最近益々謎ときが難解になってきたこの国のポリティカルスキャンダルはさて置き、今日は先日(11月7日)のクアラルンプールYMCA老人会主催の日帰りバスツアーをリポートしてみたいと思います。

しかし、ふと思ったのですが、YMCAってYoung Men's Christian Association、つまりキリスト教の青年会のことですよね。と言うことは、この会は青年会の中の老人会、老人なのに青年会。これってなんか変じゃないですか?いやいや、今老人でも昔は青年だったわけだから、ずっと入会している人はいいのかな・・・でも、老人になってから入った人はどうなんだろう?・・・・なんてくだらないことを考えるだけ時間の無駄ですか?それもそうですね、ハイ。

さて、これ↓は今日からブログのトップに据えた写真ですが、今回ツアーの目的地セキンチャンの稲作平野です。しかし、これだけ見ると私の田舎の庄内平野となんら変わりませんね。

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私は以前のブログでもセキンチャンのこのライスフィールドのことを書きましたけど、風景がよく似ているのです。ほら比べてみて下さい。

これ↓はわが故郷、庄内平野です。この写真では稲穂が黄金色に染まっているところがちょっと違いますが、これは多分収穫前の9月頃なのでしょう。遠くに鳥海山がかすかに見えています。

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ね、ほとんど違和感がないでしょう?もっとも稲作の風景なんてどこでも同じなのかも知れませんが、こうやって広々としたセキンチャンの田んぼを眺めていると、故郷がとても懐かしくて思えて、こんな私でも少々感傷的になってしまいます。

そう言うことで、私のお気に入りのナイスプレイスのひとつのセキンチャンなのですが、結構距離は遠い(約100km)し、さらに特産のパールライス(日本種米)がなぜか生産中止になり、米工場の直売所でも売ってないと、日本人コミュニティで散々聞かされていたものだから、もう隋分長いこと訪れていませんでした。

なので、このパールライスの生産中止が果たして本当かどうか、自分の目で確かめたいと思っていたこともあって、恐れを知らない老人会のチャイニーズババ軍団にやや二の足を踏みながらも、私にとってはこれで2回目となるYMCA老人会の日帰りバスツアーに参加したのです。

でも今回のツアーは、実は、事前に私のマレー語クラスの仲間に声掛けしてみたところ、嬉しいことに同年輩のIW氏が手を挙げてくれましたのでチャイニーズババ軍団に対抗するニッポンジジも私独りではありません。

これで前回のように、大勢のチャイニーズババ軍団に独り囲まれてたじたじすることはあるまいと、内心ほくそ笑みながらツアーに参加したのですが、パスに乗り込んで見渡してみると、なんと前回のジジババはほとんど参加していなくて完全に拍子抜けしてしまいました。(笑)

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そして老人だけかと思っていたら、なんのなんの若い女性も子供もいるではないですか。なんのこっちゃ、今日は前回と違ってごく普通のツアーになりそうだワイと、やや安堵もしたものの、少々期待外れも感じたひねくれ団塊なのでした。

しかしこのYMCA、もともとキリスト教信者さんのための会であるのに、私のような、仏教なんだか神道なんだか自分でも良くわからず、はたまた最近ではイスラム教にも少々興味を持っているようないい加減な人間をも受け入れてくれて、私としてはちょっと申し訳ないような気もしているんです。

普段頻繁にこのYMCAに出入りしていても、キリスト教なんてちっとも気にかけたこともないのに、今回のバスツアーでは、バスが発車して間もなく、車内でキリスト教のお祈りがありました。かなり年配のご婦人なんですけど、(バスの)席からすっくと立ち上がり、流暢な英語でお祈りを諳んじて皆さんをリードされてました。と言うことは、やっぱり皆さんカトリック信者さんなんですかねー。

でも私は筋金入りの無宗教、いや形だけの仏教徒兼神道なんですけど(こんなこと言ったら、私の昔の仲間の大和尚に叱られそうですが)、皆さんカトリック信者さんなんですか?なんて余計なことはもちろん一言も尋ねずに黙ってました。

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↑ツアーバスの車内の様子です。前回は眩暈がしそうなくらいド派手な内装だったのに今回はさほどでもありません。それに、ツアー会社の添乗ガイドさんもいません。前回は、男性のガイドさんがひっきりなしに中国語と英語で車窓から見える土地土地の説明など、うるさいほどしてくれたのに、そんなことも一切ありませんでした。まぁでも、静かな分だけ良しとしましょうね。

朝の8時半にYMCA前を出発、KL市内を抜けてN-S高速道路(E-1)を北上しスンガイブローから一般道に分岐・・・・・

ん?どうしてこのまま高速道路(E-25)を行かないのかな?高速料金、ケチってるのかなー?多分30kmぐらいだろうと思うけど、E-25で行ったら直ぐクアラ・スランゴールなのになー・・・

それにしてもこの運ちゃん、運転が随分荒っぽいなー。お、おい、ロードバンプ通過するときはしっかり減速してくれよ・・・・・お、お、おい!今、天井に頭ぶっつけそうだったぞ・・・・・お、お、お、おい!今度は前につんのめりそうだったぜ。あのさー、おれたち最後尾の座席だからさ、上下の振幅がとてつもなく大きいんだよ。それぐらい、分かってんだろう?

