前回でようやくKLIA2シリーズにもひと区切りがつきましたので、このあたりでちょっと一息ほのぼの話題と行きたいと思います。

実は、my better halfの長年の趣味は手芸(Handicraft)なのですが、こちらに移住してきてからもそれはずっと続けていまして、まぁ、良くもこんなに根気が続くものだと感心するぐらい、夜となく昼となく四六時中、手芸に没頭しているのです。

で、いつだったか、最近親しくしている日系メキシカンのAlexファミリーを家に呼んだ時にそのことを話したら、是非見せて欲しいと言うものだから、ここ10年ぐらい作り貯めてきた布絵本作品をざっと見てもらいました。

そうしたら、随分大袈裟に感動してくれて、自分の甲冑作品とのコラボ展示会を是非やってみよう、と言うことになったのです。

ここでお話を更にご理解いただくために、そのバックグラウンドとなる彼、Alexの人となりを少々説明しておきたいと思います。

これは彼と付き合い始めてから徐々に見えてきたことなのですが、私などにはまったく縁のない芸術的な才能が彼にはあるらしいのです。彼がいつも小出しにするものだから、始めのうちはそんな才能や能力の持ち主とは気がつかずにいたのですが、どうやらグラフィックデザイン専門のアーティストで写真集も出しているし、最近では、彼の曽祖父が宮城県出身と言うことに端を発し、伊達政宗などの戦国武将の甲冑作りにも精を出している、と言うのです。

で、甲冑を作って一体何をするのかと言えば、子供たちに着せて記念写真を撮らせたり、メキシコに持ち帰って戦国武将パレードを企画したりしているのだそうです。もちろんすべてボランティアでということです。

そう言えば、去年、日本人会で写真集の展覧会も開いたし、5月の子供の日には手作りの鎧や兜を持ち込んで、親子撮影会をやったりで大人気を博しました。特に、すべて手作りと言う彼の甲冑は、まるで本物と見紛うほどの精巧さで、誰もが驚きそして感銘するのです。

そんな彼が、今年の子供の日には、my better halfの手芸作品とのコラボ展示会をやってみたい、そう言うのです。

しかし、そう言うことにはひたすら後向きなmy better halfです。しばらく悩んでいましたが、Alexの熱心な説得が功を奏したのか、渋々ながらもついに折れました。

でも、私にとってはそれからが大変でした。

会場は日本人会のクラブハウス内、時期は今年の子供の日と決めたのですが、そのための会場使用手続きや広告宣伝などの雑用など、ほとんどすべての準備は、Alexがしばらくメキシコに帰っていたこともあり、彼のリモートコントロールを受けながら私がこなしました。

見よう見まねでポスターを作り、日本人会クラブハウス内のレストランやカフェ、日本人の多く住むコンドミニアムにも頼み込んで貼らせてもらったり、武骨者の私にとっては決して楽ではない仕事でした。

子供の日は5月5日ですが、こちらはその日は祝日ではありません。なので、一日前の日曜日、5月4日にコラボ展示会をやろう、そう決めたのです。

そして、ついに先週の日曜日、5月4日がやってきました。

展示会の主会場(一部ロビー)は日本人会クラブハウス内カルチャー室5です。これは会場入り口の案内表示パネルと展示会ポスターですが、すべて私の手作りです。

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最近、新設されたカルチャー室ですのでとても綺麗です。

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展示会場入り口のウェルカム手芸小物ですが、これはmy better halfの俄か作りです。

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入り口で、うわっ、これ可愛いぃ、と誰かが言ってましたけど、これ簡単俄か作りなんですけどね。。
(注:私、門前の小僧習わぬ経を読む、の例えどおり、長年、側で眺めてきただけなのですが、知識だけは一丁前です)

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↓これが、本日の展示作品の布絵本です。
布絵本は、布の持つ柔らかさや温かさ、そしてほのぼのとした優しさを肌で感じることができる絵本です。

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my better halfは、10年ほど前に山形県庄内に住んでいた頃、初めてこの布絵本に出会い、魅せられて、地元在住の布絵本作家、穂積智津子先生に学んできました。今回は、その穂積先生からのお励ましも得た上での展示会です。

以来、10年余、一針一針手縫いで仕上げた布絵本作品は41点ほどになりました。

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かつて穂積先生に共に学んだNHK文化センターの布絵本教室の皆さま、お変わりありませんか、私も元気に過ごしています。今回先生のお許しを得てこうして作品展を開くことができたのも今まで皆さまと共に楽しく学んで来られたお陰です。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

布絵本作りは、今では私の生き甲斐になりましたが、これからも子供さんや孫たちの喜ぶ姿を想像しながら一針一針丁寧に作り上げて行きたいと思います。(以上は布絵本作者のmy better half談です)

