2014.04.16 KLIA2(その14)
MH370のニュースは依然として私の一大関心事であり、毎日あらゆる種類のメディアを目を皿のようにしながら見たり読んだりしてるのですが、このところこれと言ったニュースはありません。

いよいよブラックボックスのバッテリーが切れたと判断され、捜索の焦点は海底へと移ったようですが、それは4500mもの深海のこと。果たして事故機を発見することなどできるのだろうか、もし出来たとしてもいつのことになるのか、更には万一いつか幸運にも発見できたとしてもそんな深海からの回収など可能なのだろうか。

捜索の焦点が海底に移ったとなると、海面の捜索活動はいずれ打ち切られるということなのでしょうが、ご家族など関係者にとってみれば想像を絶する悲しみや苦しみは今後も果てしなく続くのだろうと思います。

あれよと言う間に前代未聞の航空ミステリーとなったMH370に関しては、世界各国の専門家の方々が様々な自説を発表していて、私の興味も尽きないのですが、いずれにしても地球上の現代科学を結集し、発見・回収・ミステリーの全容解明を早期に実現してもらいたいと祈るばかりです。



さて、私の住むマレーシア、MH370のことは毎日のニュースで繰り返し報道されています。この関連で防衛大臣兼運輸大臣代行のヒシャムディン氏、毎日のようにテレビにそのお顔が出てましたが、今度は一昨日(4月14日)に行われたKLIA2のORAT Exerciseのニュースでもお顔が見えていました。いや、まさに多忙を極める時の人なのですね。

ところでKLIA2シリーズの前回ブログでは、エアアジアと政府・MAHB側のバトルについて綴りました。

いよいよ目前に迫ったKLIA2の開業ですが、果たしてエアアジアはいつまでゴネていられるかと興味津々、MH370に勝るとも劣らぬぐらいに目を皿にして毎日メディアをチェックしてました。

すると本日ついに出てきましたね。

AirAsia to move to KLIA2 by May 9
エアアジア、5月9日までにKLIA2に移動 ですって。。

↑これは今日のSTAR onlineの見出しですが、同じような見出しと内容の記事を各メディアが一斉に報じました。

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この前、エアアジアがナジブ首相にこの件で泣きついたら(正しくは仲介を求めたのですが)、にべもなく「動け」と一喝された様子(これは飽くまで私がそう感じただけかも知れませんが)で、もうそろそろ限界かなぁと私も思ってました。

イミグレやカスタムも引き上げると言われ、引き上げられても残る、なんて子供の喧嘩じゃあるまいし正気の沙汰ではないと思ってました。

大体エアアジアはいつまで現LCCTにいて、いつからKLIA2で運航を開始するのか、そのことを一番知りたがっているのは他でもない乗客ですよ。

実はこの私も5月12日のエアチケットを購入していて、当日はどっちへ行けばいいのか、早くはっきりしてくれないと困るのです。(私だけでなく5月9日前後のエアアジア搭乗者はみんなそう思っているはずです)

まぁでも私は早晩こんな記事がでるものと思ってましたが案の定です。

先ずは、STAR onlineの本日の該当記事(2014.4.16付)をお読み下さい。



AirAsia Group has reversed its earlier decision and will now move to the new low cost air terminal by May 9, the final day when all operations at the existing LCCT will cease.

エアアジア・グループはこれまでの決定を翻し、現在、5月9日(既存のLCCTのすべての業務が停止される日)までに、新しいLCCTへ移動することになりました。

This change of heart comes after the Government made it clear the airline has to move to KLIA2 and that the airport has been built to suit the airline’s specifications.

(エアアジアの)この決心変更は、航空会社(訳者註:エアアジアのこと(以下エアアジアと言い換えます))はKLIA2へ移動しなければならない、そして、KLIA2はエアアジアの要求スペックを満足するように建設されたと、政府が明らかにした後に行われました。

The Government had said it would not make exceptions for any party to stay on at the old terminal after KLIA2 opens on May 2.