縦揺れに横揺れに斜め揺れ、ありとあらゆる揺れが次から次と襲ってきます。な、なんなんだよ、このバスは!いやこの席は!ったく、こりゃシートベルトしてないと殺されるワ、と私たちニッポンジジ二人、青くなりながら座席のシートベルトを慌てて手で探るもベルトがない、いや短いベルトがあるが引っ張っても絶対出て来ない。な、なんなんだよ、このバスは。

結局我々ニッポンジジ二人とも、シートベルトもできずに恐怖の数十分を過ごす羽目になったのですが、この間、バス横転の恐怖数回、天井頭ぶっつけ恐怖数回、前方つんのめり恐怖数回、二人とも前の座席にしがみつき、両足踏ん張りながらただただキリストさまと神様と仏様に無事をお祈りしてました。

でもこの恐怖、多分私たちの最後尾の座席でしか味わえなかったのだろうと思います。だって、前の席の人達は平気な顔してましたから・・

ま、でもバスに乗って、遊園地のロールコースターのスリルを味わえたのだと思えば腹も立たないのかも知れませんね。

それにしても、あのインド人の運ちゃん、最後まで乗客のことはほとんど見向きもせず、最後尾の我々には一切気遣いすることもなく、ある時は狭い一車線道で大型トラックと競走してみたり、信じられないほど乱暴なドライビングでした。いや、本当に怖い思いをしました。

ま、そんなことも束の間、ほどなくセキンチャンのグリーンの水田が目に飛び込んできました。

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おー、久しぶりのパディフィールドだなー。もう稲穂が垂れて来てるなー。この分だとまもなく辺り一面が黄金色に染まるんだろーなー。

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今日はヘイズもなく空がすっきり見えてます。マレーシア気象局の予報通り、ヘイズは見事に去りました。まだインドネシアの森林火災は消えていない模様ですが、南シナ海からの北東季節風が吹き始めたためにマレー半島周辺の風向きが大きく変わり、よってスマトラのスモッグがマレー半島にやってくることは今後しばらくなさそうです。

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今回ツアーの最大の目的地のセキンチャンライスファクトリー↓に到着しました。

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ライスファクトリーは、前回(2013年)に来た時よりも規模が大きくなっているような気がします。

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ファクトリーは、台湾から米作の技術や機械を輸入しているのだそうですが、マレーシア国内ではこのセキンチャンがもっとも機械化が進んでいると言うことです。

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さて、私の今日のツアーの参加目的でもあるので、早速うわさのパールライスをチェックしてみました。

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なんだなんだ、店頭にたくさん売られているじゃないですか。さっき見学者コースの2階から工場内を覗いて見たら、パールライスのパッキング作業も見えたし、真空パックのパールライスが山積みされてるところも見えたので、このパールライスが生産中止になったなんて情報はどうやら正しくはないようですね。

で、でも、よぉーく見てみると、価格が値上がりしています。以前は2kgでRM13だったのが、今はRM16です。いつ値上がりしたのかを店員さんに確認したところ、今年(2015年)の4月だそうです。

パールライスの生産中止の件は直売所の店員さんに聞いても返事が返って来なかった(多分店員さんは何も知らない)し、確証は取れていないのですが、いろいろな情報を総合するとどうも生産中止(停止)にはなっていないようです。(2014年産も2015年産も出ていますから生産は継続されていると言うことですよね)

確かに一時(今年の6月頃)この直売店からもこのパールライスは消えたそうですが、しかしそれは単に2014年産パールライスを売り尽くしてしまったためであって、新米(2015年6月産)が出てからまた店頭に並び始めた、売られ始めた、と言うことではないのでしょうか。とにかくこれでひと安心です。

今店頭にあるのはすべて2015年産パールライスです。

一方、こちら↓の香り米(フレグラントライス)は2kgでRM18です。(値上がり前はRM16でした)

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私は今までこの香り米を食べたことがなかったので、今回は1パックだけ買って帰り、早速試食してみたのですが、うーん、私は、この香り米、決して美味しいとは思いません。まあ、でもこれは人それぞれなのでこれを芳しい、いい匂いと思う人も居るのでしょうね。



次にライスファクトリーを後にして、例のマンゴーファームに立ち寄り、そしてバガン(Bagan)のフィッシィングビレッジにやってきました。

↓セキンチャンのバガン漁港です。お世辞にもきれいな港とは言えませんが、潮がほぼ満ちているらしくジェッティ(船着場)の水位も十分です。(前回ここに立ち寄った時は、干潮で汚い川底が丸見えでした)

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この漁港は河口と小さな運河から出来ていて、木杭の上に木板が渡してあるだけの簡素なジェッティが所狭しと並んでいます。夜半にかけて潮が引き、次の満潮は明日の早朝と言うことです。だから漁船の出漁は毎日の早朝なのです。

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今のこの時間(午後5時ごろ)は、今朝早朝に出漁した大小の漁船がそれぞれのジェッティに戻り、水揚げ作業に余念がありません。この狭い港はそんな漁船でぎっしりです。

ここ↓はそんなジェッティのひとつです。内側(道路側)から水揚げ作業場を通してジェッティを見ていますが、向こうに船が着いているのがお分かりですか?

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おー、ここ↓では水揚げ(アンローディング)の後の魚の選別(カテゴライズ)及び計量(ウェイ)作業中ですね。それにしても小魚ばっかりです。うーん、こりゃ私が期待していたほどではないですね。

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ん?この↓色と大きさからすると、これはインディアンプローン(タイショウエビ)でしょうか?

