鳥海山の麓にある、四季の森しらい自然館で
(私にとっては)初の蕎麦打ち体験教室?に参加した。

大好物なのに今までは食べるだけの人。作る人ではなかった。
だけど、これからは何でもやれなけりゃと思うのと、
山野草探しツアー付きって言うから即刻参加を決めた。



そして当日は朝から天気も上々、早速地元の案内人を先頭にして、
先ずは山野草探しに皆で裏山に。



途中、人家近くの草むらに草木塔なる石碑を発見したが、
これは、自然の草や木の命を大切に想う供養塔だと言う。
古くから山形県内置賜地方に多く見られるが、ここ庄内では
大変珍しいのだそうだ。でもさほど古くなさそうな碑だから、
心ある方が辺りに住んでおられるのだろうなと思う。



今が旬の山菜、ワラビ採り実習(笑)も楽しい。
後方に見えるのは西鳥海の笙が岳だが、雪がほとんど消えている。
いよいよ夏山シーズンの到来だなと思う。



自然館に戻り、先生に教わりながら初めての蕎麦打ちです。
見よう見まねで、まぜまぜしたり、こねこねしたり、
延べ棒でくるくる熨したりしながら、いや難しいものですね。



そりゃそうだよね、そんなに簡単にできるわけがない。
そう言えば、横浜のTS君が蕎麦打ちやっていて、
今は同好会の幹事なのだそうだが、その彼が言っていた。
鳥海南麓って言うからこの近くだろうが、有名な蕎麦農家があって、
良質の蕎麦粉を求めてこの3月ごろに訪ねたのだそうだ。

と言うことは、この辺りは蕎麦がうまいってことか、
と、そんなことを考えながらこねこねしてた。



そして、周りの皆様の指導よろしきも得て、なんとか打ちあがり、
次はいよいよ茹でるのだ、とキッチンに移動してみて驚いた。



なんとそこには、山野草のてんぷらがズラリ。
ヨモギ、マタタビ、アケビ(蔓)、クワ、タケノコ、タンポポ、
藤の花、ウコギ、ミツバウコギ、ウド、タラノメ、ドクダミ、
蕎麦の葉、ワラビ、、、驚くなかれ、なんと14種類もある。





これぞ自然の恵み、山野草ってこんなに食べれるものなんだと、
ホントに、驚いたと言うか、いやはや勉強になった。
ああそうか、だから草木塔なんだと、ここでなるほど合点がいった。



全部、食べてみた。
特にアケビの蔓、ヨモギの葉、ウコギの葉がうまい。
ドクダミだって藤の花だってまずいものはなにもない。



手打ちの蕎麦もそれなりにうまかったし、
今日の参加は正解だった、大満足の一日でした。
スポンサーサイト
2012.05.25 里山の薫り
私にとって里山の代表格、胎蔵山に遊んできた。

標高729mの低山だが庄内一円から遠望でき、懐かしのランドマークなのだ。
特に、中野俣方向に見るこの姿が好きだ。
何の変哲もない平凡な山容ではあるが、眺めていると不思議に心が穏やかになる。



そしてこの相澤川と里の風景、遥か昔にタイムスリップしたかのようだ。



さて、今日は胎蔵山に登ってみようと、登山口となる元田沢地区へ。

途中、懐かしの中学校跡地のグランドでは、地元老人会の方たちでもあろうか
桜の樹の下のベンチで、グランドゴルフの合間の休憩かな? 日向ぼっこかな?
いずれにしてものどかで微笑ましい、これも里の薫りである。



私自身は宗教や信仰にはほとんど執着ないが、
胎蔵山は信仰の山である。山頂には薬師大権現が祀られ、
そしてその登山口となる元田沢に薬師神社本殿がある。



胎蔵山への登山道は、至る所に道標が整備され大変分かりやすくなった。
これも、地元の人たちの努力なのであろうと頭が下がる。

その昔、中学生のころ、胎蔵山にスキーで登ろうとした記憶がある。
スキーは踵をカンダハーで固定する木製のもの。もちろん今のようなスキンシールもなく、
先導の体育教師(お名前忘れてしまいました。ご存命であればかなりのご高齢かと思います。)の
後に続き、深雪を夢中でかきわけながら登った。

