今回はコンドミニアムの賃貸契約の顛末を綴ります。

これまでも書いたとおり、複数のエージェントさんにお世話いただき、
いろいろな物件を見させてもらいましたが、結局は最初の印象がとても良く、
真面目そうで控えめな感じのWさんの紹介物件に決めました。

でも、もちろんエージェントさんの印象だけで決めたわけではありません。
その物件が当方の希望条件に適うものであるのみならず、オーナーの姿が
見え、その人柄などを知りえたことも大きな要因だと思います。

と言うのは、今回の下見ツアーでは、各コンドのエントランスなどで必ず
どなたかが待ち受けていて、その方がユニットのドアの鍵を開け、室内を
案内してくれるのですが、最初はオーナーさんかなと思ってました。

ところが何件か見て廻るうち、その方はオーナーさんではなく、その物件の
担当エージェントさんであることに気付いたのです。

どうやら、その方々はWさんや▲▲さんたちのお仲間エージェントさんの
ようなのです。きっと仲間うちで物件を融通しあうのではないでしょうか。
そんな印象でしたが、かなり親しくなったWさんに、このあたりの仕組みを
聞いてみようと思っていたのに、忘れて聞かずに帰ってきてしまいました。

ところがコンドの下見ツアーを続けるうち、とある物件ではオーナーさんが
待っていてくれたのです。お陰で他のユニットよりも格段に丁寧かつ詳細な
説明を伺うことができました。

いくらその物件の担当エージェントさんとは言え、当方のいろいろな質問に
適確に答えることができるかと言うと決してそうではないと思います。

まあ、大雑把な下見ツアーではその程度で十分で、オーナーさんによる、
より詳しい説明はその次の段階でと言われれば、それはそうかも知れません。

でも、その物件だけは、当初からオーナーさんが立ち会ってくれて、詳しい
説明を伺えたのです。

結局、今回の下見ツアーでのオーナーさんの立会いはその物件のみでした。
しかも、そのオーナーさん、人柄も良さそうでとても好印象でした。

さらに、後で分かったことですが、なんと日本語も少しできるのです。

聞くところによると、20年も現地日本企業に勤めておられるとのこと。
なれば数多くの日本人との付き合いもあるのだろうし、日本人の気持ちや
考え方などに少しは理解があるのかと・・・、いやこれは私の勇み足かも
知れませんが、とにかくオーナーとテナントの関係を考えれば、かなりの
安心感があります。

J社でも聞きました。レンタルのコンドミニアムは契約したら終わり、
ではないのだ。寧ろその後が重要なのだ。だからいろんなトラブルにも
後々まで対応してくれるエージェントでなければならないのだ、と。

これは全く同感です。でも、コミュニケーションさえうまく取れれば、
大丈夫ですよね。日本人の多くの場合、このコミュニケーションの問題、
コミュニケーションバリアがあってうまく行かないのだと思います。

でも私の場合は、このコミュニケーションのバリアやギャップを自ら克服
することもチャレンジなのだから、ここを回避する訳には行かないのです。

とは言え、私にとっても、このこと(今回のオーナーのこと)は大きな
プラス要因ですよね。

でもこれって、最初から勝負がついていたとは思いませんか。

結局、見させてもらった20件程度の物件の中から、最後に残った数軒を
横に並べて、仔細に比較した結果、やっぱりこのオーナーやWさん、
それにオーナーの友達でもある担当エージェントのDさん、この方も
とても誠実そうな方で、これらのことが最後の決め手になりました。

と、言うことでこの物件に決めました。

そして、早速、そのことをWさんにメール(深夜だったので)で伝えたところ、
翌朝電話があり、思ったとおりものすごく喜んでくれました。

多分、電話口の向こうでうれしくて小踊りしてたって感じかなぁ、いやいや、
そんなに大げさなことではないのかも知れないけど、何日か一緒に見て廻り、
ランチなども一緒に取るうち、気心も知れてきたし、団塊世代の私としては
まるで娘のようなWさん、いや娘よりはずっと静かで控えめな(こう書くと
きっと長女に後で罵られるだろうけど、これも私の素直なフィーリングと
言うことでご容赦を。)Wさんのひたむきさに応えてあげたいと思う気持ち
もあったのかも知れないと思います。

