クルーズ3日目、クラビ沖到着の朝です。朝食はウェスタンと中華とアジアンのブッフェ。ここ↓はウェスタン料理のダイニングレストラン、フォーシーズンズですが、広くて気持ちが良いのと、料理の種類や質も十分、それにいつも空いていてゆったりとダイニングを楽しむことができました。

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船内のレストランは、このフォーシーズンズの他に中華レストランのオーシャンパレス、そしてプールデッキと同じ階にはマリナーズブッフェがあって、いずれもフリー(Inclusive=旅行代金に含まれる)のブッフェレストランで、乗船間は何度でも自由に利用できます。(これ以外にもフリーではありませんがブルーラグーンなどいくつかのレストランがあります。)

しかしクチコミにもありましたが、リブラには千人近い乗客がいるのだから、食事時はさぞかし混み合って大変なんだろうなと覚悟していたところ、意外や意外、ガラガラに空いていて拍子抜けしました。

でも実はこれには訳があったのです。乗客の中には実は600人ほどの大勢のムスリムコミュニティの団体さんがおられて、お揃いの黄色や青のウェアですごく目立ったのですが、もちろん皆さん熱心なムスリムの方たちですので、たとえ旅行中といえども朝晩のイスラムのお祈りは欠かしません。

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↑船内の一番広い場所のプールデッキを占有して朝のお祈りです。お祈り間、ムスリム以外の客のプールデッキへの立ち入りは禁止と言うことだったのですが、朝日を撮影するからとしつこくお願いして特別に入れていただきました。

毎朝のお祈りは朝食が始まる前の6時からですので、お祈りが終わった後の朝食レストランは、この方たちでチョー混雑するのだろうと想像してました。

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ところがどっこい何時になっても↑こんなにガラガラですねん、ん、あの600人はいずこへ?不思議に思い各レストランを廻ってみました。中華レストランのオーシャンパレス?いや、ここも空いてるなぁ。。んじゃ、8階のマリナーズブッフェはどう?

おおぉ、なんと、8階のマリナーズブッフェにムスリムの団体さん発見!なんとここは席待ちがでるほどの混雑ぶりでした。で、でもなんで?

そうか、良く考えたら直ぐに分かりました。船内でポークフリーレストラン(ポーク料理のないレストラン)はここだけだったのですね。なるほど、この他のレストランがガラガラと言う謎が解けました。

でもお陰さまで、私たちノンムスリムの乗客は実に居心地の良いダイニングを楽しめたのですが、しかし、こんなことは今に始まったことではないだろうに、マレーシア人を主対象とするリブラにしては少々配慮が足りないんじゃないかなぁ、などとまたまた要らぬ心配をしてしまいました。



さて、今日はクラビに上陸です。昨日のプーケットもそうでしたが、行き(上陸時)はスピードボートです。

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波飛沫が速い速度で後に飛び去って行きます。

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さぁ、クラビのジェッティに着きました、と言っても今日は随分時間がかかりましたね。リブラはここからは見えません。遥か沖合いに停泊しているのでしょう。

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よく周りを観察してみるとどうやらここは河口のようです。多分浅くて大型船は中には入れないのでしょうね。しかし、スピードボートでも30分以上かかったのだから、普通のボートだったら1時間はかかるよなぁ。。

ジェッティを出るとツアーの大型バスが待っていました。ガイドさんはタイ人の女性です。昨日のプーケットもそうでしたが、ガイドの皆さん、明るくて元気がいいですね。それに皆さんの英語の達者なこと、でも皆さんスタンダードな英語で聴きやすいのがとても嬉しいですね。

↓ここはクラビタウンのほぼ中心部にあるワットカウ(Wat Kaew)仏教寺院です。

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寺院内はひんやりとした大理石の床が素足に心地良く、豪華絢爛な仏像や壁画などをしばし見とれてしまいました。

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また、↑見事に美しい建築物で、青空をバックに白壁と濃い青色の屋根瓦がとても印象的でした。

