新鮮魚市場買出しツアー開催のお知らせ


突然ですが、恒例の魚市場ツアーを以下のとおり開催することとなりましたので参加ご希望の方を急ぎ募ります。

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日時 2017年10月14日(土) 09:00~15:00

行先 クアラスランゴール公設市場、スンガイユ漁師市場他

参加者の集合場所  McDonald's Plaza Mont Kiara
詳細はこちら→McDonald's Plaza Mont Kiara

集合時間 08:50 厳守

その他 

①当日の参加人数に応じ、適宜の車両分乗にて行動したいと考えています。

②乗車区分などは集合時に相談の上決めさせていただきます。

③お車を駐車される場合はOne Mont Kiara Mallまたは Plaza Mont Kiaraの地下駐車場が便利です。
(注)当日は土曜のため、One Mont Kiara MallはRM4 per entry、Plaza Mont Kiaraは午後2時まではRM2 per hour、以降はRM2 per entryですので、長時間駐車される場合はOne Mont Kiara Mallの駐車場がベターかと思われます。

④ツアー参加費は無料ですが、他の方の車に同乗される方は、高速道路代、燃料代などの実費(RM10)をご負担いただきます。

⑤当日の昼食は現地シーフードレストランを予定しています。

    


以上ですが、参加ご希望の方は、本記事のコメント欄(Secret扱いで構いません)または記事左欄のBlogmailからお名前、メールアドレス、参加人数などをお知らせください。ただし、参加希望人数によってはツアー日を別途調整させていただくこともありますのであらかじめご了解ください。

都合により開催日まで一週間足らずですので急募とさせていただきました。以上よろしくお願いいたします。

ではまた。。
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予定どおり、先日の月曜日(8月14日)、マレー人に本物のお鮨を喰わせてみました、いや、喰わせた、なんて言うのはおこがましいですね。訂正:マレー人に本物のお鮨を食べてみてもらいました、です。

事前のお話から、彼女たちの半数以上が【生魚嫌い→刺身&鮨嫌い→食べたくない→食べたことがない】ことが分かっていましたので、ここは一番、鮮度抜群で間違っても臭いなど微塵もしない、さらに癖がなくてマレー女子たちにも好まれそうなネタ(生魚)に絞り込んで用意しましたよ。

と言うことで、8月11日、飛び切りの新鮮地魚をゲットするため、いつものクアラ・スランゴールに車を走らせたのですが、その日は比較的時間もゆったりしてましたので、今まで話には聞いてはいたものの実際にはまだ行ったことがなかった場所、Bagan Pasirまで足を延ばしてみました。

結論から言うと、そこでは確かに漁船の水揚げを待ってその場での買い付けが可能なので、それができれば魚の鮮度ば文句なしなのですが、それぞれの所属の漁船の帰りがいつになるのか、また水揚げの種類がなんなのか、を客の我々が事前に知ることは容易なことではありません。

なので、ほとんどの客(KL方面からの客)は、そこ(魚卸店)に保冷ストックしてある魚を選んで買う羽目になるのですが、果たしてそれがいつ水揚げされた魚なのかが良く判らない。私が、そんな魚卸店(水産会社)のいくつかの保冷箱の魚の鮮度をチェックしたところ少々鮮度落ちしたものも混じっていたので、ここがベストと安易に他人には勧められないかなと思いましたね。

しかし客の到着と漁船の水揚げのタイミングが合えば、魚船からの直接買い付けと言う、理想的な買い方ができるわけで、私の新鮮地魚探しの有力オプションがまたひとつ増えたことに間違いはなさそうです。そして、魚卸店の方と懇意になって事前の電話問い合わせに応じてもらえればタイミングを計ることも可能になるかと考え、電話番号の交換をちゃっかりとしてきましたけどね・・・・



ここで、興味ある方たちのために、このBagan Pasirへの行き方などを紹介します。

出発点は、これまでも何度か書いているPasar Nelayan Sungai Yui(漁師市場)です。R-5を左に折れて漁師市場に至る道はJalan Araと言うのですが、Bagan PasirはこのJalan Araをさらに9Kmほど直進します。

↓漁師市場を過ぎて右にカーブすると、その先はおよそ9Kmの直線道路です。パーム椰子の林の中をひたすら真っすぐに走ります。

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それにしても碁盤の目のように良く整備された道路です。行き交う車も稀なのでとても楽なドライブです。

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やがて中華系の学校を過ぎるとまもなくT字路に突き当たりますが、そこはもうBagan Pasirの集落です。そのT字路を右に折れます。

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右に折れて150mほどのところに左に入る細い道があります。目印は↓この看板です。

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そこを左に入って直ぐ左側にシーフードレストランがありますが、それを過ぎた行き止まりの広場が目的地です。

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その行き止まりの空き地に車を止めて歩きます。

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それぞれの魚卸店(水産会社)には目立つ看板も掲げられていないので、どの建物がそれなのかいちいち覗いてみる必要がありますが、細い路地を歩いてみるとその先にはいくつものお店があるようです。

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店と言うか水産工場と言うべきかは分かりませんが、それらしき方に尋ねたところ、小売りもやってるよ、ということでしたので、お店と呼んでも良いのでしょうね。

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おっとこちらには何人かのお客さんが入っているようです。もっとも今日は平日なので、KL方面からの客はまばら。これがウィークエンドになるとかなりの客でどの店も賑わうのだと、お店の方のお話でした。

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お店の裏はどこもこのように専用のジェッティ(船着き場)に繋がっています。訪れた時はまだ引き潮の時間帯だったのでジェッティの川底が見えていましたが、どこにも夥しいゴミが散乱していてお世辞にも綺麗とは言えません。↓この写真は店の専用ジェッティから店を振り返ったところです。

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ジェッティの先を見るとこうです。ここはスンガイテンギ(Sungai Tengi=Tengi River)の河口部でその向こうには外海ならぬマラッカ海峡が見えています。

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働いていた若者に話を聞こうと話しかけましたが、一人はマレー語がからきしダメで、もちろん英語も×。もう一人は英語はだめだがマレー語がなんとかOKとのこと。いろいろと詳しい話をしたかったのだが即諦めました。

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そうこうしているうちに潮の高さも少し上がり、どこかの漁船が漁から帰って来たようです。慌てて船を追いかけ、その船が着いたジェッティに駆けつけました。

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既に船上では水揚げの準備をしている様子です。だがこの時点でジェッティの高さと船の高さはまだ3mほどもありましたので、どうやって魚を下すのか興味深々眺めていましたが、おぉ、なるほど大小さまざまな滑車はこんな時のためにあるのですね。

そして次から次に滑車を使って水揚げされる魚の籠を見ていましたが、残念ながらどれもこれも小さな魚ばっかり。中には海老やカニなども混じっていたけど、私がゲットしたい魚ではありません。

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近くに居た、店のスタッフだと言う若者たちに話を聞いたところ(今度はマレー語OK&英語ちょっとだけOK)、漁船によって出漁の時間帯も漁をする海域も異なるのだそうです。近くのマラッカ海峡から遠くはインド洋まで。そして半日で帰る船(日戻り漁)もあれば、数日も海に留まる船(沖合漁)もあるのだとか。。

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なるほど、だから船ごとに獲ってくる魚種も型も違う訳か。。すると今帰ってきた船はマラッカ海峡の日戻り漁なのかい?と尋ねたら、おっさん物分かりが早いな、と褒められたりして、いやぁ、それほどでもぉ、なんて照れたりしてね。(笑)

さらに彼らに、私が常々疑問に感じている、潮の満ち干と出港時間/帰港時間の関係を訪ねたところ、さすがに船が底につくほどの干潮帯には出入りはできないが、そこそこ潮が満ちていれば出港も帰港もできる。なので、夜に出漁して明け方に戻るという漁の基本原則は大きくは崩れないとのこと。ただ、中には朝暗いうちに出て午後に戻るという日戻り漁もあるので一概には言えないそうだ。

するとPasar Awam Pasir Penambangなどで、魚が早朝に到着するという店と、午後2時から3時頃に到着するという店があってちょっと困惑していたのだが、なるほどね、船や漁師によって異なるってことだ。必ずしも潮の高さじゃないってことか。。なるほどね。

ところで、ここに魚を買いに来る客は、水揚げ直後の新鮮魚を買いたい訳だが、比較的型の良い魚を獲ってくる船は、朝暗いうちに帰港するって言ってたよね。だとすると、この↓保冷箱に入っている魚は、水揚げから何時間ぐらい経過しているのかな?と聞いたら、なんと今朝は船が入ってないとの返。え?とするとこれはみんな昨日の水揚げかい?と畳み込んだら、ちょっと返事に窮してた。

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どおりでなぁ。。箱の中を見てみると、中には必ずしも鮮度十分でない魚も混じってるよ。

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その日はしばらくBagan Pasirの魚卸店と言うか水産会社を見て廻り、大体どこでも同様の感触を得、これはこれで成果があったのだが、私としては、誰よりも鮮度の良い魚をゲットしたい。したがって、船の水揚げを狙ってピンポイントでここに来たいのだ。しかし、問題は事前にそんな情報をどうやって取れば良いかだ。そこで、件の若者たちに相談したところ、なんと、朝電話くれれば水揚げがあったかどうかぐらいは教えてやるよ、なんて嬉しいことを言ってもらって、年甲斐もなくヘイコラヘイコラしながら電話番号交換してきたと言うわけです。



さぁ、その日はそう言うことで、Bagan Pasirでは魚は買わず、いつものPasar Awam Pasir Penambangのいつもの店で、いつものお兄ちゃんを揶揄いながらタイガープローン(車海老)、スズキ、イカンメラ、そしてバワル・マスの新鮮魚をゲット。

そして、それぞれをその日のうちに三枚に下ろし、冷蔵庫に寝かせて、いよいよ当日8月14日(月曜日)の朝を迎えたのです。

先ず寿司飯を作ります。やや硬く炊いた日本米(宮城ササニシキ)に、ハラル認証はないがアルコール添加のない寿司酢を加えて混ぜ合わせます。

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そして最初のネタは、前の晩に下拵えしておいたタイガープローン↓、大きくて身がぷりぷりしてていかにも美味しそうです。

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↓大ぶりのタイガープローン(Udang Harimau)10貫パック。

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次に見た目も淡いピンクで美しくかつ美味い、イカン・メラ↓を握ります。イカン・メラは言わずと知れた鯛系の魚。真鯛にも負けず劣らずの上品な味です。

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↓見た目が美しく上品なイカン・メラ(Merah)12貫パック。

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そしてお次はバワル・マス。これはバワル・エマスとも言うが日本名のコバンアジの近種で身質は硬くもなく柔らかくもないが適度に噛み応えがあり、たっぷり乗った脂が見事に美味いのです。

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↓脂が美味いバワル・マス(Bawal Mas)12貫パック

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そして最後は↓あっさり系スズキ(Siakap)12貫パックです。こいつの身質はイカン・メラやバワル・マスとは異なるあっさり系で誰もが好むと私は思っています。

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以上〆て計46貫を握り、それぞれをランチパックに入れてさぁ日マ食文化戦闘準備態勢の完了です。

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しかしですよ、このマレーシアで、朝早起きして懸命に鮨を握るこの私ですが、ふと我に返る時、オレはこのマレーシアに来て何をしてるのかと自問自答することもあるのです。この鮨は一体何なのだ、誰のための鮨なのだ。日マの食文化交流に貢献したいなんてカッコつけちゃってさ、結局、どうだ美味いだろう、と自慢したいだけなのさ。そして褒めてもらいたい、ただそれだけのことなのさ。これ、草葉の陰の我が母が見たらなんと言うだろうか。きっとなにバカやってるのって怒られるんだろうな。。

みなさんも、きっとなんと浅はかな奴、そしてなんと気の良い奴とお思いでしょう。いや実はこの私自身もそう感じているのです。でも・・言った以上はやらなきゃいかん、約束は守らなきゃいかん、それが男と言うものさ・・・・なんて訳の分からぬことを朝から口走る私なのです。フフフ(←自嘲気味の薄笑い)




さて、8月14日の月曜日。ここはDBP(国立マレー語及び図書研究所)13階にある一般図書部です。

私が約束どおり鮨と、その他これも約束していたMy Better Half製の苺大福を抱えてドアを開けると、なんと待ってましたとばかりに例のマレー女子軍団に取り囲まれてしまいました。

マレー女子(以下、マ女と略):ねぇ、スシとダイフク持ってきたんでしょう?じゃ今すぐ食べよう!

私:え? でもDr. Dが歯医者さんから帰るまで待っててって言われているんだけど、、、

マ女:なに言ってんのよぉ、、Dr.Dには少し残しておけば良いんだから、ささ、食べよっ!

大体、執務中に歯医者に行くDr.Dもどうかと思いますけどね、、なんて言っちゃって、、実はその昔私も公務員時代にはそんなことやってました。まったく公務員の世界はどの国も似たようなもんですね。。え、今は違うって?それは失礼しましたっ。。

と言うことで、いつの間にか鮨と苺大福の荷物も奪われて、ほぼ強制的に大部屋の一隅にある休憩&食事テーブルに連行された私です。時計をみるとまだ10時5分過ぎ。ええっ、もう食べるのかよ、と思ったが、彼女たちにしてみれば、これは普通のこと。だって、驚くことに毎日10時から11時はブランチタイムと言う正式日課なのですから。。

もちろんこの他にランチタイムも当然ある。月-木は1時から2時、金は12時から2時だ。こんな日課なので、私がいる時間帯(10時-4時)は、休憩&食事テーブル席にはいつも誰かが陣取って何か食べてる、、と言うイメージなのだ。

私が、鮨や大福のことについて説明しようと思う間もなく、皆、勝手に私の荷物を開いて早や食べ始めようとしてる。

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私:ちょ、ちょっと待ってよ、、

マ女:お、見た目、美味しそうじゃん。。早く食べようよ。

私:(やおら説明開始)えっと、、これがタイガープローンで、こっちがイカンメラで、、そして・・・・・・

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マ女:そんなの見りゃ分かるよ。。

私;それでこれがアルコール添加してないお醤油で、これがワサビ。。鮨はワサビを抜いているのでお好みでどうぞ。。

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マ女の数数えたら、その場には7人、後で加わったマ女がDr.Dを入れて5人だから、この鮨トライアルに参加したマ女は計12人だった。観察していると、うち1人は怖いもの見たさで最初は加わっていてこの写真↑にもばっちり写っているのだが、鮨食べなさいとみんなが勧めるものだからいつの間にか自席に逃げ帰ってしまってた。

なお、彼女には後程、私が改めてトライを勧めてみたが頑として首を縦には振らなかった。でもそれは12人のうちのたった1人だけ。後の11人は、ほとんどの人が生魚を食べるのは生まれて初めてと言いながらも口に入れてちゃんと食べたのだ。

ほら、こんな風に恐る恐る食べた。あ、でも真ん中のマ女はこれは特別ですね。日本食が大好きで大好きで堪らないというスペシャルマ女です。多分、この彼女1人で10貫以上は食べたかも。。

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でも黙って見ていたら、このように↓ネタの海老とシャリを切り離し、さらにはネタの海老を細かに分解したうえ、マレーのサンバルソースをかけて食べようとしているマ女もいた。

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11時過ぎてようやくDr.Dが歯医者から戻った。私がDr.Dのためにいろいろ準備してあげてたら、例のスペシャルマ女がまたやって来た。曰く、ねぇ、まだ残ってるなら食べてあげようか?だって。

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でもそんな風に美味しい美味しいと言っていくつものお鮨を食べてもらえば、私もとても嬉しい。

今日の鮨トライアル、男性の参加がただの1人もなかったことは残念だけど、参加のマ女は12人、うち、やっぱりダメが1人、食べてみたけどやっぱり好きになれない派が3人。残りのマ女は、Dr.Dを含み、すごく美味しい、または普通に美味しいと思う派が計8人と言う結果でした。

と言うことは、ざっと見てマレー人の約7割弱は鮨や刺身の生魚もOKと言うことですよね。もちろんサンプルが少な過ぎてこれをもって全体を語るのは危険すぎますが、マレー人に生魚の食習慣を植え付けることは不可能ではないと感じた今回のトライアルでした。

以上、今日はマレー人に本物の鮨を喰わせてみた、結果編をお送りしました。ではまた。。


今日のブログタイトルは、マレー人に本物の刺身と鮨を喰わせてみる、ですが、実はこれ、今、私が本気で考えていることです。

私は現在、DBP(国立言語・図書研究所)で週2日のボランティアワークをさせてもらっていて、そのことは以前のブログにも書いたとおりです。

そしてようやく3ヶ月を過ぎた今では、最初の頃の借りてきた猫状態を脱し、職場の人たちの顔と名前が一致するようにもなって、与えられた仕事をしながら周りのマレー人たちといろいろ会話を楽しむ余裕も出てきた気がします。

マレーシアは、ご存知のようにマレー系民族が多数を占める多民族国家ですが、ここKLにおいては中華系やインド系の方も多くおられるし、それ以外の外国勢も良く目立つので、周りをマレー人だけに取り囲まれることなどは滅多にありません。

でもDBPは別世界です。研究所の研究ワークのせいなのか、政府組織だからなのか、ここは100%マレー人の世界なのです。右を見ても左を見ても、どこに行ってもマレー人しかいませんし、職場内の会話や書き物・読み物はすべてマレー語。それ以外の英語などは一切使われていません。もちろん、私にとってはそれが魅力であり必要なことなのですが、私のマレー語はまだまだ不完全な上、マレー人の仕事文化も何もかもがまったく初めてだったのです。

当然ながら、私がまったく理解できないことや、何度説明しても相手に首を傾げられこともしばしばで、そのたびに立往生したりして、自分だけが別世界に飛び込んだただ一人の異邦人(マレー人世界のただ一人の日本人)であることを痛感しています。

さらに私は若くない、どころか、かなり歳とってます。実年齢を言うと周囲から完全に浮いてしまうだろうし、そんなことにも非常な気遣いをしているのです。

しかし最近になってようやく周囲の早口マレー語が聞こえるようになったり、周りのマレー人たちに私のマレー語が理解されていると感じることも増えてきて、ちょっとは自己満足しています。

だけどそんな中、またまた私の悪い癖です。ちょっと嬉しくなったりすると直ぐ図に乗ると言うか、後先考えずに自分で自分の首を絞めるようなことを約束してしまう悪い癖なんです。

実は、先日職場のマレー人たちとDBPの食堂(Kantin=Canteen)でブランチしたのですが、その時の話題が、なんと和食、特にお寿司のことだったんです。

↓これはDBP食堂のナシ・クラブ(※) DBPの皆さんはこれを器用に全員が手で食べる。この日は私も、スプーンとフォークを使うのを途中で止めて手で食べた。まだまだ慣れなくてぽろぽろと指の間からご飯が零れてしまうがこれもひとつのチャレンジですね。

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※ナシ・クラブ(Nasi Kerabu)、通称ナシ・ビル(青ご飯)と呼ばれていて、食用の紫色の綺麗な花で着色されたクランタン州の伝統料理。実はこれ、意外に美味い。

こんなブランチしながらですが、刺身や寿司は大得意の話題なので、待ってましたとばかりに皆さん(マレー女子が多い)の中に割って入った私です。スマホの写真を見せながら、刺身のことや寿司のこと、特に寿司については、マレーシアのなんちゃって回転寿司と違って、生魚(なまざかな)をネタに使う本物のお鮨のことを得々と話したところ、テーブルの何人かのマレー女子が、え、生魚を食べるなんて、と一瞬嫌な顔をしたのを見逃しませんでした。

おいおい君たち、知らないのか、このオレは自他ともに認めるひねくれ団塊だぜぇ。そんな嫌な顔をされたらますます意欲が湧いてきてチャレンジしたくなるのだよ。生魚なんて臭くてヤダ、気持ち悪いなんて言ってるそこのキミたち、んじゃ、オレの作った本物の鮨を喰ってみろよ、ちっとも臭くなんかないぜ、つーか、一度喰ったら病みつきになると思うぜ、、、、なぁんて思わずホザイてしまったのだ。

すると、すかさず隣に座っていたS子が、えっ、Tさん、じゃお寿司作って持って来てくれるの?嬉しい!ワタシ、一度本物のお鮨食べてみたかったのよ。。なんて言う。さらにその向いに居た私の後見人のようなDr.DがS子に完全同調したお陰で、その場は俄かに私が作る本物の鮨の話になってしまったのだ。

ヤバイ、なんと無謀なことを言ってしまった、と後悔したが時既に遅し。その場は鮨ランチの話で盛り上がってしまい、生魚は絶対嫌だ、食べられない、なんて嫌な顔をしていた筈のマレー女子たちも、じゃ、私も本物にトライしてみようかななんて言ってる。。。おぉぉぉなんと言うことだ。。。

案の定、後に引けなくなってしまった私。そしてその場の結論、と言うか、圧倒的多数のマレー女子(8人中、男子は私を含み2人だけ)にまんまと嵌められてしまった気もしないでもないが、当日は、私が家で事前に鮨を握りランチパックに入れて人数分を持参する。それをみんなで試食ランチしてみて、そして食べられる代物だと分かったら、次は本物の鮨パーティやろう・・・だとぉ?

いやぁ、なんと言うことだ。またまた墓穴を掘ってしまった。だがしかし、考えてみればこれもチャレンジ、あれもチャレンジ。このひねくれ団塊、これまで日本人コミュニティでは幾度も地魚刺身パーティや鮨パーティをやっては喜ばれ、そして私もそれを嬉しく思っていたのだが、マレー人相手など到底無理と思ってた。

いや、マレー人だけでなく、中華系もインド系も一部を除いてはほとんどがノーだろうし、日本の伝統的生魚文化がこの国に根付くのはまだまだ遠い先のことだろうと、特に根拠はないがそう思ってた。いや、本当は今もまだそう思っているのだが、今度のDBPの鮨ランチの結果次第では、ちょっとは違う展望が見えてくるのかも知れないな、と考えるようにもなった。ひょっとしたら、それが延いては日本の伝統的和食文化の普及や和食産業の発展にも繋がるかも知れないと思うと悪い気はしないのだけどね。

結局、その鮨試食ランチは8月14日、今度の月曜日にやろうと言うことになったのだが、実は私には勝算がある。

いや、勝算などと大袈裟に言うほどのことでもないが、生魚は今まで一度も食べたことがないという、私のマレーの友人に、先週、地魚の刺身と鮨を食べさせてみたのだ。

実は先週水曜日に実施した日本人会のマレー語クラスの送別会でのことだ。そのパーティにマレー人の先生(実は私の友人)を呼び、地魚の刺身と地魚の鮨を食べさせたところ、真正直な彼は後ほど真正直に私の質問に答えてくれた。曰く、生魚を口にしたのは本当に初めてのこと。最初は恐る恐る口にした。刺身も鮨も臭いを嗅いでみたがなんの臭いもしなくて安心した。食べた感触はほぼ想像どおり。慣れてくれば美味いと感じると思う、だってさ。。  でしょう?ほおら見なさいよ。。

先週(8月2日)の日本人会マレー語クラスの送別会のために私が事前に容易した地魚刺身7種盛り↓は、コシナガマグロ、ヨコフエダイ、スズキ、バワルマス、コバンアジ、マルヒラアジの刺身、それにヨコシマサワラの昆布締めだ。

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↑当日は、この7種盛りの他、新鮮スマガツオの刺身大盛り皿に新鮮地魚をネタにした鮨も加えて、参加した皆さんには大いに喜ばれ、私も楽しく嬉しかったのだ。

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↑最近嵌っている新鮮地魚ネタの握り鮨(自宅での鮨パーティのひとコマ)

さらに、試験的に始めてマレー人に生魚を食べさせてみた。今回は特に美味との評価は貰えなかったようだが、私はそれは生魚に慣れていないせいだろうとみている。それで良い、それで良いのだ。

生魚は決して食べられないという大抵のマレー人は、生魚は全部臭いと思っているのだろう。そりゃそうだ、こちらのスーパーの魚売り場や魚市場もどこも大変生臭いし、そんな生臭い場所で売ってる魚も実際生臭い。もちろん鮮度が悪いせいなのだが、獲れたての新鮮魚や鮮度管理が適切な市場などに並ぶ魚はなんの臭いも発しないと言うことを知らないのだ。

要するにほとんどのマレー人の生魚食べられない病はすべて彼らの思い込みによるものなのだ、と私は考えている。だがしかし、この思い込みを払拭させるのは並大抵のことではないだろう。

だからこそ、ほんの少数でもいい、生魚食べられない病のマレー人に、新鮮地魚の刺身や鮨を実際に喰わせてみて、うん、これなら食べられる、そして美味いと言わせてみたいのだ。

この南国マレーシアで、新鮮地魚を探し求め、自分で捌いて刺身で食したり鮨を握って自分で喰らう。これも立派なチャレンジと思うがこれはほぼ終わりが見えてきた。

次なるステップは、自分で喰らうだけでなく、その情報を多くの人に公開し、求められれば案内も教えもすることだ。もちろん、安全・安心に対する徹底した注意も、ムスリムの方たちに対するハラルの考慮も不可欠だ。しかし今まで誰にもできなかったことがホンの僅かでもできれば痛快ではないか。これぞひねくれのひねくれたる所以なのだ。(笑)

なーんちゃって、、、、いよいよ私のマレーシアライフも佳境に入って来たのかなと感じている、そんな今日この頃ですね。
ではまた。。



新鮮魚市場買出しツアー参加ご希望の皆様へ


既にお名前とメールアドレスが判明している方々には先ほどBCCメールにてお知らせ致しましたが、次回の魚市場買出しツアーを次のとおり計画しています。



日時 2017年7月23日(日) 09:00~15:00

行先 クアラスランゴール公設市場、スンガイユ漁師市場他

参加者の集合場所  McDonald's Plaza Mont Kiara
詳細はこちら→McDonald's Plaza Mont Kiara

集合時間 08:50 厳守

その他 

①当日の参加人数に応じ、適宜の車両分乗にて行動したいと考えています。

②乗車区分などは集合時に相談の上決めさせていただきます。

③Plaza Mont Kiaraの地下駐車場は、日曜・休日はRM2で終日駐車できます。

④ツアー参加費は無料ですが、他の方の車に同乗される方は、高速道路代、燃料代などの実費をご負担いただきます。

⑤当日の昼食は現地シーフードレストランを予定しています。

⑥参加人数が多くなる場合は、次週7月29日にも実施するつもりでいますので、その場合は個別に相談致します。

    


以上ですが、参加ご希望の方は、本記事のコメント欄((Secret扱いで構いません)または記事左欄のBlogmailからお名前、メールアドレス、参加人数などをお知らせください。もちろん今回新たに参加をご希望される方も大歓迎です。ただし、参加人数によってはツアー日を別途調整させていただくこともありますのであらかじめご了解ください。

今日は臨時のお知らせと言うことで、次回新鮮魚市場買出しツアーのご案内をさせていただきました。

ではまた。。


今日は久々にマレーシア魚市場実用辞典の続きを書きます。前回の魚市場実用辞典(その4)が3月20日でしたから、それから随分間が開いてしまいましたね。

ところで、私は相も変わらず美味い新鮮地魚を刺身で喰らう自己満足な食生活を続けているのですが、5月の一時帰国から戻って以来、なんだかんだと日常生活上のトラブル対処に追われていたせいで、他のみなさんを魚市場ツアーにご案内することや旨い刺身を一緒に喰らおう会を催すことがここしばらくできていませんでした。特に市場ツアー参加を希望されている皆さんには本当に申し訳なく思っています。

そしてこれは、最近続けざまに実体験したことなのですが、なんちゃって日本食レストランや、最近開店ラッシュの日本食居酒屋の、なんちゃって刺身やなんちゃってお寿司が笑っちゃうほど出来が悪いんですね。看板に堂々と、Authentic Japanese Cuisin (本物の日本料理) を標榜しながらこの不味さや見栄えの悪さは一体なんなんだと一人憤慨しているわけですが、やはりオレタチ日本人の行くべきところじゃないと改めて強く感じています。

だがしかし、本当に本物の日本食レストランやお寿司屋さんは決して財布に優しくない、どころかバカ高い。なのでたまに行くぐらいなら良いのですが、なかなか普段使いなどできるわけがない。(あ、リッチピープルは別ですよ) それもその筈、そんな高級店の魚はすべてが日本からのエアフローン(空輸)なので、コストが高くなるのは当たり前です。

なのでやっぱりローカルの新鮮魚ですよ。市場を選び、魚を選べば、この南国マレーシアでも美味い新鮮地魚を刺身で喰らうことができる。しかし、できるはできるが、誰でも簡単にという訳にもいかない。市場を知り、目利きを知り、そして捌きを知らないと、なかなか難しいのも事実でしょう。

もちろん、業界人でも専門家でもないこの私が、知ったかぶりの講釈を垂れるつもりは毛頭ないのですが、このマレーシアの市場をうろつき、恐る恐る試して食して早や4年半、ある程度の情報の蓄積はできたかなと思う今日この頃です。そんな私の拙い知識・経験でも良いので参考にしたいと仰って下さる皆さんのために、できる限りの情報開示をしようと思っています。

それが魚市場実用辞典であり魚市場買い出しツアーの企画です。なお、市場ツアーに関しては、一度にご案内できる人数が極めて限られるため、参加希望のみなさんには順次にご連絡を差し上げますので、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

また魚市場買い出しツアーはもちろん不定期になりますが、今後しばらく続けるつもりです。参加をご希望の方は本ブログ左にあるブログコメント欄、または各記事に対するコメント欄でも結構ですのでその旨をご一報いただければと思います。



さて本題ですが、今日はポンフレ(Pomfret)系の魚を取り上げてみようと思います。

トップバッターはこれ↓です。

イカン・バワル・タンバ(Ikan Bawal Tambak)
日本名:シナマナガツオ(英名:Chinese Silver Pomfret、マレー名:Bawal Tambakバワル・タンバ)