政府は、KLIA2が5月2日にオープンした後は、何人(なんぴと)も旧ターミナルに留まるという例外は作らないと述べました。

AirAsia is to be the anchor tenant at the new airport, accounting for more than 80% of KLIA2’s traffic.

エアアジアは新空港のアンカー・テナントであり、KLIA2の旅客数の80%以上を占めると言われています。

In a statement here yesterday, the airline said it had made all necessary preparations to move into KLIA2 in line with the operational readiness and transfer (Orat) specifications, such as airside and operations trials.

昨日(4月15日)の声明において、エアアジアは、ORAT(運用準備及び空港移行点検)のスペックに沿い、エアサイドやオペレーションの運用試験など、KLIA2に移動するための全ての必要な準備を行ったと言いました。

“With the support of Malaysia Airport Holding Bhd (MAHB), we will be able to comply with the Orat requirements to facilitate our move,’’ AirAsia Bhd executive chairman Datuk Kamarudin Meranun said.

「マレーシア空港ホールディング会社(MAHB)の支援により、我々は、我々の移動を容易にするためのOrat要求に応えることができるであろう」と、エアアジアのエグゼクティブチェアマンDatuk Kamarudin Meranun氏は言いました。

“Although there are still a few outstanding commercial issues, this should not hold back our operations at KLIA2 as planned. As such, AirAsia will move into KLIA2 by May 9.”

「依然としていくつかの未解決の商業的な問題があるが、このことがKLIA2における我々の計画的な業務を抑制すべきではない。そういうことなので、エアアジアは5月9日までにKLIA2へ移動します。」

Kamarudin said the airline was looking forward to operating from the new airport for its next stage of growth and development.

Kamarudin氏は、エアアジアは繁栄と発展の次のステージのために新空港で運航することを期待していると言いました。

“However, should the negotiations not be completed or concluded expeditiously, we hope that the Government can provide necessary mediation to enable MAHB to get its dues as the airport operator and enable the AirAsia Group to efficiently operate based on our proven low-cost carrier business model,” he said.

「しかしながら、交渉(訳者註:エアアジアとMAHB間の空港使用料などに関する交渉)は拙速に完了したり結論付けたりすべきではなく、政府が、MAHBによる空港運営者としての空港使用料の徴収と、エアアジアグループの立証済み格安航空ビジネス・モデルに基づく効率的な営業を可能にするために必要な仲裁を提供することを、我々は期待している」と、彼は言いました。

Earlier this month, the airline had said security and safety issues needed to be addressed first before it moved. To appease sceptics of the terminal’s operability issues, the Government invited the International Civil Aviation Organisation (ICAO) to examine safety issues at KLIA2.

今月始め、エアアジアは、(新空港に)移動する前に、航空保安上の問題と航空安全上の問題が最初に解決されるべきと述べていました。ターミナルのオペラビリティ(運用操作性)問題の懐疑論者をなだめるため、政府はKLIA2における安全性の問題を調査すべく、国際民間航空機関(ICAO)を招聘していました。

Four other airlines are making final arrangements to move to KLIA2. They are Malindo Air, Cebu Air, Tiger Airways Singapore and Indonesia’s Mandala Airlines.

4つの他の航空会社は、KLIA2へ移動するための最終的な準備を行っています。それは、マリンド航空、セブ航空、シンガポールタイガー航空及びインドネシアのマンダラ航空です。



いかがでしたか、これでホッと一安心と言うところでしょうか。

しかし、私が思うに、これまでエアアジアがゴネてきたのは要するに、期待以上、いや要求した以上に立派になり過ぎたKLIA2について、LCCTなのに現KLIAよりも高くなると噂されている空港諸税をいかに値切るか、その一点にあったのではないでしょうか。

そのところ、つまりエアアジアの本音は記事中の「しかしながら、交渉は拙速に完了したり結論付けたりすべきではなく、政府が、MAHBによる空港運営者としての空港使用料の徴収と、エアアジアグループの立証済み格安航空ビジネス・モデルに基づく効率的な営業を可能にするために必要な仲裁を提供することを、我々は期待している」なんて言うところにあるような気がします。