そして、次にやってきたのは、アオナン(Ao Nang)タウンから内陸部に少し入ったところのジャイアントキャットフィッシュファーム。キャットフィッシュってご存知ですか、鯰(ナマズ)のことです。日本ではナマズなんてあんまり食べないですよね。でもマレーシアでも、タイでも、東南アジアでは普通に食べられているようです。

スーパーマーケットなどでも活きたナマズが売られていますよね。私がいつも新鮮魚を買いに行く、スラヤンのパサーボロン(卸売市場)では、大小様々な黒いナマズが大きな箱の中で飛び跳ねていますが、あれって見た目がなんかグロテスクで私はあんまり好きではありません。

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私は、実は海の魚は好んで捌き、刺身で食らうことを余生の生き甲斐のひとつにしているのですが、川魚、と言うかフレッシュウォーターフィッシュにはほとんど興味がありません。なので、タラピアだとか、テラピアだとか、ましてナマズなどには普段見向きもしません。

なので、こんなファーム(養殖場)にはなんの期待もしていませんでした。ところがですね、ナマズの養殖池が点在するジャングルの小路を歩いて行くうち、なんとビックリ、こんな可愛い女の子たちに遭遇したのです。

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えっ、なに?良く見ると裸足です。で、これ山羊ですよね。随分この娘たちになついている風ですけど。

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同行のガイドさんに尋ねると、この姉妹はここのファームのオーナー(豪人女性とタイ人男性の夫婦)の子供たちで、このジャングル内で飼っている各種の動物(豚、山羊、猿、猫、アヒル、そしてナマズや鯉などの魚たち)と共に、学校には行かずに母親にホームエジュケーションを受けながらここで逞しく育っているのだそうです。

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いや驚きましたね。こんな可愛い姉妹がこんな動物とまるで家族のようにジャングル内を裸足で自在に走り回っているなんて。。

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さらに小路を進んで行くと、ツアーグループの先頭を歩いていた若者たちが、何事か悲鳴を上げながら逃げて戻ってくるではありませんか。眼を凝らしてみると、なんと小型の犀(サイ)のような動物がこっちに向かって突進してきます。

あはは、これ豚だよ、さっきガイドさんがバスの中で説明していた豚だよ。サイのような黒い動物が走ってくるけどビックリしないで下さいって言ってたじゃないか。これ、サイじゃなくて豚だよ。。。

でも、これ良く訓練されてるなぁ、ツアー客の順路とは逆周りに、つまりツアー客に向かって突進してくるように訓練されてる。うーん、ここのファームってなかなか凝った演出やるなぁ。

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おほ、こりゃアヒルじゃん。。いやはや、ここってナマズなんかみなくても結構面白いじゃん。

で、この他、妙に泳ぎの達者な猿とか、その猿を上手に使いこなして賢く生きてる猫だとか・・・・、ん?今、↓何者かが突然現れ、風のように去っていったような・・・・・

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な、なんだあいつ、何者?って、ガイドさんに聞いたら、なんとここのオーナーとのこと。。で、良く見ると彼も裸足。。ヒゲぼうぼうで小汚いシャツ着て裸足だよ。いや、驚いたね、で、なにか、て言うことは、あの娘たちの父親ってことか?うーん、なんと言うことだ。



意外に面白かったナマズファームを後にして、次にやって来たのはアオナンビーチ。

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アオナンビーチって、良く名前を聞くので、余程きれいなビーチなのだろうと思い、水着も準備してきていたのに、なんだ、たいしたことないジャン。

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それになぜかここでは誰も泳いでない。なので泳ぐビーチはきっと他にあるんだろうなと考え、即諦めました。

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自由行動の残り時間はあと1時間半ほどあるけど、さて何をしようかとグループで相談して、そうだマッサージに行こうぜと、みんなでマッサージ屋さんにレッツゴーです。

