多分今回のこのタイトルの意味は、誰にも分からないですよね。

実はこれ、今日これから紹介する今年のハリラヤ短編動画(企業広告動画)に対するある視聴者のコメント("siapa laa pulak yg potong bawang ni...isshh" )を日本語に置き換えたセリフなんです。

このハリラヤ短編動画、公開されてからまだ10日弱ですが、ユーチューブでの視聴回数は既に15万回を超え、そのコメント欄は、泣けて泣けて泣けて、、しょうがない、と言うたくさんのコメントで溢れています。(余談ですが、玉ネギを切ると涙が出る、と言うのは万国共通なんですね)

憶えておられる方がおられるかも知れませんが、私の6月6日付のブログに、今年のハリラヤムービーは例年よりも出来が悪いかも、なんて書いてしまいました。でもこれ、私の完全早とちりでしたね。

あの時はまだ作品が出揃っていなかっただけなのですね。実際、あれから日を追うごとに続々と作品が出回り始め、今日現在は22作品がテレビやネットで放映されていますが、なかなか見ごたえがありますよ。

いやぁ、でもつくづく世の中って面白いと思いますね。なぜって、毎年のこのハリラヤ短編動画を記録しそれを評価している人たちがいるんですよ。このサイト、The Skopと言うモバイル機器に特化したオンラインメディアのようですが、なんとこのサイトを辿ると過去の作品も見れちゃうんですよ。

で、このサイトの記事のタイトルは、
Iklan Hari Raya 2017 Yang Mana Paling Epik?
(今年のハリラヤショートムービーはどれが一番感動的か?)
ですって。。。

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このマレー語サイトを偶然に発見した私は思わず快哉(かいさい)を叫びたくなりましたが、もう来年からは、自分で探す必要ないですね。(笑)



さて本題です。今日紹介するショートムービーは、なかなか見応えのある今年のイクラン・ラヤ作品の中でもその「お涙頂戴」度は抜群です。たった8分弱の短編動画ですが、随所に泣ける場面があり、私なんか情けないことに何度も涙してしまいました。

ただ、この作品はマレー語のサブタイトル(字幕)のみなので、マレー語学習者以外の方には分かり難いかも知れません。ですが、始めは解説なしで、その後に、各場面ごとのマレー語の和訳文を付けていますので、それを参考にしながら少なくとも2度以上はご覧いただきたいと思います。

私もそうですから、多分みなさんもそうだろうと思うのですが、最近の世の中、日本でもマレーシアでも、腹の立つことは多くても、純に感動することなどめったにないですよね。と言うことで、是非今日は日頃の腹立ちをちょっと脇に置いていただいて、たまには純な気持ちで涙してみませんか? 決して保証はしませんが、精神衛生にも良いのではと思いますよ。



Iklan Hari Raya Pelaburan MARA 2017-Ikhlas

Kehilangan orang yang disayangi adalah amat memilukan. Adakah masih wujud hati yang ikhlas untuk meringankan beban anak-anak ini?
愛する人の死去は(何人にとっても)悲痛そのものだ。遺された子供たちの困苦を共に背負って生きる誠意はまだ存在するのであろうか?

↑これ、制作者(MARA※)の前書きみたいなものですが、お分かりの通り、突然の事故で両親を亡くした子供たちの悲しみと不安、そして怯える彼らに冷酷に降りかかる厳しい現実のなかで、一人の誠意が子供たちを救う、、そんなストーリィなんです。なにはともあれ、通しでご欄下さい。
※MARAとはMajlis Amanah Rakyat(国民信託協議会)の略で政府の農村地域開発省傘下にある政府機関です。



いかがでしたか?

サブタイトルがマレー語オンリーなので、ちょっと分かり難かったかも知れませんね。では、そんな方たちのためと、私を含めたマレー語学習者の方たちのため、各場面ごとのサブタイトルを書き起こし、それに和訳をつけてみたいと思います。ストーリィの詳細を知るためと、マレー語学習者の方は実践的なマレー語学習の参考にしていただければと思います。



Ayah, Kesian abang.
お父さん、お兄ちゃんたちと離れて寂しいよ。(末妹←まつまいと読む) 注:一番下の妹(Adik Bongsu)

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Kena naik Bas?
(お兄ちゃんたち) どうしてバスに乗らないといけなかったの?(同)

Nanti bila besar, Kita pergi dengan Along.
もっと大きくなったらね、お兄ちゃんたちもみんなで一緒に行こうね。(母)

Bila adik dah besar nanti, Ayah, nak beli kereta besar.
私たちが大きくなったら、お父さんがもっと大きな車を買うんだ。(末妹)

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Kita boleh naik sama-sama.
そしたらみんな一緒に(車に)乗れるもんね。(末妹)



(事故発生)

Ayah !
お父さん ! (長男) 注:長男はAlong、次男はAngah

Pakcik ! Berhenti Pakcik !
おじさん ! 停めて ! おじさん。。(同)

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Ayah kemalangan.
お父さんが事故った。。(長男)

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Along kena betul-betul jaga adik tu,
Alongは弟や妹たちを良く面倒見るんだよ。(父)

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Nanti Ayah pergi stesen Bas.
後でバス停に迎えに行くからね。(父)

Kalau Ayah lambat, Ayah Su datang ambil.
もし父さんが遅れるようだったら、Ayah Suが行くからね。(父) 注: Ayah Suとは、Ayah Bongsu、つまりお父さんの兄弟姉妹のうちの一番下の弟(叔父さん)のこと。マレー社会ではそのような呼称が普通だそうで、ここはこのままAyah Suで通します。
---------------------------------------
Ayah !
お父さん ! (長男)

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(イスラム墓地での埋葬式)

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注: 画面に見えているお墓の大きさの違いにお気づきですか?今回事故では、両親と小さな妹二人、そして乳飲み子の計5人が亡くなりましたが、画面の向こう側に両親(大人二人)、そして手前に子供たちの小さなお墓が並んでいるのが見え、涙を誘うシーンです。



注: 場面は変わり、遺された4人の子供たちの今後を話し合う、親類の方たちです。

Apa masalahnya
何か問題があるのか?(親戚の叔父さんA) 注: この方がお父さんの兄弟姉妹のうちの長兄と思われる。

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Didi dengan mimi kita hantar rumah kebajikan
ディディとミミは孤児院に送るって言ってんだよ。(同)

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Alon dengan Angah Kita beri sahaja siapa-siapa jaga
Along(長男)とAngah(次男)は、どっちかを面倒見るよ。(同)

Siapa-siapa tu
どっちなのよ?(親戚の叔母さんB)

siapa dia abang long 
お兄さんはどっちを世話するって言うの?(同) 注: このabang longは一族の長兄(親戚の叔父さんA)のこと。

Saya cakap awal-awal lah
前にも話していたんだけどね。(同)

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Saya memang tidak boleh jaga mereka ni
私たちには、この子たちの世話は到底無理。 (同)

Kalau setakat Mimi sorang sahaja
もしミミが一人だったらね、(親戚の叔母さんC)

Boleh lah saya jaga
私たち、世話できるんだけど。(同)

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Tiada masalah
なんの問題もないんだ。 (同)

Tapi kena hantar duit tiap-tiap bulan
だけど、毎月お金がかかるんだよね。 (同)

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Buat belanja
費用が嵩むからね。 (同)

Budak-budak ini anak saudara kita
この子たちは我々の親戚の子どもなんだよ。 (Ayah Su) 注: Ayah Suは居並ぶ兄弟のなかの末弟。

Bukan orang lain
他人じゃないんだよ。 (同)

Anugelah tuhan
神様の贈り物なんだ。 (同)

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Dah jadi hak kita
私たちの身内なんだ。(同)

Kalau ada sesiapa nak jaga
もし誰かが世話したいって言うなら、(同)

biar ikhlas
それが誠意なんだよ。(同)

Jangan nak mengungkit lepas ni
(誠意もないくせに)もうこれ以上、面倒見るなんて言うなよ!(同)

Kan dah cakap tadi
私さっき言ったでしょ ! (親戚の叔母さんC)

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Kalau Mimi seorang aku boleh jaga
ミミ一人だったら私が面倒見るって。(同)

Tiada masalah
問題ないんだから、、(同)

Lama lagi ke
いつまでこうしているの? (長兄の妻)

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Lambat sampai Kuala Lumpur nanti kita
私たち、KLに帰り着くの遅くなっちゃうよ。(同)



Terima kasih Ayah Su
ありがとう、Ayah Su!

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Buat apa Ayah Su nak jaga kami
でも、どうしてAyah Suが(私たちの)面倒見るの? (ミミ)

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Sebab Ayah Su sayang anak buah Ayah Su
それはね、Ayah SuはAyah Suの子供たちを愛しているからだよ。(Ayah Su) 注:Ayah Suの誠意が子供たちの心を救うベストなセリフ

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今、KLはまさにバリカンポンの真っ最中で、ラマダン明けを祝うハリラヤ大祭に前後して、多くのムスリムの方たちが一斉に田舎に帰省しています。お陰で街はもぬけのカラで道路もガラガラに空いているのですが、地方に伸びる高速道路や主要道路の渋滞などは日本の比ではなさそうです。

このムービーはそんな中、9人もの大家族が自家用車組とバス組に分かれてバリカンポンする途中で起きた悲劇をドラマ化しているものです。ストーリィは極めて平凡で単純ながら、泣けて泣けてしょうがないのはなぜなんでしょうね。

人間関係もなにもかもが、煩雑で自己中心的になってきているような現代社会にあって、却ってストーリィの単純明快さと一筋の光明のような誠意に、なにか心が洗われたような気がしませんでしたか?

作者はイスラム教の教え=預言者ムハンマドの教えこそが人間を豊かに幸せにすると言いたいのかも知れませんが、私はこれは人類普遍の規範であると思っています。

以上、何かの参考になれば幸いです。ではまた。。







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ご承知のようにマレーシアは今、ラマダン(断食)月です。なので、ムスリムの方たちは夜明けから日没まで一切の飲食を摂りません。お陰で、街のマレーレストランなどは日中どこもガラガラ、中には臨時休業しているお店もあるほどです。

でも私たち非ムスリムにとっては、このラマダン月も特に影響なしです。寧ろ、普段より空いたレストランで、ゆったりと楽にランチができると喜んでいる人たちも少なくないと思います。

ところが私にとっての今年のラマダン月は、例年と少々勝手が違います。なぜかと言うと、週に2回、私も断食の真似ごとをしているのです。

実は今、引き続きですけどDBP(国立言語図書研究所※)に週2日通っています。
(※マレーシア教育省傘下で国語/マレー語の教育・調査・研究及び関連図書の出版等を行う外部機関です。これまで私はマレー語研修所と簡易的に呼んでいましたが、今後はより正確な日本語呼称を使うことにします)

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昨年10月から始めたDBPアカデミーの外国人特別マレー語コースはとっくに修了したのですが、担当の先生(Dr.D)から、"良ければここ(DBP)でインターン(研修生)をやってみませんか"と、とっても有難いお誘いをいただき、週に2日(月&木)だけ通っているんです。先生は、私がリタイアリーで仕事をしていないということを知ってのお誘いです。他のクラスメートは、平日の日中は全員仕事があるので無理なのです。

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DBPのインターンと言っても、別にDBPで正規に働くことを前提にした研修生ではありません。私の場合はあくまでインターンの真似ごとです。Dr.Dの雑用と言うかお手伝いをやりながらマレー語を実際に活用する、ただそれだけのことなんです。私にとってみれば、周りがすべてマレー人でマレー語オンリーの世界なので、マレー語の実際的な会話練習にはもってこいの場所なんですよね。

しかもすぐ傍には、Dr.Dを含むマレー語のスペシャリストたちがごまんといますし、マレー語学習者にとってこんなに恵まれた環境は他にはあり得ないでしょう。Dr.Dには心から感謝です。

でも今日は朝からハプニングがありました。Dr.Dがなんと突然内部異動(アカデミー部から一般図書部へ)になったんです。私にはまだこのDBPという巨大組織が良く見えていないので、なぜ突然こんな異動があるのか、なんのことやらさっぱり分からないのですが、とにかくサポート、サポート、こうなると年齢なんて言ってられないですね。60の手習いどころか、70の丁稚状態ですよ。Dr.Dの書庫や机からすべての資料や図書を段ボールに詰め込み、PCも外して、Dr.Dと共に私もアカデミーから一般図書部に引っ越してきました。

