今日は、前回までの旅シリーズとは趣をがらりと変えて、KL生活、いやマレーシア生活には欠かせない車関連の気付きリポートです。

実は最近(先月12月中旬)のことですが、毎年恒例の自動車保険を更新しました。そして今年もこれまでどおり、道路税の更新(支払い)も保険会社(東京海上)さんで同時に行い、車のフロントウィンドウに貼る道路税スティッカーもいただいたのですが、その際、ひとつだけこれまでとは異なることがありました。

それは、マレーシア道路交通局(JPJ)発行の(自動車)登録証(RC:Registration Card)のことです。これまでは、道路税の支払いの際には、この登録証を提出してその裏面に道路税の有効期間を裏書きしてもらっていたのですが、今回はそれがない、と言うか、RCの提出を求められなかったのです。

自動車保険会社の担当者に尋ねたところ、今年(2016年)6月からJPJのシステムが段階的に変更になり、これまでの登録証(RC)に変えて、新たに車両所有証明書(VOC:Vehicle Owenership Certificate)なるものが発行されるのだとか。そして、今現在(2016年12月)はその第2段階の期間にあたるので、これまでのように登録証(RC)への裏書はしなくても良いのだ、と言う説明でした。

しかし私はこんな説明だけではもちろん腑に落ちません。なので、遅ればせながらJPJや関連サイトをチェックしたところ、以下のことを知りました。



①(マレーシア)道路交通局(JPJ)は2016年6月1日、自動車の所有・登録証明書を登録証(RC)から車両所有証明書(VOC)方式に移行した。

JPJb.jpg
↑左がこれまでの登録証(RC)、右が新たに発行される車両所有証明書(VOC)です。

②移行は段階的に進め、2020年までにはすべてVOC方式とする。移行に伴いJPJはオンラインプラットフォームを最大限活用し国民の利便を図る。

③VOCはRC同様、所有者、車両の詳細情報を記載した書類だが、道路税更新、所有権移転の際には不要である。、またデータのすべてはJPJのデータベースに保管・管理するため、所有者とJPJとのやり取りを書類に印字したものでは残さない。

④移行の段階区分
・第1段階(2016.6.1~) 新規登録車両の所有者及び所有権移転で新たに所有権を得た所有者にVOCを交付する。

・第2段階(2016.9.1~) 道路税を更新した車両所有者及び車両登録情報を変更・訂正した所有者にVOCを交付する。

・第3段階(2017.1.1~) JPJのオフィスに自主的に出向き、RCを持参して、VOCの交付を申請した車両所有者にVOCを交付する。



以上のことにより、自動車の売買や相続などに伴う所有権移転(名義変更)の手続きや、塗色などの車両登録情報の変更・訂正が、JPJに出向くことなくオンラインでできるようになる、のだそうで政府管掌行政のオール電子化、省力化の一環なのだそうです。

もっとも今回のシステム変更の最大目的は、いつまでも絶えることのないクローン車両などの不法車両売買の犯罪を根絶することにあるようで、それはそれでもっともなことだと思います。

しかし思うに、この情報はあまり我々在住一般日本人の間には出回っていなかった、いやマレーシア人の間にも広まっていなかったような気がします。もちろん一部メディアの記事には取り上げられていたのですが、さほど大きな話題にはなっていなかったように思えます。恥ずかしながら、日ごろ良くメディアをチェックしてるはずの私も見逃していた、と言うか、私自身の12月の道路税の更新までまったく気が付きませんでした。

なのでその反省の意味を込めて、昨日のVOC取得に至る経緯とその手順や気付きをリポートしたいと思います。



まず第1に、私の12月の道路税更新時に保険会社からのVOC交付はありませんでした。第2段階区分の説明文には道路税を更新した車両所有者にVOCを交付するとあるのになぜ?と思い、あらためて保険会社に問い合わせたところ、VOCの交付は保険会社ではできない、もし希望なら最寄りのJPJに出向いて交付を受けるべきだが、急ぐ必要はない、なぜならVOCの交付を受けるまではRCが有効なのだから、とのこと。

ならば、もし万一ポリスブロック(警察検問)に遭遇した場合に、道路税の有効期間の裏書きのないRCで問題はないのかと問うと、すべてのデータがオンラインで保管・管理されているから心配はない。もし心配ならJPJのサイトで実際にオンライン確認してみれば良い、という返答でした。

そうか、そう言うことか、するとRCからVOCへの切り替えは2020年までにやれば良いということなのか、じゃあ急ぐ必要はまったくないな、と合点したのですが、JPJのサイトに行ってみて少々気が変わりました。

JPJとはマレー語でJabatan Pengangkutan Jalanの略で、英語で言えばRoad Transport Department、つまり道路交通局なのですが、運転免許や自動車登録などの広範な道路交通業務を所管し、マレーシア在住日本人の間でもJPJで十分に通じるほど親しみのあるお役所です。

そんなJPJのウェブサイトの使い勝手が甚だ悪い、と言うか、まだまだ仕上げが不十分、不完全なのです。よくこんな状態で公衆に堂々晒せるなぁとある意味感心してしまいますが、これがマレーシア流のお役所仕事だと十分に理解していますので、今では特に腹も立ちません。

JPJのウェブサイトのポータル(入り口)は2つあって、一つはJPJマレー語サイト、そしてもうひとつはJPJ英語サイトです。JPJ Malaysiaで検索するとどちらかのポータルサイトにヒットします。

マレー語サイトに飛んだ場合は、もちろんオールマレー語ですが、ページ上には言語選択のドロップダウンリストがあってマレー語を解せない場合は、そのドロップダウンリストで英語を選択すれば、英語のポータルサイトに移動できます。残念ながら日本語選択は今現在(2017.1.10現在)まったく機能していません。

しかし英語のポータルサイトに移動しても、ページのほとんどは依然としてマレー語で書かれているので戸惑う方も多いかと思いますが、そんな場合は↓ここに注目して下さい。(ページトップの下段左部分)