これって、つまり「両者の言い分を聞いてどちらの顔も立つように仲裁してよ」と言ってるようなものですよね。

まぁ、両者ともどこかで妥協しなくてはいけないことなので、こんな結論は最初からわかっていたような気もしますが、これ考えすぎですかね。

ただ、政府とMAHBが描いた5月2日オープンのシナリオどおりには動かず、自他共にアンカーテナントを認めるエアアジアが、格安航空の生き残りを掛けて独自路線を訴えたことは、否が応にも内外の注目を浴び、その結果ICAOの調査チームを招くことになるなど一定の効果は出た訳で、世の中に対しては安心・安全を徹底追及するエアアジアと言うアピールはできたし、空港諸税の値下げ交渉と言う第一目的のほかにも十分その副次的効果は得られたのだろうと思います。

そう言う意味では、5月2日にKLIA2で運航を開始する他の格安航空4社とは一線を画す形となったエアアジア、トニー・フェルナンデス氏以下のその深い戦略目的は達せられたと見るべきかも知れません。
(以上、筆者のまったくの私見です)



私は去年の10月の段階で、オープン予定の5月2日直後は絶対ダメ。オープン後1週間でも心もとない。せめて10日後でないと安心できない、なんて根拠のまったくない、いい加減な予想を立てて5月12日のエアチケットを購入したのですが、なんとビックリ、これが見事に当たりましたね。

過去に競馬の予想でも為替の予想でも当たったためしがないのに、こんなことだけ当たるんですね。(笑)

しっかし、5月2日はエアアジア抜きで開港、その後5月9日までにエアアジアが引越ししてきてKLIA2は本格稼働、こんなシナリオが今日明らかになったわけですが、まさかこの後最後の最後にあっと驚くどんでん返しなぞないでしょうね。(例のCCCも今週中に取得できると言ってましたし今度は大丈夫と思ってますけどね)

まさかそんなことがあったら、私はこの国をどう評価して良いのやら、きっと思いっきり悩むことになるので、どうかこのままスムーズに行きますように・・・

とりあえず、4月27日の一般公開、絶対行ってきます。次のKLIA2のブログはそのリポートにしたいと思います。

ではまた。

追記:今日(4月18日)のNST(New Straits Times)は、MAHBがKLIA2ターミナルのCCCを昨日(4月17日)取得したと報じました。そして最終ORATは4月30日であるとも報じました。

そうですか、これでいよいよホンモノですね。みなさん、大いに期待しましょうね。

あ、そうそう、私だけが勘違いしていたのかも知れませんが、エアアジア以外の格安航空4社ですけど、NSTの今日の記事を読むと5月2日にKLIA2に移転してくるのではなく、みんな5月9日までに引っ越してくるのだそうです。となると、5月2日の開業は"エアアジア抜きで"と言う文言は正しくないですね。

航空会社の移転は一晩でやるというのが当然でしょうから、各社、引越し日を決めて慌しく移転してくるのでしょうか。5月2日から5月9日までの引越日の割り振りも大変でしょうね。最大のエアアジアの引越し日は最後ですかね。各社がいつ移転するのか、それぞれの搭乗客へのアナウンスメントは最重要事項でしょうから、この辺りも大いに興味のあるところですよね。(2014.4.18)

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2014.04.03 KLIA2(その13)
実はそろそろ「朋有りシリーズ」のその4を書き初めようかと思っていたのですが、一昨日(4月1日)と昨日(4月2日)、私にとっては非常に興味のあるニュースが飛び込んできました。

そのひとつはMH370の件、なんと昨日のニュースでマレーシア警察がMAS航空機の消息不明の原因究明に繋がる有力な証拠を得たとの驚きの発表がありました。詳しくは今後の捜査に影響するので明らかにはできないと言うものでしたが、これって、本当に本当ですかと疑いたくなりますね。