Dr.Dの新しい職場となった一般図書部は、DBPタワーの13階、広々とした部屋には30人ほどが働いておられるようですが、とても静かな職場です。加えて、Dr.Dの執務室(個室)からはKL中心部の街並みが一望でき、思わず"Wah, Pemandangan indahnya(景色がきれいだね)"と、Dr.Dとともに呟いてしまいました。

(Dr.Dの新執務室から見たKL中心部)
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私は、Dr.Dの執務室近くに自分専用のデスクを割り当てていただき、定年後すっかり忘れていた現役当時の職場の思い出や仕事の感覚が蘇えるようです。周りの方々に伺ったところ、みなさん本の原稿を書いたり、編集のお仕事をされているんだそうです。でもこの静かな雰囲気は私にとって初めてでちょっと戸惑いましたが、まさかまさかこの年で、娘のような若い女性編集者などに囲まれて仕事(の真似ごと?)する羽目になろうとは夢の夢にも思っていませんでしたね。

で、ラマダン月の断食のことです。周りすべてがマレー人なので、当然ですが、昼休みになっても誰一人食事に出る人はいません。そんな中みんなは私に"ランチしてくれば"と勧めてくれるのですが、そう言うわけにはいきません。Dr.Dにも、"ここにいる限りは私も断食します"と勢いで宣言してしまいましたし、止むを得ず似非ムスリムを演じているわけです。

でもこれって、一日三食のうちの一食を抜くだけなんですけど、、、健康のために普段から二食だけにしている人にとってはなんでもないことなんでしょうが、この大喰らいの私には結構きついんですよ。なので、DBPの帰り時刻(今は四時)近くになると、正直腹が減って喉が乾いて堪らないのです。なので家までの30分ほどですら我慢できずについつい帰り道途中のMcDonaldとかに立ち寄っちゃうんですよね。

で、注文はいつもマック・デラックスのラージ、これって結構ボリュームがあって即効で腹いっぱいになるし、これで税込み12.9リンギ(約340円)は安いものです。しかし、私ってまったくの似非ムスリムですよね。DBPではファースティング(断食)だなんて、周りにはカッコいいこと言っちゃって、帰る途中にこれですもんね。本物のムスリムは、まだまだ日没まで飲食できないと言うのに、この似非ムスリムの我慢のなさは一体何なの?って、自分を自分で罵ってますよ。(笑)



さて、今日は例年恒例のIklan Rayaを紹介したいと思いますが、はっきり言って今年は不作だと思います。Iklanとは、まぁ、広告・宣伝の類なのですが、ここマレーシアでは、それぞれのナショナルイベントに合わせて、各企業がこぞってスピリチュアルなショートムービーを作成し、テレビなどで放映するのです。

私のような古い人間はそれで単純にお涙頂戴なんてこともあって、実は私はそれを毎年楽しみにしているのですが今年の出来はいまいちのような気がします。

然は然り乍ら、私のようなマレー語学習者への参考と私自身のマレー語学習も兼ねて、今年は1本だけ紹介してみます。



Diary Ramadan Opah(おばあちゃんのラマダン日記)と題するショートムービーです。



いかがでしたか?と言っても、画面上のサブタイトルが小さすぎて良く読めなかった方が多くいらっしゃったのではないかと思います。これはSUSU SOYA(豆乳)会社の製作による作品ですが、私はこれを今年のベストとしました。

ハリラヤのバリ・カンポンで、老母が独りで暮らす田舎の実家に帰省した子供家族の物語です。以下、ムービーのサブタイトル(マレー語+英語)を書き起こしてみましたので、マレー語学習者の方は良ければどうぞ参考になさって下さい。

Diari Ramadan Opah(おばあちゃんのラマダン日記)

Diari ini adalah kepunyaan Mak Senah !(This Diary is owned by Mak Senah !) この日記はMak Senahのもの←表紙の裏書

Along belikan mak mesin basuh yang canggih. (Along bought me a hghi-tech washing machine.)
Alongがハイテクの洗濯機を買ってくれた。(注:Alongとは長男の通称)

Along cakap mesin basuh ini tekan-tekan sahaja. (Along said that it only takes a few clicks to operate this washing machine.)
Alongは、"この洗濯機は簡単だよ、ポンポンとボタンを押すだけなんだよ" (注:tekanとはpush/pressの意→tekan-tekan=a few cliksとなる)

dan boleh basuh kain ! (and it washes all the clothes !)  
"それだけで衣服を全部洗ってくれるんだよ"って言ったけど。。。

Wah, memang selonok lah mak ! (I'm so excited !)  
凄いって私(Mak)は興奮したよ、、

Banyak kain cadar, langsir, semua nak basuh nih ! (Many bed sheets and curtains need to be washed !)  
ベッドシーツやカーテンなどいっぱい洗わなきゃいけないからね、、、

Tapi macam mana nak guna benda nih ? (But how do I use this washing machine ?)
でもこの洗濯機って、どうやって使うの ?

Along tak ajar pun mak ! (Along didn't teach me how to use it !)
Alongは使い方を教えてくれなかったよ !

Hmm うーん

Terpaksalah mak basuh kain cadar semua pakai tangan, (So I had to wash these dirty bed sheets by hands.)
だからやっぱりこの汚れたベッドシーツは手で洗わなきゃいけなかったんだよ。(注: pakaiとはこの場合useの意)

Petang ini mak lupa nak tutup periuk nasi. (I forget to turn off the rice cooker this evening.)
今日の夕方、炊飯釜の火を止めるの忘れてしまって、、

Habis hangit nasi mak. (The rice was burnt.)
ご飯が完全に焦げ付いてしまったんだよ。(注: この場合のhabisはexhaustedの意)

Tapi esoknya mak call Angah. (I called Angah the next day.)
次の日、Angah(次男の通称)に電話したら、、

Dia datang bawak periuk elektrik nasi baru untuk mak. (He dropped by and bought me a new electric rice cooker.)
彼は新しい電気炊飯器を買って持って来てくれた。 (注: 英語サブタイトル誤り。正しくはHe came to bring mak a new electric rice cookerであろう。)

Bangun sahur ini. (For today's sahoor.) 
今日のBangun sahurのために、、 (注: Bangun sahurとは断食が始まる夜明け前に食事を摂るために早起きすること、またはその食事のこと。sahurはアラビア語由来)

mak masak pakai periuk nasi baru lah ! (I will be cooking rice with the new electric rice cooker !)
これからは新しい電気炊飯器でご飯を炊くんだね。(注:このpakaiもuseの意)

Tak sabarnya ! (I can't wait !)
待ち遠しいなぁ。。

Tapi tiba-tiba sahaja. (Suddenly)
すると突然、、、

Elektrik tak ada lah pulak. (The electricity went off.)
また停電になっちゃった、、

Terpaksalah mak makan roti dan Seri Kaya. (I had to eat bread with Seri Kaya.)
たから、私(mak)はパンにSeri Kayaつけて食べなきゃいけなかったんだよ。。 (注: Seri Kayaとはココナツジャムのこと)

Tapi sedap jugak ! (But still it was delicious.)  
だけどそれでも十分美味しかったんだけどね。。

bismillahirrahmanirrahim
(注: これはアラビア語の"いただきます"のようなお祈り言葉)

Along dengan adik-beradik bagi mak TV baru. Besar ! (Along and siblings gave me a new big TV.)
Alongと兄弟たちは私に新しい大きなテレビをくれたけど、、

Katanya bole buat mak hilang rasa sunyi. (They said that it could help to ease the lonliness..)
そしてTVは私の寂しさを和らげてくれるよって言われたけど、、

Tapi (But)
しかし、、、

hidup mak memang dah lama sunyi. (My life is always felt lonely.)
私の暮らしはいつも寂しい。。

Tambah lagi selapas arwah ayah kamu semua dah tak ada. (Especially when your father passed away.).
特にあなたたちのお父さんが亡くなってから、、

Mujurlah, dah dekat raya ini. (Thankfully, Raya AidilfItri is near.)
でも有難いことに、、もうすぐハリラヤ、、

dapatlah kita berkumpul sau keluarga. (so we can get together again.)
だからまた家族がひとつになれる。。

Kita pun beraya sama-sama tahun ini. (and we can spend together for Raya-Aidilfitri.).
今年も家族みんなでハリラヤを過ごせる。。

Opah !
おばあちゃん !

Mak !
お母さん !

(以下、スポンサー企業製品の宣伝につき略)



いかがでしたか? でも、今回ムービーは、私のようなマレー語学習者以外の方にとってはあまり感動のムービーではなかったかも知れませんね。

早いもので今年のラマダンもあと半月ほどでハリラヤです。私の周囲のマレー友人たちも、みな今からバリ・カンポンをとても楽しみにしています。一方、私のDBPでの似非(えせ)断食はあと5回。私も早く断食月が明けないかな、とひそかに願っている今日この頃です。

ではまた。。




今(5月12日)、日本一時滞在中です。

ですが、孫たちとゆっくりのんびりするどころか、次から次に襲いくるハプニングに慌てふためいています。

まず、今このブログを書いているノートPCですが、突然クラッシュ寸前に追い込まれてしまい、補償期限(明日)ギリギリのタイミングでメーカー修理に出すことになりました。

今朝引き取りに来てもらうのですが、個人データなどのバックアップ作業に思いのほか手間取ってしまい、夕べはほとんど寝ていません。

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Masjid Ubudia @ Kuala Kangsar (DBP Bahasa Melayu Kelas 2017.5.6)

浦安のリペアセンターでの修理は10日間程度だそうですが、もちろん私はその間PCが使えないと言う想定外の状況です。

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Dalam Keretapi ETS ke Kuala Kangsar (DBP Bahasa Melayu Kelas 2017.5.6)

と言うことは、当然ですがブログ更新もままならないわけです。まさかブログをスマホで書く根性もありませんしね。

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Galeri Sultan Azlan Shah @ Kuala Kangsar (DBP Bahasa Melayu Kelas 2017.5.6)

そのうえ泣きっ面にハチです。まずその1は、愛用の電波腕時計が突然故障してしまい、これも今日修理に出すつもりです。そしてその2は、またまたの風邪っ引きです。つくづく弱くなったものです。

そしてその3は異臭騒ぎです。この件は話すと長くなるので仔細は省きますか、家族から指摘されていた異臭の原因が私自身の持ち物だと分かり唖然としました。

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Istana Kenangan @ Kuala Kangsar (DBP Bahasa Melayu Kelas 2017.5.6)

その始末のために、今もまだあたふたしています。まだあります。愛用のipod touchをどうも家に忘れてきたようで、いろいろと支障が出ています。アンドロイドスマホは手元にあるのですが、重要なアプリはまだあっち(ipod touch)に置いているのです。

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Istana Iskandariah @ Kuala Kangsar (DBP Bahasa Melayu Kelas 2017.5.6)

そんな訳で、例年になく慌てふためいています。

次のブログは、先日(5月6日)、DBPのマレー語クラスでクアラ・カンサーに行ったのですが、その際の写真とエピソードにしようと思ってました。しかし、こんな状況なので大幅に変更せざるを得ません。

上記の写真はそのほんの一部ですが、クアラ・カンサーは想像以上に綺麗な町でした。残りの写真とエピソードはいずれまたブログに綴ってみなさんに紹介したいと思っています。

それでは今日はこれで。。



みなさん、こんにちは。

昨晩からこのブログのトップ画像を↓に変えましたので、あるいはお気づきかとは思いますが、先週は、モントキアラ在住の仲良し夫婦二組とMy better halfと共に計6人で、カンボジアのSiem Reapに行ってきました。

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目的はもちろん、昨今日本人にも超人気のアンコールワットやアンコールトムなどの遺跡見学がメインだったのですが、中国の春節後とは言え、やはりトップシーズンだったせいか、どこもかしこも騒がしい中国人や韓国人だらけでした。