こんな風に書くと、今回のコンドミニアム探しはWさんありきだったのだろう
と誤解されるかも知れないけど、決してそうではありません。

ただ、これは当然の帰結だと思います。

私は、過去の人生の中で営業職というものを経験したことはないけれど、
セールスというものは、つまりこういうことなのかなと思ってしまいます。

こんなこともありました。

ある日の朝、Wさんは夫君と共にホテルピックアップに現れたのです。

なにも聞かされていなかったので、ちょっと驚いたのですが、その日一日、
夫君運転の日本車に同乗して下見ツアーにでかけ、ついでに夫君から界隈を
案内してもらいました。

彼女(もう名前を明かしちゃいますけど)Winnyに負けず劣らず控えめで
静かな好青年ですが、その彼が熱心に案内や説明をしてくれるのです。

彼女たちのHomeでどんな会話があってのことなのか、知る由もないのですが、
なにか夫婦ぐるみの「ひたむきさ」みたいなものをひしひしと感じます。

車中などで、ときどきスマホの中の二人の6ヶ月になるベビイの写真を何枚も
見せてくれたり、私と同世代のご両親のお話をしてくれたりもして、
アットホームで自然に微笑ましくなるようなそんな二人なのです。
これもとても好印象でした。もう勝負ありですよね。

さて、閑話休題です。

いよいよ契約についてです。

最終的にはTenancy Agreementを取り交わすのですが、
順序としては、先ずAgreement to Rentです。

これです。これがAgreement to Rentです。

20121003001.jpg

これは、Winnyの説明では、いわゆるオファーレターなのだそうです。
借主つまりテナントである私からの条件提示書になります。
私がサインしオーナーに提示します。そしてオーナーがそれにサインして
有効になります。まぁ、仮契約書とでも解すれば良いのかも知れません。

そして、今回提示の賃貸条件に記された金額、今回は12月からの入居ですので
12月分のAdvance Rental(前家賃)1ヶ月分、Security Deposit(敷金)2ヶ月分、
Utility Deposit(水道光熱費保証金)0.5ヶ月分、それに契約書の印紙代などに
RM532を小切手または現金でと言うことだったので、現金で支払いました。

ところで、12月の入居となると、それまでまだ2ヶ月ほどあるのですよね。
オーナーにとってみれば、その2ヶ月分の家賃はどうするのですかね。
実は、今回J社とやりとりした際、ここが問題になったのです。入居まで
2ヶ月も間があるとオーナーは嫌がると言うのです。だから、実際の入居は
12月でも契約上はせめて11月からにしてくれないかと言うのです。

つまり。11月分からの家賃を支払えと言う訳です。
まぁ、オーナーにとってみればさもありなんとも思えるので、止むを得ないか
と考えていたのですが、同じことをWinnyに相談したら、担当エージェントと
オーナーにかけ合ってくれて、なんと12月分からで構わないとなったのです。

いやぁ、今回はいろいろと考えさせられましたね。
でも、J社を非難している訳じゃないですよ、別に。

さて最後に、コンドミニアムの本契約と言うかTENANCY AGREEMENTです。
これがその契約書の表紙です。
オーナーの名前ととテナントである私の名前が記されています。

20121003000.jpg

このTENANCY AGREEMENTは計9枚綴りで、最初の5枚にTerms and Conditions、
つまり賃貸条件がこと細かに記されています。

これはこの契約書の本文にあたる部分で、具体的な名称、数値、金額などは
記されておらず、それらはすべてSchedule(細目表)から引用してきます。

各Schedule(細目表)と突合せしながら、一行一行を読み合わせしました。
そして、オーナーと私が合意・同意して一枚一枚にイニシャルを記して
行きます。

20121003002.jpg

本文最後の6枚目に、オーナーと私、それに担当エージェントが、サインして
契約書の完成です。

20121003003.jpg

これは、The First Schedule(第一細目表)です。

20121003004.jpg

契約年月日、オーナーとテナントの住所氏名、物件の所在(住所)、契約期間、
契約開始・終了年月日、月家賃額と支払い方法、支払い期限、敷金等の金額が
それぞれ明記されています。

