちゃってさ、結局、どうだ美味いだろう、と自慢したいだけなのさ。そして褒めてもらいたい、ただそれだけのことなのさ。これ、草葉の陰の我が母が見たらなんと言うだろうか。きっとなにバカやってるのって怒られるんだろうな。。

みなさんも、きっとなんと浅はかな奴、そしてなんと気の良い奴とお思いでしょう。いや実はこの私自身もそう感じているのです。でも・・言った以上はやらなきゃいかん、約束は守らなきゃいかん、それが男と言うものさ・・・・なんて訳の分からぬことを朝から口走る私なのです。フフフ(←自嘲気味の薄笑い)




さて、8月14日の月曜日。ここはDBP(国立マレー語及び図書研究所)13階にある一般図書部です。

私が約束どおり鮨と、その他これも約束していたMy Better Half製の苺大福を抱えてドアを開けると、なんと待ってましたとばかりに例のマレー女子軍団に取り囲まれてしまいました。

マレー女子(以下、マ女と略):ねぇ、スシとダイフク持ってきたんでしょう?じゃ今すぐ食べよう!

私:え? でもDr. Dが歯医者さんから帰るまで待っててって言われているんだけど、、、

マ女:なに言ってんのよぉ、、Dr.Dには少し残しておけば良いんだから、ささ、食べよっ!

大体、執務中に歯医者に行くDr.Dもどうかと思いますけどね、、なんて言っちゃって、、実はその昔私も公務員時代にはそんなことやってました。まったく公務員の世界はどの国も似たようなもんですね。。え、今は違うって?それは失礼しましたっ。。

と言うことで、いつの間にか鮨と苺大福の荷物も奪われて、ほぼ強制的に大部屋の一隅にある休憩&食事テーブルに連行された私です。時計をみるとまだ10時5分過ぎ。ええっ、もう食べるのかよ、と思ったが、彼女たちにしてみれば、これは普通のこと。だって、驚くことに毎日10時から11時はブランチタイムと言う正式日課なのですから。。

もちろんこの他にランチタイムも当然ある。月-木は1時から2時、金は12時から2時だ。こんな日課なので、私がいる時間帯(10時-4時)は、休憩&食事テーブル席にはいつも誰かが陣取って何か食べてる、、と言うイメージなのだ。

私が、鮨や大福のことについて説明しようと思う間もなく、皆、勝手に私の荷物を開いて早や食べ始めようとしてる。

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私:ちょ、ちょっと待ってよ、、

マ女:お、見た目、美味しそうじゃん。。早く食べようよ。

私:(やおら説明開始)えっと、、これがタイガープローンで、こっちがイカンメラで、、そして・・・・・・

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マ女:そんなの見りゃ分かるよ。。

私;それでこれがアルコール添加してないお醤油で、これがワサビ。。鮨はワサビを抜いているのでお好みでどうぞ。。

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マ女の数数えたら、その場には7人、後で加わったマ女がDr.Dを入れて5人だから、この鮨トライアルに参加したマ女は計12人だった。観察していると、うち1人は怖いもの見たさで最初は加わっていてこの写真↑にもばっちり写っているのだが、鮨食べなさいとみんなが勧めるものだからいつの間にか自席に逃げ帰ってしまってた。

なお、彼女には後程、私が改めてトライを勧めてみたが頑として首を縦には振らなかった。でもそれは12人のうちのたった1人だけ。後の11人は、ほとんどの人が生魚を食べるのは生まれて初めてと言いながらも口に入れてちゃんと食べたのだ。

ほら、こんな風に恐る恐る食べた。あ、でも真ん中のマ女はこれは特別ですね。日本食が大好きで大好きで堪らないというスペシャルマ女です。多分、この彼女1人で10貫以上は食べたかも。。

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でも黙って見ていたら、このように↓ネタの海老とシャリを切り離し、さらにはネタの海老を細かに分解したうえ、マレーのサンバルソースをかけて食べようとしているマ女もいた。

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11時過ぎてようやくDr.Dが歯医者から戻った。私がDr.Dのためにいろいろ準備してあげてたら、例のスペシャルマ女がまたやって来た。曰く、ねぇ、まだ残ってるなら食べてあげようか?だって。

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でもそんな風に美味しい美味しいと言っていくつものお鮨を食べてもらえば、私もとても嬉しい。

今日の鮨トライアル、男性の参加がただの1人もなかったことは残念だけど、参加のマ女は12人、うち、やっぱりダメが1人、食べてみたけどやっぱり好きになれない派が3人。残りのマ女は、Dr.Dを含み、すごく美味しい、または普通に美味しいと思う派が計8人と言う結果でした。

と言うことは、ざっと見てマレー人の約7割弱は鮨や刺身の生魚もOKと言うことですよね。もちろんサンプルが少な過ぎてこれをもって全体を語るのは危険すぎますが、マレー人に生魚の食習慣を植え付けることは不可能ではないと感じた今回のトライアルでした。

以上、今日はマレー人に本物の鮨を喰わせてみた、結果編をお送りしました。ではまた。。


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今日のブログタイトルは、マレー人に本物の刺身と鮨を喰わせてみる、ですが、実はこれ、今、私が本気で考えていることです。

私は現在、DBP(国立言語・図書研究所)で週2日のボランティアワークをさせてもらっていて、そのことは以前のブログにも書いたとおりです。

そしてようやく3ヶ月を過ぎた今では、最初の頃の借りてきた猫状態を脱し、職場の人たちの顔と名前が一致するようにもなって、与えられた仕事をしながら周りのマレー人たちといろいろ会話を楽しむ余裕も出てきた気がします。

マレーシアは、ご存知のようにマレー系民族が多数を占める多民族国家ですが、ここKLにおいては中華系やインド系の方も多くおられるし、それ以外の外国勢も良く目立つので、周りをマレー人だけに取り囲まれることなどは滅多にありません。

でもDBPは別世界です。研究所の研究ワークのせいなのか、政府組織だからなのか、ここは100%マレー人の世界なのです。右を見ても左を見ても、どこに行ってもマレー人しかいませんし、職場内の会話や書き物・読み物はすべてマレー語。それ以外の英語などは一切使われていません。もちろん、私にとってはそれが魅力であり必要なことなのですが、私のマレー語はまだまだ不完全な上、マレー人の仕事文化も何もかもがまったく初めてだったのです。

