2014.03.08 KLIA2(その12)
開港予定期日の5月2日まで残すところ僅か8週間、KLIA2もいよいよ大詰めのようです。

しかし、昨日(3月7日)の各メディアのKLIA2に関する記事はそれぞれ特徴がありとても興味深いものがありました。

先ず目に付いたのが、毎日目を通しているThe Sunです。

The Sunのタイトルは、
klia2 to open on May 2 without AirAsia?
KLIA2、AirAsia抜きで5月2日にオープンか?

と、タイトルもそうですが、記事の内容も、私が前回のブログ(2014.2.28)に書いたことや私が感じていることとほぼ同じです。


で、他のメディアはどうかなと思い、各紙を見ていくと、なんとこれがいろいろなんですね。

5月2日の開港に向け関係者が一致協力すべき的な記事や、いろんな問題があってとても間に合わないでしょ、安全重視してやって下さいね的な記事、そして政府が依頼した独立検査機関による安全確認の結果を待とう的な記事、など、それぞれ特徴がありとても興味深いのです。


以下、関係メディアの記事タイトルのみを書いてみますね。

(The Edge Malaysia)
klia2 likely to miss dead line again
KLIA2またもや期限を守れずか、、

(The Star on line)
KLIA's Safety to be evaluated
KLIA2の安全性は(独立検査機関により)評価される。。

(New Straits Times)
Get Ready to be amazed with klia2
KLIA2(の素晴らしさ)に驚くことを覚悟しなさい。。

(Bernama)
Low Cost Carriers should start Moving to klia2
LCC(AirAsiaのこと?)はKLIA2に引越しを開始すべきだ。。


上記の各メディアの記事内容については、ほぼタイトルに同じなので詳細は省きますが、要するに政府とMAHBは5月2日に固執している、まぁ、それはもう数え切れないほど延期を重ねて来た訳ですから、もうこれ以上の遅延は国の威信に係わる的なものがあるのは十分に分かります。

ところが、CCCはまだ取れていない、軽易な補修工事は完了しているものの、一番厄介な下水道管の補修工事は4月までかかりそう、KLIA2最大ユーザーのAirAsiaがまだ本腰を上げていない、AirAsiaは10月か11月に動くとの情報もある・・・・

ここにきて、関係者(Stakeholder)のいろいろな思惑が複雑に交差していることが容易に想像できます。

いずれにしても、あと2ヶ月を切っているわけですから、今後事態が急展開する可能性もあり、私としては毎日眼が離せない状況が続きそうです。


最後に、KLIA Info Gallery 9から最新(2014.2.14~)の工事進捗状況の写真をピックアップしてみます。

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では、また。。

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2014.02.28 KLIA2(その11)
早いもので今日で2月も終わり、明日からは3月が始まります。

3月といえば日本では、日毎に暖かさが増し、小川の水もぬるみ始め、そして桃の蕾もふくらむ嬉しい季節なのですが、ここ常夏のマレーシアでは、このところしばらく雨も降らない猛暑が続いています。

こうなるとやっぱり季節の移ろいが恋しくて、今あらためて日本の四季の素晴らしさに想いを寄せています。

さて、「2月も終わり」のキーワードでハタと気がつきました。

はて、KLIA2のCCCはまだ取れていないのだろうか?

この写真は、KLIA2工事初期の頃のもので、まだ第3滑走路も誘導路もエプロンもその姿を表す前の写真ですが、KLIA、現LCCT及びKLIA2の関係位置がよく分かる写真です。

KLIA2.jpg

確か、私が前回のKLIA2のブログを書いた後直ぐに、交通省(運輸省)の大臣代理が記者会見し、CCCの取得に失敗したことで巷に開港延期の噂が飛びかっていることを払拭するかたちで、5月2日の開港を政府として改めて約束したような記事が、いくつかの新聞などに掲載されていましたが、その中で「CCCについては心配していない、大きな問題はないのだから、2月末までには取得できるであろう」などとも書かれていたような気がします。

今日がその2月末ですよ。でもまだなんの情報もアップされていませんね。

おいおい・・・と思い、ネットをくまなく検索していると、Air Asia CEOのトニー・フェルナンデス氏のツィートにヒットしました。

以下は、氏のツィートです。

Let me make it clear. I WANT TO MOVE TO KLIA2. But we don't want Malaysians to pay higher airport tax. Must be low cost. And must be SAFE(2014-02-27 02:27)

We are being forced to use Aerobrigdes and forced to use expensive check in machines.We won't as that makes it more expensive for Malaysians(2014-02-27 02:28)

We want to move to Klia2 as soon as possible. Regulators must not sit on Malaysian Airports board and must listen to the largest customer(2014-02-27 02:30)

まぁ、以前から氏は一貫して、「エアアジアは格安航空なのだから、豪華なターミナルもエアロブリッジもそして高価な自動チェックインマシンも必要ない、それらが空港税を引き上げ、ひいては乗客により高いコストを強いることになるのは迷惑だ」などと言ってましたので、これらのツィートも頷けるのですが、注目すべきは・・・

エアアジアは、政府や空港運営会社(MAHB)が主張している5月2日の開港予定日までに、現在のターミナルから新設のKLIA2のターミナルには引越しして来ないとの、意思を暗に表示にしていることだと思います。

え、えーっ??

エアアジアが引っ越して来ないんなら、5月2日の開港なんてまったく意味ナイジャン。。

だれもがそう思いますよね。格安航空業界の草分けで、LCCT最大のユーザーであるエアアジア抜きのKLIA2なんて、もぬけの殻状態で開店休業必至だろうし、さてそうとしたら政府やMAHBはどうするんですかねー。。だったらウチもまだ入店しないなんてテナントがでてきて当然ですよね。。

氏にしてみたら、空港使用料の値上げや今回のCCC取得失敗による安全・確実性軽視の問題に、KLIA2最大ユーザーの立場から警鐘を鳴らしていると言うことだろうとは思いますが、それにしても政府、MAHBが敷いたレールには乗らないエアアジアを褒めるべきか、非難すべきか、まだまだ注視が必要なことは確かだと思います。



今朝、トニー・フェルナンデス氏のツィートを読んだ後、いつものThe Sunに目を通すと、今度は、、、
AirAsia to move to klia2 in October or November
(エアアジアのKLIA2への引越しは10月または11月)
の大見出しのついたショッキングな記事に遭遇しました。

そして、サブタイトルには、
Airline indicates that delay in shifting to new LCCT will have minimal impact on growth plans:Alliance Research
(エアアジアは新LCCTへの移動を遅らせることが成長計画への影響を最小限にすることだとしている:アライアンス・リサーチ)
とあり、トニー・フェルナンデス氏のツィート内容に一致する内容の記事がだらだらと続いていました。

がっかりして、英文和訳の元気もなくなっちゃったので、今回は、その記事全文や全訳文を載せることはしませんが、とどのつまり、これでエアアジアは、KLIA2が例え5月2日に開港したとしても半年遅れでないと移転しないことが明らかになったと言うことですか。。。モゥダメポ゙━━。゚(。ノωヽ。)゚

あーぁ、これで私の5月12日のKLIA2からのエアアジア搭乗が絶望的になりました。ヽ(≧Д≦)ノ ウワァァン!!

で、でもこれってトニー氏のブラフ(bluff)かも・・・なんてまだちょっぴり期待している自分もいたりして、、、。(しつこいぞ、いい加減に諦めろよ、ってもう一人の自分が言ってます)



皮肉にも、The Sunの次のページ(21面)に、「エプロンや誘導路や滑走路で見つかっている亀裂は表面的なものであり、開港までには十分修復が可能であるので安全上の問題はない」とする交通省民間航空局(DCA)の記者発表コメントが掲載されていましたが、この国の不可解さをあらためて感じざるを得ない今日この頃です。

ではまた。。。



追記:昨日(2月28日)、KLIA2のメインターミナルが工事業者からMAHBに引き渡されたとの記事が、今朝(3月1日)のBUSINESS TIMESに掲載されました。しかし、CCCについてはまだ取得できておらず、下水道関係の補修工事が完了する4月までに取得できる見通しとのことです。

昨日までの報道によると、政府もMAHBもいまだ5月2日の開港に固執しているもようですが、いくら自前でできる予備ORATがあるとは言え、空港業務関係機関をすべて巻き込んだ総合ORATがCCCの取得前に完了するはずもないと思うのです。

国の威信を掛けたKLIA2であるからこそ、面子や責任などよりも利用者の安全・安心を万全にすべきと私は思いますし、この点ではAirAsiaのトニー氏の主張に同じです。

2014.02.04 KLIA2(その10)
MAHB says yet to receive CCC for KLIA2 terminal building
(MAHBはまだKLIA2ターミナルビルのCCCを受領していない。)

Malay Mail On Line Posted 4 February 2014

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(これは今日Malay Mail OnLineに掲載された写真ですが、スカイブリッジでしょうか?)

Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB) has yet to receive the Certificate of Completion and Compliance (CCC) for the KLIA2 terminal building from UEMC-Bina Puri joint-venture (JV), which was scheduled on January 31, 2014.
マレーシア空港ホールディングスBhd(MAHB)は、まだUEMC-ビナ・プーリ共同企業体(JV)から、2014年1月31日に予定されていたKLIA2ターミナルビルの完成・適法証明書(CCC)を受け取っていません。

In a filing to Bursa Malaysia today, MAHB said it would continue to engage with UEMC-Bina Puri JV on the next course of action in regard to the issuance of the CCC and the commencement of Operational Readiness and Airport Transfer.
本日、Bursaマレーシア(マレーシア証券取引所)へのファイリングにおいて、MAHBは、CCCの発行及びORAT(新空港施設機能の運用準備及びLCCT施設の移動)の開始に関し、次なる行動方針をUEMC-ビナ・プーリJVと継続審議すると述べました。

“All efforts are being taken to support UEMC-Bina Puri JV towards the completion of the terminal building to enable the opening of KLIA2 on May 2, 2014,” it said.
「2014年5月2日のKLIA2開港を可能にするため、ターミナルビルの完成に向けてUEMC-ビナ・プーリJVをサポートすることにすべての努力が指向されている。」と、MAHBは述べました。



やっぱりでしたか・・・・、1月31日が期限だから、私は2月1日の朝から今日(2月4日)までニュース検索しっぱなしだったんですが、ネットにもテレビにもどこにもなんにも見当たらず、チャイニーズニューイヤーだからメディアも力が入っていないのかなぁなんて思ってました。

でも、期限までにCCCを取得したなら、絶対にMAHBもJVも声高にその成果を謳うだろうし、なんか変だなぁと私の第六感がそう感じてもいました。

そうしたら、今日になってこのとおりです。

やっぱりなぁぁぁ、、この国の一体誰が狼少年なのでしょうか?