もちろん日本人観光客もそれに負けず劣らずで、有名遺跡や人気の寺院などは行列つくって、立ち止まらずに歩いてください状態。加えて、ボクは日本語堪能と自信たっぷりの現地青年ガイド君による日本語の説明がイマイチで、分かったような分からなかったような、私としては久々にストレスの多い見学ツアーだった気がします。

いや、彼の基本の日本語会話にはまったく違和感がないし、冗談も言い合えるほどなのですが、肝心の仏像や寺院などの説明になるとなにを言ってるのか分からない。もっともこちらの勉強不足も相まっての話ではあるのだが、きっとこれはガイド君の日本語トレーニング方法に問題があるのだろうと、彼の日本語を聞いて思った次第。

つまり、彼の一見流暢な日本語会話は、数多くの日本人観光客から耳で習い覚えたPhonetic Japanese(音声言語)なのだろう。だから、聞いていてもまったく違和感がない。

ところが、肝心の遺跡群や寺院・仏像などの説明になると、途端にWritten Japanese(文字言語)になる。こっちは多分ガイド用のテキストに記載されている説明の暗記文なのだろうが、固有名詞や年代などの数字を早口でまくし立てることと、抑揚もメリハリもなく、さらには”てにをは”などの助詞の使い方が自己流になっていて何を言っているのか意味がさっぱり伝わらない。

もっとも我々日本人の大人の中にも、"てにをは"の使い方をきちんと理解していない人や書き言葉においてもあまり気にしない人が少なくなく、手紙やメール文やブログ文の意味を解するのに困るときもある。

なので、現地ガイド君のレベルとしては、こんなもんで上等なのかも知れない。別れ際、君の日本語は”カンペキ”と褒めてやったが、それはPhonetic Languageに関してであって、肝心のWritten Languageの方はまだまだ努力が必要だな、と本当は言いたかったのだ。

でも、その時フト思った、ちょっと待てよ、オレのマレー語はひょっとしてこの逆かも?と。

そう言えば、マレーシア移住依頼、もう随分とマレー語に集中してる。在住日本人のほとんどが熱中してるゴルフも一切やらず、旅行も最小限にして、ひたすらと言うか、必死にマレー語をやってる。

でもまだまだ満足のレベルには程遠い。一体なぜだ?と考えた。当然年をとって脳みそも大分老朽化した。可能なら脳みそのオーバーホールをしたいところだがそれも叶わぬとくれば、老体に鞭打って頑張るしかない。単語一つ憶えて二つ忘れる、一進一退どころか一進二退の毎日だ。

そして今では、DBP(Dewan Bahasa dan Pustaka=Institute of Malay language and Literature)のAcademyとYMCA、それに日本人会のマレー語教室と、週に4日も習ってる。まさにマレー語真剣勝負の毎日なのだ。

他人(ひと)からはそんなにマレー語にのめり込んで一体何するの?と問われる。まさかその年でマレー語で身を立てようというのでもあるまいに、などとも言われる。

馬鹿言うな、当ったり前だ、そんなんじゃない。単なる自己満足の世界だ。そう、自分がチャレンジすると決心したことを途中で挫折したりするのが堪らなく嫌なだけなんだ。そう、それでいいんだよ、オレは”ひねくれ団塊”なのだから。

お陰で、最近はマレー語の新聞もざっとは読めるようになったし、ラジオだって大まかに聞けるようにはなってきた。日常的な基本会話にもさほど不自由はしなくなった。

ところがだ、街に出てマレー人たちと会話していると、聞き取れない単語やフレーズがまだまだ山ほどある。語彙もフレーズもかなり増えているはずなのになぜだ?

そういえば、先日、DBPアカデミーのクラスメートでサウジアラビア出身のモハメドが話してた。「この前、どこかで一緒になったマレーのヤングファミリィの小さな男の子にマレー語で話しかけたら、このおじさん何言ってんのかさっぱり分かんないって、隣のヤングパパに告げ口された」って。

この話をDBPやYMCAの先生に話したら、ちっちゃな子供たちは、スタンダードなマレー語は習ってないからだと言う。そうか、オレたちが長年習ってきたのは、ほとんどがこの国の正式国語のスタンダードマレー=フォーマルマレーだ。ところが、このフォーマルマレーは小さな子供や十分な教育を受けていない人たちだけでなく、ほとんどのマレーシア人たちが日常的な会話には使っていない、ことに最近になってようやく気が付いた。

恥ずかしながら、今までこのことに気が付かなかった原因は、多分私が話すほとんどの相手は、スタンダードマレー=フォーマルマレーの教育を十分に受けた人たちばかりで、私のスタンダードマレーを解し、同じようにスタンダードマレーで返してくれていたからだろうと思う。

これに関しては、昨年からランゲージ・エクスチェンジのパートナーとして親しく付き合っているマレー人のラズラン氏(Razlan)にも随分諭された、と言うか、彼が最近ポストしたユーチューブ動画↓を観ていて思い知らされた。



なんと、Malay is a phonetic Language. Malay language classes are mostly taught in formal Malay, but really, nobody uses formal Malay in conversations.だと言うのだ。

いやぁ、そうか、そうだったのか。。これは目から鱗だ。マレー語は基本的に音声言語なのだ。助詞もないし時制もない。なので聞き手によっては意味が異なるかも知れないが、息の合ってる家族や友人や同僚たちとは何の問題もなく、これほど簡単な言語はないのだ。

だからサウジ出身のモハメドもイラン出身のワディジも、タイ出身のルイスも、そしてこのオレも、もう何年も共にマレー語習ってるのになんで街の人たちのマレー語が自在に聞き取れないのだろうと思ってた。そうか、オレたちは街の人たちが日常的に使うカジュアルマレーにはほとんど慣れていなかっただけなのだ。

彼らは、Di mana awak ada ?(あなたどこにいるの?)とは言わずにKat mana?(どこ?)と言い、 レストランではTolong bawakan menu(メニューを持ってきてください)とは言わずにBoleh bagi menu?(メニューもらえる?)と言うのだ。

もちろんテレビやラジオのニュースキャスターなどはマレーシアの国語としてのフォーマルマレーを話すし、新聞や書籍、それに公私の文書もほとんどがフォーマルマレーで書かれている。

だから、私たちが今までフォーマルマレーを一生懸命に習ってきたことは無駄ではないし当然必要なことだ。だが、それに加えて、いやそれより先にインフォーマルマレーと言うか、カジュアルマレーを習い憶えることもマレー語学習者にとっては必須なのだ。

そこで、前述のRazlan氏の登場だ。私は、彼との個人的なランゲージ・エクスチェンジを今後も続けるつもりでいるのだが、たまたま、先月、日本人会のマレー語教室で、今まで私たちが教わってきたマレー人女性の先生がご病気で来れなくなる事態が発生した。

そこで皆で相談した結果、新しい先生にきてもらおうと言うことになったのだが、民間の語学学校からの講師派遣では謝礼などの点で折り合いがつかず、次策の日本人会事務局に依頼しても色よい返事が貰えなくてほとほと弱り果てていたのだった。そこで私は、ダメもとのつもりで私のランゲージパートナーのRazlan氏に相談したところ、なんと本人が自営会社の経営者としての仕事時間をやりくりして引き受けてみたいと言うではないか。

私は小躍りして喜んだ。”マレー語は先ずカジュアルマレーから”が持論の彼ならば私やクラスのみんなのニーズとも合致する。彼ならマレー語を教えることに情熱的だし、人間的な信頼度も十分だ。さらに日本語学習にも意欲的でこれは私が教えているのだが、日本文化にも日本人にも人一倍興味があるし好意的だ。間違いなく適任だ、そう考えてクラスのみんなに彼を推薦したところ、私のクラスだけでなく、同様に先生探しで困っているもうひとクラスでも是非来てほしいとなった。

話はとんとん拍子に進み、結局今週水曜(2月15日)から彼は日本人会のマレー語クラスの正式講師として、当面2クラスを受け持つこととなった次第。

↓これは彼が約ひと月ほど前に作り、アップしたマレー語のレッスンビデオだ。まだまだ基本中の基本のレッスンビデオだが、これからどんどん幅を広げて行きたいと言っているし、私はとても楽しみにしている。



それにしても、マレー語はPHONETIC LANGUAGEなのだと、最近つくづく感じている。鶏が先か卵が先かと言う問題に似ているが、もともとは音声言語が先でそれに文字言語がついてきた。文字言語の代表格として有名な中国語や日本語とは生い立ちが異なっているのだ。

これまで、日本人の外国語学習は、”読み書き”が先(主)で”話す聞く”が後(従)と言うのが多かったことは、日本語が音声言語ではなく文字言語にその由来を発しているからか、などとも感じているのだが、マレー語の場合は、圧倒的なPHONETIC LANGUAGE(音声言語)。私の場合、やや遅きに失した気がしないでもないが、さぁ、新任のCikgu Razlanと一緒に楽しくCasual Malayを学ぼうではないか。。

ではまた。。



早いもので今日はもう6月27日、ラマダンもあと10日ほどで終わりです。

最近親しく交流しているIIUM(マレーシア国際イスラム大学)図書館のAnieや彼女の多くの友人たちは、今やラマダン明けのハリ・ラヤ(断食明け大祭)を指折り数えて心待ちにしているのだそうですが、私としては、毎年のイスラム教最大のイベントが今年ももう終わるのかと思うと、ちょっぴり寂しい気持ちになります。

なぜかと言うと、これまで(マレーシア移住前まで)はイスラム教などにはほとんどなんの興味も関心もなかった私ですが、移住後初めてこの眼で見たムスリムの方たちの神聖かつ圧倒的規模のこの宗教イベントは、私にとって実に新鮮な驚きであり、これぞまさに異文化の極みと感じたものです。

以来、非常な興味をもって毎年のラマダンやハリ・ラヤを身近に見てきたわけですが、それももう今年で四度目、そしてその四度目もまもなく終わろうとしています。月日の経つのは真に速いものです。果たしてこの後何度この本物の異文化体験ができるのだろうかと思うと寂しくもあり、儚くも感じてしまう今日この頃です。

さらに、マレーシア移住以来もっとも親しく付き合ってきた日系3世メキシカンのAlexもこの度、本国のメキシコに帰ってしまいました。なので、今日の私はいつになく感傷的になっています。

もちろん今では、私の周りには親しくお付き合いをいただいている日本人夫婦の方も大勢いて、食事会や小旅行などにもよくお誘いいただいています。土曜の夜も、KLセントラルのホテルで開かれた「志の輔らくご」会に行ってきました。寄席や落語会なんて何十年ぶりだろうなんて思いながら志の輔師匠の匠の話術に聞き惚れていましたが、その間ずっと感じていたことは、「言葉」というものの奥深さ、神秘さ、そして難しさなどです。

落語は、私たちが日本人だからこそ心底笑える、楽しめる。だけど、この落語を英語やマレー語などの現地語に同時通訳すれば日本人以外の現地の方たちも落語が理解できて楽しめるようになるのだろうか、などと真剣に考えてしまいました。

・・・・否、絶対無理、無理だ。あらかじめ台本を得て、一語一語それを翻訳することは出来たとして、ある程度の笑いをとることができてもそれ以上は無理、絶対無理と思います。どなたかに、志の輔師匠のお弟子さんに英語落語をやっている方がおられると聞きました。とても斬新な素晴らしい試みだとは思いますが、日本人以外の方に、落語本来の素晴らしさを理解していただくことは容易なことではないでしょう。

それぞれの国で話されている言葉と言うものはよくよく考えてみれば、それぐらい奥が深く、神秘的で、かつ難しいものなのだと思います。私などは、別にそれを極めようなどと思っているわけではなく、単に大雑把に意思疎通ができれば良いぐらいにしか考えていないのですが、ただそれだけでも私のマレー語は依然として悪戦苦闘しておりますです、ハイ。

今日の本題はまさに今、私が悪戦苦闘しているマレー語についてです。思うように上達しない私のマレー語、その原因は私の努力不足はさて置いて、「書き言葉」と「話し言葉」のあからさまな違いにあるのではないか、最近そんなことを思うようになりました。

もちろん日本語を含めた世界のいかなる言語においても似たようなものかも知れませんが、マレー語は特にその違いが大きいような気がします。そんな中、今年のラマダンのスピリチュアルムービーの中に、マレー語の「話し言葉」の学習に大変良いと思うものを発見しましたので、私自身の理解を整理する目的を兼ねて、マレー語学習中の他のみなさんにも紹介したいと思います。



Iklan Raya 2016 Dari Samsung

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これは、実は私の大●●●な韓国・サムスン製スマホの宣伝ムービーなのですが、内容は、WhatsAppと言うメッセンジャーアプリを使った、テキストメッセージ交換による、あるマレーファミリィの仄々とした家族愛の物語です。

先ずはとにかく一度ムービーをご覧下さい。



如何でしたでしょうか?これを見てすんなりと内容が理解できた方はマレー語の話し言葉に精通していらっしゃる方でしょうから、この後はもちろんスルーして下さい。他方、私同様に、言葉(テキスト)のあちこちで???と思われた方、是非ご一緒に一行ずつ勉強してみませんか?