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良く見てみると確かに鮮度が良さそうなインディアンプローン↓です。そうか、ここの船はこれがメインなんだな、そう思いました。これ買えますか?と値段を聞いたところ、1kg25リンギで売ってくれるそうです。もちろん25リンギなら文句なしに買いです。(市場でもこれぐらいのものは大体キロ35~40リンギぐらいはするかと思います)すかさず周りにいたチャイニーズババたちとシェアすることにして計5kg(一人1kgずつ)買いました。

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↑このインディアンプローン、作業員の方が、空いていた発泡スチロールの箱にぎっしりと氷詰めにしてくれたので、家に着いてからも鮮度保持ばっちりでした。こういうものに目がない私は、早速小ぶりを数匹刺身で試食してみましたが、身肉が締まっていて甘みも最高。チョー美味しい。うーん、こんなエビ久しぶりです。。今日の成果はこれですね。(これまで、市場のエビの鮮度確認ができずに生食を避けてましたので、マレーシア初です)

次にやってきたのが、バガン(Bagan)のフィッシシングインダストリーのメインと言う水産加工場↓です。

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加工場と言っても数あるジェッティのひとつの粗末な小屋です。中を覗いてみると、一見して周辺国からの出稼ぎガールと分かる若い子たちが脇目も振らずに働いていました。

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それを覗きながらあーだこーだ言ってるチャイニーズババたちです。右側の体格の良いインディアンガイ↓は、見かけによらず気立てが良くてなにかと私たちニッポンジジを世話してくれようとしたりして、とってもいい青年でした。

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裸のボテ腹おっさんが機械を動かしながら作っているのはフィッシュボールです。そう言えば思い出しましたが、以前聞いた話に、漁港の水産加工所でフィッシュボール作ってるのを見てからフィッシュボールが大嫌いになった。見なきゃ良かった。なんて話がありましたが、以前は恐ろしいほど酷い環境の作業場だったんでしょうね。でも今日のここは大分きれいですよ。十分許せる範囲だと思います。

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できたフィッシュボールはこうやってたらいに浮かべて、なんのためか知らないけどジェッティに並べて置くのですね。それを見て周った私は、足元の床板が濡れて滑り、慎重に歩かないと滑って転んで・・・

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こんな汚い運河にすってんころりんと落ちてしまったら、強烈な汚泥や細菌だらけになって二度と浮かんで来れそうにもないので、ビクビクものでした。だって、床板が腐っているものもあってちょっと強く踏むと抜け落ちそうでスリルだったんですよ。(笑)

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これ↓は見ての通りの魚の開きを干しているところです。世界中どこでも、人の食べるものにさほど変わりはありませんね。これ、なんの魚か判別できなかったのですが、炙って食べたら酒のつまみに良さそう、いや涎が出てきました。

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セキンチャンツアーの最後は、レダン(Redang)ビーチです。マレーシアのレダンビーチと言うと誰もが東海岸にあるレダン島のきれいなビーチを思い浮かべると思うのですが、これ、甚だしい誤解です。ここセキンチャンのレダンビーチはそんなイメージとは程遠いこんなところ↓です。

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でも、こうやって写真に撮ると、一見きれいなビーチリゾートに見えますが、実際は決してきれいではありません。私はいつかもここを訪れたのですが、ちょうど干潮時(お昼ごろ)だったせいもあって、潮が遠くまで引いていて、ゴミだらけで真黒な海底が剥き出しになってました。

でも、今日は潮が完全に満ちているだけまだマシです。夕陽を背にしてこうやって撮ると、実際には真っ黒な海面もそうは見えないしすっかり騙されてしまいそうです。

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同行のIW氏が波打ち際まで行って、ここは「泳ぐどころか、絶対足を入れたくない海だな」って言ってましたけどこれは本当ですね。

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そして、例の気立ての良いインディアンガイが傍によってきたので話をしましたが、この辺りのマレー人(彼はマレーシア人)にとって、ビーチって泳いだりサンベイジング(日光浴)するところじゃないんだよ、ひたすら食うところなんだよ、あいつら、いっつも食ってるんだから、って教えてくれました。

体格のとても良い彼はそう言いながら、手に持った袋のプローンクラッカー(マレーシア版エビセン)をムシャムシャ頬張り、私にも食え食えとしつこくすすめてくるのでした。

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浜辺には出店が所狭しと並び、大勢の客たちがココナツジュースを飲んだり食事をしたりしています。おっと、これ↓は地元のお客じゃありません。わがツアー仲間のチャイニーズババたちです。

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私は実はこのココナツジュース、今まで美味しいと思ったことがありません。なので屋台で買って飲むなんてこともありません。したがって、この時もチャイニーズババたちの仲間入りはせず、うしろで眺めたり写真撮ったりしていたのですが、そしたらチャイニーズババの一人が、何を勘違いしたのか、一コ買ってあげたから、ほらここに座りなさいよ、って自分の隣に席を作ってくれたのです。

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おいおい余計なお世話すんなよなー、って思いましたが、そんなことはおくびにも出さずに、まあ、ご親切にありがとう、と作り笑いして頬が引き攣りながらもそのババの隣に座り、美味しくもないココナツウォーターをストローで吸い、隣のババに、なにやってんの?こうするのよ、って教えて貰いながら中の白い身肉をスプーンで削って無理やり食べました。

