最近は毎回冒頭に愚痴を言うようで情けないのですが、こんな平凡な毎日でも人生ってなかなか自分の思う通りには行かないものですね。

何のことかと言うと、毎日の予定がなかなか予定通りにこなせない、こなそうとすると必ず予定外、想定外の障害が目の前に現れては邪魔をするのです。これってやはり歳をとったということなのでしょうね。若いころはもっと対応力があった。次から次に現れる障害を右に左にかわしながら器用に生きて来れたのに・・・

ところが歳をとって、対応力が弱くなった、不器用になったと言うことなのでしょうか。だから目の前に突然現れる些細な障害でもそれをクリアするのに意外と時間がかかる。もっとも、ここは異国なので、言葉や文化の違いから仕方がないことも多いのですが、それを割り引いても情けない、と思っているのです。

先日、次のブログに載せようと、全線開通したMRT(Mass Rapid Transit=大量高速輸送鉄道)に初乗車し前面展望動画を撮ってきたのですが、帰ってきてその編集作業を始めたところがそれが上手くいかない。どうも動画編集のためのフリーソフトがいつの間にか使えなくなっていて、止むを得ず、違うソフトをダウンロードして使おうとしたけれども、使い方が良く分からない。チュートリアルを見ながらやろうとしたのにそれでも上手くいかない。とうとう途中でメンドくさくなって諦めました。なのでまだ完成していないのです。

これなどは典型的な事象ですよね。そのせいでブログのトップ画像の写真を変えたまでは良いが、肝心の中身が準備できない。予定通りに進まないものだから気が焦る。気が焦ると次の予定も狂ってくるしちっとも良いことないのに、理解力も低下していて根気も続かないしダメですねぇ。

おっと、こんなところでブログが遅れた理由を長々と書いたり愚痴ったりしていると益々情けなくなるのでこのくらいにして本題に入りますが、皆さんはシーゲームズってご存知ですか?

実はこれSEA GAMESと書いて、東南アジア競技大会、South East Asian Gamesのことなんです。今マレーシアでは、KLを中心に第29回のシーゲームズが8月19日から30日までの予定で開催されているのですが、昨日、その一部競技を実際に見に行って来ました。

これは2年に一度、開催されている競技大会で今年はマレーシアがホスト国。いわば東南アジアのオリンピックとも言われていて、こちらでは相当盛り上がっているのです。参加国のASEAN加盟10か国と準加盟国の東ティモールを加えて11か国が、計38競技404種目に連日熱戦を繰り広げているのです。

そんな中、私の注意を惹いたのは、"シーゲームズ、マレーシアで初のウィンタースポーツ"と言う新聞の見出しと、これも新聞ですが、"オリンピックサイズのアイススケートリンクがまもなく完成"と言う二つの見出しです。

え、この南国マレーシアでウィンタースポーツ?正直言ってかなりの違和感がありましたね。土台このマレーシアは四季のない、常夏の国なのだから、そんな国でウィンタースポーツはないでしょう、と思って記事を読むと、、、なるほど、これまでは競技種目に入ってなかったウィンタースポーツ種目が、今回のマレーシア大会から初めて取り入れられるのだとか、、その理由としては、オリンピックサイズのアイススケートリンクが大会に間に合うように新設され、供されるからなのだそう。

ふぅーん、南国でアイススケートねぇ。。そういえば、いつかプトラジャヤのIOI City Mallに行ったときもスケートリンクを見たな、そうそうサンウェイピラミッドにもあったよな。。二つとも大勢のヤングカップルで賑わっていたけど、あのリンクサイズでは競技は無理だね、あれは飽くまでレジャー用だろうな。なになに、オリンピックサイズのスケートリンクが完成だって?ふぅーん、で、どこに?

と、読み進んでみてちょっと驚いた。え、ダマンサラ・プルダナ?なんだ直ぐ近くじゃないか。いつも買い物に行くTESCOやCURVEやIKEAの近くじゃないか、、、、と、俄然興味が湧いてきた。

よし、行ってみよう、と思い立ち、SEA GAMESの競技日程を検索したのだが、どこを探してもアイススケートの詳細の日程や時程が見当たらない。え?これはどういうこと?と不思議に思い、しつこくしつこく探していたら、ようやくアイスホッケー競技開始の2日ほど前(8月18日)になって始めてWEB上に詳細の日程や時程が掲載された。

どうやらこれは、当初予定では5月中旬に完成する筈だったアイスアリーナの新設工事か予定通りに進まず7月中旬まで延び、さらにそれでもオープンできずに、なんと保安検査を含むすべての工事完成検査を終えたのが8月18日だったそうな。なるほど、だからそれまで公式WEBには載せられなかったのかも知れないな。。

でも、とするとこれって随分危ない橋を渡っていたんじゃないか、、、なんて、私のような完全なる部外者が口出すようなことではないとは思うけど・・・、だがしかし、私の興味はこれで益々高まりました。そんな危ない橋を渡ったオリンピックサイズのアイスアリーナを是非この目で見てみたいし、そんなアリーナを使う国際競技大会がどんなものかを見せてもらおうかと思って、昨日行ってきた訳です。



ところが正直言って、私はウィンタースポーツのうちの氷上スポーツにはほとんど興味がありません。なぜなら、スキーは幼いころからの得意種目なのにスケートだけはどうも苦手、と言うか、今までほとんどやったことがないのです。いつか孫たちと一緒に近くのスケート場で遊んだ時も、孫たちとほとんど同じレベルのよちよち歩きで、孫たちからも白い目で見られたぐらいですから。。

さらになかでもフィギュアスケートなるものにはまったく興味がない。こんなことを言うと偏見だと怒られるかも知れないが、私は昔から男らしい体育会系の競技は大好きだが、華麗で華奢なものにはどうも興味が湧かないと言うか、はっきり言って好きじゃない。

だから、今回もせっかく見るならアイスホッケーとか、ショートトラックのスビートスケートかな、と思っていたのだ。ところがMy Better Halfが大のフィギュアスケート好き。いつも羽生選手が出るんだとか言って、マレーシアに居てもテレビの前にかじりついているほどで、昔は高橋大輔、今は羽生なんとか言う選手の大ファンなのだ。けれども残念ながら今までテレビでしか観たことがない。実際に傍で本物のフィギュアスケートを観戦したことがないと言うことを私は知っている。

そして突然閃いた。これはひょっとして一石二鳥じゃないか。私はオリンピックサイズのアイスアリーナとか、その運営そのものに、そしてMy Better Halfはフィギュアスケートに興味がある。ここのところ、彼女の体調が優れないのも気になっていたし、気晴らしにもなるだろう、とも考えたのだ。

すると、レベルの低い国の選手の演技なんか・・・などと言って最初は愚図っていたのだがやはり興味があるようで、結局昨日(8月26日)午後3時開始予定の女子、男子のSP(ショートプログラム)を観に行くことになった。

と言うことで昨日の土曜日、私はいつものYMCAのマレー語クラスを午後1時に終えてすぐに家に戻り、My Better Halfをピックアップしてダマンサラ・プルダナのアイスアリーナに車を走らせました。

その後10分もかからず2時過ぎには現地に到着し、今だけ無料と言う、広いがまだ工事途中のような無機質な地下駐車場に車を停め、これも急ごしらえのような案内板に従い会場のアイスアリーナに向かった。

↓約1週間ほど前にオープンしたばかりと言うアイスアリーナ。え、オリンピックサイズってこんなの?と思ったが60×30mのショートトラックがとれればオリンピックサイズなのだそう。。ふぅーん。。

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確かに立派なアイスアリーナだな。でも、このアリーナが入っている建物はまだ半分も完成してないんだよ。

↓ほら、まだこんなんだよ。これエンパイア・シティ・モールって言うらしいけど、完成の暁には、全体の売り場面積で言うと、今のワンウタマ・ショッピングモールの2倍以上になるんだってさ。どこかに書いてあったけどマレーシア最大のショッピングモールらしいぞ。

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このエンパイア・シティ・モールって、場所はほらここですよ↓写真中央の建物群。参考までに我が町モントキアラは、写真左上の小高い山の向こう側。ちょっとだけ高層コンド群が写ってるでしょ。モントキアラからここまで来るのにあの小高い山のトンネルを抜けて約8分程度かな。

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上部建物はまだ建築中と言うのに建物下部にはこんな立派なアイスアリーナがあってもうオープンしてる。

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これってなんか違和感ないですか。多分日本ではこんなことは絶対ないですよね。建物上部はまだ建築途中なのに下の出来てる部分だけでオープンし、しかも国家の威信をかけるべき国際競技大会の会場として使われているなんてね。

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こんなことあり得ない。絶対どこかに皺寄せ来るぞ、なんて穿った見方をしてしまうよね。でも、駐車場はタダだし、そういえば、なんとこのアイスアリーナの入場料もタダ。またまた穿った見方をすれば、なにか事故とかあっても駐車料もタダで入場料もタダだから客はなんの文句も言えない、、とかの心理作戦なのかなぁ。

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まぁしかし、警察や消防の保安検査には合格したとのことだから、最低限の安全は大丈夫なのかも知れないが、一般車両の駐車場とか、一般入場者出入り口とか通路とかの雑なこと雑なこと。。まだオープンして1週間程度と言うのに、壁に汚れやシミは目立つし、床も汚いしところどころデコボコしてるし、水漏れもあるようだしで、やっぱりなと思ってしまいます。

でも駐車料も入場料もタダだから許せるか、なんて思ってしまう私は根っからの貧乏人なんですね。

さて、今日のフィギュアスケートの競技開始は3時。私たちが会場に入ったのが2時20分だったから開始まであと40分ほどしかないのに、会場を見渡すと、お、ラッキー、、あちらこちらに空席が結構ある。それでもあとからあとから続々と客が詰めかけてくるので、慌てて空いてる席の方に向かおうとしたが、なんと途中にロープが張られていてその先には行けないのだ。張り紙を見るとどうやらその先は招待者専用席のようだ。

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ひょっとして、1階席も2階席も3階席も、空いてる席は全部招待者席だったりして?
Oh, No!とりあえず確認しようと急ぎ足で歩きまわってみたが、ざ、残念、ぜーんぶ招待者席でした。

そ、そうか、やっぱりこんな時間じゃ席は無理なのか、、、で、でもタダだから文句言えないよなぁ。。そうこうしているうちにどんどん混んできて、立ち見も楽じゃなくなってきた。

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案内所に行って、一般観客席で空いてるところはないのかと聞いてみたが、ない、と生意気なマレー女に冷たくあしらわれ、今度は腹が立ってきた。少々チケット料とっても良いから席ぐらい確保しとけよ、と口には出さないが心で罵った。

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そのうち、トイレに行きたくなってきたので、案内矢印に従って一見素晴らしく綺麗でモダンに見えるトイレに行ってみたのだが・・・

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あれっ? 小用の便器がひとつもない。見るとまだ壁に設置されてないようだ。おいおいこれで国際競技大会本番かよ。。止むを得ず、4つほどある個室のひとつに順番待って入ったが、便座が既に黒く汚れていて、床には濡れたティッシュなどが散乱してる。Oh, No!

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最後にもうひとつダメ押しがあった。一見綺麗な洗面台だが、4台の洗面台のうちの2台で水が出ない。盆栽のようなものも飾ってあって、結構金かけてるなぁと言う印象だが、どうもちぐはぐだ。

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↓こんな、通路や壁に貼られている大きな掲示物も一部剥がれ落ちていたり、、、

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その後ろ側がこんな風に覗けたりして、お粗末極まりない。

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でも会場のあちこちに設置されているVIP席は万全のようだ。

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↓こんな風にガラス張りの室内に王様が座るような立派な椅子があるのだが、まもなく競技が始まると言うのにVIPらしき人物の姿は見えず、子供が遊んでいるだけ。

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横からも覗けるので写真を撮ってみたが、この人たちがVIP?

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↓競技が始まってもまだVIPルームはガラガラ。

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係の人たちだけが手持ち無沙汰にしてVIPの到着を待ってる?

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ところでVIPって誰?政治家?高級公務員?団体役員?ようやくちらほらと人が入って来たが、ここではなんと飲み物や料理が供されている。これも無料?この予算はどこから出てるんだろう?この人たちは誰?それにしても、この国の偉い人たちと庶民のこの差別は一体何なんだよ。

この国ではこういう差別ってどこにいても感じるが、こんなことろでは余計癪に障る。庶民が座れるように割り当てられた席はほんの少ししかなくて、大半がVIPや招待者用だ。その制限ロープが張ってあるところで、一般客と招待客を区分けしていた係の女性に尋ねてみた。私は、実は今日、はるばる日本からこのスケートを観に来たのだが、この招待者席に入れては貰えないだろうか、、。(ウソだけどね)

一瞬困った顔をした若い女性の後ろから、デカくて怖い顔をした中華系のおばちゃんが出てきて、招待券がなければダメだとにべもない。しからばどこの誰に言えば招待券がもらえるのかとしつこく食い下がったが、いつの間にかおばちゃんは後ろの人混みに消えた。

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しかし、そんな招待席やVIP席では庶民はあっち行け、しっしっ、みたいなぞんざいな口調で適当にあしらわれ腹も立ったが、混み合う一般席の後ろで立ち見をしていたら、前に座っていたご婦人が親切にもご自分の家族の席を空けて譲ってくれた。これには救われた。丁重に礼を言って、My Better Halfを座らせてもらったが、この国にも親切な方は大勢居る。

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そのうち女子フィギュアのショートプログラムが始まり、3階席だったけど、席を譲ってもらい座って観戦できたMy Better Halfはとても喜んだ。初めての実際のフィギュアスケート観戦が、東京や横浜や埼玉のアイスアリーナではなく南国マレーシアだったことは、これはちょっと可哀そうだったかも知れないが、ま、話のタネぐらいにはなるだろう。

その後、男子のショートプログラムに入り、前評判の高かったフィリピンの選手が転倒して、マレーシアの選手がトップに立った。お陰て観客席はみな大喜びの大歓声。傍で見ていて、南国のウィンタースポーツ大会も悪くはないか、、と思ったが、この国の偉い人たちの顔も態度も恰幅も、なんと偉そうなこと、、それをヨイショする周りの人たちのなんと貧相なこと。。こんな差別をなくさなければ、とてもスポーツ先進国とは言えませんぞ、、なんて、またまた腹の中で思ってました。

ではまた。。

追記:2017.8.28 08:00
土曜日に席を譲ってもらった親切な中華系のご婦人方のお誘いで、昨日の日曜日(8月27日)、またまたアイスアリーナにでかけて来ました。仲良し姉妹だというご婦人方は私たちよりもやや若そうなとても親切な方たちで、自分たちが早く来て席を取っておくからゆっくり来ればいい、なんてことを言って下さる。嬉しくてついお言葉に甘えてしまいましたね。

この日は2時半からフィギュアの男女フリーの競技だったのですが、このご婦人方とお喋りしながら結局7時過ぎの最後の表彰式に至るまでしっかりと観戦してきました。

男子フィギュア初のゴールドメダリストに輝いたマレーシアのジュリアン選手↓

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前評判は高かったが、ショートでもフリーでも転倒し、シルバーメダルに終わったフィリピンのマルチネス選手↓ちなみに1位、3位がマレーシア、2位がフィリピン。出場国は5か国9人でした。(女子も5か国9人)

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最後に行われたフィギュア男子の表彰式(29th SEA GAME's MENS FIGURE VICTORY CEREMONY)の模様です。↓




私は競技そのものにはほとんど興味がないので、どうしてもその他のことに眼や耳が向いてしまうのですが、まぁ、一見すると立派で素晴らしいこの会場施設も2日目の慣れた眼にはやっぱり粗が目立ってしょうがない。そして、改めて気が付いたのですがここはナショナルアイススケーティングスタジアム(MYNISS)と言う名前なんですね。

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と言うことは、やっぱりこれからも各種国際競技に使われるんですよ。うーん、それにしては粗雑過ぎる。いくら突貫工事で仕上げたとは言えこりゃ酷い。ひょっとして、エンパイアシティの施設すべてが完成すれば劇的に変わるのだろうか?

トイレだって、初日の思いが2日目にはさらに深化しましたよ。だって、会場にいくつもあるトイレのほとんどで工事が未完成、汚い、臭い、便座が壊れてる、水が流れないなどなど。。いや、それにしてもこれでナショナルアイススタジアムはないでしょ。もっとも、VIP用は出入り口もなにもかもが一般観客用とは完全に異なっているようだから、偉い人たちにはそんな粗雑な面は一切見えないのでしょうけどね。

なーんちゃって、今回はこの国で初めて開催されたウィンタースポーツの国際競技大会の会場となったアイスアリーナのこと、そしてその運営などについて、このひねくれ団塊の視点で、不思議に思うことや腑に落ちないことなどをちょっと書きましたが、決して貶しているわけではありません。マレーシアのためそしてマレーシア国民のために、より良い安全・安心な施設であって欲しいし、その運営についても公平・公正であって欲しいと願う気持ちから出た正直な感想です。


以上



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一昨日(7/29)のことです。不肖、このひねくれ団塊主催の第4回魚市場買出しツアーの帰り道、突然鳴り出した携帯電話に出たところ、サウジの友人モハメドの声、"イマドコイル?アトナンプンデツク?"だと。。

私:えっ、どういう意味だよ?オレ、今、クアラスランゴールだけど。。

モハメド:な、なにぃぃぃ、クアラスランゴールだとぉぉ。今日のクラスはサボるのか、なんでサボるんだよ、まさか忘れてたんじゃあるまいな?

私:ちょ、ちょっと待ってよ、モハメド!今日は、国王誕生日でナショナルホリディだから、YMCAのクラスはない筈だけど。。

モハメド:なにバカ言ってんだよ。国王誕生日は9月に変わったってこと知らないのか?

私:え、えーっ?そんなぁぁ、また変わったのか?最初は6月3日だったのが変わって今日(7/29)になったんじゃないか。。なんで国王誕生日がそんなに変わるんだよ?

モハメド:そんなことオレが知るか。。とにかく今日のクラスはいつも通りなんだよ。みんな来てるぜ。来てないのは誰かさんだけだぞ。

私:オー、ノー、なんてことだ。いゃ分かった。とにかく俺のミスだ。Cikgu Rusmanやクラスのみんなによろしく言ってくれ。バーィ。。



と、まぁ、こんな顛末だったのですが、要するに、一昨日、7月29日の土曜日は、以前、確か4月だったか、首相府発表が新聞に大々的に載り、新国王(昨年12月に即位された第15代国王ムハンマド5世のこと)の誕生日がそれまでの6月第一土曜から7月最終土曜に変更されたのです。

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その変更理由は、今年も来年もそして再来年も6月の第一土曜はラマダン月に当たるからだそうで、なるほどそれなら変更も納得と思ってました。国王誕生日はもちろん、日本の天皇誕生日と同様、国民の祝日、つまりナショナルホリディですから、国民の関心も高いのです。

ところが、その国王誕生日がまたまた変更になったと言うのです。こんなこと、日本ではあり得ませんよね。大体マレーシアの今の国王の真の誕生日は10月6日だそうですので、当初定められた6月第一土曜も、その次の7月最終土曜も、今回新たに定められた9月9日も国王誕生日の当日ではありません。

まぁ、カレンダー上の国王誕生日とは、国王誕生をお祝いする祭日と解するのが筋だろうから、このことに特に不思議はないのですが、なぜ何度も変更するのか、、ですよ。

土台、私はこの度の変更(7/29→9/9)を知らなかったのだから、今頃偉そうなことは言えないのだけど、私が使っているオンラインカレンダーだってまだそのままだし、、、そう言えば、YMCAのロズマン先生だって7月29日のクラスはないからって、ずっと前に言って、あれ以来訂正が全然なかったじゃないか。。。

改めて今回の国王誕生日の変更に関する記事をグーグってみると、The Sunとか、Starとか、NSTなどのメインストリームメディアには確かに載ってる。7月13日付けの記事だが、でもなぜか扱いが小さい。内容は、これ多分首相府発表同文なんだろうけど、ほんの2、3行だけで変更理由の説明も何もなし。ただ、次のように変更する、と。それだけ。。

国王誕生日変更に関する首相府のプレスステートメント↓

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↑ステートメントには、"政府は第15代国王ムハンマド5世の本年の公式誕生日を7月29日から9月9日に変更することに同意した"とだけあり、その理由にはまったく言及されていない。

なるほど、こんなんじゃあ、言い訳するようだけど、私がこの記事を見過ごしたことも頷ける。毎日会社勤めをしていてカレンダーに敏感な人たちならともかく、私のように毎日が日曜日のような人々には果たしてきちんと伝わったのだろうか・・

さらに・・・・、ちょ、ちょっと待てよ、なんで変更の理由説明がないんだ?

不思議に思い、またまたそんな角度でグーグってみると・・・・・・

そしたら、出るわ出るわ。。やはりこのことに不思議を感じている人は少なくないようだ。そしていろんなことを言っている人たちがいる。

"何度も変わる国王誕生日。もうこの国では何も怖いものはない。国王誕生日さえも自分たちの都合でいかようにも変えられるのだからね・・・"

9月か・・・・でも待てよ、9月ってこの他にもいろいろあるよな。9月1日のハリラヤ・ハジ、16日はマレーシアデーだし、21日はイスラム歴の新年だよ。で、今回の国王誕生日を9日に持ってくると、9月だけで4回も国民の休日がある。

国王誕生祭って、確か大々的な軍事パレードがあるんだよね。となると、8月31日の独立記念日に始まり、9日の国王誕生日、そして16日のマレーシアデーとほぼ毎週パレードをやることになる。軍隊だけじゃないよ、一般市民もたくさん駆り出されるからね。とにかく忙しくなるんだろうな。

でも、これって???