まぁ、これについては今後の報道を待ちますが、いずれにしても海洋浮遊物の捜索活動が進展し時間切れになる前にブラックボックスの回収ができるように祈っています。

驚きのニュースのもうひとつは、KLIA2に関するニュースです。

もちろん私は、5月2日の開業が本当に出来るのかどうか、大いなる関心を持ってウォッチしているのですが、ここにきて事態が急進展しそうな雰囲気になってきましたね。

と言うのは、例のエアアジアと政府・MAHBとの確執が俄かに殺気立ってきたような気がするのです。

と言うことで、関係メディアのニュース報道(抜粋)にご注目下さい。

例によって、英文和訳は筆者によるものですが必要に応じて一部意訳しています。



klia2 to open next month, without AirAsia
KLIA2、エアアジア抜きで来月オープン予定

The Malaysian Insider 1 Apr 2014

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KLIA2自動チェックインカウンター

The new low-cost carrier terminal klia2, the opening of which was delayed several times, will finally be opened in May with only two airlines - Cebu Pacific and Malindo Air - operating there initially, Public Accounts Committee chairman Datuk Nur Jazlan Mohamed said today.

その開業が数度(?)も遅れた新しいLCCターミナルのKLIA2は、最終的に5月に開業するが、当初は2つの航空会社、セブパシフィックエアとマリンドエアのみがそこで運航開始することになると、本日、PAC(議会公会計委員会)議長のDatuk Nur Jazlan Mohamed氏は述べました。

He added that AirAsia will move in later, after the system is up and running and klia2 is shown to be able to operate with a lower number of passengers in the initial stages.

彼は、「エアアジアは、KLIA2のシステムが稼働して、初期段階に(エアアジアの乗客数よりも)少ない乗客数で(十分に)運用できると言うことが示されたあと、後ほど移転する」と付け加えました。

"So we decided that we will call Air Asia officials to meet us as soon as possible," Nur Jazlan added.

「だから我々は、エアアジアの担当者と会うため、できる限り早く招致することを決定した」とヌル・ジャズラン氏は付け加えた。

The airport terminal has faced almost a year of delays that has led to a war of words between its main client, AirAsia founder Tan Sri Tony Fernandes and acting Transport Minister Datuk Seri Hishammuddin Hussein.

空港ターミナルは、その主なクライアントであるエアアジアの創設者トニー・フェルナンデス氏と運輸大臣代行スリ・ヒシャムディン氏の間の論争に繋がるほぼ1年(?)の遅れに直面したのです。

Hishammuddin had said that interested parties should cease finger-pointing and put national and the people's interests first by meeting the stipulated operational date on May 2.

ヒシャムディン氏は、利害関係にある各組織は非難の応酬を止めるべきであり、5月2日と明記されている運用開始の日付を遵守することにより、国と人々の利益を優先しなければならないと述べました。

"They, not the government, picked the date because it is a private commercial venture. So, they must be responsible," Hishamuddin had said. – April 1, 2014.

「これは民間の商業ベースによるプロジェクトであるため、政府ではなく彼らがその日付を選択したのであり、そのために彼らに責任がなければならない」と、ヒシャムディン氏は言いました。



セブパシフィックはフィリピン最大の航空会社でLCCですね。マリンドエアはマレーシアのLCCですが、インドネシアのライオン航空を親会社に持つ航空会社です。

開業当初はこの二つの航空会社だけでKLIA2を運営すると言ってますが、本当にエアアジアが移転してこなかったなら、恐らく乗客数は全体の2割以下のはずなので、であれば売り上げを期待できない商業テナントだって困りますよ。こんなことが実際出来ると思いますか?



PAC to call up AirAsia over delayed KLIA2 project
PAC(公会計委員会)、遅れているKLIA2プロジェクトの件でエアアジアを招致予定

Star online 1 Apr 2014

AirAsia will be called up by the Parliament Accounts Committee to explain their views on the delayed KLIA2 project scheduled for opening in a month's time.