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まもなく、アオナンタウンのストリートの中ほどにマッサージショップ発見、看板には1時間250バーツと書いてある。入り口に座っていたおじさんとディスカウントの交渉しようとしたら200バーツ(650円ほど)であっさりOK。なんだホントはもっと安いのかも知れないな。

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かくしてわれわれ日本人ご一行様の、クラビ観光ツアー最後となったアオナンビーチでの自由行動は、名も知らぬタイマッサージショップでのボディマッサージと相成りました。

クラビマッサージ

この写真は拾い物ですが、↑こんな感じのマッサージ店です。

私はもともとマッサージ大好き人間ですし、タイ式のマッサージはいつも行ってるミャンマー式マッサージと違って優しくて気持ちいい。ただ、私についてくれた人が、女性ではなくてがっしりした体格の男性だったことが唯一の心残りでしたが、マッサージは総じて上手でついウトウトとしてしまいました。

ところが、途中仰向けになれと言われて身体を仰向けにした途端、お、おい、な、なんだよ?変なところに触れるなよ!お、おい、オマエ!と声を出してそう言おうかどうか迷っているうち、彼の手はとうとう私の下半身の中心部に到達、その後約30秒間に渡り大きな手でしっかりと凝りを揉みしだいてくれました。

いやはや、なんと言うことでょう、今まであちこちのマッサージショップに行っていろんなマッサージを経験してきましたが、こんなのは、しかも男に・・・なんて初めてです。おい、いい加減にもう止めろよ!と声を荒げそうになったところで彼の手はすっと引いたので、ホッとしたのですが・・・・、これってタイ名物のオカマちゃんか?でもマッサージを終えて知らん振りをしてる彼の顔を良く見ると汚いヒゲ面だしまさかなぁ・・

さらに、こんなハプニングが原因かどうかは知らず、私はこのマッサージショップに私のメガネ、それも一番高くて大事なメガネを置いてきてしまいました。気がついたのが船に戻って来てしばらくしてからなので、取りに行くのは絶対無理。店の名前もなんにも覚えてないし、これは諦めるしかないのだと観念しましたが、それにしても、またしても忘れ物ですよ。。

山に登っても、旅行に行っても、どこかで必ずなにか忘れて来る。若い頃から決して治ることのない私のアホ間抜けぶりに、もうイヤダ、こんな奴とは金輪際付き合いたくない、もう一人の別人の私自身が盛んに今もまだ悪態ついてます。



最後にもうひとつ、ジェッティに戻るバスの中で、陽気なバスガイドさんが、ツアー客のいろんな言語で歌を歌い始めたまでは良かったのですが、突然、私たちニホンジングループに対して、今度はこっちが日本語の歌を歌ってくれとリクエスト。

案の定、他のみんながダンマリを決め込む中で、ニホンジングループの最前列に座っていた私に、前に出て歌えと言う。え、えーっ?歌を歌えだと?なんてこったと一瞬思ったが、このガイドさん、大のニッポン贔屓らしく、ガイドの中でさんざん日本のことを誉めそやしてくれた(※)ので、そのことのお礼も込めて、んじゃ、ショウーガネーナと判断したわけですよ。

(※)例えば、プーケットやクラビを走る車はほとんとが日本車だ。なぜなら、日本車は壊れないし、もし壊れても部品はみんなタイで造ってるからすぐ直る。それに引き換え韓国車は良く壊れる上に修理部品が届かない。こんな車は誰も買わない。韓国車は要らない。日本はいいが韓国はダメなど、どうどうの韓国(車)批判。そうだそうだと喝采しながらも、えっ、今日のツアー客の中には韓国系はいないのだろうかと思いましたが、多分いなかったからのことなのでしょうね。

性懲りもなくおだてられ木に登らされて、下手くそな歌を歌う厚顔の私↓です。(同行のマレー語クラスメートのOさんが撮ってくれたビデオからキャプチャーしました。)