美味しいでしょ?って何度も聞かれて、不味いとは答えられないでしょ。でも何が美味しいのこれって。。

美味しい、不味いと言えば、今日のシーフードランチ、なんだかなー、あんまり美味しくなかったなー。。レストランに入る前に、バスの窓から、偶然にも店の横のたらいの溜め水で皿洗っているの見ちゃったしなー、オレなんかあんまり食欲出ないしなー。

それに、エビもカニも殻を手で剥くのが大変で、手がびちゃびちゃぬるぬるになって気持ち悪いしで、食った気しなかったなー。。でも周りにそんなこと言えないでしょ?同行のIW氏もきっとそう思ったかも知れない、と考えたら今回のツアー、無理やり誘って悪かったかなーってちょっぴり反省しました。IWさん、ごめん。。

でも、私にとっての今回ツアーの収穫は、セキンチャンパールライスがたくさん売られていたことを確認できたこと、その真空パックを何個か購入できたこと、パガンの漁港で水揚げされたばかりの刺身でも食べられる新鮮なタイショウエビをゲットできたこと、そしてそれを小分けして冷凍保存したので今後しばらくウッシッシーかなーって思っていること・・ですかねー。

それではまた。。

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みなさん、こんにちは。今日は、先日の日曜日(7月12日)に単独初参加したクアラルンプールYMCA老人会バスツアーのリポートです。

いや、本当はシニアシチズンズクラブの方たちなので、老人会なんて書くときっと怒られるのでしょうが、万一、その中の誰かがこのブログを目にしたとしても誰も日本語が解らないだろうからとタカを括っています。(笑)

老人会と言えば・・・、今、書きながら思い出し笑いをしてますが、以前、私の田舎の中学の50年ぶりの修学旅行と題し、その泣き笑いの一部始終をブログに綴りました。あの時はお互いの姿かたちの半世紀ぶりの変わりように驚き、昔を語りながら、飲み、食べ、笑い、歌い、踊り、そして最後にはみな涙したものでした。

あの時も思いました。人間誰しも60年以上も生きていると、順風満帆の人生だろうが艱難辛苦の人生だろうが、顔には一様に皺も染みも増えてきて、いくら本人たちが否定しようとも、傍から見れば紛うことなき老人会です。私も、もちろんその中の一人なのだから逃げも隠れもできないし、寧ろその中にどっぷりと浸かることの心地良さも十分に承知しているのですが、いまだに気持ちも見てくれも若くありたいと抗う自分もいるのです。

だから、世の老人会のイベントなど余程のことがない限り参加したいなんて思わないのですが、今度ばかりはすっかり騙されました。今回のバスツアーですけど、最初にKLのYMCAでその参加者募集のポスターを見たとき、老人会のツアーだなんて一言も書いてなかったのです。ベントン(Bentong)とかラウブ(Raub)の文字と日帰りバスツアーの文字が目に止まり、私がこれまで行ったことのない田舎だったし、YMCAの企画だからきっといろいろな人種が参加するに違いない、これはきっと面白いぞと思ったのです。

しかし、ツアーの旅程表の最後にはドリアンブッフェと書いてあってやや躊躇しました。

人間誰しも不得手なことや苦手のものがあるのは当たり前のことかと思いますが、私の場合、その一つが果物の王様と称されるドリアンなんです。マレーシアはちょうど今がフルーツシーズン、街にはドリアン売りの屋台があちらこちらに出ています。でもmy better halfはもちろんのこと、私もやっぱりあの臭いがダメで、なるべく避けて通るようにしてますし、スーパーマーケットでもドリアン売り場の周囲には近づかないようにしています。

でもローカルの人たち、いや、当地の多くの日本人からも、あんなに美味しいものはないよって、何度も聞かされるものだから、どうも懐疑的ながら、いつかは美味しいドリアンに巡り会うのかも知れないと思ってみたり、いつまでもみんなが美味しいと評するものに背を向けてはいられないと考えたりしてました。これも郷に入れば郷に従えの類なのかも知れないし、今度チャンスがあったら再チャレンジしてみようと思っていたのです。

なのでしばらく考えて、よしチャレンジだ、そう決断しました。

でもこのツアー、まさかYMCA老人会のツアーだとは知りませんでした。それに気付いたのはなんと当日朝です。YMCAのレセプションに集まった面々を見るうちなんとなく不安が過ぎりました。面々がみな中華系のお年寄りなのです。中には私と同年代かあるいは少々若いかと思う人もいるにはいるのですが、ほとんどがジジババ軍団です。

側の怖い顔をしたオバサンに恐る恐る尋ねてみると、今日はシニアクラブのバスツアーだよ、って教えてくれて、アンタも参加するのかい、へぇーっ?って不思議そうな顔をされてしまいました。

え、えーっ、なんだ老人会のツアーだったなんて、知らなかったよぉ。しかもみーんなチャイナだよ。周りから聞こえてくる騒々しい中国語の中で、これ一体どうしてくれんだよって思いましたがもう完全手遅れです。

正直言うと私の苦手なものは、ドリアンの他はこの中国語と韓国語なんです。いや、話すことができないとか、聞くことができないと言う類の苦手ではなくて、側で話されるとムシズが走ると言う苦手なんです。何言ってるのかさっぱり分からないことは、これはしょうがないのですが、側に他人がいても気遣いすることなく無遠慮に大声で話すし、それになんと言っても態度やマナーが悪い。