エアアジアは、一ヵ月内に開業が予定されている遅れたKLIA2プロジェクトに関する彼らの見解を説明するために議会公会計委員会によって招致されるでしょう。

Based on the latest development, Nur Jaslan said that KLIA2 would be operational on May 2 following a soft-launching ceremony involving low cost carriers Malindo Air and Cebu Pacific.

最新の準備状況に基づき、ヌル・ジャズラン氏(PAC議長)は、KLIA2はソフトオープンセレモニー(訳者註:グランドオープンセレモニーの対比語)の後、LCCのマリンドエアとセブパシフィックと共に、5月2日に供用開始となるだろうと述べました。

Asked if Air Asia would also begin operations at KLIA2 on May 2 he said this was a decision for Air Asia to decide.

エアアジアが5月2日にKLIA2で運航を開始するかどうかを尋ねられ、彼は、これはエアアジアが決定することだと述べました。

"They (AirAsia) will move in only after May 2. “

「彼ら(エアアジア)は5月2日以後に移転して来ます」

"As to the exact date, you have to ask Air Asia for that," he added.

「正確な日付に関しては、あなたはエアアジアに尋ねなければならない」と、彼は付け加えました。



近いうちにエアアジア(の役員)を議会に呼びつけるそうです。

日本であればさしづめ国会の予算委員会への参考人招致というところでしょうが、是非覗いてみたいものです。(でもやりとりはオールマレー語でしょうから、まだ私のマレー語レベルではちょっと無理ですね。)



LCCT to cease operations on May 9, says deputy minister
現LCCTは5月9日に運用停止予定と副大臣

Star online 2 Apr 2014

AirAsia will have to move to KLIA2 before May 9 as the Low-Cost Carrier Terminal (LCCT) in Sepang will cease operations that day, said Deputy Transport Minister Datuk Aziz Kaprawi.

SepangのLCCT(訳者註:現LCCT)は5月9日に運用を停止するため、エアアジアはそれより前にKLIA2へ移転しなければならないだろうと、運輸副大臣のアジズ氏は述べました。

He said the LCCT will be “empty” after it closes, and all the relevant agencies such as Immigration and Customs will relocate to KLIA2.

彼は、運用を停止した後のLCCTは「空っぽ」になり、そして、イミグレやカスタムのようなすべての関係機関はKLIA2に移転するだろうと言いました。

“There won’t be anything anymore at LCCT,” he said after the launch of Airport Cities World Conference and Exhibition 2014 here yesterday.

「そこはもうLCCTでもなんでもない」と、彼は、昨日の空港都市世界会議及び2014エキシビジョンの開会の後に述べました。

When asked if Air Asia had been notified, Aziz replied: “Yes, we have told them.”KLIA2, Aziz affirmed, was on track to open on May 2.

エアアジアに(現LCCTの運用停止の件を)知らせたのかどうか尋ねられ、「はい、我々は彼らに通知しました」とアジズ氏は答え、KLIA2の5月2日のオープンは順調であると断言しました。

“We will organise an open day for KLIA2 on April 27 to give Malaysians an insight into the new airport, including passes to go to the tarmac and runway,” he added.

「我々は、マレーシアの人々に新しい空港(エプロンや滑走路に行くパス(訳者註:スカイブリッジのことか?)を含む)を見てもらうため、4月27日にKLIA2の一般公開日を設定する」と、彼は付け加えました。

Four airlines will be flying in on the opening day of KLIA2 with Cebu Pacific expected to land the inaugural flight in the wee hours of May 2. The other three airlines are Malindo Air, Tiger Airways and Mandala Airlines.

5月2日のKLIA2のオープン日には、その早朝にセブパシフィックの就航開始の着陸が予定されており、計4つの航空会社がKLIA2で離着陸することになるだろう。その他の3つの航空会社とは、マリンドエア、タイガーエア及びマンダラエアです。



おぉっ、これは嬉しいニュースですね。4月27日にKLIA2を一般公開するそうです。

これは是非行ってみたいと思いますが、でも混雑するのでしょうね。



AirAsia will stay put at current LCCT
エアアジアは現LCCTに留まる予定

Star online 2 Apr 2014

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AirAsia Chief executive officer Aireen Omar

Air Asia and Air Asia X have refused to move to KLIA2, the new air terminal built specifically for low cost carriers, until all the safety and security issues have been resolved.