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何を歌うか一瞬考えて、最近私の日本語授業で生徒たちに教えたことのある「上を向いて歩こう」だったら、歌詞も簡単だからいいかもと歌い始めてみましたが、なにせ、シラフでしかもこんなインターナショナルな人たちの前で歌うなど、完全な想定外。なので、あんな簡単な歌詞でさえ途中忘れてしまって出てこない。いやいや、思わぬところで大恥をかいてしまいました。



ふーっ、いろいろありましたけど、3日目のクラビツアーはこれで終了です。今日は陽の高いうちに船に戻らないといけません。なぜなら、今夜は最後のガラディナーパーティがあるのです。

ジェッティでテンダーボートに乗り、リブラに戻りました。

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今朝の上陸時はスピードボートだったのですが、帰りは普通の遅い小型船。なので、思ったとおりジェッティから遠いリブラまで1時間以上もかかってしまいました。それに、船内はエアコンの効きが悪くて熱いし、今回クルーズのなかで唯一快適ではない部分でした。

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リブラに再度乗船し、みな着替えて(ドレスコードはスマートカジュアルです。)から、先ずはディナーパーティの前のカクテルパーティ会場のスターダストホールに集合です。

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スターダストホールではフリーのカクテルなどをいただきながら、ミュージックショーやマジックショーを楽しんだ後、軽妙な司会者に乗せられて↓こんなビンゴゲームに参加してみました。

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30リンギも出して↑こんなカードを貰ったまではいいのですが、ん?なんか変。カードが全然違う。これってどうやるの?我々グループの誰もこのビンゴの遊び方を知りません。

そうこうするうちゲームが始まりどんどん数が読み上げられるのですが、果たして一体どうなればビンゴなのか。。結局私たちグループの誰も縦も横も揃わなかったのでなにも貰えなかった(どこかのだれかはビンゴがそろって何百リンギかのクレジットを貰ったようです。)のですが、後で調べてみると、これはUKビンゴ。私たちの良く知るアメリカ式ビンゴとはまったく異なります。

まず、各ライン(横)にはそれぞれ5種のナンバーが記されています。要するにこのラインがいくつ揃うかなのだそうです。1行が揃えば「ライン」、2行で「ラインズ」、3行全部揃ったら「ハウス」と呼称してビンゴとなるのだそうです。

そんな、UKビンゴの遊び方も知らない我々ニッポンジンご一行様、結局30リンギずつ気前良く寄付したようなものでした。

そして7時半、クルーズ最後の夜のディナーパーティの始まりです。

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このディナーパーティはドレスコードがスマートカジュアルと定められてはいるものの、周囲を見渡すと中にはラフでカジュアルな方たちもいたりして、なるほどこの辺りに、欧米人にやっぱりマナーのできてないアジア人専用のクルーズなのだなどと酷評されている原因があるのかも知れませんね。

でも、このディナーパーティ、総じてGOODでした。料理はとても美味しかったし、雰囲気も良かったですしね。なかでも隣のテーブルに居合わせたこのおじいちゃん、実は今朝の朝食の時にも偶然に隣り合わせになったのですが、この方も大の二ホンびいきで、私たちがニホンジンと分かると、側にきていろいろ話し始めて止まらないのです。

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ペナンに住む台湾系のご夫妻なのだそうですが、特におじいちゃんの方が陽気で楽しい方。ダンスも積極的に若い女性と踊りまくるしで、まったくもっておみそれしやした。(笑)

この後、結構着飾った我々ニッポンジンご一行様は、カジノに行ったり、ディスコを貸しきって踊り狂ったり(いや、たまたま他には誰もいなかっただけですが)、最後にはプールサイドでのフェアウェル(ダンス)パーティにも参加したりで、遅くまで実に充実した楽しい一夜を過ごしました。

さてクルーズ最終日の4日目です。今日は下船地のペナンに到着する前までに、乗客はみな下船手続き、特に船内での費用清算を済ませなければいけないのですが、このため、レセプションデスク前には朝早くから長蛇の列です。