当然ながら途中で挫折、転びながら滑って下りてきた。
でも本当に楽しかった。私の今の山スキーの原点なのかも知れない。

当時に比べれば胎蔵の路は分かりやすく、かつきれいになった。



しかし、この山の路は、そのほとんどが杉林やブナ林の中であり、
葉の覆い繁る時期は、全くと言っていいほど視界が効かない。
でも、だからいい、森林浴にはもってこいだ。ひとり瞑想に耽り、思いっきり森の空気を吸う。
しかも今日は平日、山には誰もいない。周りは鳥や虫の声、そして樹や草の香り。
ああ、これが里山の薫りなのだ。



ところどころ、樹々の間から視界が開けるが、彼方に見えるはずの鳥海山は雲の中。



ゆっくりまったり、森の香りを愉しみながら歩き、
それでも登り初めから3時間弱で奥の院到着。



陽も照ってきた。実に気分がいい。持参した山用クッカーでランチを拵え、ひとり贅沢なときを過ごす。
そしてアフターランチは、定番の昼寝。そよ風と木漏れ陽を顔に受けながらの昼寝、この気持ちよさは、
アウトドア派でないと絶対に分かるまい。

そして帰途、庄内平野がきれいに具間見えた。



これも里、贅沢な里の薫り。
まことに贅沢な里山の薫り、胎蔵山に遊んだ一日でした。
2012.05.20 里の旬
例年この時期になるとある楽しいイベントに参加する。
懇意のYK氏ご夫妻から、やはり今年もお誘いいただいた。

里の奥、鳥海高原家族旅行村への昇り口手前にYK氏宅はある。
鳥海山の山スキーや夏道登山で、通いなれた路の途中にあり、
その佇まいは、私有の裏山一帯と併せ、里の原風景に見事に
溶け込んでいる。

この3月まで勤めていた会社の元同僚たちと
炉端焼き付きのたけのこ掘りパーティに参加してきた。

それにしても毎度関心するのは、
屋敷内に氏自身がDIYで建てた山小屋風の小屋。
氏の言う大人の隠れ家とは、まさに言い得て妙である。

中には竹炭を創る炭焼き釜をしつらえ、
薪ストーブの傍には、仲間と酒を酌み交わすための、
立派な手製の囲炉裏スタンドもある。

そして、驚くことにこの小屋、毎年進化しているのだ。
入り口ドアなどとてもDIYとは思えないほど立派になったし、
屋根や内外装も随分しっかり、そして綺麗になってきた。

5月とは言え、里山の外気はまだ冷たい。
小屋のなかで赤々と燃える薪ストーブと
手創りの竹炭が真っ赤に染まるバーべキューグリル、
暖を採れるのも大変ありがたいが、なによりもこの雰囲気がいい。

持ち寄りの烏賊や肉などをこれも手製風(?)の網に載せ、
肉汁が垂れて真っ赤な炭に落ち、じゅっと立ち昇る煙や匂いがいい。



そして、仲間と冷えた日本酒を酌み交わす。
それも大吟醸や純米吟醸とくればもう言うことなし。
アウトドア派を自認する私としては、まさに至福のかぎりなのだが、
私だけではない、皆楽しそうにしている。

しかし、最近いつも思うことがある。
来年は、もうここにはいない。こんな楽しいこともできなくなる。
そう思うとたまらなく寂しくなるが、仕方がない。
夢の実現には多少の犠牲は付きものだ、これが男意気なのだと
わが身に言い聞かせ、いつものように矛を収めることにする。

そしてメインイベントのたけのこ掘りである。
裏山に広がる孟宗竹の竹林。急斜面を登り降りしながら筍を探す。



この筍で作る孟宗汁は、鶴岡市の湯田川地区が有名だ。
しかし湯田川の孟宗竹は今年はもう終わり。
でも、ここの孟宗竹は今が旬。旬の筍は本当にうまい。
刺身にしても煮物にしてもうまい。
小屋のなかでは、YK氏の奥様手作りのあつあつ孟宗汁が振舞われ、
皆、うまいうまいと言って食べた。これも毎年のことである。

さて、裏山には子供のような嬌声や歓声がしばし。
そして掘った掘ったで30本以上も採ってきた。
さらには、裏山や屋敷内に自生するその他の山菜も併せ、
山の恵みが見事に、それもあっと言う間に勢ぞろい。