JPJ01b.jpg

↑ここにはオンラインで確認・実行できることがそれぞれタブごとに区分されています。

タブは、左からKenderaan Saya(自動車登録関係)、Lesen Memandu Saya(運転免許関係)、Kesalahan dan Penalti Saya(違反・罰金・ブラックリスト関係)です。(なぜ英語ページなのにマレー語表記なのだと思うでしょうが気にしないで下さい。これがマレーシア流の役所仕事ですから)

先ず自動車登録関係のタブですが、すでに4つのページリンクが見えています。

左から、道路税の有効期限確認ページ、道路税の更新実行ページ、自動車情報パックの申請ページ(名義変更申請?)、自動車の廃車申請ページと記されています。なお、この下段にはオンラインでできることのリストへのリンクがあって、そのリストからも該当ページに移動できる仕組みなのですが、道路税の有効期限確認ページ以外のリンクはすべてmySIKAPのページに飛びます。

mySIKAPとはJPJの主取引システム(Main Transaction System)のことですが、このmySIKAPを利用するには事前のID登録が必要で、そのためにはJPJに出向かなければならないのです。(以前mySIKAPの利用にトライしたことがあるのですが、JPJに出向くことが面倒で途中で挫折した経験があります)

そうか、やっぱりmySIKAPを使うことになるのですね。

ならば今回のVOCへのシステム変更でJPJが大々的に謳っている、オンラインプラットフォームを最大限に活用して国民の利便を図るなどは、mySIKAPの利用手続きが面倒なことや、頻繁にクラッシュするとの噂のあるmySIKAPでは、果たしてそう簡単にできるのかと思ってしまいますがどうなんでしょう。

となると、このページで唯一簡単にできそうなのは、一番左にある道路税の有効期限確認ページだけですが、とりあえずこれにトライしてみましょう。

一番左にある道路税の有効期限確認ページへのリンク下欄のmulaをクリックすることで、道路税の有効期限確認ページに移動できます。(なぜかこれからこの先のページはすべて英語表記です)

↓これが道路税の有効期限確認ページです。

JPJ02b.jpg

↑ID. Categoryはドロップダウンリスト最下段のNON MALAYSIA(LLN)を選択します。

↓すると、ID No.とVehicle Registration No.の入力ページが現れますので、それぞれの欄にパスポートナンバーと車の登録番号(プレートナンバー)及び表示されているセキュリティコードを入力します。

JPJ03b.jpg

↓するとこのような確認結果が表示されます。ここには氏名、パスポートナンバー、プレートナンバー、道路税更新年月日、道路税有効期限及び自動車保険有効期限が表示されています。

JPJ04a.jpg

うんなるほど、道路税と自動車保険の有効期間はこのサイトで簡単に確認できることは分かった。しかし・・・・・これだけですか??

うーん、なんだかなぁぁ。。こんな使い勝手の悪いウェブサイトでこれから、道路税の更新や名義変更などがホントにオンラインでできるのだろうか甚だ疑問ですが、きっと今後次第に改善するのでしょうから、とりあえず今はこれで良しとしましょう。



さて、次に手元にある登録証(RC)の車両所有証明書(VOC)への変更ですが、別に急ぐ必要もないとのことですが、これも実際に検証してみたくなって、一昨日、実際にJPJに行ってきました。

ついては、どこのJPJに行けば良いかです。私の直近のJPJ行きは運転免許証再発行の際のWangsa MajuのJPJですが、Wangsa Majuは混み具合が半端じゃないし遠いので、まずは最寄りのPudu SentralのUTCに行ってみることにしました。(UTCってご存知ですか? Urban Transformation Centreの略で、政府行政機関の統合出張所とでも訳すべきでしょうか、つまりいろいろなお役所の出張所が同一のビル内に所在して行政事務サービスを簡便に提供するところで、KL市内の数か所にあります)

しかし懸念した通り、UTC Pudu SentralのJPJではあえなく拒否され、やっぱりWangsa MajuのJPJに行く羽目になってしまいました。事前に確かめていけば良かったのですが、VOCの交付事務はUTCでは取り扱わないのだそうです。

でもWangsa MajuのJPJでは、時間が遅かった(午後3時ごろ)せいかさほど待たされることもなく、係官の指示に従いVOCの発行申請書を書き、持参したRCとパスポートのコピーを添えて提出したところ、その場で簡単に発行してもらえました。

↓これが私が一昨日(1月8日)JPJで交付を受けたVOCです。

VE090058 (2)b



以上、今日はこの国のJPJがこれまでの(車両)登録証(RC)に代えて、新たに交付することになった車両所有証明書(VOC)に関することがらの整理とそれに関する私の気付きを書いてみましたが、なにかのご参考にでもなれば幸いです。

ではまた。。


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以前のこのシリーズ(その1)で、この国の道路税スティッカー(Road Tax Sticker)について書きました。

当地では、去年やおととしの期限切れスティッカーを後生大事にそのまま貼り残している車をよく見かけるが、あれはスティッカーを車のウィンドウに直貼りすると、糊が半端じゃなくきついものだから綺麗に剥がせないことがその理由に違いないと、まぁ私の推測を書いた訳です。

ところが、今回、私自身このスティッカーの貼り替え作業を実際にやってみて、時間はかかったけれどもなんとか綺麗に剥がすことができました。なので、あの人たち(古いスティッカーを剥がさずにいる人たち)は単なる無精者なのであろうと今は思っています。

でも確かに糊跡を残さず綺麗に剥がすことは簡単ではなく、結構手間がかかりました。

ですから、私も新しいスティッカーは、1年後に容易に剥がせるように直貼りせずに、TOKIO MARINEからいただいたビニール台紙に貼り付けてからウィンドウに貼ろうとした訳ですが、これが思ったよりも難しいのです。