と言うことで、要するに中国語を話す人、韓国語を話す人が大の苦手なのですが、今日はよりによってそんな中国語のジジババ会だよ。いや参ったなぁ、トンデモナイツアーに参加しちゃったなぁと独り嘆いていました。

YMCA前です。バスは大型の観光バス、同行する企画担当の女史に聞いたところ、本日の参加者は44名、うち老人会から41名、日本人1人、インド系マレー人2人だそうです。

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ほとんどがお年寄りだから、前の席から順番に座っていって、最後に一番後の席だけが残りました。そこに私とインディアンカップル、そして、これは最後には本当にありがたいと思った、とっても世話好きな中華系のオバサンが座りました。

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でも、こっちのバス↑って、なんでこんなに内装が派手派手なんだろう、私たち日本人の感覚からすると落ち着かないというか、眩暈がするほどド派手な色合いと色彩なんです。こっちって、こんな観光バスがフツーなんですよ。

朝8時にKLのブリックフィールズを出発した観光バスは、バツーケーブの東にあるゴンバック料金所からE8の高速道路に入り、一路ベントンに向かいます。ベントン↓とは、KL中心部から約80km北北東、ゲンティンハイランドの裏側(東側)に位置する山間の町です。

途中、ツアーガイドの男性(この方も中華系)が、これは感心するほどしゃべりっぱなしです。それが、今英語で話していたと思うと、いつのまにかマンダリンに切り替っていたり、また突然英語に戻ったり、またまたマンダリンになったりで目まぐるしいテンポで言語が変わるのです。

恐らく、本人には言語を切り換えているという意識がないのだと思いますが、中国語がまったく解らない私と隣の席のインディアンカップルにとってはいい迷惑です。

しかしその他のマジョリティのみなさんは、これで問題ないのでしょうかね。いや、ガイドさんのバイリンガリズムのことです。誰一人文句も言わないところをみると、みなさん、年齢に関係なくバイリンガルなんでしょうね。

でも多勢に無勢、思わぬところで人種のマイノリティの悲哀を噛み締めながらじっと耐えていたところ、そんな雰囲気を察したのか、隣のオバサンがガイドさんの中国語部分の英語同時通訳を始めてくれたのです。

いや、これには本当に感謝です。その後ツアー終了までずっとそれを続けてくれて、お陰でガイドさんの面白おかしい話も良く理解できました。

そしてほぼ予定どおり、出発から約1時間半でベントン到着です。

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旅程表では朝市に行くことになっていて、私はそれをとても楽しみにしていたのですが、朝市に近づくに連れて車が押し合いへし合いのノロノロ状態となり、ようやく市場の前に着いたと思ったら交通整理のお巡りさんに邪魔だからあっちに行けと指示されてしまったのです。

ガイドさんによれば、もっと向こうに行けばバスを停めるところがあるからと言う説明だったのに、行けども行けどもバスは停まれない。ついに諦めたらしく、ここでみんな降りてご飯食べてきて、と言ってすれ違いもできないような狭い道路の真ん中でバスは停車、みんな降り始めたのですがジジババ軍団ゆえに動作がのろい、杖をついたり手を引かれる老人もいて、時間だけはたっぷりとかかります。

そんなバスの後にはいつの間にか長蛇の車列。でもバスは道の真ん中で長時間の立ち往生、往来を堂々塞いで遠慮なし。あぁそうか、これがチャイナ式のマナーかと思いましたね。でも、そんな私も今日はチャイナの一員、でも穴があったら入りたい、そんな気分でした。

あーぁ、朝市でなんか美味しいもの食べたかったのに、、と思っていたら、、ほら、あそこにビッグハウスがあるでしょ、あそこで朝ごはん食べなさい、だと。。なにぃ、どこがビッグハウスだよ、なんて悪態つきながら見てみると、ビッグハウスって名前のレストランだったんだ。。

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まだ10時前だと言うのにこの人出はなに?って思う。でも良く考えたら今日は日曜日だし不思議なことでもないか。。で、この人たちみんな中華系なんだね。そっか、今はラマダン中だからマレー系が居る訳ないよね。でもインド系もいないから、ひょっとしたらこのベントンって町は中華系の町かも。。

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そんなことを思いながらウロウロしてたら、老人会のジジババの一人に、これ食べなさい、これ美味しいからっていうビーフヌードルをやや強制的に薦められて食べました。でも、はっきり言って美味しくなかったです。ヌードルも不味かったし、ビーフって言っても、私がイメージする牛肉ではなく、牛の胃袋とかの内臓そのままだし、ゴム食ってるようで決して美味しくない。

だけど隣で、ちょっと怖い顔のババが、美味しいだろ、美味しいだろってしつこく言うものだから、泣きそうになりながらも、全部食べました。スープも全部飲めなんて、無理言うもんだから、これも全部飲み干しました。

あー、恐怖の朝食タイムでした。いやいや今日のバスツアーって、ジジババ監視付きだよ、これじゃあこの先が思い遣られるぞと、改めて泣きたくなったひねくれ団塊チャレンジャーなのでした。

さて、ベントンの町を離れてバスはさらに北上します。次なる目標は飛び切り美味しい豆腐工場とこれも絶対美味しいピーナツ工場だそうです。でもこれは周りのジジババ情報ですから、私は決して信用していません。