当然ながら、私がまったく理解できないことや、何度説明しても相手に首を傾げられこともしばしばで、そのたびに立往生したりして、自分だけが別世界に飛び込んだただ一人の異邦人(マレー人世界のただ一人の日本人)であることを痛感しています。

さらに私は若くない、どころか、かなり歳とってます。実年齢を言うと周囲から完全に浮いてしまうだろうし、そんなことにも非常な気遣いをしているのです。

しかし最近になってようやく周囲の早口マレー語が聞こえるようになったり、周りのマレー人たちに私のマレー語が理解されていると感じることも増えてきて、ちょっとは自己満足しています。

だけどそんな中、またまた私の悪い癖です。ちょっと嬉しくなったりすると直ぐ図に乗ると言うか、後先考えずに自分で自分の首を絞めるようなことを約束してしまう悪い癖なんです。

実は、先日職場のマレー人たちとDBPの食堂(Kantin=Canteen)でブランチしたのですが、その時の話題が、なんと和食、特にお寿司のことだったんです。

↓これはDBP食堂のナシ・クラブ(※) DBPの皆さんはこれを器用に全員が手で食べる。この日は私も、スプーンとフォークを使うのを途中で止めて手で食べた。まだまだ慣れなくてぽろぽろと指の間からご飯が零れてしまうがこれもひとつのチャレンジですね。

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※ナシ・クラブ(Nasi Kerabu)、通称ナシ・ビル(青ご飯)と呼ばれていて、食用の紫色の綺麗な花で着色されたクランタン州の伝統料理。実はこれ、意外に美味い。

こんなブランチしながらですが、刺身や寿司は大得意の話題なので、待ってましたとばかりに皆さん(マレー女子が多い)の中に割って入った私です。スマホの写真を見せながら、刺身のことや寿司のこと、特に寿司については、マレーシアのなんちゃって回転寿司と違って、生魚(なまざかな)をネタに使う本物のお鮨のことを得々と話したところ、テーブルの何人かのマレー女子が、え、生魚を食べるなんて、と一瞬嫌な顔をしたのを見逃しませんでした。

おいおい君たち、知らないのか、このオレは自他ともに認めるひねくれ団塊だぜぇ。そんな嫌な顔をされたらますます意欲が湧いてきてチャレンジしたくなるのだよ。生魚なんて臭くてヤダ、気持ち悪いなんて言ってるそこのキミたち、んじゃ、オレの作った本物の鮨を喰ってみろよ、ちっとも臭くなんかないぜ、つーか、一度喰ったら病みつきになると思うぜ、、、、なぁんて思わずホザイてしまったのだ。

すると、すかさず隣に座っていたS子が、えっ、Tさん、じゃお寿司作って持って来てくれるの?嬉しい!ワタシ、一度本物のお鮨食べてみたかったのよ。。なんて言う。さらにその向いに居た私の後見人のようなDr.DがS子に完全同調したお陰で、その場は俄かに私が作る本物の鮨の話になってしまったのだ。

ヤバイ、なんと無謀なことを言ってしまった、と後悔したが時既に遅し。その場は鮨ランチの話で盛り上がってしまい、生魚は絶対嫌だ、食べられない、なんて嫌な顔をしていた筈のマレー女子たちも、じゃ、私も本物にトライしてみようかななんて言ってる。。。おぉぉぉなんと言うことだ。。。

案の定、後に引けなくなってしまった私。そしてその場の結論、と言うか、圧倒的多数のマレー女子(8人中、男子は私を含み2人だけ)にまんまと嵌められてしまった気もしないでもないが、当日は、私が家で事前に鮨を握りランチパックに入れて人数分を持参する。それをみんなで試食ランチしてみて、そして食べられる代物だと分かったら、次は本物の鮨パーティやろう・・・だとぉ?

いやぁ、なんと言うことだ。またまた墓穴を掘ってしまった。だがしかし、考えてみればこれもチャレンジ、あれもチャレンジ。このひねくれ団塊、これまで日本人コミュニティでは幾度も地魚刺身パーティや鮨パーティをやっては喜ばれ、そして私もそれを嬉しく思っていたのだが、マレー人相手など到底無理と思ってた。

いや、マレー人だけでなく、中華系もインド系も一部を除いてはほとんどがノーだろうし、日本の伝統的生魚文化がこの国に根付くのはまだまだ遠い先のことだろうと、特に根拠はないがそう思ってた。いや、本当は今もまだそう思っているのだが、今度のDBPの鮨ランチの結果次第では、ちょっとは違う展望が見えてくるのかも知れないな、と考えるようにもなった。ひょっとしたら、それが延いては日本の伝統的和食文化の普及や和食産業の発展にも繋がるかも知れないと思うと悪い気はしないのだけどね。

結局、その鮨試食ランチは8月14日、今度の月曜日にやろうと言うことになったのだが、実は私には勝算がある。

いや、勝算などと大袈裟に言うほどのことでもないが、生魚は今まで一度も食べたことがないという、私のマレーの友人に、先週、地魚の刺身と鮨を食べさせてみたのだ。

実は先週水曜日に実施した日本人会のマレー語クラスの送別会でのことだ。そのパーティにマレー人の先生(実は私の友人)を呼び、地魚の刺身と地魚の鮨を食べさせたところ、真正直な彼は後ほど真正直に私の質問に答えてくれた。曰く、生魚を口にしたのは本当に初めてのこと。最初は恐る恐る口にした。刺身も鮨も臭いを嗅いでみたがなんの臭いもしなくて安心した。食べた感触はほぼ想像どおり。慣れてくれば美味いと感じると思う、だってさ。。  でしょう?ほおら見なさいよ。。

先週(8月2日)の日本人会マレー語クラスの送別会のために私が事前に容易した地魚刺身7種盛り↓は、コシナガマグロ、ヨコフエダイ、スズキ、バワルマス、コバンアジ、マルヒラアジの刺身、それにヨコシマサワラの昆布締めだ。

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↑当日は、この7種盛りの他、新鮮スマガツオの刺身大盛り皿に新鮮地魚をネタにした鮨も加えて、参加した皆さんには大いに喜ばれ、私も楽しく嬉しかったのだ。

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↑最近嵌っている新鮮地魚ネタの握り鮨(自宅での鮨パーティのひとコマ)

さらに、試験的に始めてマレー人に生魚を食べさせてみた。今回は特に美味との評価は貰えなかったようだが、私はそれは生魚に慣れていないせいだろうとみている。それで良い、それで良いのだ。