と言うのは、スティッカーは超がつくほど薄く繊細なので大変破れ易い。そして、糊面には極めてきつい糊がついている。

そおっと透明のセロファンから剥がして、TOKIO MARINEのビニール台紙の枠内にきちんと貼ろうと思っても、端っこが先にくっ付いたりしてなかなか思うところには貼れない、何度もやり直しをするうちに超薄のスティッカーは穴が開いたり破れたりで、いやはや汗をかきかき四苦八苦してしまいました。

それでも最後にはなんとか体裁を整えてことなきを得たのですが、しかしこのスティッカーって、もうちょっと材質などを考えて簡単に取替えができるように作れないものかと、心の中でこの国に悪態をついてしまいました。

その後、このスティッカーの貼り替え作業について、そのコツなどを詳しく説明している多くのWEB SITEを発見し、やっぱりこの国にも私と同じ思いの人たちが結構いるんだなぁと、妙に感心したりしてしまいました。

そんなWEB SITEのうちのひとつです。もっと早くこれを読んでいれば私もきれいに貼れたのにと残念に思います。

Replacing Malaysian Road Tax without damaging your windscreen

ちなみに、このスティッカーが破れて使えなくなったりした場合に、再発行は可能なものかどうか、今回発行してもらったTOKIO MARINEに尋ねたところ、弊社では分からないのでJPJに相談して下さいと言われました。

さもありなんとは思いますが、JPJのスティッカー再発行手続きなど超難しそうだし、やはりここは破らないよう、そして穴など開けないように細心の注意を払うべきなのだと思いました。


さて、次は前回記事にて予告しましたとおり、TOKIO MARINEのロードサイドアシスタンスとホームアシストについて少々掘り下げて書いてみたいと思います。

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先ず、ロードサイドアシスタンスですが、これはどこの自動車保険にも付帯しているもので、いわばこのサービスの良し悪しが自動車保険の評価に大きく作用すると私は思っています。
(私はこれまで一度も使った経験がありませんが、いつでも使えると思うととても安心です。)

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これは事故や車両故障で契約の自動車が自走できなくなった場合などに緊急的に提供されるサービスで、TOKIO MARINEの場合、

①事故時はRM200まで無償(個人使用自動車の場合:以下同じ)、車両故障時(ガス欠、バッテリー上がり、鍵の閉じ込み、パンク等修理を含む)はRM150まで無償のレッカーサービス及び現地応急修理

②事故時、車両故障時共に無償で提供される情報伝達サービス、通訳サービス、医療機関紹介サービス

③事故時、車両故障時共に費用全額本人負担となる車両自宅回送サービス、代行運転サービス、宿泊施設紹介サービス、代替交通手段紹介サービス、医療機関への緊急搬送手段提供サービス、弁護士等紹介サービス 

があります。

ロードサイドサービス


このサービスを受ける場合は、事故・故障受付コールセンター(24時間365日対応可)に電話します。電話番号は、フリーダイヤル1-800-88-1301です。

残念ながら日本語対応はしていないとのことですが、コールする場合を想定し、あらかじめ必要な情報を英文でメモしておけば、いざと言う場合に、このコールセンターが心強い見方になることは間違いなさそうです。

コール時に必要な情報とは、

①氏名、自動車保険種類、証券番号

②携帯電話番号

➂契約自動車の登録番号、車種、車名、塗装色

④要求種別(事故対応要求/車両故障対応要求/情報提供要求)

⑤事故または車両故障等の内容及び情報提供要求内容

ですので、事故または車両故障などを想定してあらかじめ作成し、直ぐ取り出せるようにダッシュボードにでも常時保管しておけば良いのかと思います。

TOKIO MARINEでは、マレーシア全土に400以上の契約整備工場(PANEL WORKSHOP)があり、レッカーサービスや現地応急修理なども、別に被保険者の指示がない限り最寄の契約整備工場に速やかに手配するとのことです。(コールセンター手配によるレッカー到着前に流しのレッカーが来て、TOKIO MARINEとは無関係の工場に運ばれてしまうこともあるそうですから十分確認が必要と言うことです。一旦運ばれてしまうと、後々面倒になることがよくあるそうですから要注意です。)


もちろん、事故時はこのロードサービス要求のほかに、ポリスリポート(警察への事故報告)などの事故対応があるわけですが、このことについてはまたあらためて取り上げる予定でいますので、ここでは省きます。


次に、ホームアシストについて取り上げてみたいと思います。

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えっ、自動車保険にホームアシストって?と思われた方はよくご存知の方です。

そうですね、普通はこのホームアシストって火災保険や家庭総合保険などのいわゆるホーム保険に付帯しているものですよね。日本で、このホームアシストが自動付帯している自動車保険ってありましたっけ?
(未確認ですがアクサダイレクトなどの通販ものにひょっとしたらついているかも知れませんね。)

ところが、TOKIO MARINEのこの自動車保険(Comprehensive Motor)にはこのサービスが付帯されていて、契約者の家庭内の、

①電気配線等修理
②水道管の水漏れ等修理
➂エアコン修理
④玄関扉などの開錠
⑤カーペットや家具のクリーニング等
⑥屋根の修理

のための業者手配を引き受けてもらえるのです。(飽くまで手配だけですが、この国ではそれだけでも大変ありがたいことだと思います。)

もちろん手配業者はすべてTOKIO MARINEの契約業者で、それに市価よりも安価かつ信頼性も高いとのことです。

24時間365日対応が可能とのことで、このサービス要求も、事故や車両故障時と同じフリーダイヤル1-800-88-1301にコールすれば良いのです。(TOKIO MARINEに確認済みです。)

しかも費用は、1回の訪問につき最低RM25を契約者が負担、合計費用がRM150を超える場合はRM25を差し引いた費用を契約者が負担する仕組みです。

これってすごく魅力的に思えませんか?