ポンフレ系の魚の中で私の一押しはこれ。形はマナガツオや他のポンフレ系とほぼ同じだが、体表の銀の細かな鱗が剥がれ落ちてお腹の大部分が白くなっているものが多く識別は容易。

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↑これは、一年を通じてどこの市場でも魚屋さんでもお目にかかれる魚。南方産のこのシナマナガツオは、日本ではマナガツオの代替魚として売られていると聞くが、マナガツオ同等の高級魚で、ここマレーシアでも値は高い。型にもよるが70-80リンギ/kgが普通で90リンギ/kgを超えるものもある。私は日本海育ちなので、始めのうちはこのような菱形の魚には大いに抵抗があったのだが、捌いてみて、食してみて、抵抗は全くなくなった。身肉は血合いがほとんどなくピンク色で美しい。口に含むと脂が適度にのって、触感は富山湾の寒ブリのよう。1kg超えのものが美味いと私は思うが、高価なのでなかなか口にすることはできない。刺身だけでなく焼きも煮も美味しいと評判なのでぜひお試しあれ。



イカン・バワル・プティ(Ikan Bawal Putih)
日本名: マナガツオ(英名: Silver Pomfret、マレー名: Bawal Putih)

マナガツオは、「真似鰹」または「真名魚」と書くそうな。これは、カツオの獲れない瀬戸内海などで、初夏に獲れる本種を「カツオに見立てた」ところから転訛したものだとか、「魚のなかでも特にうまいため/「真名魚」を「真な=親愛を表す語」で「真にうまいカツオ」の意味。あるいは「真に菜にしてうまい魚」、「真菜が魚」からの転訛なのだそう。西日本では初夏を代表する上品な白身魚として主に割烹料理店などで使われているそうだが、関東以北ではほとんど獲れず私などはこれまで目にしたことがない。また、値が高すぎて、一般小売店、スーパーなどには遠い存在でもあると言う。で、これを補うのが前述のシナマナガツオなどの東シナ海、南シナ海であがるものなのだそう。(以上、ぼうずこんにゃくの市場魚介類図鑑より)

マナガツオ_R

マレーシアの市場や魚屋では、バワル・タンバもバワル・プティも年中目にする魚だが、どちらも値は頗る高い。市場によっても型によっても異なるが大体キロ70リンギ以上が常態と思う。で、肝心の食味はどちらも似たようなもので、酒の肴としてはもったいないほどに美味いが、私はどちらか言うとバワル・タンバに軍配を上げたい。大枚はたいて買うなら40cm超、1kg超を狙いたい。型が大きければ大きいほど美味い気がする。なお鮮度の見分けは他の魚にほぼ同じだが、鰓蓋を開けにくいのが難点。

また、バワル・プティは極く小型のものも多く売られている。私は最初から刺身狙いなので、小型のものにはまったく興味がなかったが、チャイナ系の方たちの中には小型のバワル・プティを大量に買い付ける方たちもいて、どうやって食べるのだろうといつも不思議に思っている。

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↑これは、ローカル名はバワル・プティで同じだが、英名がWhite Pomfretで学名も違うようなので種が異なる魚かも知れない。前述のバワル・タンバやバワル・プティの隣の箱などでまとめて売られていることが多く、価格も格段に安い。

追記(2017.7.9):バワル・プティ(小型)の価格 RM45/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)
注:価格が大型に比して格段に安いのは、スーパーなどの鮮度落ちしたもの。K..Selangorなどの新鮮魚市場ではさほど安くない。

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↑これは、NoEyedDeerの魚辞典によると、ローカル名バワル・スラタン(Bawal Selatan)、英名はSouthern lesser pomfretと言う、バワル・プティとは異なる種のようだが、見た目はほとんどバワル・プティか後述するバワル・ヒタムの幼魚。型はごく小さくて10cm程度、価格も安いので、これは小アジのようにこのまま素揚げにしたらどうだろう、なんて考えたこともあったのだが、未だ試してはいない。

そうそう素揚げで思い出したが、このポンフレ系の魚は骨がとても柔らかいので下ろしも楽。なので、きっと骨の素揚げも良いのではと思っている。バリバリ、サクサクの骨煎餅を食してみようといつも思っていたが、なんせ値が張るのでそのチャンスはなかなか巡ってこない。でも、、そっか、小型の安いポンフレで試せばいいんだ、なんて今これを書きながら思いついた次第。



イカン・バワル・ヒタム(Ikan Bawal Hitam)
日本名: クロアジモドキ、英名: Black Pomfret、マレー名: バワル・ヒタム(Bawal Hitam)

↓この魚、体色がやや黒いだけで形はシナマナガツオなどとほぼ同じ。だが、なぜかマナガツオ科ではなくアジ科に分類されている。なお、西日本の一部ではクロマナとも呼称されていると言うこのクロアジモドキの名前の由来は調べてもいまいち分からないのだが、その昔、命名者がこの魚の内外の形質に基づいて命名したものだそう。とすると、体色が黒くて形質がアジのようだからと言う単純な理由からかな、なんて思ってしまうけど、違いますかね?

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このクロアジモドキ、どこの市場でも魚屋でもマナガツオやシナマナガツオなどと同じ箱で売られている。大きさはせいぜい30cmから50cm程の中型で、キロ40-60リンギ程度と、同じ型のマナガツオなどよりも安い。身肉は血合いが薄く入るが透明感のあるピンク色で、刺身で最初に食したときは、イナダやワラサ(サワラではない)に似ていると思った。皮下に脂が薄く乗っているものの全体的にはマナガツオよりもあっさり感がある。熱を通すと少し硬く締まるが、煮ても焼いても唐揚げでも癖がなく美味い。

追記(2017.7.9):クロアジモドキの価格 RM28/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)
注:これは安い!

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↑は、中型のクロアジモドキを三枚におろし刺身柵にとったところだが、柵を見てお分かりのように、皮下に脂がほどよく乗っていてしっとり感も十分。癖もなく素直に美味い刺身と思う。なお、マナガツオやシナマナガツオは、脂が皮下ではなく身肉全体に入っていて血合いもないので綺麗なピンク色。脂の乗りの多いものはまるで富山湾の寒ブリのような甘い脂の旨味が味わえる。(今思うが、これで骨煎餅にトライしなかったのが返す返すも残念)

クロアジモドキ_R

↑これは、私が「マレーシアの地魚を刺身で喰らう」チャレンジを始めた頃の約4年前の写真。手前がクロアジモドキで奥側がシナマナガツオ。実は私はこれでマレーシアの地魚にハマりました。



イカン・バワル・マス(Ikan Bawal Mas)
日本名: なし、英名: Shortfin Pompano、マレー名: バワル・マス(Bawal Mas)

↓この魚も名前はバワルだが、マナガツオ科ではなくアジ科のコバンアジ属に分類されている魚。しかし、体形は他のバワルとほぼ同じ。唯一の違いは体色の金色だが、体表全体が金色で覆われているわけではなく、腹側は白が多い。ちなみにマレー語のマスはエマス(emas)のことでゴールド(金)と言う意。

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これも他のバワルと同じ箱で売られていることが多いが、体表がゴールドに輝いて見えるので、識別は容易。小型から中型が主で、価格もクロアジモドキとほぼ同等。日本ではコバンアジやマルコバンと言う種が売られていて、どちらも高級魚だ。実は、私はこのバワル・マスの食味は未体験なので、ここでは語れないが、坊主こんにゃくのコバンアジやマルコバンは血合いも美しく刺身にして美味いとの評なので、機会があったら是非食してみたいと思っている。

追記(2017.7.9):バワル・マスの価格 RM22-25/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)



イカン・ダウン・バル・ビンティ(Ikan Daun Baru Bintik)
日本名: ユウダチスダレダイ、英名: Spotted sicklefish、マレー名; ダウン・バル・ビンティ(Daun Baru Bintik)

これは名前の由来が容易に想像できる魚だ。ユウダチスダレダイとは夕立簾鯛と書くそうな。言われてみれば体表に夕立のような玉簾状の小さな黒斑が規則正しく並んでいるのでユウダチスダレとは言い得て妙だ。スズキ目のスダレダイ科に属する魚だそうだが、市場で初めて出会った時は、これを刺身で食してみようとは決して思わなかった。

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この魚、目の上に小さなコブがあり、ややしばらく睨めっこをしてみたが、角度によってはかなり怒った顔に見える。なので、私は今後この魚をアングリーフィッシュと呼ぶことにした。市場から家に持ち帰り、すぐに下ろしてみたところ、思ったよりも肉厚で刺身は血合いも美しく、見ての通り皮下に脂が乗り乗り状態。口に含むと適度に噛み応えもあってなかなかの美味。食べている最中にあのアングリーな顔を思い出すのは少々いただけないが、これは当たり間違いなし。あ、そうそう、これ価格は確かキロ35リンギ程度で、ポンフレ系の魚の中ではリーズナブルと記憶している。みなさんもぜひ一度お試しあれ。

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イカン・デンキス・ジャワ(Ikan Dengkis Jawa)
日本名: なし、英名: Streaked spinefoot、マレー名: デンキス・ジャワ

さて、今日の最後は刺身にしてネガティブな魚だ。別名ジャワ・ラビットフィッシュとも言い、どこの市場でも良く目にする魚なので、いつかは食してみようと思っていた。アイゴ科の魚だが日本近海では獲れないらしい。

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大きさは30-50cm程度、価格はキロ20リンギ前後と安定しているようだ。しかし下ろしているうち、徐々に磯臭さが鼻に付く。身質は適度に締まっていて良さげなのだが、この磯臭さはいただけない。確かにアイゴ科の魚は、海藻を餌にしているため磯臭さが残る魚が多いと聞くが、このラビットフィッシュはまさにその典型かも知れない。

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残念、「刺身で喰らう」が主眼のこのひねくれ団塊にとってはちと当てが外れた魚だが、焼きや煮や揚げにすればあの磯臭さも気にならなくなるとは思う。この時は切り身にして塩焼きにしてみたところ確かに磯臭さは消えた。だがしかし、これは旨いとの感動もなかった。これは私にとっては外れ。



以上今日は、マレーシア魚市場実用辞典(その5)と題してポンフレ系の魚を取り上げてみました。参考にしていただければ幸いです。

ではまた。。

追記(2017.7.6): 先日からのトップ画像は、ハリラヤ初日にスリアKLCCを訪れた時の写真です。国民的なバリカンポン(帰省)の最中なのでどこも空いているかと思いきや、意外な人混みで驚きました。でも、良く見ると、この方たちどこか雰囲気が違います。それもそのはず、この人混みのほとんどは周辺国からの外国人労働者の方たちのようです。(地元新聞情報) なるほどハリラヤを異国の地で過ごさなければならない方たちも大勢この国にはおられるのですね。




みなさん、こんにちは。

本記事をアップする予定の3月29日、実は私は旅行中で自宅にはおりません。インターネットも携帯電話も繋がらないであろうボルネオ島の真正ジャングルの中を一日中彷徨い歩いているだろうと思います。(このブログは予約投稿しています)

そうです、またあの国境なきひねくれオヤジ軍団の冒険旅行です。軍団と言ってもたった3人だけなのですが、いずれ劣らぬひねくれ者で、どこからどう見ても見紛うことなきオヤジ、いやジジィのくせに、なぜか気だけは少年のように若いのです。

今回は、ボルネオ島中央奥地の少数民族を訪ねて歩く7泊8日ジャングル踏破の旅です。サラワク州のミリから小型飛行機で高原の村バリオに入り、そこからインドネシアとの国境の村まで真正ジャングルを歩く計画です。ちょっと大袈裟ですが、無事に生還することができれば、スマトラ島バイク旅に続くシリーズ第2弾の旅ブログを綴る予定です。



さて本題ですが、今日はスズキ、コシナガマグロ、スマ及びサワラ×2の5種を紹介します。

トップバッターはこれ↓です。

イカン・シャカップ(Ikan Siakap)
日本名:なし(英名:Barramundi、マレー名:Sikap putih/Sikap hitamシャカップ・プティ/シャカップ・ヒタム)

実はこの魚、日本のヒラスズキと体形が似ているので私は便宜上スズキと呼んでいる。いや私だけでなく、当地の日系スーパーの魚屋さんなどでもローカルスズキなどの名で売られているが、正確に言えばスズキではない。どちらかと言うと、日本名アカメの近種だと思うのだが、スズキの方が万人に親しみやすいので私もそう呼んでいる。

スズキ01

↑は、一年を通じてどこの市場でも魚屋さんでも豊富に見かけるシャカップ・プティ(プティはマレー語で白)。体色が明るい銀灰色で尾鰭が黒、頭部に比して体高が高く側偏しているのが特徴。魚体長は35-80cm超。この種は目が小さく光を当てると赤く光る。鮮度の識別は鮮紅色に近い鰓の色と体表のぬめりと輝き。価格はキロ12-18リンギ程度で安定している。ただ3キロ超の大型は25リンギを超えることもある。日本のスズキは河口や汽水域に棲むことが多いが、このシャカップは海流が洗う外洋に面した荒磯から沖合に多い。なので日本のスズキのような泥臭さは一切なく、刺身でも焼きでも美味。特に刺身は身質はやや固いが見た目も美しく味もいい。マレーシアで毎晩旨い刺身を喰らいながら一杯やるにはこれが一番。なぜならいつでもどこでも豊富に売られ、刺身クオリティを探すことも比較的容易でなにより安いのが良い。再度言うがこれは一押し。

↓は魚市場でたまに見かけるシャカップ・ヒタム(マレー語で黒)。

スズキ02

画面左隣のシャカップ・プティと比べれはその違いが容易に分かる。価格も食味もプティにほぼ同じ。





イカン・トンコル・ヒタム(Ikan Tongkol hitam)
日本名:コシナガマグロ(英名:Longtail tuna、マレー名:Tongkol hitamトンコル・ヒタム)

私はこれ以外のマグロにこちらの市場や魚屋さんでお目にかかったことがない。最初はメジマグロ(クロマグロの幼魚)かと思ったが、改めて同定してみてコシナガマグロと分かった。昨年訪れたスマトラ島西海岸のパダンの路上市場では、メジマグロの少し大きいものが売られていたので、マレーシアでも水揚げはあるのだろうと思うが、不思議なことに市場などには出ていない。

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コシナガ02

イカン・トンコルは中国語で血の魚を意味しているそうな。なるほど血合いの多い魚には違いないが、異様に安い価格で売られていて不思議でならない。Web魚図鑑によれば魚体長は1mほどにまでなるそうだが、売られているものは25cm程度の小型のものから40-50cmの中型が多い。価格はキロ9-15リンギで安値安定している。体は紡錘形で、胸鰭はそんなに長くはない。体側下部に散在する白色斑が小さく密に分布すること、もしくはその白斑が連続して横帯のように見えることが最大の特徴。

鮮度の見分けは他の魚種同様だが市場では鰓の鮮紅色にはめったにお目にかかれない。なぜなのだろうと考え尋ねたところ、ほとんどが冷凍もので入荷するらしい。ただ下処理されないままの冷凍らしく解凍して売り場に並ぶころには鮮度が既に落ちている。刺身クオリティのコシナガマグロに出会うには、冷凍ものではなく生を探す必要があり市場によってはなかなか難しいが、鮮度が良ければ刺身は美味でメジマグロに決して負けてはいない。赤みは強くなくピンクに近い。身質は少し軟らかいが、うま味もあり、脂の甘さもあって美味。また腹の部分の皮は薄いので炙ってたたき風にしてもうまい。





イカン・トンコル・プティ(Ikan Tongkol putih)
日本名:スマ(英名:Mackerel tuna、マレー名:Tongkol putihトンコル・プティ)

トンコル・ヒタム同様、価格が信じられないほど安い。しかもトンコル・ヒタムよりこちらのトンコル・プティの方がまだ安い。日本でスマと言えば高級魚。タタキはもちろん刺身も飛び切り美味い。

スマ01

スマ02

魚体長1m前後になるそうだが、市場などで売られているものはコシナガマグロ同様、小型から中型が多い。大型のモノにはまだ出会ったことがない。背の部分に斜めの縞模様があり、胸鰭下に灸を思わせる黒い斑紋があるのが最大の特徴で容易に識別できる。ただ私は、以前一度このスマの刺身クォリティに出会ってから、執念を持って長い間刺身クオリティのスマを探し続けてきたが、これもコシナガマグロ同様、市場を選ばないとなかな難しいことに最近になって気が付いた。鮮度が良ければ、血合いは大きいが刺身もタタキも極上で病みつき間違いなし。





イカン・テンギリ・ブンガ(Ikan Tenggiri Bunga)
日本名:サワラ(英名:Spotted spanish mackerel、マレー名:Tenggiri Bunga/Papanテンギリ・ブンガ/パパン)

日本名をサワラとしたが厳密に言うと学術的分類も学名も少々異なっている。しかし外形もなにもかもまったく同じで、違いは特にないように見える。後述のヨコシマサワラと共に、当地の市場や魚屋さんの常連魚。大きいものは1メートルを超える。細長く、剣状。全体が銀色で、側面中央部に黒灰色の丸い斑紋が不規則に並び識別は容易。

テンギリブンガ01

テンギリブンガ02

サワラはサバ科の魚で足が早い。なのでKL内外の市場でも魚屋さんでも刺身クォリティを探すとなるとなかなか難しい、いや無理かも知れない。ただ漁港近くの産直市場などであれば鰓が赤く魚体も固い新鮮魚に出会える可能性がある。刺身クォリティの識別は、身がしっかりして固いもの、目が澄んで体色(銀色)が光り、もちろん鰓の赤いものを探すが良い。魚体を押して柔らかいものは刺身は無理。価格はキロ25-30リンギ程度。大型で鮮度の良いものは高い。刺身は中型から大型ものが良い。脂が乗ってねっとりと甘い。上品かつくせのない味わいで大変美味。もちろん切り身にして幽庵焼きなどなんでも美味い。





イカン・テンギリ・バタン(Ikan Tenggiri Batang)
日本名:ヨコシマサワラ(英名:Narrow-barred spanish mackerel、マレー名:Tenggiri Batangテンギリ・バタン)

魚体長は2mを超すこともある大型種でテンギリ・ブンガよりも大きいものが多い。体側中央部の暗色横帯(注:縦ではない。魚は頭部を上にして縦横を表す)があることで容易にブンガと区別できる。ブンガもバタンも小型のものは30cm程度から出ているが平均40-60cm。たまに1mを超えるものも売られている。

テンギリパタン01

↓上2本がテンギリ・ブンガ、下の1本がテンギリ・バタン。

テンギリ01

↓テンギリ・バタンの鰓チェック。これは刺身クォリティ、身も締まっていて申し分なし。

テンギリ04

刺身クオリティの識別方法もも食味もブンガにほぼ同じでクセがないが、ブンガと比較するとやや水分が多く、旨みに欠ける気がする。しかし切り身にするとブンガと見分けが付かない。もちろん焼きも煮も秀逸。漁港近くの産直市場でなら刺身クォリティに出会えるかも知れない。




以上、今日はスズキ、コシナガマグロ、スマガツオ及びサワラ2種の紹介でした。まだまだ紹介したい魚はたくさんあるのですが、国境なきひねくれオヤジ軍団の冒険の旅から無事生還し、その旅ブログを書き終えてからまた再開したいと思います。

ではまた。。




さて今回はマレーシア魚市場辞典のその3です。

私は今までKL内外の魚市場に足繁く通い、いろいろ不思議に思うことなどを調べたり、人に尋ねたりしてきたのですが、未だに理解できないことや納得できないことが少なからずあります。

前回のイカン・ニョニョもそのひとつですが、今回取り上げるタイ系(形)の魚もそうです。

実はタイ系(形)の魚って数が半端じゃなく多いんだそうですね。学術的分類によるタイ科だけでなく形が似ているものや食味などが似ているものを含めると、タイと名の付く魚は日本で知られているだけで300以上もあるのだとか。。

こちらの市場やスーパーの魚やさんの店頭に売られているタイ系(形)もいろいろあって、よく見るとそれぞれ形や体色が少しずつ違うのですが、市場の人間に魚の名前を聞いてもいつもメラとジェナハックの二つだけ。たまにメラ・ブサーとかジェナハック・ビアサなどと看板立ててる店もありますが、それは魚種ではなく大きさ(型)のことです。

要するにこちらでは、細かな魚種などにはみなさん全然拘っていないのでしょうね。ま、それもいいでしょう。どうせ魚の形がすっかり変わるほど煮たり、焼いたり、揚げたりするのだから、そんな細かな魚種・魚名なんてどうでも良いことなのでしょうね。(笑)

でも、このメラとジェナハックって、その分類区分が未だにはっきりしない。何がどう違うのかがなかなかピンと来ないのです。

最初は単純に体色で区分けしているのだろうと思ってました。メラ(マレー語:赤)はその名のとおり赤いタイ系(形)の魚。一方のジェナハックは赤以外の色のタイ系(形)の魚、、、、と言うなら納得なのですが、ところがジェナハックの方は暗灰色や明灰色だけでなく中には赤い色のタイ系(形)の魚もある。

どちらも同じような形をしているし、特に大きくて赤い色のメラと、同じように赤い色のジェナハックって、どっちがどっちかが良く分からない。

私ってこんなことにいつまでも悩むんですよね。それぞれじっくり識別してみると、メラもジェナハックもほとんどがGenus Lutijjanus、つまりフエダイ属の魚なんですね。しからばその中で線引きできる何かがあるのだろうかと探してみたけど、そんなものはどうもなさそうでずっと不思議に思っているんです。

日本であれば、これはマダイ、こっちはアマダイ、そしてこいつはキンメダイだとか、みなさん細かな魚種や魚名を気にするでしょう? 魚種によって食味も違うし、造りなどの見栄えも違う。300以上もあるタイ系(形)の魚を十把一絡げにして、これはタイだと魚屋が答えたら多分私は怒りますよ。

不思議ですね。でもこれ英語圏では、メラもジェナハックも全部一緒くたにしてスナッパー(Snapper)で通っているらしい。Snapperの中のRed SnapperだとかGolden Snapperと言った区分だけのようなんですね、、、、、、、、と、ここまで考えたところで、お、そうかとちょっと閃きました。

そうか、メラはスナッパーの中のレッドスナッパー(Red Snapper)だけを指し、ジェナハックがその他のスナッパーなのかも知れない。そう仮説して調べてみると、確かにレッドスナッパーは赤いタイ系(形)の魚(wikiによると、フエダイ属だけでなくメバル科とかキンメダイ科の一部の赤魚も含まれる)で、ジェナハックと言うのはスナッパーのマレー語名だ。

そうか、だからヒメダイ(Crimson snapper)とかヨコフエダイ(Malabar blood snapper)などの赤い体色の魚も、その他のスナッパーとしてジェナハックに含まれるんだ。うん、ひょっとしたらそうなのかも知れないな、、、と今現在は思っているのですが、私のローカルの友人・知人にこんなことを聞いても誰一人興味を持つ者もいないし、未だ確証は持てず仮説のままです。(既にお分かりの方がおられたら是非ご教示下さい)

ただ近いうちに、縁あって政府魚業局(Department of Fisheries Malaysia)の漁業専門家の方とお話しできる機会を持てそうなので、その際にはこんなお話もしてみようかと思っています。

それで今日は、当地の魚市場などで売られている、このタイのような形をした魚を取り上げますが、客の目線で見ると、このタイのような形の魚はメラとジェナハックだけじゃないんですね。もうひとつグルグルと言うローカル名の魚があって、実はこれはイサキ科の魚なんです。

メラやジェナハックと同じ区画で売られていることが多く。ちょっと見にはジェナハックと間違えてしまいそうですが、よく見るとジェナハックよりは明るい銀白色が多く、グルグルと識別できます。

と言うことで、今回は市場でよく見るメラとジェナハックとグル・グルなどを紹介したいと思います。



イカン・メラ(Ikan Merah)
日本名:なし(英名:Red Snapper、マレー名:Merahメラ)

注:Red SnapperとはNorthern red snapper、Southern red snapperの他、メバル科、キンメダイ科の一部の赤色魚の総称(wiki)

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これは市場と言わずスーパーの魚屋コーナーと言わず、どこでも見かけるイカン・メラ=レッドスナッパーです。レッドスナッパーはメキシコ湾で獲れるノーザンレッドスナッパーなどが有名ですが、こちらで売られているものは近くで獲れる東南アジア産のもの。ただ、日本近海では獲れないので和名はありません。日本のマダイとはまったくの別物です。魚体長は30cmから1mを超える大型のものまである。でも注意すべきは、市場やスーパーの魚売り場によっては、ジェナハックとして分類されてしかるべきヒメフエダイやヨコフエダイも、体色が赤いことからイカン・メラ=レッドスナッパーとして売られていることもあるのです。こんな時には私の分類区分の仮説が否定された気分でちょっとややこしいのです。

鮮度の見分けは他の魚種と大して変わりませんが、魚体に張りとヌメリがあり体表が光っているもの、目がクリアーなもの、もちろん鰓が赤いもの、そしてここも大事なのですが、腹を押してみて跳ね返るぐらいのものが良いのです。価格は型によって異なりますが、中型のものはキロ25-30リンギ程度。刺身の食味は鮮度が良ければ、固からず柔らかからず、身肉が薄いピンクで血合いも美しく、日本のマダイに劣らぬほどの美味と私は思っています。

追記(2017.7.9):イカン・メラの価格 RM33-35/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)




イカン・ジェナハック(Ikan Jenahak)

市場に並べられているジェナハックは暗灰色か明灰色が多いのですが、前述したように中には黄赤の魚やピンク魚、そして赤銅色の魚まであるんですよ。最近では私も少しずつメラとの見分けがつくようにはなってきましたが、最初はどっちがどっちだかさっぱり分からなくて、???を連発してました。



日本名:カドガワフエダイ(英名:John's snapper、マレー名:Jenahak tandaジェナハック・タンダ)

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これはジェナハックの代表選手的存在かも知れません。オンラインフィッシュサプライヤーさんのフィッシュリストには、ジェナハック=Jhon's Snapperと載っているぐらいですからね。鮮度を見分けるコツは体表が濡れて輝いているもの。目がクリアなもの、鰓が鮮紅色のもの、腹を押してみて硬いものなどです。魚体長は30-50cm程度。価格はキロ20-30リンギぐらいです。鮮度の良いものは刺身にして抜群。身質は適度に腰があり旨みもある。血合いはピンクで身肉は白。ジェナハックの中でも私の大の一押し。



日本名:なし(英名:Yellowstreaked snapper、マレー名:Jenahak jalur kuningジェナハック・ジャルア・クニン)

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これもジェナハックコーナーではよく見るフエダイ科の魚。明灰色が多い。鮮度見分けはいずれもカドガワフエダイに同じ。体表が濡れて輝いているもの。目がクリアなもの、鰓が鮮紅色のもの、腹を押してみて硬いものが良。型はカドガワフエダイよりもひと回り大きいものが多い。価格は同じ。食味はカドガワフエダイよりやや劣る気がしたが、ひょっとしたら鮮度が劣っていたのかも知れない。




日本名:ヨコフエダイ(英名:Malabar blood snapper、マレー名: Merah mata hitamメラ・マタ・ヒタム)

jenahak02 (2)

これは、市場やスーパーによっては「メラ」として売られている場合もあり、ずっと???でした。体長1メートル近くになる大型種だそうだが、売られているものは30-50cm程度。全体に赤っぽく腹にかけて赤銅色に光る。体高が高く体表には斑紋がない。魚体に張りと艶があり鰓が鮮紅色が良い。退色したもの、目が濁ったもの、腹が柔らかいものは古いので避ける。価格はキロ25-30リンギ程度。刺身にすると透明感のある白身でやや繊維質だが味が良い。

追記(2017.7.9):ヨコフエダイの価格 RM32-33/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)





日本名:ヒメフエダイ(英名:Crimson snapper、マレー名:Jenahak pucatジェナハック・プチャ)

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これも、市場やスーパーによっては「メラ」として売られている場合がある。だが、残念ながら私はこれまでこの魚の鮮度の良いものに出会ったことがない。卸売市場で良くみかけるが、大体が体表に張りがなく腹が柔らかい。ただ、ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑によると、鮮度が良ければ透明感のある白身で血合いも美しく、刺身にして抜群の味わいだそうだ。魚体長は30-50cm。価格は他のメラに同じ。





イカン・グル・グル(Ikan Gerut-gerut)

これも前述したが、この魚はジェナハック(カドガワフエダイ=Jhon's Snapper)と見間違いやすい。ただしよく見ればこちらの方が明らかに明るいシルバーか明灰色なのでジェナハックとは区別できる。



日本名:ホシミゾイサキ (英名:Silver grunt、マレー名:グル・グル・ペラGerut-gerut perak)

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追記(2017.7.9):ホシミゾイサキの価格 RM22/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)

日本名:マダラミゾイサキ (英名: Saddle Grunter、マレー名:グル・グル・セボコGerut-gerut sebokoh)

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売られているものは25-35cm程度。残念ながら食味はまだ確認できていない。価格はキロ20リンギ前後。





イカン・メラ・ボリン(Ikan Merah Boring)
日本名:センネンダイ (英名:Red Emperor、マレー名:イカン・メラ・ボリン(Ikan Merah Boring)

センネンダイ01

センネンダイ02

センネンダイ03 (2)

フエダイの仲間では体高が高い方。体側には暗赤色帯があるが成長するにつれ薄くなる。幼魚期は鰭が長く、暗赤色帯がよく目立つ。魚体長70cmにもなる大型種だが、市場では小型や中型種が多い。鮮度の見分けは赤味の強いもので目が澄んでいるもの。鰓が鮮紅色のモノ。触ってヌメリがさらっとしていて張りのあるもの。写真3番目のものはセンネンダイの幼魚期のもの。刺身は透明感のある白身で、その透明感が長続きするというのだが、未だ鮮度の良いセンネンダイに出会ったことがなく、食味は未経験。