以下、各画面ごとのテキストメッセージの英語訳と日本語訳を、画面下部に書き入れ必要と思う解説を加えて行きます。なお、各テキストのほとんどは日常使われている簡易な話し言葉で構成されており、中にはSMS独特の略語も使用されています。

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Pak Dan’s Clan→Keluarga Encik Dan→Mr Dan's family(ダンさん家族)
Papa, Mak, Along, Adik→Father, Mother, Elder Brother, Younger Sister(父、母、長男、末娘)

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Mak(母)
Cantik tak kaler ni?→Isn't this colour beautiful?(この色って綺麗じゃない?)  注:kaeler=warna

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Adik(末娘)
Kaler lain tak ada ke? Yang lighter sikit.→Don't you have another colour? Little bit lighter.
(違う色はないの?もう少し明るい色) 注:ke=kah

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Adik(末娘)
Adik lagi cantik kalau pakai light sikit.→Adik more beautiful if wear a bit light colour→I prefer a bit lighter colour.(私はもうちょっと明るい色が好きだな)

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Along(長男)
Aii..Shopping Nampak.→Aii..you look Shopping→Aii..are you Shopping?
(おーい、買い物でもしてるのか?)

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Mak(母)
Tak shopping pun. Tengah kemas-kemas rumah jumpa tudung ni.→No.not shopping. I was cleaning the house, then I found this headscarf.
(いいえ、買い物ではありませんよ。家を掃除してたら、このトドンを見つけたのよ) 注:ni=ini,

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Mak jumpa gambar lama.→Mother is looking at old photos. (母は古い写真を見ています)

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Adik(末娘)
Rindunya kat Angah..→I miss Angah (second brother) ( Angahに会いたいよぉ) 
注:kat=kepada 

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Along(長男)
Apalah cerita Angah. Lama tak dengar khabar.→You have any story about Angah?. Long time no see him. (何かAngahのこと知ってる? 随分と会ってないんだけど)

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Along(長男)
Message pun tak reply.→I message him but he did not reply. (SMS送ったけど返事がないんだ)

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Mak(母)
Ada rezeki, panjang umur, hilang merajuk Angah tu.→I believe, he will come home soon.
(きっとすぐ帰ってくると思うけど、ちょっと拗ねて隠れているだけなのよ) 
注:Ada rezeki, panjang umurを直訳すれば「人生は長い。全ては神の思し召し」となるが、この会話の中のrezekiは私たちにはなかなか理解しにくい言葉です。"神の思し召し"の意で、何か希望することが実現して欲しい時や、なにかの施しを受けて感謝する時によく使われるアラビア語由来のワードだそうです。また、hilang merajuk Angah tuは、「Angahがすねて隠れてるのよ」の意。 tu=itu

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Adik(末娘)
Benda ni takkan jadi kalau Along minta maaf dulu→This thing did not happen if Along say sorry to him first. (これってAlongが先に謝っていれば起きなかったことなのよ) takkan=tidak akan

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Adik(末娘)
Dah lama adik nak cakap…→It's been a long time Adik wanting to say→Today I’m going to say… (ずっと言いたかったことなんだけどね→今日こそ言いたいんだけどね)

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Adik(末娘)
Along yang buat Angah macam tu.→Along, you did it to him. 
(Alongが Angahをそうさせたのよ)

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Along(長男)
KENAPA AKU KENA MINTA MAAF! DIA YANG KENA MINTA MAAF! CARI PASAL→WHY ME! HE MADE ME ANGRY. HE IS SUPPOSED TO APOLOGIZE TO ME.
(なんでオレが謝らなければならないんだよ! あいつがオレを怒らせたんだよ。あいつがオレに謝れよ!)

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Adik(末娘)
Along yang tinggalkan Angah sorang2→You left him, alone.
(Alongが Angahを一人ぼっちにさせたのよ) 注:sorang2=seorang-seorang=alone

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Adik(末娘)
Along punca semua ni!→You are the cause of the entire thing. (Alongがすべての原因なのよ)

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Adik(末娘)
Along yang salah!!!!!!!→That’s all your fault Along!!! (Alongが全部悪いのよ)

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Papa(父)
Heyyyyy…heyyyy→Heyyy..heyyyy (ちょっとちょっと)

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Along left (長男退場) 注:退場とはチャットグループから抜け出ること

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Along left (長男退場)

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Adik 涙涙

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Papa added +60 12-345 6789 (父が +60 12-345 6789 を呼び出し) 
注:呼び出しとはチャットグループに招き入れること

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Adik(末娘)
Siapa ni Papa→Papa, who is this? (パパ、これ誰?)

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+60 12-345 6789
Assalamualaikum semua→ Hi everbody (やぁ、みんな) 
注:Assalamualaikum(アッサラームアライクン)はイスラム世界の挨拶言葉

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Adik(末娘)
Angah! Rindu!→Angah! I miss you! ( Angah、会いたかったよぉぉ)

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Papa(父)
Walaikumsalam.→Hi (やぁ)
Mak(母)
Walaikumsalam.→Hi 
Adik(末娘)
Walaikumsalam.→Hi 
注:Walaikumsalam(ワライクンサラーム)はAssalamualaikum(アッサラームアライクン)に対する返しの挨拶言葉

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Adik(末娘)
Jom lepak Angah. Byk citer nih.→Angah, shall we hang out together. Lot of stories I want to tell you.
( Angah、一緒に遊ぼうよ、一杯話したいことがあるんだから) 注:Byk=banyak citer=cerita nih=ini

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Angah(次兄)
Ha ha! Nanti Angah free sikit kita lepak. Rindu Adik juga, rindu semua.→Ha ha! We should, i will be free later on. I miss you too, Adik. I miss all of you.
(あはは、そうだね、もうちょっとで暇になるからね、後で遊ぼうね、 AngahもAdikと会いたかったよ、みんなとも会いたいよ)

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Angah(次兄)
Along mana?→Where is Along? (Alongはどこ?)

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Papa added Along→父が長男を呼び出し

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Mak(母)
Dah gebu ni. →You look chubby..(ちょっと太ったんじゃない?)

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Angah(次兄)
Along apa khabar?→How is Along? (Alongは元気?)
Along(長男)
Eh…Angah? Bila masuk?→Eh…Angah? When were you in? (えっ、Angahなの? いつ入ったの?)

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Angah(次兄)
Papa add tadi→Papa added me just now. (さっきパパに呼び出しされたんだよ)
Along(長男)
Nak minta maaf Angah→Forgive me Angah (Angah、ごめん、オレが悪かった)

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Angah(次兄)
Dah lepas tu biarlah→It's a long time ago, never mind→Let bygones be bygones
(過去のことは水に流そうよ)

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Adik(末娘)
Angah gemuklah.→Angah, you look chubby. (Angah, ちょっと太ったね)
Along(長男)
Ha ha ha!

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Mak(母)
Dah,Dah. Jangan cakap papa lagi. Nanti ada yang left group lagi.→Ok, don’t say anything bad. I'm afraid someone will leave again.
(Ok、もう悪いことは言わないで。また誰かが退場するといけないから) 注:papa lagi=furthermore
Papa(父)
Ngah, datanglah buka sama-sama. Mama masak laksa Sabtu ni.→Angah, please come home and breakfast together. Mama will cook Laksa this Saturday 
(Angah、家に帰っておいで。そしてみんなで断食明けを祝おうじゃないか。今度の土曜日、母さんがラクサを作って待ってるからね) 注:lakusa=name of food, made from rice noodle

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Angah(次兄)
Insyaallah pa.→ I will papa. (分かったよ、パパ)
注:For Muslim, Insyaallah means ‘I will’

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Pak Dan's Clan→Mr Dan's Family (ダンさん家族)
Papa, Mak, Along, Angah, Adik→Father, Mother, Elder broyher, Second brother, Younger sister
注:晴れてAngahが加わりました
Walau masa mengubah cara.→Although the time has been changed. (時間は変われども)
Kasih keluarga tetap utama.→Family’s love is the first. (家族愛は普遍)

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Bersama kita hulurkan tangan bermaafan sempena Ramadan dan Syawal ini.→We together extend our hand of forgiveness during this Ramadan and Syawal→May this Ramadan and Syawal remind us to forgive and forget to let go of the past and more forward.
(ラマダンとシャワルは私たちがお互いの過ちを許し、未来への希望を抱かせる時なのです) 
注:Syawal=ラマダン月の翌月(イスラム暦10月)



いかがでしたでしょうか、ここまでお付き合いくださった方、大変お疲れ様でした。しかしマレー語は難しい。世界で何番目かに簡単な言語だなどと侮ってはいけません。文法事項や基本語彙が比較的簡単だからと油断していたら、接頭辞や接尾辞などのあるなしで意味が千変に万化したり、標準語(tata bahasa)の書き言葉(written language)と市場言葉(bahasa pasar)が多用される話し言葉(spoken language)はの間には数多くの違いがあったりととても難解です。

今日取り上げたムービーはそんな意味で言うと、私などにはもってこいの教材であると思いましたが、私と一緒に勉強してくださったみなさん、大変ありがとうございました。

なお、今回取り上げたムービーの英語訳については、私の親しいマレーフレンド(Cik Rohaniza Badar@Perpustakaan IIUM Taman Duta)の協力を得てはいますが、もし誤りなどにお気づきの場合はご遠慮なくご指摘下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた。。




最近、私はまたブリックフィールズにあるYMCAのマレー語クラスに通っています。

実はこのBH(BAHASA MALAYSIA) Level2のコースは私にとって2回目です。昨年末に1回目のLevel2を終了したのですが、まだ全部消化できてないと感じた私は、Level3に進む自信がなくて、再度Level2を受けようと、コースの開始を待っていたらこの時期になってしまったと言うことなのです。

きっと若い頃の私ならば、少々自信がなくてもガムシャラにLevel3に進んでいたのでしょうが、この齢になってようやく人並みの自制心が身に付いたと言うことかも知れません。

↓久しぶりのYMCAです。

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↓約5ヶ月ぶりのYMCAですが、心なしか周囲の景色も少し変わったような気がします。目を右に転じてKLセントラル駅方向を見ています。

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↓そのまた右を見ています。

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↓その右です。真後ろ方向になりますが、昨年はまだ工事中だった左のビルが完成し、その右に新たに2つのビルが建ち始めています。

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↓このブリックフィールズ界隈、あと10年も経ったら劇的に様変わりしそうな気もしますので、今のうちと思って、周囲360度の動画を撮影してみました。興味のある方はどうぞご覧下さい。



↓YMCAのエントランスですが、以前よりも少し綺麗になったような気がします。

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↓YMCAのレセプションです。相変わらず人の出入りが多くて賑やかです。(写真は人の出入りが途絶えたところを狙いましたが、そのためしばらく待ちました)

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さて、肝心のBHレベル2ですが、使用するテキストは前回に同じ、そしてなんと担当教師も前回と同じクアンタン出身のR先生です。

なので、私としてはこのコース、前回よりも随分楽に感じているのですが、R先生としては少々やりにくいのかも知れませんね。R先生に尋ねたところ、同じコースを2度受ける生徒は始めてだそうです。

クラスメートは全部で11名、欧州、アフリカ、中東、東南アジア、インド、オーストラリア、そして私、孤軍奮闘のニッポン代表です。随分バラエティに富んだカラフルなクラスメートたちです。