20121003005.jpg

そして最後に、The Second Scheduleです。
2枚にわたる室内の付帯設備(家具・機器等)のリストです。
ひとつひとつ、現物を確認しながら、要不要を判断し記録していきます。

ここまで、約2時間、Winnyと担当エージェントのD氏立会いの下、
オーナーと私が最終的にサインして、握手を交わし終了です。

日本を発つ前、コンド探しとその後の契約のことを、真剣に悩んで
いましたが、結局、案ずるより産むが易しだったのかと思います。

慣れないことばかりなので、試行錯誤しながらも学習を繰り返し、
確かにきつかったと言うのが本音ですが、ここまでやってみて
やっぱりできないことはない、改めてそう思いました。

ひとつ前進です。

以上、現地マレーシアでの本承認取得とコンドミニアム探しの
チャレンジは終了です。

現在は、自宅に戻って引越しの準備を開始しています。
マレーシアの強力クーラーにやられたのか、不甲斐ないことに風邪を
引いたらしく、まだちょっと本来の調子ではないのですが、
身はひとつなので、寝込んだら最後と思い、鞭打ちながら、
がむしゃらに動いています。

そして今、鳥海山の紅葉真っ盛りです。
今週末にも山に入りたいのですが、なんか天気の具合も良くないようで、
あるいは無理かもしれません。

もし行けたら、きれいな鳥海山の紅葉をアップしたいと思います。

ではまた。。
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今回は、コンドミニアム探しの続編です。

前回、iproperty経由のエージェントWさんのお話をしましたが、
そのWさん案内の初日の下見ツアーは、なかなか中身の濃いものでした。

その中の新築物件は、新築だけあって外観も室内外も、そして付帯の施設も
とても素晴らしいものでした。

しかし、残念ながら、ちょっと手狭です。
もっと大きい(広い)物件であれば、かなり気持ちが動いたと思います。

でも後で考えれば、この地域(Ara Damansara)はまだ開発未完の地域なので、
他の地域(Mont Kiaraなど)と比較すれば街としての機能や生活圏としての
完成度は見劣りします。

なので、これで良かったのかも知れません。

初日のツアーでは、その後、Mont Kiaraに移動し、何軒かのユニットを
下見しました。これらのユニットもなかなかのもので、結局は、その中の
1ユニットに最終決心するのですが、その時はまだ、この先もっと良い物件が
でるかも知れないと言う期待もあり、検討します、とだけ返事しておきました。

そして、その翌日(9/21)です。
MM2Hのビザ取得手続きを1日お休みとし、J社からの紹介エージェントによる
下見ツアーに出かけました。

でも、その下見ツアーの顛末を説明する前に、J社とのやりとりを綴りたいと
思います。

実は、現地到着翌々日に地理不案内の中、J社を訪ねました。
その日の朝、たまたまレンタル携帯のバッテリーが意外に早く消耗してしまい、
電話が使えなかったため、担当の方宛てに、本日午後一で伺います、とメールで
連絡をし、その日の午前中に予定していた本承認手続きに出かけたのです。

そして、その日の午後一、連絡どおりにJ社のオフィスを訪ねました。
Google Mapで場所を確認し、最寄り駅からはタクシーを使うまでもないと
考え、歩いて行ったのですが、途中、ちょっとした坂道があり、大汗を
かいてしまいました。

J社のオフィスはすぐ分かりました。

オフィスのドアを開け、「こんにちは」、と声をかけましたが、目の前のデスクの
方々は、自分の仕事に没頭しておられるのか、誰も振り向いてもくれません。

(注:以下、すべて日本語での会話です。)

再度、「こんにちは。○○さんはおられますか」と声をかけました。
すると、「○○はお休みをいただいておりますが、なにか?」、とデスクから
日本人の女性の方が立ち上がりました。