なんか去年の12月ぐらいから、なんだかんだと周りが騒がしくなってきて、オープンがまたもや遅れるだろうなんて情報が乱れ飛んでましたけど、この調子じゃ本当に遅れそうですね。

この件では、現地視察した担当大臣(代理)が記者会見まで開いて、遅れることはないと大見得を切ってましたので、私は正直期待していたんですけどね・・・・。

でもまだ遅れると発表されたわけではないので、私はまだあきらめてはいませんから!!

MAHBにしろ、当のJVにしろ、政府にしろこれだけすったもんだしたKLIA2ですから、世界中が注目しているわけですし、もう何がなんでもやるっきゃないでしょう。

かと言って安全安心をないがしろにはできないしで、弱り目に祟り目とはまさにこのことですなぁ・・なんて皮肉を言ってる場合じゃないですね。

私だって、5月2日の開港を当てにして5月12日のエアアジアのチケットを買ってるわけですし、正直、2、3日いや1週間ぐらいなら遅れても構わないからひとつなんとかよろしくお願いしたいものですよね。(すみません、自己中で・・)

Malay Mail OnLineの記事にもあった、Next Course of Action、例えばCCCがなくたってできるORATは先にやるとかいろいろ考えているんでしょうけど、ホントにしっかり頼みますよね。



と言うことで、今日はちょっとがっかりしたKLIA2のニュース速報でした。

2014.01.11 KLIA2(その9)
KLIA2の続報です。

前回、KLIA2(その8)を書いてからまだ10日も経っていないのにちょっと早すぎるかとは思いますが、南国新聞などによる再延長の懸念情報を打ち消す政府側の公式記者発表がありましたので、それを綴ってみたいと思います。

今週、KLIA2を視察した交通大臣による記者会見があり、各メディアは、これを1月7日と8日に一斉に報じました。

以下はスターオンライン(THE STAR online)の1月8日の記事です。なお、この記事には、貴重な動画ニュースが載っていましたのでこれを含めて転載させていただきます。(今まで見えていなかった新ターミナル内外の映像が入っています。)

なお、いつもどおり日本語訳は筆者によるものですが、一部意訳するとともに必要と思われる注釈を付け加えています。

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KLIA2 now 98% completed
STAR ON LINE 8 Jan 2014

SEPANG: KLIA2 is in need of a mere 2% of work to be completed before the much-anticipated new terminal is ready for full operation.
SEPAN発:待望の新ターミナルがフル稼働準備を整えるまで、KLIA2は僅か2%の作業工程を残すのみとなりました。



Acting Transport Minister Datuk Seri Hishammuddin Hussein said it was expected to be ready on May 2.
交通大臣代理のDatuk Seri Hishammuddin Husseinは、5月2日に(開業することの)準備はできていると言いました。

“The project is now 98% completed and all parties are working hard 24/7 to meet its deadline,” Hishammuddin told a press conference after an official site visit with the ministry’s task force members and reporters here yesterday.
「プロジェクトは現在98%完了している、そしてすべての関係者は最終期限に間に合わせるために一生懸命24時間年中無休で働いている。」と、Hishammuddinは昨日、交通省の(KLIA2)特別任務担当者と共に訪れた公式現地視察の後の記者会見において、リポーターに話しました。

He said the project was expected to receive its Certificate of Completion and Compliance (CCC) – given by the architects, engineers and building draughtsman registered with the Board of Architects Malaysia (LAM) by the end of the month.
彼は、「プロジェクトは、マレーシア建築委員会(LAM)に登録された建築、技術そして建物設計者によって与えられる(新ターミナルの)完成・適法証明書(CCC)を月末までに受け取る予定である。」と述べました。

This would allow the process of getting the airport operationally ready to be under way.
これは、空港の開業準備を予定どおりに進行させるプロセスを可能にするものです。

It was reported that the joint venture between UEM Construction Sdn Bhd and Bina Puri Sdn Bhd had announced that the work package for KLIA2 would be completed by the stipulated deadline of Jan 31.
UEMCとBina Puri共同企業体は、これまで「KLIA2のためのワークパッケージは定められた1月31日の最終期限までに完成させる。」と宣言したと報道されています。

Malaysia Airports Holdings Bhd aims to open the KLIA2 for operations on May 2 following the missed completion date of April 30, last year.
マレーシア空港ホールディングス(MAHB)は、達成できなかった昨年4月30日の完成予定期日を変更し、本年5月2日のKLIA2開業を目指しています。(訳者註:正確には昨年4月30日は工事の完成予定期日であり、開業予定期日は昨年6月28日となっていました。)

Hishammuddin also assured that the estimated budget of the project would not exceed the RM4bil cap.
Hishammuddinはまた、プロジェクトの推定予算額は40億リンギ(キャップ取引)を超えないことを確証しました。

Asked if KLIA2 was a low-cost terminal or a hybrid airport, he said the status would be determined at a later time.
KLIA2がローコストターミナルかハイブリッド型空港であるかどうかを尋ねられて、彼は、(そのような)ステータスは後ほど判断されるものだ、と言いました。

“The airport is unique from the other airports and has even received international recognition by retaining our seat in the International Civil Aviation Organisation (ICAO).”
「空港(KLIA2)は他の空港より斬新であり、国際民間航空機関(ICAO)に我々の席を確保することによって、国際的な認知さえ受けました。」(訳者註:マレーシアは昨年10月、カナダでのICAO総会において、加盟190ヶ国の中の理事国として引き続き選出されている。)

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以上ですが、要するに、公式に視察した担当大臣(代理)が視察後の記者会見で、5月2日の開業は大丈夫だと自信のある発表を行ったのです。

一部で懸念されていた今月末の新ターミナルのMAHBへの引渡しが間に合わないのではないかと言うことを否定した会見です。担当企業が「大丈夫」と言い、監視・監督している政府側責任者が実際に現場を視察した結果として「大丈夫」と言ったのですから、これはもう信じるしかないでしょう。

もし、もしもこの約束が反故になったら、守られなかったら、それこそお笑いですよね。ICAO理事国など返上しなくてはならないほどのことですよ。

いずれにしても月末のHand Overまであと3週間を切りました。結果は直ぐそこにあります。

私は、大いに期待してこのHand Overを見守ります。

ではまた。。
2014.01.02 KLIA2(その8)
皆さん、新年明けましておめでとうございます

今年も健康に留意しながら益々のチャレンジに努めて参りますので、今後も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

さて2014年最初のタイトルはKLIA2です。魚にしようか(笑)、KLIA2にしようか迷ったのですが、個人的には魚よりも興味のあるKLIA2にすることにしました。


KLIA2ターミナル施設のほぼ全景とRWY3の一部の空撮画像です。(借物画像です。)

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昨年、今年の一時帰国の期日を検討した際の重要な考慮要件がこのKLIA2の開業期日でした。始めは消費税の値上がり前の3月末頃にしようかと考えていたのが、結局5月のKLIA2の開業まで待つことにしたのです。それほど、オープン直後のKLIA2を実際に利用してみたい、スカイブリッジをいち早く渡ってみたいと言う気持ちが強かったのです。

なので、既に5月12日発のエアアジアのチケットを購入しています。

ところが、ここに来てその開業期日が再延長されるのでは、などと言うけしからん情報が先月、師走のKLを飛び交っていたのです。

KL在住の日本人の方たちの中には、そのことが既に決定されたかのように仰る方も大勢いて、私は俄かにこの情報の真偽を確かめざるを得なくなりました。

調べ始めて直ぐに分かりましたが、日本人の方たちの情報の入手先は、南国新聞の新年特集号です。

なるほど、そこには12月17日付けの中国報(ビジネス版)から得た情報として、KLIA2の開業は9月25日になりそうだとの記事が掲載されていました。

早速、私は、この中国報の記事探しを始めたのですが、なかなか該当の記事にヒットしません。そうしているうちビジネスタイムズ(Business Times)と言うThe New Straits Timesのビジネス版に関係の記事を見出しました。記事を読んでみると、どうやらMAHBの担当者がビジネスタイムズ紙の記者に語った内容のようです。

中国報の記事がこれとは異なる独自取材によるものかどうかは分かっていませんが、その他のメディアの同様記事も元を辿ればすべてビジネスタイムズの引用記事であることからすると、このビジネスタイムズ紙の記事にこそ信憑性があるような気がします。

と言うことで、この該当記事の全文を掲載してみます。なお、日本語訳は筆者によるものですが、一部意訳するとともに必要と思われる注釈を付け加えています。

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Concern over klia2's opening

BUSINESS TIMES Published: 2013/12/17
(The New Straits Timesのビジネス版)

OPERATION REHEARSAL: Another delay possible if contractors miss January deadline, says MAHB
開業リハーサル: もしコントラクター(工事請負会社)が1月の(工事)最終期限に間に合わなければ、さらに(開業が)遅れる可能性がある、とMAHBは言いました。

DOUBTS have resurfaced over the opening of the RM4 billion Kuala Lumpur International Airport 2 (klia2),which is scheduled for May 2 next year.
来年5月2日に予定されている (総工費)40億リンギのクアラルンプール第2国際空港(KLIA2)の開業への疑念が再浮上しています。

Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB) is concerned that another delay may be imminent should the key contractors be unable to hand over the main terminal by end-January.
マレーシア空港ホールディング(MAHB)は、主要なコントラクターが1月末までにメインターミナルを(MAHBに)引き渡すことができないならば、更なる遅れが差し迫ると懸念しています。

