予定どおり、先日の月曜日(8月14日)、マレー人に本物のお鮨を喰わせてみました、いや、喰わせた、なんて言うのはおこがましいですね。訂正:マレー人に本物のお鮨を食べてみてもらいました、です。

事前のお話から、彼女たちの半数以上が【生魚嫌い→刺身&鮨嫌い→食べたくない→食べたことがない】ことが分かっていましたので、ここは一番、鮮度抜群で間違っても臭いなど微塵もしない、さらに癖がなくてマレー女子たちにも好まれそうなネタ(生魚)に絞り込んで用意しましたよ。

と言うことで、8月11日、飛び切りの新鮮地魚をゲットするため、いつものクアラ・スランゴールに車を走らせたのですが、その日は比較的時間もゆったりしてましたので、今まで話には聞いてはいたものの実際にはまだ行ったことがなかった場所、Bagan Pasirまで足を延ばしてみました。

結論から言うと、そこでは確かに漁船の水揚げを待ってその場での買い付けが可能なので、それができれば魚の鮮度ば文句なしなのですが、それぞれの所属の漁船の帰りがいつになるのか、また水揚げの種類がなんなのか、を客の我々が事前に知ることは容易なことではありません。

なので、ほとんどの客(KL方面からの客)は、そこ(魚卸店)に保冷ストックしてある魚を選んで買う羽目になるのですが、果たしてそれがいつ水揚げされた魚なのかが良く判らない。私が、そんな魚卸店(水産会社)のいくつかの保冷箱の魚の鮮度をチェックしたところ少々鮮度落ちしたものも混じっていたので、ここがベストと安易に他人には勧められないかなと思いましたね。

しかし客の到着と漁船の水揚げのタイミングが合えば、魚船からの直接買い付けと言う、理想的な買い方ができるわけで、私の新鮮地魚探しの有力オプションがまたひとつ増えたことに間違いはなさそうです。そして、魚卸店の方と懇意になって事前の電話問い合わせに応じてもらえればタイミングを計ることも可能になるかと考え、電話番号の交換をちゃっかりとしてきましたけどね・・・・



ここで、興味ある方たちのために、このBagan Pasirへの行き方などを紹介します。

出発点は、これまでも何度か書いているPasar Nelayan Sungai Yui(漁師市場)です。R-5を左に折れて漁師市場に至る道はJalan Araと言うのですが、Bagan PasirはこのJalan Araをさらに9Kmほど直進します。

↓漁師市場を過ぎて右にカーブすると、その先はおよそ9Kmの直線道路です。パーム椰子の林の中をひたすら真っすぐに走ります。

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それにしても碁盤の目のように良く整備された道路です。行き交う車も稀なのでとても楽なドライブです。

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やがて中華系の学校を過ぎるとまもなくT字路に突き当たりますが、そこはもうBagan Pasirの集落です。そのT字路を右に折れます。

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右に折れて150mほどのところに左に入る細い道があります。目印は↓この看板です。

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そこを左に入って直ぐ左側にシーフードレストランがありますが、それを過ぎた行き止まりの広場が目的地です。

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その行き止まりの空き地に車を止めて歩きます。

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それぞれの魚卸店(水産会社)には目立つ看板も掲げられていないので、どの建物がそれなのかいちいち覗いてみる必要がありますが、細い路地を歩いてみるとその先にはいくつものお店があるようです。

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店と言うか水産工場と言うべきかは分かりませんが、それらしき方に尋ねたところ、小売りもやってるよ、ということでしたので、お店と呼んでも良いのでしょうね。

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おっとこちらには何人かのお客さんが入っているようです。もっとも今日は平日なので、KL方面からの客はまばら。これがウィークエンドになるとかなりの客でどの店も賑わうのだと、お店の方のお話でした。

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お店の裏はどこもこのように専用のジェッティ(船着き場)に繋がっています。訪れた時はまだ引き潮の時間帯だったのでジェッティの川底が見えていましたが、どこにも夥しいゴミが散乱していてお世辞にも綺麗とは言えません。↓この写真は店の専用ジェッティから店を振り返ったところです。

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ジェッティの先を見るとこうです。ここはスンガイテンギ(Sungai Tengi=Tengi River)の河口部でその向こうには外海ならぬマラッカ海峡が見えています。

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働いていた若者に話を聞こうと話しかけましたが、一人はマレー語がからきしダメで、もちろん英語も×。もう一人は英語はだめだがマレー語がなんとかOKとのこと。いろいろと詳しい話をしたかったのだが即諦めました。

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そうこうしているうちに潮の高さも少し上がり、どこかの漁船が漁から帰って来たようです。慌てて船を追いかけ、その船が着いたジェッティに駆けつけました。

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既に船上では水揚げの準備をしている様子です。だがこの時点でジェッティの高さと船の高さはまだ3mほどもありましたので、どうやって魚を下すのか興味深々眺めていましたが、おぉ、なるほど大小さまざまな滑車はこんな時のためにあるのですね。

そして次から次に滑車を使って水揚げされる魚の籠を見ていましたが、残念ながらどれもこれも小さな魚ばっかり。中には海老やカニなども混じっていたけど、私がゲットしたい魚ではありません。

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近くに居た、店のスタッフだと言う若者たちに話を聞いたところ(今度はマレー語OK&英語ちょっとだけOK)、漁船によって出漁の時間帯も漁をする海域も異なるのだそうです。近くのマラッカ海峡から遠くはインド洋まで。そして半日で帰る船(日戻り漁)もあれば、数日も海に留まる船(沖合漁)もあるのだとか。。

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なるほど、だから船ごとに獲ってくる魚種も型も違う訳か。。すると今帰ってきた船はマラッカ海峡の日戻り漁なのかい?と尋ねたら、おっさん物分かりが早いな、と褒められたりして、いやぁ、それほどでもぉ、なんて照れたりしてね。(笑)

さらに彼らに、私が常々疑問に感じている、潮の満ち干と出港時間/帰港時間の関係を訪ねたところ、さすがに船が底につくほどの干潮帯には出入りはできないが、そこそこ潮が満ちていれば出港も帰港もできる。なので、夜に出漁して明け方に戻るという漁の基本原則は大きくは崩れないとのこと。ただ、中には朝暗いうちに出て午後に戻るという日戻り漁もあるので一概には言えないそうだ。