生魚は決して食べられないという大抵のマレー人は、生魚は全部臭いと思っているのだろう。そりゃそうだ、こちらのスーパーの魚売り場や魚市場もどこも大変生臭いし、そんな生臭い場所で売ってる魚も実際生臭い。もちろん鮮度が悪いせいなのだが、獲れたての新鮮魚や鮮度管理が適切な市場などに並ぶ魚はなんの臭いも発しないと言うことを知らないのだ。

要するにほとんどのマレー人の生魚食べられない病はすべて彼らの思い込みによるものなのだ、と私は考えている。だがしかし、この思い込みを払拭させるのは並大抵のことではないだろう。

だからこそ、ほんの少数でもいい、生魚食べられない病のマレー人に、新鮮地魚の刺身や鮨を実際に喰わせてみて、うん、これなら食べられる、そして美味いと言わせてみたいのだ。

この南国マレーシアで、新鮮地魚を探し求め、自分で捌いて刺身で食したり鮨を握って自分で喰らう。これも立派なチャレンジと思うがこれはほぼ終わりが見えてきた。

次なるステップは、自分で喰らうだけでなく、その情報を多くの人に公開し、求められれば案内も教えもすることだ。もちろん、安全・安心に対する徹底した注意も、ムスリムの方たちに対するハラルの考慮も不可欠だ。しかし今まで誰にもできなかったことがホンの僅かでもできれば痛快ではないか。これぞひねくれのひねくれたる所以なのだ。(笑)

なーんちゃって、、、、いよいよ私のマレーシアライフも佳境に入って来たのかなと感じている、そんな今日この頃ですね。
ではまた。。



突然ですが、昨日は日韓外相会議で慰安婦問題が最終合意したとのニュースが世界中を駆け巡り、私もちょっと驚きました。

慰安婦問題合意

ここマレーシアのオンラインニュースサイトも、半分ぐらいはこの記事をトップ扱いで報じてました、と言っても、こちらの記事はAFPやAPなどの受け売り記事がほとんどなので、私はいつものとおり直ぐにBBCをチェックしたのですが、案の定、気に障る文言が目立ちましたので今日は冒頭そのことを書いてみたいと思います。

英国BBCの記事は比較的客観性があると巷で言われていますので、私は特に日本が今世界からどのような評価を受けているのかの参考としているのですが、この慰安婦問題や南京事件などの報道姿勢やその内容にはいつも憤慨させられます。

この夏ごろに東京発で全世界に発信した"Japan revisionists deny WW2 sex slave atrocities(日本の歴史修正主義者、第二次大戦時の性奴隷残虐行為を否定)"と言う記事には心底がっかりしましたが、これが現在の世界の見方なのかと思うと、これまでの日本の官民の努力は一体何だったんだろうと悲しくなると同時に、日本の世界に対する情報発信力の低さ、弱さを改めて痛感したものです。

今回の記事にもこの、Rupert Wingfield-Hayesと言うBBC東京特派員で世界的な人気ニュースリポーターが書いた記事のリンクが貼られ、それを辿ると否が応にも、"日本軍の20万の性奴隷"、"日本軍が暴力的・強制的に連行した朝鮮人女性たち"、"世界に類のない旧日本軍の極悪非道の残虐行為"などの信憑性に欠く情緒的なワードを山ほど目にすることになるのです。

しかも記事内には、元慰安婦の信憑性が疑わしい証言ビデオ、元航空幕僚長の田母神氏を日本に台頭する歴史修正主義者の代表と断じたインタビュービデオ、安倍首相は大嘘をついているとする相模原市在住の元日本兵の証言ビデオが埋め込まれていて、現今の日本はこれら歴史修正主義者の主張が主流となりつつあり、大きな問題であると締め括られています。

昨日のニュース記事はこれらの過去記事を引用しながら、日本政府は10億円と言う金銭支払いと安倍首相のさらなる謝罪の約束とで強引に問題の決着を図ったのだ、と言うような書きぶりで、旧日本軍の性奴隷や残虐行為は事実として疑わないかのようなBBCの報道姿勢にはまたしても悲しくなりました。

正直言って、ヤフージャパンのアンケート結果(12月29日朝5時現在約10万人が回答)の多数意見と同じで、私も今回の慰安婦問題の決着は決して良しとしていません。

結局、外相会談の合意文書は出て来ずじまいで口約束に終わったわけだし、ソウルの日本大使館前の慰安婦像の撤去の約束も得られていない、米国内の慰安婦像にいたっては何も触れられていない、など噴飯ものの結果のほうが多かったような気がします。

大方の日本人同様、私は、日本や日本政府はこの慰安婦問題や南京大虐殺のようなプロパガンダに対して、安易な妥協はせずに毅然として立ち向かうべきと考えていますし、なによりもBBCのような世界的なメディアに事実を事実として知らしめる術を、私たちはもっと真剣に考え、身に付けなければ将来に取り返しの付かない禍根を残すのではないかと憂いているのです。



さて、打って変わって今日のタイトルは"一人いそがし師走のマイ・マレーシア"です。

どういうことかと言うと、最近知人に、ゴルフもやらないのに何故そんなに忙しいのか、と良く問われます。そうなんです、私はゴルフもしないのに、毎日本当に忙しいのです、いや、実は忙しいフリをしているのかも知れません。

何故って答えは簡単です。空いてる時間があると、もうひとりのまったく別の私がいて、必死に空きを埋めにかかるのです。でも良く良く考えてみると、私って昔からそうなんですね。忙しい、忙しいと言いながら、どんどん空きを埋めて行き、いっぱいになったところでようやく自己満足する、そんな、ちょっと異常な習慣がいつの間にか身についてしまって、いまだに抜けきれていないんですね。

これって一種のワーカホリックだったのかも知れないなんて今思っているんですけど、でも今は、仕事ではなく、一銭にもならないこと、他人から見たら実にくだらないと思われるかも知れないことに、精出ししているわけですから、これは攻められても突っ込まれても反論のしようがありませんし、反論しようとも思っていません。

スケジュールが空いていると、どーも落ち着かない性格の人って他にも居ますかね。定年してからもそんな忙し好きだなんて、やっぱりこれって一種の病気なのでしょうか。。



さあ、それでは私の一人いそがし師走の最初は、やはり、コレ、刺し盛りパーティです。このところ、例の魚市場からも若干足が遠のいていましたので、人に言われるまでもなく、私自身喜んで引き受けた次第です。

朝の3時は私にとってなにも辛くはありません。こちらに来てからと言うもの、私の体内時計は完全に狂ってしまっているので、朝も昼も夜も関係ないのです。朝起きてさっと身支度をして、真っ暗な中を、クロネコを踏んづけないように注意しながら愛車を駆ります。