そこでまたまたグーグって見た・・・・・

あ、あった。FMT(Free Malaysia Today)の7月12日付け記事に、PH Sabah Youth to hold 1MDB campaign in Septemberとある。これによると、The expedition will take place in the interior, east and west coasts of the state.つまり、PH(パカタン・ハラパン= 野党連合)のサバ州青年事務局長が9月に同州にて、全野党の青年支部を総動員して1MDB問題に関する一大キャンペーンを行う旨の記者発表を行ったと言うのだ。

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そしてこれは、PKR(人民公正党)党首のDr Wan Azizah氏(現在服役中のアンワル元副首相の妻)が、次期総選挙を睨み、現政権の最大恥部である1MDBスキャンダルに関する国民周知キャンペーンを、9月までの期間に全国規模で実施して、9月には街頭デモまで行うと、6月末に記者発表しているがそれに呼応するものだという、記事だ。

サバ州と言えば、与野党の双方にとって、次期総選挙のカギを握る最重要州と言われている。

偶然の一致かどうかは知らぬが、国王誕生日を7月から9月に変更するとの首相府発表は7月13日、 FMTに上記の記事が掲載された翌日のことだ。

このこと及び今回の国王誕生日変更に関する一切の理由説明がないことなどから、ローヤットネットなどのネット掲示板上では、現政権に対する懐疑的な意見や穿った見方が多数みられるが、これは致し方のないことだろう。



閑話休題。いずれにしても、私は、大切なYMCAのマレー語クラス、3時間をミスってしまった。痛恨の極みだ。

たいしたことじゃないではないかと思うなかれ。マレー語学習は私にとっての最重要事項なのだ。もう4年以上も学んでいるが満足レベルにはまだ程遠い。最近、DBP(Dewan Bahasa dan Pustaka= 国立マレー語及び図書研究所)で週2日のボランティア勤務をやったりして完全なマレー語オンリィの世界に身を浸しているのももちろんそのためだ。

で、そんなに大切なYMCAのマレー語クラスをミスって何をしていたのかと言うと、これは私の現在のマレーシアライフでマレー語の次にプライオリティを置いている魚に関するアクティビティだ。

これは知る人ぞ知る。知らない人はまったく知らないだろうが(笑)、既に趣味の範囲を脱したかも知れない、なんてことはないけれど、この年でマレーシアの魚にぞっこん惚れぬいている。これは本当だ、アハハ。

その日は、不肖このひねくれ団塊が企画・主催するマレーシア新鮮魚市場買出しツアーの催行日だったのだ。もちろん、この日が国王誕生日でナショナルホリディと知った上で企画したのだ。

既に公式には第4回、非公式を含めると第6回にもなるこの魚市場ツアーは、私のためにもなるし、そして参加して下さる皆さんのためにもなる、だろうと私は思っている。

新鮮地魚を刺身で喰らいたくて始めたマレーシア魚市場行脚、試して食して早や4年半。今ではあちこちの魚市場に知り合いもでき、多くの魚くんたちともトモダチになれたかも、と思ってる。そんなことから本ブログでは魚市場辞典なども書き始めているし、ブログで参加者を募っては市場買出しツアーまで初めてみた。今のところ、これがなかなか好評で、参加のみなさんからは大変感謝されている、と私は思ってる。

さらにさらに、先日は初めて魚の捌き方講習会をもやってみた。これも好評を博した、気がする。感謝されついでに、乗りに乗って目の前で握る鮨パーティまでやってみた。

↓7月29日の魚市場ツアーに引き続き、KLCCのとある豪華コンドミニアムにて開いた「魚捌き方講習」の後のお楽しみ「刺身&鮨パーティ」の様子

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自分で言うのも何なんだが、こいつは旨い、堪らなく旨い。海っ端の漁師市場で買い求めた新鮮地魚をその日のうちに捌いてネタに切り、その場で握って鮨を喰らう。まさか、この南国マレーシアでこんなことができるとは夢にも見なかった。でも嬉しい、そして目一杯楽しいのだ。

もうここまでくると、奇人・変人の仲間入りかも知れん、なんて人知れずちょっとは悩んでもいる(これはウソ)のだが、残り少ない私のライフ、思いっきり自由に楽しく使い切ろうと思っている今日この頃なのだ。



何を言いたいのか、何が書きたいのか分からず仕舞いのような記事になってしまいました。実際とても忙しい日が続いていて、正直言って少々疲れているのかも知れません。大いに気にはしているものの、物理的な体力と時間に追われてブログを書くことが疎かになっていますが、なにとぞご理解の上今後とも変わらぬご愛顧のほどお願いいたします。

ではまた。。




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これ↑は、先週金曜日(11月20日)、KL市内の主要道路上の道路情報電光表示板(ITIS※)に突如表れた、米国オバマ大統領歓迎の文字なのですが、私はこれを見て、ナニコレ?と思いました。(※ITISの説明はこちら→KLの道路情報電光表示板の不思議について)

米国オバマ大統領歓迎とは、翌11月21日から22日の間、ここKLで開催される東アジアサミットに参加する同大統領を歓迎すると言う意味なのですが、私が感じたことは、先ず、普段、頑としてマレー語表記にこだわっている筈のITISなのに、こんな時だけは英語なんだ?と言うことが第1のナニコレ

そしてその次に、あれ?でもこの英語、なんかおかしくね?ちょ、ちょっっと、これってあきらかな文法誤りだよね、が第2のナニコレ

これ、オバマ大統領を歓迎するって言いたいのであれば、その場合の"WELCOME"は他動詞なのだから、名詞の前に前置詞の"TO"は要らないな。そ、それに、その次の冠詞の"THE"もこんな場合は要らないんだよ、なんて、憎たらしい文法小僧みたいなことを咄嗟に呟いてしまいました。

さらに・・・あれ?これってオバマ大統領だけ?我がニッポンの安倍総理はないの?その他の国々の首脳たちは?

と、思ってみてたら、しばらくしてこんな↓文字が現れました。

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なんとASEAN LEADERSは十把ひと絡げで歓迎ですって。だけど、なぜか知らん・・・・我が安倍総理やその他のASEAN以外の国々の首脳たちはこの十把ひと絡げにも入っておらず、どうも歓迎されてはいないようだ、と言うのが第3のナニコレです。

しかしこれって誰の仕業?今をときめく時のナジブ将軍様はこのことをご存知なのだろうか?こんなに派手にデカデカと出しちゃって、ASEANサミットや東アジアサミットの関係者だけでなく、渋滞でのろのろ運転中の数多くのドライバーが目にする(した)筈だし、これを見て違和感やストレスを感じた人は、私を含めて少なくないと思うんですけど。

特に英文の文法誤りなど、DBKL(KL市役所)のITIS担当者の単純ミスで済まされることではないと思ってしまうのは、私がひねくれてる証拠ですか?

でも・・・あちこちにあるKLのITISって、本来目的(交通情報提供)にはほとんど役に立ってないと酷評されているのに、これにデカデカ書いたら目立つことは間違いないので、ある意味、意外に役立つ政府広報(プロパガンダ?)マシンになり得るのかも知れませんね。

家に帰ってからニュースチェックして、議長国マレーシアのナジブ首相のオープニングスピーチ全文を読みました。だけどやっぱり、例の南シナ海問題では、"すべての関係国は緊張をエスカレートさせるような行動を自制し平和的な手段で解決を"、なんて米国の"航行の自由作戦"を暗に非難し、明らかに中国様にたっぷり気遣いしたかのような玉虫色のスピーチでした。

あれ?これじゃあ、米国様が提示している踏み絵には全然応えてないけど、この国は果たしてこれでいいのでしょうか・・・・・。

あ、そっか、だからITISでオバマ大統領だけをデカデカと一人名指しで歓迎し、マレーシアは米国様に一番気遣いしてますって、あからさまなゴマすりの態度を見せたわけですか?

とすれば、これは政府とDBKLの協同作戦ですか。だとしたら余計に恥ずかしいですね、全世界にこの国の幼稚さと言うか恥ををさらけ出したようなものですからね・・・・・。

そしてその翌日、つまり11月21日、サミット本番の日の朝です。私はいつものようにYMCAのあるブリックフィールズに車を走らせていたのですが、あれ?ITISの文言が昨日とちょっと違ってる。

自分の目の錯覚かな?と思って通り過ぎるいくつかのITISに目を凝らしましたが、やはり昨日の文言とは異なっています。

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これ↑です。おお、文法誤りが一晩で訂正されているじゃないですか。"WELCOME TO"の使い方もこれならば違和感がないし、不要な"THE"も消えてますね。

いや、こりゃ素早い。第2のナニコレはこれで解決しましたね。しかしこれ、担当者が自ら気が付いたのでしょうか、それとも誰かが指摘した?

うーん、これは謎ですね・・・・

そして、そして、その次の日曜日、つまり昨日11月22日です。いつものとおり何気にニュースチェックをしたところ、ニュー・ストレイツ・タイムズに私が感じたことそのまんまバッチリの記事が掲載されているではありませんか。

思わず身を乗り出して、フムフムなるほどと記事を読みましたが、やっぱりこのことに気が付いた人は私だけではなかったんだと、妙な安堵感を感じてしまいました。

以下、ニュー・ストレイツ・タイムズの昨日の記事を紹介したいと思います。



DBKL's 'bad' English in welcoming Obama draws criticism from netizens
オバマ(大統領)歓迎のDBKLの間違い英語がネット市民の非難を浴びる

22 NOVEMBER 2015 @ 12:07 AM
NEW STRAITS TIMES ONLINE

KUALA LUMPUR: A snapshot of an electronic billboard welcoming US President Barack Obama has shot to fame for all the wrong reasons. The billboard which stated "Welcome to the President of USA Barack Obama" has been slammed by Malaysian netizens for its poor use of English.
バラク・オバマ米大統領を歓迎する電子掲示板(ITIS)の電光表示が酷評されている。 "Welcome to the President of USA Barack Obama"と書かれた掲示板は、その貧弱な(間違い)英語をマレーシアのネット市民からさんざんこき下ろされている。

The posting, which surfaced on Friday in time for Obama’s arrival in the city for the 27th Asean Summit and related summits drew widespread ridicule. “Heard they used Google translate…” quipped a Facebook user , while another mocked “ Asean English bro...” on the same thread. One Facebook user took a dig, posting “English is so much fun…when idiots is in charge”.
第27回ASEAN及び関係国首脳会議に参加するオバマ大統領のKL到着に間に合わせようと金曜日(11月20日)に(ITIS上に)現れた電光掲示が広範囲の嘲笑を呼んでいる。"グーグル翻訳を使ったって聞いてるよ"とフェイスブックユーザーがからかうと、他のユーザーが、同一のスレッドで"アセアンの英語BRO・・・(意味不明)"と嘲る。またユーザーの一人は、"英語って面白いね、バカが(ITISの)担当者ではね"と投稿した。

However, the user was swiftly corrected by another netizen who pointed out that ‘idiots’ was plural, which must be followed by ‘are’.
しかし、(そう投稿した)そのユーザーは、"idiots"って複数だぜ、だったら"are"が次に来ないといけないね、と他のネット市民によって指摘され、素早く誤りを修正されてました。(笑)

Mayor Datuk Mhd Amin Nordin Abd Aziz confirmed the picture of the board used to display traffic was not a doctored image. “We have changed it. It was to welcome Asean leaders. Hopefully it doesn’t switch back,” said Amin. He said he had tasked City Hall executive director Datuk Tan Keng Chok with checking if the board was still flashing the same message.
Datuk Mhd Amin Nordin Abd Aziz市長(KL市長)は、その交通情報用の(問題の)電光掲示は吟味されたものではなかった、(だから)われわれは(すぐに)変更した。それはASEANリーダーを歓迎するためのものだ、スイッチバック(変に誤解)しないでもらいたいと述べ、市のDatuk Tan Keng Chok助役に対し、ITISがまだ問題の電光掲示を表示していないかチェックするように命じたと述べた。

Meanwhile, retired English teacher Elsie Ong said authorities charged with the licensing of signages and boards should make sure that embarrassing mistakes such as these did not reoccur. “The sentence is wrong, it can never be ‘welcome to’ unless it’s an invitation, a greeting is always welcome. ‘Malaysia welcomes US President Barack Obama’ would be more appropriate, “she said, adding that ‘the’ in the greeting was also wrongly used. “They should definitely be stricter on the use of the language and do their homework,” she said.
一方、元英語教師のElsie Ongは、「ITISの責任者はこんなきまりの悪い間違いが二度と起こらないようににしないといけない。(あの)文章は間違いだ。"WELCOME TO"は"招待"の場合に使うものだし、"挨拶"の場合は常に"WELCOME"を使う」と述べ、(この場合は)「‘Malaysia welcomes US President Barack Obama’がより良い適切な表現でしょう。挨拶文に"THE"を使うことは間違い。彼らは言葉の使用にはもっと厳しくならないといけないし、宿題とすべきですね」と彼女は述べた。

“But no one in City Hall sees the point. In fact English has gone to the dogs and it’s not only in Malaysia,” she added. Ong said there was no point in being a grammar snob about the whole thing. “A mistake is a mistake you improve on it and there is no need to be ashamed.” “People are sometimes just pretentious as they are not welcome to change even though they don’t know proper English usage.”
「しかし、市役所の誰もこのことを分かっていない。実際、(マレーシアの)英語は地に落ちている(無茶苦茶になっている)が、これはマレーシアのことだけではありません」と彼女は付け加え、「文法小僧になる必要はないが、間違いは間違いなのだから改善すれば良い。なにも恥じることはない。人々は、例え彼らが正しい英語を知らないことが原因だとしても、"変更は歓迎しない"などと時々もったいぶるものだ。(それはいけないことだ)」と述べた。



以上、昨日(11月22日)のニュー・ストレイツ・タイムズの記事を紹介しましたが、内容的にはほぼ私の第2のナニコレと同じでしたね。しかし世界にはおんなじところに目が行く同士が居るもんですね。変な意味で大いに感心しました。

さて、しかしながら、私が感じた第1と第3のナニコレは、まだなにも記事にもなっていませんが、誰も気が付いていない、と言うか、こんなことを感じてしまう私がやっぱりひねくれ者だということなんですかね。

ま、それならそれで良しとしましょうか。

じゃ、今日はこれで。。



突然ですが、ポス・マレーシア(POS MALAYSIA)は、マレーシア国内に1000を超えるタッチポイント(Pos支店、Posミニ支店、Pos24Hセルフサービス、移動Pos等)を有するこの国最大の郵便事業者です。
(註:POSはマレー語です。英語のPOSTと同じく郵便局を意味しています)

ポスでは日本の郵便局(日本郵便株式会社)同様、郵便事業のみならず、保険取扱いや各種支払いそして送金業務などの幅広いサービスを行っており、市民にとっては身近にあってとても便利な存在です。

しかし最近、このポス・マレーシアのポスメン(マレー英語:ポストマン/配達人のこと)など担当者の仕事っぷりに関し、いささか腹に据えかねることがありましたので、今日はそのことをひとしきりぼやいて憂さを晴らしたいと思います。



みなさんはEMSってご存知ですよね。Express Mail Serviceの略で国際スピード郵便(国際速達郵便)のことなのですが、ここマレーシアでは国際、国内便とも速達郵便をポス・ラジュ(POSLAJU)と呼んでいます。ちなみに、"LAJU"とはマレー語で速達とか速度と言う意味です。

さて先日のことです。あるITデバイスを11street.comと言うショッピングサイトでオンライン購入したのですが、驚いたことに注文・決済の数時間後の夕方に販売店から電話がありました。

電話はお店の方からで、注文を受けたお礼と、在庫を確認したのでPOSLAJUでまもなく発送する、と言うものでした。その後1時間ほどで発送完了のメールと電話メッセージ(SMS)が届き、久々に気持ちの良い取引だなぁと甚く感心したものでした。

そして私としては、そのアイテムの入手を特に急いでいたわけでもないのですが、POSLAJUで発送してくれたと聞き、翌日の午前中には届くものと期待したわけです。

なので翌日に予定していた外出を急遽キャンセルしポスメンを待つことにしたのです。ところが、昼まで待っても、夜まで待っても待ち人来たらず。とうとうその日は荷物を受け取ることが出来ませんでした。

次の日の朝、不思議に思ってネットでPOSLAJU追跡(Track & Trace)をしてみると、不安的中、そこにはUnsuccessful delivery(配達不能)の文字です。しかも確認日時は前日の午前11時57分になってる。

これ↓がPOSLAJU TRACK & TRACEの画面です。

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冗談じゃない、その時間は、と言うより、朝からずっと1日中どこも行かずに待ってたんだよ、それでなんで不達な訳?と思いながらもとりあえずコンドのエレベーターホールの一角にあるメールボックスを覗きに行ったところ、入ってましたよ、例の不在票が。。

ん?そう言えば以前もこんなことがあったよな、最近どうも記憶力があまりパッとしないものだから、いつだったかは思い出せないけど、確か、あの時もずっと待っててもポスメンが来ないから、ひょっとしたらと思ってメールボックスを確認したらやっぱり入ってた、この不在票が。。

で、なになに?配達不能の理由のところ、不在のため、そして電話にも応答なし、にチェックマークがついてる。応答なしって、電話も何ももらってないけどこれどういう意味?? ・・・・そう言えば思い出したよ、あの時も不在票には同じように書いてあった。

そしてやっぱり憤慨して、KLセントラル駅近のポスまで引取り(Self Collection)に行ったんだよ。

しかし、これってホントどういうことなんだろ。もちろんこれまで、ちゃんと玄関先に配達してくれたPOSLAJUもあったけど、うーん、これはポスメン(配達人)によるのかなぁ。。

久しぶりに気持ちの良いオンラインショッピングができたと喜んでいたのに、これじゃあ、販売店さんの素早い対応も心遣いも台無しですよね。でもとにかく荷物を引取って来ようと思い、不在票に示されたSelf Collectionのポスに行きました。

↓いつもYMCAのマレー語教室に通い慣れているジャラン・サンバンサンにあるポスです。目新しい高層ビルの狭間でひときわ目立つ古ぼけた平屋建ての建物です。

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ここは、POSLAJU(国際/国内速達郵便)の発送と引取りに特化したセンターのようです。

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営業時間↓は、発送業務が8.00am-8.30pm(月-土)、毎月第1土曜と日曜が10.00am-4.00pm。引取り業務は、8.00am-10.00pm(月-土)、毎月第1土曜と日曜が10.00am-4.00pm。祝祭日は通常お休みと書いてありました。

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入り口を入ると、正面に発送業務カウンター↓(カウンター1~4)があります。

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そして右奥が引取り業務カウンターです。(カウンター5~6) なお引取りのみの場合はナンバーチケット不要とのことです。

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荷物の引取りには、不在票と本人確認証明(パスポートなど)が必要です。(不在票にもその旨が記載されています)

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荷物の引取りは、さほど待たされることなく完了したのですが、私、ひねくれ団塊としてはこのままでは腹の虫が収まりません。当然ながら、今回のこと、そして記憶にあるずっと前のこと、ひとしきり目の前のおネーさんを相手にクドキました。(注:おネーさんを口説いたのではありませんよ)(笑)

不在票をメールボックスに入れたということは、ポスメンが私宛の荷物持ってそこまで来たと言うことだよね、んじゃなんで直ぐ近くにあるリフト(エレベータ)で上に上がって来ないワケ?それでこの不在票には、電話したけど応答ナシにチェックがついてるけど、なんでこんなウソ書くワケ?これって、コレが初めてじゃないんだよ。以前もあったしさ、これじゃ困るんだよ。。昨日は予定変更して忙しいのにずっと待ってたのに、どうしてくれるんだよ。。

いや、私も最近ではこのぐらいの文句はいちいち和文英訳しなくても口をついて出てくるのですよ。そしたら、おネーさんの隣にいたおニィさんが、私に、こう言いました。"ポスメン疲れちゃったのかなぁ。。"

はぁっ?疲れちゃった?ウチ18階だけどリフト使えるよ、階段昇らなくていいんだよ。でも、なんで?

"うーん、じゃ、多分メンドくさかったんだよ。。" はぁっ?メンドくさいって、そんなのあり?ありえないでショ?