最後には、YK氏のこれも驚くばかりの気配りで、
宅配便に使用する発泡スチロール箱や送り状まであてがわれ、
皆、それぞれの思いを込めて山の幸宅急便を拵えた。

今日も良かった。
皆、満足・満腹、それに山菜などの土産付きで家路についた。
明日は、酒田まつりの日。
また、孟宗汁でもいただいて、来年からしばらくは遠ざかる里の旬を、
精一杯味わっておこうかなと思う。
2012.05.17 里のフリマ
この前、初めてフリマなるものに参加した。
いや参加したというより、Betterhalf が出店するのを
少しサポートしたと言うほうが正しい。

もちろん、二人ともはじめての経験なので、
どうしたものか、要領がさっぱりわからず、見当もつかない。

なので、こういう時に頼りになるのが、埼玉在住の長女。

子供のころは、可愛いだけのやんちゃ娘だったが、
年月を経れば、これがとんでもしっかり娘。
娘と言ってもアラサーとっくに通過して、
そろそろアラフォーかというぐらいだから、
世間一般には立派なOBAHANなのだろうが、
親の私にとって娘はいつまでも娘。
早々と家を建て、ローンに四苦八苦しているだろうと
思っていたら、ちゃっかりとネットやフリマで
うまくやってるらしい。

我がDNAには商才などありえないのだから、
きっとこれは夫君の才覚なのだろう。
まことにいい人と一緒になったものだと思う。

そこで、フリマのコツを聞こうと電話した。
ところが、本人不在で、電話口にはなんと、
可愛い孫たち二人。

二人でテレビ見ながら、母親の帰りを待ってる様子。
いつもはじぃじの電話に、めんどくさの態度みえみえの
二人だが、今日はやけに饒舌で愛想が良い。

これって、二人だけでちょっぴり不安で
いたところに、じぃじが電話したんだね、きっと。

かわるがわるにいろいろお話してくれて、
お陰でこっちも癒されて、とてもハッピーな気分だし、
思わぬところでじぃじの存在感もアピールできたし、
とても良かった。

ところで、そう言う訳で、フリマのコツを聞くこともなく
翌朝慌しく準備して、里のフリマに参加した。
結果は、意外に大繁盛で、初めてにしては大成功だったのだが、
これってほとんど捨て値だからだよね。
でもフリマって不要品の市なのだから、捨て値でいいんだよ。
だけど、周りには、明らかに自宅の不要品じゃないよね、
どっかから集めてきたものだよねって言うものもいっぱい
あって、これってどうなのかなーって気もするが、
それぞれ事情があるんだろうし、他人がとやかく言うことでは
ないなとも思う。



まぁ我が家の場合は、引越しのことを考えると、
大なり小なりフリマゆきがいっぱい出そうなので、
しばらくはあちこちのフリマ荒らしじゃないけど、
ウロウロするのだろうなと思います。
2012.05.07 里の長い春
里山の、今は廃校となった中学校跡地。
朽ちかけた体育館と校舎の裏手に、枝垂桜の樹が4本ある。

結構な大木で枝ぶりも見事なものだ。

この枝垂桜、5月もとうに過ぎたと言うに、今が満開なのだ。

実は先月、GW前、今年こそ、この樹の下で、旧友たちとお花見をしようと持ちかけ、
このつぼみ具合だと満開は連休明けぐらいだろうと、素人判断で日取りを決めた。

ところが、GW突入と同時に急に温かくなり、これは一気に咲くかもと、
山スキーから帰った翌日に慌てて見に行った。
案の定、すでにほぼ満開状態。

朽ちかけた校舎と満開の枝垂桜、アンバランスというか、一点豪華というか、
とにかく見事なものだけど、こりゃまずい、ちょっと早すぎる、、、、
これじゃぁ連休明けまでには散ってしまうと、早速電話。

もう満開だぞ、連休明けまでもたないよ! 
ダメっ? そっかーー、そうだよね、みんな連休中は予定あるもんね。
じゃー残念だけど中止にしよっ

そう決めて、しばし一人でお花見してきたのだが、
今日、5月7日、連休明け、あれから8日。
あの枝垂桜はとうに散っただろうなと、どうも気になって見に行った。


 
ところが、なっ、なんと、まだ満開状態続行中。
なんなんだよ、枝垂桜ってこんなに長命なのか?
桜って、あっと言う間に散るのが普通だろう?

それに、気象庁の週間天気予報は見事にはずれ(当たることが珍しい)、
ぽかぽか陽だまりの、絶好の花見日和ではないか

ちっくしょーなどと心の中で叫んでみたけど、後のまつり。

意外に長い里の春に驚きながら、
今年二度目のひとりお花見を楽しんできましたとさ。。