スラヤンに向かう道すがらいつも迷います、はて今日は新旧どっちの市場に行こうかと。以前も書きましたが、新旧の卸売市場は、直距離にすれば直ぐ近いのですが、道路の構造上、新から旧を周るのが順路で旧から新は極めて不便なのです。

ところが新市場は小売を嫌がるセラーが多いので、つい旧市場に足が向いてしまいます。この日も躊躇しながら旧市場に先ずは行ってみましたが、ひととおり廻ったところで、目当ての活きの良いイカがないことに気付き、しまった、新に行くべきだった・・・

やむを得ず遠回りをして新に向かいましたが、途中道路工事でその先が通行止めです。舌打ちしながら、迂回路を探したのですがなかなか見つからない。チックショー、こんな時はWazeアプリが羨ましいです。何度も深夜営業の店の前に車を停めて迂回路を聞きながらようやく新市場に到着したのはもう既に4時半でした。

市場の中に入って見たところ、今日は、新のほうがいろいろいい魚が入荷していそう。早速目当てのイカを買おうと思いボロ赤シャツのお兄ちゃんに、Ini satu kilo sahaja bolehlah?(コレ、1kgだけ買える?)と尋ねると、Ah?Satu kilo? Tak bolehlah tiga kilo boleh(あー? 1キロ? ダメダメ、3キロだ) と口先をとんげて言うものだから、しょうがなく、あちこち聞きまわり、ようやく、2キロでもいいよって行ってくれるセラーがいたので、そこでヤリイカ2キロゲット。

この他、ここでは中型(1.5~2kg)のシャカップ(スズキ)とジェナハック(タイ)をそれぞれゲットしたわけですが、なぜかトンコルプティ(カツオ)がない。しまった、こいつはさっきの旧市場だ、と再度舌打ちしてまたまた旧に戻り、もちろん無事に予定の魚を買ったわけですが、イヤハヤこの日の朝はちょっと疲れました。

それでは先ず、カツオのタタキです。前回、フライパンでカツオの表面を焼いたらちょっと熱が中まで入り過ぎたので、今回は金串を刺して、ガスコンロの炎で炙ってみました。

↓トンコルプティ(カツオ)のサクをタタキにしたところです。

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↓タタキを大皿に盛り付けたところです。刻みネギとスプリングオニオン、それに大葉を千切りにしてたっぷり盛ってみました。もちろん、カツオだしでとった自家製のタタキのタレに付けて事前に試食してみましたが、ウーン、我ながら、これは旨い。。。

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次に、いつものシャカップ(スズキ)です。エラを見て活きの良いものをゲットしてきました。2kg弱の中型スズキです。

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スズキは、これは年中市場に出ています。刺身で美味しく食べられるローカル魚で一番ゲットしやすい魚だと思います。頭と内臓を下ろしたところです。

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↓3枚に下ろしたところです。

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↓サクに取ったところです。丁寧に腹骨をすき取れば脂が乗ってしかも噛み応えのあるハラミが取れます。どうです、美味しそうでしょう?

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シャカップの次はジェナハック(タイ)2.5kgです。私は、イカンメラ(レッドスナッパー)よりこっちの方が、身がしっかりしていて美味しいのではないかと思っています。

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この後、ジェナハックを3枚に下ろしサクに取ったのですが、ついうっかりして写真を撮り忘れてしまいました。なので、ハイ、いきなり最終形です。↓大皿にタイとスズキとヤリイカを盛ってみました。

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↓自宅で盛った大皿×2をパーティ会場の御宅に持ち込み、テーブルに並べたところです。

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今夜のパーティは、スイスからマレーシアに移り住まれたファミリィで、ご主人がドイツ出身の方のコンドミニアム。和洋折衷のうちの洋の大部分はそのご主人が調理されたもの。綺麗な娘さんと、もう一人、留学先の香港から到着したばかりと言うスイスのご親戚の若い娘さんも交えて、美味しい、楽しい、そして豪華なパーティになったことは言うまでもありません。




さて次は、華やかなビッグクリスマスツリーに彩られたスリアKLCC前の噴水広場です。

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↓どうです?眩いばかりのペトロナスツインタワーをバックに、このビッグなクリスマスツリー、夜更けと共に煌びやかさが次第に増して行きます。

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↓雨上がりのスリアKLCC前です。

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↓そして、いよいよお待ちかねの噴水ショーの始まりです。音楽とレインボーカラーと噴水ダンスが見事にマッチした素晴らしいショーです。これは毎夜7時半ごろから始まる通年の無料イベントです。

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↓場所は変わって、パビリオンKL横の通路です。既に八ッピィニューイヤー2016と出ています。

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↓パビリオンKLメインエントランス前です。クリスマスデコレーションが素敵です。

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↓パビリオン前の噴水池です。

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↓道路の向こうがスターヒルギャラリーです。今夜は、スペイン料理のブッフェと、ワイン・ビールの飲み放題がお目当てです。

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↓スターヒルギャラリー前の通りです。

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↓スターヒルギャラリー内のFeast Village(LG階)です。ステージでは生バンドがクリスマス・キャロルを演奏していました。

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この後、予約してあったスペインブッフェのSentidos↓に行き、たっぷりのワイン・ビールと美味しく見た目も華やかなスペイン料理を気の合った友人夫妻と共に心行くまで楽しめて大満足の一夜でした。

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さて、本日の最後はセキンチャン、いやクアラ・スランゴールです。これは一昨日の日曜日のことです。

実は友人夫妻を誘い、セキンチャンに新米と新鮮魚を買いに出かけた筈なのですが、一昨日の日曜日はマレーシア年内最後の4連休の最終日だということをすっかり失念してました。現地到着後、噂のシーフードレストランにランチに立ち寄ったのですが、まだ11時半前だというのに、レストランとは名ばかりの粗末で汚い掘っ立て小屋みたいなところにチャイナピープルが既にわんさと押し寄せていました。

混み合った中に空いた席を見つけ、あのココ、いいですか?とおずおずと尋ねてみたのですが、怒り顔のチャイナ親父が最初からけんか腰で、いい訳ねぇだろ、すぐ人がくんだよぉ、みたいな訳の分からん中国語(和文は想像)で怒鳴るからこっちも忽ち不愉快になり、べ、別のところに行こ!と直ぐに決心変更です。