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上↑のバスに注目です。なんか昭和にスリップしたような風景だと思いませんか。つい懐かしくなるラウブのバスセンターです。

そして、ここが豆腐工場のある村です。この↓立て看板も昭和の郷愁を誘う、そんなレトロな感じがたまりませんね。

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村の小路をジジババ軍団と共にのろのろ歩きます。見えて来ました、国旗が立ってるあそこ↓が村の豆腐工場だそうです。

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私たちの前にも大勢の人たちが工場の中にいます。工場と言ってもせいぜい10坪ほどの狭い、そしてむさ苦しいところなのですが、はて、ここの何が良いのでしょうか。

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中に入ってみたところ、これも昔見たことがあるような、ないようなレトロな雰囲気の豆腐工場です。それにしてもここの何が良いのか、私には皆目分かりません。

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工場内はこれこのとおり、身動きもできないような状態です。皆、先を争って買い込んでいましたが、私にはまだ何がなんだか分かりません。

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私だけ知らん振りをするのも嫌なので、財布を握り締めて、さも、買うぞって雰囲気でいたとこら、後ろにいたジジに、これ買えと指さされました。それがこれです。なんだこれ?スーパーで売ってるヨントーフーとかスチームボートに入れる油揚げじゃないか。。

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薦められるままに、一袋(12個ほど入って4リンギ)買いました。一晩冷蔵庫に置いた後翌日の夕飯で食べてみましたが、まぁ可もなく不可もなくと言うところでしょうか。私はこんなものより、日本のホントに美味しい豆腐を冷奴で食べたい。こっちのスーパーでは、日式豆腐の名で、似て非なるものを売ってはいるのですが、賞味期限が数ヶ月も先だったりするし、食べてもあまり美味しいとは思わないのです。

ジジババ情報によると、KLからわざわざ買いに来る人もいるそうで、とても美味しいと評判なのだそうな。そう何度も言われても、やっぱり私にはそうは思えませんでしたけど、軍団の中には、手に持てないほど買い込んだ人も大勢いましたね。

↓バスの最後席の私の隣でマイノリティの悲哀を共に嫌と言うほど味わったインディアンカップルです。マイノリティ同士ひっそりと肩寄せあったお陰ですっかり仲良くなりました。(私とカップルが、と言う意味です)

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オレンジのシャツが今回のツアーガイドさんです。聞いたところ、7ヶ国語をほぼ同じレベルで話せるそうです。普段、何語で考えるているの?と尋ねたら何語で考えているのかは特に意識していないが多分マンダリンか英語かなと言うことでした。

しかし、バイリンガリズムとかトリリンガリズムって、そういうものなんでしょうか。特に意識することなくマルチの言語で考え、意識することなくマルチの言語が口をついて出てくるのですね。英語脳も中国語脳も並列状態にあると言うことなのかも知れませんね。

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↑左の女性はYMCAの企画担当、その後は彼女の妹さんです。ジジババ軍団の中に介添が必要なオオババが一人いるのでそのための介添人として連れてきたとのことでした。

そして、次なるところはピーナツ工場、と言ってもこれフツーの村のお店ですね。いやぁ、ここも繁盛してること・・・

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それにしてもみなさん良く買いますね。そう言う私もここではビールのおつまみにと少しピーナツを買いましたけどね。

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↓車窓からの眺めです。おー、マレーカンポンハウスじゃないですか、これいい。でも良く見たらちょっと右に傾いているような。。

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はい、この方↓が老人会の大御所さんです。バスに乗車した際、握手を求められ自己紹介を強要されました。私の名前はトーサンだ、おトーサンではないぞ、と笑いながら仰いましたがほんのちょっぴり日本語ワードも解る御年85歳の会長さんだそうです。

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↑その後、このトーサンとガイドさんが代わる代わるにマイクを持って、土地の説明や風景の説明などしてくれましたが、なんとこの会長さんも英語と中国語のごちゃ混ぜなんです。でも声には張りがあるし冗談ばかり飛ばす随分元気の良いオオジジでした。

さて、バスは次なる目標の昼食レストランに向かっているのだろうと思ったら、どうもそうではなさそうです。ガイドさん曰く、今朝出がけにドリアンファーム(バスツアーの最後の立ち寄り先)に電話したら、今日はシンガポールの団体客がバス7台で来ることになった、とのことだった。シンガポーリアンはみな大食いなので、彼らに先を越されたら、私たちが食べるドリアンがなくなってしまうから、予定を変更して今からドリアンファームに向かう、と言うことでした。

え、なんだ今、ドリアンファームに向かっているんだ?と独り言を言ったら、隣の通訳オバサンがいろいろ補足の説明をしてくれます。そうなのよ、あの人たち(シンガポーリアンのこと)ってちっとも他人に気遣いしないのよ、自分さえ良ければって感じなのよね。マナーは悪いし食べ方は汚いし、大っ嫌い!今日は絶対、あの人たちの先越してドリアンファームのドリアン全部食べ尽くしてしまおうね、って、、とんでもないことを仰る。で、アンタもドリアン、もちろん大好きでしょ?だからこのツアーに参加したんでしょ?私たち、このドリアン食べ放題ツアー、ずっと前から楽しみにしてたんだから。。。