「△△と申しますが、○○さんに、今日こちらに伺いますとメールしていた
のですが」と言うと、「○○は午前中ならこちらにいたのですが、午後は
お休みなんですよ」、とのことです。

「えーっ、だって、、」とまごまごしていると、「ああーっ、△△さんね、
だったら聞いてますよ、エージェントの▲▲を紹介するんですよね。」

「・・・・・・・・」
ちょ、ちょっと待ってよ。今さ、大汗かいてようやくここに着いたんだよ。
どうぞ(応接セットに)おかけ下さいとか、冷たいものでもどうぞ、とか、
お客様対応はないのかいと心で文句言いながらですけど、、
「あのぉ、ここ(応接セットに)座ってもいいですか?」とおずおずと尋ね、
「あ、どうぞ」とのお許しを得て、ホッと一息。

で、なに「○○さんいないんですかぁ、そうなんですかぁ」と当方。。
なんか、梯子外されちゃった感じだなぁ、、
いろいろ話聞きたかったんだけど、、だめなのかなぁ。。

で、件の女性、「エージェントの▲▲には言ってますので、あとは▲▲と
やりとりして下さい」って、なんか、はいこれで終わりって感じ。

当方、「お金は・・・・」ともじもじ。。
「あ、300リンギね、領収証要りますか?」って。。

これさぁ、なんか冷たくないかい? 忙しいのかも知れないけどね。
こういうのって敏感に感じるタイプなんだよなぁ。

当方:
「分かりました、あとは▲▲さんとやりとりすれば良いのですね。」

女性(A):
「そう、彼女日本語できるから心配ないから。」

当方:
「分かりました。あっそうだ、別のエージェントさんにもお願いして
いるので、場合によっては▲▲さんではなく、別のエージェントさんの
紹介物件に決める場合もあるかも知れないんで、それは大丈夫ですよね?」

奥のデスクの別の日本人女性(B):
「えっ?別のエージェント?そりゃ、▲▲怒るわ。」

当方:
(ちょっとムッとして)「だって、私の立場からすれば、いろいろな物件を
見たいし、下手に妥協したくないので、別のエージェントさんにもお願いして
いるのだけど、なんか問題があるのですかね?」

AorB:
「妥協したくないなんて、妥協しなかったら決まらないですよ。
散々下見して、他に持っていかれたら誰だって怒るわ。
で、どちらのエージェントさん?」

当方:
「そりゃ程度の問題でしょう。
別のエージェントって、iproperty経由のですけど。」

AorB:
「あー、ipropertyね、いつかもそんなお客さんいたね、でも結局うちに
泣きついてきたワ。契約した後、エージェントに逃げられたって。
うちで紹介する▲▲は長年の付き合いだし、信頼できるエージェント
だから安心だけどね。
▲▲で決められないんなら、あんまり長くひっぱらないでね。。」

当方:
「まぁ、分かりました。早めに判断しますから。
だったら▲▲さんにはとりあえず、一日だけ下見させていただいて、
決められなければ、その日のうちに▲▲さんにそこで打ち切りのtel
しますから。。」

BothAandB:
「・・・・・・・・・・」

結局、J社では冷たいものの一杯も出ずに、その代わりに上から目線で
目一杯冷たい対応をされ、お陰ですっかり汗も引いて帰ってきました。

その後、同一建物内のカフェで冷たいもの飲みながら休んでいたところ、
件の女性たちがやってきました。
どうやら休憩のようです。
すぐ傍に陣取った彼女たちでしたが、こちらとは一切目を合わせること
なくひたすら自分たちの会話に熱中していました。

ホテルに帰る道すがら、ふと考えこんでしまいました。
今日のこれって、なんだったんだろうって。

これが日本だったら考えられないですよね。
お客様が、ドアを開けて入って来られたら、先ず、気づいた者が
一斉に、いらっしゃいませー、ですよね。
次に、ご用件を伺いますが、、ですよね。