するとPasar Awam Pasir Penambangなどで、魚が早朝に到着するという店と、午後2時から3時頃に到着するという店があってちょっと困惑していたのだが、なるほどね、船や漁師によって異なるってことだ。必ずしも潮の高さじゃないってことか。。なるほどね。

ところで、ここに魚を買いに来る客は、水揚げ直後の新鮮魚を買いたい訳だが、比較的型の良い魚を獲ってくる船は、朝暗いうちに帰港するって言ってたよね。だとすると、この↓保冷箱に入っている魚は、水揚げから何時間ぐらい経過しているのかな?と聞いたら、なんと今朝は船が入ってないとの返。え?とするとこれはみんな昨日の水揚げかい?と畳み込んだら、ちょっと返事に窮してた。

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どおりでなぁ。。箱の中を見てみると、中には必ずしも鮮度十分でない魚も混じってるよ。

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その日はしばらくBagan Pasirの魚卸店と言うか水産会社を見て廻り、大体どこでも同様の感触を得、これはこれで成果があったのだが、私としては、誰よりも鮮度の良い魚をゲットしたい。したがって、船の水揚げを狙ってピンポイントでここに来たいのだ。しかし、問題は事前にそんな情報をどうやって取れば良いかだ。そこで、件の若者たちに相談したところ、なんと、朝電話くれれば水揚げがあったかどうかぐらいは教えてやるよ、なんて嬉しいことを言ってもらって、年甲斐もなくヘイコラヘイコラしながら電話番号交換してきたと言うわけです。



さぁ、その日はそう言うことで、Bagan Pasirでは魚は買わず、いつものPasar Awam Pasir Penambangのいつもの店で、いつものお兄ちゃんを揶揄いながらタイガープローン(車海老)、スズキ、イカンメラ、そしてバワル・マスの新鮮魚をゲット。

そして、それぞれをその日のうちに三枚に下ろし、冷蔵庫に寝かせて、いよいよ当日8月14日(月曜日)の朝を迎えたのです。

先ず寿司飯を作ります。やや硬く炊いた日本米(宮城ササニシキ)に、ハラル認証はないがアルコール添加のない寿司酢を加えて混ぜ合わせます。

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そして最初のネタは、前の晩に下拵えしておいたタイガープローン↓、大きくて身がぷりぷりしてていかにも美味しそうです。

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↓大ぶりのタイガープローン(Udang Harimau)10貫パック。

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次に見た目も淡いピンクで美しくかつ美味い、イカン・メラ↓を握ります。イカン・メラは言わずと知れた鯛系の魚。真鯛にも負けず劣らずの上品な味です。

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↓見た目が美しく上品なイカン・メラ(Merah)12貫パック。

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そしてお次はバワル・マス。これはバワル・エマスとも言うが日本名のコバンアジの近種で身質は硬くもなく柔らかくもないが適度に噛み応えがあり、たっぷり乗った脂が見事に美味いのです。

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↓脂が美味いバワル・マス(Bawal Mas)12貫パック

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そして最後は↓あっさり系スズキ(Siakap)12貫パックです。こいつの身質はイカン・メラやバワル・マスとは異なるあっさり系で誰もが好むと私は思っています。

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以上〆て計46貫を握り、それぞれをランチパックに入れてさぁ日マ食文化戦闘準備態勢の完了です。

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しかしですよ、このマレーシアで、朝早起きして懸命に鮨を握るこの私ですが、ふと我に返る時、オレはこのマレーシアに来て何をしてるのかと自問自答することもあるのです。この鮨は一体何なのだ、誰のための鮨なのだ。日マの食文化交流に貢献したいなんてカッコつけちゃってさ、結局、どうだ美味いだろう、と自慢したいだけなのさ。そして褒めてもらいたい、ただそれだけのことなのさ。これ、草葉の陰の我が母が見たらなんと言うだろうか。きっとなにバカやってるのって怒られるんだろうな。。

みなさんも、きっとなんと浅はかな奴、そしてなんと気の良い奴とお思いでしょう。いや実はこの私自身もそう感じているのです。でも・・言った以上はやらなきゃいかん、約束は守らなきゃいかん、それが男と言うものさ・・・・なんて訳の分からぬことを朝から口走る私なのです。フフフ(←自嘲気味の薄笑い)




さて、8月14日の月曜日。ここはDBP(国立マレー語及び図書研究所)13階にある一般図書部です。

私が約束どおり鮨と、その他これも約束していたMy Better Half製の苺大福を抱えてドアを開けると、なんと待ってましたとばかりに例のマレー女子軍団に取り囲まれてしまいました。

マレー女子(以下、マ女と略):ねぇ、スシとダイフク持ってきたんでしょう?じゃ今すぐ食べよう!

私:え? でもDr. Dが歯医者さんから帰るまで待っててって言われているんだけど、、、

マ女:なに言ってんのよぉ、、Dr.Dには少し残しておけば良いんだから、ささ、食べよっ!

大体、執務中に歯医者に行くDr.Dもどうかと思いますけどね、、なんて言っちゃって、、実はその昔私も公務員時代にはそんなことやってました。まったく公務員の世界はどの国も似たようなもんですね。。え、今は違うって?それは失礼しましたっ。。

と言うことで、いつの間にか鮨と苺大福の荷物も奪われて、ほぼ強制的に大部屋の一隅にある休憩&食事テーブルに連行された私です。時計をみるとまだ10時5分過ぎ。ええっ、もう食べるのかよ、と思ったが、彼女たちにしてみれば、これは普通のこと。だって、驚くことに毎日10時から11時はブランチタイムと言う正式日課なのですから。。

もちろんこの他にランチタイムも当然ある。月-木は1時から2時、金は12時から2時だ。こんな日課なので、私がいる時間帯(10時-4時)は、休憩&食事テーブル席にはいつも誰かが陣取って何か食べてる、、と言うイメージなのだ。