ところが、その1でも書きましたように、我々ニッポンジンご一行様はここでもなぜか特別待遇なのです。お世話係りの女性がついてくれ、特設カウンターにて待ち時間ゼロで、手続きや費用清算ができたのです。同じフロアのレセプションカウンターに長蛇の列を作って長い時間待たされているローカルの方たちを横目にしながらですから、これは大変有難かったですね。

そして、最後の最後に今度は嬉しいハプニングです。

費用清算カウンターで費用清算しようとしたところ、突然、私たちのグループには1キャビンにつき390リンギのOBCRが付いているから使わないと損ですよって言われたんです。

え、OBCRってなに?

実はOBCRとはOn Board Creditの略で、船内で使えるキャッシュバウチャーのようなものだとの説明を受けました。でも、これってなぜ?

これは後でマレーシアンハーモニーと言う旅行会社に確認して分かったことなのですが、オンボードクレジットは通常、バルコニー付きのキャビンに宿泊するお客様のみに与えられるバウチャーなのだと言う。しかし今回は船会社(スタークルーズ)の都合により、アクエリアス(リブラよりもワンランク上?)からリブラに変更になったため、そのinconvenience(迷惑)料として、特別に該当のお客様に対して船会社がプレゼントしたものだとのことです。

そんなことはなにも聞かされてなかった我々としては、慌ててタダの土産物などの買い物をしてクレジットを使い切ったというわけなのですが、最初に言っといてくれればもっと効果的な使い方、例えばビールやワイン飲み放題のハチャメチャクルーズができて楽しかったのにと、文句のひとつも言いたかったのですが、ここは、ははぁ、そうでしたかと物分りの良い好々爺ぶりを発揮してしまいました。

さて、リブラはゆっくりとペナン港に近づいています。

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こうやって見るとペナンも結構な都会に見えますね。

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海は鏡のようで、マラッカ海峡の海っていつもこんなに静かなのでしょうか。そんな静かな海とペナン島をクルーズ最後の動画に撮ってみましたので是非ご覧下さい。



いかがでしたでしょうか、その1を書いてからちょっとエネルギーが切れてしまって、その2に進むのに時間がかかってしまいました。昨夜慌てて書き始めたところ、写真をアップしたところでまたもや無意識に公開保存してしまい、今朝そのことに気が付きました。

そんな半端な状態でご覧いただいた方もおられたでしょうが、大変申し訳ありませんでした。

以上で、タイランドのプーケットとクラビを巡る格安シップクルーズのドタバタ劇リポートを終わります。

ではまた。。





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今日は、格安ながらもお得感一杯で、意外に満足させられたスタークルーズ(その1)をリポートします。

先ずこれ↓を見て下さい。ペナン島を夕方5時に出航して約2時間半、マラッカ海峡の北、アンダマン海に沈む夕陽です。

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この↑水平線の彼方には遥かなるインド洋が、そしてその南には1年前に行方不明となったMH370が沈んでいるとされる茫洋たる南インド洋が広がっているのだと思うと、何かしら感慨深いものがあります。

船はスーパースター・リブラ、約42,000トン、マレーシアのスタークルーズ社(ゲンティン香港傘下)が運航している中型のクルーズ客船です。穏やかで波静かな海原をほとんど揺れもせず最初の寄港地(※正確には寄港地ではありません。プーケットタウンの沖合い停泊地です)に向け進んで行きます。

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実は今回(3/8~3/11)、私のマレー語のクラスメートを主軸に、計10名の参加者を募りタイのプーケットとクラビを巡る3泊4日の船の旅と小洒落てみたのです。もちろん、参加メンバーの貧富の差(私が最貧なのですが)を考慮して飛び切り格安のクルーズを狙ってみました。

昨年9月頃から眼を皿のようにして探しまくり、11月の始めにようやく見つけました。マレーシアンハーモニー社と言うKLの旅行会社が企画する格安のクルーズ旅行商品です。