イカン・ピンジャロ(Ikan Pinjaro)
日本名:チカメタカサゴ(英名:Pinjalo snapper、マレー名:Merah pinjaloメラ・ピンジャロ)

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市場ではよくみる魚。頭部が丸みを帯びている赤い魚なのですぐわかる。背鰭は薄紅色で棘条上縁は黄色、胸鰭は鮮紅色、腹鰭は黄色っぽい。背鰭・臀鰭の縁辺は黒く縁どられる。市場では体長20-40cmのものが多い。価格はキロ20へ25リンギ程度。食味を試してみたが、鮮度が必ずしも最良ではなかったせいか、身肉が柔らかすぎた。





イカン・カカップ・バツ(Ikan Kakap batu)
日本名:マツダイ(英名:Tripletail、マレー名:Kakap batuカカップ・バツ)

マツダイ01

マツダイ02

ローカル名のカカップ・バツのバツとは石のこと。体色が黒いことからクロダイかと思ったが、これはマツダイ科のマツダイ。体高は高く、尾鰭が3つあるように見えることから英名でトリプルテールと呼ばれている。体色は幼魚は茶褐色~黄色で、成長すると黒くなる。体長80cmに達する大型魚だが、市場や魚コーナーで見るものは30-50程度。価格はキロ25前後が多い。身肉はピンクで血合いが美しいので、刺身ではえる。脂は皮下に層を作る魚のようで脂がのっていればそれなりに美味。




以上、今日は市場でよく見るタイ系(形)の魚を紹介しました。しかしながら、鮮度が十分で刺身クオリティの魚がどこの市場でも簡単に見つかるかと言うと、それはかなり厳しいと言わざるを得ません。産地(漁港)から直送された魚が並ぶ卸売市場にしてもそれは同じです。しかし、市場や時間帯などを選べば、この南国でも確かに刺身クオリティーの魚を探すことは不可能ではありません。

先日の日曜日(3月19日)に訪れた、とある市場ではなんとめったに見ない型の良いマゴチが10本ほど売られていました。マゴチは刺身にすると美しい白身がコリコリしてとても味わい深く美味しい魚です。早速買って帰った方の弁によると、昆布締めが特に美味しかったそうですが、そんなお話を伺うと、マレーシアの地魚を刺身で食べよう倶楽部(仮称)を自称しつつある魚好きの私は堪らなく嬉しい気がするのです。

次回はスズキ(Barramundi)、サワラ、マグロ、カツオなどを紹介してみたいと思います。
それではまた。。



さて、今日はマレーシア魚市場実用辞典のその2ですが、前回に引き続きアジ科の魚を紹介したいと思います。前回はアジ科の小型魚を取り上げましたが、今回はアジ科の中・大型魚です。

しかし、前回から思いつきで始めたこの実用辞典ですが、意外に難しいものがあって正直言ってかなり苦労しています。

辞典と称するからには、魚種・魚名の同定には私としてはできる限りの正確性を期したい訳で、これまでは大体この魚はこんなところだろうぐらいで良かったのですが、仮にも辞典に載せるにはそうは行きませんよね。なのでブログに書く前に、魚の同定を再確認したい訳ですが、中には一筋縄では行かない魚もあるのです。

これが日本の魚市場ならば同定できない魚などないですよ。魚種や魚名は市場の誰に聞いてもすぐ分かる。ところがこちらの市場では、売っている側の人間でもあやふやな魚がある。例えば、今回のアジ科のイカン・ニョニョと言うローカル名のこの魚、尋ねる相手によって微妙に、いやまったく違うこともある。ある人はアンダマンアジを指し、またある人はロウニンアジやギンガメアジやマルヒラアジを指す。ローカルの図鑑も、そしてフィッシュサプライヤーの商品リストでさえも一様ではない。

さらにややこしいのは、ニョニョと言う魚の他にニュニュと言う魚もあって、二つは異なる魚だと説明する者もいるし、いや同じ魚だと主張する者もいる。

要するにここマレーシアの市場では、ヒラアジ系は全部一緒くたにニョニョとかニュニュとか言っても間違いではないのだろうと、今では思っていますが、あくまでこれは筆者個人の意見です。もしそうではないとのご指摘やご意見がおありの方は是非その旨をご教示いただければあり難く思います。

そんなわけで前もってお断りしておきたいのですが、この辞典で取り上げる魚の、特にローカル名の正確性については、マーケットの魚売り場で魚名の看板を立てて売られている魚以外はあまり期待しないで欲しいのです。いや、ここマレーシアではそれぐらい大雑把でも構わないのだと言うことでお許しをいただければと思います。(今回はイカン・ニョニョと言う同名のヒラアジだけのオンパレードですが気にしないでください。ローカルの方たちにはそれで十分通じるのだと思っています。



アジ科の中・大型魚

イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:マルヒラアジ(英名:Coastal trevally/Shortfin trevally、マレー名:Demuduk Cupakデムドゥックチュパッ)

マルヒラアジ01

マルヒラアジ02

これは、市内のスーパーマーケットの魚売り場ではほとんど見ないが、卸売市場やウェットマーケットでは良く目にする魚。30-50cmほどの魚体長だがたまに1mもの大型の似たようなヒラアジを目にすることもある。でもそれはこのマルヒラアジではなくロウニンアジと言う大型魚だ。マルヒラアジは他のヒラアジ同様に側偏(左右に平たい)し、名前の通りおでこから吻にかけて丸みがある。良く眺めると案外ひょうきんな顔にも見える。体色は概ね銀白色だがたまに黒っぽく見えることもある。刺身で食べれば脂が適度にのっていて噛みごたえもあり非常に美味。これは一押し間違いなし。

追記(2017.7.9):マルヒラアジの価格 RM27/Kg (2017.7.9 K.Selangor公設市場調べ)



イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:ヨロイアジ(英名:Longfin trevally、マレー名:Demuduk Putihデムドックプティ)

ヨロイアジ10

ヨロイアジ02

たまに卸売市場で目にする程度で、その他のマーケットではほとんど見かけない。魚体長は30-50cmほど。マルヒラアジとの区別は頭部背縁の輪郭が直線状であること及び背鰭・臀鰭の軟条のうち数本が長く伸びていること。日本のリュウキュウヨロイアジとほぼ同じ。食味はマルヒラアジと同等と思われるが、未だ未経験。



イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:ヒシヨロイアジ(英名:Longnose trevally、マレー名:Demuduk Muncungデムドックムンチュン)

ヒシヨロイアジ01

ヒシヨロイアジ02

これもヨロイアジ同様、たまに卸売市場で目にする程度、と言うか、ヒラアジ系は同じ箱で、イカン・ニョニョとして一緒に売られていることが多いので、気が付かないことも多い。この魚の特徴は、英名のLongnose trevallyどおりに尖った吻や高い体高及びその菱形の体形にある。また、吻端が鈍く、鰓蓋上部に小さな黒斑がある。体調もヨロイアジ同様30-50cmほど。食味もおそらく同様と思われる。



イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:アンダマンアジ(英名:Bludger trevally、マレー名:Demuduk nyiur-nyiurデムドックニュニュ)

アンダマンアジ02

アンダマンアジ01

このアンダマンアジはヒラアジの中では体高が比較的低く紡錘形で、どちらか言うとマルアジに近い。卸売市場やウェットマーケットでも良く見かける。30-90cmほどにもなるアジ科の中・大型魚。触った感じが他のヒラアジに比して柔らかく、市場に並べられていても既に傷みが見える場合もある。身肉は他のヒラアジよりも赤みが強く血合いも濃いが、マルヒラアジなどとは異なるアジ特有の酸味と甘みがあり、鮮度が良ければ刺身も悪くない。いつか、この魚名を売人に尋ねたら、ニュニュと言った。私がニョニョではないかと聞き返したら、いやニュニュだと答えてくれた。なるほど、マレーの学名はDemuduk nyiur-nyiurなのでこれは本当かも知れないが、未だ確証はない。



イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:ギンガメアジ(英名:Bigeye trevally、マレー名:Belokok putihベロコップテ)

(注)こちらの学術書やサプライヤーのフィッシュリストにはこのBigeye trevallyがIkan Nyok Nyokだと書いてあるので、おそらくそれが正しいのだろうと思う。しかし、普通のマレー人たちが言うイカンニョニョはヒラアジ全体を指して言ってるようにも見えるので、あえてこの魚のみをイカン・ニョニョだと断定はしなかった。

ギンガメアジ01

ギンガメアジ02

卸売市場ではよく見る魚。体長60cm前後になる。体高はさほどでもなくこれも紡錘形に近く、目は吻に近い。尾鰭、背鰭は黒く、そしてなにより黒く直線的な稜鱗(ぜいご)が良く目立つ。また、鰓蓋の上部に小さな黒斑があり、型の小さいものは尾鰭の後縁が黒く縁どられ、不明瞭な暗色の横帯が6本前後ある。鮮度の良いものは血合いがやや濃いものの身肉がピンクでシマアジに似て刺身も非常に美味と言われているが私自身はまだ食していない。



イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:ロウニンアジ(英名:Giant trevally、マレー名: Belokok mamungベロコッマム)

ロウニンアジ01

ロウニンアジ02

私は以前これをマルヒラアジの大型種だろうと単純に思ってた。魚体長は軽く1mを超え、最大1.7mにもなると言う。卸売市場でもめったに見ない魚だが、刺身にすると血合いは赤いが身肉は透明に近いのだと言う。しかし腹周りの脂のたっぷり乗った身肉は白濁して旨みが強く、アジ科特有の風味がわずかに残るがとても美味とのことなので、いつか機会があれば是非食してみたいものだ。



イカン・ニョニョ(Ikan Nyok nyok)
日本名:クロヒラアジ(英名:Blue trevally、マレー名: Belokok biruベロコッビル)

クロヒラアジ10

クロヒラアジ12

これもめったに見ないアジ科の魚。ヒラアジの中でも全体的に黒ずんで見えるためにクロヒラアジと言う。魚体長は40cm前後が多い。体側には暗色帯が7~9本あり、これが全体的に黒ずんで見させている。以前卸売市場で発見し、一本買って帰ってじっくり同定した。さっそく刺身で食してみたところ血合いは赤いが身肉は透明感のある白身できれい。ただ脂はあまりのっておらずマルヒラアジより旨みは劣る。



以上、今回はアジ科の中・大型魚を取り上げてみました。もちろんアジ科の魚はこの他にもあるのですが、私がこれまで魚市場やスーパーマーケットなどの魚やさんで実際に目にした魚、つまり店で売られているもののみを書いています。次回はタイ系の魚を中心に紹介する予定です。

いやしかし魚は奥が深いですね。正直言って、この私が、このマレーシアでこれほど魚に入れあげるとは思ってもいませんでした。少ない小遣いを遣り繰りしながら、当地では高価とされる魚をせっせと買い求めてはひたすら捌いて食ってみる。これってちょっと異常な世界でしょうかね。私はちょっと危ない世界にはまり込んでいるのでしょうか。

朝早く、と言うか真夜中に近い真っ暗闇の中、危うく車で黒猫を踏んづけそうになりながらも足繁く卸売市場に通う私です。服や身体だけでなく、愛車にも魚の臭いがついて離れず、夜明け前の台所で一人魚を捌く我が身を振り返る時、いささか尋常ではないなと自嘲したりもしています。

余談ですが、今日のお昼はミッドバリーの和食やさんでした。そこは数あるミッドバリーの和食やさんでも名が通ったお店で、決してなんちゃって和食レストランではなかった筈です。

写真メニューの中から美味しそうな江戸前のちらし寿司を選んで注文したのですが、これが信じられないほどのなんちゃって江戸前ちらし。なぜかと言うとちらしの具がまるでお粗末極まりない。ネタはサーモンと白マグロがメインにゆで海老1枚など。ヒラヒラ舞い散るネタの薄さも情けないが、江戸前とは冗談かと思うほど写真とは全く異なるネタ使い、しかも白マグロとは許せない。

みなさんは白マグロってご存知ですか?これは知る人ぞ知る、当地のなんちゃって和食やさんの定番刺身(寿司)ネタですよ。実はこれ最初に聞いたときはてっきりビンナガだろうと思っていたのですが、出されたものを実際に食してみたら、身肉が白すぎることとあまりに脂っこすぎて、これは絶対ビンナガじゃないとすぐに気付いた私です。店員にコレなにと聞いたら、ホワイトツナとかバターフィッショだとか言う。え、えーっ、おい、そりゃ違うだろう?、

改めて調べてみたら、これ日本じゃ販売と食用が禁止されているバラムツかアブラソコムツと言う深海魚じゃないの?なぜなら身肉の白さと脂っこさは普通じゃなくて、他にはこんなの見当たらない。そうだとしたら、これ、少し食べる分にはいいが、たくさん食べたらその脂が体内で消化されずに後で大変なことになるらしい。でも食感がまるで大トロのようなのでなにも知らない人は白マグロも結構旨いじゃないかと騙される。

なので私はそれ以来、白マグロと称するものを刺身や寿司で出す店は「江戸前」ではなく「左前」の店だと思ってる。店が左前なので高価な本物の刺身をネタに使えず白マグロのようなフェイクものを出すのだろう。

そう言えば、お昼時だと言うに店はガラガラ。ちょっと前まで大勢の客でにぎわっていた店なのに、あぁ、この店ももうダメなのか。。それにしても、朝に紅顔ありて夕べに白骨となるじゃないけれど、なんと回転の速いこの業界だこと。白マグロを出すぐらいならなぜに安価な地魚を使わないのだろうと、ここでも不思議に思うひねくれ団塊なのでした。

以上、今日はこれでお・し・ま・い。




突然ですが、今回から何回かに分けてマレーシア魚市場実用辞典(仮称)を書いてみます。

私は恥ずかしながら、年を経るごとにますます食欲旺盛となり、肉も魚も、やさい・・・・・もなんでも好んで食べるのですが、ご承知のように最近では魚、特に生魚(刺身)には意地汚いほどの思い入れがあります。

しかし、当地のマレーシア人たちにはなぜあんな生臭いものを生で食べるのかと不思議がられます。それもその筈、彼らのほとんどは生まれてこの方、生臭い魚を煮る・焼く・揚げるなどしてしか食べたことがなく、鮮度の良い魚はなんの臭いも発しないと言うことを知らないのです。もっとも、さもありなんです。最近でこそ流通が進歩したせいか、鮮度の良い魚がここKL内外の市場でも入手できるのですが、昔はとてもこのようではなかったでしょう。

でも流通が進歩したと言っても、日本のコールドチェーンのような低温流通システムはまだまだのようで、例え産地直送の卸売市場と言えども、すべての魚が新鮮とは限りませんし、市場側も魚を生で食べることを前提にしていないため、鮮度管理が十分ではなく常温で並べられているうちにみるみる鮮度が落ちていくのです。当然、この魚は生(刺身)で食べられるか、などと質問してもいい加減な答えしか返ってきません。

そこで鮮度の見極めは自己責任で、となるわけですが、その前に、果たしてこの魚が刺身で食して旨い魚なのかどうかとか、これは何科の魚でなんと言う名前なのだろうと大いに気になるわけです。

私も最初のうちは大いに悩みました。売られている魚種が当然ながら南方系ばかりで、日本の魚市場、特に見慣れた関東以北のそれとはまるで違います。それに市場のほとんどでは周辺国からの外国人労働者が多く、英語はおろかマレー語でさえきわめてブロークン(だからBahasa Pasarと言う)でなかなか意思の疎通が難しいのです。

おそらく、マレーシアに初めて来られた多くの日本人の方がそう感じていらっしゃるのではないでしょうか。

私は、これまでも市場で売られている様々な魚を見て、触って、臭いをかいで、これはと思う魚は買って持ち帰り、写真データなどを照合しては魚種や魚名の識別に多くの時間を割いてきました。まさかマレーシアに来てこんなことをするとは思ってもいなかったのですが、元々市場巡りは好きなので苦にならないどころか結構楽しいのです。金はないが時間だけは売るほどもある定年後人生に乾杯です。

でもその際に気づいたことは、マレーシアにはこれと思う実用の魚図鑑がないことです。学術目的の専門書はあるようですが、市場で売られている魚を生で食べたいと思う私のような人間にマッチするものがどこを探しても見当たらないのです。

そこでこのひねくれ団塊は考えました。だったら自分で作れば良いではないか。それも立派なチャレンジになる。もちろん自分自身の知識・経験の備忘録にもなるし、かつ同好の方たちの参考にもなるだろう。

ただし、これはもちろん飽くまで専門家でもないど素人の私の限られた知識と経験によるものでまったくの趣味の範囲です。すべてが私自身の価値観と味好みによる独断に基づくもので、その内容の正確性を保証するものでは決してありません。、

そんなことを承知のうえで参考情報としてご覧いただければと思いますが、まあ、長々とした能書きはこれぐらいにして本題に入ります。

辞典は何回かに小分けして記述します。もちろん当地の市場で売られているすべての魚を網羅できる筈もありませんが、私が市場に通い識別と食味が確認できている魚から順次に記述して行きたいと思います。

と言うことで、第一回はとりあえず、マレーシアの魚市場でよく目にするいわゆる大衆魚の小型のアジ科(一部サバ科)の魚から初めてみます。



アジ科(一部サバ科)の小型魚

最初にアジ科(一部サバ科)の新鮮魚の見分け方です。これはどの魚にも共通していますが、腹を触って硬いもの、体表が輝いているもの、鰓(エラ)が鮮紅色のもの、目の色は澄んで黒いものが良いと言われています。ただし、目が白濁していても鮮度の良いものもありなかなか難しいのです。

イカン・セラー(Ikan Selar)
日本名:マテアジ(英名:Yellowtail scad、マレー名:Selarセラー)

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これはどこの市場でも普通に見かけるローカルにも人気の魚。一見マアジのように見えるが実はマアジではなくマテアジ。体長20-25cm。体側に10本ほどの薄い横縞があり、稜鱗(ぜいご)はメアジ同様尾鰭近くの直線部のみだが、メアジよりはやや長い。キロ15-30リンギ、売られている市場や魚店によって値幅が大きい。東南アジアでは主要な食用アジとして多く獲れるが日本では稀。食味は刺身も焼きもマアジに比べて格段に落ちる。特に刺身は脂がほとんどのっておらず旨みもない。フライか唐揚げがマッチベター。




イカン・セラー・クニン(Ikan selar kuning)
日本名:ホソヒラアジ(英名:Yellowstripe scad、マレー名:Selar kuningセラー・クニン)
(註:”クニン”とはマレー語で”黄色”のこと)(以下同じ)

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体長15-20cm。これも市場でよく見るアジ科大衆魚の代表選手。マテアジに比してひと回り小型のものが多い。体側の明瞭な黄色の縦帯(イエローストライプ)と鰓蓋(えらぶた)の比較的大きな黒斑が特徴的。テルメアジよりもひと回り小さく、体側のイエローストライプが目の上部から始まる点で区別できる。刺身も焼きもマテアジよりはマシだが小さすぎて捌きが面倒。キロ10-15リンギ程度で安価。



イカン・ロロン・クニン(Ikan Lolong Kuning)
日本名:テルメアジ(英名:Ox-eye scad、マレー名:Lolong kuningロロン・クニン)

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テルメアジ

体長22-25cm、セラー・クニンよりひと回り大きいものが多い、市場や魚店ではセラー・クニンと混在して売られていることもある。体側のイエローストライプが目の後ろから伸びていることで、セラー・クニンと区別できる。目が大きくイエローストライプのないものはメアジにも似ているが、側線湾曲部の鱗数が少なく、その後方の稜鱗(ぜいご)の直線部がメアジと比較して明らかに長いが柔らかい。食味も価格もセラー・クニンとほぼ同じ。マテアジよりはマシだがマアジに比べれは落ちる。



イカン・マタ・ブサー(Ikan Mata Besar)
日本名:メアジ(英名:Bigeye scad、マレー名:Lolong mata besarロロン・マタ・ブサー)
(註:マレー語でMataは目、Besarは大きい)

メアジ

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体長22-30cm。この魚も当地の市場の常連魚。目が大きく、体高がちょっと高く側扁(左右に平たい)している。稜鱗(ぜいご)は尾鰭近くの直線部のみで短かい。体側に黄色の縦帯(イエローストライプ)があるものとないものがあるが市場では圧倒的にないものが多い。鰓蓋を開くと、肩帯下部に突起がある。食味はマアジに比べてやや落ちるが刺身も焼きもマテアジよりは美味。キロ10-18リンギ程度。



イカン・チンチャル(Ikan Cencaru)
日本名:オニアジ(英名:Torpedo scad、マレー名:Cencaruチンチャル)

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体長25-45cmと他のアジ科大衆魚よりひと回り大きいものが多く、黒っぽく見える。英名のTorpedo(魚雷)は言い得て妙。目は吻にとても近い。稜鱗(ぜいご)は一直線に体長の半分ほどあり大変硬く、切り取る時は要注意(私は何度かこれで指を切った)。尾柄部は長く細い。価格はキロ8-10リンギ程度でアジ科の中では最も安価。身は赤みが強いのでローカルには好まれないが、鮮度が良ければ刺身は美味。でも焼きは身も皮も硬くおすすめできない。



イカン・マボン(Ikan Mabong)/イカン・ケンボン(Ikan Kembong)
日本名:グルクマ(英名:Indian mackerel、マレー名: Mabong/Kembung borekマボン/ケンボン・ボレ)

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これはアジ科ではなくサバ科の魚。市場などではアジ科の大衆魚と同じ区画で売られている。普通、体長25-35cmでサイズ的にもちょっと見にはアジ科の魚と間違えてしまうが、型の大きいものはやっぱりサバだと識別できる。触った感じがアジ科よりも柔らかい。足が速い魚なので余程鮮度が良いものでないと刺身は無理。鮮度落ちの場合は二枚に下ろし振り塩にして数時間ほど寝かせた焼きが旨い。キロ15リンギ程度。

出典: 
ぼうずこんにゃくの市場魚介類図鑑
WEB魚図鑑
Fish Species Identification Guide in Malaysia
Southeast Asia Saltwater Fish Identification
Saltwater fish species of Malaysia and SEA



以上、今回の第一回魚市場実用辞典はここまでとしますが、ここで実用お魚TIPをひとつ。サバ科の魚と言えばマサバです。旬のマサバは刺身にしても、しめ鯖にしても美味しいし、ふっくらとした塩焼きもたまらないですよね。でもここは南国マレーシア、近海で獲れる生サバなどあろう筈もありません。

しかし当地の日本食レストランなどでは結構美味しいサバの塩焼き出してるし、あのサバはどこから来ているんだろうと、最初はちょっと不思議に思い、あちこちの市場を探してみましたがどこにもないんですね。

でもいろいろ調べるうちおよその見当がつきました。こちらの方たちが好んで食べるサーモンも、塩焼きが美味しいサバも、ほとんどがノルウェーからの冷凍輸入で、国内に専門のサプライヤーがいくつもあるのです。以前、サーモンのサプライヤーを訪ねる機会がありましたが、それはそれは大きくて立派なサプライヤーさんでした。。

そうかレストランや、モールの魚やさんで出しているサーモンやサバは、こんなサプライヤーを通じて入ってきてるんだと、その時知りましたが、こんなサプライヤーさんは、例えば私が訪れたユーロ・アトランティックと言う業者さんは、数がまとまれば私たち一般の消費者にも売ってもらえるのだそうです、数がまとまれば、、ですけど。

しかし、もっと気軽に美味しいサバを買えないものかといろいろ探し回りました。その結果、TESCOにはあるにはあるのですがクォリティがよろしくない。NSKではめったにお目にかかれないし、その他の小さなスーパーでは売ってない。卸売市場にはもちろんない。

でも意外なところで美味しいサバを見つけました。それはTTDIの魚やさんです。最近まで気が付かなかったのですが、ノルウェーサバの看板もありましたね。そこでは店頭に出てなくても裏の倉庫に冷凍のままストックしてるらしく、言えば出してきてくれるのです。値段がTESCOよりもかなり高めだったので最初は躊躇したのですが、買って帰って焼きにしてみてビックリ。

こりゃ、日本のマサバとまったく変わらない。脂がのって、身がふっくらとして実に美味。もちろん刺身やしめ鯖にはできないが、塩焼きはこれで十分。と言うことで、今、我が家の冷凍庫には切り身にしたノルウェーサバのパックがたくさん入ってます。(もちろん各種の刺身柵もその他の魚パックもたくさんたくさん入っています)

ごめん、こんなこと書いてたら、またサバの塩焼きが食べたくなりました。今晩の夕食は、煙の出ない日本製フィッシュロースターで脂ジュージューこんがり焼いたノルウェーサバをビールの友にしようなんて、密かに考えているひねくれ団塊でした。

ではまた。。(魚市場実用辞典はこれからまだまだ続きます)

追記(2017.3.7)
マレーシア魚市場実用辞典で紹介する魚の価格(リンギ/キロ)はあくまで参考価格です。それぞれの魚の価格は、魚の型(大きさ)、鮮度、時期、売られている場所などによって大きく異なることをあらかじめご了解下さい。

今日は最初に、第一回新鮮魚市場買い出しツアー(お試し企画)の報告です。ツアーのお試し企画だなんて何事かと思われるかも知れませんが、実は先日、最近マレーシアに越して来られたと言う、とある女性の方からblogmailを頂戴しました。

曰く、新鮮な地魚を刺身で食べたいが魚を見分ける自信がない、市場に同行させてもらえないかと言う内容でした。文言からするとどうやら相当な魚好きの方のようです。

この南国マレーシアで、魚市場が好きとか、魚捌きが好きとか、地魚を刺身で食らいたいなどのワードは、これは私、ひねくれ団塊専用のワードのつもりでいましたが、なんと、世の中にはいるもんですねぇ、変わった方(失礼!)いや同好の士が、しかも女性の方ですよ。

はて、どうしたものかとちょっと考えOKの返事をしましたが、そう言えば、これまでも私のブログを読まれたり、私の刺身談義を聞いたりされた方の中には、冗談混じりに今度連れて行って欲しいと仰る方が少なからずおられましたね。でも本気で、今回の方のように「連れて行け」と正面切って申し込んで来られた方は初めてです。

私は2012年12月のマレーシア移住依頼、旨い刺身で酒を呑みたいの一心で、いくつもの地元の魚市場をうろうろしながら、見たことも聞いたこともないような地魚を買い漁ってはこの我が身で人体実験を繰り返して来ました。その一部始終はこれまでのブログに書いているとおりです。でも、それはすべて自分自身の食欲のためであって、その他の目的のためではありません。もちろん決して他人のためでもありません。

お陰で今では、刺身で旨い地魚を何種類も特定でき、この南国マレーシアの地で旨い地魚の刺身とキリリと冷えた美味い純米酒に独り酔いしれては悦に入っています。

だけどこれってよく考えてみれば、独りだけで悦に入るのはもったいないこと、、、ですよね。そうだ、魚市場ツアーでもやってみようか、、、と閃いたのがことの始まり。ツアーと言ってももちろんボランティア企画ですよ、で、今回は初めてなので、お試し企画と言うことで、件の女性と、あと数名、私の車に同乗できるだけの希望者を募って、、、と考えてから最初に出会った知り合いのマレー人シニア男性と日本人のシニアご夫婦に声掛けしてみたところ、なんのことはない、一発決まりの満員御礼でした。

と言うことで、先日の日曜日(2月19日)の第一回新鮮魚市場買い出しツアー(お試し企画)となった次第ですが、行先は、約ひと月前にも魚買い出しに出かけたクアラスランゴール。遠くもなく近くもなく、ツアーとしてはちょうど手ごろな行先ではないでしょうか。

当日はモントキアラの私のコンドに朝9時前に集合。私の車に乗り換えて、一路クアラスランゴールに向かいましたが、こういうのって遠足のようで本当に楽しいですね。ツアーは予定通り、10時半に現地到着しクアラスランゴール公設魚市場と最近発見した漁師市場を、シーフードレストランでのランチを挟み、何度も往復して、私の講釈付きでそれぞれ目指す地魚をゲット。件の女性もその他の皆さんも、みなハッピイな気持ちでKLに戻ってきました。

感想を伺ったところ、大変勉強になった、とても楽しかった、また行きたいと仰ってくださいました。そんな風に言って頂くと、お試し企画は成功だったのかなとすっかり有頂天になってしまいます。今のところ、第二回以降の予定はまったくの未定ですが、もし参加ご希望の方がおられましたら、あらかじめblogmailにてお知らせ下されば、テキトーな人数が集まった段階で日時などを決めてお知らせしたいと思います。

以上、第一回新鮮魚市場ツアー(お試し企画)の報告でした。



え、なにこれだけ?と思われた方、ご安心下さい。次は、当日私が買い求めた魚くんたちの捌き(下ろし)と食味リポートです。ただし、一部にこれまでのリポートと重複するものがあるかも知れませんが、悪しからずご了解下さい。

↓この真ん中の平べったい大きな魚くんに見覚えのある方いらっしゃいますか?