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早速入ってきたボクたち、アハハッ、ここ、なんか入ってるよ。えっ、これラムネだよ、もらっていいの?って言ってます。(もらってもいいんだよぉ)

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一方こちらは、Alexの甲冑着付け撮影会です。

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主催者のAlexは朝から大汗かきながら、子供さんの甲冑着付けに大わらわです。
しかし、まぁ、完全ボランティアで一銭にもならないのに(それどころか会場使用料など持ち出しもあるのに)、好きでなければ絶対にやれないことですよね。

見て下さい、この子の可愛いこと。手前のヤングパパママも大喜びです。そして、それを見るAlexの嬉しそうなこと、本当に平和で微笑ましい光景ですよねぇ。

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さて、こちらはママと一緒に何を見ているのかな?

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おや、おねえちゃんはちゃんとひらがなもも読めるし、なんでも分かるんだ、すごいねぇ。でも、こうやって自分の孫娘と同い年ぐらいのこんな可愛い子を眺めていると、なぜか無性に切なくなり、思わず抱きしめたくなって困ります。

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これ、はらぺこあおむしクン(The Very Hungry Caterpillar)だよね。

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ほら、おいしそうなケーキやアイスがいっぱい並んでるでしょう。これはらぺこあおむしクンがぜーんぶ食べちゃったんだって。。こんなに食べたらお腹こわしちゃうよねー。。

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あれぇ、これ開けてもいいですかって、布絵本だよ。ハハッ、この子ウンチしてるよって。。だから言ったでしょ、開けちゃダメーって。。

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これ、オオカミと7人の小ヤギの布絵本、オオカミのしっぽ捕まえてごらん、ふさふさしてるでしょ。

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あっ、こっちもオオカミだ。そうだね、これ赤ズキンちゃんの布絵本だね。仕掛けも一杯あるから見てごらん。(これは初期の頃の作品なので、作者に言わせれば作りがかなり稚拙なのだそうです)

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これは何かなぁ、紐をほどいてみてごらん。。

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あっ、おいしそうなケーキだよ。イチゴもいっぱいのっかってるねー。。

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10時半から始めた展示会ですが、期待通りに多くの来訪者がありました。

Alexの甲冑作品とのコラボレーションだなんて、何の共通点があるのだろうかと思っていたのですが、立派な共通点がありました。そうです、共通点は可愛い子供たちでした。

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もちろん。子供やヤングパパママだけでなく、お孫さん世代のシニアの方たちも大勢見えてました。
嬉しいことに、皆さん、異口同音に、こんな布絵本って始めて見ました、すごい、すごいって言って下さいました。

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これ見て下さい。右の女の子、勇ましい女武将の着付けをしてもらい、どう?かっこいい?って、左の友達に聞いているのです。これを見て、左側のボクとおねえちゃん、最初は嫌がってたのに、心変わりしました。

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ほら、その結果がこれです。
いや、ホントに可愛いい、Alexだけでなく側で見ていた私もつい嬉しくなってしまいました。

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コラボ展示会は、夕方4時半まで続けたのですが、本当に大勢の方たちに来ていただき、主催者の一人として嬉しい限りでした。そして、夕方4時半も近くなり、まもなく展示会を閉めようかとしていたところ、最後に嬉しい来訪者がありました。

インド系マレー人のご主人と結婚なされた日本人の奥さまとそのご主人、一男一女の子供たちとお義母さま、そして、今日は遥々ペナン島からお越しいただいたと言うお義姉さまのファミリーです。

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↑Alexに甲冑を着せてもらい得意満面の息子さんを中心に記念撮影です。

ぺナンのお義姉さんは、幼稚園の先生をしていらっしゃるとのことで、布絵本にも随分興味を示されてました。

しかし、KLの家では身体のご不自由なお義母さまを介護しておられると言う奥さま「大変だけれども親日家の主人と可愛い子供たちに囲まれて幸せ」と仰っておられましたが、どうぞいつまでもお幸せに。。

さて、朝早くから夕方まで目まぐるしい一日もようやく終りました。

最後になりましたが、会場準備に始まり、作品の展示・説明などの来訪者対応、そして最後の後片付けまでも忙しくお手伝いいただいたINUさんご夫妻、MITさんご夫妻、そしてOSWさん、本当にありがとうございました。

日曜日の貴重な時間を私たちのために割いていただき大変感謝いたしております。

Alexも私たちも、今後とも世の中の皆さまに少しでも喜ばれることを生き甲斐にして精進を続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

今日は、今までとはちょっと趣を変えて、少々アーティスティックな展示会のお話でした。では、また。。

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