ネット上のチラシによると、KLから出航地のペナン往復のバス代、プーケットとクラビでのショア・エクスカーション(オプショナルツアー)に、もちろんクルーズ間の全食事も全部込みでなんと驚きの50%オフです。

ところがチラシを良く読むと、この旅行を申込みできるのはマレーシア人または永住権保持者のみとなっています。おいおい、これもあれか?ブミプトラの関連か?まったくなんてことだ、、うーん、これは困った、、、だが、まてよ、MM2Hビザだって準永住ビザみたいなものだろう。よし、これはなんとかネゴってみようと、みんなで当の旅行社に押しかけました。

そして旅行社の担当者をみんなでしつこく口説きまくり、最終的には上司の方の大岡裁きによって、私たちの期待どおり、まぁいいでしょう、ということになったのです。

かくして、私たちの格安クルーズ旅行がスタートすることになるのですが、正直言って、この格安クルーズのこと、あまり期待はしていませんでした。たまたま今回参加メンバーの中には豪華な地中海クルーズなど経験豊かな方もいて、いろいろなお話も伺ったのですが、この格安クルーズは、主にリッチな欧米人を対象とするそんな豪華クルーズとは異なり、まったくのアジア人、マレーシア人向けのリーズナブルクルーズです。

日本人コミュニティで、過去に似たようなクルーズに参加したことがあると言う人のお話も事前にいろいろ聞きましたが、皆異口同音に散々なこき下ろしでした。

曰く、食事がほとんどローカル料理ばかりで不味かっただとか、大勢の子供が走り回ったりして騒いでうるさかっただとか、中華系・マレー系の客がほとんどでマナーが悪くてダメだったとか、特にスーパースター・リブラは良くないぞ、などと聞かされ、こりゃダメだ、やっぱり安かろう悪かろうでは期待できないなと諦めてました。

リブラはあんまり良くないと言うので、当初、そのワンランク上(と思われる)のアクエリアス(スーパースター・アクエリアス)を予約したのですが、これが直前になって、船会社の都合でリブラに変更になるという運の悪さ。。

いや、これじゃやっぱりダメだなと内心思ってました。

ところがところがですよ、乗船のチェックイン時、カウンターで日本語を話すお嬢さんから、嬉しいことにこんなセリフを聞いたのですよ。

「ニッポンの大切なお客様ですから、みなさまの乗船間、ワタシが特別にお世話させていただきます。」だとさ。。

我々一行、その時はその意味をあまり理解せずに乗船したのですが、実は我々ニッポン人グループはこの後いろいろな優先的取扱いを受けることとなり、正直言って、なんで?と不思議に思いつつもとてもいい気分なのでした。

えっ?日本人はみな英語ができないと思われているから、日本語を話す社員を通訳につけただけだろうって?いや、確かにそれもあると思うのですが、そればかりではないとも思うのですよ。

例えば、私たちニッポン人グループのキャビンには特別に日本茶が準備されていたり、浴衣のような室内着が特別に用意されていたり(他の同一グレードの部屋には、こんな特別サービスはなにもありませんでした)、なによりも下船時の費用清算や下船手続きなどがスィートルームなどのハイグレードのお客様と同じ特別待遇なのには少々戸惑いつつも、いやこれは有難いと思いましたね。

だって、その他一般のマレーシアの方たちの長蛇の列を横目にしながら、私たち日本人グループだけが待ち時間ゼロの専用カウンターですからね、いや、これは本当にありがたかったですよ。

そして、キャビンにしても、食事の内容にしても、船のいろんな施設にしても、噂で聞いたほど悪くない。っていうか、最近リノベーションしたのかどうかは知らないが、意外に新しくて綺麗、私だけかも知れませんがそう感じました。