"The targeted launch of the airport, which is 95 per cent completed, is dependent on its contractors' abilityto meet the deadline in handing over the terminal with the Certificate of Completion and Compliance (CCC) by January 31," said MAHB senior general manager of construction, Mohd Zaifuddin Idris.
95%が完成している空港の目標開業は、1月31日までに完成・適法証明書(CCC)を添えてターミナルビルディングを(MAHBに)引き渡すと言うコントラクターの最終期限遵守の能力に拠ります、とMAHB上級事業部長のMohd Zaifuddin Idrisは述べました。

Only after that would MAHB be able to start airport operation rehearsal, or Operational Readiness and Airport Transfer (ORAT).
(ターミナルの引き渡しを受けた)その後にのみ、MAHBは空港の開業リハーサルまたは運用準備や空港の移転(ORAT)を開始することができるのです。

MAHB plans to carry out ORAT over three months, Zaifuddin told Business Times on Friday. The ORAT is supposed to be completed by end-April.
MAHBは3ヵ月の間、ORATを行う予定であると、Zaifuddinは金曜日にビジネスタイムズに言いました。 ORATは4月末までに完了の見込みです。

"Our worry is that upon inspection by the Fire and Rescue Department, the contractors could not hand over the airport to us on time.
我々の懸念は、消防及び救難当局による点検(が間に合うかということ)であり、コントラクターが予定どおりに空港を我々に引き渡すことができないのではと言うことです。

"If the handover is delayed, then there is a possibility that the opening of klia2 will be revised," Zaifuddin said.
もし引渡しが遅れるならば、KLIA2の開業期日が修正されるという可能性があると、Zaifuddinは言いました。

Generally, ORAT is undertaken over one year but some airport operators do it in six months, depending on the size of the terminal.
一般的にORATは1年の間行われます。しかし、ターミナルの規模に応じて(異なりますが)、一部の空港運営者は6ヵ月でそれを終了する場合もあります。

In klia2's case, MAHB plans to complete the testing and commissioning in three months.
KLIA2の場合、MAHBは3ヵ月で運用試験と初度点検を完了させる予定です。

Equipment such as the baggage handling system, check-in system, signage and IT system as well as the lighting in the terminal will be tested.
(ORATでは)手荷物取扱いシステム、チェックイン・システム、標(表)示システムと通信システム並びにターミナルの照明設備などがテストされます。

The process involves stakeholders of the airport as well as members of the public.
(ORATの)プロセスには、空港株主並びに市民も関与します。

Zaifuddin said the decision was made based on the stakeholders' familiarity with the systems that are being used in KLIA.
Zaifuddinは、(ORATの)決定は、空港株主が熟知している現KLIAのシステムに基づいて行われる、と言いました。

"We are just extending the systems from KLIA to klia2. That is why we should be able to reduce the time for ORAT to just three months," he said.
我々は、単にKLIAからKLIA2にシステムを拡張しているだけてなので、ORAT期間を3ヵ月に(短縮)することが出来るのだ、と彼は言いました。

The completion date of the airport has been revised at least three times.
空港の完成期日は、少なくとも3度修正されました。

The delay was caused by changes in the job scope that included an increase in the size of the terminal from 150,000 square metres to 257,000 sq m, installation of a fully-automated baggage handling system, construction of an additional 68 gates and 80 aerobridges, and increasing the height of the air traffic control tower from 77m to 134m.
(これまでの完成期日の)遅れは、ターミナルの規模を(総床面積)150,000平方メートルから257,000平方メートルに増加したこと、全自動手荷物取扱いシステムを導入したこと、68のボーディングゲートと80のエアロブリッジを追加したこと、そして管制塔の高さを77mから134mに変更したことなどに起因する(工事全体)計画の見直しによるものでした。
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以上、ビジネスタイムズの記事全文とその訳文でしたが、明らかなことは、開業延期を断(推)定した記事ではないこと、飽くまでコントラクターによる工事の遅れがあるならばと言う仮定の記事です。

まぁ、MAHBとしてはコントラクターによるターミナルビルの引渡しが遅れれば、それに連れて自動的に開業が遅れるわけで、もしそうなった場合の予防線を早くも張ったようにも思えます。

ただし、じゃぁ、コントラクター側の工事進捗状況や期限遵守の可否に関するコメントはどうなっているのかと、と誰もが当然気になるわけです。

この国ではこの辺が面白いのですが、期待しているとそれに違わずちゃんと情報が出てきます。それから1週間後の12月24日に、各メディアが一斉にコントラクターによる反論記事を掲載したのです。

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UEM Construction & Bina Puri say will complete KLIA2 work in time

STAR ONLINE 24 Dec 2013

KUALA LUMPUR: UEM Construction Sdn Bhd and its joint venture partner Bina Puri Sdn Bhd issued a statement Tuesday saying they were on track to complete their KLIA2 work package – comprising main terminal building, satellite building, sky bridge and piers – in time
UEMC会社とその共同企業体のパートナーであるBina Puri会社は、火曜日、「メインターミナルビル、サテライトビル、スカイブリッジ及びボーディングピアから成るKLIA2の一体工事を期限内に完成させることは順調である。」との声明を発表しました。

Managing director, Mohd Razin Ghazali, of UEM Builders Berhad, the parent company of UEM Construction, said they were striving to ensure the physical completion of works and to obtain the Certificate of Completion and Compliance (CCC) for its portion by Jan 31, 2014.
UEMビルダー会社(UEMCの親会社)の常務、Mohd Razin Ghazaliは、彼らが工事の物理的な完成を確実にして、2014年1月31日までに完成・適法証明書(CCC)を取得できるように努めていると言いました。

He assured that while meeting the deadline was the objective, the safety and operational efficiency of the new airport would not be compromised.
彼は、最終期限に間に合わせることが目的である一方、新空港の安全性と運航効率は妥協されるものではないことを保証しました。(訳者註:契約期限の遵守と安全性・効率性を両立させるという意)

The main terminal building, satellite building, sky bridge and piers package awarded to the JV partners is worth RM997mil. The package is one of 32 initial packages that was awarded by MAHB to various companies at the start of the project.
共同企業体の各パートナーに与えられたメインターミナルビル、サテライトビル、スカイブリッジ及びボーディングピアのパッケージは9億9700万リンギの価値があります。(この) パッケージは、(KLIA2全体)プロジェクト開始時点に、MAHBによって様々な会社に与えられた32の初度パッケージのうちの1つです。

Matthew Tee, group executive director of Bina Puri Holdings Berhad, said despite the many challenges faced, the JV partners were working hard to ensure the Operational Readiness & Airport Transfer (ORAT) process could commence on Feb 1, 2014.
ビナ・プーリ・ホールディングのグループ専務取締役のMatthew Teeは、直面する多くの難題にもかかわらず、JVパートナーは、(MAHBによる)運用準備や空港の移転(ORAT)のプロセスが2014年2月1日に確実に開始できるよう懸命に努めている、と述べました。

“We have received good cooperation from all parties, and we hope this will continue for the next month,” added Tee.
我々はすべての相手方から良好な協力を得ています。そして、我々はこれが来月の(引渡しの)ため継続されることを望んでいます、とTeeは付け加えました。
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と言うことで、これを読む限り、JV(コントラクター)の工事は順調であり1月末の引渡しに何の疑念もないとの自信表明のように思えますがいかがでしょうか。

それにしても、何故いつもこうなんでしょうね。工事発注側と工事請負側が逆の記者発表をするなんて考えられないし、こんな重要な事柄が何故事前の下調整もなしに表に出てくると言うのは不思議でたまりませんね。

しかもそれにメディアが飛びついて新聞やネットに掲載される。迷惑するのはいつもこちら(Public)ですよね。

ところで、肝心の政府側はどう判断しているのかと言うことですが、実は、12月17日のビジネスタイムズにMAHB側のからの遅れの懸念が掲載されたその前日の12月16日に、KLIA2の進捗を監視する政府側責任者の交通副大臣が、メディアの取材に対して、1月末までにJV側の引渡しが予定どおりであれば、KLIA2の開業遅れは生じないのコメントを発しています。

そして、翌日MAHBの遅れの可能性ありのコメントです。

これってなにか関係があると思いたくなりますよね。

既に5度も開業時期を延期してきたMAHB、国に対しても国民に対してもさらなる延期などとんでもない話ですよね。それこそ関係者の首が飛ぶどころの話ではないのではと思います。

MAHB側の関係者でなくても最早1ヶ月半後に迫った引渡しは大いに気になるところだし、もし引渡しが予定どおりに行われたとしても今度は自分たちの責任でやらなければならないORATが計画どおり3ヶ月でこなせるかどうか、などなど心配の種は尽きないと思うのです。

そこで事前に万が一に備え、メディアを利用して大胆な予防線を張ったのではないか、ひねくれ者の私などはそんな風に考えてしまいます。

そりゃ、滑走路の地盤沈下による凹凸の生起、エプロンの亀裂(注:エプロン=駐機場は日本道路マレーシア現地法人が施工担当とのこと)、ターミナルビルの天井からの水漏れ、各種システムのプログラム不具合、などなどは確かにあるかも知れませんが、こんなことは想定済みの筈でなければならないし、既に工事開始から相当な年月を経た現在に至っては、これらが再延期の原因であろうはずがないと私は思います。

まして、既に第3滑走路の飛行点検(離着陸点検)は終了しておりDCA(民間航空局)からの合格のお墨付きも出たとのことですのでなおさらですよね。


これはRWY3の離着陸点検に使用したマリンドエアB737からの撮影画像のようですが、KLIA2のターミナルやスカイブリッジ、ピアなどが良く撮れています。(借物画像です。)

201401012001.jpg

新旧管制塔の関係位置やRWY3の状況などが鮮明に分かる一枚です。(借物画像です。)

201401012002.jpg

その後、KLIA2開業期日の再延長については、特にどこのメディアにもなんの情報も載りませんが、私としては、昨年末に南国新聞などが打ち上げた再延長?の情報には踊らされたくない気持ちなのです。

大体、中国報(ビジネス版)の情報としながらも、9月25日などと言う具体的な日付にどれほどの信憑性があるのでしょうか。確かに、KLIA2の工事については実に様々な噂があることは承知しています。ある投資家サイドの情報では、開業が2015年1月だとするものもあるようです。