"ハイハイ、じゃ、これ書いて下さいね。"って手渡されたのが、カスタマー・フィードバック・フォーム(お客様ご意見書みたいなやつ)。はぁ?これ書いて出すとどうなるの? "うーん、ボス(上司)が考えてくれると思うよ。"って。。

はっきり言って、こんなの書いても無駄ですよね。なんか、ポスメンも、ここのカウンターの人もあんまり責任感じてなさそう。だけど、イッツマレーシア!って冗談で済ませられることと済ませられないことがあるんだよね。

でも、ここはニッポンじゃないし、そんなこと期待しても無駄か。

そう言えばついでにこんなことも思い出しましたよ。これ、そんなに古いことじゃないですよ。今年の1月(私の誕生月)に、毎年年金機構と共済組合連合会に出さなければならない現況届けをついうっかり普通郵便で送ったら、共済年金の方だけ途中で紛失してしまったらしく、結果としてその後の年金支給がストップされてしまったんですよ。

どういうことかと共済組合に電話で問い合わせしたら、書類が届いていないと言う。そんな筈ないと、いろいろ説明したけど届いてないものは届いてない、と逆切れされる始末。普通郵便だから追跡もできないし、止むを得ず今度はPOSLAJUで送り直したのだけど、お陰で3ヶ月ほど支給が遅れてしまったし、こういうことってホントに困るよね。

しかし考えてみれば、ハナからそういうリスクがあるってこと考えて、やっぱりこういうものはPOSLAJUで送るべきだったんだろうと思いましたけど、このPOSLAJUって実はそんなに安くないんですよ。

年金の現況届けなんて言う、たった数枚の書類を送るだけで、確か5、60リンギほどとられたような気がしたし、うーん、今後はどうしようかなと考えながらPOSのサイトを何気に眺めていたら、アレ?オレってバカじゃん、書留郵便って手があったんだ。。

今まで、てっきりこの国の郵便で間違いなく届いて、万一の場合は追跡も出来るってPOSLAJUしかない、絶対これに限ると思ってたんだけど、考えてみればこの国に間違いがないなんてありえないし、だったらPOSLAJUではなくてフツーの航空郵便を書留にすればいいんじゃないの、て言うか、それが普通なのかもと今更ながら気づきました。

そこで、ここマレーシアから祖国日本に、POSで書類や小包を送る場合の料金や送達日数などをチェックしてみました。

↓先ず重さ50gです。A4、3.~5枚程度の書類ならこれ以下でいけます。

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↓次に1kg、かなり分厚い書類か書籍、ちょっとした小包などはこれでOKです。

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上の表はいづれもポス・マレーシアのサイトから切り取ったものです。
(HOME>POSTAL SERVICE>QUICK ACCESS>Calculate Postage>International Rates)

配達種別は、上から順に航空郵便、海上郵便、小型航空小包、普通航空小包、海上小包、EMS書類、EMS商品となっています。

私がこの1~4月に再送した年金書類は、当初は普通の航空郵便、再送分はEMS(POSLAJU)書類で送りました。A4用紙が3、4枚に封筒だけですので重さはせいぜい30~50gだったろうと思います。

上の50gの表によると、航空郵便の送達日数は5~11日、料金は3.2リンギ(現在レートで100円程度)、でもこれは追跡不可です。

一方あらためて再送したEMS書類の場合は、送達日数が2~3日、料金は58.75リンギ(現在レートで1760円程度)です。もちろんこれは追跡できますし、万一の場合は行方を確認できます。しかし高いですよね。この書類の場合の航空郵便との料金の差はべラボーです。

そして、表の一番下に書いてありますが、書留サービスがあるんですね。恥ずかしながら今の今までこのことに気づきませんでした。これだと追跡ができて、追加料金はたったの4.6リンギ(現在レートで140円程度)ですよ。

あんな軽いぺらぺらの書類を、しかも特に急ぐ書類でもないのに、バカ高いPOSLAJUで送ったなんて、いやぁ私がマヌケでした。。

今後は絶対書留航空郵便にします。こんなこと、みなさんは、とっくにご存知のこととは思いますが、もし私同様の方がおられたら、今度からはそうしましょうね。

さて、次に1Kgの表を見て下さい。1Kg位の分厚い書類や書籍の場合は、航空郵便+書留サービスが64.8リンギ、EMS書類が73.75リンギとなり、両者の差はさほどなくなりました。なので、この場合は速く届くPOSLAJUの方が良いですよね。

ま、上の2つの表から判断できることはたくさんありますが、要は、送付する中味の重要性や緊急性、それに大きさや重さなどを勘案して配達種別を事前に決めるべきなのですよ。恥ずかしながら、今頃こんなことに気付くなんてやっぱり老年性の脳細胞減少症が進行しているのかも知れません。(笑)



アレ?いつの間にか、今日の本題からちょっと外れてしまいましたので、ここで閑話休題です。

この国の、特にマのつくレースの方たちのなんとレイジーなこと、これには定評がありますよね。全部が全部ではないのでしょうが、そんなレイジーな方たちは特に探さなくてもあちらこちらで頻繁に目にします。スーパーマーケットで、レストランで、コンビニで、銀行で、デパートで、そしてお役所で、などなどありとあらゆるところで、不思議なほど上から目線で無愛想だったり、動作が極めてノロかったり、商品知識などまったくなくて真面目な質問にもテキトーに答えたり、まぁ、日本ではとても考えられない方たちです。

そう思うと、今日のタイトルに掲げたポス・マレーシアのポスメン(配達人)の仕事っぷりも十分に納得がいきます。

このKLにどれぐらいの数のポスメンがいるのかは知りませんが、中には、宅配の荷物を届ける前に疲れてしまったり、メンドくさくなってしまったりして、不在表をメールボックスに入れて帰ってしまうレイジーなポスメンがいてもなんら不思議なことではありません。

セントラル駅近のポスラジュセンターの係りの方が言ったことは、ジョーダンではなく、本当のことだったのですね。

でも、あのポスラジュセンターの係りの方たち、やっぱりマの付くレースの方たちですが、ポスメンのことをレイジーだからと嗤ってましたが、あの方たちはレイジーではないのでしょうか。

後で、この↓表(今日の最初の写真を一部拡大したものです)をチェックしてみて、少々違和感を感じました。

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と言うのは、この表↑の一番上の行に、8月21日5.36 PM、カウンターで自己引取り(Self Collection at counter)と記されていますよね。これ間違いですよ。私が荷物の引取りに行ったのは21日ではなくて翌日8月22日の11時ごろですから。

これって、引取りカウンターにいたあの彼らの仕業ですよね。の意図的?とすればなんのため?・・・なんて、つい深読みしたくもなりますけど、いや、ま、良しとしましょう。

最後に、マレーシア最大のネット掲示板と言われているローヤット・ネット(Lawyat.net)のPOSに関するスレッドでは、ポスラジュの郵便物や荷物がきちんと宅配されずに、今回のようにポスメンが疲れてしまったり、メンドくさくなったりして荷物を届けずに不在表だけ置いて帰っちゃったなんて例のなんと多いこと。そんなマレーシアのPOSLAJUが彼らになんと評されているのかを紹介して今日の締めくくりとします。

"あれはPOSLAJUじゃなくて、POSLAMBAT(遅配便)だよ。" 注:LAMBATとはマレー語で、"遅い"という意味です。


ではまた。。



また今日も、この国のメディア報道からちょっと気になる話題を取り上げてみたいと思います。

最近、新聞紙面などで良くドレスコード(DRESS CODE)と言うワードを目にします。実はこのワードを私が気にし始めたのは、先月(6月)初旬にシンガポールで開催された東南アジア競技大会(SEA Games)に出場し、マレーシアに2個の金メダルをもたらした女子体操選手の競技服装が、ソーシャルメディア上で喧々諤々の議論に発展していることを知った時からです。

21歳の女子体操選手のファラ・アン・アブドル・ハジさんは、そのSEAゲームズで、大変優秀な成績を納めたにもかかわらず、その競技服装がムスリムの戒律に反しているとの厳しい批判にさらされたのです。

↓そのファラ・アン・アブドル・ハジ選手です。

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この写真のほかにも、インターネット上には数多くの彼女の写真がアップされていて誰でも容易に見ることができるのですが、なかなかの美人で国民的人気もあるようです。

この国のイスラム教指導者たちが眉を潜めて非難する"彼女の露出度の高い服装"とはどんなものかと、早速チェックしてみましたが、なに普通の競技服装じゃないですか。

しかも彼ら(宗教指導者たち)の彼女(ファラ選手)に対する非難の言葉は辛らつかつ下品(読み手にそう感じさせます)です。もちろん、それに対してソーシャルメディア上で彼女を擁護する声も一気に高まりましたが、私はそんな議論を知り、こんなことは日本など、イスラム教国以外の国ではあり得ないことだと思い、あらためてムスリムの方達の戒律(ムスリムの生活全般の規則)の厳しさに思いを致しました。

しかし、その後、この件に関するローカルメディアの記事をいくつかチェックしましたが、中には彼女の写真の腰の部分にモザイクをかけて良く見えなくしている写真も掲載されていて、こんなことしたら逆に変だよ、と思ってしまいました。だって、モザイクを入れて隠されたら、人間(特に男性?)の本能として隠されている部分を覗いてみたくなるじゃないですか。(笑)

世に氾濫しているその手の写真じゃあるまいし、清々しい女子体操競技選手の競技写真にモザイクをいれるなんて、ちょっとおかしいでしょ。。

ところで、体操競技のことは分かりましたが、じゃ、水泳競技はどうなんですかね。水泳の女子選手の水着にもそんなチェックが入るのでしょうか。まさか、ムスリム専用のあの水着を着なさいとでも言うのでしょうか。あんな水着を着たら絶対いい結果を出せる筈がない。だって頭のフードもそうだし手足もロングでなおかつ身体の線が見えないようダブダブの水着、あんなんじゃ水の抵抗が大き過ぎて勝負になりませんよ。

でも、そうか、水泳のマレーシア代表選手って、だからほとんど中華系(一部インド系?)なのか、そっか、きっとそうなんですね。ハハーン、これでまたひとつ謎が解けました。(ムスリム専用水着を着て泳いでいる水泳選手なんて見たことがないですもんね)



さて、この女子体操選手の服装議論に触発されたのかどうか、最近、やたらとドレスコードに関する記事が目立ちます。

私は、このドレスコード、特に気にしてもいなかったのですが、そう言えば、以前ハリラヤの王宮オープンデーの時に、たまたま現地(王宮前広場)で知り合った日本の男性が、その服装(半ズボン)のため王宮内に入れてもらえないとぼやいていたこと、そして、私のマレー語クラスメートの髯のINUさんとどこかの官庁ビルに行った時に、庁舎入り口で、やはりその半ズボン姿を咎められ、彼だけが中に入れてもらえなかったことなどを思い出しました。

私たち日本人は特に、外国人である私たちにはムスリムの戒律など関係ないだろうと思いがちですが、決してそうではありません。サウジアラビアほど厳しくはないようですが、この国も歴としたイスラム教国です。なので、ムスリムはもちろんのこと、非ムスリムの国民や外国人であっても、マレーシアの国内に居る限りはイスラムの戒律に影響されることもある訳です。

例えばモスクです。モスクに入る時には女性はヘッドスカーフ(※トドンと言います。以前このブログでも書いたヒジャブと言うのはヘッドスカーフを含むムスリム用のカバークロース全体のことを指すようです)を被り、手足首までのロングスリーブとロングパンツまたはスカートの着用が求められます。男性であっても特に短パンなどはダメで、ロングパンツでなければなりません。しかしこのことは旅行社を通じて旅行客などにも広く知れ渡っているし、各モスクにおいてはフードつきのローブを無料で貸し出してくれるところが多いため、特に問題ではありません。

ところがモスク以外の場所でもそのようなドレスコードが適用されているところも意外に多いのです。

ドレスコードと言うのは、つまり服装規定です。日本人の私たちのドレスコードと言えば、学校や会社やホテルの服装規定、または観劇やパーティやセレモニーの際の服装規定ぐらいしか思い当たりませんが、ここイスラム教国におけるドレスコードはさらに広範囲に適用されるのです。

私が最近、日本語を教えに行く際に車を停めているメダン・マラの受付横にはこんなドレスコードに関するサインボードが目を惹きます。

↓メダン・マラ(MARA※)の受付横のサインボードです。

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※MARAはMajlis Amanah Rakyat、英語名は Indigenous People's Trust Council、つまりマレー系先住民族のための教育・互助・支援施設です。私が日本語コーチとして通っているPertama Complexの隣のビルです。

↓ここがマラのエントランスですが、この直ぐ横とその他の計3ヶ所にドレスコードのサインボードがあります。

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そして厄介なのは、そのドレスコードを適用する対象をムスリムに限定していないということです。

もっともこの施設はマレー系の方々の専用施設のようなところですから、ムスリム以外の方が訪れることがないのかも知れませんが、非ムスリムの私たちが、何らかの用事があってここを訪問する際には要注意です。

ちなみに、女性はヘッドスカーフを被る他、ノースリーブはダメ、ショートパンツはダメ、膝小僧が見えるようなショートスカートはダメ、サンダルはダメとあります。また、男性もノースリーブ、ショートパンツ、サンダルはダメ、そして擦り切れたズボンもダメとあります。



先日、スターオンラインのこんな記事を目にしました。

Denied entry over dressing

The Star Online
July 3, 2015

KUALA lUMPUR: I went to the Defence Ministry (Mindef) in Ampang to cover a pre­sentation of Hari Raya goodies to the armed forces by the Prime Minister’s wife, an event that was also attended by the Defence Minister and his deputy.
I was dressed in a simple black-and-white piece with short sleeves and a hemline that ended just above my knees.
Despite what I thought to be decent attire, I was denied entry at the guardhouse.
At the counter to register my vehicle, an official told me to step back several times.
I took a few small steps back until he told me: “Please step back further, I need to see what you are wearing.”
He then said I would not be allowed in because my knees were showing.
I protested by saying that I had covered Mindef events before, wearing both casual clothes such as T-shirts as well as in similar dresses, but the protest was to no avail.
I also told him that I was a reporter and needed to get in to cover the event. He and a female staff member said they would check with the officials inside the building.
They returned to say there was no response and instructed me to sit down and wait.
At this point, another military policeman politely “assessed” my outfit, saying that I had violated the dress code.
I said there should be consistency when enforcing the dress code, not as and when they like.
As I didn’t want to miss my assignment, I went to retrieve a long skirt that was kept in my car for precisely this reason – overzealous dress code enforcers.
Then another officer remarked: “See, Miss, you look nice like this as well.”
I found the comment unprofessional.
I later raised the issue with the deputy minister, who laughed it off.
I couldn’t help thinking: if people meant to defend the nation can become so distracted by a pair of kneecaps, then our country is in trouble.

↑これは、要するにザ・スター社の記者である女性が、取材のために訪れた国防省施設のエントランスで、ドレスコードに違反しているという理由で立ち入りを許可されなかったという記事です。

女性の当初の服装は↓この左の写真だそうです。確かに膝小僧は見えていますがまあごく普通の見苦しくない服装ですよね。

wartawan star dilarang
The long and short of the matter: Reporter Tashny was denied entry at the guardhouse until she covered up with a long skirt.

ガードハウスで押し問答したが埒が明かず、結局、こう言うときのために車に積んでいるロングスカートを身につけて入庁したのだ、と言う内容です。

後で、このことを国防省の副大臣に物申したところ一笑に付されてしまった、と言うことで、最後に「国防の任に当たる人たちが、こんな膝小僧のことにムキになるなんて馬鹿げている。こんなことで国の護りは大丈夫なの?」と痛烈な皮肉で記事を締め括っています。



そう言えば、この記事を目にする前、先月(6月)の下旬のことですが、KLIAの遺失手荷物交付所(the Lost and Found baggage area)に短パンにサンダル履きで入ろうとした男性客が、空港係員に入室を制止されて悶着になった、と言うニュースも読みました。

しかしこれについては、後ほど空港管理会社(MAHB)から当の男性客に、係員の誤解によるもので申し訳なかったとの謝罪があったとも報じられていました。

この記事には、最近のドレスコードの適用にまつわるニュースがさらに複数掲載されていて、どうやら、この国のドレスコードに対する考え方が変わるかも知れない、そんな一般国民の関心と言うか、機運が高まってきているようですね。

そして、極め付きは↓このニュースです。

After dress code furore, Dr M says Malaysia acting like Saudi Arabia
ドレスコードの大騒ぎの後、マレーシアはサウジアラビアのようだ、とマハティール元首相

MALAYSIAN INSIDER
25 June 2015

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Malaysia is now sliding backwards and is acting like Saudi Arabia in its zeal to impose a dress code on the public, Tun Dr Mahathir Mohamed said today.
マレーシアは今や時代に遡行している。厳格なドレスコードを一般市民にまで押し付けるなんてまるでサウジアラビアのようだ、と今日、マハティール元首相は述べた。

He said it was a person's right to wear shorts in public, and, "as long as they aren't naked", they should be allowed to enter a government building or hospital.
人前で短パンをはくことは人々の権利であるし、裸でない限り、官庁建物や病院に入ることを許されるべきだ。

"In government offices, certainly there is a dress code. But that is an office matter."
官庁には確かにドレスコードがある。しかしそれは官庁の問題だ。

“Public matters are different. We shouldn't be telling others what to do, they aren't Muslim," he told a press conference after a buka puasa event with Perkasa in Kampung Baru, Kuala Lumpur.
He said dress codes in government buildings should only apply to its staff, and not visitors, especially those who are not Muslim.‎

これは一般市民の問題ではない。我々(ムスリム)が為すべきことを、他人(非ムスリム)に強制してはいけない。彼らはイスラム教徒ではないのだ、と彼はカンポンバルでのブカプアサイベント(訳者註:前回記事のIFTARのようなイベント)の後、記者会見で述べた。

"We are now sliding backwards. Soon, not only shorts will be an issue. If a woman leaves a house without a burqa, it will be considered wrong.
我々は今、時代に逆行している。なにもショーツだけが問題ではないが、もし、(イスラムの)女性がブルカなしで外出するならば、それは間違っていると思う。(訳者註:ブルカは女性の全身を覆い隠す衣服でパキスタン、アフガニスタンなどで着用される)

"We are acting like Pakistan, Afghanistan, Saudi Arabia. That's their culture. When we try to turn it into our culture, it becomes a problem."
我々は、パキスタン、アフガニスタン、サウジアラビアのように行動している。それは彼らの文化だ。我々がそれを我々の文化に変えようとすると、それは問題になる。

A Road Transport Department (RTD) guard had caused a storm on social media for ordering a woman who had gone to the department’s Gombak office to wear a sarong. The woman had worn a skirt which ended above her knees.
道路運輸局(RTD)のガードマンが、同局のゴンバック事務所を訪れた女性が膝上丈のスカートを穿いていたため、サロン(訳者註:腰に巻きつける長い丈の布)を着るように命じた、と言うことがソーシャルメディアに嵐(のような議論)を呼んだ。

On June 16, another woman was told to cover her legs before she was allowed into the Sungai Buloh hospital. She was not given a sarong to wear but wrapped herself in a borrowed towel.
6月16日、別の女性が、スンガイブロー病院(訳者註:公立病院)で脚を出さない衣服を着るように告げられたが、サロンの貸し出しを受けられなかったため、タオルを借りて巻きつけた。

About a week later, two women were barred from entering the Selangor government headquarters in Shah Alam for wearing skirts that ended above their knees.
約2週間後、2人の女性がシャーラムのスランゴール州政府庁舎で、膝上丈のスカートを穿いているという理由で入庁を禁止された。

The RTD and hospital have issued apologies to the women involved in the three incidents, after they attracted public scorn including from former ministers.
道路運輸局と病院は、この件に関し一般市民や前大臣などからの非難が出た後、関係する3件の女性に対し謝罪を行った。

This evening, however, the umbrella union of the civil service, Cuepacs, announced that it was giving special recognition to colleagues who had been enforcing the dress code in government departments.
しかしながら今晩、傘下公務員連合(Cuepacs※)は、この件で政府部局内におけるドレスコードの適用に関わった関係職員に対し、特別認定が与えられたと発表した。※State Congress of Union Employees in the Public and Civil Service (Cuepacs)

Cuepacs president Datuk Azih Muda said a certificate of appreciation would be given to the Rela (People's Volunteer Corp) member who told the woman visitor at the Sungai Buloh hospital to cover her legs.
Cuepacs会長は、スンガイブロー病院で、女性客に脚を隠すように告げたPeople's Volunteer Corpd社のボランティアメンバーに(今後)感謝状が与えられるだろうと述べた。

He said a letter of thanks had already been given to the RTD guard at the Gombak office who gave the woman customer a sarong.
彼はまた、ゴンバックのRTD事務所で、訪れた女性客にサロンを貸し与えたガードマンには既に感謝状が贈られていると述べた。.



いかがでしたか?こんなことに感謝状とは、なんと大袈裟なとちょっと驚きましたけど、ムスリムの戒律を護ることがいかにムスリム社会では重要視されているかの証左なのだと思います。

しかし、それにしても少々違和感も禁じ得ませんね。この国がいくらムスリム教国とは言え、同時に他宗教も認める多民族の共生国家です。一方の宗教の生活規範を他宗教の国民や外国人にまで押し付けるのはいかがなものでしょう。

もちろんモスクなどは、ムスリム専用施設であって他宗教の信奉者はあくまでビジターな訳ですから、これはドレスコードを強要されて当たり前、と言うか、寧ろそうでなければならないと思います。

でも、すべての国民や外国人来訪者にも公平であるべき、官公庁の施設や病院などでは、やはりこのムスリムの戒律は限定適用に留めるべきなのだと思います。しかし、上記の記事が示すとおり、ムスリム指導層のそんな意識を変えるのは簡単ではなさそうです。

このKLの雑踏を歩いてみると、人々、特に女性たちの服装が実に多種多様であることに誰もが容易に気付く筈です。中華系や欧米系の若い女性の中には膝上どころかギリギリのミニスカートを穿き、身体の線も露なボディコンの最新流行のおしゃれな衣服に身を包み、これ見よがしに闊歩している様を、特に街の中心部やショッピングモールなどで多く見かけますし、一方ではインド系のサリー姿の女性達、そしてもちろんトドンを被ったマレー系の女性たち、その他真っ黒な目だけのニカブやブルカの女性たちなどなど、実に様々、多種多様です。

このような多種多様な服装が日常化している現状では、最早、官公庁や病院のドレスコードなど不要なのだと、マハティール元首相だけでなく多くの非ムスリムの国民が感じているのだと思いますし、私もそのとおりと思います。

2020年までの先進国入りを目標に掲げるこの国政府が、あと残り少ない年限のうちにいくつの壁を突破できるのか、大いに興味のあるところです。

以上今日は、この国のドレスコードについて考える、でした。

ではまた。。



みなさん、おはようございます。今日は2015年6月18日、木曜日、この国のムスリム(イスラム教徒)の方たちにとって年に一度の神聖なラマダン(断食月)が始まる日です。

早いものでこの国に住んで3回目のラマダンなんですね。ラマダンと言っても私たち非ムスリムの日常生活にはほとんど影響はないのですが、やはり街のレストランなどが日中、異様なほどガラガラに空いているのを見ると、なにかしら感じるところもあります。

私なぞ、毎日の飽食のみが生き甲斐(これはちと大袈裟かも知れませんが)なのに、ムスリムの方たちは、大人も子供も今この瞬間に何を考えているのだろうかと思うと、ほんのちょっぴりですけど、申し訳ないような気がしてしまいます。

しかし、この国に暮らしてみてつくづく感じていますが、多民族、異教徒同士が共に暮らすことって、これは大変なことですよね。

1MALAYSIA(サトゥマレーシア)の合言葉の下、マレー系も中華系もインド系もそしてその他様々な人たちが、これほど上手く仲良く暮らしている国、マレーシア、今更ながら素晴らしいと思います。

ところで今日の本題は、実はこの話題ではありません。

サバ州の地震リポートのつづきでもありません。あ、そうそう、サバ州地震と言えば、例の裸んぼグループの四人ですけど、コタキナバルの裁判所で、たった3日の禁固刑と5000リンギ(約17万円弱)の罰金刑が言い渡され、即日国外追放されたそうですね。

正直なところ、私はこれである意味ほっとしました。最長3ヶ月の禁固刑もありうるなどと内外のメディアが騒いでいたようですが、いくら周りがいきり立っていても、この国の司法はまだまだ冷静だった。ペナン島でのマレー人ヌーディストに対する前例もあったそうなので、極めて妥当な司法判断だったと思います。



このサバ州地震とキナバル山のことについては、またいつか取り上げたいと思いますが、今日はこれとはまったく異なる話題です。

タイトルに書きましたように、ここKLの道路情報電光表示板のことです。

KL市内外を車で走っていると、あちらこちらに大きな電光表示板を目にしますよね。

そうです、↓これです。

2015061801.jpg

しかしこの電光表示板を見て下さい、真っ黒でなんにも表示されていません。私はずっと以前にも、このブログでこのことを書いたのですが、KLのあちこちの表示板、長い間ずーっとこんな状態が続いていて、ようやく最近ちらほらとなんか表示されているものが出てきたものの、まだまだほとんど大部分が真っ黒のまんまです。

私が2012年末にこちらに来た当初は、まだ様々な文言が多くの表示板に表示されていました。ただ、その当時の私はマレー語がまったく読めなかったので、意味がさっぱり分からずなんの役にも立っていなかったのですが、この道路情報表示板、なぜかまもなくなにも表示されなくなり、それ以来相当年月が経つのにずっと真っ黒の状態が続いていました。

最初は、なにかシステム的なトラブルでも発生したのだろうと思ってましたが、それから半年経っても1年経ってもずっとそのまんま。一体これはどうしたことだろうととても不思議でなりませんでした。

ところがつい最近になってようやく、一部の表示板に簡単な文言が表示されるようになっていることに気付いたのですが、まだまだ大半の表示板は真っ黒のままです。

それに、時々なにか表示される表示板の文言も↓これこのとおり。

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これ読んでみると、渋滞を避けるよう計画的にドライブして下さい、みたいな文言です。なんですか、これ?