しかしながら向かった先のレストランは12時開店で営業しておらず、止むを得ずとりあえずは米買いに行くかとPLS ファクトリーに行ったのですが、ここもチャイナ人民解放軍の洪水で、2階の展示場は長い行列で順番待ちの状態です。

並ぶほどの価値はないと判断し、しょうがないから米を買って帰ろうとしたところ、目当ての米がない、おいおいパールホワイトライスはどうしたんだよ、売店のおネーちゃんに尋ねるも、全部売り切れ、との冷たい返事。いっ、一体全体っ、ど、どうしたんだよ?せっかくKLからオレたち米買いに来たんだぜ。。

あーぁ、もうヤル気なくした。なんなんだ、こんなところ観光地って観光地じゃないだろうに。。稲刈りの終えた田圃と汚い漁港しか見るもの無いんだぜ。こんなところになんでバス何十台も押し寄せるんだよ。。

もうこんなチャイナのわんさか居るところにいたくない、、帰ろ、もう漁港も行かない、どうせ行ってもまだ満潮まで時間あるし、待ってられないし、帰ろ、とホウホウの体で帰路に着きました。

以下の写真はその途中に立ち寄った、蛍鑑賞で有名なクアラスランゴールの灯台の丘です。車で灯台のある小高い丘まで上がろうと思っていたのに、なんと土日は私有車立ち入り禁止の立て札あり。全員、有料(5.3リンギ)のチケット買わされて、これこのとおりトラクター牽引によるトレムに乗って灯台の丘に登ってきたのでした。

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これ↓、マラッカ海峡を見下ろすクアラスランゴールの灯台です。

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灯台の丘からマラッカ海峡を見渡すのですが、あいにく今はまだ干潮時、潮が遥か遠くまで引いていて、ちっとも美しくないです。

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この丘にはいたるところにサルがいっぱいいて、まるでサル山公園。どうやら観光客はこのサルたちに餌ヤリするのが目的でこの丘に来ているのかも知れませんね。でもサルって、マレー人の中には猫同様に家の中でペットとして飼っている人も多いと聞きますが、ぜんぜん可愛くない。犬や猫のほうがずっと可愛いと思ってしまうのは私だけですか?

以上今日は、一人いそがし師走のマイマレーシアと題し、他愛も無いひとときをリポートしてみました。

ではまた。。


みなさん、こんにちは。

私の右眼の術後はすこぶる順調です。みなさんに、術後のアルコールは絶対ダメ!と、お叱りをいただいたお陰で若干はセーブしたことが良かったのかどうか、あれほど真っ赤っかだった白目が大分きれいになってきました。

もちろん、今まで右目に覆い被さっていたあのエイリアンみたいな奇妙な膜はもうありません。こうなると身も心も軽くなって、こんなことならもっと早く手術しとけば良かった、なんてほざいたりもしたくなります。

とにかく、手術して下さった女医さんに乾杯!、ISECに乾杯!、マレーシアに乾杯!です。えっ、なんで乾杯かって?そりゃ、あなた、嬉しい時には乾杯でしょ、だから、今でしょ?それともなんですか?下戸の方たちはこんな時、お茶かコーヒーをグビですか?それって、なんか、、、サミシクありません?

なんて、のっけからバカ言ってしまいましたけど、こんな私をご心配下さった方々、本当にありがとうございました。

さて、今日は久しぶりに地魚のお話です。

このところスラヤンのパサーボロン(卸売市場)から足が遠のいていましたけど、4月下旬の日曜日と一昨日(5月9日)の土曜日、久々にお刺身盛り合わせのご注文をいただきましたので(注:と言っても一銭にもならないボランティア出前ですけど)、私、男ひねくれ団塊板前モドキ、みなさんの喜ぶ顔が見たくて頑張りましたです、ハイ。

↓久々のクアラルンプール卸売市場の朝3時半です。

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↓市場横のフードショップ&レストエリアですけど、結構賑わってますね。

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↓そして市場の中です。あー、このニオイ、この汚さ、この喧騒、こんな雰囲気が好きだなんて、私は多分普通じゃないです。人一倍きれい好きでニオイが大嫌いのMy Better Halfを連れて来たら卒倒すること間違いなしです。

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↓まぁ、静止画だけでは雰囲気が良く分からないでしょうから、ここはひとつ、動画を撮ってきましたので是非ご覧下さい。



いかがでしたか。ここは新卸売市場の方ですが、ジャランクチンの向こう側にあるスラヤンの旧卸売市場も同じようなものです。いつ行ってもこんな感じです。

カメラを向けていると、ある若者が、Surat khabar yang mana?と声を掛けてきました。えっ、何処の新聞社かって?こんな安物カメラなのに新聞社に見えるのかい?申し訳ないけど、Bukan, bukan surat khabar、い、いや、新聞社じゃないっす、って答えときました。

お、お、おっ?↓これはなんだ?イナダかワラサみたいに見えるけど・・・・

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Apa nama ikan ini? これなんて言う魚って、そこのオニイサンに聞いたら、後にいたオヤジが、Ikan Pisangだ、バナナフィッシュだよって言う。ナニ?コレがバナナフィッシュか、しかし、ワラサ、いやヒラマサみたいにも見えるけどなぁ。。

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ホントかなぁと頚を傾げながらちょっと奥に行ったら、そこにも同じ魚があったから、そこでもう一回聞いてみた。そしたら今度はオニイチャン、こいつはサーモンだよ、なんて言う。ほぉ、こいつはサーモンか、サーモンねえ・・・・

要するにさっきのオヤジもこのニイチャンも、毎日魚仕入れて、毎日魚売ってるけど、魚の名前も知らないんだ。それでか?いつかこの辺で、この魚は何処から来たかとか、いつ上がったかとか聞いたら、なんと、こいつは港から来たんだ、さっき来たんだ、なんて胸張って言ってたけど、要するに何にも知らないってことだ。

分かった。彼らに聞いても無駄だ。もうなにも聞かない、自分で調べる。。

さっきの魚だって、ひょっっとしてヒラマサだったりしたら、しかも天然ヒラマサだなんてことならビックリだよ。よし、次に来た時に絶対買って食ってみよう。(今日は無理、なぜならマグロとスズキとヤリイカだけで重くて持ちきれないから)

↓コレ、ジャワラビットフィッシュです。自分で調べました。

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↑いつもいかにも新鮮そうに見えるので、そのうち食ってみようと思ってましたが、先日、ついにちょっと大ぶりのこいつを喰らってみましたので、後(本ブログの最後)で、こいつの食味をリポートしてみたいと思います。