マレーシアの空港に着いて以来、感じていることですけど、
カフェでもレストランでもショップでもスーパーのレジでも
日本とは大違いですよね。ほとんど笑顔もないし、Thank youの
一言だってあんまり聞かないですよね。

下手したら、上から目線で、何が欲しいの?、早くしろ、みたいに
ぶっきらぼうに感じることがよくあるんですけど、これも大いなる
違和感ですよね。

一方、日本では、お客様は神様なんてワードがあるほど徹底して
いますよね。ここが大違いなんです。でも、これが異文化なんです。
日本人の感覚や価値観がどこの世界でも通用すると考えるのは
大間違いなんです。

でも、決してこの国の人間に問題があるわけではないのです。
商習慣や文化が違うだけなので、その辺りを割り引いて考えれば
腹も立たないし、立ててはいけないのです。

余談ですが、日本人が他国の人に比べて、確実に優れていることの
一つに、他人に対する思い遣りや気遣いがあると思うのです。

誰だって気遣いや思いやりを受けて、悪い気はしないですよね。
これはどこの国の人たちでも同じであろうと思うのです。
ところが、なかなかそれが難しい、生活水準とか教育とか環境とか
いろんな要素が作用して、まだそんなところまで余裕がないって
感じなのでしょうか。

いつか、日本以外の国においても、日本と同様の気遣いや思い遣りの
できる人々やそれを求める人々が街に溢れ、みんなが心地よく平和に
過ごせたらいいなぁと思ってます。

閑話休題。

でも、いくら日本以外の国に長く暮らしていようと、郷に入れば
郷に従えの例えがあろうとも、このような日本人としての心、
気遣いとか思い遣りとかは失いたくないし、お客様は神様的な
日本の素晴らしい商習慣も是非忘れないようにしたいですよね。

私のMM2Hチャレンジの目的のひとつに、異文化に溶け込むと言うのが
あるんですけど、こういうのは溶け込んじゃいけないんだと思います.

寧ろ、自発的に啓蒙し次第に周りを感化する、そうしてこそ真の友好
だと思うんです。

J社を訪れて感じたことは、まさにこのことに尽きるのです。

もっとも、私の方も、日本人の会社だから、もっと優しく丁寧に
対応してもらえるものと思っていたのが間違いだったのですね。

ここは日本ではないのですね。学習しました。今後はこんな期待は
持たないようにします。

で、J社紹介の▲▲さんですけど、
電話ではなんかきつそうなおばさんだなあと感じていたのですが、
これが見ると聞くとでは大違いです。

ご主人が日本人だそうで、家では日本語で会話しているのだそうです。
中国人っぽい口調なので、電話ではいい気持ちではなかったのですが、
会ってみたら意外に若くて、てきぱきとした女性でした。

下見ツアーでは、一日でよく廻れたと思うぐらいあちこちの地区に
つれて行ってもらいました。

案内されたコンドはほとんどが全部素敵でした。
でも、そのほとんどが予算オーバーなんです。なんででしょうね。
J社の担当にはこちらの予算はきっちり伝えておいたのですがね。
そして、こっちは300リンギもの紹介料払っているのにね。

もっと当方の予算に適うところをと▲▲さんにお願いしてみたのですが、
その予算では難しいから、なんとか工面したほうが良いですよと、
言われました。この時点で、rule outです。

▲▲さんはとてもいい人だと思います。とっても熱心で信用力のある
方だとも思います。

でも、予算の面で折り合いがつかない以上、だめでしょうね。。。
と考えていたら、そうか、妥協しないと見つからないと、件の女性が
強い口調で言っていたのは、こういうことだったのかなと、そんな
邪推をしてしまいました。

結局は、iproperty経由のWさんの紹介物件がマジにベストマッチなので、
そちらに決めましたが、いろいろ比べてみると、▲▲さんの紹介物件と
さほどの差異はありません。