こんなこと、誰に言われなくとも分かっとるワイ、と言いたくなりますよ。何年間も真っ黒のまんまで、久しぶり、いやホントに久方ぶりに電光表示が灯ったと言うのに、肝心の渋滞に関する情報ではなくて、渋滞を避けてドライブして下さいなんて、これ絶対可笑しいですよね。それとも、まだ運用試験中?

でも、たまには↓このように一見まともに機能している(?)表示板もあるんですね。ほんの一部だけですけど。

2015061803.jpg

↑これ、「スルタンイスマイル通り及びキナバル通り方面渋滞中」と言う意味の表示ですが、その方面はいつも慢性的に渋滞しているところで、KL市民ならば誰もが知ってることなので、別に特段教えてもらわなくてもいいような、あんまり意味のない情報ですね。

それはともかくこの表示板、なぜかマレー語表示だけなので、マレー語を読めない人にとっては何の役にも立ちません。

私はマレー語特訓のお陰でなんとか読めるようになりましたので、いろいろな情報が表示されていればとても重宝するのですが、きっと他の日本人の方たち、いや英語圏の方たちでもマレー語が読めなければなんの価値もないでしょうね。

冒頭、この国では1MALAYSIAの合言葉の下に、多民族が仲良く暮らしていてとても素晴らしいと書きましたが、これはいただけませんね。いくらマレー語が国語だからと言っても、マレー語に加えて中国語もタミール語も、そしてもちろん英語での表示もなければせっかく市民の税金を投入して導入した高額な情報システムが泣きますよ。

2015061804.jpg

↑これ、ITIS DBKLとありますでしょう?

そう、これって、KL市役所が管理・管轄しているIntegrated Transport Information System’s VMS (variable message sign) boards つまり統合輸送情報システムのうちのVMSと言う各種情報表示板なのです。一般的にはITISと呼ばれています。

調べてみると、これは、予測される交通量の増加と交通混雑に対処するために、KL市役所が2002年に、約3億リンギを投入して導入した最新型の道路交通情報収集・処理・提供システムなのだそうですが、スタートしてまもなく機能不全に陥ってしまいました。

それはなぜかと言うと、a target for vandals.つまり道路上に設置されたVMSの配線ケーブル(銅線ケーブル)などが盗賊どもの格好の餌食となって引っこ抜かれ、あっと言う間に故障してしまったというのです。

いやはや凄いというか、流石にここは日本ではないなとあらためて感じてしまいますが、それからと言うもの、DBKLと盗賊どものイタチごっこが始まり、なかなか思うような結果が出ない。(と、一部のメディアに書いてありましたが、これ本当ですかね?)

いろいろなところにCCDカメラを設置して盗難予防などに躍起になっているものの、警察官やセキュリティガードが駆けつけるまでに悠々と逃げられてしまったり、敵もさるもの、顔をみられないようにフルヘルメットを被ったりしているのでなかなか犯人を捕まえられない。

そうこうしているうちに、導入以来ほとんど役に立たないままどんどん期間が経ってしまいましたが、このことに関しては以前からKL市民の間にはいろいろな不満があったようです。それは私が不思議に思っていたことに合致するのですが、最近いくつかのメディアがこのことを記事に取り上げました。



ザ・ラヤットポスト(The rakyat post)、2015年6月1日の記事です。

ITIS – useful or a waste of time and money?
ITIS-使いものになるのか、それとも時間と金の無駄なのか?

DRIVE on most roads in the city and one can hardly miss the Integrated Transport Information System’s VMS (variable message sign) boards or better known as ITIS.
What it is aimed at doing is improving the planning and traffic flow in the city by gathering, sharing and making available accurate and up-to-date traffic information to road users to help ease their traffic woes in the Klang Valley.

市内の多くの道路をドライブすると、ITISとして良く知られている統合輸送情報システムのVMS(各種情報電光表示板)をよく見かけます。これは、クランバレー地区(KL市内及びその近郊地域)における交通混雑緩和のために交通情報を収集・処理して正確でリアルタイムの交通情報を道路利用者に提供するためのものです。

ITIS01.jpg

The information it usually displays on its boards include road congestion in the hope that road users would use this information to avoid problem areas and take alternate routes to reach their destinations “easier, faster and safer”.
情報表示板に表示される情報は、道路利用者に問題のエリアを回避し「より簡単に、より速く、より安全に」目的地に着くための代替ルートを選択してもらうための渋滞情報などが含まれています。

(中略)

On April 8 last year, it was reported that ITIS will be back on track after an open tender was called to improve the system. It quoted the assurance of City Hall mayor Datuk Seri Ahmad Phesal Talib that the new, improved version would be more cost-effective, efficient and will be able to keep pace with rapidly changing technological advances.
昨年4月8日、(DBKLで)システム改善のための一般入札が行われた後、KL市長は費用対効果が良く、効率的かつ最新技術にも適う新バージョンのITISがまもなく軌道に乗るだろうと述べた。

Under a new tender that was awarded last year, the system is integrated with some 140 VMS boards and 255 cameras that include Close Circuit Television (CCTV) and Automatic Incident Detection System (AID) throughout the Klang Valley. The system will receive, analyse and evaluate the data before disseminating information to road users on which routes to take or avoid.
昨年行われた新入札結果の下、ITIS1システムは、クランバレー内の(道路上の)140台のVMS(情報表示板)と、CCTVを含む255台のカメラ、そしてAID(自動事故探知システム)が統合されます。システムは、ユーザーにそれを提供する前に、どの道路を選択すべきか回避すべきか、データを受信・解析そして評価します。

So how is it going so far? A drive around the city would surely prove that this system is back on track. Most of the VMS boards are fully operational.
それで、これまではどうですか?(順調ですか?)市内周辺でのドライブはこのシステムが軌道に乗ったことを確かに証明しています。そして大部分のVMSは完全に運用可能となっています。(訳者注:この記事が出た6月1日頃には私もそう感じていましたが、しかしそれはほんの一時のみで、すぐにまた元通りのダメVMSに戻ってしまいました)



この後この記事は、VMSが何年かぶりに軌道に乗ったと言う前提で書き進められていますが、前述したように実際はこの後直ぐにまた軌道から外れてしまったようにも見えますので、何をか言わんやです。しかし、この記事は、軌道には乗ったようだが、表示される情報には不要なものが多く、真に必要とする情報がない、これではドブに金を捨てているものではないかと痛烈な批判を展開しています。

私もこれはまさにその通りだと思います。

たくさんのお金をかけて不要な情報しか出てこなければ誰でも怒りますよ。何が原因なのか、誰が悪いのか知りませんが、もう10年以上も前に導入されたシステムがちっとも役に立っていない。

盗賊が金目のケーブルを引っこ抜いて売り払うなどは言語道断ですが、警察や自治体がそんなことも防げないなんてとても信じられませんね。システムの運用開始の遅れや機能不全がの原因が、それだけとは思いませんが、いずれにしても感心するのはKL市民の寛容さです。

これがもし日本だったら、メディアが取り上げ、市民が騒ぎ、当然関係組織の長の責任問題にまでとっくに発展してますね。

記事はさらに続きます。



Information that is expected, therefore, is the approximate time it would take with this traffic congestion and better still, possible alternate routes that road users can take, just like in Singapore and Australia.
したがって、(この場合に)期待される情報は、シンガポールやオーストラリアのように、この交通渋滞でかかるおよその時間とユーザーが選択できるより良い静かな(空いている)代替ルートなのです。

Malaysians, for sure, just don’t want to know that there is a traffic jam on our roads. This is a given in a place like the Klang Valley. So why state the obvious?
マレーシア人は、間違いなく、自分が通る道路が渋滞しているなんて知りたくもないのです。そんなことはクラン・バレー地区では当たり前のことです。そんなことを(誰でも知っていることを)なぜ情報として提供するのでしょう?

What is expected, for something costing that eventually cost RM365 million, one would at least expect traffic information similar to that provided by Waze, a the world’s largest community-based traffic and navigation app. This app really helps road users as it could immediately calculates an approximate time of arriving while pointing out traffic areas and providing alternatives.
結局は3億6500万リンギ(約120億円)もの大金を費やしたものに、何が期待されているかと言うと、世界最大のコミュニティをベースとするWazeと言う交通・誘導アプリが提供するような情報なのです。このアプリ(Waze)は、道路使用者を真に助けるために、到着予想時刻を直ちに計算し、交通(渋滞)地域を指し示し、そして代替のルートを提供するのです。

These ITIS updates seem to work better on Twitter. If this is indeed so, then the authorities should do away with these VMS boards as it does not make anyone’s life better. It is just a total waste. A cooperation of some kind with Waze would also be an option to make the system a lot more effective and efficient. This would truly benefit road users.
ITISの最新バージョンは、ツイッター上でより良く機能するようです。もしこれが本当ならば、権威機関(KL市役所)はVMSを廃止すべきです。なぜなら、VMSは人々の暮らしにちっとも役に立たないのだから、結局は無駄なのです。Wazeとのある種の協力構築はシステム(ITIS)をより効果的で効率的にするオプションでもあるのです。 これは、本当に道路利用者の利益に適っています。

And as far as the boards are concerned, see advertising on it and possibly then, the investment can be recovered. At least it wouldn’t be another white elephant in Malaysia.
そして、電光情報表示版ですが、これは(商品の)宣伝広告に使いましょう。(笑)そうすればきっと元は取り返せます。少なくとも、マレーシアにおける二頭目の白い象にはならないでしょう。(訳者註:White Elephantとはやっかいもの、と言う意味ですが、マレーシアの一頭目の白い象が何かは存じていません)

But then again, who seems to be interested in actually improving traffic congestion in the country? At a time like this, RM365 million does not sound like a lot of money wasted…
しかしまた、この国の交通渋滞を本当に改善しようとする人は一体誰なのでしょうか?こんな風に一度に3億6500万リンギ(約120億円)も使うことは大金の無駄遣いではないらしい・・・・(訳者註:これは多分痛烈な皮肉でしょうね)



いや、驚きましたね。しかし、この記事は鋭いところを衝いていますよ。KL市役所の担当者が読んだらどう思いますかね。

しかし、このラヤットポストの記事からたった9日後の6月10日、今度はスターオンラインなどの複数のメディアが、なんとも、あっと驚く驚愕のニュース記事を配信しました。

とにかく、その概要を以下に紹介したいと思います。



ザ・スターオンライン(The Star Online)、2015年6月10日の記事です。

ITIS to be incorporated into navigation app
ITIS、ナビゲーションアプリと合体か

KUALA Lumpur City Hall (DBKL) is planning to incorporate the Integrated Transportation Information System (ITIS) into the traffic and navigation application, Waze, to address traffic congestion in the city.
KL市役所(DBKL)は、都市の交通渋滞緩和のため、統合輸送情報システム(ITIS)を、交通・ナビゲーションのアプリ(Waze)と合体させることを計画しています。

↓Wazeアプリの画面です。

WAZE.jpg

Urban Transportation Department director Dr Leong Siew Mun said the plan was still being discussed.
“Hopefully by mid-next year, ITIS will be incorporated into Waze.
“This will allow Waze app users to see real-time traffic images and plan their journey.
“By using both ITIS and Waze, we will be able to pin-point the locations of any accidents or incidents that cause traffic congestions.

都市運輸局長のDr Leong Siew Munは、計画はまだ議論中であるがと述べ、「恐らく来年中頃までには、ITISはWazeと合体することになる。このことは、Wazeアプリ・ユーザーに、リアルタイムの交通渋滞画像を見ながら、彼らの移動を計画することを可能するものだ。ITISとWazeを用いて、我々は、交通渋滞を引き起こすいかなる事故または事件の位置も正確に指し示すことができるようになる。」

“We can then broadcast to ITIS’ Special Unit Response Team and the police, for them, to take immediate action,” he said during a visit to the Transport Management Centre (TMC) with Kuala Lumpur mayor Datuk Seri Ahmad Phesal Talib and several other MPs.
「我々はそれから、ITISの特別対応チームと警察に対し、直ぐに対応措置を取るよう指令することができる。」とKL市長Datuk Seri Ahmad Phesal Talib及び数人の市会議員とともに輸送管理センター(TMC)を訪れた際に述べました。

(以下略)



いやはや、ラヤットポストの記事のとおりに事が進みそうで、なんとも驚きました。でも、多分このことは今に始まったことではなく、相当以前から関係者間で議論されていたのではないでしょうか。そうでないとすれば、余りに短絡的ですよね。

しかしこのWazeなるアプリ、私は使っていない(そもそもスマホを持っていない)ので良く分からないのですが、随分便利な代物のようです。ほとんどカーナビ専用機材(ガーミンナビなど)と遜色ないとのこと、いや、遜色ないどころか、ユーザー参加型のアプリなので、ユーザーの多い都市部などでは情報がとにかく速いなどの大きな利点があるようです。

このWazeにITISが合体されると言うことは、CCTVなどのITISの画像情報収集端末がすべてWazeのネットワークに組み込まれるということでしょうから、Wazeにとってみればこれは最強のタッグとなるのでしょう。

もちろん、ITISにとってもVMSへの情報表示がより早くそしてより詳細になるということなのでしょうが、現在のVMSは表示が文字のみなのでここはやはり限界があるのでしょうね。日本道路交通情報センターのような簡易図形表示などもできれば良いと思ってしまいますけどね。

まぁ私は、だからと言ってわざわざこのためにスマホを持とうとはまだ考えていません。現状でも特に不自由は感じていませんので、しばらくはガーミンナビ一本で行きますが、今現在月極め契約(ポストペイド)のスマホをお持ちの方は今後を見据えて早めにWazeに切り替えた方が有利なのかもしれませんね。(プリペイドだとデータのDL制限などの関係でWazeアプリは少々厳しいのだそうです)

以上、今日はKLの七不思議のひとつかも知れない道路情報電光表示板のことについて書いてみました。

ではまた。。



前回の記事ではCIMB銀行のクレジットカードに関することを綴り、その末尾に、翌日満期を迎えるCitiBankの定期預金の移し変えのことを少し書きました。

新年早々クレジットカードや銀行預金など、お金の話ばかりしているようでちょっと気が引けますが、これも最近の急激な為替変動(円安)の直撃を受けている私たち海外(年金)生活者の自己防衛策と思って聞き流していただきたいと思います。

Citiの定期預金金利は他銀行に比べて良くないので、金利の良い他銀行に移し変えようと思っていたところ、前回も書きましたが、ちょうど今、当地のAFFIN BANKでは、24カ月で4.38%(p.a)と言うとても魅力的なプロモーション(CNY Promotion:チャイニーズニューイヤープロモーション)をやってるんですね。

と言うことで、即実行です。CitiBankの定期預金を解約し、全額を小切手にして、その足でAFFIN BANKのザ・カーブ支店に向かいました。(2015年1月7日)

Affin-Bank.jpg

以下は、同支店での私と女性銀行員たちとの問答です。(記憶の範囲で原文のまま)



私:Hello. Can I ask about your CNY promotion? 
(こんにちは。CNYプロモーションのことについてお聞きしたいのですが。。)

銀行員(女性):Yes, please.
(ええ、どうぞ。)

私:I am not a Malaysian but a MM2H visa holder and residing in KL.Tell me i'm eligible or not for this CNY promotion. 
(私はマレーシア人ではなくMM2HビザにてKLに住んでいるのですが、このCNYプロモーションへの参加資格があるか教えて下さい。)

銀行員:Are you working here?
(こちらで働いているのですか?)

私:No. not working. i'm a retiree.
(いや、働いてはいません。定年退職者です。)

銀行員:Do you have any income?
(所得はおありですか?)

私:Yes. i'm receiving a pension.
(ええ、年金を受給しています。)

銀行員:Show me your passport and certificates you are residing here.
(あなたのパスポートと現住所を証明できるものを見せて下さい。)

銀行員:hmmmm. i can't answer, you need checking first.
(フーム、私には答えられない。チェッキングが必要だわ。)

私:Checking? What does it mean?
(チェッキング?どういう意味?)

銀行員:Could you wait? Will ask to my boss. Is it ok photocopy of this? 
(ちょっと待って。聞いてきますから。これ(パスポートと運転免許証のこと)、コピーとっていいですか?)

私:Sure.
(ええ、どうぞ。)

・・・・・・・・・・・・・・・(10分ぐらい待たされた後)

銀行員の上司と思しき女性:Sorry. I can't answer. I havn't had MM2H customer before. Need checking. 
(ごめんなさい、私も答えることができないわ。MM2Hの方って今までいなかったし。。やっぱり、チェッキングが必要だわ。)

私:What do you mean checking? You know about MM2H policy in this country? 
(チェッキングってどういうこと? この国のMM2Hポリシィってご存知でしょ?)

銀行員の上司と思しき女性:Yes, I know but ・・・・. Can i ask the amount of deposit and term you want? I send to my boss for your checking, and tomorrow i call you and tell the result. May i have your contact number?
(ええ、知ってます。でも・・・・。ご希望の預金金額と期間をお聞きします。上司に資料を送りチェッキングします。明日、電話で結果をお知らせします。電話番号をいただいていいですか。)

私:OK. Wanna make a placement of fixed deposit ×××k ringit for 24 months. Oh this is all fresh funds. My number is ××・・・・・・. But is there any possibility that i will be declined to join this program?
(OK、24ヶ月定期で×××kリンギ。もち、これは全額新規の預金ですよ。電話番号は××・・・・ですが、これって断わられる可能性はあるの?)

銀行員の上司と思しき女性:No, i don't think so.......
(いいえ、ないと思いますけど・・・・。)

私:OK. Anyway I wait for your call tomorrow.
(分かった。とにかく、明日、電話を待ちます。)



と、ここまでの対応は、この国では普通なのかも知れません。

以前も書いたことですが、この国では、こんな銀行のプロモーションなどに限らず、ありとあらゆる分野においてマレー人やマレーシア人への優遇ぶりが際立っています。(そのことは外国人には対極的に冷たく感じます)

このことは、恐らくこの国のブミプトラ政策(Bumiputera Policy)の延長線上か拡大解釈によるものではないかと思うのですが、私たち外国人から見るととても不思議で意味のないことのように思えます。

ご承知のようにブミプトラ政策とは、大学入試や公務員採用試験、公費留学制度や奨学金制度などの他、様々な分野におけるマレー系マレー人(マレー民族)への特別優遇制度なのですが、銀行や旅行会社のプロモーションやキャンペーンなどについても、このブミプトラ政策に右ならえするような参加対象限定措置(これらの場合はマレー民族だけでなく、マレーシア人全部とワークビザ保持者にまで拡大しているのが普通)がとられています。

しかし、銀行や商店の売り上げ増大が目的であるべきプロモーションやキャンペーンに、その参加対象を限定するなんてまったく意味がないこととは思いませんか?非営利の団体や企業ならいざしらず、営利企業の販促キャンペーンならば、一人でも多くの参加者を募るべきと私は思いますけど、一体なぜなんでしょうね。とても不思議な気がします。

たとえ外国人であっても一定の要件を満たす人たちについては、除外すべきではなく、寧ろ参加を歓迎するべきですよね。でも、外国人にその有利なプロモーションを与えてしまうと、本来マレーシア人が享受すべきチャンスが奪われてしまうとでも思ってるのでしょうか。

それとも、政府がそのような行政指導をしてる?そうですね、これは十分に考えられますね。でも、だとすれば、マレーシア政府もいい加減目を覚まさないといけませんね。

従来のブミプトラ政策は、今では国の発展の阻害要因としての問題が顕在化し、現首相のナジブ・ラザク氏がその見直しを意思表示しています。考えてみれば、人種や民族の差別主義的な政策が、公平や均等を重んじるこの民主主義社会に定着する筈はなかろうと思います。

・・・・なんて、大分道が逸れてしまいましたが、要するに、銀行のキャンペーンに参加範囲を限定し、それを厳格に適用するなんてナンセンスで時代遅れもいいところだと、私は言いたいワケです。



さて、翌日(2015年1月8日)のことです。銀行からの電話を待っていたのですが、とうとうこの日は電話がありませんでした。

そして、痺れを切らした私はその翌朝(2015年1月9日)、銀行の開店と同時にこちらから電話問い合わせをしてみました。

名前と用件を告げて、支店訪問時(1月7日)に最後に話した女性に替わって欲しいと告げると、なんとあの女性(上司と思しき女性)は支店長(Branch Manager)だったんですね。

電話口にて、昨日一日電話を待っていたがとうとう電話がなかった、一体全体どうしたのだと、強い口調で詰問すると、上司からの回答がなかったのだと主張、一言の侘びもなし。ならばいつまで待てば良いのかと、問うと、今日(1月9日)の午後には回答が出るので電話できる。それまで待つように、とのこと。

この時私は、実は、この支店長の言い訳がましい口調に呆れ、「もういい、結構だ、あなたの銀行のような不誠実なところに私の大切な財産は預けたくない」と咄嗟に決心していました。でも、それは口に出さずに「よろしい、では再度電話を待つ」と話をし、電話を切ったのですが・・・・・・

さて、この後、どうなったと思います?電話はその日の夕方までにかかってきたと思いますか?