これらの情報を根拠づける話として、地盤沈下が止まらないとか、工事を急ぎ過ぎたためにエプロンに亀裂が生じているとかいろいろありますが、いずれも事実確認が不可能な情報です。(政府や工事を担当している当事者が否定しているのに、根も葉もない情報を信頼するわけには行きません。)

そんな中、JCKLコミュニティの巷の情報も完全に9月25日に再延長決定で独り歩きしています。つくづく思いますが、情報と言うのはその真偽のほどを確かめないと、思わぬ害になりかねません。

もちろん、真偽を確かめることは容易ではないし、もともと何が本当で何がウソなのかなどを調べても意味ないことも多くあります。

しかし、意図的か意図的でないかは知らず、脈絡なく突然出てくる情報と、それに輪をかけたようないい加減な伝聞情報(また聞き情報)には踊らされることのないよう、せめて情報源を辿り情報源情報を確認するぐらいのことは出来る限り努力したいと思います。

今回のKLIA2の再延期情報の結論:不明

と言うことで、この国のKLIA2、まだまだ安心してはいられない状況のようです。でもまだ再延期が決定した訳ではないことだけは確かなようなので、とりあえずは今月末のJVによる引き渡しを見守りたいと思います。(もちろん、私はまだ5月2日開業に望みを託しています。)

新年早々、大変硬い難しい話題で失礼しました。

ではまた。。
2013.08.31 KLIA2(その7)
今日からブログのトップ画像をKLIA2に変えました。

8月一杯、皆様への暑中お見舞いを兼ねて、思い入れのある鳥海山を掲げていたのですが、昨日孫たちの見送りでKLIAに行った際、KLIA2の進捗状況を確認しようと、近づけるぎりぎりまで行って写真を撮ってきましたので、それをしばらく載せることにします。

201308301003.jpg

本当はもっと近づいて、全体の工事進捗状況が分かる写真を撮りたかったのですが、やむを得ません。

ところで、このKLIA2の最近の工事状況の写真や動画は、ほとんどWEB上にアップされていませんよね。なぜなのかちょっと不思議です。

今年(2013年)の3月末まで、KLIA2の詳細を紹介していたWEB SITEのMalaysia KLIA2 Information
(http://www.klia2.info/)でも、その後の工事写真等のupdateはストップしているし、他の方のブログにも関連の写真や動画はほとんど見当たりません。

あの頃、開港遅延の件でいろいろ揉めていたことが原因なのかは知る由がありませんが、KLIA2の開港日は既に2014年5月2日と公表されていますので(写真などをアップしても)なにも問題がないと思われるのですけどね。

KLIA2に関する私の先のブログで、ターミナルビル関連の工事遅延のことは分かったが、滑走路、誘導路、エプロン、灯火、航空管制施設・機器などの工事のことはどうなっているのか、さっぱり情報が出て来ないと書きました。

なので、その後この件を引き続きウォッチしていたのですが、8月21日付けのWEB新聞(The Sundaily)で滑走路工事の進捗記事をようやく目にしました。

以下は、その抜粋です。(和文は筆者訳ですが、一部意訳しています。)
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KUB completes 95% of KLIA2 runway works
Posted on 21 August 2013
The Sundaily

PETALING JAYA (Aug 21, 2013): KUB Malaysia Bhd said it has completed about 95% of the runway works at KLIA2 in Sepang, adding that test runs on the runway will be held on Aug 30.

KUB Malaysia Bhdは、SepangのKLIA2における滑走路建設工事のおよそ95%が完了したと述べ、滑走路の運用試験は8月30日に行われると付け加えました。

KUB Builders Sdn Bhd, a unit of KUB, was awarded a RM268.8 million contract in October 2011 to build the 3.96km third runway, parallel to connecting taxiways and other associated works at the new low-cost carrier terminal.

KUB Builders Sdn Bhd(KUBグループの一員会社)は、2011年10月、(滑走路との)接続誘導路や新LCCTにおける他の関連工事と3,960mの第3滑走路建設工事の2億6,881万リンギの工事契約を請け負いました。
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なるほどねー、と思います。

第3滑走路の建設工事の95%をこのほど完了したと言うことは、開港遅延で揉めていた今年の3月頃は、まだまだ建設工事真っ最中だったと言うことですよね。

となれば、以前私が案じていたように、開港が間に合わない大きな理由のひとつが、この滑走路などの工事遅延だったと思うのですが、当時の新聞などにはなにも情報が載りませんでしたね。

まっそれはともかく、95%が完了したと言うことは、今度は間違いないのでしょう。

でも、一部新聞等には、誘導路や灯火設備などの付帯工事を含む滑走路等工事の完成は2013年11月予定との情報もあり、まだまだウォッチが必要なようです。


次に、8月19日付けのThe STAR ON LINEのビジネスニュースのなかで、KLIA2の全体工事の進捗率に関する記事がありました。

交通副大臣の記者発表記事ですがその一部を紹介します。
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Construction of KLIA2 92% completed,total costs around RM4b

Published: Monday August 19, 2013
Business News/THE STAR ON LINE

SEPANG: Construction of Malaysia's KLIA2 low-cost air terminal is 92% completed and its terminal building is 96% completed with major packages completed.

マレーシアのKLIA2格安航空ターミナルの建設工事は(全体で)92%、ターミナルビルについては主要工事を終了し96%が完成しました。

These are the district cooling system, Express Rail Link track, taxiway linking runway two to KLIA2, air traffic control tower, traffic control equipment installation, elevated roads to the terminal,
eastern aircraft parking apron and the main drainage and utility works.

これら(訳者註:完成工事の内訳)は、地域冷房システム、ERL(KLIAエクスプレス)の鉄道延伸、第2滑走路との接続誘導路、空港管制塔、航空交通管制機器の設置据付、ターミナルへの高架出入道路、東駐機場、主要排水設備及びその他のユーティリティ(電気、ガス、水道等)工事です。

Deputy Transport Minister Datuk Abdul Aziz Kaprawi said on Monday that "there will absolutely be no more delays nor cost increases."

交通副大臣Datuk Abdul Aziz Kaprawi氏は、(今後は)更なる遅れも建設費増も全くありません、と月曜日に述べました。
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これ、96%が完成したと言うターミナルビル関連工事の内訳に注目ですね。

これなら、来年5月の開港は間違いない気がします。
もっとも、今後幾多の運用準備点検や試験をすべてクリアできての話ですが。。


この写真は、トップ画像とほぼ同じ場所で撮影したものです。

201308301002.jpg

地上高93Mの空港管制塔(KLIA2Infoによれば、第3滑走路及び将来建設予定の第4滑走路の離着陸管制業務、並びに第2滑走路の予備管制業務を担当)と、ターミナルビル等が望めます。


これは、KLIA高速道路(E6)から分岐してKLIA2にアプローチする高架道路です。

201308301001.jpg

KL方面からE6を走って行くと、KLIAの手前約2kmで左に分岐して、高架道路を伝い、右方向のKLIA2のターミナルにアプローチすると言うことになります。


これは、ERLの鉄道線路がKLIAからKLIA2に(左から右に)、約2km延伸しているのが良く見える写真です。

201308301000.jpg

つまりERLは、最初にKLIA駅、次いでKLIA2駅に着くと言うことのようです。

ちょうど、羽田と同じですね、第1が先、第2が後。これ、時々間違うんですよね。
成田の場合は先に第2、次いで第1ですからね、なんてどうでも良いことですね。


以上、KLIA2シリーズを久しぶりに更新しましたが、いかがでしたでしょうか。

2014年5月の開港予定ということで、まだまだ先のことですが、すべての準備を滞りなく終え、安全・安心最優先のハイブリッドエアポートの華やかなオープンを今から楽しみにしています。

では、また。。
2013.06.19 KLIA2(その6)
昨日、ついにKLIA2の開港予定日が明らかになった模様です。

本日の新聞情報ですが、来年4月30日にプロジェクトが完成、
そして開港日はその2日後の来年5月2日だそうです。

ナジブ・ラザク首相指示による現行の開港予定期日の今年6月28日より
なんと約1年もの遅れとなります。

しかし、これでは首相の面子丸つぶれかと思うのですが、ここまで
首相のコメントなど一切聞こえて来ないのも摩訶不思議ですよね。

ともかく、これまで噂でしかなかった開港予定期日がはっきりした
ことは一歩前進ですね。

ということで、本日の該当記事全文をアップしてみます。
和文はこれまで同様、筆者訳ですが、一部意訳しています。

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KLIA2 to open on May 2, 2014

Posted on 19 June 2013 - 05:39am
sunbiz@thesundaily.com
PETALING JAYA (June 19, 2013):

KLIA2, the new low-cost carrier terminal in Sepang, is now targeted for
completion on April 30 next year and is to open for commercial operations
on May 2, almost one year behind the latest target date set and exceeding
analysts' assumptions of a six-month delay.

KLIA2(Sepangの新しい格安航空会社ターミナル)は、今、来年4月30日が
(プロジェクトの新しい)完成目標となり、6ヵ月は遅れるだろうとしたアナリストの
想定を超える現目標期日のほぼ1年後の5月2日に営業開始の予定となりました。

The opening of KLIA2, which was expected to start operations on June 28
this year, was delayed for a fifth time after contractors working on the
new terminal requested more time to come up with a revised date for the
completion of the project.

新ターミナルの(プロジェクト)請負会社が、プロジェクトの完成には
まだ多くの時間が必要と(MAHBに)要求した後、今年6月28日に運用開始の予定で
あったKLIA2のオープニングには、(今回で)5回目の遅れが生じることになりました。

In a statement yesterday, Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB) said the
UEMC-Bina Puri Joint Venture, the contractors for the main terminal building,
has confirmed that the completion date will be April 30, 2014 inclusive of
securing the Certificate of Completion and Compliance and Operational Readiness
& Airport Transfer as obligated under the contracts.

昨日の声明において、マレーシア空港ホールディングス会社(MAHB)は、
UEMC-Bina Puri 共同企業体(主ターミナルビルの請負契約者)が、
(プロジェクトの新)完成期日は2014年4月30日であり、それは(その期日までに)
工事の完成、コンプライアンス(の完成)、運用開始準備態勢(の完成)並びに
(現LCCTから新LCCTへの)空港移転(の完成)が、(プロジェクト請負)契約の中で
義務付けられたものであることを確認した、と言いました。

"Based on the revised completion date by the contractors, we are targeting to
open KLIA2 for operations on May 2, 2014," said the airport operator.