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そうです。昨年11月17日記事(クアラスランゴールの新鮮魚屋さん(プロローグ))と今年1月19日記事(クアラスランゴールの新鮮魚屋さん)にポストした魚くんの写真ですが、これ何の魚か分からなくて、ずっと悩んでいたのです。

でも、ようやく特定できました(つもりでいました)。↓きっとこれです。

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クロホシマンジュウダイ

魚調べお助けマンの「市場魚貝類図鑑」で調べたところ、なんと刺身も旨いらしい。よし、ならば今回↓、このクアラスランゴール公設市場で見かけたら絶対買いだな、と思ってました。

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でも市場内をざっと見渡したところ、残念ながらこいつは見当たらない。きっとこの魚の入荷は僅かなのだろうな。しょうがない、諦めざるを得ませんね。でも、今日の当地の漁船の水揚げは潮見表から想像するにきっと今頃(11時ごろ)に違いない、だとすると市場への本格入荷は1時ごろかななどと勝手に予測、とりあえずもうひとつの市場、漁師市場に行ってみることにしました。

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特に期待もしないでとあるブースを覗いたところ、お、おぉー、いた、見つけた、こ、これだ。でもやや小型、しかもたった一本だけだ。焦って買い求めて、家に持ち帰り、改めて仔細にチェックしてみたのだが・・・・・・

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こ、これ、なんか違うくない?目がおっきいし、口もへの地で違う。胸鰭だって異様に長いし、こ、これ、クロホシマンジュウダイじゃないよ。で、でもこいつ、なんか顔が怒ってない?

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ちょっと角度を変えてやや下から見てみても、やっぱりこいつ怒ってる。でもずっと眺めていると怒った顔が滑稽に見えてきた。愛嬌のある顔にも見えてくる。

おいおい、こいつは何なんだ。でも「市場魚貝類図鑑」にはない。こうなるとひねくれ団塊は腰が据わる。納得の行く答えが出るまで夜を徹してでも調べるひねくれなのだ。そしてついに見つけた。「WEB魚図鑑」で発見した。

こいつだ、ユウダチスダレダイ、英名はSpotted Sicklefish、マレー名はIkan daun Baru(イカンダウンバル)。食味リポートも一つだけだが見つけた。よしよし、刺身も良さそうだ。

納得したら、さっそく5枚下ろしの捌きにかかる。先ず↓頭を落とし腹を出す。細かな鱗がついてるがほんの僅かだ。

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↓頭側から見た図だが、結構身も厚くきれいな魚だ。

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↓次に片面を2枚下ろす。

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↓半身を外したユウダチスダレダイ。

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次にもう片側も同じように下ろし、5枚下ろしの完成だ。

ユウダチスダレダイを刺身用柵に取ったところ。血合いが美しく、小型(850g)ながら歩留まりが良い魚だ。

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次はイカンジェナハック。もちろん鯛の一種で日本名をカドガワフエダイという笛鯛の仲間。英名をジョンスナッパー、正式マレー名はJenahak Tanda(ジュナハックタンダ)と言う。

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このジェナハック、いかに新鮮かがエラの赤さで分かる。

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そのジェナハック、3枚に下ろして刺身用柵に取ったところ。身の色は薄いピンクで血合いの色はスダレダイよりも淡く美しい。

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今回の買い出しツアーで、私が買い求めた魚くんはユウダチスダレダイ1本、カドガワフエダイ1本、アンダマンアジ1本、スマガツオ1本、ヒラ(Ikan terubuk)1本、そして生きハマグリ1kgと生きアサリ1kg。

このうち小骨が多くて刺身には絶対不適と没にしたヒラ(Ikan terubuk)と貝類を除き、全部刺身でじっくり試食してみたが、全部旨い。だが敢えて旨い順に並べるとすれば、カドガワフエダイ、ユウダチスダレダイ、スマガツオ、アンダマンアジかな、、と思うけど、あくまでこれ私の主観ですから。。。

↓上記の4種盛りです。上段左から、フエダイ、スダレダイ、スマガツオ、下段左からスマガツオ、アンダマンアジ、スダレダイです。

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4種盛りの拡大写真ですが、上の左と下の右はスダレダイ。身が締まり噛みごたえもあり、適度に脂がのっていてこれは美味。上の右のスマガツオももちろん十分に美味。下の左のアンダマンアジは、意外に赤みが強いがアジ特有の甘みもあってこれも美味。だが同じような形のマルヒラアジには劣る。

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↓アンダマンアジ(マルヒラアジより細身でやや柔らかい感じ)

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↓上段左はカドガワフエダイ。見た目も食味も今回魚くんの中では一番かなと思う。たまらなく旨い。下の左のスマは新鮮であればマグロのトロにも負けないほどだが、鮮度が命、鮮度がちょっとでも落ちると加速度的に旨みが落ちる。

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↑こんな風に旨い、美味と書くと、ひねくれ団塊は何食っても旨いんじゃないのか、と言われそうだが、本当に旨いものは旨い。順番など敢えて付けだだけで、正直言って全部旨い。

でもはっきり言って刺身で不味い魚もあるし、食えない魚もある。

それがこれ↓。

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上がイカンテルボで下がイカンバラン。どちらも身肉に小骨がきっしり入り込んでい、いくら骨切りしても刺身では食えない。私は実際に食してみたが、残念、これは不可だ。



以上今日は、 第一回新鮮魚市場買い出しツアー(お試し企画)の報告と、私が買い求めた魚たちの下ろしとその食味などをリポートしてみました。いやぁ、魚は実に奥が深い。知れば知るほど難しくなるが、ここ南国マレーシアで、旨い刺身を求めてひたすら探し回るのだ。それではまた。。




今日は、昨年11月のスマトラバイク旅出発前夜に、プロローグだけ書いてそのまま放置していた「クアラスランゴールの新鮮魚市場」の続きのリポートです。

しかし、あれから2か月以上も経つので記憶も曖昧で、写真を眺めてみてもリアルなストーリィはおいそれとは浮かんで来ません。でも、まさかプロローグだけで知らんぷりなんて私の信念に反することはできないし、ハテどうしたものかと少々気に病んでました。

そんな今週月曜日(1月16日)の朝、いつもは寝室のカーテンをしっかり閉じて真っ暗にして寝るのが好きな私ですが、その朝は閉じたはずのカーテンの隙間がかなり開いてたらしく、そこから射し込む眩しい朝の光で目が覚めました。時計を見るともう8時。空は真っ青に澄み久しぶりに気持ちの良い朝です。

この時、突然ひらめきました。そうだ、今日これからクアラスランゴールに行って来よう。刺身用冷凍柵のストックも底をついてるし、マレーの方がブログに書いてたクアラスランゴールの「安い漁師市場」なるところもこの目で見てみたいし、ちょうどいい。(こんな時は毎日が日曜日のわが身の気楽さを感じます)

いつもどおりに決心は早いのです。そそくさと着替えてからまだ寝ているmy better halfに断りを入れ、愛用のクーラーボックスを担いでただちに玄関を出ましたが、いつもエレベーターの中で会う方に、釣りですか?とまたまた聞かれました。いつも釣りではなく市場に行くのだと答えているのですが、彼もちっとも学習しないで同じことを何度も何度も聞いてくる。私よりずっと若そうなのに気の毒なことだと思ってますけどね。(笑)

モントキアラからクアラスランゴールまで距離にして約70km、時間は今日は日曜日だから1時間もかからないでしょう。とすれば、今から出かけても昼までには戻って来れる。即決心&即実行です。

↓今日の目的地は2つです。

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KL方向からFederal Route 5(連邦道=国道5号線)を走って行くと、ホタル観賞で有名なスランゴール川に架かる橋を渡ってすぐに大きく左にカーブしますが、今日の探索地域はその国道5号線の左側地域、Kampung Pasir PenambangとKampung Pasir Panjangです。

今回はクアラスランゴールでベストの生鮮市場、Pasar Basah Pasir Penambangとちょっと穴場的な漁師市場、Pasar Nelayan Sungai Yuを中心に私の評価や購入した地魚の食味などをリポートしてみたいと思います。

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結論から言いますが、やはりお勧めの第一はPasar Basah Pasir Penambangです。この市場の名前の由来について、私はプロローグで砂金堀労働者のための市場だったのではないか、などと書いてしまいましたが、なんのことはない、Pasir Penambangと言う地名だったのですね。(お詫びして訂正します)

国道5号線の信号を左折するとすぐに、ちょっとした町の商店街に入りますが、市場は↓この目印、PASAR AWAM PASIR PENAMBANG(PASIR PENAMBANG公設市場)ですぐに分かります。

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↓ここがPasar Basah Pasir Penambang (=Pasir Penambang Wet Market)です。営業時間は朝8時から夜7時までで、午後2時ごろが最も入荷が多い時間帯なのだそうです。

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市場内は狭くもなくだだっ広くもなく、丁度良い広さだと思います。KLの新旧卸売市場に慣れた目には、なんだこんなもんかと思いがちですが、よく見ると内容が濃い、そして新鮮かつ安価です。

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魚の種類も豊富、決してKL卸売市場に負けてはいません。いや、それよりも多いかも知れませんね。

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値段もとてもリーズナブル。このメラがRM26とはKL卸売市場より安いかなと思います。

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↓これ、私の大好きなイカンニョクニョク(マルヒラアジ)ですね。脂が適度にのった新鮮なニョクニョクは刺身にすると唸るほどに旨いのですが、こちら(マレーシア)の方たちは、カレーやスープで煮込んだりするだけでもったいないですね。マルヒラアジ本来の旨みは刺身でないと出せないと思うのですけど。。

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とにかく市場の中は活気があって面白い。こんな場所が好きな私は何時間いても飽きないのです。

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見てくださしぃ、↓このイカの新鮮そうなこと。左がヤリで右がアオリですね。

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そうだ、↓この真ん中の体高の高い魚、名前聞いたけど中国語がちっとも聞き取れず、店主にメモに書いてって頼んだのに忙しすぎで相手にしてもらえず、未だにわからずじまいです。多分パワル(マナガツオ)の近種だとは思うのですが、どなたか、この魚の名前や食味などご存じの方がおられたら是非教えて下さい。

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うーん、全般的に種類も豊富で安いと思います。ここがKLからもっと近かったら毎週でも通いたいところですが、片道70kmではそうもいかずとても残念です。

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貝だってこのとおり、これはハマグリのようですが、RM10/kgは安いと思います。ちなみにこれより小さいアサリはRM6/kgでした。

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貝を買うときの注意を一つ。↑こんなにうず高く山に積まれているのですが、これ全部が今日獲れた貝ではありませんよね。いや、そうではなく全部が今日獲れた貝なら良いのですが、ひょっとしたらそうではないかも知れませんね。魚もそうですけど、一番不安なのはその日に売れ残った魚介はどうするんだろうということです。KL卸売市場でもそんなことを心配して店員に尋ねたことがありました。売れ残ったら全部小売店に卸すって堂々言ってましたけど、果たして本当にそうでしょうか。

KL卸売市場でさえも、中には明らかに鮮度を欠いた魚介が混じっていることもあるし、どうも全部が全部そうではないのではないかと私は疑っています。クアラスランゴールの市場の、この店の貝はオーダーすると店員が自分に近い手前の山から掘ってくれるのですが、感じとして客側に向いている山のほうが鮮度がより良いような気がします。なので貝をオーダーするときは、この部分をくれと指示することが必要だろうと思います。

でも、私の今までの経験では、貝はKLのどの市場よりもここの貝がベストのような気がします。ハマグリもアサリもヒュービューと水鉄砲を吹いてるような新鮮な獲りたての貝が売られているので安心です。

ここで売られている魚介はすべて水揚げ後6時間内とオフィシャルのウェブサイトに書かれていますが、ほんとにそうかは別にして鮮度はとても良いと思います。また、一日のうちの何時に行けば良いかですが、ウェブサイトには午後2時頃とあります。しかし、潮の満ち干によって漁船の帰港時間が変化すると思うので、可能なら当日の当地の満潮時刻を調べ、その数時間後に行ってみるのがベストではないかとも思っています。

以上、クアラスランゴールでイチオシの生鮮魚介市場、Pasar Basah Pasir Penambangの紹介でした。



次にこれはいわばおまけなのですが、海鮮乾物屋さんです。Pasar Basah Pasir Penambangを出て、右(南)方向に約1kmほど進んだ道路の突き当りにシーフードレストランが何軒かありますが、その突き当りから左に折れたところからいくつもの海鮮乾物屋さんが並んでいます。↓これはその中の一軒です。

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↓ホタテの干し貝です。RM43/100gが安いのか高いのかは分かりませんが思わず手を出して食べたくなるようなホタテ貝でした。

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↓これはおなじみスルメイカです。RM8/100gと言うことで、200g買ってみましたが、結構量があって酒のつまみに重宝しています。

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お、これは干しカキ貝ですね。RM14/100gは高いのかも安いのかこれもよく分かりませんね。

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以上、Kampung Pasir Penambangのフィッシィングビレッジにある海鮮乾物屋さんでしたが、ま、乾物は鮮度が命ではありませんからね。私はざっと見ただけで、KLにもどこにもある乾物屋さんとたいして変わらないなと思ってしまいました。



さて、お次はイチオシのシーフードレストランです。と言っても、私がこの地域のシーフードレストランを全部食べ比べた訳ではなく、ローカルの方に聞いて行ってみたところ、お店の雰囲気も、店員さんのサービスも、そして味も価格も悪くはなかった思えるレストランです。
Pasar Basah Pasir Penambangの近くの小路を川(海)方向に少し入ったところにあるシーフードレストラン・クアラスンガイ(港口海鮮)です。ガーミンGPS入力用の座標値はN03.34909、E101.25117です。

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中に入ってみると結構広くてゆったり感があります。

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一部のテーブル席は、川面にぐんとせり出してしてとても良い感じです。

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テーブル席からはスランゴール川をひっきりなしに行き来するフィッシィングボートがよく見えます。

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私自身はシーフードレストランって、今まで、これはと思う店に出会ったことがなかったのですが、この店は値段も味も雰囲気もまあ、お勧めできるレベルのレストランかなと思いますので、もし機会があればお試しください。



次に、シーフードレストラン・クアラスンガイを出て、今度は左(北方向)に進みます。村の中の細い道を700mほど行くと、ここにもいくつかの海鮮レストランと小さな魚屋さんが並んでいます。

そのうちのひとつ、CHUAN HOCK FISERY(金福魚行)を覗いてみました。

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これはウマヅラハギとハタ科の高級魚スジアラのようですね。

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このように氷を詰めたトロ箱を並べて新鮮地魚が売られています。確かに、公設市場の店舗の台上にずらりと並べて売られている魚よりは保存状態は良さそうなのですが、その代わりに値段も高めです。

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この程度の大きさのシャカップがキロ27とは高すぎです。

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このハタも鮮度は良さそうですが、問題は価格ですね。

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イカも高い。

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↓こんな小型のジェナハックがキロ34なんて、これも高すぎですよね。

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結局ここの魚屋さんは、保存もしっかりしているし確かに鮮度も良さそうです。これで価格がPasar Basah Pasir Penambang並みなら間違いなく買いなのですが・・・・・・。。ま、でもいつも覗いていれば価格に見合う良いものが見つかるかも知れませんね。



最後は、1月16日(月曜日)に探索してきた漁師市場の紹介です。
市場の名前はPasar Nelayan Sungai Yu、日本語ではSungai Yu漁師市場と訳せます。私はこの市場を、マレーの方のブログを読んでいて偶然に知ったのですが、もっと詳しく知りたくて手を変え品を変えて検索しまくってもさっぱりヒットしてこない。名前と場所はヒットするのですが、営業日時や電話番号や店舗の状況など知りたい情報がどこにもないのです。

ま、それだけマイナーな市場ということなのだろうと思いますが、漁師市場と言う名前に惹かれ、ひょっとしたら穴場かも知れないと期待は膨らみました。もちろん場所だけはピンポイントで特定できたので、当日はまっすぐにそこに行ってみました。

朝9時ちょっと過ぎ現地到着(座標値N03.36334、E101.23974)。あれ?でもまだ誰もいません。今朝の満潮は8時ごろのはずだけど、ここの市場って、漁師市場って名前だから漁師が直接魚を売ってる市場かと期待してたのだけど、考えてみりゃ、そうとも限らない訳だよね。

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一軒だけシャッター開けて開店準備中の店があったから、ほかの店は何時に開くのかって尋ねたら、11時までには出揃うって返事。なんだそれじゃまだ随分早い、ということで、前述のクアラスランゴール公設市場のPasar Basah Pasir Penambangに行ってうろうろしながら1時間超の時間潰しして、そしてちょっと早めに戻ってみたところ・・・・ 今度はこれ↓この通り。

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車を市場の前に停めて、と・・・

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中では八百屋一軒、海鮮乾物屋1軒、魚屋3軒が営業開始してました。ということはこの市場の開店は10時半と考えたほうがよさそうですね。

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出店中の魚屋全3店を詳しく見ましたが、はっきり言って期待したほどのことはありませんでした。確かに値段は安いような気がしますが、なんせ魚の数と種類が少なすぎる。これじゃあ選びようがない。

それでも、前回クアラスランゴールに来た時に、リッチなマレーの方から一切れもらって、後で刺身で食べた美味しさが忘れられなかったこの↓クラウ。キロ30と全然高くなかったし、鮮度も良さげたったので思い切って買ってみました。

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↓これは自宅に持ち帰り、捌く前の前のクラウ(スナンギン)です。

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↓クラウを3枚に下して、皮を引き刺身用柵に取ったところです。

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しかしこれはなかなか歩留まりの良い魚ですね。↑写真の刺身柵は半身だけで、あと半身取れましたよ。

↓早速食味してみましたが、間違いなく美味い。なるほど庄助さんの言う通りカジキマグロに近い味ではないでしょうか。

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この日は、このスナンギン、小型のものを焼き魚用にと3匹買ってみました。↓エラとハラを抜いてふり塩で下拵えしたスナンギン(クラウ)です。

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魚焼き機で焼いたスナンギンです。純白の身は淡泊で柔らかくとても上品です。見た目に反し小骨もなく食べやすく、アジなどよりははるかに身肉が多く、いい魚です。(和食のマナー違反とされる頭右で置いた理由は特にありません。焼くときの向きを間違えただけです)

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また当日はこの漁師市場の中の一店舗で珍しくマゴチを見ました。以前ケポンの日曜市で買ったことがありますが、それ以来です。多分市場や魚屋さんには滅多に出回らないのだろうと思うので、即買いです。↓これ、自宅のキッチンで捌く前のマゴチです。

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うーん、やはりマゴチは薄造りがいい。適度に歯ごたえがあって甘みもある。酒の魚にはうってつけですね。

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そして最後に得意のテキトー刺身3点盛りです。手前は正月以来冷凍柵にとっておいたスズキ、その向こうがクラウ、そして奥と左がマゴチです。

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しかしなんですね。常夏の国マレーシアで、こんなに美味い刺身を存分に味わえるなんて、移住前には考えてもみなかったことですけど、為せば成るです。もちろん私は一人だけでこそこそ楽しもうなんてこれっぼっちも思っていません。南国地魚を刺身で喰らうことに興味や関心をお持ちの方、いくらでも情報提供など致しますので、遠慮なくお声掛けください。

以上、今日はクアラスランゴールの新鮮魚市場紹介でした。なお、お断りしておきますが、それぞれの市場の評価や魚の食味は私個人の主観によるものです。見方によっては評価や食味が異なることも当然あり得ることとご承知おきください。

ではまた。。




私は、何を隠そう、ここクアラルンプール在住日本人の中では知る人ぞ知る/知らない人ぞ絶対知らない自称、新鮮美味地魚探検隊長のひねくれ団塊です。(笑)

このブログでは、そんな私がこの目と鼻と手と舌で漁りそして味わった、刺身で食して美味い地魚をシリーズで紹介しているのですが、このところ、行きつけの:ケポンの日曜魚屋さんやKL卸売り市場にも飽きてきたし、そろそろ海岸端のフィッシィングビレッジにても買い付けに行ってみようかと考えていたところ、うまい具合に、友人のUD氏からクアラスランゴールの魚屋探訪ツアーの話がやってきました。いや、ツアーって言っても私たち二家族だけのツアーってことなんですがね。

ええ、もちろん、喜んでとばかりにホイホイと鼻歌まじりに出かけましたとも。え?忙しい忙しいって言いながら結構時間あるじゃんって?い、いや、いくら忙しくたって、本気で詰めれば時間なんていくらでも出きるもんなんだよ。。(ハァ?)

結果ももちろん大満足で帰ってきました。なので今回は、先々週の日曜日(10月6日)に行ったクアラスランゴールの新鮮魚介市場やフィッシィングビレッジのことを詳しく紹介する、、つもりでいたのですが・・・・・・・・・・・

すみません、このところずっと時間に追われてばかりいて、ブログに費やす余裕がありません。何がそんなに忙しいのだと言われると、口籠ってしまうのですが、要するに・・・・・若いころなら余裕でこなせた諸々が、思い通りにこなせなくなって、気ばかり焦っているのです。

正直言って、本格化してきたDBPのマレー語授業も、ローカルの知人・友人たちとの個人的なランゲージエクスチェンジも、隙間がないほどに予定を組んではそれを実行しているつもりなのですが、どうも思うように成果が追い付いてこない。

老化によって記憶力や判断力が衰えたせいだろうとは思うのですが、いまだ、自分の中にはそれを素直に受け入れたくないひねくれモンが居て、気が焦るやら、悔しいやら・・・・・・

それでいて、人並みに楽しいこともしたいし美味しいものもたらふく食べたい。私はゴルフはしませんが、大の旅行好きです。山好き、アウトドア好き、乗り物好きなのです。

なので、このところあちこちに出かけています。特に、冒険旅行に行かないか、などと声を掛けられると気になって気になって、心ここにあらずなのです。

ええ、実は明日早朝から、スイスの友人P氏及びそのP氏の友人S氏(ドイツ)と3人でかなり面白くて冒険的なスマトラ旅行に出かける予定です。でも、もう夜10時を過ぎたのですが、まだその準備が完成していません。明日は朝6時の出発だと言うのに、まだその準備ができていないなんて信じられませんよね。

いや、大丈夫です。今から徹夜ででも準備します。そ、その代わり、と言っちゃなんですが、こっち(ブログ)の方を手抜きさせて下さい。

と言うことで、以下何枚かの写真をアップして今回はそれをもってプロローグとしたいと思います。

先ず最初の一枚↓は、クアラスランゴール最大の生鮮市場、Pasar Pasir Penanbang Kuala Selangorの正面エントランスです。Pasir PenanbangとはSand Miners(砂堀労働者)の意味ですから、最初はそのような人たちのための市場だったのでしょうか。

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市場の中に入るとこんな↓感じです。KLの市場も大体こんなものですから、私はなにか目新しい魚はあるかと探してみました。

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おっ、このシァカップ(Seaperch≒スズキ)、隣のシァカッププティと比べてかなり色黒でワイルドな感じですねぇ。え、これでRM15/kgは買いだと思います。

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ん、中央の幅広の魚↓は初めて見る魚です。お店の人にすかさず尋ねたのですが、中国語で7聞き取りできずでした。

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↓アサリの山ですね。これは新鮮そうです。RM6/kgは安いですね。

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↓この店はPasar Pasir Penanbangの市場ではなく、卸し(Pemborong)の看板を掲げるお店ですが小売りもするようで、ちらほらとお客さんが入ってました。さて、氷漬けにされたこの大きな魚は何でしょう。、

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聞いたところ、Kerauと言う魚だそうですが、これぐらいのものだと普通は1RM120/kgを超すのだが、ここではRM87でやすいんだよ、とはこれを買い付けに来たと言うマレーの方の弁です。

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目方を測ったら、なんと13.8kgもありました。と言うことは、約RM1200超、え、日本円で3万円をゆうに超しますよ。ほ、こりゃリッチな方ですな。

オレたち貧乏人には、こんな高価な魚はとても買えないな、なんて話をしていたら、なんとこの方、お裾分けしてくださると仰る。試しにどうぞどうぞと言うことで、この丸太スライス2切を下さいました。世の中には太っ腹な方も居るものです。

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それにしても、見事な丸太切りの技↑です。丸太スライスは全部で幾つとれたのかは数えてなかったので分かりませんが、目分量で切っているにしては幅がほぼ等分で見事なものです。

この↑魚のことについては、食味も含めて続きのブログで詳しく綴りますが、深海の砂地に棲む大型のスレッドフィンだそうです。

↓ここはクアラスランゴールのフィッシィングビレッジです。こうして見るとなんの変哲もないマレーの田舎町の佇まいですが、左の裏手は海ならぬ川(スランゴールリバー)のジェッティ(船着き場)になっていて、それぞれの漁船が水揚げするのです。

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こんな風になっています。今は潮が引いているので丸太の土台が露出しています。

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中を覗いてみるとガランとして誰もいませんでしたが、満潮前後の水揚げ時はさぞ活気があるだろうと思います。

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お、もうこんな時間(1.00m)になってしまいました。この辺で切り上げて、明日の準備を終えないと、冗談でなくホントに徹夜になってしまう。

と言うことでみなさん、すみません、今日のブログはここまでとします。(次回に続く・・)




突然ですが、昨日は日韓外相会議で慰安婦問題が最終合意したとのニュースが世界中を駆け巡り、私もちょっと驚きました。

慰安婦問題合意

ここマレーシアのオンラインニュースサイトも、半分ぐらいはこの記事をトップ扱いで報じてました、と言っても、こちらの記事はAFPやAPなどの受け売り記事がほとんどなので、私はいつものとおり直ぐにBBCをチェックしたのですが、案の定、気に障る文言が目立ちましたので今日は冒頭そのことを書いてみたいと思います。

英国BBCの記事は比較的客観性があると巷で言われていますので、私は特に日本が今世界からどのような評価を受けているのかの参考としているのですが、この慰安婦問題や南京事件などの報道姿勢やその内容にはいつも憤慨させられます。

この夏ごろに東京発で全世界に発信した"Japan revisionists deny WW2 sex slave atrocities(日本の歴史修正主義者、第二次大戦時の性奴隷残虐行為を否定)"と言う記事には心底がっかりしましたが、これが現在の世界の見方なのかと思うと、これまでの日本の官民の努力は一体何だったんだろうと悲しくなると同時に、日本の世界に対する情報発信力の低さ、弱さを改めて痛感したものです。

今回の記事にもこの、Rupert Wingfield-Hayesと言うBBC東京特派員で世界的な人気ニュースリポーターが書いた記事のリンクが貼られ、それを辿ると否が応にも、"日本軍の20万の性奴隷"、"日本軍が暴力的・強制的に連行した朝鮮人女性たち"、"世界に類のない旧日本軍の極悪非道の残虐行為"などの信憑性に欠く情緒的なワードを山ほど目にすることになるのです。

しかも記事内には、元慰安婦の信憑性が疑わしい証言ビデオ、元航空幕僚長の田母神氏を日本に台頭する歴史修正主義者の代表と断じたインタビュービデオ、安倍首相は大嘘をついているとする相模原市在住の元日本兵の証言ビデオが埋め込まれていて、現今の日本はこれら歴史修正主義者の主張が主流となりつつあり、大きな問題であると締め括られています。

昨日のニュース記事はこれらの過去記事を引用しながら、日本政府は10億円と言う金銭支払いと安倍首相のさらなる謝罪の約束とで強引に問題の決着を図ったのだ、と言うような書きぶりで、旧日本軍の性奴隷や残虐行為は事実として疑わないかのようなBBCの報道姿勢にはまたしても悲しくなりました。

正直言って、ヤフージャパンのアンケート結果(12月29日朝5時現在約10万人が回答)の多数意見と同じで、私も今回の慰安婦問題の決着は決して良しとしていません。

結局、外相会談の合意文書は出て来ずじまいで口約束に終わったわけだし、ソウルの日本大使館前の慰安婦像の撤去の約束も得られていない、米国内の慰安婦像にいたっては何も触れられていない、など噴飯ものの結果のほうが多かったような気がします。

大方の日本人同様、私は、日本や日本政府はこの慰安婦問題や南京大虐殺のようなプロパガンダに対して、安易な妥協はせずに毅然として立ち向かうべきと考えていますし、なによりもBBCのような世界的なメディアに事実を事実として知らしめる術を、私たちはもっと真剣に考え、身に付けなければ将来に取り返しの付かない禍根を残すのではないかと憂いているのです。



さて、打って変わって今日のタイトルは"一人いそがし師走のマイ・マレーシア"です。

どういうことかと言うと、最近知人に、ゴルフもやらないのに何故そんなに忙しいのか、と良く問われます。そうなんです、私はゴルフもしないのに、毎日本当に忙しいのです、いや、実は忙しいフリをしているのかも知れません。

何故って答えは簡単です。空いてる時間があると、もうひとりのまったく別の私がいて、必死に空きを埋めにかかるのです。でも良く良く考えてみると、私って昔からそうなんですね。忙しい、忙しいと言いながら、どんどん空きを埋めて行き、いっぱいになったところでようやく自己満足する、そんな、ちょっと異常な習慣がいつの間にか身についてしまって、いまだに抜けきれていないんですね。

これって一種のワーカホリックだったのかも知れないなんて今思っているんですけど、でも今は、仕事ではなく、一銭にもならないこと、他人から見たら実にくだらないと思われるかも知れないことに、精出ししているわけですから、これは攻められても突っ込まれても反論のしようがありませんし、反論しようとも思っていません。

スケジュールが空いていると、どーも落ち着かない性格の人って他にも居ますかね。定年してからもそんな忙し好きだなんて、やっぱりこれって一種の病気なのでしょうか。。



さあ、それでは私の一人いそがし師走の最初は、やはり、コレ、刺し盛りパーティです。このところ、例の魚市場からも若干足が遠のいていましたので、人に言われるまでもなく、私自身喜んで引き受けた次第です。

朝の3時は私にとってなにも辛くはありません。こちらに来てからと言うもの、私の体内時計は完全に狂ってしまっているので、朝も昼も夜も関係ないのです。朝起きてさっと身支度をして、真っ暗な中を、クロネコを踏んづけないように注意しながら愛車を駆ります。

スラヤンに向かう道すがらいつも迷います、はて今日は新旧どっちの市場に行こうかと。以前も書きましたが、新旧の卸売市場は、直距離にすれば直ぐ近いのですが、道路の構造上、新から旧を周るのが順路で旧から新は極めて不便なのです。

ところが新市場は小売を嫌がるセラーが多いので、つい旧市場に足が向いてしまいます。この日も躊躇しながら旧市場に先ずは行ってみましたが、ひととおり廻ったところで、目当ての活きの良いイカがないことに気付き、しまった、新に行くべきだった・・・

やむを得ず遠回りをして新に向かいましたが、途中道路工事でその先が通行止めです。舌打ちしながら、迂回路を探したのですがなかなか見つからない。チックショー、こんな時はWazeアプリが羨ましいです。何度も深夜営業の店の前に車を停めて迂回路を聞きながらようやく新市場に到着したのはもう既に4時半でした。

市場の中に入って見たところ、今日は、新のほうがいろいろいい魚が入荷していそう。早速目当てのイカを買おうと思いボロ赤シャツのお兄ちゃんに、Ini satu kilo sahaja bolehlah?(コレ、1kgだけ買える?)と尋ねると、Ah?Satu kilo? Tak bolehlah tiga kilo boleh(あー? 1キロ? ダメダメ、3キロだ) と口先をとんげて言うものだから、しょうがなく、あちこち聞きまわり、ようやく、2キロでもいいよって行ってくれるセラーがいたので、そこでヤリイカ2キロゲット。

この他、ここでは中型(1.5~2kg)のシャカップ(スズキ)とジェナハック(タイ)をそれぞれゲットしたわけですが、なぜかトンコルプティ(カツオ)がない。しまった、こいつはさっきの旧市場だ、と再度舌打ちしてまたまた旧に戻り、もちろん無事に予定の魚を買ったわけですが、イヤハヤこの日の朝はちょっと疲れました。

それでは先ず、カツオのタタキです。前回、フライパンでカツオの表面を焼いたらちょっと熱が中まで入り過ぎたので、今回は金串を刺して、ガスコンロの炎で炙ってみました。

↓トンコルプティ(カツオ)のサクをタタキにしたところです。

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↓タタキを大皿に盛り付けたところです。刻みネギとスプリングオニオン、それに大葉を千切りにしてたっぷり盛ってみました。もちろん、カツオだしでとった自家製のタタキのタレに付けて事前に試食してみましたが、ウーン、我ながら、これは旨い。。。

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次に、いつものシャカップ(スズキ)です。エラを見て活きの良いものをゲットしてきました。2kg弱の中型スズキです。

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スズキは、これは年中市場に出ています。刺身で美味しく食べられるローカル魚で一番ゲットしやすい魚だと思います。頭と内臓を下ろしたところです。

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↓3枚に下ろしたところです。

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↓サクに取ったところです。丁寧に腹骨をすき取れば脂が乗ってしかも噛み応えのあるハラミが取れます。どうです、美味しそうでしょう?