私が、鮨や大福のことについて説明しようと思う間もなく、皆、勝手に私の荷物を開いて早や食べ始めようとしてる。

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私:ちょ、ちょっと待ってよ、、

マ女:お、見た目、美味しそうじゃん。。早く食べようよ。

私:(やおら説明開始)えっと、、これがタイガープローンで、こっちがイカンメラで、、そして・・・・・・

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マ女:そんなの見りゃ分かるよ。。

私;それでこれがアルコール添加してないお醤油で、これがワサビ。。鮨はワサビを抜いているのでお好みでどうぞ。。

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マ女の数数えたら、その場には7人、後で加わったマ女がDr.Dを入れて5人だから、この鮨トライアルに参加したマ女は計12人だった。観察していると、うち1人は怖いもの見たさで最初は加わっていてこの写真↑にもばっちり写っているのだが、鮨食べなさいとみんなが勧めるものだからいつの間にか自席に逃げ帰ってしまってた。

なお、彼女には後程、私が改めてトライを勧めてみたが頑として首を縦には振らなかった。でもそれは12人のうちのたった1人だけ。後の11人は、ほとんどの人が生魚を食べるのは生まれて初めてと言いながらも口に入れてちゃんと食べたのだ。

ほら、こんな風に恐る恐る食べた。あ、でも真ん中のマ女はこれは特別ですね。日本食が大好きで大好きで堪らないというスペシャルマ女です。多分、この彼女1人で10貫以上は食べたかも。。

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でも黙って見ていたら、このように↓ネタの海老とシャリを切り離し、さらにはネタの海老を細かに分解したうえ、マレーのサンバルソースをかけて食べようとしているマ女もいた。

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11時過ぎてようやくDr.Dが歯医者から戻った。私がDr.Dのためにいろいろ準備してあげてたら、例のスペシャルマ女がまたやって来た。曰く、ねぇ、まだ残ってるなら食べてあげようか?だって。

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でもそんな風に美味しい美味しいと言っていくつものお鮨を食べてもらえば、私もとても嬉しい。

今日の鮨トライアル、男性の参加がただの1人もなかったことは残念だけど、参加のマ女は12人、うち、やっぱりダメが1人、食べてみたけどやっぱり好きになれない派が3人。残りのマ女は、Dr.Dを含み、すごく美味しい、または普通に美味しいと思う派が計8人と言う結果でした。

と言うことは、ざっと見てマレー人の約7割弱は鮨や刺身の生魚もOKと言うことですよね。もちろんサンプルが少な過ぎてこれをもって全体を語るのは危険すぎますが、マレー人に生魚の食習慣を植え付けることは不可能ではないと感じた今回のトライアルでした。

以上、今日はマレー人に本物の鮨を喰わせてみた、結果編をお送りしました。ではまた。。


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今日のブログタイトルは、マレー人に本物の刺身と鮨を喰わせてみる、ですが、実はこれ、今、私が本気で考えていることです。

私は現在、DBP(国立言語・図書研究所)で週2日のボランティアワークをさせてもらっていて、そのことは以前のブログにも書いたとおりです。

そしてようやく3ヶ月を過ぎた今では、最初の頃の借りてきた猫状態を脱し、職場の人たちの顔と名前が一致するようにもなって、与えられた仕事をしながら周りのマレー人たちといろいろ会話を楽しむ余裕も出てきた気がします。

マレーシアは、ご存知のようにマレー系民族が多数を占める多民族国家ですが、ここKLにおいては中華系やインド系の方も多くおられるし、それ以外の外国勢も良く目立つので、周りをマレー人だけに取り囲まれることなどは滅多にありません。

でもDBPは別世界です。研究所の研究ワークのせいなのか、政府組織だからなのか、ここは100%マレー人の世界なのです。右を見ても左を見ても、どこに行ってもマレー人しかいませんし、職場内の会話や書き物・読み物はすべてマレー語。それ以外の英語などは一切使われていません。もちろん、私にとってはそれが魅力であり必要なことなのですが、私のマレー語はまだまだ不完全な上、マレー人の仕事文化も何もかもがまったく初めてだったのです。

当然ながら、私がまったく理解できないことや、何度説明しても相手に首を傾げられこともしばしばで、そのたびに立往生したりして、自分だけが別世界に飛び込んだただ一人の異邦人(マレー人世界のただ一人の日本人)であることを痛感しています。

さらに私は若くない、どころか、かなり歳とってます。実年齢を言うと周囲から完全に浮いてしまうだろうし、そんなことにも非常な気遣いをしているのです。

しかし最近になってようやく周囲の早口マレー語が聞こえるようになったり、周りのマレー人たちに私のマレー語が理解されていると感じることも増えてきて、ちょっとは自己満足しています。

だけどそんな中、またまた私の悪い癖です。ちょっと嬉しくなったりすると直ぐ図に乗ると言うか、後先考えずに自分で自分の首を絞めるようなことを約束してしまう悪い癖なんです。

実は、先日職場のマレー人たちとDBPの食堂(Kantin=Canteen)でブランチしたのですが、その時の話題が、なんと和食、特にお寿司のことだったんです。

↓これはDBP食堂のナシ・クラブ(※) DBPの皆さんはこれを器用に全員が手で食べる。この日は私も、スプーンとフォークを使うのを途中で止めて手で食べた。まだまだ慣れなくてぽろぽろと指の間からご飯が零れてしまうがこれもひとつのチャレンジですね。

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※ナシ・クラブ(Nasi Kerabu)、通称ナシ・ビル(青ご飯)と呼ばれていて、食用の紫色の綺麗な花で着色されたクランタン州の伝統料理。実はこれ、意外に美味い。

こんなブランチしながらですが、刺身や寿司は大得意の話題なので、待ってましたとばかりに皆さん(マレー女子が多い)の中に割って入った私です。スマホの写真を見せながら、刺身のことや寿司のこと、特に寿司については、マレーシアのなんちゃって回転寿司と違って、生魚(なまざかな)をネタに使う本物のお鮨のことを得々と話したところ、テーブルの何人かのマレー女子が、え、生魚を食べるなんて、と一瞬嫌な顔をしたのを見逃しませんでした。

おいおい君たち、知らないのか、このオレは自他ともに認めるひねくれ団塊だぜぇ。そんな嫌な顔をされたらますます意欲が湧いてきてチャレンジしたくなるのだよ。生魚なんて臭くてヤダ、気持ち悪いなんて言ってるそこのキミたち、んじゃ、オレの作った本物の鮨を喰ってみろよ、ちっとも臭くなんかないぜ、つーか、一度喰ったら病みつきになると思うぜ、、、、なぁんて思わずホザイてしまったのだ。