えっ?これって、ドリアン食べ放題ツアーなんですか?なんだアンタ知らなかったの?みんなドリアンが大好きで死ぬほど食べたい人たちなんだよって・・・・・。おいおい、これドリアンがメインのツアーだったんだ。知らなかったよぉ。で、でも、まぁいっか。。何事もチャレンジだし、と腹を括る私です。

さぁ、どうやらドリアンファームに着いたようです。でも、バスの前の方でガイドさんやトーサンやその他のオバハンたちがなにやらざわついています。なんだなんだと良く見ると、前方には大型観光バスがずらり。。

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こ、これって、シンガポールの団体?隣の通訳オバサン曰く、どうやらそのようね、だと。。私にはちっとも区別がつきませんが、どうやらオバサンたちには、シンガポーリアンと自分たちチャイニーズマレーシアンとの見分けがつくようです。なんと、先を越すはずのシンガポーリアンにその先を越されてしまったのですね。悔しがるジジババ軍団ですが仕方がありません。

時計を見ると午後1時半、ファームのまん前にバスは停まり、ガイドとトーサンから"しばらく待て"のサインです。

窓から下を見ると、いるわいるわ、大勢のシンガポーリアンが盛んにドリアンをパクついています。ほら、見なさいよ、あんな食べ方して汚いでしょ、だからシンガポーリアンって嫌いなのよ、でも中国本土から来るチャイニーズはもっと嫌いだけどね、だと。。

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え?そう?そうなの?本土の中国人って嫌いなの?でも、なんで?と思わず突っ込み入れてしまう私です。そしたら、そんな会話が周りにも聞こえたらしく、前の席のオバハンたちやもその隣の席のジジババも参戦してきて、本土の中国人大嫌い討論会になりました。

内容については少々他言が憚られるようなこともありましたのでここでの詳述は控えますが、結論は、同じ中華DNAであっても育ちが違うのよねー、でした。

しかし、この後もバスの中で随分待たされました。40分ほど経って、ようやくシンガポーリアンの団体が去った後、トーサンから"下車よし"の指示。いよいよ私たちチャイニーズマレーシアンのジジババ軍団+インディアン2人と日本人1人グループの出番です。結構広いトタン屋根つきの土間みたいなところに、大きな古い木製のテーブルが何台か置いてあり、ファームの作業員みたいな男の人が次から次にドリアンを割って手渡してくれます。

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ムサンキング、漢字で書くと猫山王、これが一番美味いのだそうです。ガイドさんとトーサンの説明では、濃い黄色、クリーミィ、良い香り、蕩ける甘さ、ちょっとビター(苦い)、そして種が小さいのが特徴だそうです。良い香りだなんて、これが良い香りなの?うん、確かに街のスーパーに比べれば臭いが柔らかいと言うか、きつくないです。でもぉ、、、

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側で見ていると、我がジジババ軍団もシンガポーリアンに負けず劣らず迫力の一気食いです。

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皆先を争い、息もつかずにひたすら頬張ります。さっき、盛んにシンガポーリアンの食べ方が汚いって罵っていたオバハンたちだって、私が見たところとても上品とは言い難いのですけど・・・・

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じっと見ていたら、何みてんのよ、ほらアンタもいっぱい食べなさいって、世話好きオバサンが次から次に手渡してくれるものだから、食べないわけにもいかず、思い切って頬張りました。うっ、むせかえるような独特の匂い、で、でも美味い、いつか食べたものよりずっと美味い。

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いやぁ、食べました。ほら、ムサンキングの食べ放題です。

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こんな濃い黄色のドリアン、20個以上も食べました。私の新記録です。食べていたら周りのニオイもだんだん気にならなくなりましたが、食べすぎのドリアンゲップはちょっといただけないかも。でも、今日のチャレンジ、ひょっとして成功したかも知れません。苦手のドリアン、皆で食べれば怖くないって感じでしょうか。でもまだ独りで買って食べたいとは思いませんけどね。

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1時間ほどでしたが、みなさんゲップが出るほどの食べまくりで大満足のようでした。いくらご老人と言っても食欲だけはあるのですね。でもお陰で、バスの車内はジジババのゲップでまるで死のガス室状態だっただろうと思います。でも、負けずに私もゲップを車内に撒き散らしていましたので、大して気にはなりませんでした。

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これ↑がドリアンの木です。こんな大きなドリアンの実が熟したらひとりでに落ちてくるそうです。頭に当たってら死ぬよぉってジジババに脅されました。死ぬと言えば、アンタ、あんだけドリアン食べたんだから、今晩は絶対お酒飲んだらダメだからね、死ぬからね、と顔が憎たらしいしわくちゃババに脅されました。

なんだあいつ、絶対やっちゃダメと諭されたら余計にやりたくなると言うオレのとんでもチャレンジ精神を知らねーな。なんだ、ドリアンとアルコールってなんか化学反応でも起こすのか?そんなの科学的な根拠があるのか?よっし、だったら今夜絶対試してみよっか、と密かに思うひねくれ団塊なのでした。

さて、ドリアンが終わり、次はどこかと尋ねたら、次はまたベントンに戻り、アーリィディナーだって。。え、だって今ドリアン食い放題食べたばかりなのに、もう夕食かよ。。。。

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ベントンの町に戻ってきました。時計はまもなく4時半だけど、ディナーにはまだちょっと早いからと言うことで界隈を散策することにしました。でも陽もまだ高く暑いです。なので、隣の通訳オバサンとその他数名のジジババと連れ立ってアイスクリーム屋さんに行きました。ここ↓はベントンでは有名なお店だそうです。