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↑グルッパと↓アンダマンアジ(推定)

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↓かなり大型のスズキ。赤目スズキじゃない黒目のスズキ。

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↓いかにも美味そうなアオリイカ。

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おっと、そんなに遊んではいられません。今日は、魚の買い付けに来たのです。

この後、予定どおり、コシナガマグロ3本(5.2kg)、赤目スズキ3本(3.7kg)、ヤリイカ3本(2kg)買い付けました。〆て145リンギ(4800円程度)。でも、本当に安いですよね、これで24人分の刺し盛りができるのですからね。

家に帰り、辺りはまだ真っ暗だと言うのに、私独り、何の因果か、黙々と魚捌きです。

パーティは翌日。なので、今日は柵に取って冷蔵庫で一晩寝かせます。このマグロはその方が美味い。何度も実験した結果の知恵です。スズキとヤリイカは当日でも翌日でも同じ。なので、翌日のパーティ用の魚買い付けは前日朝に済ませて柵取りする、そのように手順を決めています。

↓左バットがスズキ、右バットがコシナガマグロの柵です。この他、ヤリイカ2kgも捌いて、翌日は切って盛るだけ。今日の作業はこれで終了です。

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そして翌日です。夕方6時のパーティ開始に併せ、3時半から切り方開始。キッチンペーパーとラップに包んで一晩寝かしたコシナガマグロは、余分な水分が出てちょうど食べごろです。身が締まったスズキは適度な歯応えと甘み、ヤリイカもその柔らかさと甘味がなんとも言えない絶品です。この3種をせっせと切り分けて大皿に盛り付けます。

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ふうー、ようやく大皿3皿の刺し盛り完成です。男ひねくれ団塊板前モードで一生懸命頑張りました。でも、この前も感じたんですけど、私の盛り付け方、いくら板前モドキと言えどイマイチ不満です。プロの方の盛り付け写真などを参考にいろいろ工夫はしてみるものの、結局最後はこんな風になってしまいます。やっぱり私にはアーティスティックな才能が不足しているのかも知れませんね。

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今夜の刺し盛りパーティ会場は、モントキアラの、とあるコンドミニアムの最上階(43F)ラウンジ。でも、はっきり言って、大皿3皿引っさげて最上階ラウンジまでは大変でした。なぜって、なぜかエレベータは39F止まりでそれから上は階段上りなのです。たった4階分ですけど、ちょっと汗かきましたね。

でも、見て下さい。ラウンジから見るモントキアラの夜景ですけど、こんなに素晴らしいのです。

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バルコニーから下を覗くとこんな感じ。なかなか眺めも良くて、お酒も話も弾みました。もちろん板前モドキ作成の刺し盛りもみなさんに喜んでもらえて、いやぁ、今夜のパーティもサイコーでしたなぁ。

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さて、今日のオマケです。

↓ジャワ・ラビットフィッシュ(マレー名:Dengkis jawa)と言うアイゴ科のお魚です。いかにも新鮮で美味しそうと思いませんか?えっ、思わない?そうですか、やっぱり私の見立てがイマイチなんですかねぇ。

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とにかく、頭を落とし腹を出してみましょう。

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そして、3枚にしてみました。と、ここまではすこぶる順調。。見て下さい、半身の白い身肉などプリプリで美味しそうでしょう?

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しかし、ここで私のいつものクセ。この段階で半身の身肉の匂いを嗅ぐのです。。

ん、ん、ん?コレ微かに匂ってる。良く言えば磯の香り、普通に言うと青臭い。。こりゃ、刺身は無理かも。。

でも、ここまできた以上、もちろん柵に取り、刺身に切って食べました。わさびもつけて。。

んぐ、んぐ、んぐ・・・・ダッメだぁぁ・・・・こりゃ刺身じゃ無理、青臭さがやっぱり邪魔!

後で調べてみると、こいつ、もっぱら磯で海藻食ってんですね。だから、磯臭いっていうか青臭さが身肉まで染みてる。結論、このラビットフィッシュは刺身に不適、勝手ながらそう判断しました。もちろん、煮たり焼いたりすれば美味しいのかも知れませんけど。。

以上、ジャワラビットフィッシュに関するオマケの情報でした。

それではまた。。





今日は「お刺身パーティ2景」と題し、久しぶりにマレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズの続きを綴ります。

↓先ずはこれを見て下さい。さて、ここはどこでしょうか、いかにも都会の洒落たバーカウンターですよね。バーカウンターにイケメンのバーテンダーかマスターって風に見えますよね。

でも、これは街中のバーではありません。私のマレー語のクラスメートのご自宅です。

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実は、以前からマレー語クラスの親しい仲間たちで、定期的にパーティ(飲み会)を開いているのですが、その会場は経費節減のためメンバーの自宅持ち回りと決めているんです。

で、この日は、このご自宅が会場となったわけですが、ご自宅はブキッ・ビンタン近くのパビリオンレジデンス。前から聞いていましたが、いやはやすごいところです。

何がすごいかって、とにかく広い、我が家の4倍以上はありますね。リビングもダイニングも広くて豪華。ほら、リビングルームの奥に洒落たバーカウンターがこんな感じであるんです。

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そしてここからの眺めも素晴らしい。広くて大きなウィンドウの右方向にはロイヤルスランゴールゴルフクラブのグリーンが、そして正面にはツインタワーと高層ビル群が眼前に迫っています。

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正面のKLCC方向を見ています。ツインタワーと周辺のビル群です。さぞかし夜景もきれいなことでしょう。

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リビングルームの西側ウィンドウからは、こんな風に、KLタワーが見えていました。

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今日は、ここに、親しい仲間たち総勢10名ほどが集いました。

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そんでもって、パーティの主役は今日もコレ。そうです、マレーシアの新鮮地魚くんのお刺身です。

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最近、あちこちのパーティに出張したりして、かなり図に乗ってきたと言うか、恐れを知らない俄か板前(不肖私のことです)ですが、今日も、Kepong の日曜魚市から新鮮地魚を見繕って運んできました。

早速、広くて豪華なキッチンの最奥にあるウェットキッチン風の流しをお借りして魚を捌きましたが、やはり大きなシンクや流しは大型の魚でも捌き易くていいですね。

今日のお刺身は、いつものスズキとやはりいつものフエフキダイ、それにいつものアオリイカです。

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でも、こうやって仲間たちに喜んで食べてもらって、作る側の人間としては嬉しいですよね。