すると、すかさず隣に座っていたS子が、えっ、Tさん、じゃお寿司作って持って来てくれるの?嬉しい!ワタシ、一度本物のお鮨食べてみたかったのよ。。なんて言う。さらにその向いに居た私の後見人のようなDr.DがS子に完全同調したお陰で、その場は俄かに私が作る本物の鮨の話になってしまったのだ。

ヤバイ、なんと無謀なことを言ってしまった、と後悔したが時既に遅し。その場は鮨ランチの話で盛り上がってしまい、生魚は絶対嫌だ、食べられない、なんて嫌な顔をしていた筈のマレー女子たちも、じゃ、私も本物にトライしてみようかななんて言ってる。。。おぉぉぉなんと言うことだ。。。

案の定、後に引けなくなってしまった私。そしてその場の結論、と言うか、圧倒的多数のマレー女子(8人中、男子は私を含み2人だけ)にまんまと嵌められてしまった気もしないでもないが、当日は、私が家で事前に鮨を握りランチパックに入れて人数分を持参する。それをみんなで試食ランチしてみて、そして食べられる代物だと分かったら、次は本物の鮨パーティやろう・・・だとぉ?

いやぁ、なんと言うことだ。またまた墓穴を掘ってしまった。だがしかし、考えてみればこれもチャレンジ、あれもチャレンジ。このひねくれ団塊、これまで日本人コミュニティでは幾度も地魚刺身パーティや鮨パーティをやっては喜ばれ、そして私もそれを嬉しく思っていたのだが、マレー人相手など到底無理と思ってた。

いや、マレー人だけでなく、中華系もインド系も一部を除いてはほとんどがノーだろうし、日本の伝統的生魚文化がこの国に根付くのはまだまだ遠い先のことだろうと、特に根拠はないがそう思ってた。いや、本当は今もまだそう思っているのだが、今度のDBPの鮨ランチの結果次第では、ちょっとは違う展望が見えてくるのかも知れないな、と考えるようにもなった。ひょっとしたら、それが延いては日本の伝統的和食文化の普及や和食産業の発展にも繋がるかも知れないと思うと悪い気はしないのだけどね。

結局、その鮨試食ランチは8月14日、今度の月曜日にやろうと言うことになったのだが、実は私には勝算がある。

いや、勝算などと大袈裟に言うほどのことでもないが、生魚は今まで一度も食べたことがないという、私のマレーの友人に、先週、地魚の刺身と鮨を食べさせてみたのだ。

実は先週水曜日に実施した日本人会のマレー語クラスの送別会でのことだ。そのパーティにマレー人の先生(実は私の友人)を呼び、地魚の刺身と地魚の鮨を食べさせたところ、真正直な彼は後ほど真正直に私の質問に答えてくれた。曰く、生魚を口にしたのは本当に初めてのこと。最初は恐る恐る口にした。刺身も鮨も臭いを嗅いでみたがなんの臭いもしなくて安心した。食べた感触はほぼ想像どおり。慣れてくれば美味いと感じると思う、だってさ。。  でしょう?ほおら見なさいよ。。

先週(8月2日)の日本人会マレー語クラスの送別会のために私が事前に容易した地魚刺身7種盛り↓は、コシナガマグロ、ヨコフエダイ、スズキ、バワルマス、コバンアジ、マルヒラアジの刺身、それにヨコシマサワラの昆布締めだ。

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↑当日は、この7種盛りの他、新鮮スマガツオの刺身大盛り皿に新鮮地魚をネタにした鮨も加えて、参加した皆さんには大いに喜ばれ、私も楽しく嬉しかったのだ。

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↑最近嵌っている新鮮地魚ネタの握り鮨(自宅での鮨パーティのひとコマ)

さらに、試験的に始めてマレー人に生魚を食べさせてみた。今回は特に美味との評価は貰えなかったようだが、私はそれは生魚に慣れていないせいだろうとみている。それで良い、それで良いのだ。

生魚は決して食べられないという大抵のマレー人は、生魚は全部臭いと思っているのだろう。そりゃそうだ、こちらのスーパーの魚売り場や魚市場もどこも大変生臭いし、そんな生臭い場所で売ってる魚も実際生臭い。もちろん鮮度が悪いせいなのだが、獲れたての新鮮魚や鮮度管理が適切な市場などに並ぶ魚はなんの臭いも発しないと言うことを知らないのだ。

要するにほとんどのマレー人の生魚食べられない病はすべて彼らの思い込みによるものなのだ、と私は考えている。だがしかし、この思い込みを払拭させるのは並大抵のことではないだろう。

だからこそ、ほんの少数でもいい、生魚食べられない病のマレー人に、新鮮地魚の刺身や鮨を実際に喰わせてみて、うん、これなら食べられる、そして美味いと言わせてみたいのだ。

この南国マレーシアで、新鮮地魚を探し求め、自分で捌いて刺身で食したり鮨を握って自分で喰らう。これも立派なチャレンジと思うがこれはほぼ終わりが見えてきた。

次なるステップは、自分で喰らうだけでなく、その情報を多くの人に公開し、求められれば案内も教えもすることだ。もちろん、安全・安心に対する徹底した注意も、ムスリムの方たちに対するハラルの考慮も不可欠だ。しかし今まで誰にもできなかったことがホンの僅かでもできれば痛快ではないか。これぞひねくれのひねくれたる所以なのだ。(笑)

なーんちゃって、、、、いよいよ私のマレーシアライフも佳境に入って来たのかなと感じている、そんな今日この頃ですね。
ではまた。。



一昨日(7/29)のことです。不肖、このひねくれ団塊主催の第4回魚市場買出しツアーの帰り道、突然鳴り出した携帯電話に出たところ、サウジの友人モハメドの声、"イマドコイル?アトナンプンデツク?"だと。。

私:えっ、どういう意味だよ?オレ、今、クアラスランゴールだけど。。

モハメド:な、なにぃぃぃ、クアラスランゴールだとぉぉ。今日のクラスはサボるのか、なんでサボるんだよ、まさか忘れてたんじゃあるまいな?