答えはNo.です。その日(1月9日)の夕方どころか、未だになんの連絡もなしです。今日は、1月11日、最初に訪れた日から既に3営業日が経過しています。なんと言うことでしょう。

私のチェッキングの結果がどうであったのかは、もう興味がまったくがなくなりました。これ、銀行ですよ。それもマレーシアでは10指に入る銀行ですよ。信用が一番大切なはずの銀行で、客との約束が守れない、それでいてなんの連絡もない。。。こんな銀行はこちらから願い下げです。

ブランチを変えたら、異なる結論が出ていたのかも知れませんが、一事が万事です。

と言うわけで、ネットで探した次善のオプションを求め、昨日、H銀行のミッドバリー支店にて、4.08%p.aの利率で一年物を組んで来ました。この銀行では、同じようなプロモーションでありながら、なんのチェッキングもなく、とてもスムーズに手続きを終了し、普通預金口座の新規開設と定期預金への預入を1時間ほどで完了できました。

しかしなんですね、この正月期間中の一連の銀行関係の手続きや応対でまたまた感じましたね。

この国のブミプトラ政策の延長線上にあるか、その拡大解釈に立脚しているかのプロモーションやキャンペーンへの参加資格要件(明文化されていないが不文律のようなものがあるらしい)は、それぞれの銀行や商店の個々のフロントラインで判断される場合が多いこと。そこでダメと判断されても支店を変えてみたり、場合によっては銀行や商店そのものを変えてみたりすると異なる結果がでることが多い、そんな経験を経て、また少しこの国での生活の知恵がついたかなと感じたワケです。





さてここで、話はがらりと変わりますが、昨夜(1月10日)、こちらに来て以来とても親しく付き合っている友人のコンサートに行ってきました。

日系メキシカン(3世)の彼は、人生観や社会観などは私と多くを共有しているのですが、ある意味私とはまったくの異次元に生きる完全なアーティストです。メキシコシティーの大学でデザインを学んだ後、写真集を出したり、趣味で日本の鎧兜を製作(手作り)してはボランタリーな活動などを今も精力的にこなしています。

その彼はまた、klpacオーケストラと言う、地元のアマチュア交響楽団の有力な一員でもあるのです。

昨夜は、彼に貰ったコンサートチケットを持って、初めてクアラルンプール・パフォーミング・アートセンター(klpac)に行ってきました。今日のブログ後段はそのことをリポートしてみたいと思います。

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私を知る人たちは、私がいかにクラシック音楽などに疎い人間かをご存知ですよね。ええ、そうなんです。はっきり言って、今まで、この類のコンサートに出かけて最後まで居眠りしないでいたためしがありません。

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彼には怒られるかもしれないが、もっとはっきり言うと、歌謡曲の方がいい。ど演歌はあんまり好みじゃないけど、石原裕ちゃんの歌謡曲は大好き。こんな私です。

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でも、今回は彼が絶対おすすめだよって言うものだから、重い腰を上げたというわけなのですが、ところが、ところが、今回のコンサートはお世辞抜きで素晴らしかった。ほとんどが聞き覚えのある映画音楽で、とても楽しかった。

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夜8時半から2時間ものコンサートの間、一度も居眠りしないで過ごせたというのは多分生まれて始めてのことではないでしょうか。

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ここのklpacは、我が家のあるモンキアラから10分ほどの緑豊かなSentul公園の中にあります。

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この公園のエントランスは、私が日本語を教えに最近では週に3回も車で通っているジャラン・イポーに面していて、よく見慣れた光景なのですが、公園の中に入るのは初めてです。

なので、コンサート開始まで少々時間があったので、三脚を出してklpac周辺の夜景を撮影していたところ、公園のセキュリティガードがやってきて、写真撮影は禁止だ、と言うではありませんか。

私が、公園内の建物や風景などを撮影してるだけなのに、なぜ禁止なのだ?と言い返すと、なぜ?って、そんなことはオレは知らない、ボスがそう言うからだ、ときました。私は、なるほどそうか、そうだよな、と妙に納得して、カメラをバッグにしまいましたが、さて・・・・

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そう言えば、以前も同じようなことがありました。スリアklccのモールの中で、三脚を使って撮影していたら、やっぱりダメとセキュリティに注意されてしまいました。なぜダメなのだと質問したら、その時も、ボスが言うからだと言ってましたね。

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セキュリティガードと問答してもしょうがないので、その時も撮影を中止にしましたが、良く考えてみれば、これも不思議ですよね。三脚がダメなのだろうか?でもどうして?謎です。やっぱり、今度そう言われたら、一度ボスに会わせてもらってそのわけを聞いてみようと思っています。(ボスも知らないのかも知れませんね)

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↓Magical Movie Momentsと言うのが今夜のお目当てコンサートです。

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klpac内は大勢の若い華やいだ人たちで溢れていて、中にある洒落たレストランも大賑わいでした。

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↓PENTAS 1と言うのは、マレー語のステージワン、日本で言えば第1ホールってところでしょうか。

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↓PENTAS1に至る廊下です。

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いかにもアーティスティックな廊下ですよね。

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おお、これもアートだ。何がいいのか、この武骨者にはさっぱり分からんけどきっとアートなのだろう。

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PENTAS1のエントランスです。開場15分前にはまだ誰も集まっていません。でも、この5分後ぐらいには大勢の観客で埋め尽くされました。

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開場し、中に入ると、ホールは意外に広く、大きくて、シートもゆったりしていてなかなか居心地良さそう、居眠りにも良さそう。(笑)

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観客はと周囲を見渡すと、なんででしょうね、欧米や中東の人たちが多そう。もちろん、地元の人たちも大勢なのですが、やっぱり白人系は男性も女性も身体がでかいからよく目立つのですよ。

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そうこうしているうちにミュージシャンたちが配置につき、コンサートが始まりました。私の友人はオーケストラの中ほどにいてビオラを弾いています。

もうそろそろ瞼が重くなってくるのかなと思っていたら、演奏曲がどれも聞いた曲ばかり。さらにステージのバックには、演奏曲に併せてそのフィルムも映し出されたりして、なかなか凝ってる。これ全然眠くならない。面白いじゃん。

かくして、途中15分間のインターミッションを含み、120分のコンサートがあっと言う間に終了したのでした。これ、私にとっては、人生初です。こんな素晴らしい音楽の世界があるなんて、初めて知りました。KL3年目の新たな発見です。彼に感謝です。

ではまた。。


昨日(12月17日)は、マジュタワーのJPJにマレーシア運転免許証の更新に行ってきました。

マジュ(Maju)とはマレー語で"先進的な(Advanced)"とか"進歩的な(Progressive)"と言う意味ですので、"マジュタワー"を日本語に訳すとすれば"先進高層ビル"でしょうかね。

また、JPJとはマレー語のJabatan Pengangkutan Jalan Malaysia(マレーシア道路交通局)の略でマレーシア運輸省の道路交通行政部局の出先です。

JPJでは、運転免許証の交付手続きや更新手続き、車両登録関係手続き、道路税の支払い及び交通違反の反則金支払いなどができますので、マレーシア在住の日本人の方々で車を運転しておられる方は、多かれ少なかれ、誰でも必ずお世話になるところだと思います。

クランバレー地区(KL市内及び近郊地域)には、Wangsa Maju、UTC Pudu Sentral、Bandar Seri Permaisuri、UTC Sentul、Shar Alam、Petaling JayaそしてMaju Junctionに計7つものJPJがありますが、私の行き付け(?)は、私がローカルの若者たちに日本語を教えているパタマモールの近くで、毎回駐車場として利用しているマジュタワーの2FにあるJPJ Maju Junctionです。

今日は、そのマジュタワーでの少々尾籠(びろう)なお話を聞いていただこうかと思います。

マジュタワーの意味は"先進高層ビル"、その名のとおり外観↓はデザイン性にも優れとても立派です。

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↓マジュジャンクションから見たタワーの全体です。

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このビルの地下駐車場からタワーのエントランスに至るルートは、私にとっては既に日常化した慣れた場所ですので、何も目には止まりません。しかし、普段1Fから上の階には滅多に上がらないせいか、ビル内のいろいろなところで、スマートな外観からはとても想像できないようなこと、例えば内壁のひび割れとか天井板の染みや汚れ、剥きだしの電気配線にドアノブの壊れ、そしてエレベータ内の階数表示の不具合などなどなどが多く目に付いて困ります。

もっともそう言うことは、なにもこのビルに限ったことではないのですが、それらを目にする度に、あぁこれがわが祖国日本との明瞭な差なのだと感じてしまいます。

タワーの2F(3階)にあるJPJは、いつか来た時のようには混んでおらず、30分程度の待ち時間でカウンターに呼ばれました。私の現在の免許証の有効期限はあとひと月弱、My better halfの有効期限は既に6ヶ月も前に切れていたのに気が付かずにいたのですが、そのことを何も言わずに係官にそっと提出してみました。

係官は手渡した免許証をじろじろと見ていたので、何か言われるかと構えていたのに何も言われることなく、更新手数料の150リンギ(5年分)×2を支払ってすんなりと手続き終了です。

期限切れなどの場合は日本だといろいろ面倒な手続きが必要なはずと思いながらも、こう言う時だけはこの国のおおらかさ(いい加減さ)に万歳です。

顔写真を撮影した後ほんの5分程度でホログラム加工型のしっかりした新免許証をいただきました。これでこれまでの安っぽいラミネート免許証とはおさらばです。

日本の場合はこんなに簡単に更新手続きができませんよね。必ず安全運転講習なるものを受けなければいけないし、いろいろと面倒です。もう一度言いますが、こんな時だけは、この国の簡便さ・おおらかさ(いい加減さ)に拍手喝采です。

ところで、この国の免許証更新などはこのJPJではなくPOS(郵便局)でもできるのですが、POSの場合は新型免許証への更新は無理。まだ古いタイプのラミネート型の免許証をお持ちの方は、POSではなく最初からJPJへ出向いた方が良いです。

とまぁ、新型免許証への更新手続きは思ったより簡単・容易にできたのですが、今日のお話はそのことではありません。

今までもこのブログにて、この国に移住してきて以来私が感じたことなどについて、思うがままありのままに書いてきましたが、その結果として、私が常に不平不満ばかり言っている一言居士に思われてしまうのは私の本旨ではありません。

私たち日本人の目から見たら、誰しもが感じるであろうことがらを、誇張したり脚色することなくありのままに書いているつもりですので、どうぞご理解いただきたいと思います。

以下のストーリィは、昨日のマジュタワーでの顛末です。



運転免許更新の後、近くの日系デパート、いや既に100%マレーシア資本だそうですから日系とは言えないのでしょうが(※)、その"そごう"デパートでの買い物を終え、車を停めてあるマジュタワーの地下駐車場に戻って来ました。(※そごうの商標その他は「そごうジャパン」からフランチャイズされているのだそうです-SogoKL Official Website)

ここの地下駐車場のパーキングレート(駐車料金)は土・日・祝日の場合は1日5リンギのフラットレート(均一料金)なのですが、平日はそうではなく、最初の1時間が2.5リンギ、その後は1時間に付き2リンギずつ加算されます。支払いはオートペイマシン(自動車駐車料金支払機)なので、各1時間を1分1秒でも過ぎてしまうと次の1時間分も容赦なく加算されてしまいます。

なので、細かいようですが、パーキングチケットに刻印されている入場時間を毎回必ずチェックして、無駄な駐車料金の支払いをしないよう(次の時間に超過しないよう)に自己の行動管理を徹底しているつもりです。(たった2リンギかそこらのはした金で、そんな大袈裟なとお思いでしょうが、これだって塵も積もれば山となる。私たち団塊世代の旧い人間は意外と節約志向なんですよ)

この日も、残り15分の余裕を持って地下駐車場のオートペイマシンに戻ってきました。

ところが、私の場合、食べると直ぐに通じがよくなる身体の構造にできてるらしく、案の定、急にNature's callがやってきました(尾籠な話ですみません)。でも、心配は要りません、まだ15分もあります。余裕で帰って来れます。

ゆっくりとした足取りで、マジュタワーLGフロア(地下1階)にあるいつものトイレに向かいました。

しかし・・、ん? "清掃作業中につき使用できません"の表示です。おっかしいなぁ、清掃作業中でもいつもは、使っていいよ、って言ってくれるのに・・・・と思いながら、同じLGフロアのもう一箇所のタンダス(マレー語でトイレのこと)に・・・・

Warning ( Do Not Enter Cleaning in Progress )


しかし、なんと、ここの男子用トイレはロックされていてドアノブが頑として廻りません。隣の女性用はちゃんと開いているのになんでだ・・・???

その時、私の後ろから小走りにやってきてこれに気付いた中国系と思しき中年男性、よほど逼迫していたとみえ、驚いたことに隣の女性用のトイレに入って行くのを見て唖然としました。(彼にとってはまさに非常事態であったのだろうから、これは許されて然るべきなのでしょうか?でももしそうだとしても私にはとても真似できませんけど)

いやオドロキました。しかし一体マジュのトイレはどうなってんだよ、、と思いながら今度はGF(1階)のトイレに向かいました。・・・・でもまだ10分もあります。まだ余裕です。しかし、私のNature Callはかなり厳しいものになってきています。

そして・・・・・おぉ良かった、GFの男子用トイレは通常どおりに開いていました。でも中に入ると手前の二つの個室は使用中、で、奥のもう1個は・・・・・・ホ、良かった空いてた、と素早く個室に侵入する私です。

で、でも、なんか、、、ヤ、ヤナ予感です、・・・・・・恐る恐る便座の蓋を開けてみて・・・やっ、やっぱり、、、予感が的中しました、、、前の方の残骸がしっかり残っていて思わず目をそむけたくなる惨状です。

でも、背に腹は変えられません。とりあえずズボンを下げつつ、座る前に壁のフラッシュボタン(プッシュボタン)を押してきれいに流そうとしたところ、な、なんと突然ゴボゴボと音がして、汚物入りの洪水が便器から今にも溢れ出てきそうになりました。

み、みなさん、この光景を絶対想像してはいけません。食事が喉を通らなくなりますぞ。

もちろん、年はとっても敏捷な私です。汚物入りの洪水まみれになると言う最悪の難は逃れましたが、こんなところではとてもミッションは完了できません。慌てて個室から飛び出しました。

お、おっ、しかし・・もう6分しかないじゃん。どうなってんだよ今日は、と呟きつつ、GFのインフォカウンター(マジュタワー案内カウンター)の中に座っていたマレー系のオネエサンに;

私:Why all toilets can't use?(注:この英語は構文や文法が正しくはないけど、この国ではこんな英語の方がよく通じるのです)
案内嬢:・・・・・・・・(無反応)
私:(通じなかったのかと思い、今度はマレー語で)Kenapa yang semua tandas tak boleh gunakan?(上の英語と同意)
案内嬢:そしたら、ムッとした顔で、No,it's not. Go to one level up.(そんなことないわ、2階に行ってみてよ!)

それを聞いた私は返事もせずに、エスカレーターを駆け上がりました。残すところ5分しかない。

・・・・・・・・し、し、しかし、なんと言うことでしょう。無情にも2階のトイレも男性トイレは全部使用禁止なのでした。

時計を見ると、その時なんと残り3分。絶対絶命・・・・と思ったその時、あら不思議、今まで盛んに吹き荒れていたNature callingがウソのように静かになりました。

おほっ、これならなんとか我慢して無事に家にたどり着けるかも知らん、そう考え小走りにオートペイマシンに戻り、しめしめ間に合った、、まだ2分もある、とホッとしたのですが、、ところがこれが本日最後の誤算でした。

おもむろにパーキングチケットを取り出してマシンに挿入、6.5リンギの料金表示を確認し、財布から先ず5リンギ札を取り出して札の投入口に差し込む私。。

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でもこのオートペイマシン、機嫌が良い時は問題なく札を受け入れるのですが、機嫌が悪い時はなかなか札を受け付けず、何度挿入しても拒否されてしまいます。でもこのマシンの扱いには慣れてます。札をひっくり返したり、左に寄せたり、右に寄せたりして、いろいろ手を変え品を変えて挿入を繰り返すのですが、今日はよほど機嫌が悪いらしく、まったく受け入れてくれません。

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それにしても、この国にあるこの類のマシン、他にも電車の駅などに設置してあるチケットマシンとか、ショッピングモールにあるATMとか、壊れていて使えないものもあるし、動いていたとしても喜ぶのはまだ早い。どれも完璧ではなく、動作が決してスムーズではありません。でも、いつも感心するのですが、こちらの方って超が付くくらい忍耐強いですよ、辛抱強く、札やカードの出し入れを執拗に繰り返します。後で待っているとイライラするのですが、なかなか諦めずに同じ動作を何度も何度も繰り返すのです。

札の種類を変えてみるとか、札ではなくコインを入れるとか、なにか工夫すれば良いのにいつまでも同じことの繰り返しじゃ、マシンだって気分悪いんだよな、なんて後でつぶやいてみたりして。。。

で、前の人がついに諦めてマシンから離れると、ようやく私の順番です。私も同じように札を投入しちょいとおまじない(前の人とはちと違う)、あら不思議、投入大成功。。ほら見てみなよ、ざっとこんなもんだよ・・なんて、、こんな些細なことを得意がるなんて、最近の私は実に大人気ないなと、自分でも思います。
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(で、話を元に戻しますけど)おいおい、なんだよ、なんだよと焦りまくる私ですが、結局このマシンには5リンギ札は受け入れてもらえず、OKなのは旧い1リンギ札と一部のコインのみ。だけど、それだけじゃ金額が不足するため結局支払い完了できません。見ると隣のマシンが空いたので、そちらに移ろうとしましたが、ガガーン、ついに時間切れです・・・・・・・今日は私の完敗です、予想だにしなかったこのマジュタワーの男子トイレ使用禁止事件のせい・・・です。

最初にも言いましたが、たった2リンギかそこらのはした金のことで、そんな大袈裟なこと言いなさんな、なんて言わないで下さいよ。これだって塵も積もれば山となる。ひねくれ団塊はこんなチンケなことにも滑稽なほどに真剣なのですよ。

それにしてもこの国のトイレ事情は、面白いと言うか、予想がつかんと言うか、はたまた、逆の意味では見事に期待に応えてくれると言うか、好奇心旺盛なこのひねくれをいつも楽しませてくれますね。

今までもこのブログではトイレに関することを何度も書いていますが、もう入ってびっくりの個室トイレには少々のことでは驚かなくなりました。ペーパーがなかろうが、便座が真っ黒になっていようが、外してあってなかろうが、水浸しになっていようが、最近ではこれが普通なんだと思うようになってきました。

でもこの国の都市ビル、外観は大層立派でも一様に中は不備だらけ、外観の割には金もかけてないなぁと思います。いやこの国だけでなく今まで見た中国や東南アジアの各都市の外見だけ素晴らしいビル群、みんな同じですよ。。

エレベータの階数ボタンを何度押しても表示がランプ切れで点灯しないなんてざらだし、そもそも階数表示の数字が何度も指でこすられて全く見えなくなってしまってる、なんてのも少なくない。エスカレーターだって肝心な時には停まってるし、店員にいろいろ聞いてもなんにも分からないし、ついには面倒がって適当にあしらわれてしまう。

これらはビルの運営管理や各ショップの問題なのでしょうけど、、、、、こんな時は日本がたまらなく恋しくなります。

でもね、誰に言われたわけでもなし、自ら志願してここにいるんだと、ことさら自分に言い聞かせ、なにを見ても聞いても腹だだたしく思わない、寧ろ何事にも耐える訓練をさせてもらってると感謝しつつ、今日も無事に家路につきましたとさ。。

以上、今日のしょうもないお話はこれで終わりです。ではまた。。





先日も書いたばかりなのですが、この国で見かけるいろいろな不思議なこと、最初は唖然として驚くやら腹が立つやらしていたのですが、最近では大分慣れてきて、さほど驚くこともなくなりました。

しかし、日本から観光で来られたり、移住して間もない方たちにとっては、やはり新鮮な驚きなのでしょうから、今日は、まだあるこの国の不思議について書いてみたいと思います。



先ずはローカルスーパーなどで良く見かける光景から・・・

こちらのスーパーマーケットの野菜や果物の売り場って、大体が計り売りなんですよ。日本のように小分けしてパックしてあるのはいわば一部の高級マーケット。ローカルピープル用の大型スーパーなどでは、ほとんどの商品が渦高く積まれていて、客はその中から買いたい分をピックアップして計量コーナーで計ってもらい、プライスタグを貼ってもらう。

最初はこの仕組みになかなか慣れなくて計量を忘れてしまい、レジに到達してから店員にそれを指摘される。後に並んでいる長い行列のお客さんたちに申し訳ないと思いながら慌てて計量コーナーに良く走ったものです。

実は、スーパーでの不思議はこの計り売りシステムだからこそのことなのですが、野菜売り場、特にタマネギやニンニク売り場などの床が不思議なことにいつも異常に汚い。いつも床にタマネギやニンニクの皮が散乱していているのです。

↓某スーパーのニンニク売り場

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でもある時その訳が分かりました。ローカルのお客さんが、渦高く積まれた中からタマネギやニンニクを手に取って、一生懸命皮を剥き、剥いた皮をその場に捨てているのです。

最初は何をしているのだろうと思ってましたが、気がつきました。皮を剥いて綺麗かつ軽くなったタマネギやニンニクを計量コーナーに持ち込むのです。(そのまま計るよりも少し安くなりますよね)

なるほど、良く言えば生活の知恵か、だけどこれって浅ましくないか、と思いましたね。

つい最近のこと、ネギ売り場を通ったところ、中華系のお婆さんが二人、おしゃべりしながら一心不乱にネギの根っこを千切っています。お陰で足元には夥しいネギのヒゲのような根が散乱しているのです。

ある日は、バナナ売り場です。やはり中華系の、今度は年配の紳士なのですが、バナナの房の根元にある軸やヘタを真剣な顔つきで手で切り離し、足元に捨てていました。

ぶどう売り場では、これも中華系の方のように見えましたが、なんと、ぶどうの実を、それも綺麗な実だけを選んで、房から1個1個外してはビニール袋に詰めていました。オドロキましたけどこんなことが許されるのでしょうか。

こんなこと日本のスーパーでやったら、もちろん店員さんに注意されるだろうし、周りの人たちも許さないですよね。

でも、この国ではこれが日常茶飯事、店員さんは注意もしないのです。

これって余りにも自己中、他人のことなどどうでも良い、自分さえ良ければの典型じゃないですか。

不思議と言うより、腹が立つ、情けない、浅ましい光景だとは思うのですが、彼らの世界ではこれが普通、日本の常識なんて屁の突っ張りにもならないことを思い知らされています。