さらに、今回は最後の最後に、結果としては嬉しい(?)サプライズがあったのですが、この件はその2でリポートすることにします。

これ↓は、クルーズ2日目の朝、東の方向、船の右舷から見る朝日です。

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↓リブラの朝のプールデッキです。

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↓船はまもなくプーケット沖到着のようです。みなさん上陸準備のためか、サンデッキにも誰もいません。

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↓3月9日(月)、クルーズ2日目12時30分、船はプ゜ーケット沖に到着し碇を下ろした模様です。。

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↓正面に見えるのがプーケットの町でしょうか。。

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↓スーパースター・リブラから見るプーケット島とリブラのサンデッキ、動画に撮ってみましたので是非ご覧下さい。



動画の最後のアナウンスにもありましたが、12時45分、ショア・エクスカーションのためのプーケット島上陸です。上陸は、各グループごとに下に見えてるようなテンダーボート(Tender Boat=上陸用連絡船)でジェッティ(船着場)に向かいます。

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さぁ、テンダーボートに乗り換えていよいよプーケット島に上陸です。

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大きなリブラもここまで離れると小さく見えますね。

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↓プーケットのジェッティ(船着場)に着きました。はるか彼方の水平線上にリブラが浮かんでいるのが見えています。

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↓これが噂のパトンビーチ(Patong Beach)ですか、おお、流石に砂浜も水も綺麗ですなぁ。。

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↓揺れるテンダーボート内から動画を撮って見ました。是非見て下さい。



しかし、プーケットの陽射しも強いです、日向にいるとじりじりと肌を焼かれる感じですが、木陰は意外に涼しく気持ちいい。さぁ、大型バスに乗り込んでツアー出発です。

ツアーは、格安旅行のためか、ショッピング立ち寄りが主。でもしょうがないです。なんせ旅行の値段が値段ですから。そんなショッピング立ち寄りのリポートは全部パスして、、これ↓は、プーケット上陸ツアーの最後の訪問先、プーケット島の最南端に位置するプロムティップ岬です。なぜかカップルや若い人たちで混み合ってました。そんな中、人混みを避けて日陰で寝そべる優しい眼をしたワンコが気になりました。

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夕陽がプロムティップ岬の丘を赤く染め初めています。その向こうには穏やかな入り江にたくさんの白いヨットが浮かんでいるのが見えます。なかなかロマンチックな場所とお見受けしました。なるほど若い人たちに人気があるのも頷けます。

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まもなく陽が水平線に沈もうとしています。沈む太陽に焦点を合わせると若い人たちのシルエットがロマンチックに浮かび上がります。

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夕陽を背にした大勢のシルエットが見事にきれいな絵になっています。

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陽も完全に沈みました。今日のツアーはこれで終了です。さあ、私たちもスーパースター・リブラに帰りましょう。

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テンダーボートから見上げるスーパースター・リブラです。こうやって見上げると流石にでかい船体ですね。

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そして遅い食事の後、私はまたしても誰もいない真夜中のサンデッキにやってきました。でもプールデッキではまだ生バンド演奏が続いています。

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おぉ、↓これはなんとも素敵な朧(おぼろ)月夜ではありませんか。早速三脚を固定して夜景の撮影に取り掛かりましたが、やはり船の振動と揺れのためかどうしても画像がブレてしまいます。

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↓これは、昨日からトップ画像に据えている写真です。月は満月ではないけれど、なんとも絵になる写真ではなかろうかと素人流に思っています。

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リブラのサンデッキをぐるりと一周してみました。

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時計を見るともうまもなく夜中の1時になります。だれもいない筈です。

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そんな夜のリブラとプーケットの海を動画に撮ってみました。



以上、今日は格安スタークルーズのその1をリポートしてみました。その2では3日目のクラビ上陸のこと、特にツアーで訪れたジャングルで出会った野性の少女たちのこと、食事やエンターテインメイントのこと、ディナーパーティのこと、そして最後のサプライズのことなどを綴ってみたいと思います。

ではまた。。