私:ちょ、ちょっと待ってよ、モハメド!今日は、国王誕生日でナショナルホリディだから、YMCAのクラスはない筈だけど。。

モハメド:なにバカ言ってんだよ。国王誕生日は9月に変わったってこと知らないのか?

私:え、えーっ?そんなぁぁ、また変わったのか?最初は6月3日だったのが変わって今日(7/29)になったんじゃないか。。なんで国王誕生日がそんなに変わるんだよ?

モハメド:そんなことオレが知るか。。とにかく今日のクラスはいつも通りなんだよ。みんな来てるぜ。来てないのは誰かさんだけだぞ。

私:オー、ノー、なんてことだ。いゃ分かった。とにかく俺のミスだ。Cikgu Rusmanやクラスのみんなによろしく言ってくれ。バーィ。。



と、まぁ、こんな顛末だったのですが、要するに、一昨日、7月29日の土曜日は、以前、確か4月だったか、首相府発表が新聞に大々的に載り、新国王(昨年12月に即位された第15代国王ムハンマド5世のこと)の誕生日がそれまでの6月第一土曜から7月最終土曜に変更されたのです。

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その変更理由は、今年も来年もそして再来年も6月の第一土曜はラマダン月に当たるからだそうで、なるほどそれなら変更も納得と思ってました。国王誕生日はもちろん、日本の天皇誕生日と同様、国民の祝日、つまりナショナルホリディですから、国民の関心も高いのです。

ところが、その国王誕生日がまたまた変更になったと言うのです。こんなこと、日本ではあり得ませんよね。大体マレーシアの今の国王の真の誕生日は10月6日だそうですので、当初定められた6月第一土曜も、その次の7月最終土曜も、今回新たに定められた9月9日も国王誕生日の当日ではありません。

まぁ、カレンダー上の国王誕生日とは、国王誕生をお祝いする祭日と解するのが筋だろうから、このことに特に不思議はないのですが、なぜ何度も変更するのか、、ですよ。

土台、私はこの度の変更(7/29→9/9)を知らなかったのだから、今頃偉そうなことは言えないのだけど、私が使っているオンラインカレンダーだってまだそのままだし、、、そう言えば、YMCAのロズマン先生だって7月29日のクラスはないからって、ずっと前に言って、あれ以来訂正が全然なかったじゃないか。。。

改めて今回の国王誕生日の変更に関する記事をグーグってみると、The Sunとか、Starとか、NSTなどのメインストリームメディアには確かに載ってる。7月13日付けの記事だが、でもなぜか扱いが小さい。内容は、これ多分首相府発表同文なんだろうけど、ほんの2、3行だけで変更理由の説明も何もなし。ただ、次のように変更する、と。それだけ。。

国王誕生日変更に関する首相府のプレスステートメント↓

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↑ステートメントには、"政府は第15代国王ムハンマド5世の本年の公式誕生日を7月29日から9月9日に変更することに同意した"とだけあり、その理由にはまったく言及されていない。

なるほど、こんなんじゃあ、言い訳するようだけど、私がこの記事を見過ごしたことも頷ける。毎日会社勤めをしていてカレンダーに敏感な人たちならともかく、私のように毎日が日曜日のような人々には果たしてきちんと伝わったのだろうか・・

さらに・・・・、ちょ、ちょっと待てよ、なんで変更の理由説明がないんだ?

不思議に思い、またまたそんな角度でグーグってみると・・・・・・

そしたら、出るわ出るわ。。やはりこのことに不思議を感じている人は少なくないようだ。そしていろんなことを言っている人たちがいる。

"何度も変わる国王誕生日。もうこの国では何も怖いものはない。国王誕生日さえも自分たちの都合でいかようにも変えられるのだからね・・・"

9月か・・・・でも待てよ、9月ってこの他にもいろいろあるよな。9月1日のハリラヤ・ハジ、16日はマレーシアデーだし、21日はイスラム歴の新年だよ。で、今回の国王誕生日を9日に持ってくると、9月だけで4回も国民の休日がある。

国王誕生祭って、確か大々的な軍事パレードがあるんだよね。となると、8月31日の独立記念日に始まり、9日の国王誕生日、そして16日のマレーシアデーとほぼ毎週パレードをやることになる。軍隊だけじゃないよ、一般市民もたくさん駆り出されるからね。とにかく忙しくなるんだろうな。

でも、これって???

そこでまたまたグーグって見た・・・・・

あ、あった。FMT(Free Malaysia Today)の7月12日付け記事に、PH Sabah Youth to hold 1MDB campaign in Septemberとある。これによると、The expedition will take place in the interior, east and west coasts of the state.つまり、PH(パカタン・ハラパン= 野党連合)のサバ州青年事務局長が9月に同州にて、全野党の青年支部を総動員して1MDB問題に関する一大キャンペーンを行う旨の記者発表を行ったと言うのだ。

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そしてこれは、PKR(人民公正党)党首のDr Wan Azizah氏(現在服役中のアンワル元副首相の妻)が、次期総選挙を睨み、現政権の最大恥部である1MDBスキャンダルに関する国民周知キャンペーンを、9月までの期間に全国規模で実施して、9月には街頭デモまで行うと、6月末に記者発表しているがそれに呼応するものだという、記事だ。

サバ州と言えば、与野党の双方にとって、次期総選挙のカギを握る最重要州と言われている。

偶然の一致かどうかは知らぬが、国王誕生日を7月から9月に変更するとの首相府発表は7月13日、 FMTに上記の記事が掲載された翌日のことだ。

このこと及び今回の国王誕生日変更に関する一切の理由説明がないことなどから、ローヤットネットなどのネット掲示板上では、現政権に対する懐疑的な意見や穿った見方が多数みられるが、これは致し方のないことだろう。



閑話休題。いずれにしても、私は、大切なYMCAのマレー語クラス、3時間をミスってしまった。痛恨の極みだ。

たいしたことじゃないではないかと思うなかれ。マレー語学習は私にとっての最重要事項なのだ。もう4年以上も学んでいるが満足レベルにはまだ程遠い。最近、DBP(Dewan Bahasa dan Pustaka= 国立マレー語及び図書研究所)で週2日のボランティア勤務をやったりして完全なマレー語オンリィの世界に身を浸しているのももちろんそのためだ。

で、そんなに大切なYMCAのマレー語クラスをミスって何をしていたのかと言うと、これは私の現在のマレーシアライフでマレー語の次にプライオリティを置いている魚に関するアクティビティだ。