マレーシアの自動車保険って、これ(ホームアシスト自動付帯)が普通なのかとTOKIO MARINEの担当の方に尋ねてみたところ、他社商品のことは良く存じていないとのことでしたが、私がざっと見た限りでは他にはなさそうな、、、、でも、しっかりと調査したわけではないので、あるいはTOKIO MARINE以外にもあるのかも知れません。。。

いつかこのホームアシストを実際に利用する機会があれば、またその感想などをブログにアップしたいと考えています。(どなたか先にこのホームアシストを実際に利用したことがある方がいらっしゃったらその使い勝手などを教えていただければと思います。)

以上、今日は自動車保険の中のロードサイドアシスタンスとホームアシストについて少々詳しく書いてみました。

ではまた。。。

マレーシアの道路税と自動車保険シリーズの第3弾です。

先ずは、前回記事にも書いた私自身のZURICHの自動車保険のその後をリポートしたいと思います。

あの後、11月8日、つまり私がZurichのカスタマーサービスに第2回目の苦情メールを出した4日目のことですが、Zurichのカスタマーサービスではなく、突然聞いたこともない遠方のZurich支店の人物から、私のポリシーを本日宅配便で送付したとだけ簡単に書かれたemailが届きました。

その他の説明は一切なく、何がなんだかさっぱり分かりません。

そしてその翌日に宅配便が到着し、私のポリシーなる書類を受領したのですが、今までの経緯や説明や謝罪などもなにもなし。しかも、ポリシーと思しき書類を仔細に点検すると、私の住所、車の型式、乗車定員などが間違っていますし、さらに疑問を感じることは、書類に印字されている2013.11.08の日付です。

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これどういうことなのでしょうね。この書類はポリシーの原本(original copy)だと言いながら、昨日の日付が打たれている。再発行なのか、どういうことなのか、さっぱり分かりません。

大体、この前旅行で行ってきたランカウイの近くの支店から直にこの書類が送られてきて、説明もなにもなし。これって果たしてどういうことなのだろうかと考えてしまいますよね。(私の自動車保険の管轄支店が、KLから遥か遠く離れた支店だったなんてこと、今まで何も聞かされていませんでした。)

それよりもなによりも、Zurichのカスタマーサービスはどうしたんでしょうね。私のクレームメールに対しては、3営業日以内に回答しますという自動返信メールのみで、その後まったく音沙汰なしです。

私からの苦情メールを担当支店に振り分けて、もうそれでカスタマーサービスの任務終了なのでしょうかね。一度、私のポリシー検索ができなかったと明言したカスタマーサービスの説明責任はどうしたのでしょう。一体全体、Zurichマレーシアってどういう会社なのかと呆れるばかりです。

Zurichマレーシアに言いたいことや疑いたいことは山ほどあるのですが、もうあと僅かでこの自動車保険期間は終了となるし、受領した私のポリシーと思しき書類で、新たにTOKIO MARINEの自動車保険購入の手続きに問題がないのであれば、なにもことを荒立てる必要もないかと考えてはいますが、それにしてもあまりにも酷いと思いませんか。

その後、つい最近になって何度か私の携帯電話に、Zurich関係者と思われる得体の知れない人物(男女)からの着信がありましたが、もうあなたたちと話すことは何もないとだけ答えました。

その中には私の担当エージェントと思われる女性からもあったのですが、彼女は私からの繰り返しのポリシーノート送付要求に対し、最後には、私に「今、私は仕事中ではないのだから、アナタと話す義務はない。」なんて、まるでエージェントには相応しくない驚くべきことを言って、一方的に電話を切ったのですよ。

まあ、そんなZurichマレーシアとは金輪際縁を切る、ただそれだけですよね。もちろん、これはZurichマレーシア全体ではなく、ごく一部の関係者のなせる業なのかも知れません、いや、きっとそうなのでしょう。でも、私と言う個人が感じた今回のZurichマレーシアの印象は最低・最悪でした。(これは中傷でも誇張でもありません。)

さて、そんなZurichマレーシアから届いた書類一式を持って、11月18日(月)に再度、TOKIO MARINEを訪問してきました。

そうそう、その前にTOKIO MARINEの日本人社員(女性)の方から随分丁寧なメールが届き、それには私が提出した車両データなどに基づく何種類かの自動車保険見積りが添付されていました。

それらの見積もりを仔細に検討し、どのオプションにするかを決心した上で、TOKIO MARINEを訪ねた訳です。

Menara Dion 29FのTOKIO MARINEカスタマーサービスでは、男女2名の日本人社員の方が対応して下さいました。
お二人ともとても誠実に、そしてこちらの不躾な質問に対しても懇切丁寧に説明をして下さいました。

Zurichマレーシアとの埒が明かないやりとりに嫌気していた私としては、やっぱり日本企業(現地法人ですが)は違うなぁ、と感心するやら安堵するやらでした。

結果、無事に、今の自動車保険終期(12月16日)を引き継ぐ形でTOKIO MARINEの自動車保険を購入することができました。

さらに良かったことは、その場で自動車保険の支払いだけでなく、道路税の支払いもでき、なんと待っている間に車のウィンドウに貼るスティッカーも受け取ることができたのです。

これってどういうことなのか、ちょっと驚きました。

この国の道路税の支払い手続きは、JPJかPOSに行かないとできないとばかり思っていましたが違うのですね。

JPJのシステムはPOSだけでなく、保険会社さんともオンラインで結ばれているのだということを初めて知りました。(聞けばこの道路税の支払いは、まだ他にも方法があるようですが、この件についてはまた改めて取り上げる予定です。)

以下、今回TOKIO MARINEから提示していただいた私の自動車保険見積りに基づいて、その内容を見ながらこの国の自動車保険について整理してみたいと思います。

ダウンロード (1)

先ず、見積り算定の基礎となる現在市場価格ですが、車両がRM108.000、ウィンドウがRM1500だそうです。と言うことは現在レートで日本円換算すると約330万円(なんとビックリ、4年前に日本で購入した新車価格よりも高いです。)、ウィンドウは約4万5千円(こっちはこんなもんでしょうね。)と言うことでした。

これがいわゆる車両保険の保険金額(車両全損時の保険支払限度額)になるわけです。

前回記事でも書きましたが、この国の保険会社が販売する自動車保険は、大きく3種類あって、それは、①Comprehensive Motor②Third Partyそして③Third party Fire & theft、ですが、私が購入するのはもちろん、①Comprehensive Motorです。