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シャカップの次はジェナハック(タイ)2.5kgです。私は、イカンメラ(レッドスナッパー)よりこっちの方が、身がしっかりしていて美味しいのではないかと思っています。

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この後、ジェナハックを3枚に下ろしサクに取ったのですが、ついうっかりして写真を撮り忘れてしまいました。なので、ハイ、いきなり最終形です。↓大皿にタイとスズキとヤリイカを盛ってみました。

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↓自宅で盛った大皿×2をパーティ会場の御宅に持ち込み、テーブルに並べたところです。

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今夜のパーティは、スイスからマレーシアに移り住まれたファミリィで、ご主人がドイツ出身の方のコンドミニアム。和洋折衷のうちの洋の大部分はそのご主人が調理されたもの。綺麗な娘さんと、もう一人、留学先の香港から到着したばかりと言うスイスのご親戚の若い娘さんも交えて、美味しい、楽しい、そして豪華なパーティになったことは言うまでもありません。




さて次は、華やかなビッグクリスマスツリーに彩られたスリアKLCC前の噴水広場です。

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↓どうです?眩いばかりのペトロナスツインタワーをバックに、このビッグなクリスマスツリー、夜更けと共に煌びやかさが次第に増して行きます。

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↓雨上がりのスリアKLCC前です。

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↓そして、いよいよお待ちかねの噴水ショーの始まりです。音楽とレインボーカラーと噴水ダンスが見事にマッチした素晴らしいショーです。これは毎夜7時半ごろから始まる通年の無料イベントです。

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↓場所は変わって、パビリオンKL横の通路です。既に八ッピィニューイヤー2016と出ています。

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↓パビリオンKLメインエントランス前です。クリスマスデコレーションが素敵です。

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↓パビリオン前の噴水池です。

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↓道路の向こうがスターヒルギャラリーです。今夜は、スペイン料理のブッフェと、ワイン・ビールの飲み放題がお目当てです。

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↓スターヒルギャラリー前の通りです。

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↓スターヒルギャラリー内のFeast Village(LG階)です。ステージでは生バンドがクリスマス・キャロルを演奏していました。

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この後、予約してあったスペインブッフェのSentidos↓に行き、たっぷりのワイン・ビールと美味しく見た目も華やかなスペイン料理を気の合った友人夫妻と共に心行くまで楽しめて大満足の一夜でした。

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さて、本日の最後はセキンチャン、いやクアラ・スランゴールです。これは一昨日の日曜日のことです。

実は友人夫妻を誘い、セキンチャンに新米と新鮮魚を買いに出かけた筈なのですが、一昨日の日曜日はマレーシア年内最後の4連休の最終日だということをすっかり失念してました。現地到着後、噂のシーフードレストランにランチに立ち寄ったのですが、まだ11時半前だというのに、レストランとは名ばかりの粗末で汚い掘っ立て小屋みたいなところにチャイナピープルが既にわんさと押し寄せていました。

混み合った中に空いた席を見つけ、あのココ、いいですか?とおずおずと尋ねてみたのですが、怒り顔のチャイナ親父が最初からけんか腰で、いい訳ねぇだろ、すぐ人がくんだよぉ、みたいな訳の分からん中国語(和文は想像)で怒鳴るからこっちも忽ち不愉快になり、べ、別のところに行こ!と直ぐに決心変更です。

しかしながら向かった先のレストランは12時開店で営業しておらず、止むを得ずとりあえずは米買いに行くかとPLS ファクトリーに行ったのですが、ここもチャイナ人民解放軍の洪水で、2階の展示場は長い行列で順番待ちの状態です。

並ぶほどの価値はないと判断し、しょうがないから米を買って帰ろうとしたところ、目当ての米がない、おいおいパールホワイトライスはどうしたんだよ、売店のおネーちゃんに尋ねるも、全部売り切れ、との冷たい返事。いっ、一体全体っ、ど、どうしたんだよ?せっかくKLからオレたち米買いに来たんだぜ。。

あーぁ、もうヤル気なくした。なんなんだ、こんなところ観光地って観光地じゃないだろうに。。稲刈りの終えた田圃と汚い漁港しか見るもの無いんだぜ。こんなところになんでバス何十台も押し寄せるんだよ。。

もうこんなチャイナのわんさか居るところにいたくない、、帰ろ、もう漁港も行かない、どうせ行ってもまだ満潮まで時間あるし、待ってられないし、帰ろ、とホウホウの体で帰路に着きました。

以下の写真はその途中に立ち寄った、蛍鑑賞で有名なクアラスランゴールの灯台の丘です。車で灯台のある小高い丘まで上がろうと思っていたのに、なんと土日は私有車立ち入り禁止の立て札あり。全員、有料(5.3リンギ)のチケット買わされて、これこのとおりトラクター牽引によるトレムに乗って灯台の丘に登ってきたのでした。

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これ↓、マラッカ海峡を見下ろすクアラスランゴールの灯台です。

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灯台の丘からマラッカ海峡を見渡すのですが、あいにく今はまだ干潮時、潮が遥か遠くまで引いていて、ちっとも美しくないです。

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この丘にはいたるところにサルがいっぱいいて、まるでサル山公園。どうやら観光客はこのサルたちに餌ヤリするのが目的でこの丘に来ているのかも知れませんね。でもサルって、マレー人の中には猫同様に家の中でペットとして飼っている人も多いと聞きますが、ぜんぜん可愛くない。犬や猫のほうがずっと可愛いと思ってしまうのは私だけですか?

以上今日は、一人いそがし師走のマイマレーシアと題し、他愛も無いひとときをリポートしてみました。

ではまた。。


今日はのっけからすみません、これ↓、やっぱり美味いマルヒラアジの刺身です。

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今回はスラヤンバルの旧卸売市場(Pasar Borong Selayang Baru)で買いましたが鮮度抜群です。捌きながら試食してみたところ、身の締まりと言い脂の乗りと言いなかなかのものです。

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特に腹身は薄く削ぎ切りにするのがいい。適度な噛み応えと口の中で蕩ける脂のコラボは実に見事。これは、マレーシアの安価で旨い刺身ナンバーワンかも知れませんね。

ついでに言うと、私が思うこの国の、刺し身で美味いベスト3は、今のところ、このマルヒラアジ、スマガツオ、そしてシャカップでしょうね。でも、市場では新鮮なスマガツオには滅多にお目にかかれないので、これは幻のセカンドベスト、と言うことで・・。(フツーのスマは、ローカル名トンコル・プティの名で山ほど売られているのですが・・・・)

金に糸目をつけなければ、もちろんマナガツオ(ローカル名バワル・タンバ)も入るのですがなにせ高い。キロ70リンギは下らないので最近の私としては、これはハナから除外しています。なぜって、魚捌きは私の道楽。だから私のポケットマネーの範囲でしか魚を買えないのです。

次にローカル名シャカップですが、これは価格が安値安定していて供給量も豊富、いわばこちらの大衆魚です。もちろんこちらの方たちは丸ごとディープフライやグリルでしか食べないのですが、鮮度の良いものは刺身で食べてもクセがなくあっさりしていて美味しいです。

なおシャカップの正式名はバラマンディ、日本のスズキやアカメに良く似ているのでこちらのデパートの日本食コーナーなどでは、その冊(サク)がローカルスズキの名で売られています。肉質は日本のスズキよりもピンクがかっていて、河口付近に生息する日本の一部のスズキのような泥臭さはまったくありません。

私は今までこのシャカップを日本のスズキと同種と思っていましたが、調べてみたところ同じスズキ科ではあるものの異なる目(モク)のようです。アフリカのナイルパーチと呼ばれる淡水魚とも外見が似ていますが、当地のシャカップは海水魚です。

これ↓がシャカップのお刺身です。見た目はマルヒラアジもシャカップもほぼ同じですね。(違いが見分けられればあなたはプロ級です)

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肉質はマルヒラアジよりも柔らかくあっさりしています。腹身は逆に身が締まっていて歯ざわりが固い感じです。シャカップの良いところはどこの市場でもスーパーでも、いつでもどこでも簡単に入手できることです。鮮度を見極める目があれば、ほぼ間違いなく安価(キロ10~15リンギ)で刺し身にできる美味しいシャカップを購入することができます。

またこのシャカップは、一度に食べきれない分は昆布〆にした上で冷蔵・冷凍するのがお奨めです。お酒やビールのお肴としてこれに勝るものはありません。(この南国マレーシアでは、と言う意味です)

なお、今のところベストワンのマルヒラアジの価格はシャカップよりも若干高め(キロ16~18リンギ)ですが、スナッパー(タイもどき)よりは安価です。でも供給量が少ないせいか市内の普通のスーパーではほとんど売られていません。これは市場に出かける必要があります。

次にイカです。今回はいつものアオリイカではなくモンゴウイカを捌いてみました。身が厚いので、細く切っても食べ応えがありますし、噛んだ時のコリコリ感とネットリ感のバランスが良く、Ummmm、これはアオリイカと甲乙つけがたいかな、と思っています。

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ところでこのモンゴウイカって、ヤリイカやアオリイカなどと違い少々見た目がグロですよね。市場にはもっと大きくて見た目がもっとグロいのもいっぱいあったのですが、今回はやや小型で模様も比較的ナチュラルで大人しいものを購入してみました。(笑)

紋様の入った背中を手で開いて、でかくて硬い甲羅を外し、身肉からエンペラと薄皮を剥がすと、ほらこんなに綺麗なお刺し身イカの登場です。↓(右隅)

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↑イカを捌いていて、ついうっかり包丁の先で肝を破ってしまってから、その匂いでワタの鮮度の良さに気がつきました。いや失敗です。こんなに鮮度の良いワタなら好物の塩辛にできたのに・・・、しょうがないですね、マレーシア初の手作り塩辛は次回に"乞うご期待"です。

今回のお刺し身宴会の場所は、マレーシアへの移住のための住まい探しに訪れている知人のUD氏ご夫妻の短期滞在先コンドです。モントキアラからさほどの距離ではないのですが、もちろん車ではなくタクシー移動なので、大皿に盛りつけることができないため止むを得ず↓こんな風にプラスチックのパックに分けて盛り、小型のクーラーバッグに入れて持参したと言うわけなんです。

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ご夫妻は、シニア海外ボランティア先のウガンダ(アフリカ)からミッションを終えて帰国したばかり。だからなのかも知れませんが、お二人ともこんなお刺し身に飢えていたと仰り、大変喜んでくれました。美しい雨上がりのKLの夜景を眺めながら、美味い刺し身に旨い酒(ごめん、ビール&ワインでした)、会話も弾みついつい長居してしまいました。

ところで雨上がりの夜景のことです。その日は家を出ようとした途端に、激しい土砂降りが小一時間も続き、お陰でMyTeksi(タクシーコールアプリ)でいくら呼んでもタクシーがつかまらずに閉口したのですが、その代わり雨が上がった後の夜景のなんと綺麗なこと。。

実は、UD氏ご夫妻の短期滞在先コンドの屋上には、KL中心部の夜景を楽しめる、私の大好きな屋上プールがあるとの情報をキャッチ。飲み会の数日前、日中に訪れてこのプールの下見をさせてもらった私は、ちゃっかりと、また夜景を見に来るからね、との約束までしてきたと言うわけなんです。

これ↓は、日中に訪れた際の屋上プールからの写真です。いいじゃないですか、KL定番のツインタワーとKLタワーが目の前に一望できる、こんな素晴らしいルーフトッププールがここにあるなんて今まで知らなかったです。

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UD氏ご夫妻がKLでのショートステイ先に選んだのはここ↓、ジャランクチン沿いにあるレガリア・レジデンス&ホテル(写真右側の建物です)。今とても人気のあるAirBNBと言う、ショートステイが可能な空き室検索&予約サイトで探したとのこと。数多くのゲストコメントや施設内外の写真などで好みのチョイスが可能、それでいてとてもリーズナブル。これはいいかも知れませんね。

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ロケーションはPWTCの向かいにあるサンウェイプトラモールの隣の隣。ところでこの↓プトラモールですが、2013年5月から延々と改築工事をしていて、ついこの前(6月)リオープンしたばかりです。

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さぞかし画期的に素敵なモールがオープンするのだろうと密かに期待していたのですが、今回初めて中に入ってみて、ちょっとがっかり・・・・

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なんのことはない。こんな↑、KLにはどこにもある何の変哲もないフツーのモールでした。

しかしご夫妻のユニットからの眺めも抜群です。ここからは、私がローカルの若者たちに日本語を教えているパタマモールも直ぐそこに見えるのですね。写真↓の右端がパタマです。

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さて、待望の屋上インフィニティプールです。雨上がりの澄んだ夜景をしばしお楽しみ下さい。

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Ummmmm、これはKLのナイトビューを楽しむベストスポットかも知れませんね。

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当夜はこのあと飲み会が控えていたので、プールには入りませんでしたが、こんなプールで是非ゆっくりとくつろぎたいものです。

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↓プールサイドです。階下には展望レストランも控えています。

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↓KLタワーをズームアップしてみましたが、眩いばかりのライトアップで、綺麗の一言です。

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いかがでしたでしょうか、昨年訪れたシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズの屋上プールには及びませんが、KLにもこんなところがあると知りちょっぴり嬉しくなりました。

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この後は予定どおり、UD氏ご夫妻の滞在ユニットで、雨上がりの綺麗な夜景と持参した刺し身などを肴に一杯、となった訳ですが、ご夫妻の豊富な海外経験とご見識に基づく大変興味のあるお話もこれありで、ついつい夜の更けるのも忘れてしまうほどでした。

いや、楽しい充実の一夜でした。UD氏ご夫妻に大感謝です。

それではまた。。


みなさん、こんにちは。

私の右眼の術後はすこぶる順調です。みなさんに、術後のアルコールは絶対ダメ!と、お叱りをいただいたお陰で若干はセーブしたことが良かったのかどうか、あれほど真っ赤っかだった白目が大分きれいになってきました。

もちろん、今まで右目に覆い被さっていたあのエイリアンみたいな奇妙な膜はもうありません。こうなると身も心も軽くなって、こんなことならもっと早く手術しとけば良かった、なんてほざいたりもしたくなります。

とにかく、手術して下さった女医さんに乾杯!、ISECに乾杯!、マレーシアに乾杯!です。えっ、なんで乾杯かって?そりゃ、あなた、嬉しい時には乾杯でしょ、だから、今でしょ?それともなんですか?下戸の方たちはこんな時、お茶かコーヒーをグビですか?それって、なんか、、、サミシクありません?

なんて、のっけからバカ言ってしまいましたけど、こんな私をご心配下さった方々、本当にありがとうございました。

さて、今日は久しぶりに地魚のお話です。

このところスラヤンのパサーボロン(卸売市場)から足が遠のいていましたけど、4月下旬の日曜日と一昨日(5月9日)の土曜日、久々にお刺身盛り合わせのご注文をいただきましたので(注:と言っても一銭にもならないボランティア出前ですけど)、私、男ひねくれ団塊板前モドキ、みなさんの喜ぶ顔が見たくて頑張りましたです、ハイ。

↓久々のクアラルンプール卸売市場の朝3時半です。

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↓市場横のフードショップ&レストエリアですけど、結構賑わってますね。

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↓そして市場の中です。あー、このニオイ、この汚さ、この喧騒、こんな雰囲気が好きだなんて、私は多分普通じゃないです。人一倍きれい好きでニオイが大嫌いのMy Better Halfを連れて来たら卒倒すること間違いなしです。

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↓まぁ、静止画だけでは雰囲気が良く分からないでしょうから、ここはひとつ、動画を撮ってきましたので是非ご覧下さい。



いかがでしたか。ここは新卸売市場の方ですが、ジャランクチンの向こう側にあるスラヤンの旧卸売市場も同じようなものです。いつ行ってもこんな感じです。

カメラを向けていると、ある若者が、Surat khabar yang mana?と声を掛けてきました。えっ、何処の新聞社かって?こんな安物カメラなのに新聞社に見えるのかい?申し訳ないけど、Bukan, bukan surat khabar、い、いや、新聞社じゃないっす、って答えときました。

お、お、おっ?↓これはなんだ?イナダかワラサみたいに見えるけど・・・・

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Apa nama ikan ini? これなんて言う魚って、そこのオニイサンに聞いたら、後にいたオヤジが、Ikan Pisangだ、バナナフィッシュだよって言う。ナニ?コレがバナナフィッシュか、しかし、ワラサ、いやヒラマサみたいにも見えるけどなぁ。。

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ホントかなぁと頚を傾げながらちょっと奥に行ったら、そこにも同じ魚があったから、そこでもう一回聞いてみた。そしたら今度はオニイチャン、こいつはサーモンだよ、なんて言う。ほぉ、こいつはサーモンか、サーモンねえ・・・・

要するにさっきのオヤジもこのニイチャンも、毎日魚仕入れて、毎日魚売ってるけど、魚の名前も知らないんだ。それでか?いつかこの辺で、この魚は何処から来たかとか、いつ上がったかとか聞いたら、なんと、こいつは港から来たんだ、さっき来たんだ、なんて胸張って言ってたけど、要するに何にも知らないってことだ。

分かった。彼らに聞いても無駄だ。もうなにも聞かない、自分で調べる。。

さっきの魚だって、ひょっっとしてヒラマサだったりしたら、しかも天然ヒラマサだなんてことならビックリだよ。よし、次に来た時に絶対買って食ってみよう。(今日は無理、なぜならマグロとスズキとヤリイカだけで重くて持ちきれないから)

↓コレ、ジャワラビットフィッシュです。自分で調べました。

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↑いつもいかにも新鮮そうに見えるので、そのうち食ってみようと思ってましたが、先日、ついにちょっと大ぶりのこいつを喰らってみましたので、後(本ブログの最後)で、こいつの食味をリポートしてみたいと思います。

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↑グルッパと↓アンダマンアジ(推定)

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↓かなり大型のスズキ。赤目スズキじゃない黒目のスズキ。

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↓いかにも美味そうなアオリイカ。

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おっと、そんなに遊んではいられません。今日は、魚の買い付けに来たのです。

この後、予定どおり、コシナガマグロ3本(5.2kg)、赤目スズキ3本(3.7kg)、ヤリイカ3本(2kg)買い付けました。〆て145リンギ(4800円程度)。でも、本当に安いですよね、これで24人分の刺し盛りができるのですからね。

家に帰り、辺りはまだ真っ暗だと言うのに、私独り、何の因果か、黙々と魚捌きです。

パーティは翌日。なので、今日は柵に取って冷蔵庫で一晩寝かせます。このマグロはその方が美味い。何度も実験した結果の知恵です。スズキとヤリイカは当日でも翌日でも同じ。なので、翌日のパーティ用の魚買い付けは前日朝に済ませて柵取りする、そのように手順を決めています。

↓左バットがスズキ、右バットがコシナガマグロの柵です。この他、ヤリイカ2kgも捌いて、翌日は切って盛るだけ。今日の作業はこれで終了です。

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そして翌日です。夕方6時のパーティ開始に併せ、3時半から切り方開始。キッチンペーパーとラップに包んで一晩寝かしたコシナガマグロは、余分な水分が出てちょうど食べごろです。身が締まったスズキは適度な歯応えと甘み、ヤリイカもその柔らかさと甘味がなんとも言えない絶品です。この3種をせっせと切り分けて大皿に盛り付けます。

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ふうー、ようやく大皿3皿の刺し盛り完成です。男ひねくれ団塊板前モードで一生懸命頑張りました。でも、この前も感じたんですけど、私の盛り付け方、いくら板前モドキと言えどイマイチ不満です。プロの方の盛り付け写真などを参考にいろいろ工夫はしてみるものの、結局最後はこんな風になってしまいます。やっぱり私にはアーティスティックな才能が不足しているのかも知れませんね。

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今夜の刺し盛りパーティ会場は、モントキアラの、とあるコンドミニアムの最上階(43F)ラウンジ。でも、はっきり言って、大皿3皿引っさげて最上階ラウンジまでは大変でした。なぜって、なぜかエレベータは39F止まりでそれから上は階段上りなのです。たった4階分ですけど、ちょっと汗かきましたね。

でも、見て下さい。ラウンジから見るモントキアラの夜景ですけど、こんなに素晴らしいのです。

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バルコニーから下を覗くとこんな感じ。なかなか眺めも良くて、お酒も話も弾みました。もちろん板前モドキ作成の刺し盛りもみなさんに喜んでもらえて、いやぁ、今夜のパーティもサイコーでしたなぁ。

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さて、今日のオマケです。

↓ジャワ・ラビットフィッシュ(マレー名:Dengkis jawa)と言うアイゴ科のお魚です。いかにも新鮮で美味しそうと思いませんか?えっ、思わない?そうですか、やっぱり私の見立てがイマイチなんですかねぇ。

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とにかく、頭を落とし腹を出してみましょう。

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そして、3枚にしてみました。と、ここまではすこぶる順調。。見て下さい、半身の白い身肉などプリプリで美味しそうでしょう?

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しかし、ここで私のいつものクセ。この段階で半身の身肉の匂いを嗅ぐのです。。

ん、ん、ん?コレ微かに匂ってる。良く言えば磯の香り、普通に言うと青臭い。。こりゃ、刺身は無理かも。。

でも、ここまできた以上、もちろん柵に取り、刺身に切って食べました。わさびもつけて。。

んぐ、んぐ、んぐ・・・・ダッメだぁぁ・・・・こりゃ刺身じゃ無理、青臭さがやっぱり邪魔!

後で調べてみると、こいつ、もっぱら磯で海藻食ってんですね。だから、磯臭いっていうか青臭さが身肉まで染みてる。結論、このラビットフィッシュは刺身に不適、勝手ながらそう判断しました。もちろん、煮たり焼いたりすれば美味しいのかも知れませんけど。。

以上、ジャワラビットフィッシュに関するオマケの情報でした。

それではまた。。





一昨日の深夜、突然、最近好きな刺身を食べてないことを思い出しました。深夜のことですから、もちろん眠っていたのですが、眠っていてもこう言うことは思い出すのです。

半分眠りながらも、脳は明瞭に早く市場に行け、と命令しています。はて、今何時なのだろうと、枕もとの時計に目をやると、ちょうどいい具合に朝の3時。そう言えば、夕べは早々と9時前に寝たのだから、私としては目が覚めて当然なのです。

よし、行こう、そう決心すると行動は素早いです。若い時もそうでしたが、朝はめっぽう強いのです。全ての手順は山行きと同じで身体に染みてます.。ものの5分で出発準備完了、3時20分にはコンドミニアムのゲートを通過してました。

きっと、コンドのセキュリティガードのオニイサン達はいつも不思議に思ってるだろうなオレのこと。だって、でっかいクーラーボックス担いでエレベータに乗る姿をモニターテレビで絶対見てるはずだし、あいつなにやってんだろうと思ってるよね。

だけど笑っちゃうよね、この前歩いてコンドのゲート通過した時、ガードハウスの係長(私がつけた渾名)がオレを見て、グッドモーニング・ボス!だってさ。。えっ?オレ、いつのまにあいつらのボスになったの?