「請負会社によって修正された(プロジェクトの)完成期日に基づき、我々は、
2014年5月2日を、KLIA2のオープン目標期日とする。」と、空港オペレーター
(MAHBのこと)は言いました。

MAHB said it will continue to monitor the progress of work being done by all
contractors and that liquidated ascertained damages (LAD) will be enforced
according to the contractual obligations of the respective contractors.

MAHBは、すべての請負会社の工事進捗状況の監視を継続し、そしてそれぞれの
請負会社による契約上の義務(の履行状況)に応じて、予定損害賠償金(LAD)が
課せられる、と述べました。

On Monday, MAHB slapped its first LAD of RM199,445.40 per day on the
UEMC-Bina Puri JV, the contractor of the main terminal building of KLIA2.

月曜日に、MAHBはUEMC-Bina Puri 共同企業体(主ターミナルビルの請負契約者)
に対し、1日につきRM199,445.40の初のLADを突きつけました。

"Safety and quality is of utmost priority to MAHB and, as such, the
contractors are required to ensure that the completion of the klia2
terminal building complies with all safety standards as required by
regulators and MAHB itself," it said.

「安全と(高い)品質はMAHBの最優先課題です、そして、そのように、請負会社は
KLIA2ターミナルビルの建築の完成は、監査機関とMAHB自体が要求するすべての
安全基準を遵守することを確行することが要求される。」と、MAHBは言いました。

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うーん、記事内容はイメージどおりなのですが、最後の「LAD」の件に関しては、
果たして本当に課したのか、あるいは今後課すことにしたということなのか、
良く分かりませんね。(追記:今年6月15日からLADを課すことにしたとの情報も
ありますが、それに対して課される側の反応は今のところ不明です。)

それと、ターミナルビルは分かりましたが、その他の滑走路とか誘導路とか
エプロンなどの空港施設工事のほうは一体どうなっているのか、さっぱり
分かりませんよね。なぜ、一度に全部が明らかにならないのですかね。

まだまだ続編が出てきそうなので、私もウォッチを続けますが、こんなことばかり
書いていると、またまた、おまえのブログは堅苦しいばかりで面白くもなんともない、
などと面罵されるかも知れませんので、この後はしばらく美しい景色や花なども
アップして行こうかなと考えています。

では。。
2013.06.17 KLIA2(その5)
KLIA2シリーズの第5弾です。
先週の金曜と土曜に、大変興味深い記事を目にしました。

一紙はsunbizで、もう一紙はPhilosophy politics economicsです。
両誌ともエアアジアマレーシアCEOへのインタビュー内容と、
政府答弁を求める野党要求に依然として応えようとしない交通省への
非難の記事ですが、両紙をじっくり読むと、このKLIA2プロジェクトの
裏舞台が見えてくるようで、あまり愉快な気持ちにはなれません。

でも、一部にはこれほどの記事が出ているにもかかわらず、この国の政府も
国民も、そしてメディアでさえもあまり大きく騒いではいないということが
私には大変な驚きです。

とりあえず、両紙の関係記事全文をアップしましたので、
興味のある方はじっくりと読んでください。
(興味のない方は、すみませんがスルーして下さい。)

前回同様、和訳は筆者ですが、一部意訳しています。

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AirAsia wants independent body for KLIA2 to be set up
Posted on 14 June 2013 - 05:39am
sunbiz@thesundaily.com

SEPANG (June 14, 2013): Fed-up with the delays to the opening of
the new low-cost carrier terminal in Sepang and finger pointing
made towards it, AirAsia Bhd has called on the government to appoint
an independent body to evaluate the KLIA2 project.

Sepangの新LCCTの開港の遅れと、その遅れに対する非難の転嫁に嫌気して、
エアアジアは、政府にKLIA2のプロジェクトを評価する独立機関を設けるよう
求めました。

It's CEO for Malaysia Aireen Omar said the independent body can help
to determine the current progress of KLIA2, its completion date and
final cost.

エアアジアマレーシアCEOのAireen Omar氏は、独立機関はKLIA2の現在の
進捗状況、完成期日及び最終コスト(の見積もり)の決定を援助することが
できると述べました。

"Unless the true cause of the delay is made known, AirAsia feels there may
be more finger pointing against AirAsia or contractors which will do nothing
towards the completion of the project," she said in a statement yesterday.

「遅れの真の原因が明らかにならない限り、エアアジアは、プロジェクトの
完成に向けなんの役にも立たない、エアアジアや請負会社に対するより多くの
非難の転嫁があるかも知れないと感じている。」と、彼女は昨日の声明で述べました。

"AirAsia therefore would like to propose a solution for an independent body
appointed by the government to evaluate three key points:
what is the current progress of the project;
when can it be completed;
and how much is it going to cost.”
"We believe that this is the fairest solution to ensure proper accountability
for the project," she added.

「したがって、エアアジアは、3つのキーポイントを評価するために、
政府によって指名される独立機関による(問題)解決を提案したい。: (その3つとは、)
(プロジェクトの)現在の進捗状況は?、
いつ、完成するのか?、
(最終的な)費用はいくらになるのか?、である。」
「我々は、これがプロジェクトの正しい責任を確実にする最も公平な解決策であると
信じている。」と、彼女は付け加えました。

Aireen said the budget airline is seeking clarification to the issues
pertaining to the delay of KLIA2 and the recent claims that AirAsia's
'indecisiveness' on the baggage handling system (BHS) and aerobridges was
the cause for the delay of the terminal's completion.

「格安航空会社は、KLIA2の遅れに関する問題と、手荷物取り扱いシステム(BHS)や
エアロブリッジ(の整備)におけるエアアジアの『優柔不断』が、ターミナルの(工事)
完成の遅れの原因であると言う最近の主張に対し、説明を求めている。」と、
Aireen氏は言いました。

"The claim deflects the public's attention from the magnitude of the KLIA2
project which has grown so exponentially from what was originally envisaged
in 2009," she said.

「(その最近の)主張は、当初2009年に想定されたよりも加速度的に膨らんできた
KLIA2プロジェクト規模の大きさから人々の注意をそらしている。」と、
彼女は述べました。

"KLIA2 is a project meant to be a simple low-cost terminal built to relieve
the congestion at the current LCCT, which is already running beyond its
15 million-passenger capacity.”
"KLIA2 was planned to be constructed to a capacity of 30 million passengers
per year, double the capacity of the (current) LCCT," she added.

「KLIA2は、現LCCT(1500万人の乗客収容能力を既に超過して運用されている)
での混雑解消のために建設される単なる低コストターミナルのプロジェクトである。」
「KLIA2は、年間3000万人の乗客収容能力(現LCCTの2倍)を持つターミナル
として建設される予定であった。」と、彼女は付け加えました。

She said over the course of its construction, the terminal has developed into
a vast and highly complex infrastructure, different compared with its initial plan.
"The BHS and aerobridges are only smaller components and should not be
the main factor in the delay.

彼女は、KLIA2建設の方向性に関し、「ターミナルは、その当初計画とは異なり
広大で高度な複合施設に発展してきた。BHSとエアロブリッジ(の問題)は、
より小さな問題要素であるだけで、遅れの主原因とすべきではない。」と述べました。

"As a party who will ultimately occupy and operate from KLIA2,
we have consistently expressed concerns over delays attributable to the size
of the project as well as cost overruns which we do not want to be passed
on to airlines."

「KLIA2のほぼ全域を占拠し、KLIA2を基盤に運航することになる航空会社として、
我々は、プロジェクトの規模並びに航空各社に転嫁して欲しくない(建設)費用超過の
元となる(プロジェクトの)遅れに対する懸念を一貫して表明してきた。」

Aireen also said during ongoing discussions, MAHB have consistently assured
that the construction was on track and will be completed on June 28, 2013.

Aireen氏はまた、「MAHBは、(関係者間で)進行中の議論の中で、建設は順調であり、
2013年6月28日に完成するのだということを一貫して保証してきた。」と述べました。

"In fact, MAHB announced the project was 53 days ahead of schedule in January 2013.
Therefore it is indeed very puzzling that despite such clear visibility,
MAHB is not able to conclusively state a new (delayed) date of completion for KLIA2."

「事実、MAHBは2013年1月に、プロジェクトは予定より53日も早く進んでいると発表した。
したがって、そのように明確な見通しがあるにもかかわらず、MAHBがKLIA2プロジェクト
完成の新期日を最終決定できないでいることは、本当に大変不思議なことである。」
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Why is Transport Ministry Silent on KLIA2 Fiasco?
SATURDAY, JUNE 15, 2013
Philosophy politics economics

We would like to ask why is it that the newly appointed Minister of Transport,
Datuk Seri Hishamuddin Hussein been silent as a mouse over the entire RM4 billion
KLIA2 fiasco by the Malaysia Airports (MAHB)?

私たちは、新しく任命されたDatuk Seri Hishamuddin Hussein交通大臣が、
マレーシア空港ホールディングス会社(MAHB)による総工費40億リンギットに上る
KLIA2プロジェクトの大失敗について、なぜネズミのようにひっそりと静かでいる
(注:黙して語らずの意)のかを尋ねてみたいものである。

The current KLIA2 airport contract was scheduled to be completed by September 2011
but has been delayed at least 7 times since then with no definite deadline in sight.

KLIA2の現行の空港契約は、2011年9月までに完成するという計画であったものの、
これまでに少なくとも7回遅延し、それ以降は確たる完成期限も明らかにはなっていない。
(注:契約の中でと言う意)

MAHB has claimed that the delays plaguing the completion of KLIA2 is the result
of the non-delivery of parts of the project by contractors, leading Malaysia Airports
Holdings Bhd (MAHB) to come out to say that it would impose liquidated and ascertained
damages (LAD) on the responsible parties.

MAHBは、KLIA2の完成に禍いする(工事の)遅延は、請負会社によるプロジェクト
(に必要な)部品の不達の結果であり、それがマレーシア空港ホールディングス会社
(MAHB)に、予定損害賠償金(LAD)を請負会社に課す、と言わしめているのだと
主張している。

Unsurprisingly, the main contractors of the project all lined up to deny
their complicity in the delays and placed the blame squarely on MAHB the project
owner who allegedly made repeated variation orders to the original contract.