ちなみに②と③にはいわゆる一般車両保険が付いてないため、これは検討対象から除外しています。(②や③のみの購入も可能とは思いますが、この国でも①の販売の方が次第に多くなってきているそうです。)

問題は①Comprehensive Motorに何を特約で付帯するのかです。

提示された見積書によると、①Comprehensive Motorに、被保険車の搭乗者に対する対人賠償責任特約、被保険車の搭乗者の不注意によって第三者に与えた損害の対人・対物賠償責任特約、洪水や台風などの天災危険による損害を含めたSpecial Perils特約やストライキ参加者の暴行などによる損害を担保するS.R.C.C.特約、それにウィンドスクリーン破損特約を含めたものをFull Perilsと呼び、私の場合の年間保険料は、55%の無事故割引適用で、約RM2,295だそうです。

また、このFull Perilsから、Special Perils特約とS.R.C.C.特約を除いたものをSelected Perilsと言い、私の場合の年間保険料は約RM1,520(55%無事故割引適用後)になるそうです。


次に検討すべきは特約外の通称Drive Safeと呼ばれる搭乗者傷害保険です。

前回記事でも書きましたが、上記のFull PerilsやSelected Perilsは、実は、相手から賠償してもらえない場合(相手が無保険の場合など)や自車両運転者に過失責任が発生しない場合、運転者を含む自車両搭乗者に対する死亡・傷害にはまったく対応できません。

日本の場合はこの部分は人身傷害補償特約として販売されていて、単独事故や相手過失なしや無保険などの場合に極めて有効に作用しているのですが、ここマレーシアではその特約販売が認められておらず、特約ではなく別個の傷害保険として販売されているのです。

注意しなければならないのは、「搭乗者に対する特約保険」などと言う紛らわしい文言に惑わされてはいけないと言うことです。

Comprehensive Motor付帯する被保険車の搭乗者に対する対人賠償責任特約と言う搭乗者に対する特約保険は、飽くまで賠償責任保険であり、運転者に搭乗者に対する法律上の賠償責任が発生する場合にのみ担保される保険だと言うことを知っておくべきです。

したがって、日本では人身傷害もつけていたのだから、ここマレーシアでもそうありたいと考える方は、こちらの特約ではない方の「搭乗者傷害保険」に別個に加入しなければなりません。

この搭乗者傷害保険は、車種(特に乗車定員)や補償内容によっても変わりますが、その年間保険料はおよそRM440~1300程度だということです。

なお、言い忘れましたが通常車両保険にはRM400の免責金額が設定されます。ただしこれは記名被保険者には適用されませんので忘れずに記名してもらいましょう。(2名までなら無料記名してもらえます。3名以上は有料になるそうです。)
注:記名被保険者以外の方、例えば知り合いに車を貸した場合とか、同乗中の友人に運転を代わってもらった場合などは、その方が記名被保険者でない限りは、このRM400の免責金額が適用となると言うことです。十分注意しましょう。

それとウィンドウ破損特約ですが、もちろんこれは事故カウントなしです。もし保険を使ったとしてもNCD(無事故割引)には影響はしませんのでご安心下さい。(ウィンドウとはフロントウィンドウのみのことだと理解している方もおられますが、TOKIO MARINEの場合はサイドもバックウィンドウも対象であることを今回確認してきました。)

以上、TOKIO MARINEから提示を受けた私の自動車保険見積りに基づき、その各オプションについて説明しつつ、この国の自動車保険をユーザーの立場から整理してみました。

それにしても、TOKIO MARINE、とても安心できました。

異国の地で車に乗る、このこと自体不安なことが多いのに、万が一事故に遭ったらどうしよう、事故を起こしてしまったらどうしよう、誰しもが不安に感じていることです。

そんな場合に備えて、とても有用なブリーフィングもいただきましたし、万が一の場合のコンタクトポイントや事故の際の対応手順・要領などを日本語で記載したパンフレットや資料もいただきました。

最後にまたまた某社との比較になってしまいますが、この約1年間、事故対応マニュアルどころか保険証券も何も送ってもらえず、証券番号すら知らされないままに過ごしてきたことを考えると、万一の場合はどうなっていただろうかとこの南国に居ながらにして肌寒い想いがしてなりませんが、今度は安心です。

なんてこと言っていて、まだ現契約の期間内と言うことをすっかり忘れていました。あと残り3週間あまり、事故に遭わない、起こさないようしっかり安全運転をしなければと改めて思っています。

では、また。。。

追伸:次回は事故や車両故障の場合のロードサービス及びホームアシストなどについて、エンドユーザーの立場から詳しく掘り下げてみたいと思います。(2013.11.26)

先週、自動車保険の詳しいお話を伺いにTOKIO MARINEに行ってきました。

TOKIO MARINEは、ご承知のとおり、わが国損保界のリーディングカンパニーである東京海上日動火災保険の現地法人です。場所はJALAN TUN RAZAK沿いでKLモノレールのラジャ・チュラン駅の直ぐ近くです。

TOKIO MARINEのカスタマーサービス部門はHEAD OFFICEと同じで、MENARA DIONビルの29Fにありました。

ところで、KLにはMENARAを冠する名前のビルがたくさんありますが、このMENARAと言うのはマレー語でタワーの意味です。つまり高層ビルのことをこのように称しているのだと思うのですが、中には明らかに中・低層だろうと言うビルにもMENARAの名前がついていたりして、この国の方たちは随分MENARAが好きなのですね。

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でも、このMENARA DIONはその名に違わず素晴らしく立派な高層ビルで、流石に世界のTOKIO MARINEが入るビルと感心しました。しかし日本でもそうですが、保険会社さんのビル(または入っているビル)ってどこでも立派ですよね。