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しかし、見て下さい、こんなにぎっしりのお客さんです。空いてるテーブルなんかありません。あー、こんなんじゃ座れないよ、無理だよ、と日本人なら直ぐに諦めるところですが、今日は中華DNAジジババ軍団です。あっと言う間に見事に席を確保しました。どうしたかと言うとまばらに座ってる人たちを寄せて動かし、自分たちのテーブルを強引に確保したのです。見事と言うほかありません。

いやぁ、なんと便利なジジババ軍団なんだろ。オレ、この人たちに弟子入りしちゃおかな、、、なんて、ハハ、これは冗談冗談。。

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↓これが評判のアイスクリームだそうです。いや、バニラアイスクリームと小豆が上にのっかってるカキ氷ですね。コーンものってますけどこっちはコレがフツーなんです。でも確かに美味しい、ちょっと炎天下を歩いて身体が火照っていただけに余計美味しく感じましたけど、これで5.5リンギ(約180円)は高いのか安いのか、うーん安いと言うべきでしょうね。

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さあ、みなさん5時半です、ディナータイムになりました。ここが本日のツアー最後のイベント(?)のディナー会場です。はぁ?この汚い店?これがディナー会場?いやはや恐れ入谷の鬼子母神です。日本人のツアーだったら絶対あり得ない店構えですよ。

日本人だったら個人でも絶対敬遠しますよね。でも、だから本当に美味しい店を探せないのかも知れない。今日はなんでもチャレンジだしいい勉強だよ。

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ん、でも2階に上がったら、なんだ意外に綺麗じゃん。階下の入り口があんまりみすぼらしかったから、なんだこんなところと思ったけど、これは大変失礼しました。

早速我がテーブルの面々で記念撮影です。筆者(最右)の左隣が会長のトーサン、そしてその後ろがありがたい世話好き通訳オバサンです。でも、この会長さん、いつも私の側に来ていろいろ話しかけてきます。今度絶対うちのクラブに入りなさい、と最後に約束させられそうになりましたが、なんとか言葉を濁してやんわりとお断りしました。

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総勢50名弱の軍団でしたから、テーブルが5つほど、私が最後のお礼にと言葉を交わしながら順に写真を撮って回ると、いろんな面々に腕を取られ、まぁここに座れと言って長居させられそうになりました。酒を酌み交わすのならお付き合いしたいけど、お茶だけでジジババのお話にお付き合いするのはキツイかなと思いやんわりとお断りしました。でも総じてみなさん良い方ばかりですね。

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中には、現役時代はエアラインのパイロットだった、日本航空(JAL)にも10年ほど勤め、B747に乗っていたなどと言う方もいて驚きましたが、さらにその方の奥様も、今は主婦してるけどリタイアする前はATC(航空管制)だったなんて仰ったのでまたまた驚きです。もちろんその後は、パイロットだったご主人を含め、大いに話が盛り上がったことは言うまでもありません。

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そして、バス最後列の3人です。インディアンカップルと優しい世話好きオバサン。ヨーガくんとはメルアド交換したり大分世代が違うけどなかなかの好青年で私との話題もぴったりでした。隣の女性は、実は嫁さんでも彼女でもなく、なんと実の妹さんなのだそうです。え、えーっ、カップルじゃなかったのぉ、ってチョット驚きましたが、これホントかなぁ。兄妹にしては仲が良すぎるような・・・・

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そしてその右が、世話好きオバサンのシャロンさんです。私やヨーガくんたちの世話をかいがいしくしてくれて、本当に感謝です。聞いたところ特にそのつもりはなかったけど、偶然最後列に座っちゃったから、とのことでした。

トーサンやシャロンさん、そして企画担当のジニーさん、その他、今度一緒にラインダンスしようって盛んに誘ってくる怖い顔のババや皺くちゃのジジババたち、みんなみんないい方ばかりで、終わってみればとっても楽しい充実のバスツアーでした。

ベントンやラウブの町では、期待したような美しい景色はあまり見れなかったけど。なんと言っても今まで大の苦手だったドリアンに再挑戦できたこと、そして苦手が大好きに激変はしそうもないけど、まぁ、なんとか克服できたかも知れないことが大きな成果だったと思います。

さらに今までは、周りの中国語に耳が拒否反応を示し、これも大の苦手の一つだったのに、今回は計らずも一日中その真っ只中に身を置いて、次第に耳が慣れたこと、そして特に、私たちは本土のチャイニーズとは姿かたちは似ていても中身がまったく違うのよ、と言って憚らなかった怖い顔のババたち。そんな愛すべきジジババたちを知ったことは私の内なる進歩にきっと繋がる、そう確信しました。ありがとう、クアラルンプールYMCA老人会、いやシニアシチズンズクラブのみなさん。

追記(2015.7.16 20:00):当日の夜、例のドリアンとアルコールの化学反応が実際に体内で起こるかどうかの人体実験にトライしてみました。ツアー中、ババに"飲んだら死ぬよ"などと脅されたものだから、恐る恐る、缶ビールをゆっくりと胃に流し込んで、なにか変化が起きるかどうか試してみました。でも別に何の変化もありませんでした。流石にそれでもカールスバーグ2本でその日は止めときましたが、身体が少し火照ってくるとかあったら面白かったのになんの変化もなかったです、ハイ。。。

ではまた、、