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お刺身の他のお料理は、今日のホストさん提供によるものですが、どれも美味しくてみなさんホクホク笑顔です。

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でも、どこのパーティでも、大体お刺身から掃けていきますね。やっぱり日本人って誰でもお刺身が好きなんですね。この前、Kepongの魚市で良く会うローカルの人たちにその話をしたら、日本人って不思議だねって言われてしまいました。調理しないナマの魚を食べるなんて信じられないよって顔でね。

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調理していない生魚を食べるなんて!と言われましたが、これが高度の日本の食文化だってこと、まだまだわかっていないですね。

ここKLでもあちこちに廻る寿司店があっていつも大賑わいなんですけど、良く観察してみると、ローカルの人たちが食べているのは毒々しくカラフルな巻物が大半。

我々日本人から見ると、あんなの寿司じゃないよって言いたくなるけど、新鮮生魚をネタにした本物の握り寿司の美味しさが分かるにはまだ程遠いですね。

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もうそろそろ夕方6時と言うのにまだまだ外は昼のように明るいのですが、旨い酒と旨い肴(これ自画自賛ですね)をたらふく頂いて、私の脳みそはだんだん蕩けてきたようです。

バルコニーに出て、下の方を覗いて見ると、おおーっ、気持ちいいーっ。。もっともっと真下を覗こうとバルコニーの手すりから乗り出そうとしたら、誰かに羽交い絞めにされてしまいました。ふうーっ。。

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なんだか、ワケが分からなくなってきた感じのお刺身パーティ第1景ですが、この後次第に夜の帳も下りてきて、ライトアップされたツインタワーなど、都会の煌びやかな夜景を眺めながら、ますます盛り上がったであろうと推測していますが、なんせ私はこの後、上下の瞼が自然に閉じてしまい、最後までなんにも見えない状態でしたので詳細は不明です。。

以上、第1景終わり。



さて、第2景は、先日の日曜日(6月8日)のJCKL某運動部の懇親会です。

幹事さんから、案の定、今度も是非刺身でお願いします、と強く請われてしまいました。請われれば断れない目一杯甘い性格の私です。実に困ったもんです。

懇親会参加人数を確認したら、ほへぇー、33人だと。。(正直こりゃ大変だと思いましたよ、なぜなら強い味方のMITさんが日本に一時帰国して戻って来てないし、ほとんどオレ一人でやるっきゃないジャン。)

でも、あと二人、先輩が手伝ってくれることになったのですが、伺ってみるとそんなに(魚捌きには)慣れておられないように見えますし、いろいろ考えるとやっぱりここは私が主体的にやらなきゃイカン(注:マレー語の魚、掛けことば)だろうと強く責任感を感じたワケです。

前回(昨年末の忘年会)は、大皿に綺麗に盛り付けて、美味しく食べてもらおうと思っていたのが、時間がなかったためにそれを部のご婦人方にお願いしたところ、かなり豪快、と言うか繊細さに欠ける盛り付けをされてしまったことが、私としての反省点でした。

さらに、忘年会の後、とあるご婦人から、お刺身食べようと思ったらもうなかったワ、って言われたことをずっと気にしていていました。

そんな反省点などを踏まえた上で考えたのですが、やっぱり最後の盛り付けまで全部自分でやる、そしてクーラーボックスに入れて運び易いよう、かつ全員に公平に行き渡るように、今回は最初から一人前ずつのパックに盛って行こうと決めました。

でも良く考えてみたら、最近ケポンの魚屋さんの開店時間が1時間ほど遅くなったし、今回の会場は家からさらに遠いので、前回よりも時間的余裕がありません。

よほど手際よく捌いていかないと、時間に間に合わない。なんせ↓こんな感じの一人前お刺身パックを33パック準備するんですよ。これじゃまるでどこぞの仕出し屋さんですよ。

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ホントはこれにアオリイカを加えたかったのですが、当日の魚市にはまったく上がっておらず、予定がちょっと狂いました。でも定番のスズキとこれも定番のフエフキダイの新鮮なものが結構数揃いましたので、なんとか体裁を整えられたかなと思います。

見て下さい。これはスズキの柵をトレイに並べたものですが、このスズキが計5.5kg、こんなトレイがあと2つ、そしてタイが3.5kg、トレイに2つでした。

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もちろん、大根のけんや大葉などは早起きして準備しましたが、こうなるともう私って一体ナニしてるのって思っちゃいますよね。でも、これも半分以上は私の趣味の魚捌き技術研鑽のため、そして男が一旦引き受けた以上は愚痴は決して言えないのです。

時計を見ながら一心不乱にやりました。でも、疲れましたぁ。まさにTired outでした。しかし、出来あがった代物を良くみると最初はまぁ許せる盛り付け、最後はもうぐっちゃぐちゃで前回のご婦人方を責められないです。こんなんじゃダメですね、まだまだ修行が足らないぞと深く反省しました。

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でも、今回も皆さんに喜んでいただけました。美味しいねと言って食べていただくと今までの苦労も吹っ飛んでしまいます。

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板さん、毎回おんなじ魚だけでなく、今度は違うお魚にしてよ、なんて無邪気に言われると腹も立ちませんが、なかなかこれが難しいのです。

ケポンの魚市通いを始めて約1年、我が身で人体実験を繰り返し、シャカップ(スズキ)、イカンメラ(フエフキダイ)、シルバーポンフレ(マナガツオ)、ブラックポンフレ(クロアジモドキ)、ソトンブサ(アオリイカ)が刺身で美味しいことは良く分かりました。しかし、その他の地魚でまだ判明していない、トライできてない魚も多いのです。

たまに、今日はこれトライしてみようかなーって思うこともありますが、見たこともない不気味な魚や、南国の魚特有のカラフルな色を眺めるうち、いや、また今度にしよって、尻込みしてしまう勇気のない男なのです。

どなたか、マレーシアや周辺国で、釣ったり、市場で買い求めたりして新鮮地魚を刺身で食らった経験や情報をお持ちの方、情報交換しませんか。是非是非コンタクトをお待ちしています。

ではまた。。

マレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズの第4弾です。

これは、昨日(2013.12.22)、我が家に招いたメキシコ人ファミリーのために私が腕に縒りをかけて造ったお刺身の盛り合わせです。

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実は先月(11月)、このファミリーに、KL中心部にあるメキシカンレストランに招待され、初めてのメキシコ料理をたらふくご馳走になったのです。それらはすべて美味しく、併せていただいたテキーラの酔いもあって、それはそれは素晴らしいひとときでした。

さて、このお返しはどうしたものやらと考えていましたが、突然あることに気がつきました。

このファミリー、ご夫婦と12歳の男の子の三人なのですが、外交官としての前任地が東京だったこともあり、和食が本当に大好きなご家族なのです。

と言うことは、メキシコレストランに招待されたお返しは、日本食レストランにご招待?