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ビルエントランスのセキュリティにて、免許証と交換にセキュリティカード(立ち入り許可証)をもらい、リフト(エレベータ)にて29階へ。そして、リフトを降りて直ぐのところにTOKIO MARINEのカスタマーサービスがありました。

レセプションにて電話でアポした担当者の名前を告げると、まもなくにこやか顔のS嬢の登場です。

ご挨拶もそこそこに、早速、用件に入りましたが、彼女、一般的な日本語会話にはまったく不自由がないようです。聞けば、日本に留学していたとのこと、なるほどなと思いました。

なので、私の確認したいことを逐条的に日本語で質問したのです・・・・が、質問の内容が約款の解釈のような難しいことがらばかりになってしまったせいか、期待した回答はほとんど得られませんでした。でもこれは止むを得ないことと思います。今回確認できなかったことは、次回、自動車保険の専門知識を有する日本人社員の方にでもお伺いしようと思っています。


さて、今回知り得たことやいただいた資料を基にこの国の自動車保険のことと、TOKIO MARINEが販売している自動車保険のことについて整理してみたいと思います。


1 マレーシア国における強制加入保険について

 強制加入は第三者に対する対人賠償責任保険のみ。対物賠償責任保険は強制加入ではない。
 (日本と同じ。)


2 TOKIO MARINEでは、以下の保険を基本の自動車保険として販売している。
 (他社もほぼ同じとのこと。)

(1)Comprehensive Motor
 (強制対人賠償、対物賠償、それに日本で言うところの一般車両損害保険を併せ1本にした保険)
  
(2)Third Party Motor(強制対人賠償と対物賠償のみの保険)

(3)Third party Fire & theft
 (強制対人賠償、対物賠償保険に火災等及び盗難被害限定の自車両損害保険を併せた保険)


3 TOKIO MARINEが販売している特約保険は次のとおり。

(1)被保険者の搭乗者に対する対人賠償責任特約

(2)被保険自動車の搭乗者の不注意によって第三者に与えた損害の対人・対物賠償責任特約

(3)Special Perils特約
 (洪水、暴風雨、台風、地震その他の天災危険による自車両損害に対する補償特約)

(4)S.R.C.C特約
 (ストライキ参加者による暴行、暴動、騒じょう等による自車両損害に対する補償特約)

(5)窓ガラス特約
 (いわゆる飛び石などによる窓ガラス破損に対する補償特約)

(6)付属品特約
 (車両損害担保事故時の自車両本体以外の付属品損害に対する補償特約)

(7)免責金額除外特約
 (記名被保険者以外の免責金額を除外する特約)


4 TOKIO MARINEでは上記特約保険とは異なる搭乗者傷害保険(Premier Drivesafe PA insurance)を販売している。

(1)マレーシア国では、日本と異なり自車両搭乗者の死亡・傷害に対する補償特約保険が認められていない。

(2)上記3(1)ではカバーできない自車両搭乗者(運転者含む)の死亡・傷害に対する補償
  (被保険自動車運転者に過失がなく、法律上の賠償責任が発生しない場合がある。)

(3)日本で言うところの人身傷害補償特約保険と同様に死亡補償や治療費用などの損害実費を補償する保険


以上、要約のみですが、それぞれの条項ごとの定義や解釈、賠償・補償内容、保険金額、保険料及びNCD(無事故割引)などについて分からないことはまだまだありますので、次回にそれを確認した後、当地で必要と思われる自動車保険について考えて見たいと思います。

近年、車両保有台数が急拡大しつつあるこの国ですが、普段、車を運転していると、周りにはかなり老朽化した車や壊れていても修理せずにそのまま走っている車も良く見かけます。

以前、このブログでも取り上げたことがありますが、この国の運転者のドライビングマナーは決して良くなく、かなり荒っぽい運転をする人たちも多くいるようですので、この人たちの自動車保険の付保状況はどうなんだろうと時々不安に思ってしまいます。

今回お会いしたS嬢にこの件を聞いてみると、以前は無保険(強制保険のみで任意保険加入なしと言う意)車が多かったが、最近では、特に若い人たちの間に自動車保険加入に対する意識が高まり、TOKIO MARINEでもConprehensive Motorの販売が増えている、いやほとんどConprehensive Motorを買ってもらっているとのことでした。

これを聞いて、この国の車社会も健全な方向に着実に進んでいるのだと言うことを感じましたが、それにしても許せないのは、この国の自動車保険業界の一部のことです。

前回書きましたように、私自身のZURICHの保険、代理店に催促しても未だに保険証券が届きません。それどころか、証券番号や契約の始終期を教えてくれるように要求しても未だに返答してもらえません。堪らずにZURICHのカスタマーサービスにComplaintをメールしましたが、なんと、車両登録番号からはアナタの保険契約は検索できませんでした、などと言う極めて不親切かつ驚くべき回答でした。

もちろん、折り返し、名前やパスポート番号でも契約確認が可能だと思うがそれはどうなのか、さらに担当Agentへの調査確認はしたのかどうかについて、追加で問い合わせをしていますが、もしそうだとしたらこれは大変なことですよね。

想像したくもありませんが、万一のことも考えてしまいます。昨日はこの国の休日でしたので、企業もお休み。なので追加の問い合わせに対する回答はまだですが、回答内容如何によっては、ZURICHのコンプラ部門への捻じ込みなどの対応策を講じるとともに、このブログでその仔細を綴りたいと考えています。(そうならないことを祈っていますが、、)


以上、今日は、これまでに確認し得たマレーシア国の自動車保険のことについてとりあえずの事柄をお知らせ致しました。

ではまた。。
早いもので2013年10月もまもなく終わり、来週からは11月に入ります。

思えば昨年の今頃は、車の引越しや家財の処分などの海外引越し準備で、まったく余裕のない、正になりふり構わずの毎日を過ごしていました。

今、あらためて振り返ってみると、いたるところ冷や汗だらけだったのですが、がむしゃらに良く乗り切ったものだと思います。

まあ、でも初めての海外引越し大作戦も終ってみれば結果は概してオーライでした。が、しかし、新天地マレーシアでの異文化生活は何もかもが分からないことだらけ。想定外のハプニングが連続し、不安一杯の毎日を無我夢中で過ごしてきました。