もちろん授業は英語。先生の英語はカラフルなマレーシァンイングリッシュ。そしてクラスメートたちの英語も随分カラフルです。前回のクラスはこんなにカラフルなメンバーではなかったので、特に何も感じませんでしたが、今回は凄いです。

だけど、このことは私にとってはとても良い刺激になるし勉強にもなります。英語圏のクラスメートたちでも彼らの話す英語にはそれぞれ大きな特徴があるし、非英語圏のクラスメートたちの英語には独特の母国語訛りやアクセント、そして表現方法などにもそれぞれの特徴があります。

でも、いつも感じることですが、どこの国の若者も、いや若者だけではありませんが、それぞれ目的を持って集まる人たちの共通言語は英語以外にないのです。当然ながら英語を話せない、理解できない者はその輪には入れないし、もし入ったとしても意思を疎通できずに疎外感を感じることになるわけです。(幸いなことに最近の私はそんな環境にも慣れたせいか、カラフルな人種の輪の中にいても疎外感を感じることはほとんどなくなりました。)

それにしても、国が違っても、現代の若者たちの英語によるコミュニケーション力は素晴らしいと思います。誰もが臆せず質問し、そして堂々と意見を述べるのです。

翻って日本の若者たちはどうかと考えてしまいます。果たしてこんな若者たちと、世界共通言語の英語で丁々発止に渡り合って行けるのだろうかなどと、今更ながらわが日本国の若者たちに対する英語教育のあるべき姿を思い、要らぬ心配をしています。

先週の土曜日(5/23)はこのコースの3回目のセッション、私にとっては2回目のセッションでした。(1回目は例のサムライパレードのお手伝いのため止むを得ず欠席しました)

そして、この日は恐らくこのコースの最大山場のPrefix "me"に関する3時間集中レッスン日です。

ご存知かも知れませんが、マレー語には、他の言語のような厳格で複雑な文法はありません。ひととおり目を通すだけで基本的な文法は理解できる、その程度のものだと言われています。

ただし、私たち外国人にとって難解なのは、接辞のついた語彙が非常に多いことです。動詞や名詞、そして形容詞や副詞などにもいろんな接頭辞や接尾辞がついていたりしますので、先ずこの接辞のルールをしっかり身につけ、ルートワード(基語)を判別しないことには辞書さえ引けないのです。

この接辞の代表格が接頭辞(Prefix)の"me"です。(このPrefix"me"は、さらに計6つのPrefixに分類され、それぞれルールが細分化されています。)

通常10時開始のはずの授業に大幅に遅刻して、10時25分に登場したR先生、開口一番、トゥデイ、ウィレン プリフィクスムッ モスインポテン インレベルトゥ.(Today we'll learn prefix "me" most important in level 2. )と切り出しました。

私は2回目のレベル2ですので、当然prefixやsuffixの何たるかは既に十分理解しているつもりです。理解はできるがまだ身についていないと言う段階です。しかし、他のクラスメートたちにとっては多分始めてのprefixなのでしょう。みんな、一生懸命聞き耳をたてています。

でも、このR先生のマレーシァンイングリッシュは相当に早口です。なので英語圏の生徒たちにも聞き取れない、理解できない部分が少なからずあるようです。

すると突然、誰かが、Excuse me teacher, Could you gostan please.と言いました。

ゴステン?(Gostan?) ユセッド ゴステン?(You said "gostan"?)とR先生がニヤっと笑い、そして、エブリバデ アンデステン ワッイズゴステン?(Everybody understand what is gostan?)と他の生徒に問いかけます。

授業開始前にシンガポール大使館に勤めていると自己紹介してくれた前席のW女史が、It means to reverse the vehicle.(車をバックさせることよ)ってすかさず答えました。

アハハ、そうなんですね。ゴステン/ゴスタンって、車をバックさせることなんですね。これマングリッシュの代表選手なんだそうです。いや、マングリッシュだけでなく、実はシングリッシュ(Singaporean English)でもあるのだそうです。

↓代表的なマレーイングリッシュ"Gostan"を紹介するビデオ、Oh-My Englishです。



多分、R先生の講義の途中で、説明を良く聴き取れなかった生徒の一人が、もう一度説明して欲しい、ちょっと戻って欲しい、という意味で、知ってるマングリッシュを使ってゴステンと言ったのでしょうが、コレ、厳密には誤用ですよね。

R先生、接辞の講義を中断して、ゴステンの意味とその由来について説明を始めました。R先生ご出身のクアンタン州では良く使われている言葉だそうですが、元々は航海用語の"go astern"から来ているとのことです。英語のasternって船尾のことですよね。船を後進させると言う航海用語のゴースタンがいつのまにか、車を後退させる、と言うマングリッシュのゴステンに進化してしまったのですね。

R先生、さらにマングリッシュについて、とうとうと講釈を垂れ始めました。



R先生の講釈を要約すると・・・・・

マングリッシュとは、英国英語をベースにしているが、それにマレー語、広東語、タミール語、そして多くのヨーロッパ言語をミックスし、なおかつアメリカやオーストラリアのスラングもテレビなどの影響でふんだんに取り込まれた言葉なのだそうです。

なので、マングリッシュは、別名をロジャ(※)またはロジャ語(Rojak or Bahasa Rojak)とも呼ばれているそうですが、英国英語をベースにしていることで、その独自性を確立しているのだそうです。(※ロジャとはマレー語でスナックやサラダやごちゃ混ぜ料理の意です)

ナルホドなぁと感心しましたね。

さらにR先生曰く、都市部の人間は昔も今も英語を話す。しかし、田舎には英語を話せない人間が多い。都市部の人間が田舎に行って、オレたちは英語も話せるんだぞと自慢気に英語を話すが、田舎の人たちにも通じるようにマレー語なども混ぜて話すようになり、次第に今のロジャ語になったのだ、とのことです。

はい、良く分かりました。マレー人の話すごちゃ混ぜ英語がマングリッシュ。抑揚もアクセントもなんとなくマレー語や広東語に似てますよね。良く聞けば確かに英語なのだけど、ちょっと聞いただけではマレー語か中国語のようにも聞こえるマングリッシュです。

ところで、R先生のイングリッシュもマングリッシュですよね?

えっ、私の英語?これはマングリッシュじゃないです。これはフツーのマレーシァンイングリッシュです!(Manglish≠Malaysian English?)

・・・・・・・・・・・・・(しーん)



ここで突然、話があらぬ方向に飛んでしまうようで恐縮ですが、今しがた、ちょっと腹立たしいことがありましたので是非聞いていただきたいのです。誰かに話さないと腹の虫が治まりません。

実は、ほんの数分前までエアアジアのプレミアラインに電話していました。プレミアラインと言うのはつまりビジネスクラスのお客様相談センターのようなところなのですが、このブログを書いている最中に友人から電話があり、ビジネスクラスの預け荷物の重量超過と超過料金に関することを、本人に代わって確認して欲しいと依頼されたものだから、ブログを書く手を止めて電話していたのです。

友人からここに電話して、と言われたプレミアラインの専用電話番号に電話すると、直ぐに録音メッセージが流れ、なんとこの通話は1分につき2リンギ弱もかかると言うのです。おいおい、なにがプレミア専用ラインだよ、とイラつきながらしばらく待って、ようやく担当に繋がりほっとしたのも束の間、友人になり代わって電話してることを宣言したにも関わらず、ビジネスクラス搭乗の本人確認が必要とのことで、友人の氏名、住所、電話番号、予約番号などさんざん言わされた挙句、ブッキングに使用したemailアドレスを言えという。

えっ、そんなの分からないよ、とも言えず、確認して再telするハメになったのですが、その後、2度目の電話も、同行者の生年月日を言え、などという意地悪な質問に答えられずにあえなく撤退、いよいよ3度目の正直だぞと、本人たちの個人情報の大半を聴き取った上の最終トライとなりました。

頭にくることに、電話の向こうの相手は毎回異なる人物です。何度も何度もいちから説明してなんとか本人確認はクリア。では質問をどうぞと言われ、エクセスバゲージのことだけど、40kgのアローワンスを超過しトータル60kgほどになるが、バゲージドロップは可能かと尋ねたところ、チェックインカウンターで超過料金を支払えばできる、との返答。

しからば超過料金はいくらになるか、と尋ねたところ、ここでは分からないのでチェックインカウンターで聞け、とのこと。こっちは一般的なことを聞いているのだ、1kg超過につきいくらだとかはないのかとたたみかけると、さもメンドくさそうに、ありません、だと。そんな馬鹿な、ないわけはないだろう、知らないだけだろうと思ったが、こんな奴を相手にしていると腹が立つばかりなのでサンキューも言わずに電話を切りましたが・・・・・・・

なんと不親切、なんとブッキラボー、なんとツッケンドン、なにがプレミアラインかよ、なんなんだここは、、、、と、正直言って頭にきました。さんざん本人確認に時間を費やしておきながら、肝心の答えは調べもせずにカウンターで聞け、ですと。

しかも、担当者の英語は100%のマレーシァンイングリッシュです。いつも思うのですが、耳をすませて聞いていても良く聞こえない、いや聞こえないのではなくてまるで別物のワードに聞こえるのです。特に電話会話の場合は難解です。もうなんどもなんども同じような経験をして、ある程度は聞こえるようになったつもりでいたのですが、いやいや、まだまだのようですね。

それにしても、英語圏の人たちも口を揃えて言ってますが、マレーシアンイングリッシュは聞きにくい、慣れないとまるで別の単語に聞こえる、まさにそのとおりです。確かにマングリッシュとしての独自性を確立していることは素晴らしいとは思うのですが、英語を聞いているつもりでいても不思議にすんなりと頭に入ってこない、それがマングリッシュでありマレーシアンイングリッシュなんだとあらためて感じました。

ここまで書いたら大分落ち着きました。こんな私の低劣なボヤキにもお付き合いいただき大変ありがとうございました。(笑)

おっと、書き忘れてました。プレミアラインに電話し終え、私のプリペイド携帯の残高をチェックしてみてさらに腹が立ちました。こんな些細な電話ひとつでなんと約30リンギも引き落としされていたのです。たいしたプレミアラインですよ。トホホのホですね。(泣)



さて閑話休題です。

ゴステンの話題で大分まわり道をしましたが、ようやくprefixの講義に戻りました。でも、R先生のフツーのマレーシァンイングリッシュも良く聞いていると、かなり面白い。

メナ、メナって言うからなんのことかと思っていたらマナー(manner)のことだったし、ベテリも最初何を言ってるのか分からなかったけどバッテリー(battery)のことだったんです。

こんな面白ワードが一杯あって、私はprefixの講義に集中できなかったのですが、以下、さらに一例を紹介すると、ペレントはペアレント(parent)、ペーがペアー(pair)、エダがアザー(other)、ペシブがパッシブ(passive)、メネジはなんとマネージ(manage)のことなんですよ。

ね、フツーのマレーシァンイングリッシュでも結構面白いでしょう?こんなのにゴステンやチョップ(stampの意)が混じるマングリッシュなんて、分からなくて当然と思いませんか?