スーパーでの不思議はまだあります。

中華新年にはどこのスーパーでも、贈答用とか自家用のマンダリンオレンジを箱売りしています。箱ごと積まれているのですが、良くみるとたくさんの箱に補修用の幅広ビニールテープが貼ってあります。

MANDARIN ORANGE

明らかに一度箱を開けた形跡があるのです。

確かに、客の立場としては、どんな味なのか、買う前に味見をしたいですよね。

そのために、日本では各種類ごとに試食専用の箱があり、客はそれをちょっとだけ味見できますよね。

でも、こちらのスーパーにはそれがないのです。なので、客は積まれている箱を開ける、無理やり開けて中からオレンジを何個も取り出しては、子供にも婆さんにもそれを1個ずつ分け与え、堂々と食べる、いや試食する。

それにしても、綺麗な化粧箱をむりやりこじ開け、中の商品を無断で食べまくるなんて、日本で考えられますか。

一歩間違えば御用じゃないですか。

いやオドロキましたね。

もちろん店員はそれを見てみぬフリをする、客が帰った後で、床に捨てられたみかんの皮を掃除し、破られた箱に不足分を補充して幅広ビニールテープで補修する。その繰り返しなのです。

いやいや、なんということでしょう。日本の常識、ここでも撃破されました。



まだありますよ。今度はわが街モントキアラの高級スーパーでのことです。このスーパー、ほとんどの客が外人です。外人客専用と言って言いぐらい、いろんな国の人達が買い物をしています。

ある日、ショッピングカート(この国では英国風にトローリーと呼んでます)に乗っかった小さな子供が、カートを押しながら商品をピックアップしているママに、バナナ、コレ、今食べたいと駄々をこねました。

すると欧米系らしきこの白人ママ、カートの中のバナナを取り出し、1本は皮を剥いて子供に食べさせ、そしてもう1本はなんと自分で食べちゃいました。

これって日本では絶対見ない光景ですよね。レジする前のお菓子やフルーツを食べちゃうなんて、日本では絶対非常識。でも、外国では許されるんですね、これが。



さて、次は私がこの国に来てからずっと不思議に思い悩んでいたこと、つい最近になってその謎が解けたのですが、そのことを紹介したいと思います。

それは謎の口笛です。バスの中でも電車の中でも人混みにいると必ず聞こえてくる謎の口笛。

いつも独特の同じメロディで、時には遠慮がちに、時には誇らしげに誰かが口笛を吹くのです。

余りにも頻繁に聞こえるので、この国の人たちはこのメロディがよっぽど好きなのか、なにかの合図なのかとずっと不思議に思ってました。

大体は若い男性が吹いているかに見えるのですが、ある時、口笛の方向を見ると、どうも女性、それも妙齢のご婦人です。妙齢のご婦人が人混みで口笛を吹くなんてと、流石に驚きました。

正直言って、この口笛の謎はますます深まるばかりだったのです。

でも口笛って、私も昔は結構上手に吹いてたような気がするんですが、中学生ぐらいの時に先生か誰かに「こら口笛吹くな!」って怒られてからこのかた、吹いたことがないように思います。

昔を思い出し、いざ試してみてもなかなか音になりません。これ、どうしてなんですかねえ。

年を取ると口蓋の形状が変わってくるとかあるんでしょうか、何度練習しても上手くいかないんですけど・・・・
いや、こんなことはどうでもよいのですが、でも、この謎、ついに解けました。

どう言うことかというと、これ誰かが口笛を吹いているのではなく、携帯電話の着信音だったのです。

なんと、それもSamusungの携帯電話、Galaxyの「Whistle」と言うリングトーンでした。



でも、この着信音、日本以外では普通に聞こえてくる音なんだそうです。日本ではSamsungの携帯使ってる人なんてあまりいないでしょうからさもありなんですね。

しかし、謎が解けてホッとしました。些細なことなのですが、今までずうっと気になってしょうがなかったのですよ。



まだ行きますよ。今度はエスカレータとエレベータの話です。

先ず、エスカレータ。いつかも書いた気がしますが、この国、いやこのKLの街だけかも知れませんが、よくショッピングモールやビルのエスカレータの中には、停まっていて使用できないものが結構ありますよね。

メンテナンス中って表示がある場合もありますけど、なんの表示もなくてただ動かないものも多いのです。

↓いつも停まっていて、動いているのを見たことがない某ショッピングモールのエスカレータ

STOPPING ESCALATER

例えメンテナンスだって、こんな日中、営業時間中にやるなよって思いませんか。故障とかなら仕方がないとは思いますが、どうもそうではないような・・・・

エスカレータを昇り降りするのって、普通の階段より段差が大きくて大変なんですね、これが。上り下りどちらも停まっている場合もあるし、片方だけの場合もある。片方だけの場合は、私の感じでは上りが多いような・・・・

この前なんか、地下駐車場からエスカレータで上がってきたら、ある階でストップ、上りエスカレータ内に立ち入れないようになっていて、それから上の階に上がれない。

止むを得ず、近くにエレベータとか階段がないか探したが見当たらず、舌打ちしながらまたもとの場所に戻り、遠くのエレベータを利用しましたが、なんて不親切なんだろうと不思議に思いましたね。

理由があってストップしているのなら、せめてその理由と回り道のルートぐらい書けよ、って怒りたくもなりますよ。

これって、なんで?

これ、メンテナンス?節電?それとも意地悪?なんてことはないでしょうが、日本では滅多にないことですよね。

次に、エレベータ(リフト)ですが、これも不思議ですよ。まぁこれはエレベータの問題ではないのかも知れませんが、階数表示が良く分からない。

Pはパーキング、Gはグラウンド、大体これが普通ですよね。だからP1、P2、P3、P3Aは普通に分かる。パーキングの1、2、3、4のこと。ちなみに3Aは、4が忌み嫌われるので4の代わり。なので13Aは14のこと、以下同じ。

LGはLower Ground、地下1階、Gはグラウンド、英国式だからこれが地上階、日本で言うとここが1階。UGってUpper Ground、2階のこと、でもたまには1Mと呼ばれることもある。1M即ちMezzanine、中2階のこと。

コレぐらいまでなら、なんとか分かる。でも地下パーキングはいつもP1じゃない、ビルによってはB1、B2、B3となる。それでもなんとか分かるから我慢する。

でも、まったく分からないのも結構ある。大体のショッピングモールって、レジテンスブロック(住宅棟)が上にあったり隣にあったりするから、停めた駐車ベイの位置によっては、レジデント用のエレベータに乗ってしまうこともある。

そんな場合は、エレべータの階数表示が全く分からない。挙句の果てが目的地に到達できなくて30分もうろうろしてしまうなんてことも冗談じゃなく、本当にあるのです。

ブキ・ビンタンのスターヒルギャラリーでは、エレベータの階数表示に、Muse, Relish, Pamper, Explore, Adorn, Feast, Indulgeなんて書いてある。反対側をみると普通の階数表示もあってなんてこともないのですが、初めての時は、混雑していたため片側の階数表示ボタンしか見えず、つい悩んでしまったこともありました。

スターヒルギャラリーリフト

エレベータのこんな階数表示のこと。そんなに悩むことも必要ないことかも知れませんが、なぜもっと親切に、誰にも分かり易く表示しないのだろうと不思議に思っています。



いやいや、まだまだもっとあるような気がしますが、誰かに、おまえはいっつも文句ばっかり言ってる、なんてお説教されそうな気もしますんで、今日は、コレぐらいにしときます。

でも、これ決して文句じゃないです。そもそも好きで来ているんですから文句なんて言えないです。少々腹が立つ時もありますが、冒頭書いたように大分慣れました。

まぁ、これが異文化の異文化たる所以だろうと思い、決して退屈することのない毎日に逆に感謝です。

ではまた。。


今日、8月31日はマレーシアの独立記念日、Hari Merdekaです。去年逃してしまったので、今年こそはと意を決し、早起きして行ってきました。

今、その写真や動画の整理をし始めたところですが、次回のブログでこれをリポートできるかと思います。

なので、今日ははっきり言って隙間埋めのブログです。



昨日、8月30日、KLセントラル駅の近くにあるYMCA KLを訪ねました。

目的は、思うように進まない自分のマレー語学習に自分で業を煮やし、インターネットで発見したYMCAのマレー語講座はどんなものかを見学させてもらうことでした。

どういうことかと言うと、最近、特に自分の努力不足を棚に上げ、なかなか憶えられない・進まないことを年のせいにしたりして情けないったらありゃしない、このままだとマレーシア移住の第一段階目標さえもクリアできないのではと言う不安が過ぎるのです。

やはり、もうそろそろ真剣にインテンシブなマレー語学習をしないといけない、強制的に真剣な学習を強いられる環境に身を置かないといけない、最近ずっとそんなことを考えてました。

可能ならば民間の語学学校の集中クラスに入りたい、そう思っていたのですが、経済的な問題が先に来てなかなか決心がつきません。そこで思いついた、と言うか発見したのがYMCAです。ネットのHPによれば授業料は驚くほど安く、しかも場所も悪くない、これならば通える、そう直感したのです。

しかし私は、これまでそもそもYMCAなるところに脚を運んだことがありません。(すみません、今まではまったく興味がありませんでした)

YMCA、Young Men’s Christian Associationの略語だそうですが、今ではクリスチャンでなくても誰もが参加できるのだと知りました。それでも、宗教心のまったくない不届き者の私には若干不安です。

こりゃいっぺん実際にこの眼で見に行かにゃいかん、そう考えて、早速、担当者にアポをいれYMCA入会の件やランゲージコースの件、それにシニアクラブの件などを教えてもらいに行って来たという訳なんです。

アイディア、即実行が私の取り得です。いや、時にはコレが思わぬ失敗を招くこともあるのですが、それでもへこたれない打たれ強さも合わせ持つ私です。

なんて能書きは別にして、初めて訪れたYMCAクアラルンプール、私はなかなか良いのではないかと思いました。

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施設も意外に綺麗だったし、スタッフも親切、出入りしている人たちもごく普通の人たちでまったく違和感はありませんでした。施設内にカフェがあったので、見学時間の合間にコーヒーブレイクをしようと入って行くと、そこにいた10人ほどの若い人たち、良く聞けば日本語を話しています。

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えっ?とちょっと驚きました。急いでいたらしく、まもなくぞろぞろと外に出て行きましたが、どうも引率の先生らしき人物が説明していた話を漏れ聞くと、日本の高校生の修学旅行ついでの研修グループのようでした。いつかも思いましたが、日本の高校の修学旅行も様変わりしたものだとつくづく感じました。

で、肝心のマレー語教室ですが、レベル1(3段階のうちの1)のクラスを見学させてもらいました。

毎週土曜日、午後2時から5時までの3時間のクラスだそうで、全10回、計30時間の学習コースなのだそうです。昨日出席の生徒は全部で8名、中に日本の方が1名おられましたが、アジア系が3名、中東系が2名、欧米系が3名と完全にインターナショナルです。

しかもみなさん思ったよりも若くない。さすがにこの私より年上の方はおられない様子でしたが、これなら私でもいいかも、なんて勝手に判断してしまいました。いいですねえ、私はこんな雰囲気が大好きなんです。

講師はマレー人男性の方、なかなか爽やかでVery Good、声も大きくユーモアも交えたレッスンはとても好感がもてました。

ただ、このクラスのレッスン内容は、もう1年半以上も学んでいる私にはやはり易しすぎます。でも基礎固めをするならいいかも知れない、その上で次のレベルに進めばよい、そんな勝手なことを考えてました。

よし、日本人会とここ(YMCA)でしばらくやってみよう。そう結論づけたら、クラスに参加した訳でもないのに、いやまだYMCAの会員にもなっていないと言うのに、これで目途がついたワイとなぜかひと安心した私です。そう、こういうところが楽天的と言うか、本当にお気楽な性格してるんですよ。



と、ここまではYMCAに行って来たと言う取りとめもないお話しでした。

昨日はこの後、KLセントラル駅に隣接して今年3月に新しくオープンしたNu Sentral Shopping Mallに立ち寄ってみましたが、実はここでのちょっとお恥ずかしいお話と言うか、ちと憤慨したことを紹介してみたいと思います。

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と言っても別に目新しいものでもなんでもありません。トイレのことです。

このNu Sentralは先進的で外観も素晴らしいし、まだオープンして半年も経っていないので、どこもかもピカピカに綺麗のハズと思って入った男子トイレなのですが、これもやはりマレーシアのトンデモトイレでした。

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そのトイレには個室が3つあって、そのうちひとつが塞がっていましたので、他の2室のうちのひとつに入ったところ、ん? 便座がない。こりゃダメだと思い、隣の個室に移ったんですが、いやぁ、これは酷い。全部流していないし、便座には真っ黒の靴跡がベッタリついていかにも汚いのです。

さて、ここで考えました。この便座を綺麗にして座るか、隣の便座なしトイレで頑張るか。。
でも、いつぞやも個室に入ったらやっぱり便座がなくて、その時は他に空いてる個室がなかったものだから、いろいろ悩んだ挙句中腰でトライしようとしたのですが、なかなか目的を果たすことができず途中で挫折して、死ぬほど辛く苦しい思いをしたことがあるのです。

またまた悩みました。個室に備え付けのペーパーがないものだから持ち合わせのティッシュで便座を拭いてみましたが、真っ黒な靴跡は頑固でなかなか取れません。それどころか靴底のタールみたいなものが便座にへばりついていたらしく、擦るとますます汚くなってしまいました。

焦りましたね。この便座、良く見ると新しいハズの便座にタバコの火を押し付けた焼け焦げもあり、いかにも汚いのです。こんな汚い便座の上に直に私の柔肌(これはウソですが)を乗せるのかと思うと、さすがの私もこれはイヤです。

が、もう限界です、我慢できません。で、どうしたと思います?私、ひねくれ人生、初の便座スクワットにトライしたのです。もちろん靴のままですよ。(シーンとしないで下さい)

いや、そうせざるを得ない状況だったのです。あの汚い便座には座りたくない。かと言って隣の便座なしトイレでは絶対無理。マナー違反と知りながら、ごめん、人生初のスクワットに挑戦です。

いや頑張りました。でもあのトイレの便座の上って、意外に高くて落ちそうでチョー怖いのです。頑張りの最中に滑ってトイレに足を突っ込んだら最悪、なんてどころじゃないでしょう。でも、これってとっても不安定ですごく難しいのです。

コレ、技術要りますよ。この上で前を向いてスクワットしてると結構眼の位置が高くなって、普段は目につかない景色もみえたりして新発見なのですが、困ったことに掴むものがない。左右の壁までちょっと距離があるため手が届かず、支えがない。

止むを得ず微妙なバランスを取りながら頑張るんですけど、便座自体がぐらぐらしてまことに不安定。いやぁ、滑って落ちるんではないかと恐怖心と戦ってました、こんなところ絶対誰にも見られたくないって思いながらですけど。

でも、このスリル満点の状態で平然とタバコを吸い、足元の便座に火を押し付けてそれを消す。想像してみて下さいよ。これって、すごいワザですよね。

しかしこんなこと、絶対好んでやることじゃない。オレ、マレーシアに来て何やってんだろうって、ホントに脂汗が出てきましたよ。

どうにか何事もなく目的を果たした後、きれいに水を流し、例のホースで便座を洗い流して出てきましたが、いやまさに恐怖のトイレタイムでした。

でも考えてしまいますよね。いくらハードやソフトが立派でもエンドユーザーが使い方を知らないのだからどうしようもないですね。

これって誰の責任?教えざる罪?でもね、あっちこっちでこんな張り紙見かけるんだけど、それでも徹底しないなんて一体どうなってんだろう、と思いたくもなります。

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やはり、2020年の先進国入りなんてまだまだ時期尚早なのですかねえ。
(だけど、これで私もようやくローカライズされた気分で、ある意味いい経験だったかも、なんておバカなことを、今、これを書きながら考えてます)

トイレマナーにゴミ捨てマナー、ドライブマナーに駐車マナー、片付けマナーに接客マナー、数え上げればキリがない。もうそろそろ国民の意識改革を本気でやらないといけないぞ、なんて一人で悩んでみても、いつまでもなんにも変わらない、変わるつもりもないかも知れない常夏の国、それがマレーシアなのですね。

しかし、トイレットシートにスクワットってマナー違反、べつにマレーシアだけの特許でもないようですね。
ネット上にはこんなおもしろ漫画も載ってました。

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ではまた。次回はムルデカリポートです。

このところどうも気になるニュースが連続しているので、私の意に反してブログ更新のペースが速くなっています。

でもこんなペースのブログ更新は私の場合、決して永続きしないと思うので、早くまわりの事象が落ち着いてくれないかと切に願っています。

これは、昨日(3月1日)のTHE STAR on lineのトップ画像をお借りしたものですが、この首都圏の集水域にあるスランゴールダム(クランゲートダムかも知れません)の様子です。

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見てお分かりのようにかなり貯水率が低下している様子ですが、THE STAR on lineによるとこれで50%程度とのことです。

このところ連日猛暑が続き、ほとんど雨が降らないので、ダムの水は大丈夫なのかなぁなんて思っていたら、やっぱりこんな状態なんですね。

50%の貯水率がどの程度のものなのかは知りませんが、このまま雨が降らないと本当に大変なことになりそうですよね。

で、そのTHE STAR on lineを読んでみると、なんと、明日(3月2日)からほぼ首都圏全域で給水制限に入ることが決まったと書いてある。そして、給水制限の方法、対象地域などのリストが載っていて、その中に、ゲッ「モントキアラ」も入っているではありませんか。

俄かに他人事ではなくなりました。

期間はとりあえず3月2日から3月31日まで、そしてそれ以降については3月末までの降水状況とダムの貯水率をみて決めると書いてあります。

また、他のメディアによると、気象当局の予報として、向こう1ヶ月は雨がほとんど期待できないとのことですし、そのためロイヤルマレーシアンエアフォース(マレーシア空軍)の協力のもと人口降雨作戦も準備しているが、肝心のタネとなる積雲が見当たらない、集水域上空に十分な規模の積雲が発生するのを待って作戦を発動する、なんてことも書いてありました。

おいおい、これってほとんどWater Crisisじゃないのかなと思ってしまいました。

でも、それにしては私の周りでは、こんなことはちっとも話題になっていません。昨日(3月1日)、このことが気になって日本人だけでなく日本人以外の方にもいろいろ聞いてみたのですが、ほとんど問題意識がない、と言うよりみんな無関心です。

給水制限?断水?どうせたいしたことないよ。去年だっていろいろ心配したけど結局なんにもなかったし、、、それに水がなくなるわけがない、なくなったら買いに行けばいいんだよ。。

みんなその程度の認識なんですね。(これって、私の周りだけでしょうかね?)

それに不思議なことに、さっきウチのコンドのエレベータ内の「お知らせ」読んだばかりなんですけど、それには今回の給水制限対象地区域にモントキアラは入らないって書いてあったのです。一体どうなってんだろうと、思い、早速コンドミニアムの管理事務所に行ってきました。

最近かなり親しくなったマネージャー氏に問うと「えっ?それいつの情報?」って言うから、私が新聞情報を指し示したのですが、「あぁ、これ第二次制限給水だよ、二次ではモントキアラも入るんだ?」って。

あっそうか、エレベータ内の「お知らせ」は先週からの第一次制限給水のことだったんだと、咄嗟に理解した私。

でも、続けてマネージャー氏曰く「Don't worry. We have up to 48 hours supply water tank.」

えっ、でも元が断たれちゃタンクの48時間だけだよね、ん?ちょっと待てよ、だから今回の制限給水が、2日給水、2日断水って計画になってんの?

マネージャー氏「おぉ、それグッドアイデア!(グッドアイデアはないでしょ)、コンドミニアムの水タンクはどこも大体48時間だから、その辺水道会社も分かってくれてんのじゃないの?」、私「・・・・・・・・・」。

どうも、この国ではあまり水不足の経験がないようで、全体的に真剣さが足らないような、そんな気がしてなりません。

大体、対象地域を二つ(ゾーン1、2)に分けて、交互に、2日給水、2日断水を繰り返すのだそうです。さらに細かく見ていくと、41時間給水、55時間断水の繰り返しとのことです。この方法、日本で良くある減圧給水とか時間給水とは違うんですね。(どの方法がいいか悪いかなんてど素人の私に分かる訳もないです)

うーん、これって実際に始まってみないと分からないけど、どうなんだろう。普段でも蛇口からお湯が出てくるような熱さのこの国で丸2日以上も完全に停まった水道って、送水を再開しても直ぐには使えないと思うんですけどどうなんですかね。しかし、もともと綺麗な水道水ではないし、飲料水は買って飲んでるんだからあんまり関係ないのかな、などなど想いを巡らしてみても良くわかりません。

しかし、心配なのは雨がいつ降るかですよね。もし、全地球的な異常気象が原因で今回の状況になってるとしたら、こりゃ大変だ、、、なんて心配しても始まらないか。。

その後、私の進言を受けてマネージャー氏、コンドのエレベータ内の「お知らせ」の貼紙を即取替えてくれたのですが、曰く「明日から第二次給水制限が始まるが、当コンドにおいては十分に水を確保しているので心配ない。しかしながら念のために各家庭においても万一のため水を貯めておくなどの準備をした方が良い」・・・・

これで良いのですかね?みんなが水を貯めだしたら、タンクの水なんて直ぐ空になっちゃうんじゃないのかな、なんて余計なことを心配してるんですけど・・・・。

で、不思議なことには、これまでメディアなどでは、節水、節水ってあんまり騒いでいないですよね。

もっともっと節水を呼びかけないと、ダムの貯水率がこれ以上に低下した場合、大変なことになると思うんですけど。。



新聞情報の出所と思われる首都圏上水道供給会社(SYABAS)の第2次制限給水計画

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制限給水計画の詳細リンク→SYABAS

SYABASの制限給水計画はすべてマレー語表記ですので、ご参考まで頭の部分のみ英訳と和訳をつけてみます。

1. TEMPOH PERLAKSANAAN PELAN CATUAN BEKALAN AIR
Bermula pada 2 Mac 2014 (Ahad) hingga 31 Mac. 2014 (Isnin). Tempoh ini tertakluk kepada pindaan dari masa ke semasa oleh SPAN.
1.THE IMPLEMENTATION PLAN RATIONED SUPPLY
Beginning on March 2, 2014 (Sunday) to 31 March. 2014 (Monday). During this period subject to change from time to time by SPAN.