しかしながら月日の経つのは速いもので、あと少しで1年と言う節目を迎えます。でもだからと言って、記念の何かをやるわけでもないし、節目も単なる通過点に過ぎないのだから・・・・などと安易に構えていたところ、1年の節目に必ずやらなければいけないことを思い出しました。そうです、車のことです。


車は、今では私の完全な脚です。私の場合、車が無くてはここKLでの生活は絶対成り立ちません。したがってこれからも毎日車を安全かつ確実に使えるようにソフト・ハード両面の整備・維持が不可欠なのです。

ご承知のように、当地マレーシアには日本のような定期的な車検制度はありません。(一般車にはと言う意味です。一部の車には定期検査が法律で義務付けられています。)なので、当地の道路には大昔(?)の自動車や、日本では廃車場にもなさそうなボロ車が堂々と黒い煙を吐いて走っていたり、道路上に故障で停まっている多くの車を良く見かけます。

まぁ、車検制度がないので、そんな問題車を排除することはできないのでしょうが、そんな中、せめて自分が乗る車だけは定期的にきちんと整備をし、各種の手続きも怠らないようにしないといけない、、そう考えています。

私は、日本から愛車を持ち込み、当地のナンバーをつけて毎日走っているわけですが、車検がないので当然車検証も車検ステッカーもありません。しかし、それに代わるものとして、Vehicle Registration Certificate(車両登録証明書)とRoad Tax Sticker(道路税ステッカー)があります。このステッカーをフロントウィンドウの外から見えるところに貼り付けて走っています。(フロントウィンドウにはこの他に日本人会やコンドミニアムのステッカーも貼っています。)

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ところでこちらの人達は、なんであんなにゴテゴテといろんなステッカーをウィンドウに貼っているのですかね。あんなに貼って視界が悪くならないのかと心配してしまうぐらいいっぱい貼ってますね。

まあ、これもどうでも良いことなのでスルーしますが、このRoad Tax Stickerは道路税の支払い証明書みたいなもので、これを貼っていなかったり、貼っていても期限切れ(年毎にステッカーの色が異なるので容易に識別できるのです。)の場合は、RTA(Road Transport Act=道路輸送法)違反となりトラフィックポリスに捕まってしまいます。

ところで、期限切れのステッカーを剥がさないで(そのままにして)、どんどん新しいステッカーを貼っている車を良くみかけるのですが、あれ、なぜなんでしょうね?

つい先日、日本人会に駐車している車の中にも5年も前からのステッカーを後生大事にベタベタ貼っている車を見ましたが、こんなことをしていると、ついには貼るスペースが無くなったり、いや、それよりも運転者の視界が悪くなるだろうに・・・と不思議に思いました。

でも、この前この件でローカルの人と雑談をしていたら、あれはなかなか剥がれないのだという意外なことを耳にしたのです。

半端じゃなく糊がきついものだからなかなか剥がれない、いや、これは、きれいには剥がれないと言う意味だそうですが、無理やり剥がすと必ず糊がガラスに残ってしまうのだそうです。(糊がきついのは盗用防止のためとのことです。)

なるほど、だから皆さん、古いものをそのままにして、次から次に新しいものを貼っているのか、なるほどなぁと思いましたが、それにしても今時、例のDAISOにでも行けばいくらでも「シールはがし」が売ってるだろうにと、またまたおせっかいなことを考えてしまいました。


閑話休題、このRoad Tax Stickerですが、1年または半年の有効期限切れとなる前に更新することが必要です。

私の車の場合、昨年12月の車両登録及び初度の道路税支払いでしたが、その時は、誰でもそうでしょうが、まったく初めてのことで何も分からず、時間もなかったのですべての手続きを業者さんにお任せしました。

その手続きとは、

①Vehicle Registration(車両登録)

②Road Taxの支払いと同ステッカーの交付受け

③自動車保険加入

などですが、車の保有者として、その手続き方法や内容を詳しく知らなければいけないのに、他人任せで自分でやっていないので、未だによく分かっていません。

でも、やっぱりこれではいけないと思いますので、今回は、①を除き(これは登録内容に変更点が生じない限り必要ないようです。)、②と③を自分でやってみようと思います。

そして、このことを通じて例えば自動車保険内容の見直しなども行い、経費節減や事故発生時の対応手順の確認などもできればいいなと考えています。


私の場合、自動車保険契約は12月13日、道路税は12月16日が有効期限ですので、それまでに手続きを終えれば良いのですが、直前に慌しく手続きするよりも、良い機会なのでじっくりと勉強しながら進めて行きたいと思います。

確認したところ、道路税の更新は期限切れ2ヶ月前から可能と言うことなので、11月に入ったら実際に行動しようと思いますが、その仔細を順を追ってこのブログに綴って行きます。


と言うことで、今日は、先ず手始めにこの国の自動車保険について勉強してみたいと思います。

前述したように、この国には日本のような車検制度はありません。それでは、日本では車検のたびに加入を義務付けられている自賠責保険についてはどうなのでしょうか。

この件で、この国のRTA(道路輸送法)を紐解いたところ、実は似たようなものがありました。

つまり、第三者対人賠償責任保険の付保がやはり法律で義務付けられているのです。日本の自賠責保険も第三者に対する対人賠償のみ(対物賠償は担保していません。)ですから、ここは同じです。

注:第三者に対する対人賠償とは、運転者、車の保有者等を除く第三者を死亡させたり怪我をさせたりした場合に適用されるもので、被害者の死亡補償や入通院に伴う補償を行うものです。なお、この対人賠償保険による賠償額(支払い保険金)は、日本では最高3000万円(死亡の場合)、マレーシアでは民法により年令や年収別に定められていますが、思ったとおり日本よりは桁違いに賠償額が少ないです。