ここで、話をマレー語に戻しますね。

マレー語は、世界の言語の中でも最も簡単な方だって聞いてたものだから、最初は舐めてかかってました。ところが案の定、日本人会の週1時間だけじゃモノになろうはずがありません。いくら優しい言語と言えども、外国語の習得がそんなに簡単にできるわけがないのです。

なのでYMCAで週1回3時間のコースも取っているのですが、それでもまだまだ少ない。できればマレー人コミュニティの中にどっぷり浸かって暮らせば良いのだろうけれども、My better halfのことを思うとそれもできない相談だろうと思うのです。

事前に準備した言葉で問いかけし、期待どおりの答えが帰って来てようやくカタコトの会話ができる、私の場合はまだその程度なんです。これじゃあいつまで経っても目標には届かない。

なにが足りないかと言えば決定的に語彙が足りない。語彙が足りないからネイティブの会話を聞いても瞬時にその意味を理解できないし、例え意味が分かったとしても言いたいことの3分の1も言えない。これじゃあいつまで経ってもカタコトの域にも届かない。正直言ってかなり焦ってきましたね。

努力が足りないと言われればそのとおりなのかも知れませんが、特に最近は加齢性の脳細胞減少症とやらが進行しているらしく、並みの努力ではこれがなかなか難しいのです。

なんとか楽に語彙を増やす方法はないものかと、いつも日本人会マレー語クラスのタカちゃんと話をして、語呂あわせをおふざけ兼ねて考えたりしていますが、日常会話に必要と言われる数千の語彙を全部語呂あわせでカバーできるわけもないので、ほんの気休めにしかなりません。

それでも語呂あわせで憶えた単語はなかなか忘れない。だから、コレでひとつでもふたつでもニューワードを憶えられれば儲けものです。恥ずかしながら↓はそのホンの一例です。

yakin------------夜勤(やきん)は自信(confident)もってするもんだ  
kami/kita---------誰が髪(かみ)切った(きた)? 自分たち(we)だよ
undang-undang-----法律(law)うんだうんだ言わない
agama------------宗教(religion)あがまう(崇まう)もの
gosok------------ゴソゴソこする(rub)
daki--------------だきだき登る(climb)
cat---------------チャットしながらペイント(paint)するな
sukarela wan-------ボランティア(volunteer)か、すかたねなー≒仕方ねなー(スカレラワン)
ganggu------------玩具(ガング)鳴らして邪魔する(disturb)
ejek--------------えーじぇえーじぇとからかう(tease)
eja---------------スペル(spell)なんかどうでもエージャ
utara-------------北(North)に行って売ったら(ウタラ)いいじゃん
ketawa------------笑って(笑うlaugh)食ったわ(クタワ)
pendek------------短い(short)ペンでも   ←下段に続く
surat-------------すらスラット手紙(letter)が書ける

語呂合わせなんて、所詮はオヤジギャグと笑われるのでしょうし、こんなことを考えている暇があったら、もっと真っ当な勉強しろよって言われそうですね。(笑)

でも、でもですよ、YMCAのマレー語クラスで、R先生がこれは重要だからって何度も何度も繰り返し説明している接辞のこと、一見なんの脈絡もなさそうな単語の先頭文字によって分類されるPrefixのことだって、こんなこともオヤジギャグで憶えられないものかと、藁にも縋る思いで今必死に考えているのです。

そのうち妙案ができましたらご披露しますね。

それではまた。
(何を言いたいのか訳の分からない文章かつ尻切れトンボで終わるようで心苦しいのですが、瞼が重くて重くてしょうがないので今日はこれで失礼します。)

このことは以前のブログにも書きましたが、私のマレー語学習ははっきり言って、これまで思うように進んでいませんでした。正直、悪戦苦闘しておりました。

日常会話のマスターに3年と目標を掲げ、こちらに移り住んでまもなく参加した日本人会のマレー語講座は既に90週にもなろうとしているのに、やはり週1時間だけの学習では限界があると言うか、それに、きっと自身の努力が足らないのだろうけれども一つ憶えては二つどころか三つも忘れてしまう体たらくに、我ながら情けなくて悶々としていました。

悩んだ挙句に、先月初めからブリックフィールズのYMCAにも通い始めました。

これで、日本人会で1時間、YMCAで3時間、合わせて週4時間のマレー語学習をしているわけですが、最近、そのせいか(いや気のせいかも知れませんが)、少しずつマレー語のなんたるかが、そして嬉しいことにマレーシア英語(マングリッシュ)のなんたるかについても少しずつ分かって来たような気がします。

今日は、マレー語ネイティブの方や私などより遥かに詳しい方には笑止なことかも知れませんが、マレー語とマレーシアで広く話されているマレーシア英語(マングリッシュ)について、私の現在の気付きを思いつくまま書いて見たいと思います。



先ずはManglishですが、最初に↓これをご覧下さい。

Manglish.jpg

これは、Manglishがいかに面白可笑しいごちゃまぜ英語なのかを興味深く書いているブログからお借りしたものですが、前書きのマレー語パートを和訳するとこうです。

Tijah ingin memutuskan perhubungan dengan boyfriend MAT SALLEH nya....
Tijah(訳者註:マレーガール)は、ボーイフレンドのMAT SALLEH(訳者註:イングリッシュスピーキングボーイ)と別れたいと思った・・・・
Dia tak sanggup bertemu muka, lalu dia pun mengutus surat ....surat tu macam ni bunyinya:
彼女は彼に会いたくなくて、このような手紙を書いて送った・・・手紙にはつぎのように書いた;

訳者註:実はマレーガールのTijahはあんまり英語が得意ではありません。そんな彼女が辞書を片手に彼に書いた英文の手紙、これ典型的なマレーシア英語、つまりマレー語をほとんどそのまま英語に並行移動させただけのマングリッシュだと思うので、一文ずつ見て行きたいと思います。

Hi, my motive write this letter is to give know you something.
これ、いやこの一文だけでなく、この手紙の全文がそうなのですが、文法や構文がまったくでたらめで、多分、Written Englishを長く学習してきた日本人には理解不能な文章なのではないかと思います。しかし、これを書き言葉ではなく話し言葉としてみてみると、なんとなく意味が通じてくると思いませんか?

眼を閉じて彼女の怒った顔をイメージしてみてください。
要するに、怒り狂う私の気持ちがこの手紙を書かせているのだ、あなたに何かを伝えるために、と言うわけです。

I WANT TO CUT CONNECTION US. I have think about this very cook cook.
この一文は、もうあなたとは絶交したい、このことを注意深く考えていたのだ、と言う意味なのですが、特に最後のvery cook cookは、マレー語のmasak-masak(注意深く)の直訳ですからマレー語を知らない人には絶対に解読できない部分です。

I know i clap one hand only. Correctly, i have seen you and she together at town with eyes myself. you always ask for apology back back. I don't trust you again!!! You are really crocodile land.
これは、私が独りよがりだったってことが分かった、なぜなら実際に、街であなたと他の女の人が一緒にいるところをこの眼で見たんだもの。あなたは繰り返し謝って済まそうとするけどもう信じない。あなたはごろつきよ、、、と言っているのですが、Correctlyとback backとcrocodile landはマレー語の直訳英語です。マレー語を知らない限り意味は永久に分かりません。

My Friend speak you play with fire. Now I know you correct correct play with fire. So, I break connection to pull my body from this love triangle.I know this result I pick is very correct, because you love she very high from me. So, I break off to go far from here. I have been crying until no more eye water thinking about you. I don't want fall with banana two times. Safe walk...Full Love Tijah
これは、私の友達からあなたが火遊びをしてるってことを聞いてたんだけど、私もそれがウソではないってこと、今、分かった。だからこの三角関係から離れようと考えたしそれが間違っているとは思わない。だって、あなたは私よりあの彼女の方を愛しているし、だから私は遠くへ行こうと思うの。私はあなたのことを考えて涙が枯れるまで泣くだろうけど、二度と失敗したくないし。。さようなら。。愛をこめて。。Tijahより

いやはや、これも面白いですね。correct correctはマレー語のbenar-benar(本当に)の直訳だし、I don't want fall with banana two timesはSaya tidak mau terpeleset untuk kedua kalinya(二度と転びたくない)を頭を捻って英語に訳したものだと思えるし、最後のSafe walkはSelamat jalan(さようなら)を分解して英単語を当てはめたものと想像でき、うーんなるほどと思わず唸ってしまいます。



いかがでしたか。しかしここでお断りしておきますが、マレーシア英語、つまりマレーシア人が話す英語が全てこの類だと言うことでは決してありません。英語は第2の国語と言うくらいのマレーシアですから、もちろん正統派の綺麗な英語を話す人も大勢います。

でも中には、確かに英語なのにさっぱり言ってる意味が分からない、と言う英語を話す人も少なからずいるのです。これが本物のマングリッシュなのです。マレー語をほぼそのまま並行移動した英語、構文や文法も、そして単語もそのままかあるいは直訳されて意味不明のものが混じってる、さらにアクセントも発音も全てがマレー語風、とくればもうマレー語を学習しない限り絶対に分からない英語、それがマングリッシュなんだと、実は最近見えてきたのです。

ここで、マングリッシュのアクセントや発音の聞き取りが、特に私たち日本人のようなwrittenは強いがauralはほとんどダメ、マレー語もまったく知らないと言う特異な外人にとって如何に難解かを知る動画をご覧下さい。



いかがでしたでしょうか。特にこの動画の中のAuntie(おばさん)の話し言葉、私も思わず笑ってしまいましたが、これが代表的なローカルピープルのアクセントです。これ、初めての日本人にとっては聴き取りにくく、もしサブタイトルがついていなければ、内容の理解も難しいのではないかと思います。

こちらに住んでいると日常的にこの種のマングリッシュをいやと言うほど聞かされます。真似をしようと思ってもなかなか難しいと思っていたこのマレーアクセントですが、この前、YMCAのカフェでローカルピープルに、あなたはマレー人?と言われて気が付きました。私の英語にも最近少しマレーアクセントが混じってきてる?



このように、私はある意味ほのぼのとしたマングリッシュだとは思うのですが、一般的には次↓のように定義づけられ、こちらでは特に英語教育関係の方たちが、英語としての誤りなどを盛んに嘆いておられます。

Manglish or Malglish or Mangled English, is an English-based creole language spoken in Malaysia, which most of the Manglish vocabulary consists of words from English, Malay, Hokkien, Mandarin, Cantonese, Tamil origins, and to some of the European languages.(wiki)
Manglish、MalglishまたはMangled Englishは、語彙の大半を、英語、マレー語、福建語、北京語、広東語、タミール語及びいくつかのヨーロッパ言語を起源とする言葉で構成され、マレーシアで話されている英語ベースのクレオール言語である。

えっ?マレー語だけでなくこの国に住むあらゆる多民族言語が入り混じった言語?なるほどね、なるほどそうかもしれませんね。でも私のこれまでを振り返ってみると、最初のうちはほとんど聞き取れなかったこのマングリッシュもマレー語を知れば知るほどクリアーになってくるということは確かだと思います。

次に、こちらの英語教育関係の方たちが指摘している英語としての誤りを少し紹介してみます。

①FOLLOW: この前も実際にローカルの人に言われたのですが、Follow me lah!って、ついて来い、じゃなくて、車に乗せてってあげる、と言う意味なんですね、こちらの人のFollow meは。それは英語としては明らかな誤りで、正しくはGive a lift(ride)ですね。

②FRIEND:これもちろん友達と言う名詞なんですけど、ローカルはこれを動詞として使用するんですね。I want firiend youは間違いで、I want to be a friend with youが正しいのだと、これ、私ではなくて、この国の英語教育関係者がいっておられることです、ハイ。

以下同じ。
Cut the lorry(渋滞中の道路で)→Overtake the lorry
I send you there→I take you there
I spend you→I treat you/I pay for you
I go out station→I go out of town
I fired him→I told him off etc.etc.etc.etc.........................です。

でもね、はっきり言って、私は教育関係者でもなんでもありませんから、正しくはこうだ、なんて言うつもりは毛頭ありません。言葉なんてものは、学問ではなくて、意志疎通のツールだと思っています。ある程度のモニターは必要でしょうが、ルーズはルーズ(こう書くと、正しくはルースだなんて言う人もおられるでしょうが)でよろしいのではないでしょうか。私は、マレー語のルーズさが大のお気にいりです。

動詞の時制変化もなし、単数複数を気にすることもなし、その他文法、構文など、まぁルーズなことルーズなこと。でもそれでもちゃんとこちらの意志が相手に伝わるのですから不思議ですよね。

もちろん書き言葉と話言葉は違います。マレー語には接頭辞とか接尾辞とか、その他にも、特に書き言葉にする場合の細かな決まりがいろいろあってかなり面倒です。でも、話し言葉はそんなこと、気にしなくてもいい。とにかく、単語を並べ独特のアクセント、イントネーションでこれを口から発する、これで相手に意志が伝わるならそれは既に立派なマレー語ですよね。

なんてことを知ったかぶりに書くと、それこそ教育関係の方たちに怒られそうですが、私はそう思っています。

だから、私は好きです。マレー語もマングリッシュも大好きなのです。愛すべきマレー語、今日の最後は、先週の日本人会マレー語クラスで習い、そして大恥をかいた「マレーシア国歌」を歌って終りたいと思います。



Malaysian National Anthem - Negaraku
Negaraku,
Tanah tumpahnya darahku,
Rakyat hidup, bersatu dan maju,
Rahmat bahagia, Tuhan kurniakan,
Raja kita, Selamat bertakhta!
Rahmat bahagia, Tuhan kurniakan,
Raja kita, Selamat bertakhta!