1.制限給水実施計画
2014年3月2日~31日の間、ただし期間はSPANにより随時変更される。(訳者註:SYABAS判断により期間変更あり)

2. KAWASAN TERLIBAT
Kawasan yang terlibat dibahagikan kepada 2 zon seperti di dalam JADUAL 1, 2, 3, 4, 5 dan 6.
2.AFFECTED AREAS
Affected areas are divided into two zones as shown in Table1, 2, 3, 4, 5 and 6.

2.影響(対象)地域
対象地域はテーブル1、2、3、4、5及び6に示す二つのゾーンに区分される。

3. JADUAL CATUAN BEKALAN AIR
Jadual catuan berdasarkan konsep pembekalan air: setiap zon bergilir-gilir dua (2) hari dapat air dan dua (2) hari tiada air.
3.TABLE RATIONED SUPPLY
Table ration based on the concept of water supply each zone in turn two (2) days to water and two (2) days with no water.

3.制限給水テーブル
制限給水は原則としてそれぞれのゾーンごとの交代制で、2日間給水、2日間断水を交互に実施する。

以下略(全文訳は面倒なので省略しますが、内容は上に書いたこととほぼ同じです)



で、でも、これ、対象地域のリストを改めて良く見てみると、新聞には明記されていた「モントキアラ」の文字がない??? (すみません、私の見誤りでした。「Mont kiara」ではなく「kawasan mount kiara」って載ってました。)

さらに良く良く見ていくと、新聞のリストに載っていたその他の地名なども抜けてるし、なんか地名ではなく、コンドミニアムの名前とかも入ってる。。。

こんなに細分化した給水制限が果たしてできるのでしょうかね??

これ、どうなってんのか、さっぱり分かりませんね。やっぱりこの国では「なるようになる」ので「なる前から要らぬ心配することはない」がいいのかも知れませんね、なんちゃって。。

では、また。。



追記1:その後、このブログをアップした3月2日の夜、3日の朝、そして4日の朝と続けてお湿り程度の降雨がありましたが、KL北東部の集水域では果たしてどうなのでしょう。
今日(3月4日)と明日(3月5日)、この地区(ゾーン1)は断水のはずですが、今のところコンドの水道栓からは今までどおり普通に水が出ていますので、コンドのマネージャー氏の言うとおり、さほどの影響はないのかも知れませんね。(2014.3.4 12:30)



追記2:上記のお湿りですが、昨日、誰かがこれは多分「人口降雨作戦」の結果だよって、言ってたことに対し、そんな訳ないよ、集水域ならあり得るがこんな市街地ではあり得ないと反論した私でしたが、すみません、全面的に訂正させて下さい。

ここ数日の降雨(集水域+KL周辺地域)はどうやら「人口降雨作戦」の結果のようです。集水域での作戦は、もちろん渇水対策のため、そしてKL周辺での作戦は、このところ問題化しているヘイズ対策のためだったのだそうです。

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ROYAL MALAYSIAN AIR FORCE C-130H @SUBANG

RMAF(マレーシア空軍)のC130に、150Kgの塩を含む1トンの塩化ナトリウム溶液(食塩水)タンク4本を搭載し、集水域とKL周辺地域上空の積雲直下で空中散布したのだそうです。作戦は見事に成功し、それぞれ散布の30分後には雨が降り出したとのことでした。

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CLOUD SEEDING OPERATION BY RMAF C-130H

日本では様々な問題があり、まだ完全実用化には至っていない「人口降雨」ですが、ここマレーシアでは既に相当以前から実用化されていて、なんとその成功率も100%なのだそうです。

今回も、期待に違わずかなりの量の降水があったものの、それぞれ長くは続かず、ダムの貯水率も大きな変化はないようですし、市街地のヘイズの状態も作戦発動前後でほとんど変わっていないとのことですから、まだまだ安心はできません。

まぁしかし、このまま行けば次の段階(第3次)の制限給水は免れないような気がしますので、関係者のいろいろな努力は評価されて然るべきと思います。

私は、特に人口降雨作戦で空中散布した化学物質が、健康被害の懸念のある「ヨー化銀」ではなく、「塩」だと知り安堵しているところです。(2014.3.4 23:20)

この前、マレーシア人は生ぬるい水が好きなんですよ、ってローカルの方に聞きました。

でもなんで?汗かいたら冷たい水がおいしいじゃんって言ったら、そりゃそうだけど、みんなそうしてるしって。

えーっ?ホントー?そうなんだー?って返事したんですけど、良く考えてみれば、絶対その方が身体のためにはいいに決まってますよね。

それに、屋台やローカルレストランのアイス(氷)はただの水道水から出来てることが多そうなので、お腹壊すかも知れないし、みんなそう言うことを考えた上での自己防御策なのかなーって思いました。

でも、みんなそうしてるから自分もそうするって、これなんか変じゃないですか?

私はみんなそうしていようが、誰がなんて言おうが、あの生ぬるい水(Lukewarm Water)は嫌いです。

ここは身体がいつも汗ばむ陽気だし、特に日中、炎天下を歩いた後など、気持ち悪くって生ぬるい水など飲めますかってんだよね。

この前どこかのローカルレストランでCold Water Pleaseって言ったら、このLukewarm Waterが出てきたんですよ。

なんだよ、これCold Waterじゃないじゃんって、店員さん呼んで氷もらったんですけど、そっか、ローカルの人達にとってはこれがトレンディなんですかね。

ホットウォーター以外はコールドウォーターなんだよって、誰かが言ってましたけど、やっぱりIced Waterとか、Water with Iceって言わないとだめなんですね。

そう言えばここKLでは、ローカルの若い人達がペットボトルの水を手にぶら下げて歩いているのを良く目にしますが、あれ絶対生ぬるい筈だけど、これもトレンディなんですね。

ちなみに私はずっと以前からTHERMOSの真空断熱チタンボトルを愛用してまして、もちろんここでも常に持ち歩いています。ですから、いつでもどこでも冷たい水で喉を潤すことができるのですが、飲みきってしまったりした時に、前述のようなケースに遭遇するわけです。

そっかー、生ぬるい水が好きなのかーって、そんなことがトレンディなのかーって、改めて、ところ変われば品変わるものだと思いました。

私、異文化に溶けるを目標にしているんですけど、この異文化(生ぬるい水が好きと言う異文化)には溶け込みたくありません。絶対、冷たい水とかギンギンに冷えたビールとか、そしてたまには適度に冷えた純米吟醸酒とか、くーっ、たまりませんよね。

しかし、だんだん、少しずつ分かってきたような気がします。

なにがって、こちらの方達の好みとか話し方とかしぐさとか、トレンディのいろいろですよ。

でも、中には絶対に許せない、我慢できないトレンディもたくさんあります。

いままでもいろいろ書いていますが、今日もすこし書かせて下さい。

この国に移り住んで1年超、私が感じている「この国の人たちの許せないトレンディビッグ3」は、①店員さんの無愛想、②ゴミのポイ捨て、③信号無視 です。

この中で、①店員さんの無愛想、ですけど、先日、メトロジャヤと言うデパートに行って買い物をしてきたのですが、レジの店員さんの怠惰かつ徹底した無愛想ぶりには本当に腹が立ちました。

この国では、買い物をしたり、外食したりするたびに、怠惰で、のろまで、かつ無愛想な店員さんたちにいつも腹が立つわけですが、日本の価値観をこの国に持ち込んではいけないなどと聖人君子のようなことを仰る先輩たちも多くいて、我慢に我慢を重ねているのです。

お陰で最近はいろいろなことにも随分慣れてきました。

少々無愛想にされてもほとんど腹も立たなくたりました。

あちらが無愛想でも、なるべくHelloとかThank Youなどと、こちらから声かけするようにしています。

すると、たまには、あちらからも、ちょっとはにかんだようにして小さな声で、Thank Youと返ってくることもあったりして、少しは爽やかな気持ちにもなれるのですが、先日の女店員さんの怠惰ぶりと無愛想は徹底していました。

KL市内某地区のメトロジャヤデパート紳士服のキャッシャー(レジ)でのことです。

いつものように、品物とカード(デビットカード)をレジの女店員さんに手渡しましたが、仏頂面で一言も発せずこちらとは眼を合わせようともしません。

決して若くない(&綺麗でない)ご婦人なのですが、顔は斜め横を向いたままです。

無言でレジスターを打ち、私のカードを端末機に挿し込んだ後、側にいたほかの店員さんと笑いながらなにやらおしゃべりを始めました。

見ていると、ややしばらくして端末機からスリップが打ち出されてきましたが、おしゃべりを止める気配はありません。

大体、端末機を見ていません。

その場には、私の他に客がいなかったせいか、根っからの怠惰とのろま(これは推測ですが)に、のんびりゆっくりが重なったのか、私の大切なカードを挿し込んで放置したまま、まだおしゃべり続行中です。

彼女が私の方を向こうともせず、ずっと横を向いているので、私が話し相手の方を睨みつけると、話し相手がそのことに気付き、なにごとか彼女に小声で注意しました。

すると、彼女、全く慌てる様子もなく、端末機からスリップを取り出し、私にサインしろと言わんばかりにボールペンとスリップをキャッシャーデスクに放り投げるように置いたのですが、私と言う客とは眼を一切合わせず、顔は斜め横を向いたまま、そして完全無言です。

こんなヤツもたまにはいるんだよなーなんて心の中で舌打ちしながらスリップにサインして返すと、彼女、仏頂面のままそれを受け取り、私が買った品物をいかにも面倒くさそうにレジ袋に入れて、これも放り投げるようにしてテーブルに置いた後、またしてもおしゃべり開始です。

不思議なのですが、他の店員さんと向き合った途端に笑顔になるんですね。これって真逆じゃないでしょうか?

私が、おいおいカードを返してくれよって言う意味で、ちょっと強く「My Card」って言うと、こちらを振り向き様に仏頂面に変身して、端末機からカードを取り出し私に返してくれたのですが、もちろん謝りもしないどころか、一切無言です。

まったく何が気に入らないんだよ、オレがおまえになにかしたか???

いやいやこいつの無愛想は徹底してるぜって、チョー腹立たしく思いながらも、帰りがけ、聞こえよがしにThank You Very Muchって言ったのですが、なんとこれも完全に無視されてしまいました。

茫然自失と言う四文字熟語を咄嗟に思い出しましたが、なんだか戦いに敗れた気分です。

一体全体、彼女をして何がこうさせているのでしょうか。

家庭の躾が悪いのか、職場や学校の教育が悪いのか、はたまた世の中の環境や制度が悪いのか・・・・もっとも今日のこのご婦人は、恐らく子供さんもそろそろ巣立とうかと言う年配とお見受けしましたが、これじゃ子供の躾など出来るわけがなく、とすれば彼女から巣立った子供は益々怠惰で無愛想になるのじゃないかと、この国の将来を憂い、本当に悲しくなりました。

この国に移り住んで1年経ちましたが、移り住んでみて良かったこと、悪かったこと、人それぞれだとは思いますが、気候のこと、食べ物のこと、生活インフラのこと、そりゃ様々あります。

でも、この国の人々のことについて、この国の偉い方たちがワールドクラスのホスピタリティと公言して憚らないように、この国に住むいろいろな顔かたちの方たちと親しく接してみると、確かに、皆さん真面目で優しくてとても良い方たちばかりに思えます。

ところがどうでしょう。お店やレストランの客と言う立場からこちらの国の人々を見ると、ワールドクラスどころかワーストクラスに成り下がってしまうのです。とても不思議に思います。

もちろん、そうではない方たちもたくさんおられるとは思います。でも、これだけ高確率でワーストクラスのホスピタリティに遭遇してしまうと、この国全体のなにか歪みのようなものを感じてしまいます。

社会主義国ではなく、自他共に認めるれっきとした資本主義経済の国でありながら、なにがそうさせているのでしょうか。

私は、このブログで以前も書きましたが、この国の長年にわたる民族保護政策にその一因があるのではないかと考えています。もちろん、このことを専門に調査研究したわけではないので根拠はありません。私の単なるひらめきのようなものです。

先日、お昼に食事をした某外資系レストランでも、いわゆるセルフサービスなので、食べ終えた後は、テーブルを片づけ、トレーごと近くのトレー下げ場に持っていくよう、何箇所にも大きく張り紙がしてあるのにも関わらず、誰一人として食べ終えた後の片づけをする人はいません。

ファミリーもお友達グループもヤングカップルも熟年夫婦も老夫婦も、みんな散らかし放題に食い散らかしたまま、そのまま立ち去ってしまいます。(たまに自分で後片づけてしている人がいますが、決まって欧米人か日本人です。)

でも、その後にテーブルに座るローカルの人たちも、ゴミの山のテーブルで、別に気にする風でなくにこやかに食べています。

民度が低い、そんな一言で片付けてしまえばそれまでですが、この国にできる限り永く暮らしたいと思う私としては、なにか方策はないものかと真剣に悩んだりしています。

車の窓から平気でポイ捨てする人たち、道端や空き地や側溝などに夥しいゴミが散乱していても気にも止めない人たち、客に対して無愛想で怠惰な店員たち、車を運転して平気で列に割り込んだり、信号でさえも無視する人たち、私たち日本人から見れば、すべてがあり得ない事柄ばかりです。

でも一人ひとりに直に接してみると、真面目で優しくてとても親切な人たち、皆おなじこの国の人たちです。まったく不思議な思いです。

最近はこう考えています。みんな悪気はないのです。悪気はまったくないがみんなでやれば怖くない。周りがやるから自分もやる。これってある意味「みんなトレンディ」なんですね。そのトレンディがいつのまにか普通になってしまい、いけないこと、改善すべきことだとは気付かずにいるのではないでしょうかね。

この前、The Sunの新聞紙上にユニークな写真が掲載されていました。

これです。

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ご参考までに写真下段の文字を起こして見ますと、

REMINDER RED MEANS STOP. YOU MIGHT KILL SOMEONE.
注意! 赤は止まれの意味。 (赤で止まらないと)誰かを殺してしまうかも。。

さらには、

DELINQUENT BY CHOICE ... This driver obviously knows the law, but chooses to ignore safety, common sense and plain courtesy to others by running a glaring red light at Taman Tun Dr Ismail, Kuala Lumpur.
好んで犯罪者となるか.....このドライバーは明らかに法律は知っている。しかし、赤信号を突っ切ることにより、安全、常識そして他者に対する礼儀を無視することを選んでいる。(TTDI, KL)←モントキアラの近くです。

最近、良く憤慨しているのですが、信号待ちの先頭車となり、赤で止まっている時に、後ろからクラクションを鳴らされる。おいおい、行けってことなのかよ、赤だぜ。。

これ、特に左折する際に多いことなのですが、常時左折可の車線ならいざ知らず、そうでない場合は信号に従わなければいけない、これ常識ですよね。

ところが、どうもこちらの方たちは赤でも左折するのがトレンディだと考えてる節がありますね。

とんでもないことです。後ろからクラクションを鳴らされて、一度は私が間違っているのかと勘違いして赤信号なのに左折してしまったことがありましたが、後で良く考えたら、あそこは常時左折可の交差点ではないことを確認し後悔しました。

それ以降は、いくら後ろからクラクションを鳴らされても頑として無視しています。

こんなことがトレンディだなんて、恐ろしいことですよね。

ゴミのポイ捨ても店員の客に対するマナーの悪さもすべてこの国の「みんなトレンディ」なんですね。

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(写真はTESCOスーパーマーケットですが、記事とは一切関係ありません。)

このトレンディ、一過性のものではなさそうなので、軌道修正には国民的な意識改革が不可欠だと思います。

政治や行政やメディアやいろいろな組織体が本当に真剣にならないとなかなか厳しいでしょうね。。

でも、新聞などには時々、これらの問題関連の投書や投稿記事も散見されることから、この国にも同じような考えの方たちは少なくないと思いますし、そんな中、こんな私にも何かできることがないものかと常々想いを巡らせています。

今日は、この国の人達の「みんなトレンディ」について思うところを書いてみました。

では、また。。
今日から皆様への暑中お見舞いを兼ねまして、夏季期間限定でトップ画像に
思い入れのある鳥海山(山形県酒田市)を掲げます。


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皆様、暑中お見舞い申し上げます。

これは、昨年8月2日、鳥海山扇子森頂部の御田ヶ原からのショットです。

こうやって眺めていると、ひんやりとした風がそよぐ御田ヶ原にいるようで、
たまらなく感傷的な気分になります。いつかまたここに立ちたい、今でも
その想いは変わりません。

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さて、本題です。

今回は、前回記事に続き、日常生活上のちょっとした不思議を綴ろうと
思っていたのですが、あれこれ話題を探しているうちに考えを変えました。

実はこちらに来て以来、あちらこちらに出かけてはいつも感じるひとつの
事柄があります。それはゴミのことです。この街(KL)ではどこに行っても
ゴミの散乱を眼にします。歩いていても、車やバスや電車に乗っていても
道路脇の草地や空地、建物と建物の間、側溝や排水溝の中、放水路や
河川などなど、至るところにゴミが散乱しています。

もちろん塵ひとつなくきれいなところも多くあるので、街中ゴミだらけと
いうことでは決してありません。旅行者のような通過人には見えないかも
知れませんが、奇麗なところと汚いところ、日向と影のように、その対象
が際立っているのです。

ちり紙やレジ袋、タバコの吸殻や空き箱、ペットボトル、空き缶は言うに
及ばず、中には紙オムツや壊れた電気製品や電気コードなどの腐敗・腐食
した家庭ゴミや産業ゴミがところ構わず廃棄されそして放置されています。

私は、この国の人たちはなぜゴミを拾わないのだろう、そして行政はなぜ
環境の美化に真剣に取り組まないのだろうと、今でも不思議に思っていて、
機会あるごとに、ローカルの人たちや日本人の方々の意見を伺ったりして
いるのですが、なぜか日本人の中にも(ゴミは)別に気にならないと仰る方
がいたりして、慣れと言うのは怖いものだと痛感しています。

ま、このことは余談なのですが、いろいろと勉強するうちに、ある新聞の
コラム欄を眼にしました。

Malaysia Sin Chew Daily(星洲日報)と言う中華系英字新聞なのですが、
そのコラム欄に、実に興味深い記事が載っていたのです。

それは、Malaysian's Third Class Mentality、つまりマレーシア人の低級
な精神状態や性向についてと題するコラムでした。

私は、そのコラムを読むうち、そうかそう言うことだったのかと、ある意味
眼から鱗のある事実に気がついたのです。

それは、この国が抱える根本的な問題と言っても過言ではない気がします。

この国のドライバーは運転中に平気でゴミのポイ捨てをします。
このことは私も何度も目撃しました。また先日は、マイクロバスの乗客が、
それぞれの窓からいろいろなものをポイ捨てするのを目にしました。

歩きながらジュースの空き袋(レジ袋のようなプラスチックの袋)をポイ捨て
する人も少なくありません。

そしてこれはそのコラムの記事なのですが、とあるアパート(低所得者用)の
駐車場にゴミが散乱していて、その多くは空から降ってくる生活ゴミなんだ
そうです。つまり階上のアパートの住人が食事の後の残り物やゴミを窓から
外に平気でポイ捨てするのだそうです。

まっ、これは俄かには信じがたい話ですが、街の中のゴミの散乱状態を
いたるところに見ていると、本当かも知れないと思ってしまいます。

ではなぜ、人々の意識(環境美化に対する)がいつまでも改善しないのか?