すべての安全とセキュリティの問題が解決されるまで、エアアジアとエアアジアXはKLIA2(格安航空会社のために特に建設される新しいエアターミナル)へ移転することを拒否しました。

Air Asia group is supposed to be the anchor tenant at the new airport, accounting for more than 80% of KLIA2’s traffic that is slated for opening on May 2.

エアアジアグループは新空港のアンカーテナントであり、5月2日に開業が予定されているKLIA2の交通量(訳者註:乗客数)の80%以上を占めると思われます。

It does not want to budge from the existing terminal known as the LCCT – which it has often referred to as the horse stable – despite warnings that the LCCT in Sepang will be closed by May 9.

エアアジアは、SepangのLCCT(訳者註:現LCCT)は5月9日までにその運用を停止するだろうという警告にもかかわらず、しばしば馬小屋とも呼ばれている既存のターミナルから動きたくないのです。

Air Asia group was responding to a statement by Deputy Transport Minister Datuk Kaprawi who said that KLIA2 would open as scheduled and the present LCCT would no longer be operational after May 9.

エアアジアグループは、KLIA2は予定通りにオープンする、そして現LCCTは5月9日以後はもはや使用できないとの運輸副大臣カプロール氏の声明に応えて言います。

He also hoped that Air Asia would join the government authorities and four other airlines – Malindo Air, Cebu Airlines, Tiger Airways and Mandala Airlines – in the big move to KLIA2.

彼(副大臣)は、エアアジアが政府機関や4つの他の航空会社(マリンドエア、セブパシフィック、タイガーエア、マンダラエア)が行うビッグムーブ(大規模移転)に加わることを希望しました。

However, Air Asia and Air Asia X stood firm and said that they would still be based at the current LCCT even after May 9.

しかしながら、エアアジアとエアアジアXはそれを拒否し、彼らは5月9日以後においてもまだ現在のLCCTに拠点を置くと述べました。

“The move to KLIA2 is imminent. However, it will only be carried out after all issues are addressed,’’ Air Asia Bhd chief executive officer Aireen Omar said.

「KLIA2への移転は差し迫っています。 しかし、すべての問題が解決された後にのみ、それは実行される」と、エアアジア最高経営責任者(CEO)のアイリーン・オマール氏は言いました。

(中略)

The group also said the two-month period for operational readiness and airport transfer (ORAT) was too “unrealistic and overly optimistic.’’
グループは、運用開始準備と空港移転(ORAT)のための2ヵ月の期間があまりに非現実的であり、あまりに楽観的であると言いました。

But the Government and airport operator, Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB), have maintained that the two-month period was adequate for the ORAT.

しかし、政府と空港運営会社(MAHB)は、2ヵ月の期間がORATに適切だったとの主張を崩していません。



上記の報道のなかで、アイリーン・オマールCEOが述べたと言う「KLIA2への移転は差し迫っているが、すべての問題が解決された後にのみ、それは実行される」の意味は、今回政府が指定した独立検査機関であるIKRAMプレミア・コンサルティング(IPC)の報告書で、誘導路やエプロンなどに亀裂が見つかり補修工事が必要と判断されたことや、ORATの実施期間が短かすぎること、そして以前からエアアジアが主張している空港諸税が現在のLCCTよりも高くなるため乗客にコストを転嫁せざるを得ないことなどから、安全・安心かつLCCにとっての正しい条件が整わない限りKLIA2への移転はできないと言うもののようです。

私は、このエアアジアの主張、特にLCCにとっての正しい条件の件は、空港諸税を下げない限りは移転したくないと駄々をこねているようにも聞こえ、なんだかなーとも感じています。