驚くことではないが、プロジェクトの主な請負会社は、横一列に並んで遅延の
共犯性を否定し、真正面からMAHBの責任、伝えられるところによると、当初契約に対して
幾度もの(計画)変更命令を作成してきたプロジェクトオーナーに、非難を浴びせた。

While we are not privy to the details of the dispute which is now triggering
the blame game between the various parties, the question that needs to be asked is,
after nearly 2 years of delay, why is it that MAHB is only coming out for
the first time to blame the contractors?
If it is really the contractors who are at fault, why haven’t they been penalised
with the LAD since September 2011?

我々が、現在様々な(プロジェクト関係)組織間で非難ゲームを誘起している問題の
詳細に関与しないでいる間、尋ねられるべき問題は、約2年間の(工事)遅延の後に、
なぜ、MAHBが今回始めて請負会社を非難しているのか、と言うことである。
それ(工事の遅延の原因)が本当に請負会社の責めに帰すものであるなら、
なぜ、彼らは2011年9月から予定損害賠償金(LAD)を課されていないのだろうか。

As the Minister of Transport with direct purview over Malaysia Airports,
Datuk Seri Hishammuddin must step in immediately to resolve this protracted
scandal and bring to task all those who are responsible for the embarrassment
to the nation, and the sheer waste of public funds.

マレーシア空港を直接管轄する交通大臣として、Datuk Seri Hishammuddin氏は、
この長引くスキャンダルの解決のため直ちに介入し、国の窮迫と公的資金の完全な
無駄遣いに対して責任のあるすべて(の人と組織)を俎上に上げなければなりません。

What is worse is the fact that the Ministry of Transport should have been
well on top of the scandal as the Secretary-General of the Ministry,
Datuk Seri Long See Wool sits as a Board of Director of MAHB.
Datuk Seri Long has been a Director since 9 September 2008 and he also sits
on the Board Procurement Committee and Board Risk Management Committee of MAHB.

さらに悪いことは、(交通省の)事務次官のDatuk Seri Long See Wool氏が
MAHBの取締役会に席を得ていたため、交通省(自身)がスキャンダルのトップに
居なければならなかったという事実である。
Datuk Seri Long 氏は2008年9月9日から取締役会に席があり、
MAHBの取締役会調達委員会と危機管理委員会にのメンバーでもある。

Therefore unless the Secretary-General of the Ministry of Transport himself
decides to say that he knows absolutely nothing about what is going on in
the KLIA2 fiasco, the Ministry cannot deny culpability in the entire debacle.

したがって、交通省の事務次官自身が、KLIA2(プロジェクト)の大失敗劇で
何が起きているのかについて全く何も知らないと言わない限り、交通省は全ての議論で
(交通省の)過失を否認することはできません。

This drastic increase in cost has resulted in MAHB having to raise bonds amount
to RM3.1 billion to date, with another RM1 billion expected to be raised in the
near future, causing MAHB to take on debt which may not have been necessary in the
first place.

MAHBが現在までに増加しなければならなかった31億リンギの債券と、
近い将来増えるであろうさらなる10億リンギの債権をもたらす、費用のこの急激な増大は、
当初計画では必要のなかった負債をMAHBが抱え込むということである。

However, the ultimate losers on the “low cost” airport which busted the budget
will be the Malaysian travellers who will have to bear the cost of higher airport
taxes for MAHB to repay its debts. This will also severely impact Malaysia’s
competitiveness as the hub for low-cost carriers in the Asia region.

しかし、価格を破壊した「格安」空港の最終的な敗者は、MAHBの借金返済のために、
より高い空港諸税に耐えなければならないマレーシアの旅行者なのです。
これは、アジア地域の格安航空会社のハブとしてのマレーシアの競争力にも深刻な
影響を与えます。

This conundrum of higher debt will also result in a conflict of interest for
Datuk Seri Long and the Ministry. The question will be raised as to whether
as a Board Member of MAHB, will Datuk Seri Long support the increase in airport
taxes to help MAHB pare down its debt and raise its profitability or will he
take on the regulator’s role of suppressing airport taxes to protect the interest
of ordinary Malaysians as well as our competitiveness as the hub for low-cost
carriers in the region?

より高い負債のこの難問は、Datuk Seri Long氏と交通省の軋轢をもたらすでしょう。
問題は、MAHBのメンバーとして 、Datuk Seri Long氏が、MAHBがその負債を削減し
収益性を増やすために空港諸税に転嫁することを支援するのか、あるいは、
彼が地域の格安航空会社のハブとして一般のマレーシア人ならびに我々の競争力の
関心を保護するために、空港諸税への転嫁を抑制する監査機関の役割を引き受けるか
どうかなのです。

Dato’ Seri Hishamuddin Hussein must also declare as to why the contract
for Managing Director of MAHB, Tan Sri Bashir Ahmad who has helmed the company
for the past 9 years will be ending in 7 June 2013, has been extended again
as at 6 June 2013 for an additional year.
It is clear that Tan Sri Bashir has failed to competently manage the single
largest project by MAHB during his reign and his contract must not be renewed.

『首長』Seri Hishamuddin Hussein氏は、MAHBの常務取締役(9年間に渡りMAHBを
舵とりし、2013年6月7日に任期終了の予定だったTan Sri Bashir Ahmad氏)が、
なぜ2013年6月6日の時点でもう1年延長されたかについても説明しなければなりません。
Tan Sri Bashir Ahmad氏が彼の任期中、MAHBの単一最大のプロジェクトを十分に
掌握できなかったこと、そして、彼の(常務取締役としての)契約が更新されては
ならないことは、明白です。

Finally, we also call upon the Minister to also support the call by
Air Asia CEO, Aireen Omar to set up an independent body to probe
the much-delayed construction of the new low-cost airport, KLIA2.
She said that “unless the true cause of the delay is made known,
AirAsia feels there may be more finger pointing (against AirAsia or contractors)
which will do nothing towards the completion of the project”.

最後に、我々はまた交通大臣に、Air Asia CEOのAireen Omar氏の新LCCT(KLIA2)の
非常に遅れた建設を徹底調査するために独立機関を設立すべきとの呼びかけを
支持するように求めます。「遅れの真の原因が明らかにならない限り、エアアジアは、
プロジェクトの完成に向けなんの役にも立たない、エアアジアや請負会社に対する
より多くの非難の転嫁があるかも知れないと感じている。」と、彼女は述べました。

Datuk Seri Hishamuddin, who has yet to respond to Pakatan Rakyat’s call for
a meeting over this issue, must respond immediately over these issues raised
and tackle the crisis which may yet worsen to ensure that the interests of
Malaysians are protected.

(交通大臣の)Datuk Seri Hishamuddin氏(彼はまだこの問題でのPakatan Rakyat(野党)
の会議要求には応じていない。)は、提示されたこれらの問題について直ちに反応
しなければならず、マレーシア人の利益保護を確実にするため、さらに悪化するかも
しれない危機に取り組まなければならないのです。
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いかがでしたでしょうか、このような展開は、この国をよく知らない私に
とっては意外なことだったのですが、古くからおられる方に聞くと、そんなに
意外なことでもない、寧ろ、さもありなんと言うことのようです。

政治家も経済界もメディアもそして国民もまだまだ意識改革が必要ですね。
なんて、分かったようなことを言ってしまいました、すみません。

いずれにしろ、早く適切な情報開示をして、国民やこの国を愛する者たち(私を含む)
を安心させてほしいものですね。

ではまた。。
2013.06.02 KLIA2(その4)
KLIA2のオープン情報の続報です。

5月9日付けの新聞記事を最後にしばらくなしのつぶてでしたが、
ようやく5月30日(木)と31日(金)付けの新聞(The Sun-epaper)や
The malaysian Insider、KiniBizなどのネットニュースに関連の
記事が掲載されました。

それらによると、KLIA2の建設工事発注元のMAHBが工事請負各社に
確認したところ、現行目標期日に間に合わないことは確実であるが、
では、いつになったら工事が完成し、その結果のオープン期日が
いつになるかの見極めについては、請負各社による再検討が必要であり、
あとしばらく時間が必要と言う内容の記事でした。

なんだか、がっかりしましたね。
こんな内容は関係者間では周知のことでしょうし、5月8日、9日の
記事内容とほとんど変わりませんね。

MAHBとして遅れを確認したこと、そのため遅れによる予定損害賠償を
関係請負各社に求めることなどが新たに追加されただけです。

なお、記事は一部アナリストの、遅れが6ヶ月になるだろうとの見解や
工費が最大45億リンギに膨れ上がるとの見通しを述べていましたが、
これも前回記事と大差ありません。

ただ、一部のビジネスニュースのなかでは、工事完成は10月末になる
との請負会社による再見積書がMAHBに送付されたとの記事もありました。

一方関連記事では、KLIAエクスプレスなどを運行する鉄道会社の方は
既に試験運転などの準備も終了し、仕上げの段階であるとの内容でした。

要するに、足並みが揃っていなかったということなのでしょうね。
これほどの大規模工事となるとさもありなんとも思いますが、
それにしても、何度も言いますが、日本ではあり得ないことですよね。

MAHBさんも仰っておられますが、不肖私めも同感です。
安全安心のためには決して焦らず急がず、なにごとも万全確実に
お願いしたいものです。

以下、ご参考までに関係新聞記事等の抜粋です。
(和文は筆者訳ですが、一部意訳しています。)
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KLIA2 opening delayed further
Posted on 30 May 2013 - 05:38am
sunbiz@thesundaily.com

Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB) said the contractors
for the new low-cost carrier terminal in Sepang (KLIA2) have notified
that they are unable to meet their contractual obligations for its
targeted June 28, 2013 opening.

マレーシア空港ホールディングス株式会社(MAHB)は、Sepang(KLIA2)の
新LCCTの(工事契約)請負会社から、目標とした2013年6月28日開港と言う
契約上の義務を果たすことができないとの通知を受けたと述べました。

"The board has decided to impose liquidated ascertained damages (LAD)
on the respective contractors and any other recourse available to
MAHB under the contract.
The contractors have requested time to revert with a revised date,"
it said in a filing with Bursa Malaysia late yesterday.