これは知る人ぞ知る。知らない人はまったく知らないだろうが(笑)、既に趣味の範囲を脱したかも知れない、なんてことはないけれど、この年でマレーシアの魚にぞっこん惚れぬいている。これは本当だ、アハハ。

その日は、不肖このひねくれ団塊が企画・主催するマレーシア新鮮魚市場買出しツアーの催行日だったのだ。もちろん、この日が国王誕生日でナショナルホリディと知った上で企画したのだ。

既に公式には第4回、非公式を含めると第6回にもなるこの魚市場ツアーは、私のためにもなるし、そして参加して下さる皆さんのためにもなる、だろうと私は思っている。

新鮮地魚を刺身で喰らいたくて始めたマレーシア魚市場行脚、試して食して早や4年半。今ではあちこちの魚市場に知り合いもでき、多くの魚くんたちともトモダチになれたかも、と思ってる。そんなことから本ブログでは魚市場辞典なども書き始めているし、ブログで参加者を募っては市場買出しツアーまで初めてみた。今のところ、これがなかなか好評で、参加のみなさんからは大変感謝されている、と私は思ってる。

さらにさらに、先日は初めて魚の捌き方講習会をもやってみた。これも好評を博した、気がする。感謝されついでに、乗りに乗って目の前で握る鮨パーティまでやってみた。

↓7月29日の魚市場ツアーに引き続き、KLCCのとある豪華コンドミニアムにて開いた「魚捌き方講習」の後のお楽しみ「刺身&鮨パーティ」の様子

刺身パーティ01

自分で言うのも何なんだが、こいつは旨い、堪らなく旨い。海っ端の漁師市場で買い求めた新鮮地魚をその日のうちに捌いてネタに切り、その場で握って鮨を喰らう。まさか、この南国マレーシアでこんなことができるとは夢にも見なかった。でも嬉しい、そして目一杯楽しいのだ。

もうここまでくると、奇人・変人の仲間入りかも知れん、なんて人知れずちょっとは悩んでもいる(これはウソ)のだが、残り少ない私のライフ、思いっきり自由に楽しく使い切ろうと思っている今日この頃なのだ。



何を言いたいのか、何が書きたいのか分からず仕舞いのような記事になってしまいました。実際とても忙しい日が続いていて、正直言って少々疲れているのかも知れません。大いに気にはしているものの、物理的な体力と時間に追われてブログを書くことが疎かになっていますが、なにとぞご理解の上今後とも変わらぬご愛顧のほどお願いいたします。

ではまた。。




本年1月28日付けの本ブログでも紹介したマレーシア初のMRT(Mass Rapid Transit=大量高速輸送鉄道)SBKラインが一昨日(2017年7月17日)全線開業しました。

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第1期工事は昨年12月に完成し、スンガイブロー(Sungai Bloh)駅とスマンタン(Semantan)駅間が一部開業していたのですが、今回残りの第2期工事が予定どおりに終了、晴れて全線開業となったわけです。

SBKラインはKL北西部のスンガイブロー(Sungai Bloh)駅からKL中心部の地下をとおり南西部のカジャン(Kajang)駅を結ぶ全長51kmの高架鉄道(一部地下鉄)ですが、全31駅(うち24駅が高架、7駅は地下)で構成され、主要駅ではKTMコミューター、KTMインターシティ、KLIAエクスプレス、KLIAトランジット、LRT各線及びKLモノレールとの乗り継ぎができるなど、利用者にとっては魅力満載の画期的なマレーシア初のMRTです。

もちろん、それはそれで素晴らしいことであり、乗り物大好き人間の私としては、一日も早く乗ってみたくて今もうずうずしています。

でも最近読んだ当地の新聞に、またしてもうんざりすると言うか、辟易するような記事を見い出し、私の浮き浮きした気分が消沈してしまいそうです。

それは、例の、与党(UMNO)随一のApple Polisher(ゴマすり男)で有名なSalleh通信・マルチメディア大臣の発言内容です。

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なんと、Salleh大臣によれば、今回のMRTは「ナジブ首相からマレーシア国民への贈り物」なのだそう。さらに「MRTは、現政権が国民福利第一主義であることの証左であり、優れた統治能力の結果なのだ」と宣うたそうな。

読んで直ぐに私は「これは異なことを」と思いました。今回のMRTは、当然ですが、国民の税金で建設した国の交通インフラであって、ナジブ首相のポケットマネーなどて造ったものではない。国が国民福利を第一に考えるのは当然の責務だし、今回のMRTの開業の唯一が現政権の統治能力の高さを示すことにはならない、と感じたのですが、やはり世の中にはこんなことに敏感に反応する人たちも少なくないわけで、当該記事のコメント欄には即座にネガティブコメントが山のように積みあがっていました。

しかし彼は、本当の意味でのApple Polisherだと思いますね。もともとは、リンゴが大好きな先生に気に入られようとリンゴをピカピカに磨く生徒のことを指して、媚びを売るとかゴマをするの意になったのだそうですが、Salleh大臣のこれまでをみると、窮地にあるナジブ首相の気持ちを忖度(そんたく)したかの言動が突出して多く、おいおい、なぜにそんなに媚びを売るのかよと言いたくもなります。

もっとも、彼にとっては忖度以前の問題で、一人こけたら皆こける、芋づる式のスンガイブロー(刑務所)送りは毛頭御免の心境なのかも知れないが、見ていて必死の様子が感じとれるだけに悲哀そのもののような気もします。



ところで「忖度」と言えば、祖国日本のニュースで気になる最近話題のワードです。

私は、ここKLの自宅でほとんど毎日のように関連のニュース番組や報道テレビ番組、それにワイドショー的番組なども見たり聞いたりしているのですが、最近はどうも腑に落ちないことばかりで、マレーシアのメインストリームメディアのニュース同様、苦々しいと言うか、辟易する気持ちで一杯です。

今日は、こんな私の最近の気付きと思いを少々吐露させてもらってもいいですか?