我が祖国 我が血が注がれた大地
民が暮らす 団結と繁栄のもと
祝福された幸福は 神より賜われし
我らが王のもと 平和な治世を

実はこのマレーシア国歌、今年8月の独立記念日の際、周りの観客が全員立ち上がり大声で歌っているのをよそに、私と髭のinuさんの二人だけが、歌を知らないものだから、口をパクパク開けて歌う真似をしたことを思い出しますが、やっぱりこの国に長く住んでいる以上、せめて国歌ぐらいは歌えないといけない、そう考えていたのです。

そしたら、先週、私たちのマレー語クラスのhadi先生が突然、「今日はマレーシア国歌を歌いましょう」と言って、ホワイトボードに歌詞を書き始めたのです。

少々面喰らいましたが、みんな嬉々として歌を習い覚えようとしたのです。もちろん私も一生懸命でした。でも、そんな簡単に覚えられるものでもありません。そしたら、ほどなくして、先生が突然私をご指名、前で独りで歌ってみなさい、ですって。

そんなこと言われたってと思いつつも、やればなんとかなるさと歌い始めてみたものの、まだメロディーもろくに覚えていないし、どうにも音程がとんでもなくあっちこっちに飛んでしまい、大爆笑を買ってしまいました。昔、裕次郎が大好きで赤坂や六本木や新宿のバーでブンブンならしてたころの私も見る影がありません。結局大恥をかいてしまいました。

もちろん、その夜、必死に特訓したことは言うまでもありませんが、クラスメートのたかちゃんが、次のクラスで指名されたらどうしようなんて言ってるもんだから、よし、今度は絶対先生をたきつけて全員独りずつ前に出て歌うように絶対してやるっ!この前の仕返しだぜ!などとくだらないことを真剣に考えている変なオヤジになり下がっています。

あはは、マレー語を語るつもりが最後に訳が分からなくなってしまいました。ご容赦下さい。。

ではまた。。




今日はマレー語について今感じているところを書いてみたいと思います。

マレー語を習い始めてようやく1年になるわけですが、まったくのゼロから始めた割には最近なんとなく分かってきた、と言うか、少しだけそのベールが剥がれてきたような気がしています。

なんてことを書くと、おいおい、まだちっとも分かっていないくせに自惚れるなよ、と誰かに怒られそうですが、少なくとも、至るところで聞こえてくるネイティブのマレー語に対しても、最初のころよりは随分と親しみを感じるようにはなりました。

もちろん、ネイティブの会話の内容が全部理解できるようになった、と言う意味では決してありません。

でも1年前は耳がまったく素通りしていたネイティブの早口のマレー語も、最近はほんのちょっぴりですが、習い憶えた単語や言い回しが聞こえるようになり、時々は、朧気にこんなことを言っているのかなぁと想像できる程度になりました、と言う意味です。

また、ごく簡単な日常会話なら、ゆっくりですけど話したり、聞くことができるようにもなりました。

この年で、素地のまったくない他言語に挑戦することなど無理ではないかと、大いに不安でしたが意外や意外、どちらかと言えばとても楽に、そしてとても楽しく勉強できているのです。

きっとこれは、マレー語と言う言語が、とても易しい言語だからなのだろうと思います。

本当にそうかは分かりませんが、世界で一番難しい言語は、アラビア語、次いで日本語だと聞きました。(日本語が一番難しいと仰る方もいます。)

ご承知のとおり、私は、今、ローカルの方に日本語を教えている訳ですが、教えてみてその難しさを改めて感じています。確かに、動詞や形容詞の語形変化、丁寧語や尊敬語や謙譲語、あいまい表現、いろいろな数の数え方、助詞の使い方など、教える者、教わる者の双方にとって極めて難しい言語と言うのは間違いなさそうです。

でも、嬉しいことにマレー語はとても易しいのです。
決して見くびっているわけではありませんが、易しく思えるのです。なぜかと言うと、動詞の語形変化などないし、時制だっていい加減、疑問文の作り方だって簡単なのです。

だから、ある一定のルール、つまり文法をざっくりと覚えてしまえば、あとは必要な単語を前後に並べるだけで、簡単に文の形ができ上がると言うわけです。

このように易しいマレー語なのですが、しかし、単語や熟語などはどうしても憶えないといけません。当たり前ですが、単語や熟語などを憶えないと、言いたいことも言えないし、何を言われているのか聞き取りもできないのです。

と言うことで、私の当面の目標は、日常生活に必要な約3000の単語、熟語、慣用句などをを完全に憶えること。

嬉しいことに、他の言語に比べて熟語や慣用句は、その数が極端に少ない上に理解が容易ときています。

しかしながら、初めて聞く単語や熟語などを次から次に記憶していくことはなかなか難しい。特に年々歳々脳細胞が減少しつつあるシニア連にとっては、1つ憶えて2つも3つも忘れることの繰り返しですからなかなか前に進めない。

そこで、悩めるシニア連の苦肉の策が、語呂合わせの言葉憶えとなる訳です。

以前のブログでも少し紹介しましたが、今回もその他いくつかを紹介してみたいと思います。

誰もが知ってる超有名な語呂合わせ
NASI(ナシ) → ご飯 飯(めし)はナシだ
ORANG(オラン) → 人 人はオラン
IKAN(イカン) → 魚 魚はイカンよ

創意工夫の語呂合わせ
GULA-GULA(グラグラ) → キャンディ(飴)  キャンディ食べて歯がグラグラ
MULA-MULA(ムラムラ) → 最初 最初っからムラムラしてる
KATA(カタ) → 語る(話す) カタる
MUKA(ムカ) → 顔 ムカつく顔
ANTARA(アンタラ) → 間 アンタラの間
HUJAN(フジャン) → 雨 雨がフ(ッ)ジャン(降るじゃん)
STESEN(ステセン) → 駅 そんな駅はだれもス(ッ)テセン(知らない)
HADAPAN(ハダパン) → 表 ハダ(カ)パン(ツ)で表に出るな
BALIK(バリ) → 帰る バリっとして帰って来いよ
CIRIT-BIRIT(チリビリ) → 下痢 チ(リ)ビリ  ごめんなさい、これは言わずもがなですね。

以上思いつくままですが、キリがありませんのでこの辺にしておきます。

でも、身体で憶えたと言うか、実戦で身につけた言葉って本当に強いですよね。

我がマレー語教室のクラスメートの中に、昔、隣国のインドネシアで長年働いていたと言うD氏とI女史がいるのですが、彼らのマレー語(インドネシア語?)はたいしたものです。
(注:マレー語とインドネシア語は兄弟言語でほぼ同じです。)


グル(先生)の咄嗟の質問にも、間髪をいれず、答えが口をついて出てくることには、驚きと言うか、いや羨ましい限りです。

彼らの実戦マレー語の強さは、以前みんなでセキンチャンに出かけたときに強く思いました。

KANPUNG(田舎)のおじさんおばさんたちと肩を叩きあいながら談笑できる、これですよこれ。

我々のグループは、どこから見ても外国人(日本人)なのですが(外見や態度で容易に識別できるのだそうです)、片言でもマレー語を話すことが判ると、現地の方たちは途端に警戒心を解き、相好を崩してくるのです。

いやぁ、言葉って大切ですよね。異国の地で、異文化の中で、現地の人たちと仲良く暮らして行くには、現地の言葉を使えるようになることが始めの一歩、改めてそう感じました。


そうそう、先日、と言ってももう1、2ヶ月も前のことですが、こんなことがありました。

実は、私のコンドの隣のユニットにマレー系のファミリーが住んでいて、そこの年配のご婦人(私と同年代かちょっと上か?)とお孫さんのような少年に、家の前のエレベータホールやエレベータの中でよく出会うことがあるのですが、しばらくの間は、私が外国人と分かるのか表情がとても硬いままでした。

時にはこちらから英語で声をかけてみるのですが、完全に無視されるしで、隣どうしなのに困ったものだなぁと思ってました。

そんなことがしばらく続いていたある日の朝のこと、エレベータホールで出会ったその年配のご婦人に、Selamat Pagi!(おはようございます)とマレー語で挨拶してみたら、途端に彼女の顔がくしゃくしゃにほころんで、Pagi!(おはよう)と返ってきたではありませんか。

そして、マレー語が話せるの?なんで?アナタ日本人でしょ?って続けざまに質問です。

幸いなことにそれぐらいのことは聞き取りできましたので、日本人だけどこの国やこの国の人たちのことが好きだからマレー語を勉強しているんだ、でもまだ少しだけしか話せないけどね、って答えると、さも嬉しそうに、そうだったの?で何人で住んでるの?誰と住んでるの?って矢継ぎ早やに聞いてくる・・・、あはは、やっばりこの人たちもこっちに興味があったんだ。。。

私も嬉しくなって、エレベータの中でも続きの会話をしてました。

この一件以来、このご婦人と孫のようなマレーの少年とはすっかり仲良しになり、最近では私が玄関を出入りする気配を感じると、家の奥から出てきて、私に、どこに行くの?とか声をかけてくれたり、一度は私がホールでエレベータを待っているのを見かけたらしく、ご婦人が家からパジャマ姿で出てきて、私の後ろで体操を始めたのには大変驚きました。

私も笑いながらご婦人の体操を見ていましたが、やってきたエレベータに乗って降りる私に飛び切りの笑顔で、Selamt Jalan(行ってらっしゃい)と手を振ってくれました。

いや、言葉ってこんなにも嬉しいものなのですね。

後で判ったことですが、彼らは英語はまったく話せないし聞けないのだそうです。道理で私の英語には無反応だった訳ですね。

さて、今日の最後に、最近私がマレー語の勉強のためによく見るユーチューブの動画を紹介したいと思います。

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実はこれ、こちらの人気テレビアニメなのですが、ある日何気に見たら、その郷愁を誘う場面設定と言い、登場人物の面白さと言い、ストーリー展開のユニークさと言い、実に興味深いものがあり、目が釘付けになってしまいました。

さらに、私にとっての嬉しい発見は、このアニメが英語のサブタイトル(字幕)がついたマレー語アニメと言うことなのです。

まぁ、百聞は一見に如かず、ユーチューブにアップされている「UPIN & IPIN(ウピンとイピン)」をご覧下さい。(フルで1時間半もある動画ですので、通しではなく区切ってご覧になった方が良いかも知れません。)




いかがでしたでしょうか、英語の読み取り練習、マレー語の聞き取り練習に最適の教材だと思いませんか。

私はしばらくはこのアニメに取り憑かれそうです。(笑)

では、また。。

これは「私たちの国語をどうぞ愛して下さい。(Please love our national language)」と言う意味のスローガン(旗)です。マレー語を国語として認めよう、と言う多民族・多言語国家ならではのスローガンだと思いませんか?