なんかさあ、日本人専門に相手していると結局日本人プライスになって
しまうんじゃないかと、そんな邪推までしてしまいました。

以上、記憶のままに綴りましたが、あるいは私の偏見による誤解や
勘違いがあってのことなら、登場人物に対して大変失礼です。
そんな可能性はないとは思いますが、これは、私の主観による単なる
気づきです。決して特定個人を非難したいがために綴ったものでは
ありません。
ひねくれ団塊世代として、何人もこうありたいとか、こう願いたいの
類ですので、どうかご容赦いただきたいと思います。

以上、この稿終わり。次回は、コンドのテナンシー契約です。
今回の現地での主なミッションは二つあって、ひとつはMM2Hのビザ取得、
もうひとつは、12月からの住まいとなるコンドミニアムを探すことです。

MM2Hのビザ取得のための本承認手続きについては、情報が比較的容易に、
入手でき、事前準備も十分できたので、さほどの心配はありませんでした。
そして、ほぼ予定どおりにミッションをコンプリートできたと思います。

しかし、もうひとつのミッションの方は、大いなる不安がありました。

実は、私の今までの人生の中で、見知らぬ土地での新たな住まいに関し、
これほど心したことはないのです。

ほとんどの場合、赴任先にてほぼ自動的に準備されていましたし、
最後は実家に戻ったものですから、見知らぬ土地で住まいを探したり、
現地の不動産屋さんと交渉したり、丁々発止のやりとりをした経験が
まったくないのです。

いや、まったくないと書いてから、そう言えばと思い出しました。
埼玉で購入し、現在は長男夫婦が住んでいるマンションがある訳だから
まったくないと言ったら嘘になりますが、よく知った土地でしたし、
そういう意味では右も左もわかった上でのことでしたので、今回とは
状況が異なります。

しかも、今回は場面が海外です。
右も左もまったく分からず、もちろん言葉の問題だってあります。

日常的な言葉の不安はそれほどないのですが、経験外の専門用語での
やりとりで、果たして抜けなく十分にできるのかと不安です。

と言うことで、現地の不動産関係の用語や法規的なことなどを俄かに勉強したり、
ネット上のいろいろな情報を参照しながら、自分なりに準備はしたつもりですが、
それでもまだまだ不安は拭えません。

でも、これもチャレンジ、難儀であればあるほど成し得た時の満足感は大きい筈、
そう考えて、独力でのコンド探しにチャレンジしました。

先ず、Malaysia's No.1 Property Web Siteとの触れ込みのiProperty.comなどで、
マレーシア、特にKL地区での物件の相場みたいなものをざっと把握し、さらに、
現地の日本人の方々のブログなどを参考にした上で、iPropertyのMy Property に
Wanted(希望物件の掲示)を出しました。

このiPropertyなどの不動産関連サイトには、賃貸コンド物件も山ほど掲載されて
いるのですが、写真がまったく載ってなかったり、載ってても外観のみとか、
室内の一部の写真だけだったりして、Descriptionを読んでもProperty Detailsを
読んでも物件イメージがいまいちピンときません。

まして、住所を見てもその地域が果たしてどのようなところなのかなどは、
まったくイメージが沸かない訳で、このiPropertyで、この物件希望などと、
手を挙げることは難しいと判断したのです。

そこで、判る範囲でこちらの希望を述べ、条件に見合う物件を求むと、
iPropertyの掲示板にWANTEDを出したのです。

マレーシアの賃貸コンド(日本ではマンション)は、日本と大きく違い、
建物の中のユニット(一軒一軒をユニットと言います)ごとにオーナーがいて、
そのユニットを不動産会社に所属する各エージェントが仲介するのです。

中には、同一のユニットを複数のエージェントが仲介しているケースも
あるそうで、複数のエージェントに下見を世話してもらう時には、稀に
同一のユニットを重複して下見してしまうなどのケースもあるそうです。

これらのことから、日本とは違い、特定の大手不動産屋さんにすべてお任せ、
と言うわけにはいかないようで、それぞれのエージェントさんに仲介を
お願いせざるを得ないのです。

でも、ここで気になるのが、エージェントさんの信頼度というか信用度です。
いろいろな方のクチコミによると決して良心的なエージェントばかりでは
ないとのことです。
しかし、そんなことは判る筈もありません。とにかく会ってこの目で確かめる
以外に手はないのです。