もっともこんなマイナーなブログで私が何を吐露しようとしまいと、大勢に影響することは微塵もない筈なので、別に断る必要もないのでしょうが・・

昨日読んだニュース記事に「安倍晋三首相は18日午前に開かれた自民党役員会で、学校法人加計学園の獣医学部新設計画に関する衆院予算委員会の集中審議に出席する意向を重ねて明らかにした。その上で、しっかりと説明を行う考えだ。国民の信頼回復に向けて努力を積み重ねていきたい、と強調した」とありました。

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これは、野党やマスコミなどがこぞって安倍首相本人の説明なしには国民が納得しないと連呼し、そしてその成果と言うか、特にマスコミの、安倍下ろし的な大合唱が茶の間の世論を誘導し、東京都議選での自民党の惨敗や今回の内閣支持率の急激な低下を招いた結果を捉えてのことでもあるのでしょう。

だがしかし、私は、この加計学園問題に関しては、当初から、何が問題なのだろうかと、冷めた眼で見てました。

ことは、地方創生にも繋がる規制緩和のことであり、国家戦略特区をもって岩盤規制にドリルで穴を開けるとの安倍首相及び内閣府の強い政治主導の成果なのだろうと思います。ところが安倍首相の意向で動く内閣府に力で押し切られた文科省側は、日本獣医師会や既設の大学側の既得権益を擁護する代償としての組織的な天下りシステムに風穴を開けられた意趣返しとして、前文科事務次官が怪しげな文書を反政府メディアにリーク、瞬く間に茶の間の話題になったのだと、私は見ています。

森友学園問題と言い、この加計学園問題と言い、国会では貴重な時間を費やして何を議論しているのだろうと思ってました。もっと他にやることがあるだろうと思ってました。

現下の日本を取り巻く国際情勢、とりわけアジア太平洋地域における安全保障環境はこれまでになく厳しさを増しかつ流動的です。特に北朝鮮の核、ICBMなどの脅威や中国による尖閣諸島などへの実力行使を伴う主権の常続的な主張は我が国にとっては重大かつ差し迫ったものであるはずです。

昨日は、ついに中国公船が青森沖の津軽海峡で領海に初侵入し、これまでの尖閣諸島海域での動きもさらに活発化しています。

もちろんこの他にも課題や不安定要因は山ほどもあり、経済問題しかりです。

以前、テレビの報道番組で、中国が攻めてくるなんて妄想だと明言し、その後の都知事選で落選し馬脚を現した元テレビキャスターがいましたが、今や中国の脅威も北朝鮮の脅威も肌で感じられるほど身近で現実のものとなっているし、さらには世界中を震撼させている残虐なテロリズムもある。

一刻も早く手を打たなければ、我が国の国民の安全と国土や財産を守れないと言う安倍晋三首相の思いは痛いほど良く分かります。それを捉えて、戦争法案だとか共謀罪だとか明らかなレッテル張りに終始し、「何が何でも戦争できる国にしたい安倍は悪だ」
「政治の私物化絶対反対」「安倍は辞めろ」などの汚い言葉でデモる人たちを擁護し、当然だと言わんばかりの報道に明け暮れる朝日や毎日新聞や多くのテレビ番組を見るたびに、その際立った偏向振りには違和感どころか怒りさえ覚えます。

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今回の加計学園問題でも、私は、前愛媛県知事の加戸守行氏の閉会中審査証言の全文を読み、なるほどこれが真実なのだろうと確信しましたが、驚いたことに、朝日や毎日はこの加戸守行氏の証言をほとんど記事にはしていない。これが報道しない自由だとすれば、どこの国の誰を慮った新聞社なのだろうと改めて強い憤りを感じてしまいます。

確かに、国会答弁が二転三転したりした政府・与党側の対応にも問題はあったのだろうと思います。だがしかし、政治主導を強固に進める安倍首相の思いを、部下が忖度して何が悪いのであろうか。

忖度とは部下が上司の思いを推し量り汲み取ることなのだろうと思うが、窮地に立つマレーシア首相の気持ちを推し量り、国民が欲する真実をひた隠しに隠す印象操作のSalleh大臣ならいざ知らず、普通一般の社会においては、褒められることはあっても責められることではない筈だ。ボスの気持ちを忖度しない部下なんてあり得ない、少なくとも私はそう思います。



関与と忖度について

問題は首相の関与があったかないかだ、と追及する野党やメディアだが、関与とはそのことに関わり合いを持ち携わることだろう。とすれば、規制緩和を自身の経済政策の目玉とする首相にしてみれば、ことに関与しない訳がないではないか。ただ、そこに違法性があったかないかであるが、加計学園の理事長と親しい友人関係にあるにしても、それを理由に筋を曲げたりごり押ししたなどの証拠がなにも出てこないのだから、ここはなんにも問題がないはずだ。

後の前愛媛県知事の閉会中審査証言で、別に加計ありきではなかったことが明らかになったのだが、それを報じない朝日や毎日などのメディアは極めて質が悪い。

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忖度だって同じようなもの。

忖度は、される側にはなんの瑕疵もないはずだ。衆院予算委員会の集中審議に出席し国民に丁寧に説明するとした安倍首相だが、野党は忖度された側に聞いて何になる、忖度したほうが説明すべきことだろうと私は思うのだが、こんなところにも安倍首相と言う国のトップリーダーの誠実さと責任感を国民は感じるべきとも思う。



今や、マレーシアでもどこでも日本の安倍晋三首相を知らぬものはいない。それほど知名度があり、存在感もあるのだ。おそらく歴代の我が国首相のなかではトップだろうと思う。マレーシアのナジブ首相の名も有名だが、それはコラプションと言うあってはならぬネガティブな世界での話だ。

そりゃ、政権を担当し4、5年も経つと、あちこちから早く辞めろとの声が出るのは仕方のないことだろう。野党だけでなく、身内の自民党内でさえ、虎視眈々の先生方が大勢おられるだろうし、これを抑えるにはよほどの覚悟と自信と成果がないと無理なのだろう。

私が普段から危惧していることだが、インターネットの世界の情報は白も黒も一緒くたに混在し、何が嘘なのか何が真実なのかを見極めることが極めて難しい。私は今まではこれを玉石混淆とポジティブに呼んでいたのだが、ここにきて、犯罪の温床にもなりうる危険な世界だとの認識を持つに至った。