ただ、誘導路やエプロンの亀裂についてはともかく、CCCも取得できないうちにORATの大半を済ませてしまうような政府・MAHBの性急なやり方には正直言って大いに違和感を感じていますので、ここはエアアジアの主張に全面同意です。

しかし、政府は現LCCTを5月9日に閉鎖すると言い、エアアジアは5月9日以降もそこで運航を続行すると言う。物理的にそんなことができるわけがないので、これはどちらかが折れなければいけませんね。このままいつまでも平行線だとそれこそ低次元のお笑いを世界中に披露することになり、MH370の件とあわせて取り返しのつかないダメ評価を食らいますよね。



We'll see on that day, says ministry of Air Asia's refusal to move to KLIA2 on May 9
エアアジアの5月9日のKLIA2移転拒否に対して運輸省はその日がくればわかると言う

Star online 2 Apr 2014

"I cannot comment first. We will see on that day," is all Deputy Transport Minister Datuk Abdul Aziz Kaprawi is saying in response to Air Asia and Air Asia X's decision to continue operating at the present Low-Cost Carrier Terminal (LCCT) in Sepang even after May 9.

私は最初にコメントできない、その日がくれば分かるでしょうと、運輸副大臣アブドゥル・アジズ氏は、5月9日以後にもセパンの現LCCTで運航を続けるというエアアジアとエアアジアXの決定に答える形で述べています。



こうなるともう投げやりで大人気ないような感じがしてしまいます。早や、交渉や調整の努力を諦めたのでしょうかね。

それこそ粘り強く話し合い、お互いが納得できるかたちを追及しなければいけないのにと思います。

マレーシア最大の航空会社と国内航空業界の監督官庁たる運輸省などの政府側が、こんなかたちで口撃し合うなんてとても理解できません。



AirAsia appeals to Najib to resolve klia2 issues
エアアジア、KLIA2問題解決のためナジブ首相に訴える

The Malaysian Insider 2 Apr 2014

Air Asia has appealed for Prime Minister Datuk Seri Najib Razak to intervene to resolve issues over the move from the Low-Cost Carrier Terminal (LCCT) to the much delayed RM4 billion budget air terminal - klia2.

エアアジアは、現LCCTから、非常に(開業が)遅れたRM40億の予算を費やすエアターミナル( KLIA2)への移転に関する問題解決のための介入をナジブ・ラザク首相に求めました。

Chief executive officer Aireen Omar said Air Asia was more than ready to move to klia2 but it had to be done under the right circumstances.

最高経営責任者のアイリーン・オマール氏はエアアジアはKLIA2に移転する準備は十二分にできている、しかし、それは正常な状況の下でなされなければならないと述べました。



エアアジアは、今度はナジブさんを仲介者に引っ張り出そうとしていますね。そのナジブさんは今日あたりオーストラリアで、MH370のことでアボット豪首相と会談する予定だと聞きましたが、ホント、その対応が悪いなどと世界中から叩かれ始めている当事国の首相だけにKLIA2どころではないのではないかと思ってしまいます。

でも不思議ですよねぇ、こんなKLIA2の問題は今に始まったことではないのに、なぜもっと早い段階で首相のリーダーシップが発揮されないのでしょうか、これってほとんど国家プロジェクトみたいなものですよね。KLIA2って、誰かが言ったような単なる商業ベースの民間プロジェクトではないと思うのですが・・・・



以上、4月1日と2日のメディアの報道を時系列で並べてみましたがいかがだったでしょうか。

もう1ヶ月をきった5月2日のオープニングは果たしてどうなるのか、私にはまだもって予測がつきません。

と言いながらも刻一刻と期限の日が近づいてきます。国やMAHBの面子を保つための性急なオープニングには断固反対ですが、すべての問題を奇跡的にクリアして無事にオープニングデートを迎えられれば、それはもう感動です。

と言うことでKLIA2ウォッチャーにとってはまだまだ眠れない日々が続きます。

ではまた。。