こんなことを考えていると益々不安が募ります。

やはりここは、日本人エージェントか、もしくは日本語のできるエージェントを
頼るべきかと迷いました。

ネット上にはそんな代理店さんがいっぱい載ってます。

現地事情に精通した日本語のできる方に頼めばことは簡単に済むでしょう。
安心・確実なのでしょう。でも、それでは私の意図するチャレンジになりません。

悩んだあげく、そうだ、最後の押さえとして、お願いしておこう。
先ず、iProperty経由のエージェントとやりとりし、うまく行きそうもなかったら、
最後の切り札のエージェントさんにお願いしようと、ずるいようだけど、
そう考えたのです。

そこで、ロングステイ財団のメルマガに載っていた、MM2H代理店のJ社さんに
メールしてみました。J社さんはそのHPで「不動産アシストお任せ下さい」と
謳っているのです。

J社のKL本社にメールしたのですが、返信には、MM2H個人申請の方は原則として
引き受けしないのだが料金をいただければ対応すると、記載されていました。
さらに、当社は不動産エージェントではないので、信頼に足るエージェントを紹介
するのみだが、それで良ければ具体的な希望条件を言って下さい、とのことです。

えっ?なんだ不動産仲介は直接しないのか?
それに言い方というか文面がちょっと個人申請者には冷たい感じがしましたが、
営利目的の業者さんとしてはそれも当然のことなのだろうと思い、
さらに単なる紹介料としては随分高い気がしましたが、ここはRM300を支払い、
J社の言う信頼できるエージェントさんを紹介してもらうことにしました。

と言うことで、出国前にJ社の担当の方(男性)と何度かメールでやりとりをして、
私がKLに到着後、改めて日時調整をしてJ社のオフィスに伺うことにしたのです。

一方、iProperty経由のエージェントさんですが、出国までに3名の方からメール
をもらいました。それぞれ私が提示した希望条件に見合う物件探しに協力したい
との申し出です。

さて、どうしようかと思案しました。

会ってもいない外国の方を評価することなどできるわけもないし、メール添付の
コンドのデータを見てもイメージが沸かないし、効率的にコンド探しをするには、
どのような段取りでやれば良いのだろうと考えた訳です。

KLでの日程は、予備日も十分にとってはあるものの、当初の優先順位としては、
MM2Hビザ取得が第一です。その合間を縫って、コンド探しをする、そして、ビザ
の取得が完了したら、本格的にコンド探しをして、最後に決める、そう考えて
いました。

iProperty経由のエージェントさんのうち、出国前に十数回もメールをやり取りし、
こちらの希望条件の詳細を理解し、下見予定のコンドの写真などを何枚も送って
くれて、熱心さが際立つWさんと言うエージェントさんと最初にコンタクトする
ことにしました。

もちろんWさんには、私は複数のエージェントにお世話をお願いしているので、
もしあなたの仲介で条件に見合う物件が見いだせなかったら、他のエージェントの
仲介物件に決める場合もあるが、それでも良いかとの当方の問いに対し、
快くOKと言ってもらってました。

そして、KL到着です。
到着してまもなくレンタル携帯にWさんからのコールが入りました。
落ち着いたら、下見の日程を決めたいから電話下さいというものです。

これから、先ずはMM2Hビザ取得のための手続きに入るので、
日程の都合が付き次第こちらから電話しますと応えました。

メールでは何度もやりとりしましたが、声を聞くのは初めてです。
若い女性の声ですが、電話口の向こうでとても緊張しているらしい
様子が感じられます。

第一印象はグッドです。

そして翌日、9月20日から半日ずつ下見ツアーの日程を準備できる
と電話し、初日は20日の朝、ピックアップしてもらうことになりました。

さて、初対面です。朝9時にホテルロビーでとの約束なので、
5分前に下りましたが、Wさんはなんと30分前に到着して待って
いたとのことです。拝見したところ、私の長女と同年代ぐらいでしょうか、
とても良い感じですが、一番は控えめなところだと思います。