「(MAHBの役員)会議は、それぞれの請負会社に予定損害賠償金(LAD)を
課すことと契約に基づくその他の有効なリコース(求償)を求めることを決定した。
請負各社は、(工事完成予定の)修正期日を再検討する時間を要請した。これは、
昨日遅くのBursa Malaysia(マレーシア証券取引所)への(MAHBの)ファイリング
(情報開示のための資料提出)において明らかになりました。

Some analysts had earlier opined that KLIA2 will likely be delayed
by around six months. They also expect the delay may push up the cost
of KLIA2 to as high as RM4.5 billion.

一部のアナリスト達は、KLIA2はおそらく6ヵ月ほど遅れるだろうと以前から
見解を述べていました。
彼らはまた、遅れはKLIA2のコストを最大45億リンギまで引き上げるかも
知れないと見積もっています。

MAHB's announcement yesterday made no mention of the construction cost.

MAHBの昨日の発表においては、建設費用への言及はありませんでした。
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KUB not one of contractors behind KLIA2 delay
Posted on 31 May 2013 - 05:40am
Premalatha Jayaraman
sunbiz@thesundaily.com

KUB Malaysia Bhd is not one of the contractors causing the delay to
the opening of the new low-cost carrier terminal in Sepang (KLIA2),
which has been delayed for the fifth time, said its group managing director
Datuk Wan Mohd Nor Wan Ahmad.

KUB Malaysia Bhdは、Sepang(KLIA2)の新LCCTの遅れの原因となっている
請負会社の中の一社ではない。そして、それ(KLIA2の工事)は(今回で)5回目の
遅れであると、グループ常務のDatuk Wan Mohd Nor Wan Ahmadは言いました。

"We are one of the contractors of KLIA2 and I am glad to advice you that
we are on target. No need to worry about our performance.
I am happy that Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB) has given all
the support to meet the target," he told reporters after a signing ceremony
between KUB and Datacom Systems (Asia) Sdn Bhd here yesterday.

「我々はKLIA2の工事請負会社の一員である。そして、我々が目標どおりに
進捗していることを報告でき喜ばしい。我々の行動(工事)について心配する
必要はない。私は、マレーシア空港ホールディングス株式会社(MAHB)が
目標期日に対応するためのすべてのサポートを行ったことに満足している。」と、
彼は昨日のKUBとDatacom Systems(アジア)株式会社の間の調印式の後、
リポーターに述べました。

KUB's subsidiary KUB Builders Sdn Bhd is responsible for the construction
of the 3.96km third runway, parallel taxiways connecting taxiways and other
associated works at KLIA2. It won the RM268.8 million contract from MAHB.

KUBの子会社であるKUB Builders 株式会社は、3.96kmの第3滑走路、平行誘導路、
誘導路間の接続経路の建設及びその他の関連工事に対して責任があります。
そして、それは、MAHBから2億6880万リンギの契約を得ています。
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KLIA2 to be physically completed end October
Posted on 31 May 2013 - 05:06am
kinibiz.com

The long delayed RM4 billion KLIA2 could now be physically completed
in end October this year, industry sources tell KiniBiz. It is understood that
UEM, one of the key developers of the project, had sent a letter to
Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB).

長期にわたり遅れている40億リンギのKLIA2は、10月末に物理的に完成するだろうと、
業界筋がKinBizに述べました。 UEM(プロジェクトの主要な開発業者の一社)が
マレーシア空港ホールディングス会社(MAHB)に書簡を送付したものと理解されています。
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ERL extension line to KLIA2 almost ready
Posted on 30 May 2013 - 04:08pm
theSundaily.my

201306022001.jpg

The 2.2km extension line and services from the KL International Airport
in Sepang(KLIA) to the new low-cost carrier terminal(KLIA2) is almost ready,
said Express Rail Link Sdn Bhd((ERLSB) CEO Noormah Mohd Noor.

2.2kmの鉄道延伸と、Sepang のKL国際空港(KLIA)から新LCCT(KLIA2)への
(電車運行)サービスの準備はほぼ整ったと、エクスプレスレールリンク株式会社
(ERLSB)のCEO (最高経営責任者)のNoormah Mohd Noorは述べました。

Speaking to Bernama, she said work on the extension which began in July 2011,
is now 98.5% complete.

ベルナマの取材に対し、彼女は、2011年7月から始まった延伸(工事)は現在98.5%
終了していると述べました。

She said the company has tested the train service to KLIA2 and is currently
doing some work at the concourse area.

彼女は、同社はKLIA2までの電車運行試験を終え、現在コンコースエリアで若干の
作業をしていると言いました。

KLIA2, touted to be Asia's biggest low-cost carrier terminal, is experiencing
a delay in its opening, although reportedly 92% complete.

92%の工事進捗と報告されてはいるものの、アジア最大のLCCTと宣伝されるKLIA2は、
その開港に遅れが生じる模様です。

The new ERL extension is expected to increase ridership by 40%.

新しいERLの延伸では、40%の利用者数増が見込まれています。

To better accommodate passengers, Noormah said ERL is in discussions with
Air Asia to see what other facilities can be provided to passengers.

より良く乗客を収容するために、Noormahは、ERLが他のどのような施設を乗客に
提供することができるかを、AirAsiaと検討中であると言いました。

"AirAsia will be operating from KLIA2 and we need to work together to provide
a world class service at a low price," she added.

「エアアジアはKLIA2を拠点に運行するでしょう、そして我々は低価格で世界クラスの
サービスを提供するために共に働く必要があります。」と、彼女は付け加えました。
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以上が新聞など関係記事の抜粋ですが、結局分かったことは遅れが確実なこと、
工事完成は10月末ごろになるであろうことなどですが、肝心の遅れの原因が何なのか、
改めた予定オープン期日はいつなのかについてはまだ明確ではありません。

現在までの新聞記事内容を総合すれば、空港ターミナル施設工事やアクセス関連の
工事は予定どおりの進捗なのに、滑走路、誘導路、エプロンなどのいわば空港本体
関連工事に遅れが生じているような気がしますが、これはあくまで推測です。

オープン期日に関しては、もし工事完成が10月末となると、一般的にはそれから
さらに数ヶ月以上の試験運用と慣熟訓練などが必要なわけで、となると、アナリスト
さんたちの言う2014年1月にオープンできれば上々、下手したらさらに遅れるのかも
知れませんね。

まあ、そうならないことを願うばかりですが、いずれにしても早くMAHBから
改めての予定オープン期日を明らかにしていただきたいものです。

・・・・・なーんて、今日は私自身の個人的な興味本位の、いわば無機質な話題に
終始してしまいました。

KLIA2に感心のある方ならば、目を通していただけるのかも知れませんが、
そうでない方にはそっぽを向かれそうですね。

なので、最後に今朝のウォーキング中に撮った花たちの写真をアップしてみます。

20130602005.jpg
malaysian yellow-red hibiscus(マレーシア黄赤ハイビスカス)

20130602003.jpg
purple bougainvillea(紫ブーゲンビリア)

20130602008.jpg
allamanda cathartica(アリアケカズラ)

20130602006.jpg
Tecoma stans(キバナテコマ)

201306021002.jpg
Plumbaginaceae(ブルンバーゴ/ルリマツリ)

実はこの他にも今朝撮った花があるのですが、名前が分からないので
アップしませんでした。

ネットでこちらのオンライン植物図鑑を探しているのですが見つかりません。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えていただきたいと
思います。どうぞよろしくお願いします。

ではまた。。
2013.05.16 KLIA2(その3)
KLIA2(クアラルンプール国際空港2=新LCC専用ターミナル)のオープンについて、
4月20日の前回記事(KLIA2(その2))で、ひょっとして開港が間に合わないのでは?と
個人的な見解を綴りましたが、この頃、巷でそんな話題が増えているようですね。

ならば、そんな巷の噂ではなく、根拠ある確たる情報をと言うことで、KLIA2の
第3弾をアップしてみたいと思います。

お気づきかとは思いますが、昨日からBlogトップの画像をKLIA2に変えています。
実は、これはMalaysia KLIA2 informationさんのギャラリー1に掲載されている
Proposed Designのうちの1枚です。

20130516000.jpg

左側の滑走路が既設のRWY2、右側の滑走路が建設中のRWY3です。
その間のターミナルは手前側がメインと国内線用のターミナルです。
そしてその奥にスカイブリッジで結ばれているのが国際線用のサテライトです。
なおご参考までに、現在のKLIAのターミナルはこの絵のRWY2のさらに左側です。

さて、先週5月7日にMalaysia Airports Holdings Bhd (MAHB)が、
開港時期が遅れるかも知れない、とのプレス発表を行いました。

翌日5月8日の新聞記事(theSun-ePaper)の抜粋です。
(注:和文は筆者訳ですが一部意訳しています。)
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Malaysia Airports Holdings Bhd (MAHB) has come out to say that it
may have difficulty in meeting the June 28, 2013 deadline for the opening
of the new RM4 billion low-cost carrier terminal in Sepang (KLIA2),
despite the earlier commitment given by its contractors.

マレーシア空港ホールデング会社(MAHB)は、(工事)請負業者の当初の確約にも
かかわらず、スパンの40億リンギの新LCCT(KLIA2)の開港日、6月28日の最終期限を
まもることは難しいかも知れないとついに発表しました。

The airport operator did not elaborate as to what had brought it
to such a conclusion.

空港運営会社(=MAHB)は、何がそのような結論をもたらしたかについては、
詳しく言及しませんでした。

"MAHB will be meeting the contractors again soon to confirm the ability
of the contractors to meet the deadline. Any further updates will be
announced accordingly," ・・・・

「MAHBは早急にあらためて請負業者と会合し、最終期限に間に合わせることが
できるかどうかを確認し、それに基づきさらなる最新の情報を発表することと
します。」・・・・

Last month, some analysts had opined that KLIA2 is likely to be delayed
by about six months due to the need to complete rigorous tests to ensure
that it is operationally ready.

