今回はコンドミニアムの賃貸契約の顛末を綴ります。

これまでも書いたとおり、複数のエージェントさんにお世話いただき、
いろいろな物件を見させてもらいましたが、結局は最初の印象がとても良く、
真面目そうで控えめな感じのWさんの紹介物件に決めました。

でも、もちろんエージェントさんの印象だけで決めたわけではありません。
その物件が当方の希望条件に適うものであるのみならず、オーナーの姿が
見え、その人柄などを知りえたことも大きな要因だと思います。

と言うのは、今回の下見ツアーでは、各コンドのエントランスなどで必ず
どなたかが待ち受けていて、その方がユニットのドアの鍵を開け、室内を
案内してくれるのですが、最初はオーナーさんかなと思ってました。

ところが何件か見て廻るうち、その方はオーナーさんではなく、その物件の
担当エージェントさんであることに気付いたのです。

どうやら、その方々はWさんや▲▲さんたちのお仲間エージェントさんの
ようなのです。きっと仲間うちで物件を融通しあうのではないでしょうか。
そんな印象でしたが、かなり親しくなったWさんに、このあたりの仕組みを
聞いてみようと思っていたのに、忘れて聞かずに帰ってきてしまいました。

ところがコンドの下見ツアーを続けるうち、とある物件ではオーナーさんが
待っていてくれたのです。お陰で他のユニットよりも格段に丁寧かつ詳細な
説明を伺うことができました。

いくらその物件の担当エージェントさんとは言え、当方のいろいろな質問に
適確に答えることができるかと言うと決してそうではないと思います。

まあ、大雑把な下見ツアーではその程度で十分で、オーナーさんによる、
より詳しい説明はその次の段階でと言われれば、それはそうかも知れません。

でも、その物件だけは、当初からオーナーさんが立ち会ってくれて、詳しい
説明を伺えたのです。

結局、今回の下見ツアーでのオーナーさんの立会いはその物件のみでした。
しかも、そのオーナーさん、人柄も良さそうでとても好印象でした。

さらに、後で分かったことですが、なんと日本語も少しできるのです。

聞くところによると、20年も現地日本企業に勤めておられるとのこと。
なれば数多くの日本人との付き合いもあるのだろうし、日本人の気持ちや
考え方などに少しは理解があるのかと・・・、いやこれは私の勇み足かも
知れませんが、とにかくオーナーとテナントの関係を考えれば、かなりの
安心感があります。

J社でも聞きました。レンタルのコンドミニアムは契約したら終わり、
ではないのだ。寧ろその後が重要なのだ。だからいろんなトラブルにも
後々まで対応してくれるエージェントでなければならないのだ、と。

これは全く同感です。でも、コミュニケーションさえうまく取れれば、
大丈夫ですよね。日本人の多くの場合、このコミュニケーションの問題、
コミュニケーションバリアがあってうまく行かないのだと思います。

でも私の場合は、このコミュニケーションのバリアやギャップを自ら克服
することもチャレンジなのだから、ここを回避する訳には行かないのです。

とは言え、私にとっても、このこと(今回のオーナーのこと)は大きな
プラス要因ですよね。

でもこれって、最初から勝負がついていたとは思いませんか。

結局、見させてもらった20件程度の物件の中から、最後に残った数軒を
横に並べて、仔細に比較した結果、やっぱりこのオーナーやWさん、
それにオーナーの友達でもある担当エージェントのDさん、この方も
とても誠実そうな方で、これらのことが最後の決め手になりました。

と、言うことでこの物件に決めました。

そして、早速、そのことをWさんにメール(深夜だったので)で伝えたところ、
翌朝電話があり、思ったとおりものすごく喜んでくれました。

多分、電話口の向こうでうれしくて小踊りしてたって感じかなぁ、いやいや、
そんなに大げさなことではないのかも知れないけど、何日か一緒に見て廻り、
ランチなども一緒に取るうち、気心も知れてきたし、団塊世代の私としては
まるで娘のようなWさん、いや娘よりはずっと静かで控えめな(こう書くと
きっと長女に後で罵られるだろうけど、これも私の素直なフィーリングと
言うことでご容赦を。)Wさんのひたむきさに応えてあげたいと思う気持ち
もあったのかも知れないと思います。

こんな風に書くと、今回のコンドミニアム探しはWさんありきだったのだろう
と誤解されるかも知れないけど、決してそうではありません。

ただ、これは当然の帰結だと思います。

私は、過去の人生の中で営業職というものを経験したことはないけれど、
セールスというものは、つまりこういうことなのかなと思ってしまいます。

こんなこともありました。

ある日の朝、Wさんは夫君と共にホテルピックアップに現れたのです。

なにも聞かされていなかったので、ちょっと驚いたのですが、その日一日、
夫君運転の日本車に同乗して下見ツアーにでかけ、ついでに夫君から界隈を
案内してもらいました。