いろいろと文献を読みあさるうち、今度はこんな文言を眼にしました。

Malaysia Has First Class Facilities but Malaysians Have Third Class Mentality.
(マレーシアには第一級の施設があるがマレーシア人の精神は第三級である)

これは、マレーシア国以外の方が、マレーシアの国や人々を非難する際に
良く使われる文言のようですが、確かに、近年のマレーシアの発展ぶりは
際立っていて、あっと言う間に高層ビルが林立する大都会となり、高速
交通網や電気通信網などのインフラ整備も高度に進んでいるようです。

しかしながら、この国の人々のマナーの悪さ、非勤勉さ、無責任さなどを
指して、第三級のメンタリティと酷評されているのです。

確かに、運転中のマナーの悪さや、スーパーマーケットの店員さんたちの
愛想のなさや怠惰な振舞い、ゴミ箱が直ぐ目の前にあるにもかかわらず
食べ残しやゴミをテーブルに大量に放置したまま決してゴミ箱に捨てようと
しないファミリーやカップルたちの無責任さ(セルフのフードエリアなどで)
などを目の当たりにするにつけ、これらは噂ではなく事実だろうと思います。

ではなぜこのように酷評されながらも人々の意識が改善しないのか。

様々な意見があるようですが、私は、これはこの国の人々の多様性に、
なにか根本的な一因があるように思います。

つまり、国籍は同じでも人種や民族の異なる多種多様な人々が共存して
いて、宗教や性向も言語も異なるのです。

長い歴史の中で、これらの人々が共に暮らすうち、次第に社会生活上の
役割分担が形成されてきて、結果として人種や民族間に明らかな格差、
つまり経済格差や教育格差が生じてきています。

そのギャップを埋めるべく特定人種・民族に対する極端な保護政策が
とられているのだと聞きました。(プミプトラ政策)

私は、この保護政策こそが人々の意識を改善しない根本原因なのではと
感じています。

つまり、人々は行政などからの手厚い保護を受けるうち、自立できなく
なってしまった、なにもかも他人任せ、自己責任の放棄、責任転嫁、
そして怠惰、こう考えて行くと辻褄が合うような気がします。

このコラムを掲載した新聞は中華系の新聞ですから、コラムの言う特定の
人種・民族は、明言はしていないものの容易に推測できます。

もちろん、その人種・民族のすべての人々がそうではないのでしょうが、
このゴミ問題を見る限り、人々に社会や地域コミュニティへの帰属意識は
まったくないように思えます。

この自分さえ良ければと言う利己的な考え方や、自分がやらなくても
誰かがやってくれるだろうと言う甘えと無責任さが今日のこのゴミ問題の
根本原因なのだと言うコラムニストの意見に私も賛成です。

冒頭、この街には塵ひとつないところもあると書きました。私のコンドや
その敷地内もそうですが、四六時中、清掃作業員が施設内外を清掃し、
雑草を抜き、植え込みを常にきれいに維持しているからです。

これは、もちろん管理会社が清掃作業員を雇っていて、その作業員に
清掃作業の仕事を責任として与えているからなのですが、モントキアラ
地区は、この各コンドミニアムの敷地群が縦横に隣接しているため、
街のほとんどは各コンドの清掃責任範囲に含まれます。

コンド管理会社の清掃責任の手が及ばない空き地などはほんの僅かです。

モントキアラの街が、他と比べて全体としてきれいに見えるのはこのせい
だろうと思います。

KL市内の他の地区、中心部だろうが郊外地だろうが、とにかく空き地
にはゴミが散乱し、いつまでも放置されています。よくは知りませんが、
行政も努力はしているのでしょう。しかし予算上の制約があるのかどうか、
ゴミ問題の解決にはほど遠い現状と思えます。

行政も手をまわせず、地域社会も土地所有者も無責任な上、言われれば
直ぐ他の誰かに責任転嫁する。

結果として、いつまでも放置され続け、ゴミの上にゴミが積み重なり、
場所によってはかなりの異臭が漂うところも普通にあって、この問題を
解決しない限りは、2020年の先進国入りなど無理だろうと、私も思います。

どうすればこの問題が解決できるのか、当然この国の心ある人達が悩み、
きっと今でも考え続け、努力されておられることでしょう。

この国に来て1Malaysia(ワンマレーシア)と言うことを良く耳にします。

聞けば、言語、宗教、生活習慣や価値観までも異なる多種多様な人たち
が共存共栄するためのフレーズとか。

なるほどと思いますが、今日のブログテーマに掲げたゴミ問題ひとつ
とってみても、極めて難しいテーマとも思います。

人種・民族の異なる性向によって長年にわたり蓄積されてきた経済格差、
そしてそれを是正すべく打ち出された国の保護政策、保護を受ける人々の
自然にいわば涵養されたかの甘え、自立心の欠如、無責任など、、、、

ゴミ問題の解決には、人々の意識改革が必要と思いますが、一朝一夕に
できることではないでしょう。

まずは、人々に社会やコミュニティへの帰属意識と責任感を植えつける。
そのための1Malaysiaではないかと思いますが、言うは易し、しかし、行いは、
超がつくほど難しでしょう。

当然、道徳や責任感などに対する教育改革も必要でしょう。

こんな風に考えてくると、このKLの街の中のゴミが永遠に無くならないように
思えてなりませんが、けっして諦めてはいけないのだと思います。

私は、私の余生をこの国で過ごそうとMM2Hビザを取りました。

でも、私の思いは単にこの国でゆっくりのんびりと過ごすことではありません。
些細なことでもいい、この国とこの国の人々に喜ばれ、感謝されるような
ことを成したい。そしてそのことが、愛する祖国日本とここマレーシアの間の
更なる友好関係作りの一助となれば本望なのです。

今もあらゆることを考えていて、未だ成案を得ていません。
ゴミ問題も私の中の問題意識のひとつです。近い将来、問題意識を共有できる
方々と心を一つにしてこの国のために汗してみたいと思っています。

いつの日か、こんなきれいで気持ちの良い緑地公園が、KLの街のどこにも
ある、そんな日が来ることを夢見ています。

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(KLCC公園)

ではまた。。
今日は、普段の日常生活で不思議に思うことや良く分からないことを
思いつくままに綴ってみたいと思います。

そのトップバッターはやはり、キッチンの見せ掛けの換気扇でしょう。

いや、換気扇と言っても、ガスレンジの上についているレンジフード
つきの立派なアレのことです。

これには私もすっかり騙されました。コンドミニアムの下見の時に、
このことを知っていれば、本物かどうか確かめたのですが、まさか、
本来目的の排気ができない換気扇とはつゆ知らずだったのです。

随分しばらくして、それも人に言われて気がつきました。

見かけは新品同様だし、下見のときにちゃんとスイッチのON/OFFもして、
動作確認もしたのに、その換気扇に肝心のダクトがついていないなんて、
思いもしませんでした。

人に言われ、半信半疑でフードの上部を調べたところ、天井とフードの
隙間から、下から吸い込んだ空気がいきおい良く、吹き出ているのです。

なんとレンジフードの短いダクトは天井板に遮られてシャットアウト。
一見、天井から外に出ているかに見えるのですがこれは見せかけだけ。

行き場を失った排気は天井とフードの隙間から出るしかない訳ですよ。

つまり排気でも換気でもなく、単なるキッチン室内循環扇だったのです。

最初は、なにこれ、信じられないよねーって、、呆れてしまいましたが、
こちらでは、これが普通なのだと聞いて、二度驚きました。

そうなのです。こちらではダクトのない換気扇って、普通なのですよ。

もちろん、ちゃんと排気ダクトの付いている換気扇もあるそうですが、
まだまだマイナーと言うか貴重なんだそうです。

え?これも異文化?実はそうなんですね。

マレーシアの伝統的な家には、キッチンが二つもあって、室内キッチンの
他に、肉魚の処理や油料理の際に使う室外キッチン(ウエットキッチン)が
あるのだそうです。

室内キッチンでは、油など一切使わない簡単料理のみ。なので換気扇など
必要ないわけです。

こんな伝統文化が底流にあるものだから、現代建築の高層コンドミニアム
においても似たり寄ったりなのです。

それでも完璧な室外キッチンのあるコンドならいざ知らず、そうではない
我が家のようなところは、焼きものや揚げものも室内キッチンでしないと
いけないわけで、そうなるとやっぱり換気扇はどうしても必要なのですよね。

それがどうしたことか、オーナーの好みなのか性格なのか、あるいはコスト
のせいなのか、私はきっとコストだろうとは思いますが、それに体裁だけで
役に立たない(油きりフィルターなどつければ少しは役に立つかも?)換気扇
と言う結果になるのです。

聞くところによると、中にはきちんとダクトのあるところもたまにはあるが、
確率的には少ない。だから、コンドの下見の際には、この件、よくチェック
して丹念に探したほうが良いのかもしれませんね。

我が家ではしょうがないので、大型のスタンド式扇風機を購入しキッチンに
備え付けました。キッチン奥のヤードのドアや換気窓から強制的に排気して
います。

なお、この件、いつかオーナーに話してみたのですが、笑っていました。
まったく悪げもないし、じゃ設備工事してダクトをつけようなんてことにも
決してならない雰囲気でした。

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こんな立派な換気扇があるからと言って、騙されてはいけません。(笑)

以上が換気をしないキッチン換気扇のおはなし。
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次は、つり銭の不思議です。

ご承知のようにこの国の通貨はRM、つまりマレーシアリンギットです。
お札は100、50、20、10、5及び1リンギ、硬貨は50、20、10及び5センです。

201307163001.jpg
(ヒジャブの女性は本ブログとは無関係です、念のため。。。)

この国の硬貨です。(旧硬貨です。今は新硬貨がかなり出回っています。)

201307165000.jpg

お気づきでしょうか、そうです、硬貨には1セン硬貨がないのです。

いや、以前はあったのだそうですが、2008年から使用できなくなったのだ
そうです。実はこの1セン硬貨がないため、不思議な思いをするのです。

公共料金の請求書やスーパーマーケットの商品の値札などには、ほとんど
小数点二桁、つまりセン単位の金額が記されています。

例えば、今月の水道料金の請求書にはRM40.02、つまり40リンギ2センとか、
あるいはスーパーの商品の値札にはRM12.89、つまり12リンギ89センとか
1セン単位でこまかに表示されているものも当然あるわけです。

ところが支払う方も、支払われる方も1セン硬貨がないのです。
なので、止むを得ず硬貨のある5センや10セン単位に切り上げたり、
切り下げたりしての支払いになるのです。

このこと、最初のうちは分からず、とても不思議に思っていました。
でも、ようやく分かりました。

1~2センは0センに、3~7センは5センに、そして8~9センは10センに、
それぞれ切り下げたり、切り上げたりするのだそうです。

日本では1円たりとも間違えのないお金のやりとりが普通ですので、
いくら些細な金額とは言え、ちょっと違和感がありますね。

だったら、いっそ、請求金額や商品価格を5センや10セン単位にすれば
良いのにとも思いますが、いろいろな計算上それも無理なのでしょうかね。

まっ、これも何事にもeasy-goingな人たちが多いこの国ならではのこと
なのでしょうが、果たして日本みたいにすべからく四角四面なやり方と、
どちらが良いのでしょうかね。最近はどうもこんなゆるゆるの事柄にも
だんだん慣れてきましたね。

前回ブログで、路線バスのお釣りのことやあんまり厳しくない料金支払い
のことを書きましたが、考えてみるとこの国の社会全体に相通ずるひとつ
のことがあるような気がしますね。それは、、、つまりアバウトってこと
でしょうかね。。。
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さて、次はなんにしましょう、、、あっそうそうこれは電車の駅に関する
ことなので、前回ブログに含めれば良かったのですが、駅の自動改札機の
ことです。

こちらでも日本同様、大きな駅には自動改札機が設置されています。

201307165001.jpg

しかしいつも不思議に思うのですが、この自動改札機、入る時はちゃんと
動く(機能する)のに、出るときは使えないのです。(KTMコミューターの場合)

その証拠にKTMコミューターの改札出口には、いつも係員が待ち構えていて、
自動改札は通れないようにし、有人改札で全員のチケットを回収しています。

これっていつも機械が故障しているからなのでしょうか。いや、きっと
うまく動作しないことが多いので却って手間がかかるからではないでしょうか。

あ、でもKLモノレールやLRTはこのKTMコミューターよりはマシなようです。
こっちはチケットではなくトークンなのですが、自動改札機は入るときも
出るときも普通に機能しているようです。

201307165002.jpg

でも自動改札機はいいのですが、その前の自動券売機がちょっと?です。

使い方が大変分かりづらいことに加えて、お札や硬貨の読み取り機能が
貧弱で、そう簡単にはトークンやチケットをゲットできないのです。

なので多くの人が途中で諦めて窓口に並ぶのを何度も目撃しました。

RapidKLの自動券売機です。

201307165003.jpg

KTMコミューターの自動券売機です。

201307166000.jpg

皆さん、自動券売機など使わずに窓口に長い列を作っています。

201307165000_20130716231341.jpg

最初の頃はその意味が分からず、空いている券売機にトライしてみて、
なるほど、窓口に並んだほうが早かったかなと納得したものでした。

でも、マシンの操作の仕方やお金の投入方法にちょっとしたコツがあって、
それさえつかめばちゃんと切符が買えるしやっぱりマシンの方が早いのです。

私なんかは研究心が旺盛なので、お札は表裏どっち向きに入れるとか、
投入口の左端に寄せたり右端に寄せたり、硬貨も硬貨種をいろいろ試して
みて、直ぐコツを覚えたのですが、こちらの人はそうではないようで、
諦めが早いと言うか、最初から頑張らないと言うか、そんな感じでしょうか。

いずれにしても、自動改札機や自動券売機が故障していたり、動いていても
使いづらかったりなんて、とても日本では考えられませんね。

機械の故障と言えば、まだありますね。こちらに来てからいろいろな場面に
遭遇しました。やっと見つけたATMが故障で使えなかったり、駐車場の駐車券
読み取り機が故障していてゲートが開かなかったり、はなはだしいのは、
いつも通る高速道路の電光掲示板、もう電光が点かなくなって既に4ヶ月です。

これって故障なのかはたまた節電なのか????

しかしこちらで生活してみてつくづく思いますね、日本のマシンはなんでも
すごいんだってこと。滅多に故障しないし、もし故障しても直ぐ復旧するし、
こういうこと、日本にいる時はごく当たり前に思っていたのですがね。

以上、この国の自動改札や自動券売のマシンについて、普段??と思うこと
を書いてみました。日常生活で気付くちょっとした不思議はまだまだあると
思うのですが、残りは次回に譲り、今日はここまでとします。

では、また。。。
早いものでこの国に来てまもなく4ヶ月になりますが、
腰を落ち着けて暮らしていると、実に様々なことが見えて来ます。

この国のことやこの国で暮らす人々のこと、もちろん良いことばかりでは
ありません。寧ろ、落胆したり怒ったりすることの方が多い気がします。

先ずは、人気のショッピングモールや立派なレストランでのトイレのこと。

個室のドアを開けるまでの綺麗さは日本とさほど変わらないのに、
ドアを開けた途端、いつも、がっかりしたり、唖然としたり、怒ったり、
不思議に思ったり、それはそれは期待をまったく裏切りません。

なぜトイレ清掃の作業員さんがあんなにいつもたむろっているのか?
にもかかわらず、なぜ便座がいつもびしょびしょに濡れているのか?
便座になぜフレッシュな靴跡がついているのか????

あんなに狭くてグラグラしていて不安定な便座の上に、靴のままで
大の男が乗ってしゃがむなんてとても考えられませんよ、まったく。。

それに靴跡をよく観察してみると、方向がどうもバラバラ、一体全体
どうやって体勢を保っているのか不思議でなりません。

でもこんなことにも、もう随分慣れました。

最近では個室の床が水浸しでも便座がびしょびしょでも、驚きはしません。

ただ、備付けのペーパーがないトイレ(たとえ有料トイレでも)も多いので、
外出時はいつも携行しているたっぷりのティッシュで入念に事前準備を
行わないと、とてもとても直ぐには腰を下ろせないのは困りものです。

特に慌てているときは腹が立つほど大変です。

私なんか外出時は大体いつもバックパックを背中に担いでいるのですが、
ポケットが多すぎて、どこにティッシュを入れてあったのか探すのにも
苦労します。まして個室内に荷物を掛けたり置いたりする場所がない場合、
それはそれは腹立たしい思いをしているのです。

でも、時々、個室のフラッシュバルブが故障してもいないのに、堂々と、
前の方の遺物がこれみよがしに残っていたりして、さっきすれ違い様に
出て行った紳士の顔を思い出しても絶対にこの謎は解けませんが、
こんな時は怒りと言うより哀れみさえ感じてしまいます。

と、ここまで男性トイレのことを書きました。

えっ?女性トイレはそうではないのだろうって?
なんのなんの、決して負けてはいないそうですよ。
もっともこれは、My Better Halfの弁ですが、いつも、情けない顔をして
出てきます。なんであんなに汚すんだろう、なんであんなにティッシュを
床に巻き散らかして平気なんだろう、トイレの順番だって、平気で割込むし
まったくマレーの女はどうなってんのか!!っていつもこぼしています。

こんなトイレ事情だけで一冊の本が書けてしまいそうです。
でも、この国はまだ良いほうかも知れません。
街中にもトイレがある、我慢しなくても良い、これだけで近代国家です。
そうでない国がこの地球上にはまだたくさんあると、誰かが言ってました。

そう言えば、同じコンドに住んでおられるIWさんご夫妻が、先日一時帰国
されたのですが、日本に帰ってみて、日本のトイレの綺麗さに改めて感動
したと仰ってました。

私もそう思います。日本のトイレは超一流を通り越して、雲の上ですよ。
なんでもそうですが、日本の素晴らしさは半端じゃないですね。

さて、次はこの国のタクシーのことについてです。

実は、ネット上に無料配信されているこちらの新聞を良く読んでいます。

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この国の無料ネット新聞の代表格はTheSun e-paperです。
このTheSun e-paperですが、これが実に良くできているのです。

私は以前から産経新聞をネット購読していますが、こちらは無料ではありません。
月々確か315円を払ってます。モバイル版は無料ですが老眼には辛いのです。

なお産経新聞以外の日本の有料ネット新聞は高いので、読む気にはなりません。

ところがこちらのe-paper、実に良くできていると思います。

日本の産経新聞に比べて、操作性も遜色ないどころか、サクサクと軽快で
実に快適です。文字の大きさも十分で読んでいてもストレスを感じません。

こんなのが無料だなんて、ここは確実に日本の方が負けてますね。

ちなみにこのThe Sunの新聞はタブロイド版も無料なのです。

だから誰でも毎朝40ページもの新聞を簡単に手にすることができる。
なので、これを読むのではなくナシレマ(ココナツミルクで炊いたごはん)
の包み紙として使う人も多くいるそうで、私が話したローカルの方は、
このことを盛んに嘆いていました。

閑話休題、この国のタクシーのことです。

20130328002.jpg

今に始まったことではないのでしょうが、外国からの観光客にも、
こちらの人達にも極めて不評です。
TheSunを含むこちらの新聞にはこのタクシーに関する記事が良く載っています。

これはつい最近のことなのですが、TheSunや他のオンラインペーパーを
拾い読みしていたら次のような記事を目にしました。

3月11日(月)の夜8時頃、ここモントキアラからもほど近い、ダマンサラと
言う地区にある人気のショッピングモール(カーブ)から、タクシーで、
3kmほどの距離にある自宅に帰ろうとした米国人女性(24才、英語教師)が、
脅され拉致監禁され、不幸にもGang Rapeされて、金品を奪われるという
事件が起きました。

こちらの新聞には、こんな類の記事でも詳しく具体的に書かれていて、
被害者の立場を考えると、いかがなものかと首を傾げたくもなりますが、
私も興味本位で、記事を隅から隅まで読み通してしまいました。

それによると、女性が通りで手をあげて拾ったタクシーには、
最初からドライバーの男性以外に、助手席にもう一人の男性が乗って
いたということです。(こちらでは普通に目にする光景です。)

行き先を告げて走り出した後、しばらくしてガソリンが切れたから、
別の車で自宅に送り届けるから乗り換えて欲しいと言われ、まもなく
到着した車に乗り込んだところ、刃物で脅され拉致監禁されたのだそうです。

その後不幸にもなにものかにGang Rapeされ、挙句の果てに金品を奪われて
翌朝放置されたとありましたが、記事は必要以上に詳細かつ具体的でした。

その後まもなく犯人は逮捕され、事件は解決に向かうのですが、
驚いたと言うか、意外だったのは、警察当局の対応に関する記事でした。

ドライバー以外の男が助手席に乗っているような怪しいタクシーには、
絶対に乗ってはいけない、自分の身は自分で守れ、みたいな警察関係者の
コメントが記事にありました。

おいおい、どうすればこの類の犯罪を未然に防げるか、と言う警察側の
対応策が先ではないのかい、とつい突っ込みたくなりましたね。

なにこれ?と思って、いろいろと調べてみたところ、いやはやぞろぞろ
出てきましたよ、悪評高いこの国のタクシーに関する様々な記事が。。。

今日は紙面の関係で詳しくは書きませんが、許認可に関する業界と当局の
癒着や公共交通インフラに関する政策面の問題など、随分根の深い問題も
多くあるようです。

初めて知りましたが、この国のタクシーは随分供給過剰なのですね。
この国全体では約8万台のタクシーが走っているのだそうですが、
そのほとんどは、ここKLなどの首都圏に集中しているのだそうです。

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人口とタクシー車両数との比率で言うと1000人に対してタクシー4.8台、
この数字は世界ワースト1だそうです。ちなみに日本は1.9台とのことです。

要するに人口に比してタクシーの数が多すぎるのですが、
そう言われれば流しのタクシーも半端じゃなく多い気がします。

客の立場から見ると、なら簡単にタクシーを掴まえられて便利で良い、と
考えがちですが、ところがこれが喜んでも居られないのですね。

ボロい、汚い、危ない、愛想悪いなど、不評をあげればきりがないのです。

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ではなぜこうなるのかと言うと、これがまた事情が複雑なのですよ。

日本や他の国のタクシー制度と違って、この国のタクシーは、いわば
金儲け(投資)の道具になるのだそうです。

つまり投資目的でタクシー車両を購入したお金持ち(タクシー保有者)が、
それを買いたくても買えない経済的困窮者にリースするのです。

だから、この国を走っているタクシーの約半数近くが、このような
リースのタクシーなのです。そして、これらのタクシードライバーは
高いリース料の他、毎日のガソリン代や故障した際の車両整備費など、
タクシー車両の維持管理費も自腹で支払わなければならない。

日本のタクシードライバーのように、会社に雇われ固定給や歩合給を
貰うと言った安定的職業ドライバーの方が、この国では少ないのです。

加えて、この国のタクシー料金は政策的な思惑により、驚くほど安い。
なのでマジ薄利なのです。夜昼なく稼いでもいくらにもならない。

自分がタクシー車を稼動できない場合(自分が休んでいる時など)は、
第三者に平気でまた貸ししたりするのです。
稼働率を上げリース料稼ぎ出すためには止むを得ないことなのです。

したがって、ぼろい、汚い、怖い、無愛想、と4拍子も揃った俄仕立ての
タクシーやタクシードライバーに遭遇する確立は意外に高いのです。

警察や行政側もこの辺りの事情を良く分かっているのであまり厳しくは
取り締まらない様子です。

なお、お断りしておきますが、この辺りの事情はすべて過去の新聞記事に
私の推測を合体させたものです。したがって、もし事実とは異なるところ
にお気づきの方はご遠慮なくご指摘下さい。

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こんなことも記事に載ってました。以前、この国の偉い方(大臣級)が、
この国のタクシーサービスをを評して、この国の汚いトイレよりまだ悪い、
と公然と罵ったのだそうです。

それぐらい、この国のタクシーサービスの劣悪さ加減は皆さん自覚して、
改善努力をそのたびに約束したりするのですがなぜか一向に改善しない。

なにか抜本的な策が必要なんでしょうね、と感じていたところ、先日、
ナジブ・ラザク首相が、近づく選挙目当てなのかも知れませんが、かなり
抜本的なタクシーサービス改善策をぶち上げましたね。

これはその目玉となるマレーシア国産のPROTON EXORA MPVですが、なんと
NGV(天然ガス自動車)仕様が条件です。装備もクレジットカードリーダー
の他、GPS利用の走行追跡監視装置も義務化だそうです。

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きちんと資格があり、礼儀正しくて、客を騙さない職業ドライバーによる
こんな夢のようなタクシーがKLを走る時代が本当に来るのでしょうか。

もし、そうなればこの国のタクシーサービスは飛躍的に向上し、観光客も
安心ですね。

早くそんな時代が来ればいいと心から願っています。

でも、この車の見た目、私の愛車のウィッシュとちょっと似ているところが
イヤです。タクシーと間違われたくないですし。。。

今日は、ちょっと真面目に、この国のまだまだ至らない部分にスポットを
当ててみました。

ではまた。。