先月、一部のアナリストは、KLIA2はその運用準備を確実にするための厳しい
試験を受けなければならず、その必要性から約6ヶ月の遅れが生じるだろうとの
見とおしを述べていました。

The consensus was that the new terminal will only be ready for use
in January 2014, and this may result in cost overruns in which some
analysts had estimated total construction costs to climb to as high
as RM4.5 billion,

(アナリストたちの)コンセンサスは、新空港は2014年1月にならないと、
その運用準備ができないだろうと言うものであり、そして、このことは
費用の超過をもたらし、一部アナリストは(総費用が)最高45億リンギにも
上ると見積っていました。

However, the announcement by MAHB yesterday made no mention of possible
cost overruns.

しかしながら、昨日のMAHBの発表にはこの費用超過の可能性の件に関しては
まったく言及はありませんでした。
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やはりそうだったのですね。危惧したとおりになりそうです。
しかし、不思議でならないのですが、こんなこと、なんでもっと早く手を
打たないのですかね。私は、先月、あの工事現場をちらっと眺めただけで、
これじゃあ間に合わないでしょうと直感的に思いましたけど・・・

しかし上の記事を読む限り、MAHBさんはまだ遅れると言った訳じゃないですよね。
遅れるかも知れないって言っておきながら、でもまだまだ諦めてはいないぞ、
そんな感じですよね。

で、さらに不思議なことに、翌日の同じ新聞に、今度はKLIA2の請負業者さんの記事が、
載っているのですが、これが前日のMAHBさんの発表とはうらはらな内容なのです。

翌日5月9日の新聞記事(theSun-ePaper)の抜粋です。
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WCT Bhd, which is undertaking the construction of the RM530million KLIA2
integrated complex at the new low-cost carrier terminal (KLIA2) in Sepang,
said it is keeping to the timeline to handover the project in time for
its targeted June 28, 2013 opening.

WCT株式会社(5.3億リンギでスパンの新LCCT(KLIA2)にKLIA2統合コンプレックス
を請け負っている)は、2013.6.28の開港予定日に間に合うようにプロジェクトを
(完成させMAHBに)移管できるようにその工程を維持していると言いました。

・・・・・・・・“We haven’t gotten an official confirmation from MAHB
(on a possible delay) yet, but on our side we’ve started handing over the
(retail) lots to tenants for them to do their renovation to prepare for
the opening of the integrated complex,"WCT director Kenny Wong told SunBiz
yesterday.

「我々はまだMAHBからの(開港遅れの可能性に関する)公的な確認を得ていないし、
我々サイドでは、複合体に入居する各テナントに対し、それぞれの内装工事などが
オープンに間に合うよう各ロットの移管を開始している。」と、昨日、(取材した)
SunBiz(theSun-ePaperの経済面)に対して、WCT代表のケリー・ウォン氏は述べました。

WCT won a 25-year concession from MAHB in 2010 to develop the KLIA2
integrated complex dubbed "Gateway@KLIA2”, which comprises a transportation
hub for taxis and buses; a commercial building with net let table area of
350,000 sq ft over four levels and car parks with up to 6,000 parking bays.
WCT and MAHB hold a 70:30 equity interest in the concession.

WCTは、2010年に、Gateway@KLIA2とニックネームがつけられた統合コンプレックス
(タクシーやバスの輸送ハブと35万平方ftの正味床面積や最大6千台収容の駐車場を
持つ4層建ての商業ビルで構成される)の開発・運営・管理等に関する25年の権利を、
MAHBから得ています。WCTとMAHBの(不動産などの)持分は、70:30となっています。

“Under our concession programme, Gateway@KLIA2 is slated for completion
on June 28 and that is still our target date,” said Wong.

「我々(WCTとMAHB)の間の権利プログラムにおいては、Gateway@KLIA2は6月28日に
完成の予定であり、それは依然として我々の目標日時です。」とウォン氏は言いました。

“Anyway, we’re nearing June 28... There’s no reason to delay (the project)
any further because we’re already there (in terms of completion)."

「とにかく我々は6月28日に近づいている、我々は既にそこ(工事完成)に来ており、
(プロジェクトが)遅れる理由はなにひとつもありません。」

On possible escalation in costs if a delay occurs, Wong said the cost for
the construction of Gateway@KLIA2 has been fixed from day one when WCT obtained
the concession to construct, develop, operate and manage the project.

もし遅れが発生した場合のコストの増加について、ウォン氏は、WCTがこの建設、
開発、運営そして管理に関する権利を確保した1日目からGateway@KLIA2のコストは
固定されていると述べました。

以下、略。。。。
--------------------------------------------------------------------------------
え、えぇーっ?ですよね。

なんでこんな記事になるのでしょうね。
まったく不思議でなりませんが、なぜ工事発注者(施主)と元受のトップの見解がこうも
異なるのでしょうか。

まったくもって不可解なのですが、なぜこうも意志疎通がうまくいかないのでしょうかね。
とにかくこんなこと日本ではあり得ないし、つまるところこれも異文化の成せる業としか
思えません。

それと、あるいは、滑走路や誘導路、エプロンなどの空港施設工事の請負は、WCTさんとは
異なる業者さんなのかも知れませんね。そちらの工事が遅れているのだとすれば、辻褄は
合いますが、それにしてもなんか変ですよね。(予算から見てもその可能性はありますね。)

この5月9日の新聞記事の後、いかなるフォローがあるのやらと興味を持って毎日注意している
のですがその後1週間経ってもまだなんの情報もオープンされていません。

巷では、早くもKLIA2のオープンが来年1月になるとの噂話が乱れ飛んでいるようですが、
いろんな関係に類を及ぼす話ですので、早く情報を開示してもらいたいものですね。

今日は、KLIA2のその後についてをフォローしてみましたが、最後に、例のGalleryにある
何枚かのProposed Designでも眺めながら、一日も早いKLIA2のオープンを心待ちにしたいと
思います。

KLIA2メインターミナルのエントランスです。

201305151001.jpg

スカイブリッジでメインターミナルと繋がった国際線専用のサテライトです。
早くここから日本に飛びたいですよね。

201305151002.jpg

そして最後は、スカイブリッジです。
個人的にとても興味があって、誰よりも早くここを渡りたいなんて夢を見ています。

201305151003.jpg

今日は、以上で終わりですが、また新しい情報が出ましたらフォローします。

では、これで。。
2013.03.23 KLIA2(その1)
今回は、今日のKL日本人会の某部活動のお茶会でも話題になっていた、
KLIA2、つまりクアラルンプール国際空港の格安航空会社専用の新ターミナル
について少々細かくリポートしてみたいと思います。

今では誰もが知っているLCC(格安航空会社)ですが、ここKLはそのLCCの
トップを走るエアアジアのお膝元です。

エアアジアは、昨年その統括拠点をKLからインドネシアのジャカルタに
移転しましたが、もちろん今でもここKLIAをハブとして全世界にLCC網を
ネットワークしています。

KLIAでは、エアアジアを主とする格安航空会社専用のLCCTとして、
以前の貨物ターミナルを改装し、2006年から使用してきましたが、
このたび空港の南西側に建設中のKLIA2がいよいよ完成のはこびとなり、
今年2013年6月28日から供用開始するとの新聞報道などがありました。

したがって、6月28日をもって、現在使用中のLCCTは閉鎖され、
すべてのLCC航空機の発着は新設されたKLIA2からになるのです。

当然ながら、KLIAエクスプレスを含む各種の交通アクセス網も、
この供用開始に間に合うよう急ピッチで整備がすすんでいます。

これは現行KLIAの全体図です。

20130322000.jpg
KLIA詳細マップへのリンク

上記リンク先のマップにて詳細を確認できますが、現在のKLIAは
ターミナル北東側に位置するRUNWAY32R/14L(RWY1)と南西側に位置する
RUNWAY32L/14R(RWY2)の平行する2本の4000M級滑走路を有しています。

ちなみに130Mの高さの空港管制塔はターミナルの北側、PANPACIFIC HOTELの
隣にあります。いつかのブログでも書きましたが、現LCCTエプロンの北側に
見える管制塔らしき建物は、AirSideControlTower、つまりエプロンを含む
グラウンド面のコントロールタワーなのだと思います。

その第2滑走路の南西側の広大な土地にKLIA2が建設中です。

建設工事は5月に完成するのだそうですが、供用開始まで慣熟訓練などを行い、
安全には万全を期すそうです。

なお、ナジブ・ラザク首相の指示によるこの供用開始日の6月28日は、
現在のKLIAターミナルの1998年のオープン期日と同じなのだそうですが、
首相もげんを担いだのでしょうかね。

ところでこのKLIA2、知れば知るほど、どこかの国では想像すらできない
ほど贅沢な土地の使い方です。もっとも周りは広大なパーム椰子の畑(?)
なので騒音とか反対運動とかまったく気にしなくても良いのですね。

まったく羨ましい限りです。

手前に赤茶けて見えているのが建設工事中のKLIA2です。
この写真は昨年11月時点のものだそうですが、現在は既に80%の進捗とのことです。

201303222001.jpg

なお、この写真にも一番手前に見えていますが、第3平行滑走路の工事も
すすんでいます。空港マスタープランによれば、将来的には4本の主滑走路と
1本の補助滑走路を有する東南アジア最大規模のハブ空港となるのだそうです。

またこれは個人的な興味からですが、航空管制についてもちょっと突っ込んで
調べてみました。

この写真にも見えてますがKLIA2地区にも新管制塔ができつつあります。
高さこそ現タワーには劣るものの、確かに第3滑走路を含むこの新設地域では
ベストな立地です。

201303222000.jpg

となると、現管制塔との運用区分はどうするのか、まさか同一空港で複数の
タワー運用をするのではないか、理論的には考えられなくもありませんが、
そのへん大いに興味があり、可能ならば突っ込んで調べてみたいマターです。

これはKLIA2の完成予想図です。

ターミナルとサテライトの間はスカイブリッジで繋ぐのだそうです。

201303222002.jpg

これがそのスカイブリッジですが、下を航空機が通れるということは、
高さが30Mぐらいはないといけないと思うので、となると眺めは素晴らしい
のではないかと期待しています。

201303224001

いずれにしても、供用開始が6月28日ならば、私もいずれこのターミナルを
利用するのでしょうが、その際は一杯写真を撮ってきてアップしたいと思います。

今日は、6月28日に供用開始となるKLIA2についてリポートしました。

ではまた。