もちろん、ここKLにも日本食レストランは山ほどあるのですが、残念ながら他の国のレストランより随分高めです。
中でも、特に新鮮なお刺身の盛り合わせなどは超高級料理の部類に入ります。なので新鮮なお刺身を腹いっぱい食べたい私のような人間にとっては、なかなか近づけないところなのです。

そうだ、我が家に招待すれば良い。マレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズのこれまでの成果として、私が腕に縒りをかければ良いのだ、そう結論づけました。

その結果が昨日だったという訳です。

昨日kepongの魚市にでかけ、準備したクールボックスに1.3kgのイカンメラ(スナッパー)、800gのシャカップ(スズキ)、それに約1kgのソトン(アオリイカ)を目利きして買って来ました。

早速それぞれを捌いてみましたが、いずれも鮮度抜群、very goodです。

これがスズキ(ローカル名:シャカップ)です。美味しそうでしょう。身も適度に締まっていて旨い刺身です。

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こちらは、スナッパー(ローカル名:イカンメラ→姿や味はフエフキダイとほぼ同じ、鮮度の良いものは噛みごたえもあり実に旨い)を海鮮チラシ寿司用に切ったもの、そして柔らかくて蕩けるような甘みのアオリイカ(ローカル名:ソトンカタ)です。イカソウメン風の細切りと海鮮チラシ寿司用に切ったものです。

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この刺し盛りですが、みなさん美味しい美味しいと言ってあっと言う間に平らげてしまいました。

実は最近、新鮮地魚を食べたい皆さんからのリクエストが多く、ついこの前の12月15日にも某日本人会の部活動の忘年会に刺身を切りました。この時はなんと総勢35名もの宴席に刺身を盛ることになったのです。もちろん私一人ではなく、数名でやっつけたのですが、このときも大量の刺身(スズキ3.5kg、スナッパー2.5kg、アオリ3kg)があっと言う間に平らげられました。やっぱり皆さん刺身に飢えていたのですね。。

昨日の我が家へのご招待ディナーには、刺身だけでなくもちろん他の料理も準備したのですが、メインは私の「男の料理」です。

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上の写真の手前も私の男の料理ですが、これも刺身同様にいつのまにか私の得意メニューとなってしまいました。

そうです、これです、ローストビーフです。こんなことを自慢げに言うとみんなに驚かれるのですが、こっちは刺身に比べて実に簡単なのです。(日本から持ってきた日立のスチームオーブンレンジが全部やってくれます。)

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と言うことで、昨夜は私も美味しい料理(手前味噌で恐縮です。)と、これも一昨日わざわざKLCCから買ってきた新潟の地酒でしこたま酔ってしまいました。

もちろん皆さんは大好きな和食に大満足(?)の様子でしたし、日本酒も大変美味しいと言って喜んでくれました。私としても、腕に縒りをかけた刺身の盛り合わせをたくさん褒めていただいて、久々に大満足の食卓でした。


さて、旨い刺身を食らいたい一心で、この8月から恐れを知らぬ人体実験(笑)を繰り返してきましたが、その結果、刺身で旨い新鮮地魚を何種類か特定でき、一定の成果を得たのかなと思います。

今までこのブログにそのことを書いたり、日本人会の部活動などの合間にこのことを話したりしてきました。そのせいかは分かりませんが、kepong現地の日曜魚市では多くの日本人の方たちを見かけるようになりました。

昨日も見ず知らずの方から、ブログを書いてる方ですかと声を掛けられ、大変嬉しい気がしました。

しかし、それと同時にこの南国で獲れた魚を刺身で食べることのリスクについて、みなさんに今一度注意を喚起しておかなければとも思いました。そうです、食品衛生上の問題と言うか食中毒についてです。

たしかに、kepongの魚市にトラックで運ばれてくるさかなたちは、一般のスーパーで売られているよりは遥かに新鮮だと思います。でも、注意して下さい。なかには、新鮮ではない魚たちも混じっています。

なぜ、鮮度が異なるのかは分かっていません。運ばれてくる魚たちが同じ場所(漁港)で同じ時(たいていは一日前の夜間だと思いますが)に水揚げされたものであれば、鮮度はほぼすべて同じはずです。

ところが決してそうではありません。中には明らかに臭いのするような鮮度落ち魚も混じっています。魚を手にとり臭いを嗅いでみて選別できるものもあるし、中には捌いてから内臓や魚肉の臭いを嗅がないと分からないものもあります。

今までも何度も書いたり言ったりしていますが、特に刺身で食らおうと考えている方は、さかなの鮮度には十分注意して下さい。

魚体からすでに臭いを発しているものは当然×です。臭いのない新鮮そうな魚を目利きするわけですが、やはりその一番の方法は、やはりエラの色を見ることです。真紅に近ければ近いほど○です。でもあのようなところではなかなか真紅に近いものは見つけられません。そうなると次点探しです。なるべく赤いエラの魚の中から、魚体の表面のぬめりや張り、特に腹の硬さ、もちろん眼の濁りや張りも重要です。

そうそう、お店のスタッフや周りにいるローカルの方に聞いても無駄です。彼らには魚を生で食べる習慣がないため、尋ねても質問の意味すら理解されないことがほとんどです。それに英語はほぼ通じませんしね。でもローカルのお客さんたちも鮮度の良い魚を求めて集まっているんですけど、調理して食べるせいか、私たち日本人ほど神経質ではないようです。

今一度注意して下さい。先ず魚の臭いを嗅ぐ、エラを開けて見る、表面を見る、腹を押してみる、などですが、刺身の適否の最終確認は捌いてからです。最後に刺身にするサクの臭いをかいでみて下さい。新鮮なもの、刺身に適しているものはなんの臭いもしません。僅かでも臭いの発するものは刺身には不適と判断して下さい。

以上、今日はマレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズの第4弾でした。

でもまだ、このシリーズは続きます。まだまだ食していない魚もありますので、それらをひととおり食してみた暁には、刺身で美味しく食べられるマレーシアの地魚一覧表でも発表しましょうかね。。。乞う、ご期待!!!