セキュリティだけじゃないよ、メンテナンスの通称赤シャツおっさんにも、庭師のグッドボーイにも、そして掃除のおばちゃんやおねーちゃんたちにもなぜか、いっつも手を上げてにこにこと挨拶される。でも悪い気はしないよね。なんかこのコンドの人たちみんな家族のようになってきたな、、なんて感じていい気分だよ。

ところで朝のドライブって、道路は空いてるし、空気はひんやりしてるしで、チョー気持ちいいっすよ。でも、油断しちゃいけないね、この前なんか、うっかり黒猫、踏んづけそうになったからね、ハハ、車は走ってなくても真夜中は猫が走ってるからね。特にクロネコに注意だよ。。

さて、どっちにしようかな、なんてちょっと迷いましたけど、この前はニューに行ったから今日はオールドに行ってみようと、結局、古い方のパサーボロン(卸売市場)に行きました。

まだ4時前だと言うのに、市場周辺は相変わらずのごった返しです。真っ暗な路上にたくさんの物売りが出ていて、盛んに声をかけてきますが、まさにこれこそがアジアンテイスト、アジアンエネルギー、いつもそう感じてワクワクしてしまいます。

もう何度も訪れて、どの路地から入ればあの魚屋に直近で行けるかなんて、お茶の子さいさい、暗いながらも慣れた道です。

ほら、あっと言う間に、いつものマグロやカツオくんたちのお店に着きました。

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ん?でも↑これヤイト(黒点)がないぞ、スマじゃないかも、なんて吟味していたら、もう既に顔なじみになったオニイチャンたちが寄ってきました。で、盛んにメラ、メラって薦めてきます。しまいには↓このメラ(イカン メラ)を買えって・・・

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笑いながら、カメラを取り出すと↑二人でこのポーズ。。ん?でも、このメラなんで輪ゴムで縛ってる?えらチェックできなくしてる?それって鮮度に問題ありじゃないのか?なんて思いたくなるけど、ここパサーボロンだよな、まさかなー。。。

彼らはこの店の従業員です。ここの店構えは結構大きくて、島(売り場)を2つ仕切っています。奥に奥さんと店の主人らしき年配の人(中華系?)がいるのですが、この人たちも愛想がとてもGoodです。こう言うところ(市場)でいい魚を買うには、その店の人たちと馴染みになること、これ、絶対条件です。(今までの市場経験から学びました)

二人とも何人(どこの国の人)か分かりませんが、片言の英語とマレー語が話せますのでなんとかコミュニケーションは取れます。今日はこの他、盛んに目の前のアヤムを買えとも薦めてきます。アヤムって、カワハギのことです。アヤムとはマレー語でチキンのことなのですが、イカンアヤムはカワハギのことです。

この日は、彼らに薦められるままに、次の魚4本を買って帰りました。

イカンメラ(フエフキダイ)  1本(850g、23リンギ)
イカンアヤム(カワハギ)  1本(670g、4リンギ)
トンコルプティ(スマガツオ)  1本(2.1kg、14.7リンギ)
トンコルヒタム(コシナガマグロ)  1本(1.2kg、11.4リンギ)

以上4本で計53.1リンギ(現在レートで約1760円)でした。
(この店は珍しいことに簡単な計算書を出してくれますが、これもなかなかGoodです。)

市場の魚の値段は、当然ですが日によって異なります。この日はちょっと高めだったかも知れません。

でも、町のスーパーマーケットなどに比べればずっと安いですし、なによりも鮮度が良いことは間違いなしです。しかし、それでも鮮度チェックを怠ってはいけません。エラブタを開けた入念な鮮度チェックは、店側に余り良い顔をされないのが普通ですが、そのためにも馴染みの店を持つことが必要です。

もちろん、なかなかきちっと鮮度がチェックできない魚もたまにはありますし、なかにはチェックしたつもりでも見誤る場合もあります。

そんな場合は、捌きながら、最終チェックです。いつかも書きましたが、頭を落とし腹を出せばこの時点で鮮度が判ります。でも、私は三枚に下ろし、身肉のにおいを嗅いで最終判断をしています。今回は、なぜか、カワハギの鮮度がイマイチでした。こんな時は躊躇なく"調理して食べる(火を通す)"に方針変更です。(今回は刺身ではなくフリッターに変更しました)

カワハギの薄作りを思い描いていたのですが、次回に期待することとします。しかし、なぜ、鮮度落ちの魚が混じっていたのか、そしてそれをなぜ私が見抜けなかったのか、今度あの店に行ったときに尋ねてみようと思いますが、やはり、卸売市場だからと言って油断するのはいけませんね。この点ちょっと反省です。

↓これは、イカンメラ(レッドスナッパー:フエフキダイに類似)ですが、これは鮮度は問題なしです。

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イカンメラってご存知ですか。世界中どこにもいるフエダイ科の魚なのですが、食味は日本の真鯛やフエフキ鯛にそっくりで、まあ、普通に、"鯛"だよと言っても判らないかも知れません。

新年だから(と言っても1月ももう終わりですが)、めでタイを食らってみようかと洒落てみました。

家に帰り、早速捌きにかかります。でも、冷蔵庫をチェックしたら、いつもの大葉などを切らしています。なぁに、自分で食らうだけなのだから、刺身の"つま"などどうでもいいやとも思いましたが、そうだ、ついでにブログに乗っけてやろうかと咄嗟に思いついて、大根とかレモンとか、みかんとかちょっと萎れたパセリ少々とかで支度にかかりました。

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先ず、大皿に、大根のケンを敷きます。

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次に、↓サクに取ったコシナガマグロです。身が柔らかいのが難点ですが、食味は抜群です。

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コシナガマグロを平に切って↓右上のケンの上に乗っけます。(左上からスタートするのが良いとおっしゃる方もおられますが、私の癖でつい右上スタートになってしまいます)

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その次は、スマガツオです。こちらの市場で売られているスマガツオは、1.5k~3.5k位の小さめが多いのですが、今日のは2.1kです。さて、果たして食味はどうでしょう。

スマの場合は捌いたら直ぐ結果が出ます。なぜって、鮮度の良いものは身がきれいに赤々としてますし、ちょっと鮮度落ちのものはやや黒ずんでいます。こうなると刺身では美味しくないので、タタキにしたほうがマッチベターです。(本場では藁で表面を焼くそうですが、家庭のフライパンでもできます。表面を焼くと皮目と身肉との境にまで火が通りとても美味しくなります。)

去年、こちらで最初に出会ったスマが一番美味しかったのに、それ以降、何度試してもあれぐらいの美味いスマに出会っていません(見た目はまったく変わらないのにです)。これって、絶対鮮度の問題だと思っているのですが、どうなんでしょうね。

さて、今回のはどうでしょう?うん、とびきり赤々とはしていませんがこれ↓なら許せます。色的にみるとベストの状態からやや落ちてるかな、と言う感じでしょうか。やはり、足の速い魚だと思うので鮮度チェックは最重要だと思います。

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お次は、お待ちかねイカンメラです。↓これはサクに取ったメラですが、みるからに美味しそうです。

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今日は、このメラをやや厚めのそぎ切りにしてマグロの左に盛ってみました。

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そして、スマは平造りでその下に盛ります。

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スマの身の細いところは小さめのブツにきってその左に添えてみます。

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さらに、その下段には左からメラのウス造り、そしてスマのサイコロ、一番右にはコシナガマグロのブツを添えてみました。

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うーん、どうもイマイチですな。。やっぱり、下段のスマとメラを入れ替えた方が良いかも・・・なんて美術センスがほとんどない私がいくら考えても所詮この程度ですね。

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そうですね、プロじゃないんだから今日はこれ↓で良しとしましょうね。

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ハイ、これが新春祝いの地魚刺し盛りです。一人宴会のスタート前に写真撮影と洒落てみました。

え?味はどうだったかって?もちろん、コシナガマグロもイカンメラも唸るほどの旨さでした。そして、あのスマガツオも、最初ほどではないけど、結構美味しくて、一人で全部ぺろりと平らげて大大満足の夜でした。(笑)

ではまた。。。



追記:マグロとタイの冷凍サクを解凍し、お寿司盛り合わせを作ってみました。(2015.1.28夜)

↓新潟コシヒカリの極上硬め炊きです。

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My better halfが生魚嫌いなので、今宵もまた一人宴会です。今夜は極上マグロとフエフキダイの握り寿司と、これはまったくど素人の下手くそな鉄火とかっぱの海苔巻きです。見ようみまねで巻いてみましたが、ダメですね。大体ネタが中心に来てません。もっと上手に巻けるように特訓が必要ですね。

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思いっきり下手っぴいを見せ付けているようで、すんまっしぇん。どうか許してつかぁさい。。。
(2015.1.29 10:00追記)




今日は、KL卸売市場でゲットしたマルヒラアジの食味リポートとコシナガマグロ及びスマガツオについてのお話です。

↓これが南洋(多分インド洋)のマルヒラアジ(英名:Coastal Trevalley マレー名:Downduk cupak)です。目が可愛くてどことなく愛嬌のあるサカナくんです。

日本では沖縄諸島などでよく知られたサカナだそうです。私はもちろん北日本育ちですから初めてなのですが、事前に刺身がとても美味とのクチコミを読み、大いに期待していました。

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体高があって丸くて平べったい魚、そして目が可愛くてなんとなく愛嬌のある魚・・・・と探して廻ると直ぐに見つかります。

ほら、↓ここにもいました。でもこれは30cmほど、もうちょっと大きいのが欲しいと思ってさらにあちこち眼をやると・・・・

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ほどなくこんなマルヒラアジをゲットできました。家で測ったら体長41cm、体重820gでした。

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市場で売られている時に魚体をしっかり手に持ってよく点検。お腹を押したり触ったり、もちろん鰓ブタを開けて鮮度チェックも怠りません。KL卸売市場の朝4時は、まだプロのバイヤーでごった返していて、私のような一般客の姿はほとんど見えません。店のオヤジやニイサンたちが忙しそうに立ち動いている中、私は独り黙々と鮮度チェックです。

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家に帰った後、早速捌きにかかります。これはマルヒラアジを三枚におろしたところですが、見て下さい鯛やスズキと同じ、薄ピンクがかったとてもきれいな白身です。この後、サクにとり、皮をひいて、早速試食してみました。

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もちろん私はどの魚を捌く時も、特に衛生管理第一です。内臓やハラミにアニサキスなどの寄生虫がいないかどうか、眼を凝らしますし、内臓から身肉に入り込んでいないか、サクにとり、刺身に切る時も厳しくチェックしています。

でも、これまでこちらの市場で買った新鮮さかなで寄生虫を見かけたものは皆無です。もちろん内蔵はそのまま捨ててしまうのでその中身は分かりませんけど、日本ではサバやイカなどに良くみかけることが多いのに、日本よりは気温が高くて条件の悪い当地でなぜ?と少々不思議に思っています。でも、こればっかりは手抜きせずにしっかり見ないといけない、いつもそう考えています。

手指や包丁・まな板などの調理器具からの感染防止も大事です。頭を落とし内蔵を取った後や三枚に下ろした後、そしてサクに取ったり、刺身に切る場合など、このように包丁もマナイタも良く洗わないといけませんよね。

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↓そして一人前のお刺身、盛り付け完成です。えっ?いつもこんなに綺麗に盛り付けて食べるのかって?とんでもない。こんなの滅多にないですよ。いつもは刺身に切りながらその場で豪快刺身乗せどんぶりご飯の立ち食いですよ。こういうのってキッチン内漁師風の男の料理、そう思っています。

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↑上の刺し盛りですけど、右半分がマルヒラアジ、そして左半分は、左上がスマガツオの刺身、左下がスマのタタキです。

で、マルヒラアジの食味ですけど、これが実に美味。身がしっかりしていて噛みごたえがあり、しかも脂がのってて実に旨い。私は今まで長い間、北日本の刺身に勝るものはないと信じて疑わなかったのですが、最近その信念が少々揺らいできたような気がします。南洋の刺身も実に美味い。これ、実感です。

ただ、私はこちらに来て以来、地元のいろいろな魚を刺身で試してみているのですが、これは美味い、と思った魚を次もゲットして刺身にしてみると、え?と感じることが時々あるのです。この前のスマガツオがそうでした。これほど美味いカツオは食べたことがないと言うぐらいの感動・感嘆の刺身だったのですが、実はあれ以来、あれほど美味いスマガツオに出会っていません。

大きさも姿・形も鮮度もほとんど同じなのに何がこうまで違うのだろう。獲れた場所(海)が違うのかと不思議でなりません。私は、あのスマガツオが忘れられなくて、もうすでに何度も3kg弱のスマを捌いてみましたけど、そのたびに頚を傾げながら、大量にできるサクを止むを得ずタタキにしては冷凍保存しています。

マルヒラアジと一緒に買ったスマもあの最初のスマの味ほどではありませんでした。しかしそこそこに美味い刺身だったので、刺身とタタキにして一緒に盛り付けてみたのです。

最近、KL卸売市場に通い始めてから、私の興味はどちらかと言うとマグロやカツオにシフトしています。もちろん、スズキや鯛、イカなども目移りするほど鮮度がよさそうなものが山ほどあるのですが、たくさん買っても始末に困るし、それに私の小遣いが減るので見て見ぬフリをしているのです。

↓これは、最初は黒マグロの幼魚、つまりメジマグロかと思ってました。でも、良く良く調べてみると、お腹の白い斑点が特徴のコシナガマグロ(英名:Longtail Tuna マレー名:Tongkol Hitam)と分かりました。

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↓これが最近の興味のターゲット、スマガツオです。とても綺麗な魚体で惚れ惚れしますね。

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コシナガマグロとスマガツオを並べてみたところです。どちらも大体2.3kg程度、卸売市場での値段(一般価格)は、RM6~7/kg、驚くほどの安さです。

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先ず、コシナガマグロを捌きます。胸鰭周囲と背びれ周囲の硬い鱗を削ぎ取り、頭を落としてから腹を取り、背鰭の両側に逆さ包丁を入れて背鰭を取り除きました。

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そして3枚に下ろしてから、サクに取ったところです。この後、腹骨を梳き、中骨を切り、皮を引いて、最後に血合いを切り落とします。このコシナガマグロの身は、メジマグロと同様の綺麗なピンク色です。ちょっと身が柔らかいのが若干気になりますが、サクのまま、冷蔵庫で1~2日寝かせるとおいしくなるような気がします。

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腹が空いていたので、早速、漬け丼を作ってみました。この日は寿司飯の出来がイマイチだったのですが、そこそこに美味しくいただきました。なんにしても南国マレーシアで、こんなに旨いマグロの漬け丼を腹いっぱい食べることのできる幸せを独りしみじみと味わっています。

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次はスマガツオです。スマをひっくり返しながら鱗を漉き取ったりしていたらこんなに傷ついてしまいましたけど、背鰭を逆さ包丁で落とし、それから今回は5枚に下ろしてみました。

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血合いを取り除く前のサクです。私は血合いを綺麗に取り除く派ですので、こんなに血合いが多いと最終的なサクはかなり小さくなってしまいます。

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これが血合いを切り取ったあとのスマガツオのサクです。(皮も引いています)

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いつも、この状態で一切れ刺身に切って食べてみるのですが、今日のはまぁ、80点程度かな(もちろん100点は最初のスマの味)と判断し、半分を刺身、残りをタタキにして・・・・、と思ったけど皮を引いてしまった後なので若干タタキにはよろしくないか・・

でもいいや、全部刺身にしても食べられないし、髭のinuさんにお裾分けしてもまだ余るし、まぁ冷凍して様子をみてみることにしようと最終決心したのでありました。

と言うことで、今日はここまで。

ではまた。。。




みなさん、こんにちは。

今日も魚関連の話題ですが、実は私、大きな勘違いをしておりました。前回の魚シリーズで「バトゥケイブ近くのPasar Borong Selayang Baru(New Selayang Wholesale Market)と言うKL最大の卸売市場に行った」とリポートしました。

ところが、私が行った卸売市場はKL最大の卸売市場ではないと言うのです。これ、自分で撮った市場の写真とネット上の写真を比べていて気がついたのですが、どうも私が行ったのは古い方の市場で、もっと新しくて大きな市場が近くにあるらしいのです。

良く良く調べてみると、私が行ったのは、Pasar Borong Selayang Baruと言う名の市場なのですが、実は私の勘違いはこの名前からきていました。

このPasar Borong Selayang Baruの"Baru"と言うのはマレー語で"新"という意味なのですが、私はこれを「新スラヤン卸売市場」と理解していました。ところが、正しくは「新卸売市場」ではなくて、「Selayang Baru」と言う地名を冠した卸売市場、つまりスラヤンバル卸売市場だと言うのです。

なんと言うことでしょう。グーグルマップを改めて仔細に見てみると、確かにこの市場は「Selayang Old Wholesale Market」となっていて、しかも「This is the old market, new market is located future south-east about half-mile and is officially renamed KL Wholesale market. Many restaurant entrpreneur and retailer(esp. from Rawang to KL and PJ) get fresh food source here.(これは古いほうのマーケット。新しいマーケットは約0.5マイル南東に位置しており正式名はクアラルンプール卸売市場。特にラワン、KL、ペタリンジャヤから多くの飲食店や小売業者が新鮮食材を求めてここにやってくる)とあります。

オー、ノー!するてぇとなにか?俺が今まで行ってたあのでかい市場の他に、もっとどでかい新しい市場が近くにあるってワケか?とすれば、いや驚いた、これは嬉しい勘違いだぜ。

夜にこのことを知ってから、気になって気になってとても寝ていられません。明け方まで悶々としていたのですが、疲れて少し眠ったらしく、気が付けば5時です。慌てて家を飛び出し、クアラルンプール卸売市場に車を走らせました。

と言うことで、以下は、正式名称:クアラルンプール卸売市場(Pasar Borong Kuala Lumpur)の初探索リポートです。興味のある方はじっくりとご覧あれ。

場所は、今まで通っていた古いほうのスラヤンバル卸売市場の手前約1km、ジャランクチンの左側です。「Pasar Borong」との標識があります。(そうですよね。この標識ってなんなのかなぁって不思議に思ってたんですよ)

卸売市場の北側に大きなゲートがあります。

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駐車料金表です。自家用のビジター車は1時間ごとに3リンギと表に書いてありますが、私の場合、1時間50分ほどで4.6リンギでした。出口は市場建物の反対側、つまり南側にあります。料金は出口精算方式です。(結構高いですね。業者と一般を区別していて、一般客は割高になっています)

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↓これが卸売市場の正面入り口です。でも市場建物(約300mほどの長大な建物)出入口は、建物側面に壁がなく、いたるところから出入りできるようになっているので、こっちの正面から出入りする人は少ないのでしょう。閑散としてました。

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中に入ってみると、一番手前は青果売り場のようです。

マレーシア国旗の上にある大きな看板に眼が止まりました。読むと「JAGALAH KEBERSIHAN PASAR INI(この市場は清潔第一)」、「DILARANG MEMBUANG SAMPAR(ごみ散らかし禁止)」そして「DENDA RM2,000(罰金2000リンギ)」と書いてあります。(だからなのかは分かりませんが、他所の市場に比べあんまり汚くないような気がします。でも決して綺麗と言うことではありません)

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スイカがケースごと山のように積まれていました。スイカの蔓(つる)をチェックしてみたのですが、流石にまだ青々として新鮮そうでした。

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スイカのほかにも、馴染みのフルーツ、見たこともないようなトロピカルフルーツなどが箱ごとか、箱から出して山積みされてました。でも、どうなんでしょう、1個とか2個とかの少量でも売ってくれるんでしょうか。(聞いてみれば良かったのですが、すみません、私の本命は魚売り場なので先を急ぎました)

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新鮮野菜も、もちろん大量にあるようですが、今日は魚の方に一目散です。

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しばらく歩いてきました。ようやくこの辺から魚売り場のようです。ではじっくりと見て廻りましょう。

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ははーん、向こうの古いほうの卸売市場と同じで、この人たち、いろんな国から来てる人たちですね。聞くところによると、ミャンマーとか、インドネシアとか、ベトナムとか、タイとか、マレーシア人の他にも結構いるらしいです。特にミャンマーからのレヒュジー(難民)の方が多いとか。。。

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でも、私にはどの顔がマレーなのかミャンマーなのかは識別できません。とにかく、笑ってごまかすと言うか、笑いは世界の共通言語、ただそれだけでいいのです。

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こっちから笑いかけて、相手が笑って返してくれれば、それでもう気心は通じます。さらに、写真撮ってもいいかとマレー語で「Boleh ambil gambar?」と笑いながら問いかけ、相手が「Boleh(いいよ)」と笑って返してくれれば100点満点です。

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それにしてもみんな陽気な若者たちです。「Dari mana?(どっから来たの?)」の質問にはすかさず「Dari kampung Jepun(日本の田舎からだよ)」と答えると、みな爆笑間違いナシです。

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みな屈託のないヤングメンです。しかし、朝っぱらからこんなに笑えるとは、こりゃ健康にいいワイナ。

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おっ、こっちはそんなにお若くなさそうな。でも、左のヤングマンがジョーダンにノリノリで、右のお方もとても明るく笑ってくれました。そして「Datang lagi(また来てね)」と言われちゃいました。

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「Apa nama ketam ini?(このカニなんて言うかに?)」って笑いながら聞いたら、「こいつかい?こいつは"食って儲からん"だ」と。え、なに?「食って儲からん?クテモカラン、Ketam Karang」か、なるほどねぇ。。

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写真撮っていいか?って笑ったら、おぉ、いいカニだって。(これはウソです)そして、ほら裏を見ろ、真っ白カニだぞって、カニを裏返しながら笑いフザけてたおっちゃんでした。

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お、こっちは箱買いの交渉ですかな?なんと、クパライカン(魚頭)も混じってます。

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なるほどバイヤーとセラーはああやって交渉するんですかいのぉ?

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朝の3時、いや実際は2時半ごろからオープンしていると言うこの卸売市場、もう6時過ぎだというのにまだプロのバイヤーの姿があるようです。この辺、道の向こうのスラヤンバル卸売り市場とは若干違うような気がします。

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しかし、名前(ウエットマーケット)に違わず、どこもかしこもびしょびしょに濡れてます。これが本物のウエットマーケットだなやと変なところに感心したりしてね。

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この市場、歩くたびに靴底に魚の内臓や汚れがたっぷりくっついてくるようで、向こうの市場でもそうだったけど、帰ったらしっかり洗わないと履けないよこの靴って感じだったし、この後、靴底の汚れが愛車のフロアマットに移ったらしく、まだ車の中から腐った魚の臭いが取れずに悩んでいます。

やっぱり長靴がいいかも知れないって思いましたけど、プロのバイヤーでもあるまいし、そこまではなぁってちょっと真顔で悩んでいます。

さて、市場には、眩暈がするほどいろいろな魚が出てるようです。これからこの市場の魚たち、季節の移ろいなんて、この南国にはないのかも知れないけど、来るたびにどんな魚と対面できるのかが本当に楽しみです。

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↑上の真ん中、アジ科の中型魚ですね。シマアジのようだけどミナミギンガメアジとか言うやつですかね。一度食味を試したいですね。
↓これはお馴染みのキスとクロアジモドキ、でも活きが良さそうで、このキスなら天ぷらでも刺身でも良さそう。

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これ(魚)どこから入ってくるの?って聞いたら、みな、タイだとかベトナムだとかボルネオだとか言ってました。もちろん国内各地からもあるのでしょうが、見慣れた魚が半分、初めて見る魚が半分ずつぐらいの割合でした。

↓これ、この前向こうの市場で買ったヤリイカです。

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↓こいつは、背中の縞々をみるとタイガープローンだと思いますけど、いや新鮮で旨そうですねえ。

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ん?この↓斑模様はハリマオグルッパかな?あはは、これ私がつけた名前なので誰も分からなくて当たり前です。マレー語名は"Kerapu Harimau"、英名は"Brown-marbled grouper"、和名は「マダラハタ」、だと思います。

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ところで、マレーシアの国獣(国指定の動物)はトラ(マレートラ)だってこと知っていますか?マレーの虎って言うと、あのマレーの虎ハリマオ伝説のこと?いや、かつてのマレー・シンガポール作戦を指揮した山下奉文陸軍大将だろうって?あははは、そう言う、あ・な・た、は私とおんなじ、若くない。。

そうです、マレー虎(マレータイガー)ってマレーシアの国獣なんですよ。で、タイガーのこと、マレー語でハリマオ(Harimau)って言うのです。思い出しましたか、"快傑ハリマオ"って漫画のこと。私も小学生か中学生の頃に夢中で読んだ微かな記憶があります。

それにしても、私が今飲んでるビールは喉越しが良くて美味いタイガービール。これ、実はシンガポールのビール会社とオランダのハイネケン社の合弁会社が世界各地で生産してるんですって。

どうでも良いことだけど、タイガーって名前付けるからには、こっちにも一言断わって欲しいよね、なんて、すっかりマレー人になった気分でもの言ってる私です。(今、ホントにタイガービール飲みながらこれ書いてるんです)

↓こいつは、イカンメラ(鯛)。でも目が真っ黒だからメラ・マタ・ヒタムか、それとも、目が前に寄ってるからピンジャロか、なんて独り考えることが楽しいのです。(こんなこと言うと、またオタク系の人間だなんて言われそうで嫌なので止しますが、私は決してオタク系の人間ではありません。私を知ってる人たちに聞いてみて下さい)

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↓これはまた,綺麗に並べましたね。端の大きい魚がなにかは聞きそびれましたが、これどうやらバイヤーによる箱買いが決まった後のようですね。

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↓アオリ(イカ)の小型版です。つい、買おうかと手をだしそうになりましたが、イヤ、今日は見学だけ、と自分に言い聞かせました。

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市場の一番遠く(南遠端)から元来た方向を見渡すとこうです。どれほど巨大な市場かがお分かりでしょう。いや、私の趣味の魚市場探索、ますます楽しみになりました。

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いかがでしたか?いやぁ私は実に面白かったです。ふうーっと一息ついて市場の外に出てみると、もうすっかり空が明るくなっていました。建物の裏手に周ると、全国各地から荷を運んできたであろうトラックがズラリ連なっていました。

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以上、クアラルンプール卸売市場初探索のリポートでした。



でも今日は、これで終わりではありません。

クアラルンプール卸売市場の初探索の前日に、実は古い卸売市場に行っていたのです。(このときはまだこっちが本物と思ってました)

何しに行ったのかと言うと、市場のクローズ状況を見たかったのです。なので朝7時にでかけました。
明るいところで見るPsar Borong Selayang Baru(スラヤンバル卸売市場)の外観です。こっちはこっちでやっぱり巨大です。

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で、建物の前にはこんな場外市場みたいなものもあるんです。この他、たくさんの路上販売店も所狭しと並んでいて、それは朝の暗いうちからとても賑やかなのです。

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中にはやっぱり、ほらこんな風にして魚を手に持って愛嬌振りまくオニイサンもいましたし、、、

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写真撮ってもいい?って聞いたら恥ずかしそうに照れるオネエサンもいたりして、、やっぱりこっちはこっちで甲乙つけがたいと言うか、困ったと言うか、いやまったく贅沢な悩みです。

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左はシャカップ(スズキ)、右はチュパッ(シマアジorギンガメアジ)のようです。

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で、こいつはみな1kg以上の大きさのアオリイカ。これひとつかって来たんですけど、鮮度抜群言うことなしでした。

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朝7時半、市場の中をうろうろしていると、そこかしこの売り場で、売れ残り魚のビニール袋詰め作業が始まりました。ははーん、どうやら、売れ残りのダンピング販売かなと思って聞いてみると、みな、行き先が決まっているのだそうです。

卸売市場だから、その日に仕入れた魚はその日に売り切るときっぱりと言ってましたが、それを聞いて安心しました。どこの市場もそのこと(売れ残りの処分)が一番の問題で、日本では、売れ残りを安く小売店などの常連客に卸すと聞きましたが、やっぱりこの国でも同じなのですね。

でもマレーシアのことだから、売れ残りも翌日また売り場に並ぶんじゃないか、そんなことを少しは疑っていて、だからこんな時間に来てみたわけですけど、そうではないことが確認できてよかったです。疑り深くて申し訳ありませんでした。

でも帰り道、8時30分をとっくに過ぎてましたので、ジャランクチンのKL方面行きはこのとおり。大渋滞に巻き込まれてしまい、行きはスイスイ20分、帰りはノロノロと1時間半もかかってしまいました。

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以上、今日は、新発見のKL卸売市場の初探索リポートと、でも未だに甲乙つけがたいスラヤンバル卸売市場のショートリポートをダブルでお届けいたしました。

それではまた。。



今日は久々に魚を食らうシリーズです。

実はこの前、日本から見えたお客様(My Better Halfの友人2人)を案内してプトラジャヤの某和食レストラン(2014.7.5記事にて紹介済み)に行ったのですが、これがとんでもなくNo Good、期待を大きく裏切るものでした。お客様には、マレーシアでも美味しい刺身を食べさせる店があると大見得を切っていただけに、言い訳するのも大変なほどでした。

前回初めて訪れた時には唸るほど刺身の美味い店だと思ったのに、今回出された刺身を見て唖然。素人目にも明らかな、見るも無残なチョ不味のピンクの冷凍マグロ。しかも白い筋目に平行に切ってあって、まるで前回とは勝手が違う。念のため、数切れ口にしてみましたが、硬い筋が糸状に残り噛み切れないほどでした。

シェフや仕入れ係が変わったのかどうかは知らないが、これは余りにも酷すぎる、そう思いました。やっぱりここはマレーシア、一度や二度行っただけであそこは美味いなんて、絶対信用してはいけない、まして他人には絶対薦めちゃいけないと痛感した次第です。

美味い刺身は、とてもローカルピープルには任せられない。もともとローカルピープルには生魚を食らう習慣がないのだから、刺身の美味い食らい方なんて判る筈もない、いや判らせようとする方が無理なのだろう、そう思います。

でも元来ひねくれものの私です。誰もが無理と思うもの、困難なもの、厄介なものであればあるほど私のチャレンジ精神は高まります。結果、私のマレーシアで美味い刺身を食らう情熱と言うか執念は益々高まってしまったようです。

そんな中、ローカルの知り合いから、最近ある情報を入手しました。インド洋やアンダマン海、南シナ海などの豊富な漁場から、マグロを含む様々な新鮮魚がここKLにも入っていて、プロの仲買人でなくても購入ができると言うのです。

えっ?どこで?と、思わず身を乗り出してしまいましたが、「バトゥケイブに行け」と判じ物のように言われ、????と頚を傾げてしまいました。良く良く聞いてみると、バトゥケイブの近くにある卸売り市場なのだそうです。

なんだ、卸売市場か、ごく普通じゃないかと思いましたが、考えてみれば、今までなぜそのことに気が付かなかったんだろうと不思議な思いもしました。これだけ大都会のKLに、いくらこの国の流通インフラが未成熟とはいえ卸売り市場がないわけはない。新鮮魚を探すのなら先ずは最初に卸売市場だろうとなぜ考えなかったのか、近年、老人性脳細胞減少症が益々進行しているのではなかろうかと少々不安にもなりました。

まぁそれは冗談ですが、早速、バトゥケイブ近くの卸売市場をネットで検索してみたところ、それはどうやら、Pasar Borong Selayang Baru(New Selayang Wholesale Market)と言うKL最大の卸売り市場のようです。

調べてみると、この卸売り市場では、マレーシア全土から集荷された鮮魚や青果などの生鮮品が毎日夜半過ぎから続々と入荷し、合わせて500軒ほどの卸売り店が、朝の3時から5時ぐらいまでは主にプロの仲買人や小売業者を対象に、その後9時までは一般購買者を相手に店を開くのだとのこと。

で、早速行って来ましたので今日はそのことをリポートしてみたいと思います。

モントキアラの我が家を4時半に出て現地到着は5時少し前、距離にして13km足らずなので、いつも行くケポンの日曜魚市とさほども変わらない近さです。

もちろん、外はまだ真っ暗。市場に近づくと、周囲は業者さんのトラックなどでごった返していて、駐車場所を探すのにちょっと手間取りましたが、慣れればもっとすんなりと入れるかなと思いました。

どこが入り口なのかよく分からないので、とりあえず周囲を歩いてみます。

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飛行機の格納庫のような建物ですが、四周には壁がなく、どこからでも中に入れるような、どこが入り口なのか出口なのか判然としません。

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周囲を歩いていると、大勢のプロの仲買人さんや小売業者さんらしき人たちがキャリーを引いて出入りしてました。

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それにしても巨大な市場です。私は、昔からこんなところが大好きなので、興奮の余り思わず身震いするほどでした。
おっ、PASAR HARIAN SELAYANGとの大きな看板がありました。マレー語ですが、スラヤンデイリーマーケットの意味です。下に、DEWAN BANDARAYA KUALA LUMPURと書いてありますが、これはKL市役所(DBKL)のこと、多分、市役所の管理であると言うことなのでしょうね。

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野菜や果物のブロックを通り過ぎて行くと、どうやらこの辺りが鮮魚ブロックのようです。

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それではここから中に入ってみましょう。

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おおーっ凄い。。見渡す限りの魚市場です。

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売り手と買い手の掛け合い、人々の喧騒、生魚の匂いなどなど、これって、ここにこうして立って眺めているだけで興奮してしまいます。もちろん床と言うか土間の小路はどこもかも黒く濡れています。これこそ文字通りのウェットマーケットなのですが、ところどころの黒い水溜まりは水なのか魚血なのか定かではありません。

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見て廻りながら、オレって、いつの頃からこんな趣味を持つようになったんだろうなどと自問自答したりするうち、あっと言う間に時間が過ぎていきます。周りを見ると、人波もどうやら落ち着いてきたようです。家庭の主婦らしき女性もちらほら見えて、どうやら客層がプロのバイヤーから一般の人たちに代わってきたように思えます。

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おっと私もそんなにのんびりしてはおれません。とりあえず、今日は一本メジマグロをゲットしたいと考えてましたので、アジやキスなどの小魚には目もくれず、ひたすら黒光りのする魚体を眼で追っていました。

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すると、おっこれは?と思う魚に出くわしました。よく見ると、カツオのようです。しかし縦じまがない。コレは以前に本で読んだヒラソーダではないか。(私は、北の魚は得意なのですが、カツオなどの南の魚には実は疎いのです)

ヒラソーダって、トロカツオのことではなかったか、日本では食べたことはなかったが確かマグロよりも美味いと本で読んだことがある。(注:このときはまだこのカツオがスマガツオだと言うことに気が付かず、てっきりヒラソーダとばかり思ってました)

もう私の眼はまだ食したことのない、このカツオに完全に釘づけです。すっかりメジマグロのことを忘れてしまいました。

店のオヤジさんに話しかけてみました。最初は英語で、Hello Uncle! How long ago were these fishes landed on the port? (ねぇオヤジさん、この魚たちいつ港に上がったの?)、でも、こっちをチラッとみただけで完全無視です。

うーん、英語が通じないのかと思い、次に、Hello Uncle! Belapa lama lepas ikan ini telah mendarat di pelabuhan? とマレー語で問いかけてみると、途端に相好を崩し、なんだあんたマレー語ができるんなら最初からそう言えよって。忙しそうな手を止めて、Malam Semalam(夕べだよ)と答えてくれました。さらに、どこの港、何時に?と畳み掛けてみましたが、知らないとの返事、まぁ、これは無理かと私も直ぐ諦めましたけど。。。

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周囲を歩きまわり、型の良いものを探しました。そして、ついにゲットしました。(注:この写真を後で見てオドロキました。調べたところお腹の斑点はヤイトの印、この箱のカツオはほとんどがヒラソーダよりも美味いと珍重されているスマガツオと知りました.)