彼女(もう名前を明かしちゃいますけど)Winnyに負けず劣らず控えめで
静かな好青年ですが、その彼が熱心に案内や説明をしてくれるのです。

彼女たちのHomeでどんな会話があってのことなのか、知る由もないのですが、
なにか夫婦ぐるみの「ひたむきさ」みたいなものをひしひしと感じます。

車中などで、ときどきスマホの中の二人の6ヶ月になるベビイの写真を何枚も
見せてくれたり、私と同世代のご両親のお話をしてくれたりもして、
アットホームで自然に微笑ましくなるようなそんな二人なのです。
これもとても好印象でした。もう勝負ありですよね。

さて、閑話休題です。

いよいよ契約についてです。

最終的にはTenancy Agreementを取り交わすのですが、
順序としては、先ずAgreement to Rentです。

これです。これがAgreement to Rentです。

20121003001.jpg

これは、Winnyの説明では、いわゆるオファーレターなのだそうです。
借主つまりテナントである私からの条件提示書になります。
私がサインしオーナーに提示します。そしてオーナーがそれにサインして
有効になります。まぁ、仮契約書とでも解すれば良いのかも知れません。

そして、今回提示の賃貸条件に記された金額、今回は12月からの入居ですので
12月分のAdvance Rental(前家賃)1ヶ月分、Security Deposit(敷金)2ヶ月分、
Utility Deposit(水道光熱費保証金)0.5ヶ月分、それに契約書の印紙代などに
RM532を小切手または現金でと言うことだったので、現金で支払いました。

ところで、12月の入居となると、それまでまだ2ヶ月ほどあるのですよね。
オーナーにとってみれば、その2ヶ月分の家賃はどうするのですかね。
実は、今回J社とやりとりした際、ここが問題になったのです。入居まで
2ヶ月も間があるとオーナーは嫌がると言うのです。だから、実際の入居は
12月でも契約上はせめて11月からにしてくれないかと言うのです。

つまり。11月分からの家賃を支払えと言う訳です。
まぁ、オーナーにとってみればさもありなんとも思えるので、止むを得ないか
と考えていたのですが、同じことをWinnyに相談したら、担当エージェントと
オーナーにかけ合ってくれて、なんと12月分からで構わないとなったのです。

いやぁ、今回はいろいろと考えさせられましたね。
でも、J社を非難している訳じゃないですよ、別に。

さて最後に、コンドミニアムの本契約と言うかTENANCY AGREEMENTです。
これがその契約書の表紙です。
オーナーの名前ととテナントである私の名前が記されています。

20121003000.jpg

このTENANCY AGREEMENTは計9枚綴りで、最初の5枚にTerms and Conditions、
つまり賃貸条件がこと細かに記されています。

これはこの契約書の本文にあたる部分で、具体的な名称、数値、金額などは
記されておらず、それらはすべてSchedule(細目表)から引用してきます。

各Schedule(細目表)と突合せしながら、一行一行を読み合わせしました。
そして、オーナーと私が合意・同意して一枚一枚にイニシャルを記して
行きます。

20121003002.jpg

本文最後の6枚目に、オーナーと私、それに担当エージェントが、サインして
契約書の完成です。

20121003003.jpg

これは、The First Schedule(第一細目表)です。

20121003004.jpg

契約年月日、オーナーとテナントの住所氏名、物件の所在(住所)、契約期間、
契約開始・終了年月日、月家賃額と支払い方法、支払い期限、敷金等の金額が
それぞれ明記されています。

20121003005.jpg

そして最後に、The Second Scheduleです。
2枚にわたる室内の付帯設備(家具・機器等)のリストです。
ひとつひとつ、現物を確認しながら、要不要を判断し記録していきます。

ここまで、約2時間、Winnyと担当エージェントのD氏立会いの下、
オーナーと私が最終的にサインして、握手を交わし終了です。

日本を発つ前、コンド探しとその後の契約のことを、真剣に悩んで
いましたが、結局、案ずるより産むが易しだったのかと思います。

慣れないことばかりなので、試行錯誤しながらも学習を繰り返し、
確かにきつかったと言うのが本音ですが、ここまでやってみて
やっぱりできないことはない、改めてそう思いました。

ひとつ前進です。

以上、現地マレーシアでの本承認取得とコンドミニアム探しの
チャレンジは終了です。

現在は、自宅に戻って引越しの準備を開始しています。
マレーシアの強力クーラーにやられたのか、不甲斐ないことに風邪を
引いたらしく、まだちょっと本来の調子ではないのですが、
身はひとつなので、寝込んだら最後と思い、鞭打ちながら、
がむしゃらに動いています。

そして今、鳥海山の紅葉真っ盛りです。
今週末にも山に入りたいのですが、なんか天気の具合も良くないようで、
あるいは無理かもしれません。

もし行けたら、きれいな鳥海山の紅葉をアップしたいと思います。

ではまた。。
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