日本の自賠責保険制度と異なるのは、日本では強制加入の自賠責保険と任意加入の自動車保険(いわゆる任意保険)はそれぞれ別個の契約で保険料支払いも保険金支払いも別個なのですが、ここマレーシアではそれが一本化されていることです。

マレーシアにおいては、車の保有者は最低限対人賠償責任保険が付保された自動車保険に加入していれば法律上の縛りはクリアできるのです。もちろん、これにどれだけのオプション保険を追加で付保するかは個人の自由です。(ここも日本と同じです。)

しかしながら、車の保有者からしてみれば、最低限の対人賠償責任保険だけではなく、いざと言う場合にも十分対応できるオプション保険にも万全に加入しておきたいところですが、そこは当然、毎年支払う保険料も気になる訳です。

それでは、その気になる自動車保険料をちょっと見てみましょう。ここでは、マレーシア国内の保険情報サイトにあるMotor Premium Calculatorを使うことにします。

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これで見て行くと、強制保険である対人賠償責任保険の保険料は、日本とおなじで車の用途・車種に応じて一律に固定されていますが、この部分はかなり安めに設定されているようです。

私の車の場合を計算してみると、この対人賠償責任保険の年間基本料が120.6リンギ、これに最大55%の無事故割引を差し引きすると54.27リンギとなるようですが、日本の自賠責保険料と比較すると10分の1程度の安さです。もちろん、これは賠償保険金の額も大きく異なっていますので一概には比較できないところです。

次に、無事故割引について見ていきましょう。

上述のように、マレーシアにも無事故割引の制度がありますし、日本よりも優れている(保険料を支払う立場から見てという意味です。)ところもあるようです。それは、日本の自賠責保険には無事故割引は全くありませんが、マレーシアでは強制保険と任意保険が一本化されているため、無事故割引が強制保険部分にも適用されるということです。

日本の無事故割引は、等級が20段階に区分されていて、最初は6等級から始まり最後は20等級まで上がります。つまり、無事故(事故カウントされる保険金請求を行なわない場合も同じ)を継続していくと、最大63%の割引を受けられるわけです。

しかし、保険契約期間内に保険事故があった場合は、次回契約更新時には原則3等級ダウンされ、その等級に応じた保険料支払いとなります。(直近の改正で、同一等級でも無事故者と有事故者で異なる保険料支払いがルール化され、既に施行されているとのことです。)

さて、この国の場合はどうでしょう。

この国においても無事故割引はあります。

First year(1年目) 0%
After the first year of insurance(2年目) 25%
After the second year of insurance(3年目) 30%
After the third year of insurance(4年目) 38.33%
After the fourth year of insurance(5年目) 45%
After five or more years of insurance(6年目以降) 55%

以上のようになっているのですが、日本の場合と大きく異なり、保険を一度でも使用すると(原則)、次回更新時に0%に戻ってしまうのだそうです。これは困りますよね。となると、55%の最大割引を受けている人の場合、0%から元の55%に戻るまでには5年かかる訳ですから、余程大きな事故じゃないと使いたくないですよね。

この件、日本では、事故を起こした、事故に遭った場合、自動車保険を使うべきか否か、つまりどちらが損か得かは将来支払保険料をも加味した上で詳細に計算しないと容易には分からない部分ですので、プロにお願いしないと難しいのですが、その辺は、日本の損保会社さんでは真に適切なアドバイスをしていただけるのが普通です。

さて、こちらではどうなんでしょうか。

なんか、この辺、あまり期待できないのではないか、事故時にホントに親身に対応してくれるのかと不安になってしまいます。

と言うのも、今私が契約しているのはチューリッヒ(英語読みはズーリック)保険なのですが、信じられないことに、保険証券の原本が未だに私の手元に届いていないのです。この保険は、車の輸入をお願いした業者さん経由で、当地の保険代理店にお願いしたのですが、何度か催促しても未だに送ってこないことにはまったく呆れてしまいます。

でも、私の手元には保険契約引き受け確認書のコピーと保険料支払い領収証がありますので、いざと言う場合はこれだけでもどうにかなるとは思っていますが、それにしても1年近くにもなって未だに証券が手元に届かないのでは、事故時の行き届いたサービスなど期待できるはずもありません。(日本ではこのようなことは100%ありません。)

この件、日本人会などでお会いするいろいろな日本人の方にお聞きしてみましたが、思ったとおり半数近くの方が同じようなケースで悩んでいらっしゃいました。さらに事故時の対応に不安はないかと伺うと、これはほとんどの方が異口同音に、不安だと仰ってました。

この辺りをさらに調べて行くうち、どうもこちらの保険会社さんや代理店さんの中には、自動車保険は道路税ステッカーを得るための飾り物であって、実際に使うものではないと言う考え方が根っこにはあるような気がしてきました。

私もそうですが、付保内容の詳しいパンフレット(インターネットからダウンロードできるような簡単なものでなく、保険サービスの内容や使い方などの詳しいパンフレット)ももらっていないし説明も受けていない、ほとんどの方が同じでした。

もちろん、MM2Hビザを得るための医療保険のように、見せ掛けだけで良いと言う考え方もあろうかと思いますので、それならそれで前述の強制保険だけで良い訳です。しかし、実際には、日本人のほとんどは代理店さんなどに勧められるままになんらかのオプション保険を付け、結構な金額の保険料を支払っていますので、必要な場合には、実際に使えるようでないと困ると思うのです。(保険を使う、使わないの判断も重要事項です。その的確な判断には代理店さんや保険会社さんの親身なサービスが不可欠です。)

・・・・・・・

幸いなことに、この国にもわが国のメジャー損保による現地法人が設立されていますので、来週は、TOKIO MARINEにでも脚を運び、このあたりの詳しいお話を聞いてこようかと考えています。

うーん、こんなことをだらだら書いていると、書いている本人の私でさえ、眠気を催すほどです(実際に眠くなって来ました。)ので、突然で、尻切れトンボのようで、本当に申し訳ないのですが、今日はこれで終いにします。

(その2に続く)