SNSやウェブサイトの情報は、誰もが自由に発信できる。意図的にフェイクな情報を垂れ流す輩もいるだろうし、もちろんまともで正しい情報も山ほどある。問題は、それをコントロールできないことだ。と、書くと、表現の自由を脅かそうとするのかと言われそうだが、中国などは独裁政権故にそれを堂々やっているせいで、未だ彼の国の独裁政権は健在だ。

いや私は何もネットやSNS上の表現の自由を侵そうと言うのではない。そうではなくて、そんな虚偽混淆の情報を正しく見極める術を身に着けるべきと言いたいのだ。

今ネット検索すると、安倍憎し、の文言が山ほどヒットする。そのことが最新の世論調査の内閣支持率にも表れているのであろうが、私はこれは反政府と言うか反安倍政権と言うか、はたまた反日と言うべきなのかは知らず、そんな悪質メディアのなりふり構わぬ偏向報道に拠るものだと信じて止まない。

私の周囲には、安倍政権に批判的な方たちも少なからずおられるようだが、ならばその方たちに問いたい。しからば誰がこの国を率いれば良いのか、安倍政権がこのまま続くと日本は大変な国になる、とも仰る方たちがおられるが、その方たちに問いたい。しからばいかにすれば眼前に山積する諸問題を解決できるのか。具体策はなにか、と。

私は思う、現状における問題を正しく認識しさえすれば、余人をもって代えがたいのではないかと。。ただ、現状を正しく認識できなければ問題も見えて来ない。要は、正しい情報をいかにして得るかだと。。



安倍首相、肺がん末期、余命3か月!

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先月、こんな記事をネットで読んで、大変驚きました。しかもユーチューブなどにもゴマンとある。なんだって?と私は驚き、次から次と記事を読み漁りましたが、読み終えて、思ったことは、こりゃ典型的なフェイク情報じゃないか。どうやら情報の出所は、板垣英憲と言う名の元毎日新聞記者らしい。

しかし、げに恐ろしきはネットやSNS情報だと思います。一個人が発信した真偽不明の情報がまたたくまに世界を駆け巡る。嘘も百回言えば真実になるとばかりに意図的にフェイク情報を垂れ流す。まさに情報戦の様相です。

この怪情報は未だに削除もされずにネット上を席巻しているので、私なども、あるいはと少々不安になったのですが、昨日、政治評論家の森田実氏の記事を目にして安堵しました。やっぱり、板垣情報はフェイクだったのだ。

しかし思いますね。いくら表現の自由と言ってもこれは酷すぎる。もし首相が本当に余命3か月の重病としたら、それは大変なことだ。こんなフェイクは首相本人を貶めるだけでなく、国民の不安をいたずらに煽る、いや不安に陥れる詐欺的行為じゃないかと思うのは私だけでしょうか。

もしこれがマレーシアなら、とっくに逮捕拘留、即刻裁判で有罪間違いなしですね。



とにかく、今私が住むマレーシアも祖国日本も、何かがおかしい。マレーシアの現政権は国民の知る権利などどこ吹く風。これだけ長い間、国内外の轟々たる非難にさらされてもなおダンマリを決め込み、まるで何事もなかったかのように振る舞うナジブ首相とその取り巻き立ち。一方の日本では、政権担当力もない野党と反日メディアがタグを組み、連日安倍下ろしに躍起。あろうことか、そんなメディアは報道しない自由をテコに世論を完全ミスリード。結果としての内閣支持率低下にはしゃぐ低劣な彼らを見るにつけ、はて、どちらの国の国民がより幸せなのかと疑問に思う。

だがしかし、どちらの国にも良識ある政治家も良識ある国民もいる。このマレーシアで、歴史的な汚職犯罪塗れのナジブ政権を打倒しなければ、この国の未来はないとの一心からまもなく92歳になろうとする老齢をおして立ち上がり、ここにきてようやく野党連合をまとめ上げた感のある、マハティール元マレーシア首相。

そしてわが祖国日本においては、良識と信念の政治家安倍晋三がその人だ。もちろん、人間誰しも完全ではない。マハティール氏も安倍氏もいろいろな紆余曲折があっただろうし、これからもあることだろう。しかし、余人をもって代え難いと私は思う。両人には、あと少し頑張ってもらいたいと願わずにはいられない。



以上、今日は最近の私の気付きを書いてみましたが、内容のすべては私個人の気付きです。こんな私の気付きや思いに違和感を持たれた方がもしおられたとしても私はそれを是とします。万人には万人の思いがあり異なる意見もあって当然です。だがしかし、私は自分の信念を曲げるつもりもなければ、他の意見をお持ちの方と議論しようとも思いません。(ひねくれ団塊を自称する所以です)

なので、そのような類のコメントは不要ですし、もしポストされたとしても即削除させていただきますのでご了解ください。

ではまた。。



新鮮魚市場買出しツアー参加ご希望の皆様へ


既にお名前とメールアドレスが判明している方々には先ほどBCCメールにてお知らせ致しましたが、次回の魚市場買出しツアーを次のとおり計画しています。



日時 2017年7月23日(日) 09:00~15:00

行先 クアラスランゴール公設市場、スンガイユ漁師市場他

参加者の集合場所  McDonald's Plaza Mont Kiara
詳細はこちら→McDonald's Plaza Mont Kiara

集合時間 08:50 厳守

その他 

①当日の参加人数に応じ、適宜の車両分乗にて行動したいと考えています。

②乗車区分などは集合時に相談の上決めさせていただきます。

③Plaza Mont Kiaraの地下駐車場は、日曜・休日はRM2で終日駐車できます。

④ツアー参加費は無料ですが、他の方の車に同乗される方は、高速道路代、燃料代などの実費をご負担いただきます。

⑤当日の昼食は現地シーフードレストランを予定しています。

⑥参加人数が多くなる場合は、次週7月29日にも実施するつもりでいますので、その場合は個別に相談致します。

    


以上ですが、参加ご希望の方は、本記事のコメント欄((Secret扱いで構いません)または記事左欄のBlogmailからお名前、メールアドレス、参加人数などをお知らせください。もちろん今回新たに参加をご希望される方も大歓迎です。ただし、参加人数によってはツアー日を別途調整させていただくこともありますのであらかじめご了解ください。

今日は臨時のお知らせと言うことで、次回新鮮魚市場買出しツアーのご案内をさせていただきました。

ではまた。。