決してキャリアウーマン然としたテキパキ的な人には見えません。
どちらかと言うと、静かで控えめで、なにより真面目な感じの方です。

KL郊外のお住まいらしく、その日は朝7時半に家を出たのだそうです。
そのために、まだ真っ暗な5時にアラームをセットしたとも言ってました。
フリーカメラマンの夫君に、日本の方のお相手をするなら、時間に厳しく
しないといけないと助言されたとのこと。なんとも微笑ましいじゃ
ありませんか。

このWさん、Very Goodです。

もちろんTrustworthyかどうかはまだ見極めないといけないが、私も長年、
人を見てきた人間です。小一時間も話をすれば大体その人となりが判る
つもりです。そういう意味では、大当たり(Wさんに失礼かも)だと
思います。こりゃ、ツキがあるのかも知れないなどと内心思いました。

そして、Wさん運転の車に同乗して下見ツアーの出発です。
下見の物件は、やはりいろいろな要素、例えばその所在の地域、コンド建物の
築年数、付帯施設、セキュリティ及び周辺環境、また、ユニットの大きさ、
間取り、付帯設備などなど、それはいろいろです。

以下、今回の下見ツアー(Wさんの紹介物件だけではありません)で巡った
各コンドミニアム内外の写真をランダムにアップしてみます。

もちろん、写真は下見した物件の全部ではなくほんの一部です。
この中には最終的に契約した物件の写真や周辺の街並みも一部入っていますが、
ご参考までにご覧下さい。

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このようなプールはどのコンドにも付帯しています。

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シーリングファンはいいですね。

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キッチンユニットは、日本のものに比べてシンクが小さい気がします。

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ほとんどのコンドにはミニマートなどがあります。
これは、コンドのすぐ隣にある24H営業のセブンイレブンです。

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現在まだ開発進行中の区画にある新築物件です。
付帯施設も素晴らしくきれいです。

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オープンバスです。
いくら高層階でもちょっと抵抗感がありますね。

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エレベーターホールですが、どこも結構広くていい感じです。

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バルコニーからのviewですが、見えているのはミッドバレーのビル群です。

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メインベッドルームです。

下見した物件のほとんどは3ベッドルームに3バスルームです。
そのうちのメインバスルームにはバスタブをとの条件を提示していました。

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これは、最終的にここに住もうと決めた街、モントキアラです。

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これもモントキアラです。

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各コンドのゲートには24時間のセキュリティガードが詰めています。

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各コンドの共用施設などの清掃管理など、とても行き届いているようです。
ちなみに、日本でいうところのマンション管理費は、こちらでは大家さんが
全額負担するというのが多いそうです。

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リビングもまちまちですが、日本の普通のマンションに比べれば広いのでは
ないでしょうか。もちろんこれは私の知る限りではということです。
ご参考までに、今回最終的に決めたユニットの広さは約1300平方フィート、
つまり約120平方メートルです。
毎月の賃貸料などを考慮に入れれば、日本では信じられないほどです。

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付帯のジムです。

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バスもいろいろです。
サブのバスルームには、バスタブはありません。
シャワーだけですが、その給湯器は電気式の壁面取付タイプがほとんどでした。
メインバスルーム用には天井に電気温水器が隠れていました。

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これも、モントキアラです。
今回の下見ツアーでは、タマンデサ、ダマンサラ、ミッドバレー、TTDIなど
いろいろ巡ってみました。ちょっと見では判断できないのかも知れませんが、
独断と偏見で見てみると、やっぱり街のきれいさ、セキュリティなどが際立って
いるような気がします。外国人が多く住む街で日本人も多いのだそうです。

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と言うことで、今回はちょっと長い記事になりましたが、
KLのコンドミニアム下見ツアーのリポートでした。

次は、本稿では時間がなくて書けなかったので、
J社のKL本社を訪問した際に感じたことや、
その紹介エージェントさんによる下見ツアーことなど、
どちらかと言うと、あまり愉快でなかったことも含み、
差し障りのない範囲で書いてみたいと思います。

ではまた。。