20130920000.jpg

左の1(One)マレーシアと言うのは「ひとつになろうよ」というこの国の全体スローガンで、街のあちこちで目にしますが、マレー語を国語として愛そうと言うのもそのうちのひとつです。

今日は、しばし私の生き甲斐とこの国の国語であるマレー語のことについて語りたいと思います。


このブログでも何度も書いていますが、私がこの国に移住してきた訳は、単に定年後の生活をこの国でゆっくり、のんびり過ごすためではありません。

一言で言えば、残り少ない人生を悔いなく生きるためです。

若い頃、同世代の作家、沢木耕太郎の「深夜特急」を息もつかずに読んだものですが、、青年沢木の生き方にとても憧れました。あぁ、自分もこうありたい。特に、熱風アジア編の中の東南アジアの国々の、溢れんばかりの熱気と逞しい躍動感。自分も我が身をその中に溶け込ませてみたい、ずうっとそう考えていました。

でももちろん、周囲の現実はそれを許してはくれませんでした。

となれば、残るチャンスは定年後です。諦めずにずっとそのチャンスを待っていたのです。渋るmy better halfを強引に説き伏せ、眼前の障害をひとつひとつ乗り越えて、そしてついに昨年、移住を実現させました。

東南アジアでなぜこのマレーシアなのかについては、いつか別稿で詳しく書きたいと思いますが、他の皆さんとさほど変わりはありません。

問題は、残りの人生を悔いなく生きるためには、この地で何をするかです。ただ毎日を外国の地で生活する、このことだけではとても悔いのない生き方には成り得ません。

この国に限らずほとんどの東南アジアの国々は、日本に比べればまだまだ未完成です。言い換えれば、今後伸びる余地がまだあるということです。残念ながら、いや、幸か不幸か日本はほぼ完成された国です。こんなことを書くと、おまえは何を言っているのか、と諸先輩に怒られそうですが、余地はこちらの国々よりは多くはないのだろうと思います。

日本の30年ぐらい前のような高度成長期にあるこちらの国々は、今なお街の雑踏の中にも熱気が立ち込め、逞しいほどの躍動感が感じられます。

日本にいれば、我々団塊世代の定年後は、今を支える若者たちの邪魔にならないように、静かに、控えめにひっそりと暮らすべき、私だけの思い込みかも知れませんがそう感じます。でも、定年はしたものの、まだまだ若くありたい、なにか世の中の役に立ちたい、控えめにひっそりと生きることなど嫌なのです。

だから、海外移住を決意しました。今も変わらぬ熱風アジアのこの国の躍動感の中に我が身を置けば、その熱気をすこし分けてもらって元気になれるかも知れない、と同時に、なにかしらこちらからも分けてあげれるかも知れない。例えば日本人としての、ワールドクラスのマナーやホスピタリティ、そして合理性や勤勉性などです。

ひょっとしたら、そんなことを通じてこの国の人々に感謝され、その過程における達成感や満足感を自身の生き甲斐にして生きられるかも知れない。

もちろん、それは一朝一夕にできることではない筈です。クリアすべき問題は山ほどあるでしょう。まさにチャレンジなのです。その年でそんなチャレンジができるものかと、多くの人に諭されます。でも、やってみたいのです。それを生き甲斐にして生きてみたいのです。もちろん途中で挫折、夢破れ身ひとつで帰国、の可能性も大いにあります。それでも良いのです。そんなことを考えながら、今、余生の青写真を描きつつあります。

でも、それを実現するためには先ず言葉の壁を打ち破ることが先決です。

この国は、永いこと英国の殖民地であったため、周囲のそうでなかった国々に比べれば英語はよく通じる方です。英語は第2の国語と言っても良いほどだと思います。でも、もちろんちゃんとした英語を話さない人もたくさんいますし、まったく通じない人も少なくありません。

日常生活だけならば、英語のみでも十分でしょう。いや、日本人の方も半端じゃなく大勢暮らしていますので、日本人会のような日本人コミュニティの中で、もしかしたら日本語だけでも生活していけるかも知れません。

しかし、前述したようなチャレンジをしようと考えると、一番のバリアはやはりマレー語です。
この国の国語であるがゆえに、公的な文書や書類のほとんどは英語ではなくマレー語で書かれているのです。

私にとって、英語は、長年のキャリアがありますし、こちらに来てからもブラッシュアップを続けていますので、生意気なようですがさほどの問題ではありません。もちろん一歩でもネイティブに近づけるよう、もっともっと努力するつもりです。

それより、眼前に立ちはだかるマレー語をなんとかものにしなければ、夢の実現はとても叶いません。そこで、当然ですが、今年の1月からマレー語を習っています。日本人会のマレー語講座を週に1回。その他は私がローカルの語学学校で日本語を教えている関係で、その見返りではないのですが、私の生徒たちや学校の職員さんに実用上のマレー語をその都度教えてもらっています。

でも、まだまだよちよち歩きでとても実用の段階には至っていません。この程度では、この先実用に至るまでどのぐらいかかるのか、大いに不安ですので、もっと本腰を入れなければと考えているところです。

そんな私とマレー語の付き合いの今をリポートしてみたいと思います。

先ず、日本人会のマレー語初級クラスの紹介です。毎週水曜日の午前中の授業です。クラスはマレーのご婦人の先生と、生徒は推定同年代の中高年の男女が8~9人程度です。最初はついていくのがやっとでしたが、ようやく最近では授業中も冗談飛ばしたりして、時には顰蹙をかっています。(笑)

でも、なぜうちのマレー語クラスには若い女性が一人もいないのでしょうね?

私がマレー語のほかに受講している英語クラス(2クラス)の方には、わんさか若い女性が集まっているのに、これは不思議です。きっと、新しい方が参加したくて教室を覗くと、変な中高年オヤジどもが大声で喚きあっていたり、先生を先生とも思わない無遠慮な言動をしているのを垣間見て、尻ごみして帰られるのではないでしょうか。

でもね、若い(昔若かったでも結構)女性の皆さん!それは誤解です。皆さん良い方ぱかりで極めてアットホームなクラスですので、是非参加してはいかがでしょうか。

閑話休題、マレー語って結構面白いですよ。

例えば、朝の挨拶ですが、決まって、「朝ごはん食べた?(Sudah makan/minum pagi?)」ですよ。
もちろん、「おはよう(Selamat pagi)]と言うフレーズもちゃんとあるのですが、ある程度親しくなると、決まって、朝ごはん食べた?です。私が教えている日本語学校の職員のMr.Sunnyは毎回これです。当然、「食べたよ(Sudah)」と返すと、次も決まって「どこで食べた?(Makan di mana?)」、そしてその次は「何食べた?(Makan apa?)」です。

これって、私のマレー語の練習のために、毎回同じことを言ってくれているのかと思ったら、ある時、私以外のローカルの方にも同じように声かけしているのを聞いて、そうか、これって異文化なんだと気がつきました。

だって、日本じゃ、知り合いに朝出会っても、朝ごはん食べた?とは聞かないでしょう?

最近では、そう聞かれたら、毎回ごはんにおみそ汁の同じ答えじゃつまらないので、何種類か答えを用意していて、使い分けるようにしていますが、すると、とても喜んでくれます。

それと、マレー語の表記って、以前はアラビア文字を元に作られたジャウィ文字が使われていたのですが、英国統治以来の伝統で今はアルファベットが使われています。だから、我々日本人にも非常にありがたいのですが、注意しなければいけないのは、読みが英語と異なる文字もあるのです。例えば「C」は英語読みと異なり、「チ」と発音します。CA、CI、CU、CE、COはチャ、チ、チュ、チェ、チョなのです。

だから、CAWANと書いてチャワンと読むのです。ちなみに、このチャワンですが、意味は日本と同じ茶碗です。えっ、偶然の一致かって?それはですね、これ偶然の一致ではないのですよ。元々は、中国語のCHA-WAN(Tea Cup)から来ているのです。そうです、日本語の「茶碗」は、実は中国からの輸入語だったのですね。

ここマレーシアにも中国系マレー人が大勢いて、中国語のCHA-WANがいつの間にかマレー語にもなったと言う訳です。

ところで、マレーの方々に日本語を教えていて気がついたことは、彼らは「ツ(tsu)」の発音が得意でないのです。
どうしても、チュ(chu)になってしまう。何度繰り返しても、たちつてと、ではなく、たちちゅてと、となるのです。これは多分、ツと発音する言葉のないマレー語の言語構成に由来しているのではないでしょうか。

こんなことって、日本人にもありますよね。日本語にはRと発音する言葉がない。だから、我々日本人は「R」と「L」をなかなかうまく区別して発音できない。ジャパニーズイングリッシュを脱するのに一番の障害ではないでしょうか。

再度言いますが、マレー語って、結構面白いですよ。

先日のマレー語の授業で、最近入った通称タカちゃんがつくづく感心してました。
へぇー、KELUAR(出口)って、KE(~へ)とLUAR(外)の造語だったんだぁ?眼から鱗だよぉって言ってました。

そうなんです。マレー語を勉強していると、あっ、そうか、だからこう言うんだって、気がつくことが次から次に出てきます。なんかマレー語って、最小単位の言葉をひたすら前後にくっつけあってできてる。簡単な言語だなぁって思うこともあります。

だって、単語はひたすらそんな組み合わせ単語だし、文法だってなんか簡単。だって、動詞の時制変化なんかないんですよ。話の内容や文脈から、現在か過去か未来を判断するなんて、いやぁ簡単でありがたい言葉ですよ。

だから、真綿にインクが染み込むようにどんどんマレー語が頭に入ってくる、、って言いたいところだけど、如何せん、日に日に脳細胞が減少している我々中高年にとって、新しい単語のひとつを憶えるのが実に大変なのです。

ふたつ習ってひとつ忘れるぐらいならまだ上等の部類。時にはひとつ習ってふたつも忘れてることが情けないのです。

私なんか、新しい単語は、連想ゲームではないけどなにかにこじつけて憶えるようにしているのですが、中には日本語とまったく瓜二つの言葉もあって興味深いです。

例えば、ALMAK(アラマッ)は読みも意味も日本語に同じ。あらまっ、どうしましょ、って言う意味と読みだし、この他にもNAMA(ナマ)が名前だとか、SAMASAMA(サマサマ)がお互い様だとか、ANDA(アンダ)があんただとか、いろいろあります。

前述の朝ごはんだってそうです。MAKAN(マカン)って食べるってことですが、そのマカンの後にPAGI(朝)をつければ朝ごはん、TENGAHARI(午後)をつければ昼ごはん、そしてMALAM(夜)をくっつければ夕ご飯と言う意味になります。

もっとも日本語の朝食、昼食、夕食だって似たようなものですが、マレー語の場合、半端じゃなくこういう具合にできてるのですよ。

ところで、こちらの方のマレーシアンイングリッシュって一種独特のイントネーションや発音があって、慣れないうちは聴き取りが大変です。こちらに来た当初、スーパーなどのレジで、メンバカッとプラスティベが良く聴き取れませんでした。そうです、Member card?(ストアのメンバーカードはありますか?)と Plastic bag?(レジ袋は必要ですか?) の意味です。

ちなみにノニッってNo need(要らない)のことなのですが、マレーシアンイングリッシュってひたすら後を詰めて発音するのです。だからCardがカッになるし、Dog is Barking(犬が吠えてる)はドッバッキンなんです。そうそう、場所を尋ねるときのWhereって、ウエァではなく、ウェだけです、念のため。。

実は、この一見難解に聞こえるマレーシアンイングリッシュの元々の出所は、当然ですが、英国統治時代に培われたブリティッシュイングリッシュです。しかし、それが次第にマレーの人々に吸収同化され、発音や抑揚、そして文法的な簡略に至るまですっかりマレー語に近似したマレーシアンイングリッシュに進化(深化)したのです。

なので、マレー語を習い、マレー語が聞こえてくると、必然的にマレーシアンイングリッシュも聞こえてきます。例えば、前述の「メンバカッ」の「カッ」と「プラスティベッ」の「べ」ですが、マレー語ではそれぞれ「kad」と「beg」です。英語のcardはkad(カッ)、bagはbeg「ベ」と発音します。このように末尾を発音しない単語が数多くあり、英語においてもそれが多用されていたり、文法的にもかなり大らかになってしまっていたりするので、間違いなく英語を聞いているのだが、どうも良く分からない、と言うことになるのです。


私たちのマレー語クラスのハディ先生も完全なマレーシアンイングリッシュです。
しかもこの方のは超早口ときています。あまり早口なマレーシアンイングリッシュなので、説明の意味がよく分からず、ある時、私がクラスを代表して、「もう少しゆっくり話してもらいたい」とお願いしたのですが、未だにどこ吹く風です。

でも、このマシンガン的マレーシアンイングリッシュは我がマレー語クラスの副次的効用かも知れません。お陰で、最近ではマレーシアンイングリッシュも随分と楽に聞こえるようになりました。


などなど、ここまで思いつくまま、だらだらと書いてしまいました。書きたいことはまだ山ほどありますが、あまり長く書きすぎると飽きられそうなので、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。

さて、今日は土曜日、日本語授業の日です。10時からのクラスですので、その前に行きますが、またMr.SunnyにSudah makan pagi? Makan di mana? Makan apa?と聞かれます。今日はなんと答えようかと今から考えます。

では、また。。。