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これです、これが今回ゲットしたヒラソーダガツオ、ではなくスマガツオです。見て下さい、お腹のところにあるヤイト、薄くなって消えかけてはいますが紛れもなくスマです。

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しかし、↑このスマ、2.8Kgもありました。体高も高く惚れ惚れするほど美しい魚体です。ほら、比べてみてくださいよ、↓こっちは、先日あるところで購入したメジマグロ、1.1kgです。私のこのマナイタの幅が40cmですのでその大きさが判るかと思います。

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しかし、↓これ美しいですね。

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このまま飾っておきたいぐらいに惚れ惚れするスマガツオです。

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また、今回は、このスマガツオの他、これも美味そうなヤリイカを2本買ってみました。

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これです。いかにも新鮮で美味そうで、2ハイとも刺身で食べようか、それとも1パイは焼きにしようかなどとニタニタ考えてました。

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今回試しに購入してみたスマガツオ(最初はヒラソーダとばかり思っていましたが、嬉しい間違いでした)とヤリイカ、どちらも日本では滅多にスーパーには出回らない高級魚です。ところがここマレーシアでは、スマがアジより安い。メジマグロだってめちゃくちゃ安い。これ、私にとっては嬉しい悲鳴です。(恐らく、安い理由はこのようなサバ科の血合いの多い魚は、こちらの人にはあまり好まれないからだと思います。しかし近い将来、生食の美味さを憶えたマレーシアの人達が増えてきたら、価格が高騰するのかも知れません)

とにかく今日は試し、家に帰って早速スマを捌き、血合いを取り除いて、その場で一切れ食べてみました。
ん、・・・・・・・・・・・・・・こ、これは美味い。カツオ特有の臭みがないどころか、このなんと言うか、表面がつるんとして、中は適度に脂がのったもちもち感、そして口の中で蕩ける甘み、なんとも言いようのない美味さです。これは今までマレーシアの高級和食レストランやお寿司やさんで食べた刺身や、自分で捌いて食べたどの魚よりも遥かに美味い。

先日食したメジマグロなんて問題になりません。まさに絶句です。嬉しくなって思わず柵を適当に取り、自分用なのでいい加減に刺身に切りながら、待てよ、オレ一人ではとても食べきれないほどあるな、でもかといって多分足が速い魚なので保存は無理だろうし、さて、と考えて、ふと思い出したのが、ヒゲのinuさん。早速、刺身は要らんかねぇと電話すると、なぜか電話口で焦り始めたinuさん・・・・・・ど、どうしたの?

inuさん曰く、「ま、前から頼もうと思っていたけど、た、大変だからと遠慮してたんだよ。さ、刺身、いっ、いっぱい欲しい。」
私:「いっ、いっぱいってどのくらい?」、inuさん:「ウチのコンドのプールサイドで今夜バーベキューパーティやることになっていて、全部で20人ぐらいなんだけど、だめかなぁ?」って。。。。

えっえっえっ?このスマガツオ、今日はお試しに1本買ってみただけなんだけど、、、、と私もしどろもどろ。

でも、inuさんの次の一言が殺し文句でした。「良かったら、それ持ってきて一緒にやらない?」って。。あぁ、オレってなんでこうも卑しいんだろ、宴会と聞くともうダメ、この宴会男に、一緒に飲らないかだなんて、そんな、殺生な・・・・・

かくして、自分用のお試しスマガツオ、急遽、宴会用のお造りと相成った次第です。

でも、自分用のお試しだからと、かなりいい加減に刺身切っちゃっているんですけど・・・・、まっいいか、大根とパセリで隠せばなんとかなるかと、これもいい加減に考えて俄かに間に合わせたのが↓コレです。

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上の寿司桶の右側に少しヤリイカを添えてみましたが、このヤリイカも絶品。でも、こうしてみても刺身の切り方のなんと雑なこと、とても他人に見せられる代物ではないのですが、その美味さに免じて今日は許してつかーさい。

総勢20人超の宴会と聞き、とにかく全部持って行こうと、この他に2パック、持参しましたが、嬉しいことに皆さん旨い旨いと言ってあっと言う間に食べていただきました。

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いつも思うのですが、作る側の人間としては旨い、美味しいと言って食べてもらうほど嬉しいことはない。世の板前稼業の人たちはこんな幸せな毎日を過ごしていたのか、あぁ、私は道を間違えたのかも知れない、なんてのたもうものなら、私を知る先輩諸氏にどつきまわされ、挙句の果ては東京湾に沈められる、かも知れないので、決して思っても口に出しませんが、いや、この日は早朝から目一杯に充実した1日でした。

今後しばらく、私は、このPasar Borong Selayang Baru通いを続けることになるのでしょうが、また素敵な魚をゲットし食味を試してみたらこのブログでリポートしたいと思います。

ではまた。。


今日は「お刺身パーティ2景」と題し、久しぶりにマレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズの続きを綴ります。

↓先ずはこれを見て下さい。さて、ここはどこでしょうか、いかにも都会の洒落たバーカウンターですよね。バーカウンターにイケメンのバーテンダーかマスターって風に見えますよね。

でも、これは街中のバーではありません。私のマレー語のクラスメートのご自宅です。

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実は、以前からマレー語クラスの親しい仲間たちで、定期的にパーティ(飲み会)を開いているのですが、その会場は経費節減のためメンバーの自宅持ち回りと決めているんです。

で、この日は、このご自宅が会場となったわけですが、ご自宅はブキッ・ビンタン近くのパビリオンレジデンス。前から聞いていましたが、いやはやすごいところです。

何がすごいかって、とにかく広い、我が家の4倍以上はありますね。リビングもダイニングも広くて豪華。ほら、リビングルームの奥に洒落たバーカウンターがこんな感じであるんです。

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そしてここからの眺めも素晴らしい。広くて大きなウィンドウの右方向にはロイヤルスランゴールゴルフクラブのグリーンが、そして正面にはツインタワーと高層ビル群が眼前に迫っています。

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正面のKLCC方向を見ています。ツインタワーと周辺のビル群です。さぞかし夜景もきれいなことでしょう。

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リビングルームの西側ウィンドウからは、こんな風に、KLタワーが見えていました。

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今日は、ここに、親しい仲間たち総勢10名ほどが集いました。

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そんでもって、パーティの主役は今日もコレ。そうです、マレーシアの新鮮地魚くんのお刺身です。

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最近、あちこちのパーティに出張したりして、かなり図に乗ってきたと言うか、恐れを知らない俄か板前(不肖私のことです)ですが、今日も、Kepong の日曜魚市から新鮮地魚を見繕って運んできました。

早速、広くて豪華なキッチンの最奥にあるウェットキッチン風の流しをお借りして魚を捌きましたが、やはり大きなシンクや流しは大型の魚でも捌き易くていいですね。

今日のお刺身は、いつものスズキとやはりいつものフエフキダイ、それにいつものアオリイカです。

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でも、こうやって仲間たちに喜んで食べてもらって、作る側の人間としては嬉しいですよね。

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お刺身の他のお料理は、今日のホストさん提供によるものですが、どれも美味しくてみなさんホクホク笑顔です。

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でも、どこのパーティでも、大体お刺身から掃けていきますね。やっぱり日本人って誰でもお刺身が好きなんですね。この前、Kepongの魚市で良く会うローカルの人たちにその話をしたら、日本人って不思議だねって言われてしまいました。調理しないナマの魚を食べるなんて信じられないよって顔でね。

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調理していない生魚を食べるなんて!と言われましたが、これが高度の日本の食文化だってこと、まだまだわかっていないですね。

ここKLでもあちこちに廻る寿司店があっていつも大賑わいなんですけど、良く観察してみると、ローカルの人たちが食べているのは毒々しくカラフルな巻物が大半。

我々日本人から見ると、あんなの寿司じゃないよって言いたくなるけど、新鮮生魚をネタにした本物の握り寿司の美味しさが分かるにはまだ程遠いですね。

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もうそろそろ夕方6時と言うのにまだまだ外は昼のように明るいのですが、旨い酒と旨い肴(これ自画自賛ですね)をたらふく頂いて、私の脳みそはだんだん蕩けてきたようです。

バルコニーに出て、下の方を覗いて見ると、おおーっ、気持ちいいーっ。。もっともっと真下を覗こうとバルコニーの手すりから乗り出そうとしたら、誰かに羽交い絞めにされてしまいました。ふうーっ。。

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なんだか、ワケが分からなくなってきた感じのお刺身パーティ第1景ですが、この後次第に夜の帳も下りてきて、ライトアップされたツインタワーなど、都会の煌びやかな夜景を眺めながら、ますます盛り上がったであろうと推測していますが、なんせ私はこの後、上下の瞼が自然に閉じてしまい、最後までなんにも見えない状態でしたので詳細は不明です。。

以上、第1景終わり。



さて、第2景は、先日の日曜日(6月8日)のJCKL某運動部の懇親会です。

幹事さんから、案の定、今度も是非刺身でお願いします、と強く請われてしまいました。請われれば断れない目一杯甘い性格の私です。実に困ったもんです。

懇親会参加人数を確認したら、ほへぇー、33人だと。。(正直こりゃ大変だと思いましたよ、なぜなら強い味方のMITさんが日本に一時帰国して戻って来てないし、ほとんどオレ一人でやるっきゃないジャン。)

でも、あと二人、先輩が手伝ってくれることになったのですが、伺ってみるとそんなに(魚捌きには)慣れておられないように見えますし、いろいろ考えるとやっぱりここは私が主体的にやらなきゃイカン(注:マレー語の魚、掛けことば)だろうと強く責任感を感じたワケです。

前回(昨年末の忘年会)は、大皿に綺麗に盛り付けて、美味しく食べてもらおうと思っていたのが、時間がなかったためにそれを部のご婦人方にお願いしたところ、かなり豪快、と言うか繊細さに欠ける盛り付けをされてしまったことが、私としての反省点でした。

さらに、忘年会の後、とあるご婦人から、お刺身食べようと思ったらもうなかったワ、って言われたことをずっと気にしていていました。

そんな反省点などを踏まえた上で考えたのですが、やっぱり最後の盛り付けまで全部自分でやる、そしてクーラーボックスに入れて運び易いよう、かつ全員に公平に行き渡るように、今回は最初から一人前ずつのパックに盛って行こうと決めました。

でも良く考えてみたら、最近ケポンの魚屋さんの開店時間が1時間ほど遅くなったし、今回の会場は家からさらに遠いので、前回よりも時間的余裕がありません。

よほど手際よく捌いていかないと、時間に間に合わない。なんせ↓こんな感じの一人前お刺身パックを33パック準備するんですよ。これじゃまるでどこぞの仕出し屋さんですよ。

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ホントはこれにアオリイカを加えたかったのですが、当日の魚市にはまったく上がっておらず、予定がちょっと狂いました。でも定番のスズキとこれも定番のフエフキダイの新鮮なものが結構数揃いましたので、なんとか体裁を整えられたかなと思います。

見て下さい。これはスズキの柵をトレイに並べたものですが、このスズキが計5.5kg、こんなトレイがあと2つ、そしてタイが3.5kg、トレイに2つでした。

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もちろん、大根のけんや大葉などは早起きして準備しましたが、こうなるともう私って一体ナニしてるのって思っちゃいますよね。でも、これも半分以上は私の趣味の魚捌き技術研鑽のため、そして男が一旦引き受けた以上は愚痴は決して言えないのです。

時計を見ながら一心不乱にやりました。でも、疲れましたぁ。まさにTired outでした。しかし、出来あがった代物を良くみると最初はまぁ許せる盛り付け、最後はもうぐっちゃぐちゃで前回のご婦人方を責められないです。こんなんじゃダメですね、まだまだ修行が足らないぞと深く反省しました。

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でも、今回も皆さんに喜んでいただけました。美味しいねと言って食べていただくと今までの苦労も吹っ飛んでしまいます。

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板さん、毎回おんなじ魚だけでなく、今度は違うお魚にしてよ、なんて無邪気に言われると腹も立ちませんが、なかなかこれが難しいのです。

ケポンの魚市通いを始めて約1年、我が身で人体実験を繰り返し、シャカップ(スズキ)、イカンメラ(フエフキダイ)、シルバーポンフレ(マナガツオ)、ブラックポンフレ(クロアジモドキ)、ソトンブサ(アオリイカ)が刺身で美味しいことは良く分かりました。しかし、その他の地魚でまだ判明していない、トライできてない魚も多いのです。

たまに、今日はこれトライしてみようかなーって思うこともありますが、見たこともない不気味な魚や、南国の魚特有のカラフルな色を眺めるうち、いや、また今度にしよって、尻込みしてしまう勇気のない男なのです。

どなたか、マレーシアや周辺国で、釣ったり、市場で買い求めたりして新鮮地魚を刺身で食らった経験や情報をお持ちの方、情報交換しませんか。是非是非コンタクトをお待ちしています。

ではまた。。

また魚かよぉ、と言う声が聞こえてきそうですが、そうです、今日もまた魚です。

それほどお魚に対する想いいれが強いのです、といえば聞こえが良いが、つまりは旨い刺身を食らいたいの一心なのです。この年中うだるような熱さの南国で新鮮な刺身を食らいたいなど、考えること自体が普通じゃないことは百も承知の上です。

なんて、また、うだうだと屁理屈を並べようとしている自分に嫌気が差しますが、要するに冷えた旨い酒(ビールも可)を旨いつまみ(=刺身)を食らいながら飲みたい。人生、何がなくてもこれさえあれば、って言うか、これっきゃないですよ。

じゃなんでこんなマレーシアなんかに来てしまったんだよ、とはもう一人の自分の声ですが、それはさておき、私は根っからの呑み助なんですかねぇ。(ちなみに自分の父親は一滴も飲めず、まるっきりの下戸でした。その代わり母親が底なしの上戸でした。それで結局、兄弟3人とも呑み助になりました。)

これは、お正月用のお魚を買いに行った昨年12月29日(日)のKepongの日曜市の様子です。

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もうこのあたりの風景にもすっかり慣れました。決して美しいとはいえない辺りの景色と、上品なお買い物しかできない奥様方にはけっしてお奨めできないローカル色一色の移動魚屋さんたちです。

まぁとりあえず、動画を撮ってきましたので見て下さい。



この彼はこの店の親方です。ご参考までにこの店は、5つほどあるテント市の中で、2番目に大きくて、2番目に人気のある店です。(私は、なんでも1番目より2番目が好きなのです。だから、銀行もMAYBANKではなくてCIMBです。これ関係ないか。。)

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この店のスタッフは親方を含めて計4人、例のSekinchanの南のカンポン(Kampung=村)から来ているのだそうです。
全員がまだ若くて陽気です。私を見るといつも「オハヨー」と大声をかけてきます。全員英語はダメです。中国語とマレー語のみです。

少しずつ日本語を教えてみようかと考えています。
カメラを向けたら、忙しい手を止めてこの作り笑顔です。彼にしては精一杯の愛嬌です。

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で、今日はスズキとフエフキダイとアオリイカを買って帰りました。
これはスズキ(ローカル名:シャカップ)です。

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自宅のキッチンで、鱗を落としてから頭と腹をカットして三枚下ろしの準備です。もちろん、腹も身もフレッシュで刺身に問題なしです。

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スズキを三枚に下ろしたところです。

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これは腹骨をすき、皮をひいて冊取りの準備です。

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そして冊に取り、そのうちの一つは晩酌用に刺身に切りました。
残りはお正月用にこのまま冷凍保存です。

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次はフエフキダイ(ローカル名:イカンメラ)です。
こっちの方が、スズキより大型(約900g)で値も張ります。(1kgあたり33リンギ程度、スズキはその半値です。)

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クリーンにした状態のフエフキダイです。これも刺身で問題ありません。

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そして三枚に下ろしました。

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中骨に沿って切り分けてから、皮を引き冊取りしました。晩酌用の刺身を準備してから、残りはラップに包んで冷凍庫です。

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そして、これは、このお正月期間中に、冷凍保存しておいたスズキとフエフキダイ、それにアオリイカを解凍して握り寿司用に切り、私の高校時代の友人に送ってもらった新潟のコシヒカリで寿司飯を作り、実験的に正月用の握り寿司を拵えてみたものです。

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インターネットの動画を見ながら、見よう見まねで握りましたが、慣れれば難しくありませんね。(最近特に感じますが、自分がこんなに料理好きとは思っていませんでした。人間って分からないものですねぇ。)

初めてにしては良い出来ではないかと思います。我ながら天晴れと言いながら、ほとんどを自分ひとりで平らげました。

柔らかく蕩けるようなアオリイカと、甘みのある新鮮なフエフキダイ、ここにはありませんがスズキも握りました。(スズキは握りながらこの板さんが食べちゃいました。だから写真はありません。)

寿司飯用に硬く炊いた新潟コシヒカリと相まって、いや、どれも実に旨かったです、ハイ。。

などと言いながら、今日もひとしきり自慢話をしてしまいました。いやどうもすみません・・。

マレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズの第4弾です。

これは、昨日(2013.12.22)、我が家に招いたメキシコ人ファミリーのために私が腕に縒りをかけて造ったお刺身の盛り合わせです。

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実は先月(11月)、このファミリーに、KL中心部にあるメキシカンレストランに招待され、初めてのメキシコ料理をたらふくご馳走になったのです。それらはすべて美味しく、併せていただいたテキーラの酔いもあって、それはそれは素晴らしいひとときでした。

さて、このお返しはどうしたものやらと考えていましたが、突然あることに気がつきました。

このファミリー、ご夫婦と12歳の男の子の三人なのですが、外交官としての前任地が東京だったこともあり、和食が本当に大好きなご家族なのです。

と言うことは、メキシコレストランに招待されたお返しは、日本食レストランにご招待?

もちろん、ここKLにも日本食レストランは山ほどあるのですが、残念ながら他の国のレストランより随分高めです。
中でも、特に新鮮なお刺身の盛り合わせなどは超高級料理の部類に入ります。なので新鮮なお刺身を腹いっぱい食べたい私のような人間にとっては、なかなか近づけないところなのです。

そうだ、我が家に招待すれば良い。マレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズのこれまでの成果として、私が腕に縒りをかければ良いのだ、そう結論づけました。

その結果が昨日だったという訳です。

昨日kepongの魚市にでかけ、準備したクールボックスに1.3kgのイカンメラ(スナッパー)、800gのシャカップ(スズキ)、それに約1kgのソトン(アオリイカ)を目利きして買って来ました。

早速それぞれを捌いてみましたが、いずれも鮮度抜群、very goodです。

これがスズキ(ローカル名:シャカップ)です。美味しそうでしょう。身も適度に締まっていて旨い刺身です。

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こちらは、スナッパー(ローカル名:イカンメラ→姿や味はフエフキダイとほぼ同じ、鮮度の良いものは噛みごたえもあり実に旨い)を海鮮チラシ寿司用に切ったもの、そして柔らかくて蕩けるような甘みのアオリイカ(ローカル名:ソトンカタ)です。イカソウメン風の細切りと海鮮チラシ寿司用に切ったものです。

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この刺し盛りですが、みなさん美味しい美味しいと言ってあっと言う間に平らげてしまいました。

実は最近、新鮮地魚を食べたい皆さんからのリクエストが多く、ついこの前の12月15日にも某日本人会の部活動の忘年会に刺身を切りました。この時はなんと総勢35名もの宴席に刺身を盛ることになったのです。もちろん私一人ではなく、数名でやっつけたのですが、このときも大量の刺身(スズキ3.5kg、スナッパー2.5kg、アオリ3kg)があっと言う間に平らげられました。やっぱり皆さん刺身に飢えていたのですね。。

昨日の我が家へのご招待ディナーには、刺身だけでなくもちろん他の料理も準備したのですが、メインは私の「男の料理」です。

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上の写真の手前も私の男の料理ですが、これも刺身同様にいつのまにか私の得意メニューとなってしまいました。

そうです、これです、ローストビーフです。こんなことを自慢げに言うとみんなに驚かれるのですが、こっちは刺身に比べて実に簡単なのです。(日本から持ってきた日立のスチームオーブンレンジが全部やってくれます。)

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と言うことで、昨夜は私も美味しい料理(手前味噌で恐縮です。)と、これも一昨日わざわざKLCCから買ってきた新潟の地酒でしこたま酔ってしまいました。

もちろん皆さんは大好きな和食に大満足(?)の様子でしたし、日本酒も大変美味しいと言って喜んでくれました。私としても、腕に縒りをかけた刺身の盛り合わせをたくさん褒めていただいて、久々に大満足の食卓でした。


さて、旨い刺身を食らいたい一心で、この8月から恐れを知らぬ人体実験(笑)を繰り返してきましたが、その結果、刺身で旨い新鮮地魚を何種類か特定でき、一定の成果を得たのかなと思います。

今までこのブログにそのことを書いたり、日本人会の部活動などの合間にこのことを話したりしてきました。そのせいかは分かりませんが、kepong現地の日曜魚市では多くの日本人の方たちを見かけるようになりました。

昨日も見ず知らずの方から、ブログを書いてる方ですかと声を掛けられ、大変嬉しい気がしました。

しかし、それと同時にこの南国で獲れた魚を刺身で食べることのリスクについて、みなさんに今一度注意を喚起しておかなければとも思いました。そうです、食品衛生上の問題と言うか食中毒についてです。

たしかに、kepongの魚市にトラックで運ばれてくるさかなたちは、一般のスーパーで売られているよりは遥かに新鮮だと思います。でも、注意して下さい。なかには、新鮮ではない魚たちも混じっています。

なぜ、鮮度が異なるのかは分かっていません。運ばれてくる魚たちが同じ場所(漁港)で同じ時(たいていは一日前の夜間だと思いますが)に水揚げされたものであれば、鮮度はほぼすべて同じはずです。

ところが決してそうではありません。中には明らかに臭いのするような鮮度落ち魚も混じっています。魚を手にとり臭いを嗅いでみて選別できるものもあるし、中には捌いてから内臓や魚肉の臭いを嗅がないと分からないものもあります。

今までも何度も書いたり言ったりしていますが、特に刺身で食らおうと考えている方は、さかなの鮮度には十分注意して下さい。

魚体からすでに臭いを発しているものは当然×です。臭いのない新鮮そうな魚を目利きするわけですが、やはりその一番の方法は、やはりエラの色を見ることです。真紅に近ければ近いほど○です。でもあのようなところではなかなか真紅に近いものは見つけられません。そうなると次点探しです。なるべく赤いエラの魚の中から、魚体の表面のぬめりや張り、特に腹の硬さ、もちろん眼の濁りや張りも重要です。

そうそう、お店のスタッフや周りにいるローカルの方に聞いても無駄です。彼らには魚を生で食べる習慣がないため、尋ねても質問の意味すら理解されないことがほとんどです。それに英語はほぼ通じませんしね。でもローカルのお客さんたちも鮮度の良い魚を求めて集まっているんですけど、調理して食べるせいか、私たち日本人ほど神経質ではないようです。

今一度注意して下さい。先ず魚の臭いを嗅ぐ、エラを開けて見る、表面を見る、腹を押してみる、などですが、刺身の適否の最終確認は捌いてからです。最後に刺身にするサクの臭いをかいでみて下さい。新鮮なもの、刺身に適しているものはなんの臭いもしません。僅かでも臭いの発するものは刺身には不適と判断して下さい。

以上、今日はマレーシアの新鮮地魚を刺身で食らうシリーズの第4弾でした。

でもまだ、このシリーズは続きます。まだまだ食していない魚もありますので、それらをひととおり食してみた暁には、刺身で美味しく食べられるマレーシアの地魚一覧表でも発表しましょうかね。。。乞う、ご期待!!!
おいおい、また魚のことかよ、いい加減にしてくれよなぁって、もうひとりの自分が言ってます。

大体さ、こんなマレーシアに来てまで、刺身、刺身って・・・、まったくなんなんだよ、郷に入れば郷に従えって言うだろう・・・ほぉら、見てみろよぉ、やっぱり腹こわしちゃっただろぉ、言ったとおりだろうが。。。

実はこれ、夕べの夢の中の話なんですけど、あの獰猛なヒラメの顔が夢にまで出てきちゃって、いやうなされたのなんのって、マジ大変だったんですよ。。。。(実際に腹を壊したわけではなく、飽くまで夢でのことですけど。)

毎週毎週、ヒラメを買ってきちゃ、それを捌いて刺身で食って、ホント、もうウンザリするほど食ってるんですけど、未だに美味いやつに出会わない。

先週、今までで一番大きくて鮮度もいいやつ、腹押してみたら、抱卵もしてないようだし、よっし、これだって、買ってきたんですけど、帰ってから捌いてみたら、小さな真子が入っていてがっかり。で、刺身に切って食べてみるとやっぱり美味しくない。と言うより不味い。

やっぱりこっちのヒラメはムリかなぁ、諦めようかなぁって・・いつになく弱気になってしまって、五枚に下ろして柵にとった残りをいつもの通り昆布〆にした後、先週ヒラメと一緒に、と言うか、ついでに買ってきたスズキを三枚に下ろし、皮をすいて柵に取ってみました。

もちろんスズキの鮮度は確認済みなのですが、今までヒラメで散々期待を裏切られているので、どうも弱気になってしまっていて。。。なので、まったく期待しないで柵を刺身に切っていたのですが、ん?刺身包丁の当たりがちょっと違う。。

ひょっとしてこれはって、思いましたね。

すかさず、切った刺身を口にしてみると、、、、な、な、なんと、これは美味い!! 歯ざわりもいいし、実に旨い。

いやはやなんと言うことでしょう、ヒラメではなく、スズキが当たりだったのです。(食当たりではなく、正解と言う意味です。)

これ、早速、刺身皿に盛り付けてみました。ほら、美味しそうでしょう。。

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ご存知ない方のために写真をアップしましたが、スズキって、こんな姿です。

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こちらではSiakap(シァカップ)と言います。大きいものは200cmにもなるのだそうですが、これは40cm弱、多分関東以北で言うところのフッコだと思います。

白身で適度に油がのっていてほのかに甘みがあり、噛むと旨みが口に広がります。これは旨いの一言です。

これまでの現地産の旨い刺身、ナンバーツーかな、いや、ひょっとしたらナンバーワンかも知れません。

値段はと言うと、高級魚のマナガツオに比べれば遥かに安い。恐らくK当たり13~16リンギ程度、約五分の一ぐらいではないでしょうか。今回ものはちょぃと小型。でも見て下さい、柵にとるとこんなにあるんですよ。刺身で4人前以上はありますよね。

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それにしても、こいつには騙されました。ほら、見て下さい。顔がすごいでしょう。良く見るとホントに獰猛な顔をしています。いかにも強そうで、身が締まっていそうでしょう。でも、全然ダメ。。身がフニャフニャで不味い。いや、それにしても、期待外れでしたね。もう、来週からはヒラメではなく、スズキをターゲットにしようかなぁ・・・・

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・・・なんてことを考えながら、寝床についたら、夜、あのヒラメの恐ろしい顔が出てきて、オイ、オマエ、いい加減にしろよな、散々食いまくったくせに、手のひらを返したようにしやがって、このぉ! なんて、ヒラメに散々脅かされてしまいました。(笑笑)

このヒラメを五枚に下ろして柵取りしたところですけど、これで美味けりゃ万々歳なんですけどね。

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でも、身は不味くても、この写真の右皿の右上のヒラメのエンガワはやっぱり極上です、これは私の飛び切り上等の酒のつまみです。

明日の日曜日、もちろんkepongの日曜魚市に出張ります。スズキが出ていれば躊躇なくゲットして、この魚が本当にいつも旨いのかを確認したいと思います。またもや旨かったら、今度はご近所さんにもお裾分けしようかななんて考えたりしています。(もちろん、刺身好きな日本人限定です。)

では、また。。

追記:

今日(2013.10.13)の日曜日、懲りもせずまたまたkepongに出張ってきました。もうこれで7週連続になりますが、他に行くところがないのかい、と突っ込みを入れられたら、まさに返す言葉もありません。(笑)

今日は、いつものヒラメではなく(ヒラメはとうとう諦めました)、スズキを2本、それにアジとキスを少々仕入れてきました。どちらも鮮度が良さそうだったのでアジはタタキで、キスは刺身でと考えたのですが、このところ刺身も少々食傷気味ですので、スズキだけ柵にとり、アジとキスは背開きにして、そのうちフライや天ぷらにしようととりあえずは冷凍保存しました。

ところで、懸念していたスズキを今日も刺身で食べてみましたがやっぱりグッドです。値段は安いしこいつはいいや、そう結論づけました。(2013.10.12)


もうそろそろひと区切りをつけたいところなので、この辺りで来週はちょっと考えます。

突然ですが、正直言って、私は今まで自分のことを、これほどしつこく凝り性な人間だとは思っていませんでした。

性格は明朗快活そしてあっさり系(淡白)ですと、これまでもいろいろな場面で、いろいろな方に宣言してきましたし、果たしてその通りだったと今でも思っています。だって「まっ、いいか。」が私の口癖だったのですから。

しかしながら、年輪を重ねて、最近はどうもあっさり系ではなく、反対にしつこい系、凝り性な性格の自分に気が付くことがしばしばあって、我ながら驚いているのです。

最近では少しでも疑問に思うことや納得できないことがあると、それを徹底して追いかけてみたくなって困ります。

このブログでもたびたび追求物を書いていますが、疑問に思うことや納得できないことをそのまま放置することができない性格になってしまったようなのです。


と言うことで、目下の追求のターゲットはマレーシアの新鮮地魚です。そのためこのところ毎週、例のケポンの魚市に通ってまして、先日の日曜日で、もう5週も連続してしまいました。

おかげで店員さんやお客さんの中には顔見知りもでき、最近は「また来たの?」とか「今日は誰と来たの?」とか「今日もニッポン人をいっぱい連れて来たの?」とか、よく声を掛けてもらえるようになりました。

ある魚屋さんのスタッフは、私の顔を見るといつも「オハヨ。アリガト。」と言ってくれるので、この前は、もう昼過ぎだから、「おはよう。」ではなくて、「こんにちは。」って言わなくちゃねって教えてあげたら、店員さんがみんなで真面目に復唱してました。(笑)

さて今日は、そんな新鮮地魚の中から、ヒラメとハタの刺身談義をしてみたいと思います。もちろん、素人談義です。

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先ず、ヒラメです。以前からどうもヒラメの身が軟らか過ぎる、全然美味しくないなって感じてまして、なぜなのだろうと不思議に思ってしました。

でも、どうしても日本海産のあの美味しいヒラメの味が忘れられなく、こちらのヒラメにも絶対美味しいヒラメがある筈と考え、毎週、ヒラメを買っては、捌いて、刺身で食してみています。

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そして、飽きるほど食べてみましたが、でも、結局どのヒラメもおなじで、やっぱり身は軟らかく、旨味もありません。もちろん、柵にとって昆布で締めればそこそこに美味しくいただけるのですが、私としては、どうしてもこの軟らか過ぎるヒラメの理由を知りたいのです。

しつこくネットで調べて行くうち「夏ヒラメと子持ちヒラメは猫(犬)も食わない。」などと言う文言に出くわしました。

そうだ、そう言われれば、今まで食したヒラメは、偶然にも全部子持ちでした。

私自身は、真子や白子がそんなに好きではないので、子は食べずに捨てていましたが、そうか、あの真子に栄養を取られてしまったから、身がおいしくないのかも知れない。

きっっとそうだろう、そうに違いないと、今は思っています。

なので、それからはヒラメのおなかを押してみて、子が入っているようなら買うまいと決めてますが、なぜか、この日曜市ではまだ子持ちでないヒラメに遭遇していません。

ところで、日本(関東以北)ならヒラメの産卵の時期は春から夏ときまっているようですが、この辺の南の海ではどうなのでしょうか?

この件、ネットでグーグルっても中々ヒットしないので、ぜひ、漁業関係の方にでもお教え願いたいものですね。

まぁ、私としては、今後もしつこく子持ち以外のヒラメを探し続けますが、納得の行くヒラメに遭遇したならば写真をアップし、食味をリポートしたいと思います。


さてさて、次は、ハタです。

私は、最初にこの日曜市にきた時から、このハタに目を奪われていまして、この大きな魚を豪快に捌いて、刺身や鍋で食べたらさぞ美味かろうと、いい年をして密かに涎を垂らしていたのです。

なので、これもヒラメと同じで、ほぼ毎週、真剣に鮮度チェックをしてはこれと思うものを買って帰り、ひたすら捌いて、そしてこれも飽きるほど刺身で食してみました。

ところが、やっぱりこれも身が軟らかいのです。しかし、ヒラメより身が柔らかいことは元々頷けることなので、柵に取ったものを、2、3日冷蔵庫に寝かせてみたり、昆布で締めたりしてみました。

先ずは、とびきり鮮度の良いアズキハタ3kg超です。

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眼も透き通ってきれいですし、、

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エラも紅くてきれい。これは鮮度問題なしです。

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結構大きな魚体でしたが、三枚に下ろし、半身を柵にとり、残り半身を切り身にしてみました。

柵取りしたものは、早速刺身に切って試食したのですが、うーん、やっぱりいまいちでしたねぇ。

やっぱりハタは冷蔵庫で少し寝かせた方が良い、そう判断し冷蔵庫へ。

そう、これが正解でしたね。絶品とまでは行かないまでも、そこそこに旨い刺身に変身です。

でも、もちろんこれもヒラメと同じで、昆布で締めれば昆布の旨味も加わって、いやなかなか美味しい刺身です。。


ところで突然話は変わりますが、先日の日曜日(9月29日)のことです。

私がいつかのマレー語教室で、この新鮮地魚のことを話題にしたら、誰かが「そんなに美味しい刺身だったら一度みんなで食べてみたい」と言い出し、それをきっかけに、この日、「ケポンの魚市ツアー」をやって、その後「新鮮地魚を刺身で食べようパーティ」をやろうと言うことになったのです。もちろん酒盛りつきです。

マレー語教室の仲間たちは、ほとんどが私と同年代(ちょっと若い方も中にはいますが・・)ですので、みんな大の刺身好き人間です。全員興味津々、二つ返事で集まりました。

パーティの場所は、仲間の一人が最近引っ越した新居と、即決定です。なぜって、彼の処はマレーシアチョンガ(略してマレチョン)で独り暮らしで、気楽だから。。ただそれだけの理由です。

で、当然のこと、魚捌きは私です。いろいろと考えましたが、刺身はマナガツオ、昆布締めはハタを半身、で、ハタの残り半身を切り身でハタ鍋に、と言う男の料理人もどきのいい加減構想で臨んだ訳です。

ただ、自称、男の料理人もどきの素人が、そんなプロの板さんのようにてきぱき出来るわけもないので、前の日曜日にハタを仕入れて捌き、柵にとって昆布締めにし、残りの半身を鍋用に切り身にして、どちらも冷凍保存しておけば、当日は、マナガツオだけを買って捌けば良いので楽だろうと、まぁこれは、私の立場からそう考えた訳です。

そして、前の週の日曜日、つまり9月22日ですが、例の市にいの一番で駆けつけ、ハタを物色したのですが、どれも鮮度がいまいちでした。でもようやく、うん、これはなんとか行けるかなって、思うハタくんに出会いました。これがそのハタくんです。

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しかし、これ、で、でかい。計ってもらったら、目方がなんと6kgもありました。値段を聞いたところ、175リンギですって。うわ、高っと思いましたが、他に適当なものも見つからず、ええい、ままよっと即買いしてしまいました。さぁ、それからが大変です。

なんとこのハタ、大型でまな板からはみ出します。我が家のキッチンではシンクも小さすぎて、鱗を取るにも大変ですし、さらに、骨が堅くて出刃を使って頭を落とすのも、いやいや大汗かきました。

見て下さい、半身でもこの厚さですよ。正直言って、こんなに大型の魚を捌いたのは初めてです。

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でも、なんとか予定どおり三枚に下ろし、半身は柵取りして昆布締め、残りの半身は切り身にして、どちらも即、冷凍保存、そして当日は、前の晩から冷蔵庫に移して低温解凍したものをクーラーボックスに詰め込んで持参した訳です。

俄か出張板前の私としては、当日のキッチンが男独り住まいのキッチンとあっては、魚捌きに必要なすべての道具たちを持参しなければなりません。いや、肴捌きだけでなく、鍋の資材も含め、あれやこれやと取り揃えたら、大層な荷物になりましたが、車に積む訳だしなんのことはないと考えていたのです。ところが、当日朝、想定外のハプニング発生です。

朝、時間がきたので、大きな荷物を3つも抱えてエレベータで降りようとしたところ、家の前の2基のエレベータが2基とも動かないのです。

な、なんだ、どうしたんだ、これ???

何度もプッシュボタンを押したり叩いたりしてみましたが、うんともすんとも言いません。エレベータの停止階表示も真っ暗です。

おいおい、どうしたんだよまったくぅ、と言いながら家に戻って、セキュリティガードハウスに電話しました。今日は日曜日でマネージメントオフィスはお休みなのです。ったく、あいつら肝心なときに役に立たないんだから、などと散々悪態つきましたけど、、、結局ガードハウスも、この件で大慌てだったらしく、電話口でしどろもどろです。

いつになったら直るんだよって聞いても、そんなことオレに分かるわけないじゃないかって、逆ギレする始末です。

こりゃダメだと思いましたが、残る代替手段は「階段」のみ。。しかも、重い荷物が3つもある。ご存知ですか、ここ18階ですよ。

でも、いくら考えてもそれしかない。良し、階段で降りよう、といつも決心は素早いのです。

でも、一度に3つは持てません。最初に氷や日本酒(これは私の必需品です。)のビンなどが入ってずっしり重い大型のクーラーバッグを肩にかけて、階段を一段一段ゆっくりと降りました。途中何人もの居住者とすれ違い、皆一様に気の毒そうな顔をするのに、中には、Oh、You、Good excercize! なんて冗談飛ばすオヤジもいたりして、思わず苦笑いでした。

15分ぐらいかけてようやく下山(笑)完了です。見ると1階のエレベータホールには何人かの居住者がいて、エレベータが動くのを待っているようでしたので、ダメダメしばらく動かないよ、諦めて階段で登った方がいいよって、声かけて、それから私は、また18階目指してゆっくり階段登山を開始したのでした。

次は、2つの荷物を両手に持って降りたのですが、横幅があるため、身体をちょっと斜めにしないと壁にぶつかって降りづらかったり、それに2度目は流石に膝もガクガクしてきて、暑くて汗が出るしで、オレ、朝から何でこんなことしてるんだろう?って自問自答しながら降りてきました。

それでもようやく全部の荷物を降ろし終えたわけですが、噴き出る汗を拭いながら、ふとエレベータホールを見ると、な、な、なんと、、、エレベータが動いてる。

いやぁ、なんということでしょう。神様は私に罰を与えたのでしょうか、これってなんの罰ですか?なんて訳の分からぬことを口走りながら意識が遠のく私でした。(これはウソ)


いやいや、朝から大変でした。

でも、こんなことでめげる私ではありません。

すべてを予定どおりこなしました。もちろん、その日メインの「新鮮地魚を刺身で食べようパーティ」は大成功でした。形が良く鮮度も良いマナガツオを4本も買い込み、それを捌いて刺身に切りました。前の週から準備したアズキハタの昆布〆とあわせて食べてもらいましたが、みんな美味い美味いと言って完食でした。

用意したハタ鍋もvery goodでした。参加の皆さんから「マレーシアに来てこんな美味い刺身や魚を食べたのは初めてだよ。」などと嬉しいお褒めの言葉をいただきながら、持ち寄った日本酒をしこたま飲むうちに、その日二度目のことですが、次第に意識が遠のく私なのでした。(これもウソです。)

日曜魚市のヒラメとハタの談義のはずが、いつのまにか、こんなお話になってしまいました。

これも実はAB型の私のいい加減な性格の一端です。緻密そうでいてちゃらんぽらん、そのように指摘されれば返す言葉もありません。

などと、またまたとりとめのないことを書いていますが、このお魚のお話はこれからもまだまだ続きます。

ではまた。。
先日の「マレーシアの新鮮地魚を刺身で食らう」の後、結構な数の方々から日曜市の詳しい場所情報を求められましたので、その都度、個別にメールでお答えさせていただきました。

しかしながら、その後も毎週足を運び、店で売られている魚の出所などが少しずつ分かってきましたので、今日は、日曜市の詳細場所と現時点での日曜市の評価などについて書いてみたいと思います。

先ず、Kepongの日曜さかな市の開催場所はここです。(マップ上の目印がその場所です。)

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詳細マップはこちらです。→ケポンの日曜市

これは、開催場所の日曜日午前11時頃の状況です。なおこの写真は、Jalan Burung Engangを南東方向から北西方向に進入し、Jalan Bunrung Jampukとの交差点付近から北西方向を撮ったものです。

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その場所の道路の両側には、まだ何台かの乗用車などが停まっていて、何も知らなければここが日曜市の開催場所とはまったく分かりません。

今、前方にトラックが1台現れて止まりました。

近づいてみるとトラックの荷台からテントを立てるのに必要な大道具小道具を下ろしています。

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なんと手際が良いのでしょう。見ているうちにテントが立ち上がって行きます。

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ほら、このとおり、もう魚を並べる準備ができました。

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この間、最初のトラックの他にもう3台が到着しました。

聞けばいつも同じでトラックは計4台、つまり4店舗が店を開くと言うことのようです。

その後しばし後発のテントの立ち上げを見ていたのですが、後を振り返るとなんと、最初のテントにはいつのまにかこの人だかりです。時間を見るとまだ11時30分ちょっと前ぐらいです。

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こりゃまずいと思い、最初のテントに急行しました。

人だかりの中には先週も先々週も確か見たような顔がありました。そして、皆さん大きな籠を手にして、我先にお魚選び中です。

見たところ中華系の方々が多いようです。皆さん玄人筋(魚の)には見えないのですが、随分大量に買いこんでおられます。あるいは中にはお店の方などもいらっしゃるのかも知れませんね。

テントの中を覗くと、こんな鰆(さわら)や・・・・・

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活きが良さそうなクロアジモドキやマナガツオや・・・・

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こんなコウイカや・・・・
(追記:間違えました。これはコウイカではなく、アオリイカのようです。となると、刺身にすると抜群においしいイカですが、鮮度の目利きにいまいち自信がなくて、まだトライしていません。2013.9.17)

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ん? こ・れ・は、、スナッパーの仲間とは思うけど・・・・?

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そして、これは多分イシガニでしょうか・・・
(追記:これはシマイシガニのようです。ワタリガニの仲間でカニ汁やみそ汁などにvery goodだそうです。2013.9.17)

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その他にもいろんな魚介がたくさん売られてました。

ところで、私の今日の目当ては新鮮なヒラメです。

なので、先ずは新鮮なヒラメを探し、これはと思うものを素早くゲットしましたが、その後、そのほかの魚の鮮度をチェックして廻りました。

当然ながら鮮度チェックポイントの第一はエラです。真っ赤なエラを探して片っ端からエラ開けまくりです。

その結果、最初の店では、3割がうす茶色、5割がピンク、そして残り2割程度が真紅でした。つまり生食可能な鮮度のお魚は5匹に1匹程度と言うことのようです。

えっ、この程度だったらあまり鮮度が良くないのでは?と思われたかも知れませんがそうではないと思います。

これって、こんな南国の日曜市で売られている魚にしてはかなり良い新鮮魚ヒット率なのだろうと思います。
(参考までにスーパーの鮮魚売場で売られている魚は、ほとんどがうす茶色以下の鮮度落ち魚のような気がします。)

もちろん今回全部の魚のエラを見た訳ではありませんし、全部の魚のエラを開けて見るなどできる訳がありません。それに、時間や魚種によっても結果は大きく異なる可能性もありますので、いつも全部このとおりだとは思わないで下さい。

要するに、鮮度の良い魚も確かに売られているので、目利きすれば刺身で食べられる新鮮魚をゲットできるが、そうでないとスーパーと同じ程度の鮮度落ち魚を買って帰るハメになると言うことだと思います。

ところで、これが今日買った本命魚のヒラメちゃんです。

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家に帰って、捌く前のまな板の上のヒラメです。ヒラメの鮮度はと言うと、いつものように最初にエラ、次に表面のぬめりや光や色、そして魚体や腹を押してみて判断しましたが、刺身で食べれる鮮度かどうか、この時点ではまだ判断していません。

そしてこの後5枚に下ろしましたが、ワタもしっかりしていて臭みもまったくなし。これは刺身で食べられると、この時点で判断した訳です。

しかし、5枚に下ろして皮を引き、サクにとってみると、色は飴色で良いのですが、ちょっと身が柔らかすぎます。

食べてみると、ヒラメ独特の歯ごたえがありません。これはどうしたことなのでしょう?

私はいつも日本海で獲れた美味しいヒラメばっかり食べてきたので、舌が厳しくなりすぎているのでしょうか。

うーん、でもちょっと期待外れ、と言うか残念です。

鮮度に問題はないと思うのですが、これって南の海で獲れた魚だからなのでしょうか?

どなたかこの辺りのことをご存知の方がおられましたら、是非ご教示いただきたいものです。

身が柔らかいので、昆布締めにして食べた方が良いかも知れない、そう判断しました。

そう言えば、この前食べたハタも身が柔らかすぎて、余りお奨めできるものではありませんでした。

白身の魚の鮮度落ちは赤身魚ほど早くない筈なので、やっぱりこれは、鮮度の問題ではなく、獲れた場所の問題なのかも知れませんね。

もっともハタはサクにとって、数日冷蔵庫に保存した後に食べてみたら、歯ごたえも甘みも、結構出ていましたので、この魚はやっぱりそのようにして刺身で食べるか、定番の鍋でいただくかだと思います。

ちなみにハタは鍋にすると、やっぱりいい味が出ますね。

ところで、この南国で、我々素人が新鮮魚を刺身にして食べるということの可否と是非について、ちょっと真剣に考えてみました。

先ずこの国の場合、日本と違って、魚を生で食べるという習慣がないですよね。だから、消費者はそれほどの鮮度を求めはしないのだろうから流通になど興味がないかも知れませんが、生で食べたい私としてはやはりどうしても流通を確認しておかないといけない思うのです、と言うか鮮度確認の基本だと思うのです。

なので、、、

・漁師が魚を市場に揚げるまでの船上保存や手順
・魚卸売市場での保存や卸売り手順
・最終小売業者の仕入れ手順、輸送手段や輸送時間など

それに、ここで売られている魚が必ずしも同一の鮮度ではないと言うことに着目すると、、

・小売業者は当日売り残った魚をどうしているのか?
・残った魚を保存して翌日以降再度販売するのではないか?
・日曜日だけの市なのか、それともあの場所は日曜日だが、
 他所で他の曜日に販売しているのではないか?

などもきちんと確認してみたいところですが、実はこれらの事柄のほとんどはまだ分かっていません。

でも今回、ここの魚の出所がわかりました。↓ここです。

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KLから北西に約120KMのところにあるSungai Besarから運んで来るのだそうです。

調べたところSungai Besarは西海岸のcoastal townで、Selangor州のSabak Bernam地方に属しています。

漁港があって、漁業者が多い町(村?)なのだそうです。

そこから直接魚を運んで来るのだから新鮮だよ、とは、店のスタッフの弁ですが、果たして本当にそうなのか、もっとしっかり確認する必要があると思っています。

そのうち現地に行ってこの目で確かめて来たい、そしてその結果をこのブログで紹介できればそうしたい、とも考えています。

ところで、当地の日曜市で購入した魚を刺身で食べることについてですが、既に何度も言っていますように、刺身に適した魚を選ぶことができればなんの問題もないだろうと思います。

しかし目利きが無理ならば、やはりリスクがありますので、刺身ではなく焼きや煮付けや鍋のほうが無難です。

魚種によっては、鮮度が落ちると寄生虫の危険があるものもあります。刺身は美味しいけれども、そんなリスクにも十分注意すべきと思います。

以上、今日はKepongの日曜さかな市の詳細場所情報と現時点において分かったこと、分かっていないことなどを綴ってみました。

では、また。。
今日はちょっと趣向を変えて、新鮮地魚の刺身に挑戦の巻です。

ブログのトップページのサブタイトルにも書いていますが、私の以前の趣味は「日本酒造り」と「さかな」と「雪山」でした。実は、この中のさかなと言うのは、海釣りでも川釣りでもありません。(以前はたまには行ってましたけど・・) 新鮮魚を市場などから買ってきて、それを捌いて刺身で食らうことなのです。

自分で食らうだけでなく、それを肴に気の合う連中と酒盛りをすることが大好きなのです。
このため昔、足しげく居酒屋に通い、気心が通じた板さんに魚の目利きや捌きかた、魚包丁の研ぎ方までじっくり教わりました。

とは言うものの、所詮、門前の小僧です。本格的に修行したわけではないので、未だに分からないことだらけ。なので、酒田にいる時は、暇さえあれば魚市場に通ったものです。魚の名前、特徴、捌きや下処理のやり方などなど、魚市場は私にとって絶好のさかな道場だったのです。

でも、こっちに移住してきて、そんなこと、ほとんど諦めてました。スーパーで売られている魚を見ても、お世辞にも鮮度がいいとは言えないし、まして刺身で食らうなんてとてもとても、命がいくつあっても足りません。

しかし、先日、思わぬところで耳寄りな情報を得ました。
なんと、刺身で食べれるほどの新鮮魚を売る日曜市が立つというのです。

先々週、もちろん聞いてすぐに行って来ました。
でも、その時は、刺身で食べられるほどの新鮮な魚はもう残っていませんでした。

聞けば、トラックが到着し、魚が売られ始めてから既に2時間ほど経ったとのこと。
んじゃだめだ。よし、来週はもっと早くきてみようと思ったのでした。

そして、この前の日曜日(8月18日)です。

予定通り11時半ごろ、モントキアラから15分ほどの距離にあるケポン(kepong)のその市が立つ場所に行きました。(詳しい場所をご希望の方は、左のblogmailから個別にお問合せ下さい。)

すでに何台かの魚トラックが到着し、テントが立っています。そして大勢の人たちが魚テントに群がっています。しまった、今日も出遅れたか、、、と一瞬焦りましたね。

これです、こんな状態です。あれれ、新鮮おさかなくんはどこだ?

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最初の大勢人が群がっているテントを離れ、今度は違うテントを覗いてみました。
おお、結構活きがよさそうな魚くんたちじゃないですか。

鰆(さわら)も結構よさそうですね。でも、鰆は傷みやすい魚だと思うので刺身はちょっと遠慮しときまーす。。

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で、今度はこっちのテント。

おっ、こ、これは新鮮、活きが良さそう。よしここでじっくり品定めだ。
周りの人たちの反応や、お店のおじさん、おばさんのこともそれなりに観察です。

最初のテントよりもよほど良い。それに人も群がっていないし、品定めもし易いし、ここはいいね。
よし、これからもここにしよう、そう思いました。

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このおばさん、私があまりじろじろ魚を見て歩くものだから、興味を持ったらしく、これが活きがいいよだとか、こっちのが旨いよだとか、いろいろ話しかけてきます。

見ていると、目方の計り方も電卓の扱いも手際がいい。こう言っちゃなんだけど、最初のテントは忙しすぎて、目方計りも計算もいい加減、この前はそれでボラレタ気がするしあまりいい印象ないけど、ここはいい、いや、気に入りました。

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これ何の魚か分かりますか?
鯛?いいえ、鯛ではなく、レッドスナッパーと言う魚だそうです。
こちらではイカン・メラと言います。メラは赤いという意味です。
まあ、鯛の一種でしょうから多分、刺身でもなんでもいけるはず。

目の透明さ、表面のぬめり、身の弾力、腹のしまり、どれをとっても鮮度は申し分ありません。即、買いです。

これ、家に帰って最初に捌いたのですが、三枚に下ろしてから、決心変更、刺身ではなく全部切り身にして冷凍保存しました。

えっ、なんで刺身で食べなかったのかって?
うーん、下ろしてみて意外に身が柔らかかったのと、今日の刺身魚は後述の高級魚ちゃんたちなので、こっちは切り身で冷凍保存決定です。

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これキスですよね。・・・多分間違っていないと思います。
この鮮度なら刺身でもいけそうですね。てんぷらも美味しそうです。
でもこれは今日はパスです。次回のお楽しみです。

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おっ、こっちはハタですね。これもすごく新鮮で、おばさんに盛んに勧められましたが、大きすぎて手に余るかなと考え、今日はパスです。でも、これも刺身に良し鍋に良しの魚です。次のターゲットはこっちかな?

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さて、いよいよ今日の本命の魚ちゃんたちです。

実は、この前、この魚屋テントを教えてもらった時に、日本では余り目にしない(こっちではスーパーにいっぱい売ってる)お魚、見た目はいかにも南方系でちょっと手を出しにくい感じなのですが、いかにも新鮮でローカルの方たちに結構人気ある魚のようです。

触った感じ、カレイかヒラメのように平べったくて身が締まってる。ひょっとしてこれ刺身でどうかな、と思ったけど、いや家に帰って調べてからにしようと、自分にしては石橋をたたいて渡ったのですよ。

ところが調べてみると、なんとびっくり、日本では超高級魚扱いのお魚ではありませんか。知る人ぞ知る、超美味な魚と聞いて俄然興味が湧いてきました。

と言うことで、今日の本命魚を紹介します。

これはクロアジモドキ、マレー語でバワル・ヒタムと言います。こちらでも結構値の張る高級魚です。ちなみにヒタムってマレー語で黒いという意味です。身体の表面が黒いので、そう呼ばれているのですね。

次のバワル・プティもそうですが、私はかつてこれらの魚を食べたことがありません。日本では関東以北には決して出回らない魚なのだそうです。

新鮮なものなら是非刺身で食してみたいと思っていたのですが、これは新鮮、見て触っていろいろ確かめた上で、今朝(市場に)あがったものだと、確認し、即、買いです。ただし、少々高いです。

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で、こっちがバワル・プティ、和名はマナガツオです。日本では超高級魚扱いですよね。これって、カツオとは似ても似つかないのに、なんでこんな名前なんですかね。バワル・プティのプティって、白ってことです。表面の鱗を剥ぐと、お腹が真っ白ですよね。なるほどプティです。

これも捌いた感じはまるでヒラメですね。身も締まっていて捌いているうちから旨そうと思ってしまいました。

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マナガツオ、次いでクロアジモドキの順で捌いたのですが、最初のマナガツオは、アフターの写真を撮ることをすっかり忘れていました。

なので、これはクロアジモドキです。地元の高級魚さんに敬意を払い、丁寧に下ろしてみましたので、とてもきれいに仕上がりました。まだまだ包丁捌きも鈍っていないワイと、これは自己満足です。

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奥のサクはクロアジモドキ、手前のサクはマナガツオです。

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正真正銘の男の料理だから、いつも見てくれは二の次なのですが、高級魚の刺身をどんぶりで食らうのも魚さんに失礼かなと考えて、ちょっとだけきれいに盛ってみました。(センスのなさを笑わないで下さい。)

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奥がマナガツオ(バワルプティ)、手前がクロアジモドキ(バワルヒタム)です。

どっちがどうかと言うと、マナガツオは、見た目も食感も味もまるで富山湾の寒ブリのよう、これは絶品といえるほどの旨さでしょう。まちがいなく、絶対お奨めです。

一方のクロアジモドキは、ブリの幼魚のイナダかワラサとほぼ同じ。旨いは旨いが、私的には歯ごたえがいまいちかな、と思いました。

結果、初めて試した今日の本命魚、大成功で大満足でした。

しかし、刺身で食するにはくれぐれも鮮度の見極めが大切です。

店の人に聞いたとしても、返ってきた答えを信用するかしないかは自分自身の判断です。あくまでも自己責任です。

見て触って嗅いで、これはと思うものを補助的に店の人に確認してみる。それぐらいの慎重さが必要と思います。

この路上マーケットは、直射日光が当たらないようテントを張ってはいるものの、場所によっては太陽が直射している魚たちもいます。

恐らく、ここに持ち込まれた時の鮮度は問題なく良いのだと思います。全部がそうかは分かりません。でも鮮度のいいものがいっぱいありそうです。しかし、並べて売られるうち、大勢の手に触られ、時には氷のないところにいつまでも放置されて、外気温はどんどん上がります。いくら新鮮魚でもこんな魚はみるみるうちに鮮度が落ちてきますよね。

今日買ってみて、刺身で食してみて、感じたことは、なるべく到着後直ぐの活きのいい魚をゲットする。そうすれば、まったく問題なく刺身で食べられる。そう思いました。

そうそう、刺身で食べるときは、下処理もなにもしてもらわないで、そのまま持って帰ったほうが良いです。頭を落としたときの血の流れや、内臓の硬さや臭いなど、刺身にできるかどうかの見分けができなくなるからです。

なんて、知ったかぶりをしてしまったようで恐縮ですが、私もまだまだど素人です。なので、今後もどんどん当地の新鮮地魚を捌いて食らって、男の料理人(もどき?)としての精進を重ねたいと思っています。

と言うことで、今日は、マレーシア移住後初となる新鮮地魚のお造りで、久々に美味い酒(これはいただきものです。)と旨い肴にありついたという、まことにハッピーなお話でした。

ではまた。。

追記:このリポート、意外に反応が大きそうです。既に数名の方からの
問合せにお応えして、場所の詳細情報をお知らせしました。
今後もマレーシアの新鮮地魚について、この手で捌き、この舌で食した
生のリポートを継続的に綴っていきます。(2013.8.22)